B-EACH TIME L-ONG

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B-EACH TIME L-ONG
大滝詠一ベスト・アルバム
リリース
ジャンル ポップス
レーベル NIAGARACBS/SONY
プロデュース 大瀧詠一
チャート最高順位
大滝詠一 年表
EACH TIME
1984年
B-EACH TIME L-ONG
1985年
Complete EACH TIME
1986年
ナイアガラ・レーベル 年表
NIAGARA SONG BOOK 2 / NIAGARA FALL OF SOUND ORCHESTRAL
1984年
B-EACH TIME L-ONG / 大滝詠一
1985年
Complete EACH TIME / 大滝詠一
1986年
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B-EACH TIME L-ONG』(ビーチ・タイム・ロング)は、1985年6月1日に発売された大滝詠一ベスト・アルバム

解説[編集]

CBSソニー移籍後リリースされた、『A LONG VACATION[注 1]、『NIAGARA TRIANGLE Vol.2[注 2]、『EACH TIME[注 3]の3枚のアルバムから選曲された10曲に、当時未発表だった新曲「Bachelor Girl」とインストゥルメンタルの「夢で逢えたら」を加えたベスト・アルバム。夏向きの曲が同系統ごとに順番に並べられ全曲、演奏の前に『NIAGARA SONG BOOK[注 4]と『NIAGARA SONG BOOK 2[注 5]のストリングスが入り、3曲がリミックスされている。全でのアルバムの音のレベルをミキサー吉田保が揃え、デジタル・エディター、デジタル・キュー・エディター、デジタル・ミキシング・コンソールの3機種を用いて大滝詠一自身が、編集作業を行った[1]。吉田は「あたりまえの編集じゃ面白くないと思ったんですよ。普通ならフェードでつなぐんでしょうけど、今回は一切やっていません。たとえばこのCDを使ってヴォーカルだけを聞きたいな、と思った時に普通のやり方だとストリングスの響きが残ってしまうんですよ。だから、ストリングスとヴォーカルを別々に楽しめるようになっているわけです。CDなら頭出しも簡単だからね」「そういう新しさに慣れていただかないと。切れる瞬間の音のレベルをそろえるのが大変でしたね。フェードでやれば簡単なのはわかっているんですけど、もっと自然にね。決してこの編集はうまいとはいえないけど、さっきみたいなことを考えて意図的にチャレンジしてみたのです。だから、もし気が向いたら同じアルバムを使ってこれと同じものを作るのは可能ですよ。ちょっと、遊び半分でもやってみて欲しいな」[1]とインタビューで答えている。なお、「白い港」と「Bachelor Girl」のストリングスは『SONG BOOK』シリーズには未収録で、一部が本作で初収録となった。

本作はCDとカセットのみでリリースされ、ナイアガラ・レーベルの作品中唯一、アナログ盤が存在していない[注 6]。元々本作はカセットのみでのリリースされる予定だったことから、A、B面を計ってちょうど60分になるように編集された[2]

収録曲[編集]

  1. カナリア諸島にて ex. from the album “A LONG VACATION[注 1] – (5:09)
  2. オリーブの午后 ex. from the album “NIAGARA TRIANGLE Vol.2[注 2] – (4:30)
  3. 夏のペーパーバック ex. from the album “EACH TIME[注 3] – (5:22)
    ストリングスのあとに続く楽曲パートは、『EACH TIME SINGLE VOX[注 7]収録のシングル・ヴァージョンが使われている。
  4. 恋するカレン ex. from the album “A LONG VACATION”[注 1] – (4:23)
  5. 白い港 ex. from the album “NIAGARA TRIANGLE Vol.2”[注 2] – (5:10)
    オリジナル盤、1989年盤、CD選書シリーズ、『CD BOOK II』とリイシューを重ねるごとにストリングス・パートとオリジナル版のイントロの編集精度が上がっているのが確認できる。
  6. ペパーミント・ブルー ex. from the album “EACH TIME”[注 3] – (6:50)
  7. 雨のウェンズデイ ex. from the album “A LONG VACATION”[注 1] – (6:02)
  8. Water Color ex. from the album “NIAGARA TRIANGLE Vol.2”[注 2] – (5:14)
  9. 銀色のジェット ex. from the album “EACH TIME”[注 3] – (5:09)
  10. Velvet Motel ex. from the album “A LONG VACATION”[注 1] – (5:13)
  11. Bachelor Girl [New Song] – (6:32)
    元々は稲垣潤一への提供曲で、ナイアガラ・レーベル最後のアナログ・シングルとして発売された。当時『EACH TIME』[注 3]未収録だったことから、本作では「新曲」として収録されている。
  12. 夢で逢えたら (Instrumental) ex. from the album “NIAGARA SONG BOOK”[注 4] – (3:10)

クレジット[編集]

ROMANTIC NIAGARA SUMMER CREATORS
永井“Penguin”博 [Illustrator]
養父“Eye-some”正一 [Designer]
吉田“Salt”保 [Mixer]
大瀧“Sugar”詠一 [Producer]
and
松本“The Drummer”隆 [Co-writer]

1989年盤[編集]

B-EACH TIME L-ONG
大滝詠一ベスト・アルバム
リリース
ジャンル ポップス
レーベル NIAGARACBS/SONY
プロデュース 大瀧詠一
ナイアガラ・レーベル 年表
夢で逢えたら / シリア・ポール
TARAO BANNAI SPECIAL / 多羅尾伴内楽團
DEBUT SPECIAL / 大滝詠一
LET'S ONDO AGAIN SPECIAL / NIAGARA FALLIN' STARS
NIAGARA BLACK BOOK / V.A.
1987年
B-EACH TIME L-ONG / 大滝詠一
A LONG VACATION / 大滝詠一
NIAGARA TRIANGLE Vol.2 / 佐野元春杉真理、大滝詠一
NIAGARA SONG BOOK / NIAGARA FALL OF SOUND ORCHESTRAL
EACH TIME / 大滝詠一
NIAGARA SONG BOOK 2 / NIAGARA FALL OF SOUND ORCHESTRAL
(1991年)
SONGS / SUGAR BABE
1994年
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解説[編集]

1989年リマスターにて再発。「Velvet Motel」と「Bachelor Girl」がカットされ、全10曲となった。

収録曲[編集]

  1. カナリア諸島にて
  2. オリーブの午后
  3. 夏のペーパーバック
  4. 恋するカレン
  5. 白い港
  6. ペパーミント・ブルー
  7. 雨のウェンズデイ
  8. Water Color
  9. 銀色のジェット
  10. 夢で逢えたら (Instrumental)

クレジット[編集]

ROMANTIC NIAGARA SUMMER CREATORS
永井“Penguin”博 [Illustrator]
養父“Eye-some”正一 [Designer]
吉田“Salt”保 [Mixer]
大瀧“Sugar”詠一 [Producer]
and
松本“The Drummer”隆 [Co-writer]
 
Produced by EIICHI OHTAKI
Remasterd on Jan.1989
Engineer : Teppei Kasai

リリース履歴[編集]

# 発売日 リリース 規格 品番 備考
1 1985年6月1日 (1985-06-01) ナイアガラCBSソニー CD 32DH 250 (NGCDD-7-OM) CDとカセットのみで発売。
2 CT 28KH 1700 (NGCA-127, 128-OM)
3 1989年6月1日 (1989-06-01) CD 27DH 5305 (NGCD-7-OM) 1989年リマスター。「1989 RE-MASTER」のステッカーが貼られる。新たに再編集され、2曲がカットされる。
4 CT 25KH 5305 (NGCA-1015-OM) 1989年リマスター。
5 1991年3月21日 (1991-03-21) CD CSCL 1666 (NGCD-7-OM) CD選書シリーズの一枚。オリジナルの内容に戻る。
6 1997年10月22日 (1997-10-22) ナイアガラ ⁄ ソニー MD SRYL 7325 (NGMD-6-OM) MD選書シリーズの一枚。全12曲。
7 2015年3月21日 (2015-03-21) CD SRCL 8707 『NIAGARA CD BOOK II』(12CD:SRCL 8700-11)の中の一枚。発売当時のアナログ編集技術では出来なかった本人の意図通りの編集を施した完成版。最新リマスター音源使用。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b c d e A LONG VACATION1981年3月21日発売 NIAGARACBS/SONY LP:27AH 1234, CT:27KH 959
  2. ^ a b c d NIAGARA TRIANGLE Vol.21982年3月21日発売 NIAGARA ⁄ CBS/SONY LP:28AH 1441, CT:28KH 1130
  3. ^ a b c d e EACH TIME1984年3月21日発売 NIAGARA ⁄ CBS/SONY LP:28AH 1555, CT:28KH 1460
  4. ^ a b NIAGARA FALL OF SOUND ORCHESTRAL『NIAGARA SONG BOOK』 1982年6月1日発売 NIAGARA ⁄ CBS/SONY LP:20AH 1444, CT:20KH 1172
  5. ^ NIAGARA FALL OF SOUND ORCHESTRAL『NIAGARA SONG BOOK 2』 1984年6月1日発売 NIAGARA ⁄ CBS/SONY LP:23AH 1777, CT:23KH 1555
  6. ^ 冬向きの曲と未発表インスト・ナンバーを集めた『SNOW TIME』はプロモーション用LPが存在する。
  7. ^ EACH TIME SINGLE VOX』 1984年4月1日発売 NIAGARA ⁄ CBS/SONY 5×12inchEP:50AH 1706~10

出典[編集]

  1. ^ a b 神崎一雄「サウンド・アイ -大滝“マジシャン”詠一のCD技法 吉田保インタビュー-」、『週刊FM』第15巻第12号、株式会社音楽之友社1985年6月3日、 78-79頁、 JANコード 20901-6/3。
  2. ^ 湯浅学「ナイアガラ・ソングブック」、『大滝詠一 Talks About Niagara Complete Edition』第33巻第7号、株式会社ミュージック・マガジン、2014年4月1日、 324-337頁、 JANコード 4910196380441。“後日談がようやくここで結実”