「Lemon 」(レモン)は、2018年 3月14日 にソニー・ミュージックレコーズ からリリースされた米津玄師 のメジャー8枚目のシングルである。CDリリースに先立ち、同年2月12日に配信が開始された。
前作「ピースサイン 」以来約9か月ぶりのシングルである。4thアルバム『BOOTLEG』の発売以降、また2018年の第1弾シングルである。
表題曲の「Lemon 」はTBSテレビドラマ『アンナチュラル 』の主題歌として書き下ろされた。米津にとってドラマ主題歌を担当するのは初である[1] 。
初回限定盤の2種類(Lemon盤・DVD盤)と通常盤の合計3形態がリリースされた。通常盤はCDのみ。Lemon盤にはレターセット、DVD盤にはMVとライブ映像を収録したDVDがそれぞれ特典として付属する[2] 。全形態の初回盤には、共通して特典として10月27日 ・28日 に幕張メッセ にて開催される「米津玄師 2018 LIVE / Flamingo」のチケットの最速先行抽選応募券が封入された。
広島東洋カープ・松山竜平内野手(兼外野手)の登場曲である。
リリースまで [ 編集 ]
2017年 12月14日 、ワンマンライブツアー「米津玄師 2017 TOUR / Fogbound」の神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホールでの公演内において、TBS テレビドラマ 『アンナチュラル 』への楽曲提供、また楽曲を制作中であることを公表した[3] 。同月の12月29日 に、表題曲のレコーディングを終えた旨が米津のTwitterアカウントに投稿された[4] 。
翌年1月12日 。日付変更とほぼ同時に新たなビジュアルを公開。同日22時から放送された第1話エンディングにて初めてオンエアされた。放送後、同楽曲に対してドラマで主演を務める石原さとみ と、脚本を担当する野木亜紀子 からコメントが寄せられた[5] 。
同月19日 、ドラマ第2話放送後、3月14日にシングルリリースされることが告知され[6] 、同時にジャケットワークが公開された。過去作品と同様に米津のイラストが使用されており、枝から垂直に生ったレモンの果実が描かれている[7] 。
1月26日、ドラマ第3話放送日に合わせて、シングルの初回限定盤に収録される特典内容が公開された[8] 。
3月14日、ドラマが最終回を迎える日にフィジカルとして3形態で発売された。
ミュージックビデオ [ 編集 ]
2018年2月26日に、YouTube にて「Lemon」のミュージックビデオが公開された。水曜日のカンパネラ、サカナクションなどのミュージックビデオを手がけた山田智和 が監督を務め、映像作家・ダンサーの吉開菜央 が出演した[9] 。「Lemon」が主題歌として提供された『アンナチュラル 』は、人の死を扱う法医解剖医を主題としており、ミュージックビデオはそれに合わせたレクイエム (死者に捧げるミサ曲 )をモチーフに教会で撮影された。
ミュージックビデオは公開されてから約13時間で100万回再生、6日間で1000万再生を記録。そして、6か月で1億5千万回再生を達成。いずれも米津のビデオでは歴代最速記録を更新した[10] 。1か月で4000万再生、4ヶ月足らずで1億回再生を記録した。米津玄師の楽曲のミュージックビデオの再生数が1億回を突破したのは「アイネクライネ 」に次いで2度目、DAOKOとのコラボレーション楽曲である「打上花火 」を含めれば3度目の快挙である。これを記念して、8月11日にお台場海浜公園 にて開催される「東京花火大祭2018~EDOMODE~」にて、楽曲と花火のコラボレーションが決定している[11] 。
11月4日、ミュージックビデオがYouTube上での再生回数2億回を突破した。米津が手がけた曲が2億回再生を記録したのは、米津玄師名義の楽曲では初となった(DAOKOとのコラボレーション楽曲である「打上花火」を含めれば2度目)[12] 。
チャート成績・評価 [ 編集 ]
チャート成績 [ 編集 ]
先行配信された表題曲は、2018年2月26日付のBillboard JAPAN Hot 100 で初登場2位を記録した[13] 。同日付のオリコン週間デジタルシングルランキングでは、約23.6万ダウンロードで初登場1位を記録した[14] 。また、このダウンロード数は、前年12月に正式スタートしたオリコン週間デジタルシングルランキングの、発売初週ダウンロード数、累積ダウンロード数の歴代記録を塗り替える結果となった[15] 。オリコン週間デジタルシングルランキングでは、その後発売以来10週連続で1位を獲得し5月5日付で累計ダウンロード数100万回を突破した[16] 。
3月14日にフィジカルが発売され、26日付けのオリコン週間ランキング・Billboard JAPAN Hot 100では、AKB48 の51thシングル『ジャーバージャ 』に次いで初登場2位を記録した。米津のシングルが初週10万枚以上売り上げるのは初となる。フィジカルは1週間でおよそ30万枚が出荷され、配信数と合計してミリオンセールスを記録したと報じられた。
3月19日付けの香港、及び台湾のiTunes総合チャートで1位を獲得しており、この影響で、台湾では4月、中国では8月にCDシングルリリースが告知されている[17] 。翌週4月2日付けのオリコン週間ランキングでは約4万枚を売り上げて2位を保持。Billboard JAPAN Hot 100ではワンランクアップして1位を獲得した[18] 。
レコード会社調べでは、2018年10月17日までにフィジカルの出荷枚数が41万枚を突破[19] [20] し、2018年12月21日付で表題曲が配信で200万ダウンロードを突破した[21] 。
テレビ雑誌『ザテレビジョン 』が主宰する第96回ドラマアカデミー賞 において「Lemon」はドラマソング賞を受賞した。読者票・ザテレビジョン記者票・審査員票の項目で競われ、「Lemon」はそれぞれ2位・1位・2位を獲得した。また、「Lemon」が使用された『アンナチュラル 』は、作品賞、主演女優賞(石原さとみ )、助演男優賞(井浦新 )、脚本賞(野木亜紀子 )、監督賞(塚原あゆ子 、竹村謙太郎 、村尾嘉昭 )の、9部門中6部門で最優秀賞を獲得した[22] 。
楽曲について [ 編集 ]
Lemon [ 編集 ]
2018年 1月12日 から放送開始した、TBS系列 テレビドラマ 『アンナチュラル 』の主題歌となっている。劇中では人の死を多く扱っており、楽曲も同じテーマが重要視されて制作された。制作当初の仮タイトル「Memento」(日本語で「形見」「記憶」などの意[23] )であったが、あまりに直接的過ぎるという理由で変更された[24] 。タイトルや歌詞に用いられた「レモン 」については、梶井基次郎 の『檸檬 』や高村光太郎 の『智恵子抄 』(「レモン哀歌」)などから無意識的に自分の頭の中にはあったものから生まれたもの、という面はあるかもしれないと述べている[24] 。
また、楽曲制作中に祖父が他界し、自分の中での死に対する価値観が変わったことで、かなり悩んだことや完成までにかなりの時間がかかった事を明かしている[25] 。ドラマプロデューサーからは「傷ついた人たちを優しく包み込むような曲」としてオーダーされたが、米津本人は出来上がった楽曲について「“あなたが死んで悲しいです”としか言ってない気がする」との感想を持っている[26] 。
2018年12月31日放送の『第69回NHK紅白歌合戦 』に出場する際の歌唱曲に採用された。(詳細後述)
クランベリーとパンケーキ [ 編集 ]
米津が二日酔いの状態の時に制作された[27] 。
紅白歌合戦でのパフォーマンス [ 編集 ]
2018年12月31日に放送された第69回NHK紅白歌合戦 に米津が白組として出演し「Lemon」を歌唱した。米津はNHKのオファーに対し「祖父が暮らした故郷で歌唱することに大きな意味があるような気がして」[28] と、祖父の死から1年が経ったのを節目としてゆかりの曲を地元で歌うことに意義を感じて、出演を承諾。米津は番組後半の全体における24番手、白組における20番手として出演した。歌唱はオファーの経緯もあり、主会場であるNHKホール ではなく、郷里の徳島県 にある大塚国際美術館 システィーナホール(鳴門市 )からの生中継で放送された[29] 。システィーナホール内に無数のキャンドルが設置された幻想的な空間で「Lemon」をフルコーラスで歌唱し、演奏中にはダンサー の菅原小春 が辻本知彦 の振付によるダンスを披露した[30] 。米津はテレビでのメディア露出が他の出演者と比較しても非常に少ないことで知られており、歌唱後にはこれまでテレビ番組の生出演がなかった米津が「この場を用意していただいたすべての方に感謝の気持ちを述べたいと思います。本当にどうもありがとうございました」と挨拶したこともあり、大きな反響を呼んだ[28] 。
収録内容 [ 編集 ]
DVD(初回限定映像盤のみ[1] )LIVE I 米津玄師 2018 LIVE / Fogbound 2018.01.10 日本武道館 # タイトル 作詞 作曲・編曲 時間 1. 「砂の惑星 」 4:00 2. 「春雷」 4:49 3. 「LOSER 」 4:04 4. 「ゴーゴー幽霊船 」 3:49 5. 「爱丽丝」 3:10 6. 「ピースサイン 」 3:59 7. 「打上花火 」 4:19 8. 「灰色と青(+菅田将暉)」 5:32 合計時間:
33:42
なお、米津が、ライブ映像のdvd化するのは初である。
Lemon
米津玄師:Vocal, Guitar
須藤優 (ARDBECK):Bass
堀正輝 (ARDBECK):Drums
伊澤一葉:Piano
室屋光一郎ストリングス:Strings
クランベリーとパンケーキ
米津玄師:Vocal, Guitar
須藤優 (ARDBECK):Bass
堀正輝 (ARDBECK):Drums
Paper Flower
特典DVDサポートメンバー [ 編集 ]
米津玄師:Vocal, Guitar
中島宏士:Guitar
須藤優 (ARDBECK):Bass
堀正輝 (ARDBECK):Drums
菅田将暉:Guest Vocal (灰色と青)
辻本知彦:Guest Dance (LOSER)
外部リンク [ 編集 ]
米津玄師 シングル アルバム コラボレーション 自主制作作品 DVD
南方研究所映像集001[ageing nook] 関連項目
ザテレビジョンドラマアカデミー賞 ドラマソング賞
主題歌賞(1回 - 43回)
1回 - 10回 11回 - 20回 21回 - 30回 31回 - 40回 41回 - 43回
ドラマソング賞(53回 - )
53回 - 60回 61回 - 70回 71回 - 80回 81回 - 90回 91回 - 100回
Billboard JAPANシングル・チャート「Billboard JAPAN Hot 100」第1位(2018年4月2日・9日(2週連続)・2019年1月7日付(通算3週))
レコチョク 年間ランキング第1位(2018年)2000年代
2010年代
DAM 年間カラオケリクエストランキング第1位(2018年)1990年代
2000年代
2010年代
オリコン 年間カラオケ チャート第1位(2018年)1990年代 2000年代 2010年代
年の表示は年度の意。
オリコン週間デジタルシングルチャート第1位 (2018年2月26日 - 4月30日(10週連続)・5月21日・28日(2週連続)・7月9日・16日(3週連続)・10月5日・11月5日・12月10日・2019年1月7日・14日付(2週連続:通算19週))
Billboard JAPANダウンロード・ソング・チャート「Billboard Japan Download Songs」第1位 (2018年2月26日 - 4月30日(10週連続)・5月21日・28日(2週連続)・7月2日 - 16日(3週連続)・10月5日・11月5日・2019年1月7日付(通算18週))
iTunes Weekly RANKING第1位(2018年2月26日 - 4月30日・5月21日・28日・7月9日・16日・11月5日付)1月 2月 3月
5日・12日・19日・26日 Lemon (米津玄師) 4月
2日・9日・16日・23日・30日 Lemon (米津玄師) 5月 6月 7月 8月 9月
3日・10日・17日 アイデア (星野源 )
24日 ガールズ・イン・ザ・フロンティア (M@STER VERSION)(渋谷凛 (CV: 福原綾香),早坂美玲 (CV: 朝井彩加), 木村夏樹 (CV: 安野希世乃),小日向美穂 (CV: 津田美波) & 塩見周子 (CV: ルゥ ティン)) 10月 11月 12月
2014
2015
2016
2017
2018
2019
フル配信ミリオン を達成した楽曲(日本レコード協会 ) 着うたフル で2ミリオン着うたフルでミリオン 着うたフル+PC配信合算でミリオン 着うたフル+PC配信合算でミリオン (2014年認定) 着うたフル+PC配信合算でミリオン (2015年以降認定) 着うたフル+PC配信で2ミリオン以上