ポピニカ

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ポピニカは、ポピー(現 バンダイボーイズトイ事業部)から発売されているキャラクター玩具シリーズ。

概要[編集]

名称は「ポピーのミニカー」を略したもので、キャラクター専門のミニカーとして1972年より発売[1]。ロボットやヒーロー等のキャラクターを立体化した超合金に対し車や飛行機などの乗り物、「ゲッターロボ基地 早乙女研究所」など基地シリーズのブランド名として用いられた。最初期にはキャラクターと無関係のホンダCB750FOURも例外的にポピニカ名義で商品化されている。

子供が手にとって遊べる玩具として開発されており、亜鉛合金によるダイカストパーツを多用した頑丈な商品として超合金と並び人気を得た。初期はプロポーションやデザイン、ギミックに玩具としてのアレンジがなされ、原作にないギミックが盛りこまれた物も多い。

1983年にポピーがバンダイへ統合された後も、ポピニカのブランド名はバンダイの商品に残されている。

沿革[編集]

1970年代以前、子供向けのアニメ番組や特撮番組を支えていたのは、菓子メーカーや薬品メーカー、家電メーカーだった。しかし1970年代以降、これらのメーカーが子供向けの商品から大人向けの高級商品へと主力を移し、提供する番組も子供向け番組から大人向けのドラマのような番組に移行し、アニメ番組や特撮番組から次々と撤退した。

代わってポピニカや超合金のヒットにより、玩具メーカーがアニメのスポンサーになる意欲を高めた。その後、超合金はさまざまなアニメ作品・特撮作品のキャラクターの玩具化を一手に引き受ける一大ブランドとなり、「ポピニカ」と「超合金」はキャラクター玩具の代名詞となるほど浸透して10年以上に亘るロングセラー商品となった。

1972年6月、最初の製品として『仮面ライダー』のミニミニサイクロン号を発売[1]。「ポピニカ」のブランド名が使われるようになったのは1973年7月以降であり、それ以前は「ミニミニ〜」と呼称されていた[1]

1973年には『仮面ライダーV3』のハリケーンや『マジンガーZ』のホバーパイルダー、『人造人間キカイダー』のサイドマシーンなどが登場。1974年には100万個売れたという記録も残した。その後「仮面ライダーシリーズ」が一時的に不振になるものの、『秘密戦隊ゴレンジャー』や、ポピニカ5台が合体して巨大ロボットの超合金となる『超電磁ロボ コン・バトラーV』などで盛り返す。『超電磁ロボ コン・バトラーV』、『超電磁マシーンボルテスV』では5つそろえるとロボットに合体させる事ができるものが登場した。

当初、ポピニカは単体の玩具として発売されていた。ロボットアニメと特撮ヒーロー番組の主流が「変形・合体」に移ると、さまざまなギミックを仕込んだデラックスポピニカ(DXポピニカ)が発売されることになった。

レースアニメが多数放送された1977年、『激走!ルーベンカイザー』や『アローエンブレム グランプリの鷹』などに登場のマシンをリアルに再現して発売。『グランプリの鷹』の「DXトドロキスペシャル」は、初のDXポピニカである。アニメ・特撮以外では一般向け映画『トラック野郎』シリーズに登場するデコトラ「一番星号」などもポピニカシリーズにラインナップされていた。

ポピーは1983年にバンダイグループに統合。同時期からアニメ作品のポピニカ商品点数が急減し、特撮作品メインのラインナップへと移行していった。

「超合金魂」人気を受け、2000年からは大人向けの新カテゴリ「ポピニカ魂」がスタート。「ビッグスケール ポピニカ魂」を含め、2009年までに6商品が発売された。

2010年頃からはアポロ11号スペースシャトルのような実在の乗物を題材とした新ブランド「大人の超合金」の登場や、「ビッグスケール ポピニカ魂」で発売されていた『宇宙戦艦ヤマト』が新仕様で「超合金魂」としても発売されるなど、ポピニカと超合金との境界は曖昧になりつつある。

脚注[編集]

  1. ^ a b c 変身ヒーロー大全集 1995, pp. 158, 「変身ブーム博物館I 玩具」

参考文献[編集]

  • テレビマガジン特別編集 変身ヒーロー大全集』講談社、1995年11月30日。ISBN 4-06-178419-6

関連項目[編集]