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NIAGARA TRIANGLE Vol.2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『NIAGARA TRIANGLE Vol.2』
ナイアガラ・トライアングルスタジオ・アルバム
リリース
録音
  • 【SANO's SIDE】CBS/Sony Roppongi, TAKE ONE
  • 【SUGI's SIDE】CBS/Sony, Sound City, TAKE ONE
  • 【OHTAKI's SIDE】CBS/Sony Studio, Roppongi & Shinanomachi
ジャンル
レーベル NIAGARACBS/SONY
プロデュース
チャート最高順位
ナイアガラ・トライアングル アルバム 年表
  • NIAGARA TRIANGLE Vol.2
  • (1982年 (1982)
  • NIAGARA TRIANGLE Vol.2
  • (1982年 (1982)
EANコード
ASIN B072BS2R9F
『NIAGARA TRIANGLE Vol.2』収録のシングル
  1. A面で恋をして / さらばシベリア鉄道
    リリース: 1981年10月21日 (1981-10-21)
  2. 彼女はデリケート
    リリース: 1982年3月21日 (1982-03-21)
  3. 「夢みる渚」
    リリース: 1982年3月21日 (1982-03-21)
  4. ハートじかけのオレンジ」
    リリース: 1982年3月21日 (1982-03-21)
  5. A面で恋をして / イエロー・サブマリン音頭(特別変)
    リリース: 2022年8月5日 (2022-08-05)
佐野元春 年表
  • NIAGARA TRIANGLE Vol.2
  • (1982年 (1982)
杉真理 年表
  • NIAGARA TRIANGLE Vol.2
  • (1982年 (1982)
  • OVERLAP
  • (1982年 (1982)
大滝詠一 年表
  • NIAGARA TRIANGLE Vol.2
  • (1982年 (1982)
ナイアガラ・レーベル 年表
  • NIAGARA TRIANGLE Vol.2 / ナイアガラ・トライアングル
  • (1982年 (1982)
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NIAGARA TRIANGLE Vol.2』(ナイアガラ・トライアングル ヴォリュームツー)は、1982年3月21日 (1982-03-21)に発売されたナイアガラ・トライアングル大滝詠一佐野元春杉真理)通算2作目のスタジオ・アルバム

解説

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山下達郎伊藤銀次との前作『NIAGARA TRIANGLE Vol.1[注釈 1]以来6年ぶりのトライアングル企画第2弾[注釈 2]。今回参加となった佐野元春杉真理はともに1980年 (1980)にソロ・デビューした“新人”だったが、佐野は佐藤奈々子の共作者として3枚のアルバムで楽曲制作に参加[注釈 3][注釈 4][注釈 5]。杉は自身が率いるバンド“マリ & レッド・ストライプス”で2枚のアルバムを発表[注釈 6][注釈 7]。両者とも1970年代後半には既に音楽業界に足を踏み入れていた。二人はアマチュア時代に参加したコンテストで言葉を交わしたことがあり、そのとき佐野が自身のバンド“バックレイン元春セクション”で出場したときの曲目が本作収録の「Bye Bye C-Boy」だった。当時、バンド“ピープル”で出場していた杉はこの曲に深い感銘を受けたという[book 2]

そんな二人に声をかけたのが当時、アルバム『A LONG VACATION[注釈 8]がヒット中だった大滝詠一。1981年7月21日 (1981-07-21)から24日まで、新宿のルイードで行われた、レコード会社の枠を超えて新人を売り出そうと計画された、新人アーティスト4人によるショーケース・ライヴ『JAPACON』(ジャパン・コンテンポラリー・サウンド・コンサート)でのことだった。杉によれば「『ジャパコン・ウィーク』は、最初の日に佐野くんがやって、次が濱田金吾くん、その次が網倉一也くん、最後の日が僕でした。その日(7月24日)はジャパコンの3人以外にも、竹内まりや須藤薫、それから大滝詠一さんが来てくれたんです。で、僕が大滝さんをステージに呼んだら、大滝さんがお客さんに向かって話しはじめた。“昔、『ナイアガラ・トライアングル』というのがあったけど、知ってるかい?”、“知ってるー!”、“あのアルバムには『Vol.1』と打ってあったんだけど、知ってるかい?”、“知ってるー!”、“だから『Vol.2』を作ろうと思っている。ひとりは杉くんで行こうと思ってるんだけど、どうだい?”。そのとき僕は驚きと“当然だ”という自負が混ざったような気持ちだったけど、即座に“やります”って答えた。“もうひとりも、ちょうどここに来ている。佐野くん、どうだい?”、“やります”。その場で決まったんだけど、そのとき、スタッフは全然知らなかったんですよ。たぶん、スタッフ・サイドから入っていったら、トライアングルは出来なかったんじゃないかな。それから、大滝さんは、佐野くんとのバランスを考えて、三枚目を捜してたんだと思います」[book 3][注釈 9]という。後に杉は「トライアングルの発表があった日、ある知人の家に大滝さんと一緒に行ってね、大滝さんが“やはり楽しい音楽をやるために、そういうイヤな力はどんどん排除していこうよ”って言ってたのがすごく良くて。理屈っぽい言葉じゃなくて“楽しい音楽”って言ったところが大滝さんの好きなところですね」「だから何か、この人に声をかけてもらって良かったなぁ、と思ったんですよ」[book 5]と振り返っている。佐野も「大滝さんは知識をたくさん持っているけれども、知識だけじゃなくて知恵のある人だと思う。僕の上の世代の人たちはあまり僕らに伝えてくれなかったけれど、大滝さんは僕にいろんなことを伝えてくれて、僕はその中から必要なものだけを貰いました。世代間の繋がりを強く感じさせてくれた人です。そして、ナイアガラというメディアを借りて作品を発表できたのは、すごくラッキーでした。感謝しています」[book 6]と答えている。

こうして結成されたナイアガラ・トライアングルはシングル「A面で恋をして[注釈 10]をリリース。ナイアガラ・レーベルとしては過去にないヒットとなり、同年12月3日渋谷公会堂で行われた、会場内にFM電波を飛ばして、観客はヘッドフォンで音を聴くという実験的コンサート『ヘッドフォン・コンサート』には佐野と杉がゲスト出演し、3人ではじめて「A面で恋をして」がライヴで披露された。また、佐野がソロで「SOMEDAY[注釈 11]を歌った際には、『トライアングル1』[注釈 1]のメンバーで、当時佐野のバンドでギターを担当していた伊藤がステージに登場し、大きな拍手を送られる場面もあった[book 2]

シングルの好結果を受け、ナイアガラ・トライアングルはアルバム制作へと繋がったが、大滝によれば「まあ、シングルだけで終わる構想もないわけじゃなかったんだけど。松田聖子の<風立ちぬ>[注釈 12]が10月7日に出て、<A面で恋をして>が10月21日に出て。うまくいったから『トライアングル』はアルバムにするしかないだろう、と。で、二人からデモ・テープが来た。佐野くんは<Bye Bye C-Boy>と、僕がリクエストした<彼女はデリケート>。杉くんはまず<Nobody>。それで<ガールフレンド>。で、レコーディングが始まって、<Nobody>が上がってくる。佐野くんと杉くん二人で歌ってる。バッチリなわけだよ。<ガールフレンド>もいい。やったなって思いで」[book 7]とし、3人の共通項であるリヴァプールサウンドを基本テーマに、それぞれが持つ独自のセンスを発揮した楽曲で構成されたアルバムに仕上がり、オリコン最高2位を記録し、50万枚近いセールスを上げた[book 2]

収録曲

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SIDE 1

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  1. A面で恋をして
    • 作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一
    • 本作の先行シングル曲で、シングルとは別ミックス。大滝は当初、この曲をアルバムに収録しないつもりだったが、やはり大きく目玉にするのがノーマルな形だと考え、収録に至った。後に大滝は「ない方が地味だったかもしれないけど。今は入れてよかったと思ってる」[book 8]と答えている。また、杉はこの曲について「これをレコーディングしている時、大滝さんが本人以上に僕と佐野くんのことを知っていたので、驚きました。それから、これは意識的なものかどうか分からないけど、松本隆さんの歌詞にも驚きました。佐野くんのソロ・パートには“ドライブ”が出てきて、僕のソロ・パートには“クラクション”が出てきた。辻褄がピッタリ合っちゃったんです」[book 3]と、後に語っている。
  2. 彼女はデリケート
    • 作詞・作曲:佐野元春
    • 1980年 (1980)に発表された沢田研二への提供曲のセルフ・カヴァー。大滝の希望で本作に収録された。佐野は「大滝さんのプロデュースによるところが多いです。彼は、僕の中に持っている疾走感だとか、その辺をシングルだったので浮き立たせたかったと思う。だから、最初やったときはクールなロックンロールで、バックに破れたようなギターの音の壁を作っていくというようなタッチだったんだけども、大滝さんの助言でアコースティック・ギターを入れて、パーカッションを入れて、わりと騒がしい一番単純なロックンロールに結局的には仕上がりました。僕は、感じはどっちも良かったです」とし、何故か藤木孝の匂いを感じてしまうという[book 6]。もともとフェイド・アウトするつもりで佐野は録音していたが、「ロックンロールはカット・アウトで終わるべき」との大滝の進言から伊藤銀次のギターを加えて、急遽カット・アウトに変更された[book 9][book 10]。大滝はこの曲が、かつて自身が沢田に提供した<あの娘にご用心>と通じるものを感じたという。「当然、佐野くんは知らないんだけども、僕が沢田研二に書いてた<あの娘にご用心>が<彼女はデリケート>となって80年の暮れに出てきた。佐野くんとはその前に偶然に会っているにもかかわらず、裏の見えないところで繋がっていたとは僕も思ってなかった」という。<彼女はデリケート>を収録した沢田のアルバム『G.S.I LOVE YOU[注釈 13]は全曲、アレンジを伊藤が手がけたことを踏まえて大滝は「<あの娘にご用心>のコーラスが山下じゃなくて銀次だったら沢田さんとのリレーションも分かりやすかったんだけどね。という不思議な縁があったので、『トライアングルVol.2』の1曲目は<彼女はデリケート>でなければ、と後に思ったんですね」[book 7]としている。なお、曲はじめの詩の朗読は羽田空港のロビーで、佐野自身がソニー社製デンスケで“生録”したもの[book 10]
  3. Bye Bye C-Boy
    • 作詞・作曲:佐野元春
    • 佐野が高校時代に出場した『第8回ポピュラーソングコンテストつま恋本選会[注釈 14]にて自身のバンド“バックレイン元春セクション”で演奏した曲。「Bye Bye C-Boy」の“C”とはクリスチャンのことで、ミッション系の高校に通っていた佐野自身のことと思われる[book 11]。10代のときに作った曲で佐野自身、本作収録曲の中で一番思い出が深いという。「8年ぐらいのブランクをおいてレコードになったと思うけど、これはいつしかレコードにしようと思ってて、なったときはすごく嬉しかったですね。これは、ビートルズのパロディ以外の何者でもなくて、僕にとって唯一、女の人の立場から書いた曲なんだけど」[book 6]と答えている。さらに、「8年前にバックレイン元春セクションでやった時は、ある程度パワーを感じてやってましたけど、今レコードになったものを聞いてみると、やっぱり当時こういうことをやりたかったんだということを新たに表明したに過ぎなかったかなって気がします」[book 6]と振り返っている。佐野によれば、間奏部に出てくる語りは聖書の一節を朗読したものだという。
  4. マンハッタンブリッヂにたたずんで
    • 作詞・作曲:佐野元春
    • 当初は次作[注釈 15]への収録を予定していたが、曲を聞いた大滝から是非欲しいという要望を受けて本作に収録された[注釈 16]。佐野は「最初、詞を書いて銀次なんかに聞かせると、暗いって言われて。何か佐野くん、だんだん暗くなってきたんじゃないとか言われて、すごく焦ったんです。だけど、ライチャス・ブラザーズなんかも、詞だけ読んでいるとすごく大袈裟なんだ。だけど全体のサウンド・タッチとか、そういうのでポップ・ソングになりえている。すなわち詞って論理だと思うわけです。その論理が作られたサウンドの中で論理ではなくなってきた。だから、論理がどれくらいポップ・ソングになりえるかみたいな一つの実験材料としてやってみたんだ」[book 6]という。伊藤に言われてその後、もう一回書き直して出来たのがこの曲だという。後にシングル「Happy Man[注釈 17]のカップリングに収録された。
  5. Nobody
    • 作詞・作曲:杉真理
    • 杉によればこの曲はジョン・レノンが亡くなった直後に作ったという。「その時からレコーディングするときは、サビの部分の下のコーラスを佐野くんに付けて貰いたいと思っていたんです。コーラスを録った後、佐野くんと一緒に1本のマイクで掛け声みたいなものをやったら、恐ろしいほどにキマリました」[book 3]という。間奏のリード・ギターは杉自身が弾いている。
  6. ガールフレンド
    • 作詞・作曲:杉真理
    • この曲は竹内まりやのデビュー・アルバム『BEGINNING[注釈 18]へ書き下ろした「目覚め (Waking Up Alone)」を自身の詞に変えた曲。この曲の作詞を手がけた松山猛の了承を得て、女性からの視点だった歌詞を変え、「ガールフレンド」に改題、セルフ・カヴァーした[book 10]。杉は「佐野くんの家で、対大滝詠一の作戦会議を開いたとき、アコースティックなスローの曲がないということで、この曲をやることになったんです。まりやの<目覚め>は<恋は水色>の世界に近いものになっちゃったけど、これはデモ・テープの時のイギリスっぽい寂れたムードに近いものになったと思う」[book 3]としている。
  7. 夢みる渚
    • 作詞・作曲:杉真理
    • これも竹内まりやのシングル用に書かれた曲だが、彼女のディレクターの意向で不採用となった曲だという。杉は自身の次作『OVERLAP』[注釈 19]への収録を考えていたが、大滝からの“一番杉らしいんじゃない? 『トライアングル』に入れろよ”というアドバイスに“ああそうかな”と思い、本作への収録となった。当初は自分では気づかなかったが、ダビングをしていく内にわかってきたので、その感謝の意味を込め、歌詞の中に“LONG VACATION”という一節が入れられた。さらに杉は、鈴木茂にスティール・ギターを入れて貰ったことで、自分の世界が一挙に広がった曲だともしている。後にアルバム『HAVE A HOT DAY![注釈 20]にてセルフ・カヴァーしており、そこでは“LONG VACATION”が“NIAGARA TRIANGLE”に変更されている[book 10]

SIDE 2

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  1. Love Her
    • 作詞・作曲:杉真理
    • この曲は『トライアングルVol.2』の半年ほど前に書いた曲だという。杉は「ピアノでCマイナーを弾いて“LOVE HER”と歌った時、何故か秋吉久美子さんの顔が浮かびました。これも自分のアルバムに入れるつもりだったんですけど、大滝さんに“杉らしいんじゃない?”と言われて最初は色々と反論していたんだけど結局、入れることになりました」[book 3]という。アルバム・リリース後、3人でのハワイ旅行の時、出発前に空港で佐野から真っ先に“<LOVE HER>って、いいね”と言われたことを覚えているという。
  2. 週末の恋人たち
    • 作詞・作曲:佐野元春
    • 佐野曰く“ナイアガラ用に書いた曲”だという。クルーナー的ともいえるソフトな歌唱はツアー続きのために喉がへたっていたことが要因で、苦肉の策で生まれたものだと佐野は語っている[book 10]。さらに「大滝さんを聞く人はいわゆる20代のモラトリアムの状態にあるっていうか、自分の場所がよく決定しない中で、何か自分の人生の意味みたいなものを模索しているという人がきっと多いだろうと感じたんです。その人たちに向けての曲で、自分はとにかく働かなくちゃいけない。それで稼いだ金っていうのは自分が生活するよりも何よりも君にいかしたバースデイ・プレゼントを贈りたいためなんだよというような、わりと今の心情を歌いたいなと思って。僕もそうだけど、僕の歌っていうのは皆モラトリアムの人たちが出てくるんだ、10代の人も、20代の人も。でもサウンドがソフトすぎて、今聞くとすごくくすぐったい」[book 6]という。のちにバラード・ベスト・アルバム『Slow Songs[注釈 21]にリミックス・ヴァージョンで収録された。
  3. オリーブの午后
    • 作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一
    • 当初、大滝は佐野と杉の楽曲を踏まえ、「二人がリヴァプール・イディオムだっていうのは百もわかってるわけじゃない? だから最初は俺もリヴァプール・イディオムでやろうと思ったの。そうしたらアルバムの統一性が出るし。で、思いついたのがそのときはまだ曲にしなかったんだけど、1曲目が後に<1969年のドラッグ・レース>になるアイデア。俺がイギリスって言ったらデイヴ・クラーク・ファイヴだから。あえてDC5の<トライ・トゥ・ハード>をイントロにしてるってことは、リヴァプールでっせという宣言。コード進行はホリーズの<ジェニファー・エックルズ>とポール・サイモンの<59番街橋の歌>と同じ。2曲目はマンフレッド・マンの<マイティ・クイン>。それが後に<恋のナックル・ボール>になる。20周年盤『イーチ・タイム』[注釈 22]に入れたスロウ・ヴァージョン。またあれもバディ・ホリーなの。俺にとってリヴァプールっていったらバディ・ホリーとエヴァリー・ブラザーズなのよ。リヴァプールのオリジン。周辺なりオリジンをやることでそれを出す。どうしてもひねるんだよ。佐野くんや杉くんがビートルズ・オリエンテッドなものをそのまま素直に出せるっていうのは世代だね。<Nobody>や<彼女はデリケート>を聞いたとき、ストレートに行ける君たちがうらやましかったですよ。だから僕はDC5/ホリーズと、マンフレッド・マン、そしてジョー・ミークでいこうと構想した。ジョー・ミークは君たちにはないからね。それで<A面で恋をして>がバディー・ホリーのスペクター・サウンド。この4曲でやったらうまくいくんじゃないかって。つまり僕のところは<1969年のドラッグ・レース>、<恋のナックル・ボール>、<フィヨルドの少女>[注釈 23]、<A面で恋をして>になってたかもしれない」[book 7]と思っていたというが、「でも、元はといえば『ロング・バケイション』[注釈 8]の続編が出る予定の年だったんだよ。ソニーとしてはね。なんとしても『ロンバケ2』を出して欲しかった。だから、結局そっちをやった。あれは片面の『ロング・バケイション2』なわけ。だって、『ロング・バケイション』が待たれているんだもの。とともに、松田聖子の『風立ちぬ[注釈 24]のアルバムで片面分5曲を作ったから、それと完璧にシンメトリックにした」[book 7]とし、<風立ちぬ>は<オリーブの午后>、<一千一秒物語>は<白い港>、<ガラスの入り江>は<Water Color>、<いちご畑でつかまえて>は<ハートじかけのオレンジ>で、これをAB面として聞くと完璧なシンメトリーになっているという。
  4. 白い港
    作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一
  5. Water Color
    作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一
  6. ハートじかけのオレンジ
    • 作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一
    • エンディングの後にSEが続けて収録されている。

クレジット

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SANO's SIDE

[編集]
Engineers  : 
  • 飯泉“TOPPY”俊之
  • 水谷照也
  • 中山大輔
Assistant : 坂元“SMILEY”達也
Re-Mix Engineer : 吉野金次
Recorded at CBS/SONY Roppongi, TAKE ONE
Re-Mixed at TAKE ONE Studio
Direction  : 
Arranger : 佐野元春
 
«MUSICIANS»
Dr : 山木秀夫島村英二
E.B : 小野田“diet”清文
W.B : 荒川康男
E.G : 村松邦男今剛土方隆行、伊藤銀次、矢島賢
A.G  : 
Key : 西本明、佐野元春、国吉良一
Per : 鳴島英治、高杉登、柴田“daddy”光久
Horns : 数原晋小林正弘、柴田“daddy”光久
Cho : プリティ・フラミンゴス、佐野元春、伊藤銀次
Str.Arr : 大村雅朗
Guests  : 
Thanks : Music Land & Take One Studio's Coffee

SUGI's SIDE

[編集]
Engineers : 助川健、大野邦彦
Assistants  : 
  • 伊東俊郎、大城健、
  • 高松幹大、渡辺茂実、
  • 川部修久、鈴木良博
Re-Mix Engineer : 助川“GH”健
Recorded at
  • CBS/SONY,
  • Sound City, TAKE ONE
Re-Mixed at CBS/SONY, Roppongi & Shinanomachi
Direction  : 
Arranger : 杉真理
 
«MUSICIANS»
Dr : 林立夫、藤本吉文、島村英二
E.B : 岡沢茂、高嶋正博
E.G : 鈴木茂、杉真理、佐々木信教
A.G : 吉川忠英
Key : 佐藤準中西康晴、堀口和男、嶋田陽一
Per : 石井宏太郎
Horns : 数原晋、小林正弘、山田栄
Cho : 杉真理、堀口和男
Str.Arr : 佐藤準
Guest : 佐野元春 (A-5)

OHTAKI's SIDE

[編集]
Recording & Re-Mixed Engineer : 吉田“座頭ミックス”保
Assistants  : 
  • Papilapopa大野、
  • マイムマイム大城、Yakiniku川部、Golf芳川、
  • Kusomajime深田、コケティッシュ渡辺、
  • メトロノームAtom
Recorded & Re-Mixed at
  • CBS/SONY Studio,
  • Roppongi & Shinanomachi
Direction : 白川隆三 (CBS/SONY)
Arranger : CHELSEA
 
«MUSICIANS»
Dr : 青山純、林立夫、島村英二
E.B : 長岡道夫、後藤次利
W.B : 荒川康男
E.G : 鈴木茂、村松邦男
A.G  : 
  • 吉川忠英、安田裕美、笛吹利明、徳武弘文、加藤博之、
  • 鳴海寛、三畑卓次、宮本浩和、松下誠、荻谷清
Key  : 
Per  : 
  • 鳴島英治、川瀬正人、石井宏太郎、高杉登、
  • 菅原由紀、斉藤ノブ、横山達治、片山茂光、木村誠、納見義徳
Horns  : 
Harp : 山川恵子、入江愛子
Mandola : 宇都宮積善、和智秀樹
Str Arr : 井上鑑、松任谷正隆 (A-1)
Thanks To ヨロシタ ミュージック


Motoharu Sano appears by the Courtesy of EPIC/SONY Records
Ginji Itoh appears by the Courtesy of POLYSTAR Records
Cutting Engineer : Gutsman鉄平
Produced by Eichi Ohtaki

スタッフ

[編集]
  • PRODUCER: 大瀧詠一
  • CO-PRODUCERS: 佐野“ライオン”元春、杉“Baby Talk”真理
  • ENGINEERS: 吉田保吉野金次、助川健
  • COVER DESIGN: 中山泰

CD選書シリーズ

[編集]
『NIAGARA TRIANGLE Vol.2』
ナイアガラ・トライアングルスタジオ・アルバム
リリース
録音
  • 【SANO's SIDE】CBS/Sony Roppongi, TAKE ONE
  • 【SUGI's SIDE】CBS/Sony, Sound City, TAKE ONE
  • 【OHTAKI's SIDE】CBS/Sony Studio, Roppongi & Shinanomachi
ジャンル
時間
レーベル NIAGARACBS/SONY
プロデュース
ナイアガラ・トライアングル アルバム 年表
  • NIAGARA TRIANGLE Vol.2
  • (1989年 (1989)
  • NIAGARA TRIANGLE Vol.2
  • (1991年 (1991)
EANコード
  • ASIN B00005G3F7
  • JAN 4988009166223
ナイアガラ・レーベル 年表
テンプレートを表示

解説

[編集]

CD選書シリーズ」の一枚として廉価盤でのリリース。1991年リマスターを使用、全13曲のオリジナルに戻された。

収録曲

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  1. A面で恋をして  – (3:13)
    松本隆 / 大瀧詠一
  2. 彼女はデリケート  – (3:31)
    佐野元春
  3. Bye Bye C-Boy  – (3:20)
    佐野元春
  4. マンハッタンブリッヂにたたずんで  – (3:46)
    佐野元春
  5. Nobody  – (2:27)
    杉真理
  6. ガールフレンド  – (3:18)
    杉真理
  7. 夢みる渚  – (3:44)
    杉真理
  8. Love Her  – (3:51)
    杉真理
  9. 週末の恋人たち  – (3:53)
    佐野元春
  10. オリーブの午后  – (3:39)
    松本隆 / 大瀧詠一
  11. 白い港  – (4:09)
    松本隆 / 大瀧詠一
  12. Water Color  – (4:07)
    松本隆 / 大瀧詠一
  13. ハートじかけのオレンジ  – (3:13)
    松本隆 / 大瀧詠一

クレジット

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SANO's SIDE

[編集]
Engineers  : 
  • 飯泉“TOPPY”俊之
  • 水谷照也
  • 中山大輔
Assistant : 坂元“SMILEY”達也
Re-Mix Engineer : 吉野金次
Recorded at CBS/Sony Roppongi, TAKE ONE.
Re-Mixed at TAKE ONE Studio
Direction  : 
  • 小坂洋二 (EPIC SONY)
  • 早川隆 (THUNDER MUSIC)
  • 伊藤銀次
Arranger : 佐野元春
 
«MUSICIANS»
Dr : 山木秀夫島村英二
E.B : 小野田“diet”清文
W.B : 荒川康男
E.G : 村松邦男今剛土方隆行、伊藤銀次、矢島賢
A.G  : 
Key : 西本明、佐野元春、国吉良一
Per : 鳴島英治、高杉登、柴田“daddy”光久
Horns : 数原晋小林正弘、柴田“daddy”光久
Cho : プリティ・フラミンゴス、佐野元春、伊藤銀次
Str.Arr : 大村雅朗
Guests  : 
Thanks  : 
  • Music Land & Take One Studio's
  • Coffee

SUGI's SIDE

[編集]
Engineers : 助川健、大野邦彦
Assistants  : 
  • 伊東俊郎、大城健、
  • 高松幹大、渡辺茂実、
  • 川部修久、鈴木良博
Re-Mix Engineer : 助川“GH”健
Recorded at
  • CBS/Sony
  • Sound City, TAKE ONE
Re-Mixed at
  • CBS/SONY,
  • Roppongi & Shinanomachi
Direction  : 
  • 鈴木幹次 (東京音楽出版)
  • 須藤晃 (CBS/SONY)
Arranger : 杉真理
 
«MUSICIANS»
Dr : 林立夫、藤本吉文、島村英二
E.B : 岡沢茂、高嶋正博
E.G : 鈴木茂、杉真理、佐々木信教
A.G : 吉川忠英
Key : 佐藤準中西康晴、堀口和男、嶋田陽一
Per : 石井宏太郎
Horns : 数原晋、小林正弘、山田栄
Cho : 杉真理、堀口和男
Str.Arr : 佐藤準
Guest : 佐野元春 (5)

OHTAKI's SIDE

[編集]
Recording & Re-Mixed Engineer : 吉田“座頭ミックス”保
Assistants  : 
  • Papilapopa 大野、マイムマイム 大城、Yakiniku 川部、
  • Golf 芳川、Kusomajime 深田、
  • コケティッシュ 渡辺、メトロノームAtom
Recorded & Re-Mixed at
  • CBS/Sony Studio,
  • Roppongi & Shinanomachi
Direction : 白川隆三 (CBS/SONY)
Arranger : CHELSEA
 
«MUSICIANS»
Dr : 青山純、林立夫、島村英二
E.B : 長岡道夫、後藤次利
W.B : 荒川康男
E.G : 鈴木茂、村松邦男
A.G  : 
  • 吉川忠英、安田裕美、笛吹利明、徳武弘文、
  • 加藤博之、鳴海寛、三畑卓次、宮本浩和、
  • 松下誠、荻谷清
Key  : 
Per  : 
  • 鳴島英治、川瀬正人、石井宏太郎、高杉登、
  • 菅原由紀、斉藤ノブ、横山達治、片山茂光、木村誠、
  • 納見義徳
Horns  : 
Harp : 山川恵子、入江愛子
Mandola : 宇都宮積善、和智秀樹
Str Arr : 井上鑑、松任谷正隆 (1)
Thanks To ヨロシタ ミュージック


Motoharu Sano appears by the Courtesy of EPIC/SONY Records
Ginji Itoh appears by the Courtesy of POLYSTAR Records
Produced by EIICHI OHTAKI
Remasterd on Dec. 1990 & Jan. 1991
Engineer: Teppei Kasai

スタッフ

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  • PRODUCER: 大瀧詠一
  • CO-PRODUCERS: 佐野“ライオン”元春、杉“Baby Talk”真理
  • ENGINEERS: 吉田保吉野金次、助川健
  • COVER DESIGN: 中山泰

20th Anniversary Edition

[編集]
『NIAGARA TRIANGLE Vol.2 20th Anniversary Edition』
ナイアガラ・トライアングルスタジオ・アルバム
リリース
録音
  • 【SANO's SIDE】CBS/Sony Roppongi, TAKE ONE
  • 【SUGI's SIDE】CBS/Sony, Sound City, TAKE ONE
  • 【OHTAKI's SIDE】CBS/Sony Studio, Roppongi & Shinanomachi
ジャンル
時間
レーベル NIAGARASony Music Records
プロデュース
ナイアガラ・トライアングル アルバム 年表
  • NIAGARA TRIANGLE Vol.2 20th Anniversary Edition
  • (2002年 (2002)
  • NIAGARA TRIANGLE Vol.1 30th Anniversary Edition
  • (2006年 (2006)
EANコード
ナイアガラ・レーベル 年表
  • NIAGARA TRIANGLE Vol.2 20th Anniversary Edition / ナイアガラ・トライアングル
  • (2002年 (2002)
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解説

[編集]

大滝詠一監修による2002年 (2002)リマスタリング音源を使用。ボーナス・トラックとして、2曲のシングル・ヴァージョンと、3曲のアルバム未収録曲。さらに「A面で恋をして」のCMヴァージョンを加えた計6曲を収録。

収録曲

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  1. A面で恋をして  – (3:12)
    松本隆 / 大瀧詠一
  2. 彼女はデリケート  – (3:31)
    佐野元春
  3. Bye Bye C-Boy  – (3:20)
    佐野元春
  4. マンハッタンブリッヂにたたずんで  – (3:47)
    佐野元春
  5. Nobody  – (2:28)
    杉真理
  6. ガールフレンド  – (3:17)
    杉真理
  7. 夢みる渚  – (3:44)
    杉真理
  8. Love Her  – (3:51)
    杉真理
  9. 週末の恋人たち  – (3:53)
    佐野元春
  10. オリーブの午后  – (3:40)
    松本隆 / 大瀧詠一
  11. 白い港  – (4:11)
    松本隆 / 大瀧詠一
  12. Water Color  – (4:08)
    松本隆 / 大瀧詠一
  13. ハートじかけのオレンジ  – (3:13)
    松本隆 / 大瀧詠一
  14. 彼女はデリケート (Single Version)  – (2:46)
  15. こんな素敵な日には  – (4:12)
    • 佐野元春
    • 本作と同日発売のシングルには、アルバム未収録曲がカップリングとして収録されていて、この曲は佐野のシングル「彼女はデリケート」[注釈 25]のカップリング。佐野が大学時代、マイケル・フランクスやベン・シドラン、マーク・アーモンドといったいわゆるトミー・リピューマがプロデュースしたような系統の音楽を聞いていた頃に書かれた曲だという。後にベスト・アルバム『No Damage』[注釈 26]、『SLOW SONGS』[注釈 21]それぞれに収録された。2014年 (2014)には、雪村いづみとの共演アルバム『トーキョー・シック』[注釈 28]で再レコーディングされている。
  16. ラストナイト  – (3:50)
    • 杉真理
    • 杉のシングル「夢見る渚」[注釈 29]のカップリング。杉が当初アルバム収録を予定していたのは「ガールフレンド」と「Nobody」に、『OVERLAP』[注釈 19]収録曲の「Lonely Girl」、そして、この「ラストナイト」だったという。この曲は杉によれば「以前から劇中劇みたいなものが好きだったので、やってみたいと思っていたアイデアなんです。途中のライヴっぽくなるところのフレーズは<ライヴ・カプセル>のパロディーです。あのシーンでは僕はビートルズの曲のタイトルを連呼しています」[book 3]という。
  17. ROCK'N' ROLL 退屈男  – (3:01)
    • 大瀧詠一
    • 大滝のシングル「ハートじかけのオレンジ」[注釈 30]のカップリングで、クレジットは“大滝詠一 with Jack Tones”名義となっている。80年代で最も70年代ナイアガラ的な曲[book 13]。後に、ソニー時代の提供曲を集めたコンピレーション・アルバム『大瀧詠一 Song Book I -大瀧詠一作品集 (1980-1985)-』[注釈 31]に、イントロのカウント音がカットされたバージョンで収録。2010年の改定盤『大瀧詠一 Song Book I -大瀧詠一 作品集 Vol.1 (1980-1998)-』[注釈 32]ではカウント入りで収録された。また、エンディングが「ひらけ!ポンキッキ」でコーナーのBGMに使用された。
  18. ハートじかけのオレンジ (Single Version)  – (2:51)[注釈 30]
    • 松本隆 / 大瀧詠一
    • エンディングのSEがカットされている。
  19. A面で恋をして (CM Version)
    • 松本隆 / 大瀧詠一
    • 終了後、マシンガンのSEが入っている。

クレジット

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SANO's SIDE

[編集]
Engineers  : 
  • 飯泉“TOPPY”俊之
  • 水谷照也
  • 中山大輔
Assistant : 坂元“SMILEY”達也
Re-Mix Engineer : 吉野金次
Recorded at CBS/Sony Roppongi, TAKE ONE.
Re-Mixed at TAKE ONE Studio
Direction  : 
  • 小坂洋二 (EPIC SONY)
  • 早川隆 (THUNDER MUSIC)
  • 伊藤銀次
Arranger : 佐野元春
 
«MUSICIANS»
Dr : 山木秀夫島村英二
E.B : 小野田“diet”清文
W.B : 荒川康男
E.G : 村松邦男今剛土方隆行、伊藤銀次、矢島賢
A.G  : 
Key : 西本明、佐野元春、国吉良一
Per : 鳴島英治、高杉登、柴田“daddy”光久
Horns : 数原晋小林正弘、柴田“daddy”光久
Cho : プリティ・フラミンゴス、佐野元春、伊藤銀次
Str.Arr : 大村雅朗
Guests  : 
Thanks  : 
  • Music Land & Take One Studio's
  • Coffee

SUGI's SIDE

[編集]
Engineers : 助川健、大野邦彦
Assistants  : 
  • 伊東俊郎、大城健、
  • 高松幹大、渡辺茂実、
  • 川部修久、鈴木良博
Re-Mix Engineer : 助川“GH”健
Recorded at
  • CBS/Sony
  • Sound City, TAKE ONE
  • Re-Mixed at CBS/SONY,
  • Roppongi & Shinanomachi
Direction  : 
  • 鈴木幹次 (東京音楽出版)
  • 須藤晃 (CBS/SONY)
Arranger : 杉真理
 
«MUSICIANS»
Dr : 林立夫、藤本吉文、島村英二
E.B : 岡沢茂、高嶋正博
鈴木茂、杉真理、佐々木信教
A.G : 吉川忠英
Key : 佐藤準中西康晴、堀口和男、嶋田陽一
Per : 石井宏太郎
Horns : 数原晋、小林正弘、山田栄
Cho : 杉真理、堀口和男
Str.Arr : 佐藤準
Guest : 佐野元春 (5)

OHTAKI's SIDE

[編集]
Recording & Re-Mixed Engineer : 吉田“座頭ミックス”保
Assistants  : 
  • Papilapopa 大野、
  • マイムマイム 大城、Yakiniku 川部、
  • Golf 芳川、Kusomajime 深田、
  • コケティッシュ 渡辺、メトロノームAtom
Recorded & Re-Mixed at
  • CBS/Sony Studio,
  • Roppongi & Shinanomachi
Direction  : 
  • 白川隆三 (CBS/SONY)
  • 城田雅昭 (Niagara Room)
Arranger : CHELSEA
 
«MUSICIANS»
Dr : 青山純、林立夫、島村英二
E.B : 長岡道夫、後藤次利
W.B : 荒川康男
E.G : 鈴木茂、村松邦男
A.G  : 
  • 吉川忠英、安田裕美、笛吹利明、徳武弘文、
  • 加藤博之、鳴海寛、三畑卓次、宮本浩和、
  • 松下誠、荻谷清
Key  : 
Per  : 
  • 鳴島英治、川瀬正人、石井宏太郎、高杉登、
  • 菅原由紀、斉藤ノブ、横山達治、片山茂光、木村誠、
  • 納見義徳
Horns  : 
Harp : 山川恵子、入江愛子
Mandola : 宇都宮積善、和智秀樹
Str Arr : 井上鑑、松任谷正隆 (1)
Thanks To ヨロシタ ミュージック


Motoharu Sano appears by the Courtesy of EPIC/SONY Records
Ginji Itoh appears by the Courtesy of POLYSTAR Records
Produced by EIICHI OHTAKI
Remastered on Jan & Feb. 2002
Engineer: TETSUYA NAITOH

スタッフ

[編集]
  • PRODUCER: 大瀧詠一
  • CO-PRODUCERS: 佐野“ライオン”元春、杉“Baby Talk”真理
  • ENGINEERS: 吉田保吉野金次、助川健
  • COVER DESIGN: 中山泰

30th Edition

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『NIAGARA TRIANGLE Vol.2 30th Edition』
ナイアガラ・トライアングルスタジオ・アルバム
リリース
録音
  • 【SANO's SIDE】CBS/Sony Roppongi, TAKE ONE
  • 【SUGI's SIDE】CBS/Sony, Sound City, TAKE ONE
  • 【OHTAKI's SIDE】CBS/Sony Studio, Roppongi & Shinanomachi
ジャンル
時間
レーベル NIAGARASony Music Records
プロデュース
ナイアガラ・トライアングル アルバム 年表
  • NIAGARA TRIANGLE Vol.2 30th Edition
  • (2012年 (2012)
EANコード
大滝詠一 年表
ナイアガラ・レーベル 年表
  • A LONG VACATION 30th Edition / 大滝詠一
  • NIAGARA CD BOOK I / V.A.
  • (2011年 (2011)
  • NIAGARA TRIANGLE Vol.2 30th Edition / ナイアガラ・トライアングル
  • (2012年 (2012)
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解説

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30周年盤は2011年 (2011)リマスターによるdisc 1と、全曲分の純カラオケ・バージョンを収録したボーナス・ディスクのdisc 2で構成。そのうち「A面で恋をして」はコーラスあり、なしの2ヴァージョンを収録。初回盤はデジパック+三方背ボックスによる限定仕様のほか、“ナイアガラトライアングルvol.2 オリジナルグッズ”プレゼント応募ハガキを封入[注釈 33]

disc 1 <ナイアガラトライアングルvol.2>

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  1. A面で恋をして  – (3:11)
    作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一
  2. 彼女はデリケート  – (3:30)
    作詞・作曲:佐野元春
  3. Bye Bye C-Boy  – (3:20)
    作詞・作曲:佐野元春
  4. マンハッタンブリッヂにたたずんで  – (3:47)
    作詞・作曲:佐野元春
  5. Nobody  – (2:27)
    作詞・作曲:杉真理
  6. ガールフレンド  – (3:17)
    作詞・作曲:杉真理
  7. 夢みる渚  – (3:44)
    作詞・作曲:杉真理
  8. Love Her  – (3:51)
    作詞・作曲:杉真理
  9. 週末の恋人たち  – (3:53)
    作詞・作曲:佐野元春
  10. オリーブの午后  – (3:39)
    作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一
  11. 白い港  – (4:09)
    作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一
  12. Water Color  – (4:07)
    作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一
  13. ハートじかけのオレンジ  – (3:11)
    作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一

disc 2 <ナイアガラトライアングルvol.2 TRACKS>

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  1. A面で恋をして(Choアリ)  – (3:11)
  2. 彼女はデリケート  – (3:17)
  3. Bye Bye C-Boy  – (3:19)
  4. マンハッタンブリッヂにたたずんで  – (3:47)
  5. Nobody  – (2:25)
  6. ガールフレンド  – (3:18)
  7. 夢みる渚  – (3:44)
  8. Love Her  – (3:50)
  9. 週末の恋人たち  – (3:53)
  10. オリーブの午后  – (3:38)
  11. 白い港  – (4:09)
  12. Water Color  – (4:07)
  13. ハートじかけのオレンジ  – (2:50)
  14. A面で恋をして(Choナシ)  – (3:12)

クレジット

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SANO's SIDE

[編集]
Engineers  : 
  • 飯泉“TOPPY”俊之
  • 水谷照也
  • 中山大輔
Assistant : 坂元“SMILEY”達也
Re-Mix Engineer : 吉野金次
Recorded at CBS/Sony Roppongi, TAKE ONE.
Re-Mixed at TAKE ONE Studio
Direction  : 
  • 小坂洋二 (EPIC SONY)
  • 早川隆 (THUNDER MUSIC)
  • 伊藤銀次
Arranger : 佐野元春
 
«MUSICIANS»
Dr : 山木秀夫島村英二
E.B : 小野田“diet”清文
W.B : 荒川康男
E.G : 村松邦男今剛土方隆行、伊藤銀次、矢島賢
A.G  : 
Key : 西本明、佐野元春、国吉良一
Per : 鳴島英治、高杉登、柴田“daddy”光久
Horns : 数原晋小林正弘、柴田“daddy”光久
Cho : プリティ・フラミンゴス、佐野元春、伊藤銀次
Str.Arr : 大村雅朗
Guests  : 
Thanks  : 
  • Music Land & Take One Studio's
  • Coffee

SUGI's SIDE

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Engineers : 助川健、大野邦彦
Assistants  : 
  • 伊東俊郎、大城健、
  • 高松幹大、渡辺茂実、
  • 川部修久、鈴木良博
Re-Mix Engineer : 助川“GH”健
Recorded at
  • CBS/Sony
  • Sound City, TAKE ONE
Re-Mixed at
  • CBS/SONY,
  • Roppongi & Shinanomachi
Direction  : 
  • 鈴木幹次 (東京音楽出版)
  • 須藤晃 (CBS/SONY)
Arranger : 杉真理
 
«MUSICIANS»
Dr : 林立夫、藤本吉文、島村英二
E.B : 岡沢茂、高嶋正博
E.G : 鈴木茂、杉真理、佐々木信教
A.G : 吉川忠英
Key : 佐藤準中西康晴、堀口和男、嶋田陽一
Per : 石井宏太郎
Horns : 数原晋、小林正弘、山田栄
Cho : 杉真理、堀口和男
Str.Arr : 佐藤準
Guest : 佐野元春 (5)

OHTAKI's SIDE

[編集]
Recording & Re-Mixed Engineer : 吉田“座頭ミックス”保
Assistants  : 
  • Papilapopa 大野、
  • マイムマイム 大城、Yakiniku 川部、
  • Golf 芳川、Kusomajime 深田、
  • コケティッシュ 渡辺、メトロノームAtom
Recorded & Re-Mixed at
  • CBS/Sony Studio,
  • Roppongi & Shinanomachi
Direction : 白川隆三 (CBS/SONY)
Arranger : CHELSEA
 
«MUSICIANS»
Dr : 青山純、林立夫、島村英二
E.B : 長岡道夫、後藤次利
W.B : 荒川康男
E.G : 鈴木茂、村松邦男
A.G  : 
  • 吉川忠英、安田裕美、笛吹利明、徳武弘文、
  • 加藤博之、鳴海寛、三畑卓次、宮本浩和、
  • 松下誠、荻谷清
Key  : 
Per  : 
  • 鳴島英治、川瀬正人、石井宏太郎、高杉登、
  • 菅原由紀、斉藤ノブ、横山達治、片山茂光、木村誠、
  • 納見義徳
Horns  : 
Harp : 山川恵子、入江愛子
Mandola : 宇都宮積善、和智秀樹
Str Arr : 井上鑑、松任谷正隆 (1)
Thanks To ヨロシタ ミュージック


Motoharu Sano appears by the Courtesy of EPIC/SONY Records
Ginji Itoh appears by the Courtesy of POLYSTAR Records
Produced by EIICHI OHTAKI
Remastered on Nov & Dec. 2011
Engineer: TETSUYA NAITOH
 
30th Reissue Staff
柿崎景二 (ADA 7000R)
内藤哲也 (Sony Music Studios Tokyo)
城田雅昭 (Director)
笛吹銅次 (Niagara)

スタッフ

[編集]
  • PRODUCER: 大瀧詠一
  • CO-PRODUCERS: 佐野“ライオン”元春、杉“Baby Talk”真理
  • ENGINEERS: 吉田保吉野金次、助川健
  • COVER DESIGN: 中山泰

リリース履歴

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# 発売日 リリース 規格 品番 備考
1 1982年3月21日 (1982-03-21) ナイアガラCBSソニー
LP
28AH 1441 (NGLP-533,534-NT) 帯の代わりにステッカーが貼られる。
2 28KH 1130  
3 1982年10月1日 (1982-10-01)
CD
35DH 2 (NGCD-8-NT) プレス時期によりマスタリング違いが3種類存在する。初回プレスのみ、盤の表面がゴールドになっている。セカンドプレスはシルバー。サードプレスはシルバー+アーティスト番号入り。
4 1989年6月1日 (1989-06-01)
CD
27DH 5301 (NGCD-2-NT) 1989年 (1989)リマスター、「A面で恋をして」をカットした全12曲。
5
CT
27KH 5301
6 1991年3月21日 (1991-03-21)
CD
CSCL 1662 (NGCD-2-NT) CD選書シリーズの一枚。全13曲のオリジナルに戻る。
7 1997年10月22日 (1997-10-22) ナイアガラ ⁄ ソニー SRYL 7321 (NGMD-2-NT) MD選書シリーズの一枚。全13曲。
8 2002年3月21日 (2002-03-21)
CD
SRCL 5001 (NGCD-2-NT)
9 2012年3月21日 (2012-03-21)
2CD
SRCL 8002-3
  • 『NIAGARA TRIANGLE Vol.2 30th Edition』
  • Disc1に『NIAGARA TRIANGLE Vol.2』30thリマスター、Disc2に全曲分の純カラオケを収録。「A面で恋をして」だけはコーラス有り、無しと2バージョンのカラオケを収録、全14曲分のカラオケで構成。
10
  • 2014年3月19日 (2014-03-19)
  • 2014年4月1日 (2014-04-01)
デジタル・ダウンロード
-
通常音質(全13曲:AAC 128/320kbps)[web 4][web 5][web 6][web 7][web 8]
11 2015年3月21日 (2015-03-21)
CD
SRCL 8702 『NIAGARA CD BOOK II』(12CD:SRCL 8700-11)の中の一枚、20周年盤、30周年盤とは異なったアナログ・マスターを使用しての新規リマスター音源収録。
12 2022年3月21日 (2022-03-21) ナイアガラ ⁄ ソニー・ミュージックレーベルズ
2CD
SRCL 12310~11
  • NIAGARA TRIANGLE Vol.2 40th Anniversary Edition
  • Disc-1は1982年 (1982)にリリースされた『NIAGARA TRIANGLE Vol.2』を2022年 (2022)最新リマスター音源で収録。Disc-2には、1982年 (1982)のオリジナル盤リリース時に大滝詠一が自ら制作したスペシャル・ラジオプログラム「スピーチ・バルーン 1982」を完全収録。更に、『ニッポン放送「スピーチ・バルーン 2012」』も併せて収録。更に、ボーナス・トラックとして「A面で恋をして」唯一のライブ音源 [1981/12/3 Headphone Concert Version]も収録した2枚組通常盤。
13
2LP
SRJL 1235~6

脚注

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注釈

[編集]
  1. ^ a b ナイアガラ・トライアングル大滝詠一山下達郎伊藤銀次)『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』 1976年3月25日 (1976-03-25)発売 NIAGARACOLUMBIA LP:LQ-7001
  2. ^ 1996年 (1996)再発盤『GO! GO! NIAGARA』(1996年3月21日発売 NIAGARA ⁄ Sony Music Records CD:SRCL 3500)の解説によれば大滝はこれより前、ザ・キングトーンズシンガーズ・スリー、そして大滝の一人多重コーラス“Jack Tones”でコーラスをメインとした『トライアングル2』を企画していたという。また、テレビアニメちびまる子ちゃん」放送再開時にシングル「うれしい予感/針切じいさんのロケン・ロール」(1995年2月22日 (1995-02-22)発売 Oo Records CD:OODO-5001)を手がけ、渡辺満里奈植木等の参加によって『ナイアガラ・トライアングル Vol.3』が実現しているような気がしてならないと、プロモーション盤(1995年2月 Oo Records CD:OoDo-93001)の解説“ナイアガラ宣言”で書いている。
  3. ^ 佐藤奈々子『Funny Walkin'』 1977年6月25日 (1977-06-25)発売 BLOW UP ⁄ COLUMBIA LP:LX-7016-A
  4. ^ 佐藤奈々子『Sweet Swingin'』 1977年12月25日 (1977-12-25)発売 BLOW UP ⁄ COLUMBIA LP:LX-7033-A
  5. ^ 佐藤奈々子『Pillow Talk』 1978年10月25日 (1978-10-25)発売 BLOW UP ⁄ COLUMBIA LP:LX-7045-A
  6. ^ MARI & RED STRIPES『MARI & RED STRIPES』 1977年3月25日 (1977-03-25)発売 Victor LP:SF-10070
  7. ^ 杉真理 & レッド・ストライプス『SWINGY』 1978年2月25日 (1978-02-25)発売 Victor LP:SJX-20051
  8. ^ a b 大滝詠一A LONG VACATION』 1981年3月21日 (1981-03-21)発売 NIAGARA ⁄ CBS/SONY LP:27AH 1234, CT:27KH 959
  9. ^ 7月24日当日、杉がライブを行っている間、大滝は下の階の喫茶店に佐野を呼び出していた。大滝によれば「杉くんが上の会場でライブをやっている間に、佐野くんを呼んで。あの日、初めて言った。それまでは誰にも言ってなかった。で、“『トライアングル』やらない? どう?”って佐野くんに初めて訊いたんだよ。そのとき、佐野くんの反応として3通り予想していた。即、“やります”っていうのがひとつ。“ありがたいお話ですが考えさせてください”っていうのがひとつ。もうひとつは“ありがたいお話ですが相談する人がいます”という選択肢。この三つのうちどれかだろうと思ってたわけ。後の二つだったらその瞬間、“ごめん、なかった話にしてくれ”って言うつもりだった。ところが、話が終わるか終わらないかのうちに佐野くんは目を爛爛と輝かせて“ぜひやらせてください!”って前のめりになったんだよ。それはびっくりしたね。で、よし決まった、と。それでそのまま杉くんのところに行って。ステージに上がった」という。それに対して、杉は「今日は大滝さんが来てるってことで、僕がステージで紹介して。そのとき大滝さんが何の話をするのかなと思ってたら、70年代の『ナイアガラ・トライアングル』の話をし始めたから、“はぁ…”って聞いてたら、いつの間にか『VOL2』の話になって。確かそこで佐野くんをステージに呼んだんですよ。それで“佐野くん、どうだい?”って訊いて。俺なんかもうアワアワしてたのに、佐野くんは“…はい、やります”とかクールに答えてて。あの余裕はすごいなぁ、よくあれだけ溜められるなって感心してたんだけど。なんだ、下ではそういうことだったんだ」[book 4]と、後に振り返っている。
  10. ^ ナイアガラ・トライアングル / 大滝詠一「A面で恋をして / さらばシベリア鉄道」 1981年10月21日 (1981-10-21)発売 NIAGARA ⁄ CBS/SONY 7":07SH 1077
  11. ^ a b 佐野元春「SOMEDAY」 1981年6月25日 (1981-06-25)発売 EPIC/SONY 7":07·5H 84
  12. ^ 松田聖子風立ちぬ」 1981年10月7日 (1981-10-07)発売 CBS/SONY 7":07SH 1067
  13. ^ 沢田研二G.S.I LOVE YOU』 1980年12月23日 (1980-12-23)発売 POLYDOL LP:28MX-1020
  14. ^ 第8回ポピュラーソングコンテストつま恋本選会』 1974年10月13日 (1974-10-13) つま恋エキジビションホール
  15. ^ a b c 佐野元春SOMEDAY』 1982年5月21日 (1982-05-21)発売 EPIC/SONY LP:28·3H 61
  16. ^ この曲はもともとアルバムSOMEDAY[注釈 15]のマスターでB面の2曲目にセットされていたが、大滝が「同じアルバムに<サムデイ>は2曲はいらないだろうっていうのが僕の考え方だったんだよ。確かにあの時点でもうシングルの<サムデイ>[注釈 11]はリリースされていたけど、残念ながら大売れしたってわけではなかったでしょ。で、『トライアングルVOL2』に入れる佐野くんの曲に関して<彼女はデリケート><Bye Bye C-Boy><週末の恋人たち>の3曲は決まったんだけど、もう1曲どうしようか、と。何か他にも候補曲があったと思うけれど、いや、それよりも<マンハッタンブリッヂ…>のほうが4曲として完璧になるから、と。自分にはストックがあるからとりあえずこの4曲で…みたいな考え方はダメ。たかが4曲っていうけど、実はその4曲がでかい。4曲で全部を判定される。手を抜いちゃダメなの。もちろんシングルの<サムデイ>は出ていたけども、まだ大衆にまでは届いていなかった。でも『トライアングルVol.2』は間違いなく大衆にまでも届く。とはいえ、<サムデイ>を入れるわけにはいかないから、ここは是が非でも<マンハッタンブリッヂ…>だ、と。あの曲を聴いて初めて佐野元春を知った人が、次何か聴きたいと思ったときにようやく<サムデイ>に気付く。あ、こういう曲があったのか、と。実際、佐野くんのアルバム『サムデイ』[注釈 15]が出るのは『トライアングルVOL2』のあとになるわけだけら、流れとしては<マンハッタンブリッヂ…>を先に聴いたって人が多かったはずなんだよ。<マンハッタンブリッヂ…>がリード・シングル的なものになると僕は考えたの。で、もう強引に説き伏せたね。頑強に」「俺の車のなかで延々説得した。23分は押し問答したよ。『サムデイ』のアルバムは82年の5月発売でしょ。まだ説得の余地はあると思って。ちょっと無理強いしたかなっていう反省もあるんだけど」[book 12]という。それを受けて佐野は、「結局、B面の2曲目から<マンハッタンブリッヂ…>を除くことにした。そうするとB面が<ロックンロール・ナイト>で終わるんだけど、なんかちょっと寸詰まりに感じた。じゃ、<ロックンロール・ナイト>の後に曲を入れればいいだろうということになった。結局、セッションの最後の最後に銀次を呼び出して、エヴァリー・ブラザースと同質の曲をやりたい、と言って作ったのが<サンチャイルドは僕の友達>。<マンハッタンブリッヂ…>がなくてもまとまったので、結果オーケーでした」と、後に答えている[book 12]
  17. ^ 佐野元春「Happy Man」 1982年8月25日 (1982-08-25)発売 EPIC/SONY 7":07·5H 133
  18. ^ 竹内まりやBEGINNING』 1978年11月25日 (1978-11-25)発売 RVC LP:RVL-8036
  19. ^ a b 杉真理『OVERLAP』 1982年5月21日 (1982-05-21)発売 CBS/SONY LP:28AH 1422
  20. ^ 杉真理『HAVE A HOT DAY!』 1987年6月3日 (1987-06-03)発売 CBS/SONY LP:28AH 2188, CD:32DH 679
  21. ^ a b 佐野元春『Slow Songs』 19918年 (19918-28)発売 M's Factory ⁄ EPIC/SONY CD:ESCB 1230
  22. ^ 大滝詠一『EACH TIME 20th Anniversary Edition』 2004年3月21日 (2004-03-21)発売 NIAGARA ⁄ Sony Music Records CD:SRCL 5002
  23. ^ 大滝詠一「フィヨルドの少女 / バチェラー・ガール」 1985年11月1日 (1985-11-01)発売 NIAGARA ⁄ CBS/SONY 7":07SH 1777
  24. ^ 松田聖子『風立ちぬ』 1981年10月21日 (1981-10-21)発売 CBS/SONY LP:28AH 1337
  25. ^ a b 佐野元春「彼女はデリケート」 1982年3月21日 (1982-03-21)発売 EPIC/SONY 7":07·5H 110
  26. ^ a b 佐野元春『No Damage』 1983年4月21日 (1983-04-21)発売 EPIC/SONY LP:28·3H 81
  27. ^ 佐野元春『THE SINGLES EPIC YEARS 1980-2004』 2006年7月12日 (2006-07-12)発売 GT music 2CD:MHCL 836/7
  28. ^ 佐野元春 & 雪村いづみ『トーキョー・シック』 2014年2月12日 (2014-02-12)発売 Victor CD+DVD:VIZL-619
  29. ^ 杉真理「夢見る渚」 1982年3月21日 (1982-03-21)発売 CBS/SONY 7":07SH 1134
  30. ^ a b 大滝詠一「ハートじかけのオレンジ」 1982年3月21日 (1982-03-21)発売 NIAGARA ⁄ CBS/SONY 7":07SH 1133
  31. ^ V.A.『大瀧詠一 Song Book I -大瀧詠一作品集 (1980-1985)-』 1991年3月21日 (1991-03-21)発売 CBS/SONY CD:SRCL 1667
  32. ^ V.A.『大瀧詠一 Song Book I -大瀧詠一 作品集 Vol.1 (1980-1998)-』 2010年3月21日 (2010-03-21)発売 Sony Music Records CD:SRCL 5011
  33. ^ A賞:佐野元春、杉真理、大滝詠一サイン入りナイアガラトライアングルvol.2 ポスター(3名) B賞:ナイアガラトライアングルvol.2ジャケット絵柄オリジナルTシャツ(20名) C賞:ナイアガラトライアングルvol.2ジャケット絵柄オリジナルエコバック(50名)

出典

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書籍

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  1. ^ 『オリコン・チャートブック LP編 昭和45年 - 平成1年』オリジナル・コンフィデンス、1990年、220頁。ISBN 4-87131-025-6
  2. ^ a b c 木村ユタカ「特集 ナイアガラ・トライアングル Vol.2」『レコード・コレクターズ』第31巻第4号、株式会社ミュージック・マガジン、2012年4月1日、86-87頁、JAN 4910196370428。「3人それぞれのポップ・センスが発揮された『トライアングルVOL2』の聴きどころ」 
  3. ^ a b c d e f 杉真理「MUSICIAN FILE 杉真理徹底研究」『ミュージック・ステディ』第3巻第2号、ステディ出版、1983年5月20日、115-146頁。「Talking About My Songs」 
  4. ^ 萩原健太「ナイアガラ・トライアングル VOL2」『大滝詠一 Talks About Niagara Complete Edition』第33巻第7号、株式会社ミュージック・マガジン、2014年4月1日、292-323頁、JAN 4910196380441。「『ロンバケ』のヒットでレーベル構想復活」 
  5. ^ 杉真理「杉真理 スペシャル・インタビュー」『ミュージック・ステディ別冊 Vol.5 “FILE”』、ステディ出版、1985年12月30日、175-183頁。「TALKING ABOUT “Key Station”」 
  6. ^ a b c d e f 佐野元春「THE STORY OF REMARKABLE“FILE1 佐野元春徹底研究”」『ミュージック・ステディ別冊 Vol.5 “FILE”』、ステディ出版、1985年12月30日、13-56頁。 
  7. ^ a b c d 萩原健太湯浅学「特集『ナイアガラ・トライアングルVol.2』」『レコード・コレクターズ』第31巻第4号、株式会社ミュージック・マガジン、2012年4月1日、70-85頁、JAN 4910196370428 
  8. ^ 大滝詠一「MUSICIAN FILE 大滝詠一徹底研究III」『ミュージック・ステディ』第4巻第6号、ステディ出版、1984年6月30日、91-113頁。 
  9. ^ 志田歩佐野元春「ポジティヴな変革への意志“偉大なる愛”あるKIDへの贈り物」『No Damage DELUXE EDITION』、GT music、67-75頁、2013年。MHCL 30187-9。 
  10. ^ a b c d e 安田謙一「特集 ナイアガラ・トライアングル Vol.2」『レコード・コレクターズ』第41巻第4号、株式会社ミュージック・マガジン、2022年4月1日、56-62頁、JAN 4910196370428。「『ナイアガラ・トライアングルVOL2』全曲ガイド」 
  11. ^ 池上尚志「特集 ナイアガラ・トライアングル Vol.2」『レコード・コレクターズ』第41巻第4号、株式会社ミュージック・マガジン、2022年4月1日、44-49頁、JAN 4910196370428。「不思議な人の縁に導かれた佐野元春の初期の活動を辿る」 
  12. ^ a b 萩原健太「ナイアガラ・トライアングル VOL2」『大滝詠一 Talks About Niagara Complete Edition』第33巻第7号、株式会社ミュージック・マガジン、2014年4月1日、292-323頁、JAN 4910196380441。「「イエロー・サブマリン音頭」で作品完結」 
  13. ^ 湯浅学「特集 追悼 大滝詠一 1980-2013」『レコード・コレクターズ』第33巻第4号、株式会社ミュージック・マガジン、2014年4月1日、56-58頁、JAN 4910196370442。「大滝詠一 ディスコグラフィー シングル」 

オンライン

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  1. ^ NIAGARA TRIANGLE VOL.2” (日本語). TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード株式会社. 2017年1月12日閲覧。
  2. ^ NIAGARA TRIANGLE Vol.2 20th Anniversary Edition” (日本語). TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード株式会社. 2017年1月12日閲覧。
  3. ^ ナイアガラ トライアングルVol.2 30th Edition” (日本語). TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード株式会社. 2017年1月12日閲覧。
  4. ^ 佐野 元春 杉 真理 大滝 詠一「NIAGARA TRIANGLE vol.2」” (日本語). www.apple.com. Apple Inc. (2014年3月19日). 2018年3月10日閲覧。
  5. ^ NIAGARA TRIANGLE vol.2/佐野 元春 杉 真理 大滝 詠一”. mora. 株式会社レーベルゲート (2014年4月1日). 2018年3月10日閲覧。
  6. ^ 『NIAGARA TRIANGLE vol.2』佐野 元春 杉 真理 大滝 詠一”. レコチョク. 株式会社レコチョク (2014年3月19日). 2018年3月10日閲覧。
  7. ^ 佐野 元春 杉 真理 大滝 詠一「NIAGARA TRIANGLE vol.2」”. music.jp. 株式会社エムティーアイ (2014年3月19日). 2018年3月10日閲覧。
  8. ^ NIAGARA TRIANGLE vol.2” (日本語). Amazon.co.jp. Amazon.com, Inc. (2014年3月19日). 2018年3月10日閲覧。

外部リンク

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SonyMusic
その他