ズルい女
| 「ズルい女」 | ||||
|---|---|---|---|---|
| シャ乱Q の シングル | ||||
| 初出アルバム『勝負師』 | ||||
| B面 |
雨の中 黒田節 | |||
| リリース | ||||
| 規格 | 8センチCD | |||
| ジャンル | J-POP | |||
| レーベル | ZIG ZAG/BMGビクター | |||
| 作詞・作曲 | つんく | |||
| チャート最高順位 | ||||
| シャ乱Q シングル 年表 | ||||
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「ズルい女」(ズルいおんな)は、シャ乱Qの楽曲。作詞・作曲はつんくが手掛けた。シャ乱Qの7枚目のシングルとして、1995年5月3日にBMGビクターから発売された[2]。
オリコンチャートでは週間最高2位を記録し、41週にわたってチャートに登場した[1]。145万枚のセールスを記録し、シャ乱Qにとって最大のヒットシングルとなった[3]。1995年には全日本有線放送大賞グランプリを受賞した[4]。第37回日本レコード大賞では、日本作曲家協会の現行公式記録で本作が金賞に、たいせー&シャ乱Qおよび森宣之が編曲賞にそれぞれ掲載されている[5]。同年末には本曲で『第46回NHK紅白歌合戦』に初出場し、白組トップバッターを務めた[6]。2020年には発売25周年を記念して初めて7インチ・アナログ盤化された[3]。
背景
[編集]シャ乱Qは本作に先立つ1994年10月21日に、6枚目のシングル「シングルベッド」を発売した。同曲は1995年に入ってから徐々にチャートを上昇し、グループにとって初のミリオンセラーとなった[6]。
『J-POP名曲事典300曲』によれば、「シングルベッド」は発売当初のセールスが振るわなかったものの、有線ランキングで順位を上げていた。その後に発売された「ズルい女」がヒットすると、その勢いが「シングルベッド」にも波及したとされる[7]。同書では最終的なセールスを「シングルベッド」120万枚、「ズルい女」145万枚としており、両作のヒットが相乗効果を生んだと分析している[7]。
シャ乱Qは本作に続いて、同年8月23日に「空を見なよ」、10月21日に「My Babe 君が眠るまで」を発売し、11月22日にはアルバム『勝負師』を発表した[6]。
音楽性・制作
[編集]「ズルい女」はつんくが作詞・作曲し、たいせーとシャ乱Qが編曲を担当した。ホーン・アレンジは森宣之が手掛けた[5]。
『J-POP名曲事典300曲』では、男性の失恋を歌った落ち着いた曲調の「シングルベッド」に対し、本作を「歌謡ロック」ともいえる楽曲として位置づけている。同書は、作風の大きく異なる2曲の幅が結果的に相乗効果につながったと分析している[7]。Sony Musicも発売25周年時の紹介で、本作をファンキーなサウンドを持つ楽曲として紹介している[3]。
「黒田節」の収録
[編集]1995年盤には、カップリング曲として福岡県民謡「黒田節」が収録された[2]。
福岡県立図書館が当時のレコード会社を通じて得たつんく本人の説明によれば、選曲のきっかけは、つんくが幼稚園時代のお遊戯会で「黒田節」を踊った経験にあった。シングルのカップリング曲についてプロデューサーと相談していた際にその経験を思い出し、「黒田節」を提案したところ賛同を得て、収録することになったという。また録音について、つんくはラジカセを回しながら行ったと説明している[8]。
リリース
[編集]1995年盤
[編集]シングルは1995年5月3日にBMGビクターから8cmCD(規格品番:BVDR-1025)として発売された[2][1]。表題曲のほか、「雨の中」「黒田節」「ズルい女(オリジナルカラオケ)」の計4曲を収録した[2]。
表題曲はフジテレビ系『今田耕司のシブヤ系うらりんご』の1995年5月度エンディングテーマに使用された[1]。
2020年アナログ盤
[編集]CD発売25周年を記念して、2020年7月29日にSony Music Directの「GREAT TRACKS」レーベルから7インチ・アナログシングル(規格品番:MHKL-31)が発売された[3]。本作にとって初のアナログ化で、A面に「ズルい女」、B面に「ズルい女(オリジナル・カラオケ)」を収録した[3]。
チャート成績
[編集]『J-POP名曲事典300曲』によれば、本作はオリコンチャートに初登場9位で登場し、その後最高2位まで上昇した[7]。オリコンの商品データでは週間最高2位、チャート登場41週を記録している[1]。
売上は145万枚に達し、シャ乱Qにとって最大のヒットシングルとなった[3]。
受賞・メディア出演
[編集]第28回全日本有線放送大賞では本作がグランプリを受賞し、シャ乱Qはベストリクエスト賞も受賞した[4]。第28回日本有線大賞では本作が有線音楽優秀賞(ポップス)を受賞し、シャ乱Qは最多リクエスト歌手賞を受賞した[4]。
第37回日本レコード大賞では、日本作曲家協会の現行公式記録で本作が金賞に、たいせー&シャ乱Qおよび森宣之が編曲賞にそれぞれ掲載されている[5]。一方、シャ乱Q公式年譜では「優秀作品賞&編曲賞」と記載されている[6]。
同年12月31日、シャ乱Qは本作で『第46回NHK紅白歌合戦』に初出場し、白組トップバッターを務めた[6]。
後年の展開
[編集]2010年8月には、ダイハツ工業のエコカー補助金キャンペーンCM「おわり」篇に、本作をスローバラード調に編曲したバージョンが使用された。このバージョンはCMのためにつんく♂が歌唱したもので、CD化されていないオリジナル・アレンジとして制作された[9]。
収録曲
[編集]1995年8cmCD
[編集]収録曲目はシャ乱Q公式ディスコグラフィーによる[2]。
2020年7インチ盤
[編集]- Side A
- ズルい女
- Side B
- ズルい女(オリジナル・カラオケ)
収録アルバム
[編集]- ズルい女
- 『勝負師』 - 4曲目
- 『シングルベスト10★おまけつき★』 - 8曲目[10]
- 『BEST OF HISTORY』 - DISC 1・14曲目[11]
- 『シャ乱Qハタチのベスト・アルバムDVDつき』 - 6曲目[12]
- 『GOLDEN☆BEST シャ乱Q』 - DISC 1・9曲目[13]
- 『シャ乱Qベスト 〜四半世紀伝説〜』 - 1曲目[14]
- 雨の中
- 『GOLDEN☆BEST シャ乱Q』 - DISC 2・7曲目[13]
- 黒田節
- 『GOLDEN☆BEST シャ乱Q』 - DISC 2・8曲目[13]
カバー
[編集]ズルい女
[編集]- ココナッツ娘。 - シングル「DANCE & CHANCE」(1999年8月25日)に「ズルい女 (English Version)」として収録[15]。
- チビつんく - シングル「ズルい女/シングルベッド」(2001年6月19日)に収録[16]。
- 太陽とシスコムーン - ベスト・アルバム『太陽とシスコムーン/T&Cボンバー メガベスト』(2008年12月10日)に「ズルい女 (Unreleased Studio Recording Ver.)」として収録[17]。
- misono - カバー・アルバム『misonoカバALBUM2』(2010年1月27日)に「ズルイ女」として収録[18]。
- カメレオ - コンピレーション・アルバム『CRUSH!3 -90's V-Rock best hit cover LOVE songs-』(2012年6月27日)に収録[19]。
- 華原朋美 - カバー・アルバム『MEMORIES 3 -Kahara Back to 1995-』(2015年12月2日)に「ズルい女 feat. はたけ (シャ乱Q)」として収録[20]。
- 鬼龍院翔 - カバー・アルバム『オニカバー90's』(2017年5月24日)に収録[21]。
- OnlyOneOf - 日本での2枚目のシングルとしてカバー。2022年9月7日に先行配信され、同年10月19日にCDシングルが発売された[22][23]。
- 後藤真希 - 配信限定カバー・アルバム『Songs of You and Me!』(2022年11月2日)に収録[24]。
雨の中
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- 1 2 3 4 5 “ズルい女”. ORICON NEWS. oricon ME. 2026年8月12日閲覧。
- 1 2 3 4 5 “DISCOGRAPHY”. シャ乱Q official web site. アップフロントエージェンシー. 2026年8月12日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 “大ヒット曲「ズルい女」がCD発売25周年を記念して7インチ・アナログ盤化。7月29日発売決定!!”. Sony Music. ソニー・ミュージックエンタテインメント (2020年6月18日). 2026年8月12日閲覧。
- 1 2 3 “Profile”. つんく♂オフィシャルウェブサイト. 2026年8月12日閲覧。
- 1 2 3 4 “第37回日本レコード大賞”. 日本レコード大賞. 日本作曲家協会. 2026年8月12日閲覧。
- 1 2 3 4 5 “BIOGRAPHY”. シャ乱Q official web site. アップフロントエージェンシー. 2026年8月12日閲覧。
- 1 2 3 4 J-POP名曲事典 2008, pp. 608–609.
- ↑ “「ズルい女」と「黒田節」”. ふくおか資料室. 福岡県立図書館. 2026年8月12日閲覧。
- ↑ “テレビCM ムーヴコンテ「おわり」篇 ズルい女ver.”. ダイハツ工業. 2010年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年8月12日閲覧。
- ↑ “シングルベスト10★おまけつき★”. ORICON NEWS. oricon ME. 2026年8月12日閲覧。
- ↑ “BEST OF HISTORY”. Sony Music Shop. ソニー・ミュージックソリューションズ. 2026年8月12日閲覧。
- ↑ “シャ乱Q ハタチのベスト・アルバム DVDつき”. Sony Music. ソニー・ミュージックエンタテインメント. 2026年8月12日閲覧。
- 1 2 3 “GOLDEN☆BEST シャ乱Q”. Sony Music. ソニー・ミュージックエンタテインメント. 2026年8月12日閲覧。
- ↑ “シャ乱Qベスト 〜四半世紀伝説〜”. Sony Music. ソニー・ミュージックエンタテインメント (2013年8月21日). 2026年8月12日閲覧。
- ↑ “DANCE & CHANCE”. ORICON NEWS. oricon ME. 2026年8月12日閲覧。
- ↑ “ズルい女/シングルベッド”. ORICON NEWS. oricon ME. 2026年8月12日閲覧。
- ↑ “太陽とシスコムーン/T&Cボンバー メガベスト”. アップフロントワークス. アップフロントワークス. 2026年8月12日閲覧。
- ↑ “misonoカバALBUM2”. misono OFFICIAL WEBSITE. avex. 2026年8月12日閲覧。
- ↑ “CRUSH!3-90's V-Rock best hit cover LOVE songs-”. UNIVERSAL MUSIC JAPAN. ユニバーサルミュージック. 2026年8月12日閲覧。
- ↑ “MEMORIES 3 -Kahara Back to 1995-”. UNIVERSAL MUSIC JAPAN. ユニバーサルミュージック. 2026年8月12日閲覧。
- ↑ “CD カバーアルバム「オニカバー90's」”. ゴールデンボンバー Official WebSite (2017年5月24日). 2026年8月12日閲覧。
- ↑ “ズルい女(配信シングル)”. TEICHIKU ENTERTAINMENT. テイチクエンタテインメント (2022年9月7日). 2026年8月12日閲覧。
- ↑ “ズルい女”. TEICHIKU ENTERTAINMENT. テイチクエンタテインメント (2022年10月19日). 2026年8月12日閲覧。
- ↑ “後藤真希、「歌ってみた」楽曲を厳選収録した配信アルバム『Songs of You and Me!』リリース”. Billboard JAPAN (2022年11月2日). 2026年8月12日閲覧。
- ↑ “ベスト・セレクション~今の君なら誰だって愛したい~”. ORICON NEWS. oricon ME. 2026年8月12日閲覧。
参考文献
[編集]- 『J-POP名曲事典300曲』富澤一誠監修、ヤマハミュージックメディア、2008年12月20日。ISBN 978-4-636-83873-2。