ヴィーナス (ショッキング・ブルーの曲)
表示
「ヴィーナス」 | |
---|---|
ショッキング・ブルー の シングル | |
初出アルバム『アット・ホーム』 | |
B面 | ホット・サンド |
リリース | |
ジャンル | フォークロック、サイケデリック・ロック |
時間 | |
レーベル |
Pink Elephant Penny Farthing Colossus Polydor/日本グラモフォン |
作詞・作曲 | ロビー・ファン・レーベン |
プロデュース | ロビー・ファン・レーベン |
ゴールドディスク | |
| |
チャート最高順位 | |
| |
「ヴィーナス」(Venus) は、オランダのロックグループ・ショッキング・ブルー (The Shocking Blue) が1969年にリリースしたシングル。作詞および作曲は、ロビー・ファン・レーベン (Robbie van Leeuwen / Robert Leeuwen)。
解説
[編集]1970年2月7日にビルボード (Billboard) 誌「Hot 100」の週間ランキングで第1位、ビルボード誌の1970年年間ランキングで第22位[2][3]となる。ビルボード誌の集計ではショッキング・ブルー最大のヒット曲となった。フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ベルギーで週間チャートが1位になり、オランダは週間チャート最高位が第3位であった。日本のオリコンでは、最高2位、洋楽チャートで1970年3月9日付から12週連続1位、1970年度年間1位[4]となる。
ママス&パパスのキャス・エリオットがかつて在籍した、アメリカのフォークグループであるザ・ビッグ・スリー (The Big 3) が1963年に発表したシングル「ザ・バンジョー・ソング」にインスパイアされた曲と喧伝される[5]。
バナナラマによるカバー
[編集]「ヴィーナス」 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バナナラマ の シングル | ||||||||
初出アルバム『ヴィーナス〜バナナラマ3』 | ||||||||
B面 | ホワイト・トレイン | |||||||
リリース | ||||||||
ジャンル | ダンス・ポップ | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル | ロンドン・レコード | |||||||
作詞・作曲 | Robbie Leeuwen | |||||||
プロデュース | ストック・エイトキン・ウォーターマン | |||||||
ゴールドディスク | ||||||||
| ||||||||
チャート最高順位 | ||||||||
| ||||||||
バナナラマ シングル 年表 | ||||||||
| ||||||||
|
バナナラマのカバー曲は、1986年9月6日にビルボード誌「Hot 100」の週間ランキングで第1位[8]、ビルボード誌の1986年年間ランキングで第30位となる。ビルボード誌の集計では、バナナラマ最大のヒット曲となった。日本のオリコンでは最高43位、洋楽チャートで1986年11月17日付から9週連続1位[7]となる。ビルボード誌「Hot 100」とオリコン洋楽チャートで、同じ曲で2組のアーティストが1位を獲得した楽曲となる。
イギリス盤
[編集]# | タイトル | 作詞・作曲 |
---|---|---|
1. | 「ヴィーナス」(Venus) | Robbie Leeuwen |
2. | 「ホワイト・トレイン」(White Train) | Keren Woodward, Patrick Seymour, Phil Bishop, Sara Dallin, Siobhan Fahey |
# | タイトル | 作詞・作曲 |
---|---|---|
1. | 「ヴィーナス (ファイアー・アンド・ブリムストーンミックス)」(Venus (Fire And Brimstone Mix)) | Robbie Leeuwen |
2. | 「ヴィーナス (ダブ)」(Venus (Hellfire Dub)) | Robbie Leeuwen |
3. | 「ホワイト・トレイン」(White Train) | Keren Woodward, Patrick Seymour, Phil Bishop, Sara Dallin, Siobhan Fahey |
日本盤
[編集]# | タイトル | 作詞・作曲 |
---|---|---|
1. | 「ヴィーナス」(Venus) | Robbie Leeuwen |
2. | 「ホワイト・トレイン」(White Train) | Keren Woodward, Patrick Seymour, Phil Bishop, Sara Dallin, Siobhan Fahey |
# | タイトル | 作詞・作曲 |
---|---|---|
1. | 「ヴィーナス」(Venus (Extended)) | Robbie Leeuwen |
2. | 「ヴィーナス (ダブ)」(Venus (Dub)) | Robbie Leeuwen |
3. | 「ホワイト・トレイン」(White Train) | Keren Woodward, Patrick Seymour, Phil Bishop, Sara Dallin, Siobhan Fahey |
黒沢ひろみによるカバー
[編集]「ヴィーナス」 | ||||
---|---|---|---|---|
黒沢ひろみ の シングル | ||||
B面 | ボーナス | |||
リリース | ||||
ジャンル | ダンス・ポップ | |||
レーベル | ポリドール・レコード | |||
作詞・作曲 |
Robbie Leeuwen 今野雄二(日本語詞) | |||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
黒沢ひろみ シングル 年表 | ||||
| ||||
収録曲
[編集]全作詞・作曲: Robbie Leeuwen、日本語詞: 今野雄二、全編曲: 鷺巣詩郎。 | ||
# | タイトル | |
---|---|---|
1. | 「ヴィーナス」 | |
2. | 「ボーナス」 |
その他のカバー
[編集]アーティスト | 収録作品 | 発売日 | 備考 |
---|---|---|---|
ヴィーナス | |||
尾崎紀世彦 | アルバム『尾崎紀世彦 ファースト・アルバム』 | 1971年5月25日 | |
山口百恵 | アルバム『百恵ライブ -百恵ちゃん祭りより-』 | 1975年10月1日 | |
長山洋子 | シングル「ヴィーナス」 | 1986年10月21日 | 訳詞は、篠原仁志が担当。 オリコン最高10位、40万枚[13]を売り上げるヒットとなっている。 1987年度の日本音楽著作権協会(JASRAC)発表による楽曲別の著作権使用料分配額(外国作品)では「CHA CHA CHA」に続いて年間2位にランクインされた[14]。 |
荻野目洋子 | アルバム『NON-STOPPER』 | 1986年12月16日 | 訳詞は、森浩美が担当。 |
深見梨加 | アルバム『La Venus』 | 1994年9月21日 | |
王様 | アルバム『帰ってきた王様のお色気牧場』 | 1994年9月21日 | 『観音様』として直訳カバー。 |
孫燕姿 | アルバム『Start自選集』 | 2002年2月1日 | |
ダンス☆マン | アルバム『MIRRORBALLISM 4 〜New Generation Dance Classics〜』 | 2002年2月27日 | 『Barの椅子』として日本語カバー |
hitomi | シングル「Japanese girl」 | 2005年6月1日 | |
清春 | シングル「Layra」 | 2005年7月20日 | |
C-C-B | アルバム『Romanticは止められない』 | 2008年4月30日 | 長山洋子バージョンのカバー。 |
みひろ with ANGEL & VENUS | シングル「ヴィーナス/天使の誘惑」 | 2008年6月3日 | |
倖田來未 | アルバム『TRICK』 | 2009年1月28日 | |
中森明菜 | アルバム『Cage』 | 2017年11月8日 |
脚注
[編集]- ^ 45cat - The Shocking Blue - Venus / Hot Sand - Pink Elephant - Netherlands - PE 22.015
- ^ Cite web |Billboardhot100 |The Shocking Blue| #1 |accessdate=21 August 2019
- ^ “Cash Box Top 100 Singles – Week ending February 14, 1970”. Cashbox (magazine). 21 August 2019閲覧。
- ^ コンピレーション・アルバム『ナンバーワン70s ORICON ヒッツ』の裏ジャケット。ナンバーワン 70s 80s 90s オリコン・ヒッツも参照。
- ^ http://www.whosampled.com/sample/28801/Shocking-Blue-Venus-The-Big-3-The-Banjo-Song/
- ^ “Bananarama|full Official Chart History”. Official Charts. 2023年1月17日閲覧。
- ^ a b コンピレーション・アルバム『ナンバーワン80s ORICON ヒッツ』の裏ジャケット。ナンバーワン 70s 80s 90s オリコン・ヒッツも参照。
- ^ “Bananarama”. Billboard. 2023年1月17日閲覧。
- ^ “Bananarama - Venus (1986, Vinyl)”. Discogs. 2021年1月1日閲覧。
- ^ “Bananarama - Venus (The Fire & Brimstone Mix) (1986, Vinyl)”. Discogs. 2021年1月1日閲覧。
- ^ “Bananarama - Venus (1986, Vinyl)”. Discogs. 2021年1月1日閲覧。
- ^ “Bananarama - Venus (1986, Vinyl)”. Discogs. 2021年1月1日閲覧。
- ^ 読売新聞社文化部『この歌この歌手(下)』現代教養文庫、1997年、318頁。ISBN 4390116029
- ^ 「音楽著作権使用料 国内1位は『命くれない』3曲にJASRAC賞」『朝日新聞』1988年5月24日付東京夕刊、13頁。
書籍
[編集]- フレッド・ロビンソン著・守屋須三男監修・加藤秀樹訳『ビルボード年間トップ100ヒッツ 1956-1990』音楽之友社、1994年2月10日、ISBN 4-276-23631-2
関連項目
[編集]先代 ジャクソン5 「帰ってほしいの」 |
Billboard Hot 100 ナンバーワンシングル (ショッキング・ブルー・バージョン) 1970年2月7日(1週) |
次代 スライ&ザ・ファミリー・ストーン 「サンキュー」 |