Automatic/time will tell
「Automatic/time will tell」 | |||||||||||||||||||
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宇多田ヒカル の シングル | |||||||||||||||||||
初出アルバム『First Love』 | |||||||||||||||||||
A面 |
Automatic time will tell | ||||||||||||||||||
B面 | time will tell -DUB MIX-(12cm盤、12インチ盤のみ) | ||||||||||||||||||
リリース | |||||||||||||||||||
規格 |
8cmCDシングル 12cmCDシングル 12インチ・シングル 音楽配信 | ||||||||||||||||||
ジャンル | R&B[1][2][3] | ||||||||||||||||||
レーベル | 東芝EMI | ||||||||||||||||||
作詞・作曲 | 宇多田ヒカル | ||||||||||||||||||
プロデュース | 三宅彰, 宇多田 Skingg 照實 | ||||||||||||||||||
ゴールドディスク | |||||||||||||||||||
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チャート最高順位 | |||||||||||||||||||
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宇多田ヒカル シングル 年表 | |||||||||||||||||||
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「Automatic/time will tell」(オートマチック/タイム・ウィル・テル)は、1998年(平成10年)12月9日に発売された宇多田ヒカルのデビューシングルである。
解説[編集]
- 「time will tell」は幼少時に通ったN.Yの質屋の名前。
装丁[編集]
- 台湾盤8cmシングルは、日本盤ジャケットとは異なる。
- 12cmシングルには初回仕様が存在し、メタリックな紙質のジャケットとなっている。
PV[編集]
- 「Automatic」「time will tell」ともにPVが制作されている。これはどちらをデビュー曲にしてプッシュするか迷ったからであると後に明かしている。
- 「Automatic」のPVは2パターン制作された。一般販売されているビデオ/DVD収録版以外に、業界向け音楽放送用の別編集版がある。こちらは、中腰姿勢で歌うシーンはカットされ、また「time will tell」のPV映像が流用されている。これは、一般消費者向けのパッケージ化はされておらず、CS放送などの有料チャンネルで使用された。また、音楽番組で「Automatic」を紹介する際に稀に使用されることがある。
セールスとランキング[編集]
- 累計出荷枚数は255万枚[4]。オリコンでは8cm盤と12cm盤別々に集計されていたが、合算すると売上枚数206.3万枚。1999年の年間シングルチャートでは「だんご3兄弟」に次いで実質2位にあたる。
- 2007年12月7日から12月10日までの4日間、デビュー10周年で「Automatic」の着うた無料ダウンロードを実施、約50万件のダウンロード数を記録した。
- オリコンでは2001年5月以降、シングルの8cm盤と12cm盤を合算して集計するようになったが、本作は8cm盤と12cm盤の売上を合算して考えると、1998年12月21日付のオリコンシングルチャートで山崎まさよしの「僕はここにいる」を上回り初登場4位を記録することになる。同様に、1999年2月8日付のオリコンシングルチャートでthe brilliant greenの「そのスピードで」を上回り(1週だけではあるが)1位を記録することになる。
- オリコンの公式記録では1位未獲得曲で(上記の合算1位という参考記録はあるものの)歴代1位の売上となっている。
- 特信チャート(レコード特信出版社)では12cm盤が最高1位を記録しており、同じ週に8cm盤が7位を記録している[5]。プラネットシングルチャートでも12cm盤が最高1位を記録している[6]。
- 「Automatic」はオリコンカラオケチャートで13週連続1位を記録した。
- 『COUNT DOWN TV』の1999年年間TOP100では、オリコン年間1位の「だんご3兄弟」を上回り、1位となっている[7]。
- 2000年(1999年度)のJASRAC賞では「Automatic」が金賞、「time will tell」が銀賞を受賞している[8]。
逸話[編集]
- 2006年、宇多田がフジテレビ系音楽番組『HEY!HEY!HEY!』に出演した際、ゆかりゲストとして登場した歌手のさだまさしが、当時この曲を収録したアルバム『First Love』を自分の足で買いにいったというエピソードとともに、初めて「Automatic」を聴いたときの感想を、『サビの「It's Automatic」が「いつお泊まり?」に聞こえ、「なんて生意気な15歳だ、親の顔が見てみたい」と思ったら、聞けば藤圭子の娘じゃないかと驚いた』と冗談まじりに話した。
収録曲[編集]
全作詞・作曲: 宇多田ヒカル
8cmシングル[編集]
- Automatic (5:14)
- 編曲:西平彰、Rhythm track Arrangement:Taka & Speedy、Additional Arrangement:河野圭
- フジテレビ系『笑う犬の生活-YARANEVA!!-』・『笑う犬2008秋』エンディングテーマ
- FM802・スペースシャワーTV: 1998年12月の邦楽(J-POP)ヘヴィー・ローテーション
- time will tell (5:29)
- Automatic (Original Karaoke) (5:12)
12cmマキシシングル[編集]
- Automatic (5:15)
- time will tell (5:30)
- time will tell -DUB MIX- (5:36)
- remixed by GOH HOTODA
12インチアナログ盤[編集]
# | タイトル |
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1. | 「Automatic」 |
# | タイトル |
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1. | 「time will tell」 |
2. | 「time will tell -DUB MIX-」 |
※8cmシングルと12cmシングル(アナログ盤は12cm盤と同じ)とでは収録曲が若干異なる。
収録アルバム[編集]
- Automatic
- time will tell
カバー[編集]
- スライ&ロビー - J-POPを英語にてカバーしたアルバム『Jパラダイス』(2009年)に収録。
- 岡村靖幸 - 宇多田ヒカル"ソングカバー・アルバム"(トリビュート・アルバム)『宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13の解釈について-』(2014年)に収録。
- ダーティ・ループス - アルバム『Loopified』(邦題『ダーティ・ループス』)の日本盤・英国盤(2014年)に収録。歌詞はスライ&ロビーのアルバムのものを使用。
- 森恵 - アルバム『COVERS2 Grace of The Guitar+』(2020年)に収録。
- 森内寛樹 - カバーアルバム『Sing;est』(2021年)に収録。
- tofubeats - BONNIE PINKをボーカルに「time will tell」をカバー。宇多田ヒカル"ソングカバー・アルバム"(トリビュート・アルバム)『宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13の解釈について-』(2014年)に収録。
脚注[編集]
- ^ “宇多田ヒカル - Automatic”. CDJournal. 2019年7月29日閲覧。
- ^ “宇多田ヒカル楽曲の変遷 3つの音楽的ポイントから探る”. Real Sound. p. 1 (2018年11月24日). 2019年7月29日閲覧。
- ^ “【オリコン平成ランキング】平成No.1のヒットアルバムは宇多田ヒカル『FirstLove』 700万枚超え歴代最高売上枚数”. ORICON NEWS. オリコン (2019年4月11日). 2019年7月29日閲覧。
- ^ 女王復活!宇多田ヒカル新記録達成、デイリースポーツ、2007年4月19日。
- ^ 『週刊現代』2021年1月30日・2月6日号、93頁。
- ^ PLANET Chart(Weekly/Index 98.7-)
- ^ CDTV PowerWeb! : 1999年年間総合ランキング のランキング
- ^ 2000年(第18回)宇多田ヒカルさんの作品が金・銀賞を受賞、日本音楽著作権協会 - 2023年5月12日閲覧。
外部リンク[編集]
正規販売された宇多田ヒカルのアナログ盤 | ||
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