スタンド・バイ・ミー (ベン・E・キングの曲)
「スタンド・バイ・ミー」 | ||||
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ベン・E・キング の シングル | ||||
初出アルバム『ドント・プレイ・ザット・ソング』 | ||||
B面 | オン・ザ・ホライズン | |||
リリース | ||||
ジャンル | ソウル、R&B | |||
時間 | ||||
レーベル | アトコ・レコード | |||
作詞・作曲 | ベン・E・キング、ジェリー・リーバー、マイク・ストーラー | |||
プロデュース | ジェリー・リーバー、マイク・ストーラー | |||
チャート最高順位 | ||||
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ベン・E・キング シングル 年表 | ||||
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「スタンド・バイ・ミー」(Stand by Me)は、1961年11月にアメリカで発表された、ベン・E・キングのシングルレコード。ジョン・レノンなど多くのミュージシャンにカバーされている。
概要[編集]
元々黒人霊歌の「Lord,Stand by Me」という曲であり、これにインスパイアされた形で生まれた[1]。
作詞・作曲はベン・E・キング、ジェリー・リーバー、マイク・ストーラーで、発売当時はBillboard Hot 100にて4位まで達した。当初、所属していたドリフターズへの書き下ろしだった。アナログ・レコードの時代には、音盤によってはリーバー&ストーラーが別名クレジットのレコードも発売された。リーバー&ストーラーはクローバーズの「ラブ・ポーションNo.9」、ビッグママ・ソーントンの「ハウンドドッグ」、ウィルバート・ハリソンの「カンザス・シティ」などソウル、R&Bの名曲を多数作曲した名コンビだった。
1975年に、ジョン・レノンがカヴァー・アルバム『ロックン・ロール』で「スタンド・バイ・ミー」を取り上げ[2]、3月10日にシングルリリースしている[3]。全米で20位、全英30位。
1980年、ミッキー・ギリーのカバー・バージョンがビルボードのカントリー・チャートの1位を記録した。1986年には同名映画の主題歌になり、Billboard Hot 100にて9位とリバイバルヒットした。日本でもオリコン洋楽シングルチャートで1987年5月11日付から4週連続1位を獲得した[4]。
『ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500』に於いて、122位にランクインした。BMI調べによる「20世紀にアメリカのテレビやラジオで最もオンエアされた100曲」のランキングでは、700万回以上のオンエアで4位にランクインされた[5]。2012年12月28日にBBC Fourが放送した『ザ・リッチエスト・ソングス・イン・ザ・ワールド』 (The Richest Songs in the World) で、音楽著作権で史上最も稼いだ曲の第6位に選出された[6]。
2000年代に再作成されたプロモーションビデオには、映画に出演した2名と一緒に歌うシーンがあるが、エンディングの古き時代の品々の中に、当時非常に数少ないアメリカへ輸出されたNECのPC-8001が製品名をマスキングされながらも映っている[7]。
ショーン・キングストンの「Beautiful Girl」はスタンド・バイ・ミーを基にしている。
脚注[編集]
- ^ ウェルズ恵子『魂をゆさぶる歌に出会う――アメリカ黒人文化のルーツへ』 (岩波ジュニア新書)。
- ^ Urish, Ben; Bielen, Ken (2007). "What You Got, 1973–1975". In James E. Perone (ed.). The Words and Music of John Lennon. The Praeger Singer-Songwriter Collection. Westport, Connecticut: Greenwood Publishing Group. pp. 66–67. ISBN 978-0-275-99180-7.
- ^ シングルB面は「ようこそレノン夫人(”Move Over Ms. L”)」
- ^ オリコンのデータ協力による “全曲、80年代の週間オリコンチャートNo.1” の洋楽コンピが登場!、ソニーミュージック、2017年8月8日。
- ^ BMI Announces Top 100 Songs of the Century、BMI.com、1999年12月13日。
- ^ ザ・ビートルズ「イエスタデイ」、著作権で史上最も稼いだ曲のトップ10入り、BARKS音楽ニュース、2013-01-04 10:09:36。
- ^ Ben E. King - Stand By Me[1]