シンガーズ・スリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

シンガーズ・スリーは、女性3人組による、日本の女声コーラス・グループ

日産自動車CMソング世界の恋人」が代表曲として知られている。

概要[編集]

4人組の男女混声コーラス・グループであったフォー・シンガーズの解散により、その女性メンバーであった団洋子伊集加代子(現在は歌手名を伊集加代として活動)と、尾形道子(藤村道子)の3人により1967年に結成された。

結成後間もなく、団が結婚・渡米したため、メンバーは伊集と尾形の2人プラス1人という形で活動を継続。加入メンバーは井上知子福田まゆみと変わり、その後は、再び井上がメンバーとして復帰し、伊集、藤村、井上の3人に戻っている。

因みに、1977年6月に発売されたシリア・ポールのアルバム「夢で逢えたら」では、コーラスのクレジットに「シンガーズ・スリー」と記されているが、この時のメンバーは1987年6月に発売されたCDのライナーノートによると、伊集と和田夏代子鈴木宏子の3人で、以前とは異なるメンバーであった。これによれば、井上の復帰後にもメンバーの変更があったということになるが、伊集本人が語った1986年当時のインタビュー記事によれば、「10年ちょっと前」に「一応シンガーズ・スリーという名前はやめましょうっていう感じで」、シンガーズ・スリーは正式に解散ということがあったと述べていて、最後のメンバーは伊集、藤村、井上の3人だったとしている。

なお、1977年12月発売の大滝詠一のアルバム「NIAGARA CALENDAR」のライナーノートには、コーラスのクレジットとして「Orange Blossoms(シンガーズ・スリー改め)」と記されていて、そのメンバーは「夢で逢えたら」と同じ伊集、和田、鈴木の3人である。また、大滝関連のアルバムで「オシャマンベ・キャッツ」と記されているコーラス・グループも、同じこの3人である。

ディスコグラフィー[編集]

シングル[編集]

コーラス参加[編集]

  • 忘れた虹/夜霧の舗道(石原裕次郎 1969年9月) - テイチクレコード SN-882。(クレジットでは「スリー・シンガーズ」と誤表記)
  • 反逆のメロディー(石原裕次郎 1969年10月) - テイチクレコード SN-909。(クレジットでは「スリー・シンガーズ」と誤表記)
  • どんなんかなァ(笑福亭仁鶴 1970年) - テイチクレコード A-40。
  • 銀の夜(ダニー飯田とパラダイスキング 1970年2月) - クラウンレコード PW-86。(クレジットでは「スリー・シンガーズ」と誤表記)
  • 長崎の夜はむらさき瀬川映子 1970年3月) - クラウンレコード CW-1029。(クレジットでは「スリー・シンガーズ」と誤表記)
  • 南の恋歌(石原裕次郎 1970年4月) - テイチクレコード SN-933。(クレジットでは「スリー・シンガーズ」と誤表記)
  • 瀬戸内海ブルース(フランク永井 1970年) - ビクターレコード MV-1005-S。
  • 雨の夜の恋は終った(青山ミチ 1970年) - クラウンレコード PW-96。
  • 嘘じゃないさ(亀田秀紀 1971年) - ポリドール・レコード DR-1624。シングル「なぜ…」B面。(クレジットでは「スリー・シンガーズ」と誤表記)
  • 花ちゃん(山谷初男 1971年) - テイチクレコード SN-1161。
  • 鉄橋をわたると涙がはじまる(石橋正次 1972年) - クラウンレコード CW-1255。
  • 剣道仲間(子門真人 1972年) - 日本コロムビア SCS-175。ムサシ合唱団のシングル「剣道一本」B面。テレビドラマ『剣道一本!』主題歌。
  • ワンサカ ワンサくん/ピンコラ音頭(ロイヤルナイツ 1972年) - 日本コロムビア SCS-197。テレビアニメ『ワンサくん』主題歌。
  • どてらい男(西郷輝彦 1973年) - クラウンレコード CW-1392。テレビドラマ『どてらい男』主題歌。
  • ケンにいちゃん(天地総子 1974年) - アモン AMON-9。テレビドラマ『ケンにいちゃん』主題歌。
  • 美しの丘(嶋崎由理 1974年) - 日本コロムビア SCS-229。シングル「新みなしごハッチ」B面。テレビアニメ『昆虫物語 新みなしごハッチ』副主題歌。
  • 昔の名前で出ています小林旭 1975年1月) - クラウンレコード CW-1470。
  • おはようさんさんピンポンパン(金森勢、ビッグ・マンモス、ピンポンパンちびっこ合唱隊 1977年9月) - 日本コロムビア SCS-386/キャニオンレコード CX-42。子供向けテレビ番組『ママとあそぼう!ピンポンパン』挿入歌。
  • BIG1/王貞治/みてくれ!ビッグワン(坂上忍 1977年) - キングレコード TV(H)-35。子供向けテレビ番組『おはよう!こどもショー』挿入歌。
  • さあ歩きはじめよう(沢田亜矢子 1977年) - キングレコード TV(H)-36。テレビアニメ『家なき子』主題歌。
  • きらめきのララァ(戸田恵子 1979年) - キングレコード TV(H)-65。堀光一路の「シャアが来る」B面。テレビアニメ『機動戦士ガンダム』イメージソング。

アルバム[編集]

  • クラシック・イン・ボサノバ/乙女の祈り(1968年) - ビクターレコード SJV-343。
  • GO-GO SCAT〜恋のフーガ(1968年) - キングレコード SKK-398。2008年9月26日にCDで再発(THCD-86)。
  • シュビドゥバダ(1969年) - ミノルフォンレコード KC-23。
  • 全国歌謡スキャット・ベスト20曲(1969年10月1日) - 日本コロムビア CD-5015。2014年8月21日にオンデマンドCDで再発(CORR-10991)。
  • イージー・リスニング・ジャズ バート・バカラックの素晴らしき世界(1970年3月) - ポリドールレコード MR-3093。2007年6月27日にCDで再発(ユニバーサルミュージック UPCY-6413)。(クレジットでは「スリー・シンガーズ」と誤表記)
  • FOLIOLE #2 (1971年) - キングレコード SKK-3010。ジャズアルバム。2007年5月9日、2012年12月5日にCDで再発(2007年盤:KICS-2540、2012年盤:KICJ-2291)。
  • ダイナミック・ロック(1971年11月5日) - 東芝レコード TP-9509。サミーと共に歌唱。
  • エレクトーン・ファンタスティック〜フランシス・レイのすべて〜(1971年) - CBS・ソニー SOND-66048。
  • LATIN BALADA IN SQ(1972年) - CBS・ソニー SOLJ-19。
  • 愛のメッセージ・ソング(1978年) - ビクターレコード SJX-20043。タイム・ファイブと共に歌唱。
  • MUSIC FOR ATOM AGE♪ (2003年) - 収録曲「Beep beep beeo!」をヤング101と共に歌唱。

みんなのうた[編集]

ひらけ!ポンキッキ[編集]

全作品、キャニオン・レコードから発売。

  • パンの唄(1976年) - LP『およげ!たいやきくん』(E-1025)収録
  • おへそのうた(1977年) - CX-108。元々は『日清ちびっこのどじまん』の「今月の歌」の一つで、オリジナル版は同番組司会の大村崑が歌っていた。
  • おばけのうた(1977年) - CX-109。のこいのこと共に歌唱

テレビ番組(主題歌)[編集]

参考文献[編集]

  • 「伊集加代子インタビュー」『季刊リメンバー』第11号、SFC音楽出版、1986年、 40-42頁。