仮面ライダーZX

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仮面ライダーZX』(かめんライダーゼクロス)は、1982年昭和57年)から1984年(昭和59年)まで、主に雑誌にて展開された特撮作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称。「仮面ライダーシリーズ」第8作である[1]

概要[編集]

本作は雑誌連載を中心にラジオやイベントなど様々な形での展開が行われ、仮面ライダーZXを主人公とするテレビシリーズは実現しなかったものの1984年1月のTVスペシャル『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』での映像化を果たすまで、約1年半続いた。また、「仮面ライダー10号制作委員会」という形でファン有志が意見を提出し、その制作や展開にファンサイドの大きな協力があったことも特徴である。

主に雑誌展開のみという作品の性格上、バンダイは本作の玩具展開を行わなかった。1982年に発売した旧サイクロン・ハリケーン・カブトロー・スカイターボのプルバックゼンマイ式のプラモデルにヘルダイバーも予定されたが、未発売に終わっている。その後、『仮面ライダーBLACK RX』終了後のソフビシリーズとして初めて商品化された。セイカノートからはぬりえやらくがきちょう、アルミ製弁当箱や水筒等も発売されていた。

企画経緯[編集]

1981年10月に『仮面ライダースーパー1』が終了した直後、仮面ライダーシリーズの終了を惜しむファングループ有志の主催で、「仮面ライダー復活祭」が二度にわたり開催された。このイベントは、東映大泉撮影所の試写室を会場として、数本のテレビ作品を上映しつつ歴代シリーズの出演者や関係者と語り合う形式のものであり、ビデオソフトが未発売かつ関係者とファンが交流する機会も少なかった当時としては破格の内容だった。その場で、特別ゲストとして招かれていた原作者・石ノ森章太郎はもう一度新しい仮面ライダーを作ることを、ファンに向けて公約する[2]。同席していたプロデューサー・平山亨はこの予定外の発言に慌てたが、周囲の反応は迅速で、翌日には講談社の『テレビマガジン』の田中利雄編集長が協賛を申し出る[2]。まもなく、徳間書店の『テレビランド』や秋田書店の『冒険王』も加わって各誌連携でグラビア展開を行うことが内定し、日本コロムビアは主題歌製作を、東映営業事業部推進室は造形物の製作を申し出た[3]

1982年初頭には、平山による仮題『仮面ライダー10号』の企画書がまとめられた。当初からテレビ放映は前提とされず、児童誌でのグラビアで展開する作品であることは決まっていた。各誌の同年7月号では情報が公開されるとともに、名称が公募される[4][5]。同年8月15日にはラジオ番組『オールナイトニッポン』で「仮面ライダースペシャル」が放送され、向ヶ丘遊園で「仮面ライダーゼクロス」という正式名称が発表された[4][3][6]。採用者に送られるはずだった賞金100万円は、「ZX(ゼットエックス)」と応募した複数人で分配された[7][8]。ただし、カナ書きの「ゼクロス」という応募作品は無く、「ゼットエックス」では語呂が悪かったため石森により修正された[8]。また、同日には菅田俊が主演を務めることも発表された[3][6]

当初の予定では金子光伸が主演となるはずだったが、金子が役者を辞めて定職に就いたことに安堵していた父親の猛反対にあって頓挫した[9]。そこで『スーパー1』のオーディションで最終選考に残っていた菅田を平山が呼び、出演実現にこぎつけた[10]。菅田はそのオーディションの際に4 - 5時間も待たされたうえ、子供番組を馬鹿にしていると誤解され叱責された挙げ句、帰されるという屈辱的な目に遭っているが、今回は平山の熱意に触れてわだかまりなく出演を引き受けた[11]。なお、パンチパーマ頭という当時の菅田の風体が後年にはインターネットなどで話題に挙がることとなるが、この髪型はヤクザ映画『制覇』の出演直後に本作へ呼ばれたためである[12][11]

アクションは、雑誌連載版ではこれまでのテレビシリーズを担当した大野剣友会に代わり、剣友会を退会した高橋一俊率いるビッグアクションが担当した[13]。TVSP版では再び剣友会が担当し、歴代シリーズに携わった多くのメンバーが参加した[13]

平山による最初期の企画案では成長した仮面ライダーファンを対象にしたハードな内容となっており、10号は改造人間ではなく大型バイクを駆る仮面の男という設定で、巨大企業に家族と恋人を奪われた男の復讐譚であった[14]。復讐譚の要素は完成作品にも活かされている[15]

ストーリー[編集]

かつて地球で猛威を振るったショッカーをはじめとする歴代暗黒組織を裏から操っていた最強の暗黒組織バダンが活動を始めた。ブラジルの大学に通っていた大学生村雨 良(むらさめ りょう)は、バダンに囚われパーフェクトサイボーグとして脳以外の99%を改造される。

事故により自我を取り戻した良は処刑されそうになるが辛くも基地を脱出、殺された姉の敵を討つために仮面ライダーZXとしてバダンと戦う。そして戦いの最中、良は先輩の9人ライダーと出会い、仮面ライダー10号として迎え入れられる。

主要登場人物[編集]

村雨良/仮面ライダーZX
演:菅田俊
ブラジルの大学に通っていた日本人の青年。姉との遊覧飛行中に拉致され、バダンの世界征服実現のために姉[注 1]を殺され、自分も改造人間にされてしまう。改造後は優秀なバダンの歩兵として活動していたが、事故をきっかけに自我を取り戻し逃走、バダンに復讐を誓う。
しかし先輩ライダーたちとの交流の中で、復讐のためでなく平和のために戦わなければならないことを悟り、正義の戦士・仮面ライダーZXとしてバダンに立ち向かうことを決意する。
海堂博士
演:柄沢英二
良の大学の恩師。バダンにさらわれる。
一条ルミ
演:三宅友美子
生化学研究家一条博士の一人娘。父をバダンに殺されたため、海堂博士に育てられている。海堂博士とともにバダンにさらわれる。
9人ライダー
歴代仮面ライダーのプロフィールについては以下のリンク先を参照。

仮面ライダーZX[編集]

村雨良が変身した姿。全身の99パーセントを機械化した「パーフェクトサイボーグ」と設定されている。

歴代ライダーのような体術を駆使した技は少ないが、豊富な特殊能力を活かしたトリッキーな戦法を得意とする。攻撃武器を全身に数多く装備し、撹乱・秘密行動を得意とするため、「忍者ライダー」の異名も持つ。また、設定では歴代ライダーより次世代の核融合炉を動力源としており、全身に数多くのサーボモーターを内蔵しているため、ライダーマンとスーパー1を同時に相手してチェーンの引き合いを行った際には互角以上に渡り合った。

脚部にジェットエンジンを持ち、60メートルのジャンプ力を持つ。完全な飛行能力は持っていないが、このジェットエンジンを使うことによって、ある程度の空中機動が可能である。

変身ポーズは雑誌連載版のものは長くて複雑であったことから、TVSP版では短縮版が用いられた[16]

デザイン・造形
前作『仮面ライダースーパー1』で人気を得ていたメカニック性を引き継ぎつつ、ボディは左右非対称というスーパー1までのライダーとは異なる珍しいデザインである[17]。赤を基調とした全身にマフラーと眼が明るい緑、マスクは上半分が赤で3本の黒いモールドが入り、顎部分や胸部から腰部、グローブとブーツ、そしてベルトが銀というカラーリングになっている。
当初のマスクは、マジックミラーになっている口元の最上段で視界を得る形となっていたが、第3回撮影会以降は両目の間に覗き穴が加えられた[18]

装備[編集]

十字手裏剣(別名:十方手裏剣)
両肘に装着された手裏剣。体内で高速生成されるために連射も可能。射出時に伸びる刃部分は、ダイヤモンド以上の硬度を持つ。
『仮面ライダー大戦』では、変身前の姿でメガ・リバースマシンを破壊したように見えたが、バダン総統に正体を看破されていたため、すでに入れ替えられたダミーを破壊するだけに留まっている。
電磁ナイフ
左腿のスリット内に縮められた状態で格納されている短剣。十字手裏剣と同様の硬度に鋭い切れ味と発電能力を併せ持っており、刺した相手を高圧電流でさらに圧倒することが可能。
マイクロチェーン
両手の甲のシャッター内に格納されている鉤爪付きの細い鎖。ウインチ機能も持っており、最大1トンの物体を牽引することが可能。また、鉤爪部分の破壊力も非常に高く、建物の壁はもちろん怪人の身体を貫き、さらにZX本体からの高圧電流を流せるほか、ムチのようにも使える。
衝撃集中爆弾
両膝に装着されている特殊爆弾。外見は十字手裏剣と同じデザインだが、刃はない。ZX本体からの指令電波で、爆発の方向や威力を自在に操作することができるため、至近距離から爆発の巻き添えにならずに一撃で怪人を葬り去ることも可能。
虚像投影装置
ベルトの正面バックルに内蔵。自らの姿を何もない空間に映し出すことが可能。何体もの同時投影もできるため、撹乱や脱出時に使うことで効力を発揮する。
『仮面ライダー大戦』では、この装置で暗闇大使に化けていた。
煙幕発射装置
両上腕部に内蔵。相手のレーダーアンテナを撹乱できる煙幕を上腕部スリットから噴出する。虚像投影装置と併せて使うことで、その効力は倍増する。

体術技[編集]

ZXキック
ZX版ライダーキックで、ZXの必殺技。変身ポーズの最初の部分と同じく、左腕を右斜め下、右腕を右斜め上へ伸ばすポーズを空中で取ることで全身が赤く発光し、そのまま敵へ急降下してキックを撃ち込む。
ZXイナズマキック
ZXキックの強化版で、ZXの最強技。ZXキックのポーズから赤いと共に、破壊力の倍増したキックを撃ち込む。
ZXイナズマスカイキック[19]
安土じょう(金山静夫)版『仮面ライダーZX』第6回に登場し、トカゲロイドに対し使用。加速したヘルダイバーからZXジャンプをして、ZXイナズマキックをする技[19]
ZXパワーキック
安土じょう(金山静夫)版『仮面ライダーZX』第7回に登場し、アメンバロイドに対し使用[20]
ZXスプリングキック
山田ゴロ版漫画『仮面ライダーZX』第11回に登場し、ヤマアラシロイドに対し使用[21]
ZXダブルキック
安土じょう(金山静夫)版『仮面ライダーZX』第2回に登場し、カニロイドとドクガロイドに対し使用[22]
ZXファイヤーキック
安土じょう(金山静夫)版『仮面ライダーZX』第9回に登場し、バラロイドに対し使用[23]
ZXパンチ
ZX版ライダーパンチ。
ZXジャンプ[19]
ZX版ライダージャンプ[19]

専用マシン[編集]

ヘルダイバー
  • 重量:140キログラム
  • 最高時速:600キロメートル
バダンの科学班によって開発されたZX専用のバイク[24]。特殊金属でできた頑強で軽量な車体を誇り、核融合エンジンを搭載しているほか、飛行・水中用にハイドロジェットエンジンも内蔵している。タイヤのトレッドパターンを変える機能も有し、荒れ地の走行から水中航行まで可能。
フロントカウルの両側には、新サイクロン同様にカッターとしても使えるウイング、下部には1秒間に100発もの実弾を連射できるレーザーバルカンが装備されている。資料によっては、バルカンから発射されるのは文字通りレーザー光弾とするものもある[25](レーザーバルカンはマンガのみの使用。)。
デザインは原田吉朗によるもの[26][27]
ベースマシンは『仮面ライダースーパー1』のブルーバージョン初期型と同じレース用モトクロッサー[25]、書籍では輸出用のスズキ・ハスラー250と記載している[28][27]
企画段階では『スーパー1』と同様に高速戦用と重戦用の2台のバイクを使い分ける構想だったほか[29]、バイクを格納できるUFO的な航空機「Trino-invisible」を使用する案も存在した[25]
特番での良のバイクは、菅田の私物が使用された[30]。こちらもスズキ・ハスラーであるが、排気量は125ccと小ぶりである[31]

他作品での活躍[編集]

素顔で登場した作品は◎を付記。

仮面ライダーBLACK RX
声 - 桑原たけし
第41話から第47話(最終回)に登場。サハラ砂漠を中心にアフリカ大陸の北半分をクライシス帝国から守っていた[32]
地球侵略を阻止するために駆け付けるが、戦闘時は特に目立った活躍はなく、台詞も少なかった。
映画『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
声 - 吉野正裕
初の映画出演となる。ライダーバトルでは仮面ライダー龍騎と戦い、逃げ込んだミラーワールドの鏡を衝撃集中爆弾で破壊するという、忍者ライダーらしい戦い方を見せた。勝敗は明らかにされておらず、龍騎のドラグセイバーによって斬られる映像で終わっている。
終盤には、大ショッカーに苦戦するディケイドを助けるために駆け付ける。
『ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超スピンオフ』
声 - 野島健児
「クイズ!ディケイドを数えろ!!」のラストに光写真館を訪れ、平成の10号ライダーと認められたディケイド(門矢士)に、同じ「10号ライダー」ということでZXの人形を用いて自身とディケイドの共通点を語るが、門矢士から「一緒にするな!!」と言われてしまった。
映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
歴史改変の影響で存在が消されたが、人々の思いによって復活を果たす。
ショッカーに苦戦する1号、2号、電王、NEW電王、オーズを助けるために他の仮面ライダーたちと共に駆け付け、タイガーロイドと戦っている。
映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
終盤で他の仮面ライダーたちやスーパー戦隊たちと共に駆け付け、大ショッカーや大ザンギャックと戦った。
映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』◎
地下帝国バダンのメガ・リバース計画を阻止すべく暗闇大使に化け、中盤まで他の仮面ライダーたちの前に姿を現さなかった。敵が真の目的を発動する時に正体を明かすが、バダン総統には見破られていた。その後、変身してバダンと戦い、平成ライダーたちとの最終決戦は同じ10号ライダー繋がりのディケイドと戦った。その後、ディケイドの本心を見透かすような言葉をかけている。
映画『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号
ショッカーライダー(歴史が変わったことでショッカーに洗脳された仮面ライダー)として登場。
漫画『宇宙の11 仮面ライダー銀河大戦』
RXを含める他の仮面ライダーたちとともに、マーダー帝国と闘う。
ゲーム『ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦
諜報活動を行うサポート役として登場。
漫画『仮面ライダーSPIRITS
村枝賢一による本作の漫画。ZX自体の設定には村枝による新解釈がなされており、必殺技も原作の撮影における制約にとらわれないゆえに使い勝手が上がっている(マイクロチェーンの場合、原作では分銅鎖のようだったが本作ではスラスター付きとなっており、敵怪人を貫通する勢いで射出される)。また、それを活かした漫画独自の必殺技も登場する。

バダン(バダン帝国)[編集]

ナチス残党軍が作り上げた秘密結社。かつての歴代暗黒組織(ショッカーからジンドグマ)を裏から操っていたとされ、その科学力と戦力は歴代組織を遥かに凌ぎ過去最強クラスである。地下都市バダン・シティーを拠点とする。

首領は強大な髑髏の顔を持つバダン総統が支配している。大幹部・暗闇大使の指揮の元、時空を操作することが可能な時空破断装置を使用し、世界を支配しようと企む。

バダン総統[編集]

巨大な髑髏の姿をしたショッカーから始まる歴代暗黒組織を操っていた真の黒幕。TVSP版のみ登場。

TVSP版ではバダン壊滅後、10人の仮面ライダーの前に姿を現し、笑いながらライダー達に別れを告げると姿を消した。

その姿を目撃した海堂博士は悪霊のエネルギーの塊と推測するが、詳細は不明。一説ではB26暗黒星雲からやって来た生命体ともいわれている。

その他の登場作品
安土じょう(金山静夫)版『仮面ライダーZX』
第14回に登場。片腕を失った暗闇大使を処分する[33]。他の作品とは異なり、巨大なコンピュータ[33]で、アイアンギルド[34]などで攻撃する。
映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』
声 - 関智一
映像作品での最初の客演。仮面ライダーZX / 村雨良が暗闇大使に化けて潜入していることに既に気づいており、歴代ライダーとの最終決戦の際には肉食恐竜の頭部から人間の頭蓋骨が出てくる異形の怪物「骸骨恐竜」としての正体を現し、獣電竜ガブティラ、トッキュウオーと戦った。

暗闇大使[編集]

秘密結社バダンを指揮する。ショッカーの幹部だった地獄大使の従弟であり[16]、バックルがバダンの紋章なのを除いて外見が似ている[注 2]

地獄大使とは仲が悪く、劇中で仮面ライダー1号に間違えられると「あんな奴と一緒にするな!」と激怒した。

石森によるラフデザインでは新地獄大使という仮名で、双子の弟と記されていた[35]

サザングロス(サザエ
雑誌連載第13回に登場。TVSP版では未登場である[36]
暗闇大使の真の姿。身体の殻にミサイル砲を備える。身体は外殻を外して2段階に変形する[36]。自分自身が時空魔法陣でもある。
劇中未公開の設定
本名は「ガモン」。サンフランシスコでの幼少時からフランス領インドシナでのゲリラ戦線に至るまで、後の地獄大使である「ダモン」の影武者を務めてきた。しかしガモンは常にダモンに利用される立場だったうえ、ゲリラ戦の中で出会った初恋の女性・ミノンさえダモンのほうを愛していた[37]
有能さを見込まれてショッカーからスカウトを受けたガモンはダモンにも話を持ちかけるが、ゲリラ仲間の裏切りに遭ってミノンともども死亡する。ガモンとダモンはショッカーによって改造人間として蘇生させられるもののミノンまでは生き返らず、ダモンへの反発心が頂点に達したガモンは行方をくらまし、やがてアマゾンの奥地に隠れ潜んだナチス残党と組んでバダンを作り上げる[38]
暗闇大使となったガモンは、ショッカー大首領が歴代の組織や大幹部を使い捨てていく様子を陰から見つめるうちに、自分が逃げた理由がダモンへの憎悪だけでなく、大首領に関われば破滅すると本能的に感じていたからだと悟る。しかし結局は大首領の思念から逃れきることができず、「あんな奴と同じにはならんぞ」と思っていた地獄大使と同様の末路をたどることになる[39]
その他の登場作品
仮面ライダーSD
グランショッカーの幹部の一人として登場。
細井雄二版漫画『仮面ライダーZX』
地獄大使と軋轢がある様子はなく、彼の最期に「名誉の戦死」という言い方をする。
山田ゴロ版漫画『仮面ライダーZX』
第12回では裏切り者のタイガーロイドを処刑する[40]。第13回では自分自身を時空魔法陣へ変え、時空魔法陣の力で、空間を自在に操り、何も無い場所から[41][42]を生み出し、10人ライダーを苦戦させるが、時空魔法陣の自爆キーで自爆する。なお、時空魔法陣の威力は「銀河系のひとつやふたつあっという間にチリにできる強力なもの」[43]とされている。
安土じょう(金山静夫)版『仮面ライダーZX』
バダンにあっても類を見ない冷酷な人物とされる。第12回ではサザンクロスになりZXと戦う。ZXイナズマキックが通じないほどの強度を誇り[44]、腕をバズーカや刃物に変えて攻撃する[44]。だが、殻の無い顔の部分を十字手裏剣で攻撃され敗走する[44]。第14回では変身せずに片腕を電磁ムチのように使い攻撃するが、ZXの攻撃で腕を失い[45]、総統に処分される[33]
漫画『宇宙の11 仮面ライダー銀河大戦』
マーダー帝国のゴッド将軍の指揮下の再生幹部の1人として登場。デッドライオンや魔神提督と共に、マーダーマシンの2号機へ搭乗する。
ゲーム『SDザ・グレイトバトル 新たなる挑戦
この作品では地獄大使と対立しておらず、先に悪事に嫌気が差してプレイヤーの味方となった彼が世話になっている礼として、ENを回復してくれる。
映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』
演 - 菅田俊
『仮面ライダーSD』などのアニメ作品以外では、映像作品での初の客演。外見は『ディケイド』の劇場作品でデザインが一新された地獄大使同様黒い鎧に身に纏っている。
何らかの独自の目的で、仮面ライダーが敗北した際に出現するレジェンドライダーロックシードを収集する。実はZX/村雨良が変装していた姿であったが、バダン総統には既に正体を見破られていた。
正体を明かした後、収集したレジェンドライダーロックシードと鎧武の力を介し一時的にヘルヘイムの森に避難させていた全ライダーを再び呼び戻した。
HERO SAGA『MASKDE RIDER ZX EDITION -ドラゴン・ロード-』
地獄大使に憑依され、無茶な作戦を繰り広げたあげく、宿敵ZXを作らされてしまう

怪人[編集]

タイガーロイド[編集]

トラの能力を持った怪人で、ZXに継ぐ優秀なサイボーグ兵士とされている。雑誌連載では第12回に登場。TVSP版では良の親友・三影英介が変身する。

鋭い牙による噛み付きや、背中の大砲タイガーボンバーとベルトの両脇に備えたマシンガンによる銃撃を得意とする。

造形はレインボー造型企画品田冬樹が担当[46]。大砲部分は同社の小松義人が手掛けた[46]。品田は自信作であると語っている[46]

スーツアクターは、ZXを担当した城谷光俊によれば山口仁が通して担当する予定だったが、TVSP版でZXと絡むシーンだけはその前に山口が捻挫してしまったために急遽、渥美博が担当することとなった。しかし、タイガーロイドを担当した当時の山口は身長が185センチメートルくらいあったため、渥美が担当したタイガーロイドは10センチメートルくらい低くなってしまい、それは映像で見ても分かると思ったという[47]

その他の登場作品
山田ゴロ版漫画『仮面ライダーZX』
第12回に登場。時空魔法陣を使って昔の科学者や芸術家を蘇らせようとする計画[48]に賛同していたが、それが嘘だと知って組織を裏切り、時空魔法陣の自爆キーをZXに渡した[48]あと、暗闇大使により処刑される[40]
映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
ショッカーと同盟組織の会議に参加。終盤はZXと戦った。
映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
大ショッカーの怪人軍団の一員として登場。
映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』
声 - 稲田徹
地下帝国バダンの幹部怪人として登場。仮面ライダー抹殺の任を帯びてライダーたちを追撃する。
安土じょう(金山静夫)版『仮面ライダーZX』
第11回に登場。クローンロイドを人質に使い、ZXと戦う[49]
漫画『仮面ライダーSPIRITS
改造前にインターポール捜査官・三影英介として滝和也とともに立花藤兵衛や城茂(ストロンガー)のもとを訪れ、その際にニードル(ヤマアラシロイド)を通じてバダンと接触。タイガーロイドへの改造後、ZXとともに1号・2号に立ち向かう。
HERO SAGA『MASKED RIDER DEN-O EDITION -1971年4月3日-』
ネガタロスによって1971年に連れてこられる。
ゲーム『特撮冒険活劇 スーパーヒーロー烈伝
科学者を捕え時空破断システムを作り出していたバダンの怪人として登場。三門砲などの技を使用する。最初の対戦ではヒーローたちから上手く逃げるが、バダンニウムの受け取り場所を書いた地図を落としてしまう。

強化兵士[編集]

バダンの科学によって改造された怪人。

クモロイド
雑誌連載第2回に登場。TVSP版には未登場。
その他の登場作品
細井雄二(秋津わたる)版漫画『仮面ライダーZX』
アマゾン基地の司令長官として登場[50]で、総統から「KR1」とも呼ばれている[51]。良の姉・しずかを殺し、良の怒りをかう[52]。小型のクモを操り、海堂博士とルミを人質にとり、動けば動くほど食い込む「くも糸しばり」[53]や相手のエネルギーを奪う「どくぐもばり」[54]でZXと戦う。
山田ゴロ版漫画『仮面ライダーZX』
ZXの脱走により、地底都市バダンシティを爆破し日本に移動する[55]。小型のクモを操る[56]が、ZXの衝撃集中爆弾に敗れる[57]
安土じょう(金山静夫)版『仮面ライダーZX』
ZXを追い、日本に現れる。溶解液[58]と腕の刃物[58]を武器として戦う。敗北後の自爆の間際、ZXに対して「JUDO」と呼んでいる[59]
仮面ライダーSPIRITS
この作品では、グィン将軍という人物が変身。ガモン共和国で仮面ライダー2号と戦う。
ドクガロイド
雑誌連載第3回に登場。
平山によるストーリー原案では女性怪人であった[60]
その他の登場作品
細井雄二(秋津わたる)版漫画『仮面ライダーZX』
公園などで連続殺人をしていたところをZXに見つかる[61]
山田ゴロ版漫画『仮面ライダーZX』
ZXと同じくアマゾン基地にいた同僚[62]。人間に毒蛾を寄生させ毒蛾を増やそうと目論む。
安土じょう(金山静夫)版『仮面ライダーZX』
第2回に登場。第1回で小型の蛾を使い良や海堂の様子を見ていた。その後、海堂博士やルミを人質としてZXと対決[63]、片腕を失ったところ[63]、カニロイドの援護に助けられる[64]が、カニロイドともども倒される[64]
仮面ライダーSPIRITS
この作品では、プワゾン(フレイ・ボーヒネン)という人物が変身。スイスでスカイライダーと戦う。
カメレオロイド
雑誌連載第4回に登場。TVSP版には未登場。
石森によるラフデザインではガメレロイドという名称であった[35]
その他の登場作品
細井雄二(秋津わたる)版漫画『仮面ライダーZX』
子供を実験に使用し、カメレオロイドと同じ姿に変えてしまう[65]
山田ゴロ版漫画『仮面ライダーZX』
良の姉・しずかに化ける[66]
安土じょう(金山静夫)版『仮面ライダーZX』
人間態は少年[67]。はねられたように見せかけ、ルミに連れられ海堂医院内に潜入[67]
仮面ライダーSPIRITS
この作品では、ラ・モールという人物が変身。日本で、組織を脱走した仮面ライダーZXと戦う。
ジゴクロイド
雑誌連載第5回に登場。雑誌では専用のバイクを持ち、ZXのヘルダイバーと対決する。
デザインは最初期に描かれたものと推測されており、石森によるデザイン案には従来の怪人風のものや『人造人間キカイダー』のダークロボットのような大型のものなどが存在した[35]
その他の登場作品
山田ゴロ版漫画『仮面ライダーZX』
暴走する少年ともどもZXを狙う[68]
安土じょう(金山静夫)版『仮面ライダーZX』
第4回に登場。良の小学校以来の親友[69]の難波が改造された姿[70]
仮面ライダーSPIRITS
この作品では、暗闇大使の体から作り出されたという設定。日本で、組織を脱走した仮面ライダーZXと戦う。
カマキロイド
雑誌連載第6回に登場。
その他の登場作品
山田ゴロ版漫画『仮面ライダーZX』
円盤から人間を溶かす雪を降らすを実行[71]
安土じょう(金山静夫)版『仮面ライダーZX』
第5回に登場。バダンを裏切り[72]、悪魔谷で反陽子砲の実験[73]をする暗闇大使を倒させようとするが、暗闇大使に策を見破られていた[72]ため、仕方なくZXと対決する[72]。技は、腕のカマのほかに自分も死ぬ「カマキリスパイラル」[74]
仮面ライダーSPIRITS
この作品では、暗闇大使の体から作り出されたという設定。日本で、組織を脱走した仮面ライダーZXと戦う。

UFOサイボーグ[編集]

設定では時空魔法陣で強化されている[36][75]

スーツには変形ギミックが導入された[75]。プロデューサーの平山亨はスーツアクターの目を出すことも要望していたが、トカゲロイドとアメンバロイドのみに終わった[46]。造形はレインボー造型企画の新人であった品田冬樹が担当した[46]

トカゲロイド
雑誌連載第7回に登場。雑誌では再生怪人軍団(カメレオロイド・ジゴクロイド・カマキロイド)を率いる。
その他の登場作品
山田ゴロ版漫画『仮面ライダーZX』
裏切り者始末すると、その場にいたZXと対決する[76]
安土じょう(金山静夫)版『仮面ライダーZX』
第6回に登場。海堂博士とノーベル賞を競い合った山下博士[77]によって改造された怪人[78]。能力は、高速移動を可能とする「高速装置」[79]。技は火炎放射の「トカゲファイヤー」[80]
仮面ライダーSPIRITS
この作品では、サラマンダーという人物が変身。南米で仮面ライダーアマゾンと戦う。
アメンバロイド
雑誌連載第8回に登場。
その他の登場作品
山田ゴロ版漫画『仮面ライダーZX』
第8話に登場。V3に化け、ZXとスーパー1をおびき出す[81]
安土じょう(金山静夫)版『仮面ライダーZX』
第7回に登場。海堂博士に化け背後からZXを襲う[82]
仮面ライダーSPIRITS
この作品では、アスラという人物が変身。月面で仮面ライダースーパー1と戦う。
タカロイド
雑誌連載第9回に登場。TVSP版では時空破断装置製作用のバダニウム84を運搬する。
その他の登場作品
山田ゴロ版漫画『仮面ライダーZX』
第9話に登場。羽根を使い、脱走者やライダーを襲う[83]
安土じょう(金山静夫)版『仮面ライダーZX』
第8回に登場。クローンロイドを使いZXを罠にはめる[84]が、脱走されそれが基地を探るためのZXの演技だったとわかると、暗闇大使に見放される。
仮面ライダーSPIRITS
この作品では、ベガという人物が変身。エジプトで仮面ライダーV3と戦う。
バラロイド
雑誌連載第10回に登場。
その他の登場作品
山田ゴロ版漫画『仮面ライダーZX』
第10話に登場。バラやしきでXライダーを捕え[85]。1号とZXをおびき寄せる。
安土じょう(金山静夫)版『仮面ライダーZX』
第8回に登場。ZXやルミをバラやしきに招き、罠にはめる[86]
仮面ライダーSPIRITS
この作品では、ロッサという人物が変身。スペインで仮面ライダーXと戦う。
ヤマアラシロイド
雑誌連載第11回に登場。雑誌では再生怪人軍団(獣人大ムカデ・奇械人カメレオーン・クモンジン・カガミトカゲ・カメレキング)を率いる怪人軍団長。
その他の登場作品
山田ゴロ版漫画『仮面ライダーZX』
第11回に登場。再生された電波人間タックルを使い変身を封じる[87]
『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』
声 - 鈴村健一
右半身が黒、左半身が赤に塗り分けられた新デザインで登場する。
地下帝国バダン幹部怪人の筆頭格。体毛を矢のように変化させ、対象に向けて高速で飛ばす。地下世界から抜け出したシュウを追い、幹部を率いて地上に現れる。劇中未使用だが、口から毒液を吐くこともできる[88]
安土じょう(金山静夫)版『仮面ライダーZX』
第10回に登場。プロフェッサーによって作られた最強の改造人間として登場[89]。ZXイナズマキックを受け付けない体とされていた[89]が、守られていない胸を攻撃され敗北した。
仮面ライダーSPIRITS
この作品では、ニードルという人物が変身。
仮面ライダーゴースト
声 - 宇垣秀成
第24話に登場。『仮面ライダー大戦』時と同じ姿であるが、ショッカー怪人という設定になっており、ベルトのバックルもショッカーのものとなっている。骨戦闘員たちを率いて遊園地の観客たちを針で吸い取っていたが、駆けつけたゴーストに『動物戦隊ジュウオウジャー』の風切大和 / ジュウオウイーグルが加勢したこともあり、彼らに骨戦闘員たちをすべて倒された果てに追い詰められて同時攻撃で倒され、観客たちも元に戻った。なお、ゴーストやイーグルをショッカーへ勧誘するなどのコミカルな立ち回りの果てに敗北する姿は、それを眺めていた元ショッカー怪人・ウルガがショッカーを見限るきっかけになっており、映画『仮面ライダー1号』の前日譚でもあることが示唆されている。

コピー怪人[編集]

過去の秘密結社の怪人をコピーしたもの。

カミソリヒトデと獣人大ムカデのスーツはアトラクション用のものを使用しており、偶然残っていたため登場することとなった[90]

派生作品などでの怪人[編集]

未発表怪人
カニロイド
石ノ森章太郎のラフスケッチに描かれている。
山田ゴロ版漫画『仮面ライダーZX』
第3回に登場。海辺の老人が正体で、化学部隊のカニロイドと名乗る。
安土じょう(金山静夫)版『仮面ライダーZX』
第2回に登場。クモロイドが失敗し、ドクガロイドが作戦に移っている事を知らせる際、シルエットで登場している[91]。その後、ZXと戦うドクガロイドを助けるが、ドクガロイドともども倒される[64]
漫画『仮面ライダーSPIRITS』
この作品では、暗闇大使の体から作り出されたという設定。日本で、組織を脱走した仮面ライダーZXと戦う。先の山田ゴロ版と同じく人間態は老人。
映像作品でのオリジナル怪人
仮面ライダーフィフティーン
映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』と『烈車戦隊トッキュウジャーVS仮面ライダー鎧武』に登場。
モグラロイド
烈車戦隊トッキュウジャーVS仮面ライダー鎧武』に登場。
漫画作品オリジナルの怪人
細井雄二(秋津わたる)版漫画『仮面ライダーZX』
ガラガランダイカデビルオオカミ男
ショッカーの残党(マーダー、プラガ、ヘッツァー)が変身したもの。詳しくは、それぞれの個別記事を参照。
山田ゴロ版漫画『仮面ライダーZX』
先述のカニロイドも登場。
再生岬ユリ子/再生電波人間タックル
バダンの時空魔法陣の力で復活した電波人間タックル。
安土じょう版漫画『仮面ライダーZX』
先述のカニロイドも登場。
クローンロイド
死んだはずの良の姉・しずかのクローンを改造したもの[92]
メカ・デストロイヤー
クローンロイドを人質に取る[93]
漫画『仮面ライダーSPIRITS
先述のカニロイドも登場。
後述の個体のほか、コピー怪人同様、多くの過去の秘密結社の怪人が組織単位で再生されバダンの戦力となっている。
ダブルロイド
ジゴクロイドとカマキロイドが合体した姿。
トリプロイド
ダブルロイドとカニロイドが合体した姿。
その他関連キャラクター
バダングリード
MASKDE RIDER DECADE -オーズの世界-』に登場するキャラクター。バダンの怪人ではないが、バダンの暗闇大使とサザングロスをモチーフとしている。

コンバットロイド[編集]

バダンの戦闘員。短剣を武器とする。マスクにドリルのように横に尖った耳が印象的[独自研究?]。白衣を着た者もいる。

過去の作品の戦闘員とは異なり、胸や肩に装甲が付けられているのが特徴である[35]

その他の登場作品
『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』
地下帝国バダンの戦闘員として登場。
烈車戦隊トッキュウジャーVS仮面ライダー鎧武 春休み合体スペシャル
『仮面ライダー大戦』のプロローグ的な作品。地下帝国バダンの戦闘員として登場。
仮面ライダーSPIRITS
この作品では、小島秀範(ジュクの秀)という人物が、三影に頼みこみバダンの一員になった際の戦闘服として登場。

イメージソング[編集]

ドラゴン・ロード
作詞:石ノ森章太郎 / 作曲:菊池俊輔 / 編曲:吉村浩二 / 歌:串田アキラ
「FORGET MEMORIE'S」
作詞:八手三郎 / 作曲:菊池俊輔 / 編曲:吉村浩二 / 歌:串田アキラ

2曲ともZXの名前が決まる前に録音されたもの。そのため、歌詞の中にZXの名前は登場せず、レコードのジャケットにも「仮面ライダー10号」と記されていた。

メディア展開[編集]

  • 1982年(昭和57年)7月号から雑誌展開開始。
  • 1982年8月14日、「オールナイトニッポンスペシャル 仮面ライダー10号誕生記念・石森章太郎のオールナイトニッポン」放送。「仮面ライダーZX」のタイトルが発表され、ラジオドラマが放送された。仮面ライダーZX(村雨良)の声は神谷明が演じた。
  • 1982年8月15日、向ヶ丘遊園で「仮面ライダー10号ネーミング発表会」開催。村雨良の変身ポーズが初公開され[注 3]串田晃によりイメージソング「ドラゴンロード」も披露された。高橋一俊の殺陣によるステージショーも行われ、9人の歴代仮面ライダー、TV特番には登場しないゴッド破壊工作員やドグマファイター、クモロイドらも登場した。
  • 1982年8月22日、同様のイベントが宝塚ファミリーランドでも開催された。
  • 1983年(昭和58年)9月号で雑誌展開終了。
  • 1984年(昭和59年)1月3日、テレビスペシャル『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』を放映。
  • 1998年、風塵社から『平山亨叢書 仮面ライダーZX』発行。雑誌展開時にバックグラウンドストーリーとして平山が考えていた物語が1冊にまとめられたもの。

グラビア[編集]

テレビマガジン』『テレビランド』などの雑誌の1982年(昭和57年)7月号にイラスト掲載によるネーミング募集が行われ、各誌の同年8月号から翌年9月号までグラビア写真によるストーリーが掲載された。

村雨良を菅田俊、バダンの大幹部暗闇大使を潮健磁が演じた。当初は名前が決定していなかったため、同年9月号までは「仮面ライダー10号」と紹介された。

第7回と第13回(最終回)の撮影会で9人ライダーが出演し、その他にもV3・スカイライダー・スーパー1が単独で参加している。

新規製作のバダン怪人は、アクションを必要としないために凝った造形のものが多い[4]。そのほか当時現存していたアトラクション用の旧作怪人(クモンジン、奇械人カメレオーンなど)が再生怪人として活用された。

漫画作品[編集]

1982年から1983年にかけて、以下の3誌に連載された。2004年に『仮面ライダーZX』のタイトルで1冊にまとめて出版されており、その収録順に説明する。

  1. テレビマガジン版(秋津わたる〈細井雄二〉1982年8月号から1983年1月号(全6回)[94]
  2. テレビランド版(山田ゴロ)1982年8月号から1983年8月号(全13回)[94]
  3. 冒険王版(金山静夫〈安土じょう〉)1982年9月号から1983年10月号(全14回)[94]

第1回では、村雨良のバダンからの脱走、姉しずかの死、海堂博士・一条ルミとの合流までが共通して描かれている。バダンについては、南米でUFOを使っていたという点は共通しているが、安土版のみナチスについて言及されていない。

平山亨によると、「仮面ライダー復活祭」の翌日にテレビマガジンの田中編集長(当時)から東映テレビ部に電話があり、その中で「従来通り、3社相乗りで、月に1回の撮影会」と「3誌での連載」を申し込まれた。平山は慌てたが、田中から「石森プロ、渡辺部長、3誌ともOKサインを出している」と言われ、喜んで承諾した[95]

細井雄二(秋津わたる)版
テレビマガジンで連載。
第1回が細井雄二名義で、第2回以降は秋津わたる名義となっている[注 4][97]。第1回は別冊付録に掲載されており、全128頁という厚さだった[98]。第1回が誕生編で、第2回 - 第4回は1話完結、第5回と第6回は前後編となっている。下記の二作と違い、サブタイトルがついている。9人ライダーは、第1回のイメージシーンのみ登場。
暗闇大使は第3回で登場し、「ショッカーの地獄大使の影の存在」と説明されている[99](第5回では「いとこどうし」とも[100])。第5回でガラガランダが出現し、第6話で狼男とイカデビルも登場するが、彼らはショッカーの3大幹部ではなくその素体の科学者(マーダー、プラガ、ヘッツァー)だった[97]。「ライダー1号2号を造った最高の頭脳」と自負して「それを生かせる最強の軍団」とバダンを見込み、暗闇大使に共闘を申し入れる。3対1でZXの弱点を突くも敗北し、3怪人は爆発。ZXとバダン(暗闇大使)の決着はつかないまま終わる。
山田ゴロ
テレビランドで連載。
暗闇大使は第3回から登場、第6話までは1話完結。第7回から9人ライダーが登場し、時空魔方陣を巡ってZXと共闘する。第11回ではタックルが蘇生し、城茂と再会する(作中では「シゲル」)[97]。シゲル以外の8人ライダーは、変身後の姿しか登場しない。
安土じょう(金山静夫)版
冒険王版で連載。
連載時は金山静夫名義であったが、単行本では安土じょう名義で記載している[101]。当初は読みきり形式であったが、誌面リニューアルによりページ数が減少し、連続形式に変更された[101]
暗闇大使は第7回から登場。死んだはずの姉・しずかが第6回から登場するのが特徴[101][97]。9人ライダーは登場しない。
安土はプロットを読んでドラマとして作り込めると感じ、石ノ森章太郎の漫画版『仮面ライダー』を意識したシリアス路線とした[101]。歴代仮面ライダーの登場については元々考えていなかったとしている[101]

その後の展開[編集]

テレビ番組[編集]

各キャラクターの動向については、各客演情報を参照。

仮面ライダーBLACK RX
仮面ライダーZXが登場。
烈車戦隊トッキュウジャーVS仮面ライダー鎧武
烈車戦隊トッキュウジャー』と『仮面ライダー鎧武』のテレビスペシャル。コンバットロイドと本作オリジナルのバダン怪人モグラロイドが登場。
仮面ライダーゴースト
第24話にヤマアラシロイドが登場。

映画作品[編集]

各キャラクターの動向については、各客演情報を参照。

劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
仮面ライダーディケイド』の映画作品。仮面ライダーZXが登場。
オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
仮面ライダーオーズ/OOO』と『仮面ライダー電王』の映画作品。仮面ライダーZXとタイガーロイドが登場。
仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズの映画作品。仮面ライダーZXとタイガーロイドが登場。
平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊
仮面ライダーシリーズの映画作品。村雨良 / 仮面ライダーZXと暗闇大使とヤマアラシロイドとタイガーロイドと戦闘員のコンバットロイドとバダン総統が登場。
スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号
仮面ライダーシリーズの映画作品。仮面ライダーZXとコンバットロイドが登場。

書籍[編集]

『MASKED RIDER DEN-O EDITION -1971年4月3日-』
HERO SAGAの『仮面ライダー電王』の小説作品。タイガーロイドが登場。
『MASKED RIDER ZX EDITION -FORGET MEMORIE'S-』
HERO SAGAの本作の小説作品。
仮面ライダーSPIRITS
村枝賢一による本作の漫画。『仮面ライダーZX』を原作としているが、本作以前のテレビシリーズの設定も取り入れられている。

ゲーム作品[編集]

特撮冒険活劇 スーパーヒーロー烈伝
仮面ライダーZXとタイガーロイドが登場。

イベント・舞台[編集]

MASKED RIDER LIVE&SHOW 〜十年祭〜
仮面ライダーZXが登場。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ TVSP版での名前は村雨しずか。
  2. ^ 演者も地獄大使と同じく潮健児
  3. ^ TV特番では短縮されたポーズが使われたため、フルサイズでの変身ポーズはこのイベントのみの公開。
  4. ^ 同時期に、同誌で『かいけつカッコマン』を連載していたため[96]

出典[編集]

  1. ^ 仮面ライダー1971-1984 2014, p. 450.
  2. ^ a b 仮面ライダー1971-1984 2014, p. 467, 「10号ライダープロジェクト進行報告」
  3. ^ a b c OFM10 2004, pp. 14 - 15.
  4. ^ a b c 全怪獣怪人 下 1990, p. 107
  5. ^ 仮面ライダー1971-1984 2014, pp. 472-473, 「10号ネーミング募集」.
  6. ^ a b 仮面ライダー1971-1984 2014, p. 457, 「ネーミング発表会スチール」
  7. ^ 『仮面ライダーアートコレクション ヒーロー編』メディアワークス、2003年7月、p.88。ISBN 4-8402-2373-4
  8. ^ a b 仮面ライダー1971-1984 2014, pp. 476-477, 「ネーミング発表イベント」
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  10. ^ OFM9 2004, pp. 16 - 17.
  11. ^ a b 仮面ライダー1971-1984 2014, pp. 398-401, 「INTERVIEW 菅田俊」
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  14. ^ 仮面ライダー1971-1984 2014, p. 466, 「初期ストーリー原案」.
  15. ^ 仮面ライダー1971-1984 2014, pp. 468-471, 「企画書」.
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参考文献[編集]