ジェネラル・シャドウ

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ジェネラル・シャドウ[注釈 1]は、特撮テレビドラマシリーズ「仮面ライダーシリーズ」の作品に登場するキャラクター。

各作品におけるジェネラル・シャドウ[編集]

テレビシリーズ[編集]

仮面ライダーストロンガー』第14話から登場。ブラックサタン大首領が、仮面ライダーストロンガーに倒された一つ目タイタンの後任として雇った大幹部。第17話で、タイタンが百目タイタンとして復活してからは、卑怯な作戦を行う百目タイタンと正々堂々とした戦いを好むジェネラルシャドウといった描かれ方をされていく[注釈 2]

百目タイタンの敗北後[注釈 3]、デッドライオンが最高幹部として登場すると同時にブラックサタンを見限り、魔の国からデルザー軍団を招集する。クーデターの後、ストロンガーをターゲットとし、それを倒した者をデルザー軍団のリーダーとするというルールを決めるなど、暫定的リーダー的な権限を持っていた。だが、そのルールの下に改造魔人が妨害を行い合い、足の引っ張り合いを起こしてしまうが、実際はこれすらも計画の内であり、団員を巧みにコントロールしながら自らがリーダーへなる策謀を巡らせていた。しかし、予想以上のストロンガーの抵抗で内部抗争が激化し、遂にはチャージアップしたストロンガーによって改造魔人は倒されていくという結果となってしまう。マシーン大元帥と、その部下のヨロイ騎士と磁石団長といった半機械人たちが来日し、デルザー軍団内の実権を失ってしまう。ストロンガーと決着を付けるため、最後の一騎討ちを展開。自身のシャドウパワーをシャドウ剣に込め、超電稲妻キックを受けながらもストロンガーを後一歩のところまで追い込むが、自身の方が先に力尽きてしまい(本人は「勝った」と呟いている)、「デルザー軍団、万歳」の掛け声とともに爆死。なお、この際に占いで自身の死を予見していた。城茂も力尽き、マシーン大元帥らの捕虜になってしまう。

劇中において出自に関する説明はなかったが、石森プロによる設定では

  • 北インドに起点があったロマ族の末裔で[要出典]ジプシーの血を引く改造魔人[2]
  • ユーラシア大陸の南西部を放浪し、二度の世界大戦で活躍し、敵味方ともに一目置かれていた人物であった。ジェネラル(将軍)という称号もこの頃付けられた。
  • その連戦・激戦で身体が耐えられない状態になる度に何度も改造手術を受け、遂には魔の国に完全に身を堕としてしまった。

とされており、各種図鑑[要文献特定詳細情報]などに記載されている。また、人であったころは魔道の知識を持つ魔術師であったとされる。

制作関連
白を基調としたデザインは、黒を基調としたタイタンと対になるものであり、黒をイメージカラーとするブラックサタンの中で異質な存在であることを表現している[3]
スーツはゴム製のマスクの上に透明フードを被っているため、スーツアクターは呼吸しづらかったという[4]
デルザー軍団の登場に伴うパワーアップも検討されていた[5]。番組が1年間の放送を予定していた段階では、シャドウは軍団内の内紛で殺され後任と交代する予定であったが、放送期間の短縮により終盤まで登場することとなった[6]。『ストロンガー』のロケ撮影はシャドウとの決戦シーンが最後となっており、スタッフからの愛着が強かったとされる[7]

テレビシリーズの設定を基にした作品[編集]

仮面ライダーSPIRITS
バダン総統(JUDO)直属の精鋭として登場。過去の記憶(テレビシリーズでの記憶)を持っている。富士山山麗で、ブラックサタンと交戦中のストロンガーと、百目タイタン、デッドライオンの前に出現。途中で共闘を申し込んできたデッドライオンには、「暗闇大使の元へ戻れ」と伝える。テレビシリーズではストロンガーとは正々堂々と戦うことを望み、タイタンの手段を選ばない卑怯な作戦を嫌う性格だったが、復活後にはストロンガーにかつての仲間であるタックルと戦わせた[注釈 4]。その一方でストロンガーの復活に対して「それでこそ我が宿敵」と喜ぶ一面も見せる。また、生前によく行っていたトランプ占いも健在である。
『仮面ライダー 11戦記』
ガイストによって再生された幹部の一人として登場。仮面ライダーの如き姿に変身して仮面ライダー1号に対して一騎討ちを行う。力を失いながらも勢いを逆用した1号に敗れると自爆し、“プレゼント”としてその爆風でエネルギーを充填させた。

『仮面ライダーSD』[編集]

八鬼衆の一人として登場。

仮面ライダーSD 疾風伝説
仮面ライダースーパー1の両親を殺し、スーパー1を忠実な部下として育てあげるなど、キーキャラクターとして登場。スーパー1の両親を殺した事を知るジャーク将軍を殺すなど、卑劣な面を見せるが、その事実を知ったスーパー1に倒される。
仮面ライダーSD マイティライダーズ
デルザー軍団の指揮官として登場。マジックを誇示するが、インチキばかり。おまけにウケないとひどく落ち込んでしまう。ゲーム感覚で戦いを楽しんでいる。魔神大首領の欲するパワーストーンの入手に手柄を立てるが、最後は用済みと見た魔神大首領により、地獄大使アポロガイストと共に始末される。
仮面ライダーSD グランショッカーの野望
四国の住民をオーストラリア人になりきらせる作戦を行う。

平成仮面ライダーシリーズ関連作品[編集]

皮膚が剥がれ口が裂けた状態の新デザインとなっている他、トレードマークであるトランプがスペードのKからAに変更されている。

映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
デルザー軍団の代表として登場。ショッカー警察を指揮してゲリラ狩りも行っていた。歴史が変わった世界(1号と2号が敗れた世界)で、オーズを相手に戦う。また、歴史の修正が失敗した後は、その計画を知っていたかのような口ぶりをみせる。最後はライダー達に押され逃亡を謀るも、遅れてやってきたキカイダーキカイダー01イナズマンズバットの必殺技を受け、原典同様の断末魔を上げ爆死する。
続編小説『S.I.C. HERO SAGA KAMEN RIDER OOO EDITION -OOZ-』では、彼をモチーフとしたデルザーグリードというキャラクターが登場している。
仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
大ショッカーの大幹部として登場。同じ大幹部の剣士であるシャドームーンダブルシャドウというタッグを結成している。仮面ライダー&スーパー戦隊と大ショッカー・大ザンギャック連合との最終決戦では巨大なトランプに変身して、ゴーカイレッドを除いた海賊戦隊ゴーカイジャーを苦戦させるが、ゴーカイレッドのゴーカイガンの連射を喰らったあと、仮面ライダーディケイドのライドブッカー・ソードモードに斬られ爆死した。
平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊
バダンの大幹部の一人として登場。
スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号
ショッカーの怪人として登場。
映像作品以外
舞台『仮面ライダーディケイド ファイナルステージ』
直接登場はしないが、過去に海東大樹(仮面ライダーディエンド)にお宝を狙われるも、ナマコを盗ませ、海東をナマコ嫌いにしたキャラクターであることが語られている。
小説『S.I.C. HERO SAGA MASKED RIDER DECADE EDITION -ストロンガーの世界- 』
門矢士一行が訪れた平行世界に存在するデルザー軍団の統率者として登場。
この世界の住人ではないとはいえ、宿敵ストロンガーである茂に襲いかかったが、止めを刺そうとした直後、岩石大首領の体内にいた「ストロンガーの世界」の茂が、自身に影響を及ぼす危険を感じ、握り潰されてしまう。
テレビシリーズや士らの前に現れた茂が知る姿と異なり、顔を仮面で隠しておらず、皮膚が剥がれ、裂けた口が露わになっている。

ゲーム作品[編集]

ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス
デルザー軍団の支配者として登場。デストロンのドクトルGと同盟を組む。
オール仮面ライダー ライダージェネレーション
エリア1のボスとして都市の地下水路で戦闘する。宿敵ストロンガーの他、トランプに関連するキーワードを持つ555やブレイド、Wらとの勝敗にも拘る。

ジェネラル・シャドウの武器・装備[編集]

シャドウ剣
フェンシングの剣に似たジェネラル・シャドウの愛刀。超高熱を発することができ、全身のエネルギーを爆発させ、一時的にパワーアップするシャドウパワーを集めることでカブテクターを貫くほどに威力がアップする。奇械人アルマジロンには全く効果はなかった。
トランプ
ジェネラル・シャドウの主要武器である不思議なトランプ。カード占いの他にもカッター(トランプカッター)や爆弾(トランプショット)として使用されたり、トランプを撒き散らして姿を消す「トランプフェイド」や、空中飛行や分身生成(シャドウ分身)、一時的に視力を奪うトランプ目つぶし、トランプ吹雪にも利用されるなどその用途は多岐に渡る。自分自身が巨大なトランプに変化することも可能であり、その力を駆使して仮面ライダーオーズ海賊戦隊ゴーカイジャーと闘った。
マント
『仮面ライダーストロンガー』のデルザー軍団所属時と、『仮面ライダーSPIRITS』の復活時に着用。マントで姿を覆い隠して姿を消す「マントフェイド」に用いる。
スーパートランプ
仮面ライダーSD』での愛機。奇術用具一式が集合したスーパーメカ。

ジェネラル・シャドウを演じた人物[編集]

声優[編集]

柴田秀勝
ジェネラル・シャドウの登場する実写作品ほぼ全てで声を担当。仮面ライダーシリーズでは、他に『仮面ライダーBLACK RX』のジャーク将軍なども担当している。
石川英郎
平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』で声を担当。

スーツアクター[編集]

河原崎洋央
『仮面ライダーストロンガー』時のスーツアクター[8][1][4]

関連キャラクター[編集]

ジェリーフィッシュアンデッド
仮面ライダー剣』に登場するキャラクター。
頭部のキャノピーの部分など、ジェネラル・シャドウをイメージしたデザインとなっている[9]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 『仮面ライダーストロンガー』オープニングのクレジットでは、ゼネラル・シャドウとなっているが、公式作品や後年の作品ではジェネラルシャドウの表記の方が多いため[1]、こちらの記事名を用いている。
  2. ^ ただし、大幹部としての任を果たすためか、実際には人質をとったりといった手段も使用している。
  3. ^ 大首領に「やはり信頼するのはお前だけだ」と煽てられながらも出し抜かれており、奇械人ハサミガニの自白により大首領の陰謀を知ってしまう。
  4. ^ ただし、テレビシリーズでもブラックサタンに対するクーデターを起こして改造魔人によるデルザー軍団を結成したり、デルザーでも改造魔人たちへの「ストロンガーを倒した者がリーダーとなる」という提案でストロンガーにぶつけさせたりということがあるため、策謀を巡らす戦略家の顔を持つことも描写されている。

出典[編集]

  1. ^ a b 怪人大全集 1986, p. 99, 「ジェネラルシャドウ」
  2. ^ 仮面ライダー1971-1984 2014, p. 317, 「ジェネラルシャドウの能力メモ」
  3. ^ 仮面ライダー1971-1984 2014, pp. 304-305, 「鉛筆描きデザイン画」.
  4. ^ a b OFM9 2004, pp. 27-29, 和智正喜「特集 大野剣友会 ライダーアクション影の主役たち」
  5. ^ 仮面ライダー1971-1984 2014, p. 321, 「9月以降の企画方針について」.
  6. ^ 仮面ライダー1971-1984 2014, p. 326, 「10月以降の企画」.
  7. ^ 仮面ライダー1971-1984 2014, p. 327, 「第37話〜第39話撮影予定表」.
  8. ^ 大全集 1986, p. 93, 「デルザー軍団」.
  9. ^ 超辞典 2011, p. 366.

参考文献[編集]

関連項目[編集]