Spotify

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Spotify(スポティファイ)とは、音楽ストリーミング配信サービス2013年現在、2000万人を超えるユーザーをかかえる世界最大手[1]

概要[編集]

2006年夏にスウェーデンで創業され、2008年10月にサービスを開始。操業から1年半でヨーロッパで800万人を超える顧客を獲得し、2011年にはアメリカに進出。2012年現在、本拠を置くイギリスやドイツ、フランスなどヨーロッパ12カ国とアメリカの計13カ国でサービスを展開している[2]

4大レコードレーベルソニー・ミュージックエンタテインメントEMIワーナー・ミュージック・グループユニバーサルミュージック、および独立系のマーリン・ネットワーク英語版オーチャード英語版コスモス・ミュージック・グループ英語版と契約を結び、合法的な音楽配信ビジネスを行なっている。

2011年時点のサービスには、2種類の月額制と広告付きの無料のものがあり、ユーザーは1500万を超える楽曲をクラウド経由で聴いたり、専用のアプリをインストールすることでデジタルオーディオプレーヤースマートフォンに保存したりすることができる[3]Facebookとの連携も行なっており[4]、配信にはP2P技術を利用している[5]

2013年現在、Spotifyは年間10億ドル(約1000億円)以上の収益をあげており、そこからアーティストへのロイヤルティとして5億ドル(約513億円)を支払っている[6]。また、経営理念として海賊版の撲滅を掲げており、不法なファイル共有より優れたサービスの構築によって、発足から5年間で海賊版を使用するユーザーを著しく減少させたとしている。

批判[編集]

従来のCDによる音楽販売や、先行する音楽配信サービスであるiTunesのビジネスモデルを脅かすサービスとして注目を集めている。一方で、Spotifyをはじめとする定額配信サービスの普及はアーティストの収入低下につながることが懸念されており[7]、アメリカの人気ロックバンドであるメタリカはスポティファイに楽曲を提供してからアルバムの売上が35パーセント落ちたとしてしている[8]トム・ヨークもソロ作品とアトムス・フォー・ピースの作品をスポティファイから引き上げており、「このシステムでは弱小レーベルや新人アーティストに十分な報酬が入らない」と批判している[9]。ほかにもザ・ビートルズAC/DCレッド・ツェッペリンキング・クリムゾンなどがまだスポティファイのストリーミング・サービスへの音源提供を拒んでいる[9]

サービス対象地域[編集]

Spotifyのサービスを利用できる国および地域は、以下のとおり[10]

アンドラの旗 アンドラ
オーストラリアの旗 オーストラリア
オーストリアの旗 オーストリア
ベルギーの旗 ベルギー(オランダ語)(フランス語)
デンマークの旗 デンマーク
エストニアの旗 エストニア
フィンランドの旗 フィンランド
フランスの旗 フランス
ドイツの旗 ドイツ
香港の旗 香港(中国語)(英語)
アイスランドの旗 アイスランド
アイルランドの旗 アイルランド
イタリアの旗 イタリア
ラトビアの旗 ラトビア
リヒテンシュタインの旗 リヒテンシュタイン
リトアニアの旗 リトアニア
ルクセンブルクの旗 ルクセンブルク(フランス語)(ドイツ語)
マレーシアの旗 マレーシア(英語)
メキシコの旗 メキシコ
モナコの旗 モナコ
オランダの旗 オランダ
ニュージーランドの旗 ニュージーランド
ノルウェーの旗 ノルウェー
ポーランドの旗 ポーランド
ポルトガルの旗 ポルトガル
シンガポールの旗 シンガポール(英語)
スペインの旗 スペイン
スウェーデンの旗 スウェーデン
スイスの旗 スイス(フランス語)(ドイツ語)
台湾の旗 台湾(中国語)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
イギリスの旗 イギリス

関連項目[編集]

脚注[編集]

リンク[編集]