仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル

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仮面ライダー×仮面ライダー
ドライブ&鎧武
MOVIE大戦フルスロットル
監督 柴﨑貴行
脚本 三条陸
鋼屋ジンニトロプラス
原作 石ノ森章太郎
出演者 竹内涼真
内田理央
上遠野太洸
綾部祐二ピース
佐野岳
小林豊
高杉真宙
志田友美
久保田悠来
青木玄徳
三木眞一郎(声の出演)
音楽 鳴瀬シュウヘイ
中川幸太郎
山下康介
主題歌 Mitsuru Matsuoka EARNEST DRIVE with TEAM ドライブ and 鎧武
sing my song for you 〜サヨナラの向こう側まで〜
製作会社 「ドライブ&鎧武」製作委員会
配給 東映
公開 2014年12月13日
上映時間 93分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 5.8億円[1]
前作 劇場版 仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!(シリーズ前作)
仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦(『MOVIE大戦』前作)
次作 スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号(シリーズ次作)
仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス(『MOVIE大戦』次作)
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仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル』(かめんライダーかめんライダー ドライブアンドがいむ ムービーたいせんフルスロットル)は2014年12月13日に公開された映画であり、特撮テレビドラマシリーズ『仮面ライダーシリーズ』の『仮面ライダードライブ』と『仮面ライダー鎧武/ガイム』の劇場版作品。

概要[編集]

放送中の仮面ライダーと前作の仮面ライダーが共演するクロスオーバー作品MOVIE大戦シリーズ』の第6弾。『ドライブ』としては初の、『鎧武/ガイム』としては4本目の映画作品である。

これまでMOVIE大戦公開前に放送中の仮面ライダー・前作の仮面ライダーが対面していたが[注 1]、仮面ライダードライブと仮面ライダー鎧武は本作品の『MOVIE大戦編』で初対面となり、これを踏まえたシーンが存在する。

劇場版 仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!』終了後の特報では仮面ライダードライブが正式発表されていなかったためドライブの名前は映し出されていない。仮タイトルは『仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦2015』であり、初期のTVCM・前売り券はこちらの表記となっている。

『鎧武/ガイム』テレビシリーズ、及び『ドライブ』テレビシリーズと繋がった時間軸・設定のストーリーとなっており、『ドライブ』本編の第11話でルパンとやりあったなどという会話がある他、本作品に登場した重加速軽減機が第12話に登場する。『鎧武/ガイム』では本編とはパラレルワールドとする案もあったが、観客の要望は物語の続きであろうという判断から後日談となった[2]。『ドライブ』側は作品の特徴である「車モチーフ」と「刑事もの」をアピールするため、カーアクションと怪盗という要素が取り入れられた[3]

従来の劇場版と同様に、劇場版限定・初登場ライダー(メカ黒影・仮面ライダールパン)・劇場版限定フォーム(仮面ライダードライブ タイプフルーツ・仮面ライダー鎧武 ドライブアームズ・仮面ライダーデューク ドラゴンエナジーアームズ)が登場する。

後のVシネマ『仮面ライダー鎧武外伝 仮面ライダーナックル』は本作から一年後の出来事である。[4]

評価[編集]

丸の内TOEI1他全国307スクリーンで公開され、2014年12月13日・14日の2日間で興収2億453万6,600円・動員16万6,620人を記録し、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第4位を獲得した[5]

また、本作品に登場する「仮面ライダーデューク ドラゴンエナジーアームズ」の変身アイテムを玩具化した商品「DXドラゴンフルーツエナジーロックシード」も12月1日よりプレミアムバンダイから予約受注が開始され、映画公開の13日から4日間までで第一次予約数達成へと至った。

ストーリー[編集]

ストーリー構成は『鎧武編』→『ドライブ編』→『MOVIE大戦』と時系列順で進行する。

『仮面ライダー鎧武 進撃のラストステージ』
地球のヘルヘイム災害終息後、長き戦いの果てに神に等しい力を得て“始まりの男”となった葛葉紘汰 / 仮面ライダー鎧武は同じく“始まりの女”となった高司舞と共に地球からヘルヘイムを取り去り、宇宙の果てにある惑星で新たな人生を歩んでいた。しかし、彼等の手で生命の息吹きが生まれつつあるその星へ、機械生命体・メガヘクスが突如襲来する。舞を捕らえ、惑星を自らと機械化融合したメガヘクスは、“始まりの男”の超絶的な力を持ってしても手に負えず、次なる標的を地球に定めて侵略を開始する。それを阻止しようとした紘汰だったが敗北し、極ロックシードを奪われたことで元の姿に戻り、爆死した。
沢芽市へ降り立ったメガヘクスはアーマードライダーのデータを解析すると、メカ黒影や復活した戦極凌馬 / 仮面ライダーデュークを尖兵として量産し、侵攻を開始する。この脅威に対し、地球に唯一現存する戦極ドライバーを持つ呉島光実 / 仮面ライダー龍玄と、メガヘクスのコピーした戦極ドライバーを奪取することで再び変身能力を獲得した呉島貴虎 / 仮面ライダー斬月 / 仮面ライダー斬月・真の兄弟が、かつての戦いで見失ってしまった信念を全うするべく立ち向かう。
『仮面ライダードライブ ルパンからの挑戦状』
近頃、世間を騒がす怪盗アルティメット・ルパンことゾルーク東条が、人工生命体ロイミュードの犯罪に対応する特状課(警視庁特殊状況下事件捜査課)に挑戦状を叩き付けてくる。泊進ノ介 / 仮面ライダードライブは久々に人間相手の犯罪に関われると意気込んだが、東条の人智を超えた犯行に苦戦する。東条は強化ロイミュード・サイバロイドZZZ(スリーゼット)のボディを手に入れており、都市伝説と化したドライブを倒して「仮面ライダー」の称号を盗もうと画策していたのだ。
勝手に仮面ライダールパンを名乗り始めた東条は、サイバロイドZZZの力でドライブを圧倒する。その際、ベルトさんことドライブドライバーは進ノ介の盾となったため、機能を停止してしまう。
『MOVIE大戦フルスロットル』
ドライブと鎧武が最大の危機を乗り越えた時、メガヘクスはサイバロイドZZZと融合し、ZZZメガヘクスに進化した。地球の機械化を食い止めるため、ドライブと鎧武は龍玄と斬月・真、そしてZZZメガヘクスの力で復活した駆紋戒斗 / 仮面ライダーバロンの協力を得て、宇宙の機械惑星で最終決戦に挑む。

登場人物[編集]

◎が付記された人物は最終作『MOVIE大戦フルスロットル』にも登場。本作品オリジナルの登場人物のみ記述。

『仮面ライダー鎧武 進撃のラストステージ』[編集]

戦極凌馬(せんごくりょうま) / 仮面ライダーデューク
メガヘクスが解析した紘汰の記憶から生み出された機械人間の戦極凌馬。
剥き出しの機械部を隠すために口元が機械的なマスクで覆われ、両手に黒い手袋をはめている。生前の向上心は失われており、メガヘクスの一部となったことを「研究者にとってこれに勝る喜びはない」と語るが、そのために貴虎からは「空っぽ」と称された。最終的には斬月こと貴虎にトドメを刺されるが、「さすがは、僕が一度は見込んだ男だ」と貴虎を称賛しながら散った。凌馬の残したゲネシスドライバーは貴虎の手に渡り、斬月・真への変身に使用されることになった。
劇中では呼称されないが、書籍などでは「メカ戦極凌馬」の名称が用いられている[6][7]

『仮面ライダードライブ ルパンからの挑戦状』[編集]

ゾルーク東条(ゾルークとうじょう) / 仮面ライダールパン ◎
アルティメット・ルパンという異名を持つ怪盗。
実際は老齢であり、現在の肉体はサイバロイドZZZに人格がインストールされたもの。若い頃の容姿に白いタキシードと黒マントを着用し、白いシルクハットを被っている。常にエキセントリックな口調と態度で相手を挑発し、犯行の事前に警察へ予告状を送りつける自信家で、対峙した者を終始翻弄し続ける程の非常に高い実力を持つ怪盗である。事実上不死の肉体を手に入れたことでドライブに挑戦し、ベルトさんを破壊して変身不能に追い込むことで「仮面ライダー」の称号を奪う。しかし機械生命体になった影響で精神が歪み、人の命が犠牲になっても構わない人格となっていた。
霧子に変装して事を優位に進めていたが愛想笑いをしたことで進ノ介に正体を見破られ、その後再びドライブと戦い敗れると「仮面ライダー」の称号を返上しナンバー0L0というコアに変化して逃亡した。その後、ひそかに盗んでいたバットバイラルコアに自らのコアを移植、進ノ介を自らのライバルと認定して去って行った(去り際には霧子が笑顔を浮かべていた映像を盗んでいる)。
『シークレット・ミッション type LUPIN 〜ルパン、最後の挑戦状〜』
『ルパンからの挑戦状』以降も何度も進ノ介に挑戦状を送っては挑み続けていたが、ロイミュード100に襲撃されルパンガンナーを奪われた後に消息を絶った。
その後100がルパンに成り済まして博物館で暴れていたところを颯爽と現れ、ルパンガンナーを奪還した後ドライブ達と共闘し100をコピー体のロイミュード共々撃破する。しかし100に襲撃された際にコアを損傷し、先が長くないことを悟った東条はルパンガンナーとルパンブレードバイラルコア、そして一通の手紙を進ノ介に託し、ビルの屋上で倒れた後消滅した。

『MOVIE大戦フルスロットル』[編集]

駆紋戒斗(くもんかいと) / 仮面ライダーバロン ◎
ZZZメガヘクスが紘汰の記憶から解析して再生させた戒斗のコピー人間。
鎧武たちへの刺客として作り出されたが「メガヘクスに融合された世界」を「弱者の考え」と一蹴。ZZZメガヘクスを敵と認識して、鎧武たちと共闘。鎧武とドライブを惑星メガヘクスに向かわせる時間稼ぎもした。惑星メガヘクスが破壊された直後、バロンの姿のまま機能停止した。
『仮面ライダードライブ超全集』では、名称をメカ駆紋戒斗と記述している[8]

本作品オリジナルの仮面ライダー[編集]

仮面ライダー鎧武 ドライブアームズ[編集]

  • 身長:203センチメートル
  • 体重:102キログラム
  • パンチ力:14.6トン
  • キック力:18.1トン
  • ジャンプ力:ひと跳び30メートル
  • 走力:100メートルを5.2秒

鎧武がドライブロックシードを使用して変身する仮面ライダードライブの力を宿した特殊形態。鎧の色は銀色。眼の色は

装着時の音声は「ドライブアームズ! ひとっ走り・いざトゥギャザー!」。

外見はタイプスピードに準拠しているが、これまでのレジェンドライダーアームズと異なり、胸部装甲はドライブの頭部の一部を模した形状となる。また、頭部の前立てもドライブの「R」マークを模した形になっている。アームズウェポンはハンドル剣を装備する。両肩のパーツが大きいため、そのままではトライドロンに乗り込めない。

必殺技
ハンドル剣(フルスロットル)
ドライバーのブレードを1回倒し、「必殺! あ、フルスロットル!」の電子音声と共に発動する。空中に発生したオレンジ色のエネルギーロードを滑走し、すれ違い様にハンドル剣で敵を斬り裂く。
無頼キック[9]
鎧武全形態共通のキック技。劇中未使用。

仮面ライダードライブ タイプフルーツ[編集]

  • 身長:202センチメートル
  • 体重:111キログラム
  • パンチ力:15.3トン
  • キック力:17.4トン
  • ジャンプ力:ひと跳びを30メートル
  • 走力:100メートルを5.4秒

シフトブレスにシフトフルーツを装填して変身するドライブの特殊形態。

輪切りのオレンジを模したタイヤが装着され、頭部にはタイヤの一部ダイダイガサ[9]三度笠のように装着され侠客のような外見となる。武器として無双セイバーと大橙丸を装備し、これらを使用する二刀流を得意とする。なお頭部のダイダイガサが大きいことと、左肩のアーマーパーツが干渉するため、そのままではトライドロンに乗り込めない。 スーツはプロトドライブの改造であり、撮影終了後はタイプハイスピードに再改造されている[注 2]

必殺技
無双セイバー・ナギナタモード(フルスロットル)
ドライブドライバーのエンジンを再びかけ、シフトブレスのイグナイターを押し、「ヒッサーツ!」のコールと共にシフトフルーツのレバーを1回倒し、「フルスロットル! フルーツ!!」のコールと共に発動する。輪切りのオレンジを模した足場に乗って飛行し、すれ違い様に無双セイバー・ナギナタモードで敵を斬り裂く。

仮面ライダーデューク ドラゴンエナジーアームズ[編集]

  • 身長:206センチメートル
  • 体重:119キログラム
  • パンチ力:15.7トン
  • キック力:19.5トン
  • ジャンプ力:ひと跳び22メートル
  • 走力:100メートルを6.4秒

メカ戦極凌馬がドラゴンフルーツエナジーロックシードを使用して変身するドラゴンフルーツの鎧を装備したデュークの強化形態。鎧と眼の色、ゲネシスドライバーの発光色は赤。

装着時の音声は「ドラゴンエナジーアームズ!」で、その後に鳴る効果音はディスコ風の音楽と機械音を組み合わせたようなメロディ。

アームズ以外は通常のデュークとほぼ変化はないが、兜の意匠に赤い装飾、股間部の中心に装甲がそれぞれ追加され、背部のマントゲネシスケープ[10]がドラゴンフルーツを模したものになっている。

戦闘スペックはレモンエナジーアームズと同等だが前者を上回る戦闘能力を発揮し、赤い煙に姿を変えて高速移動する能力を備え、ソニックアローを使用して敵をひたすら攻撃する戦法を得意とする。

なお、本ライダーと復活した戒斗が変身するバロンのアームズは惑星メガヘクスと思われる空間から降りてくる。

必殺技
ソニックボレー
ソニックアローにドラゴンフルーツエナジーロックシードを装填し、「ドラゴンフルーツエナジー!」の電子音声と共に発動する。ソニックアローから赤黒い龍型のエネルギー矢を放つ。
ソニックアロー(エナジースカッシュ)
ゲネシスドライバーのハンドルを1回押し込み、「ドラゴンフルーツエナジースカッシュ!」の電子音声と共に発動する。ソニックアローの刀身にエネルギーをチャージし、斬撃を放つ。

メカ黒影 マツボックリアームズ[編集]

メガヘクスが造り上げたメカ兵士が紘汰の記憶を基に造り出された戦極ドライバーで変身した姿。

2体造り出されたが、どちらも龍玄に倒される。破壊された内、1体の戦極ドライバーは無傷だったため光実が回収し、斬月への再変身に使用された。

仮面ライダールパン[編集]

  • 身長;203センチメートル
  • 体重:131キログラム
  • パンチ力:9.2トン
  • キック力:13.1トン
  • ジャンプ力:ひと跳び22メートル
  • 走力:100メートルを6.2秒

ゾルーク東条がルパンガンナーを使用して変身する仮面ライダー。フィルム状のフィールドに敵を捕らえる拘束能力や、取り込んだロイミュードからコアを持たない下級ロイミュードを生み出して使役する能力を備える。

名称は脚本の三条陸が企画書に記した仮名がそのまま採用された[3]。当初は劇場版に度々登場するキャラクターとして考えられており、本作品でも含みを持たせる終わり方となっていたが、各作品ともテレビシリーズに絡む内容となっていったため出番がなくなり、最終的にてれびくん超バトルDVDで決着をつける形となった[3]

ツール
ルパンガンナー
ゾルーク東条が魔進チェイサーのブレイクガンナーのデータを基に生み出した変身アイテム兼武器。ブレイクガンナーよりも派手な装飾が施されている。
ブレイクガンナーと同様にガンモードとブレイクモードの使い分けができ、ルパンブレードバイラルコアを装填することで短剣形態のブレードモード[注 3]に変形する。
テレビシリーズ本編の47話においてもルパンブレードバイラルコアと共に特状課の手元にあり、他の武器と同様に地下に封印された。
ルパンブレードバイラルコア
ルパンガンナー専用のバイラルコア。通常のバイラルコアとは異なり、自動車の後部に刃が付いた形状になっている。ルパンガンナーに装填することで、「チューン! ルパン・ブレード!」の電子音声と共に短剣形態のブレードモードへ変形させる。
必殺技
アルティメットルパンストラッシュ[9][注 4]
ルパンガンナー・ブレードモードの銃口を押し込み、「アルティメット! ルパン・ストラッシュ!」の電子音声と共に発動する。ルパンガンナーから宝石のように輝く斬撃を飛ばし、敵を斬り裂く。

怪人[編集]

機械生命体メガヘクス[編集]

紘汰のいる惑星に突如出現した機械生命体。その実態は「かつてヘルヘイムの森の侵略から、住んでいた世界ごと機械化して融合・超越した」存在。人型のそれはあくまで端末に過ぎず、本拠地である惑星メガヘクスそのものが本体であり、宇宙空間で端末を制御している。当初は(字幕も独特な)謎の言語で話していたが、鎧武との戦闘中に記憶を読み取り、地球の言語で会話する。マントを変形させ、腕と一体化することで武器として使用しここから光線を放つことができるほか、初級インベス、下級ロイミュード[注 5]、黒影トルーパー(メカ兵士)、駆紋戒斗、戦極凌馬をメカとして復活させる能力を見せた。
圧倒的な戦闘力・科学力を以って、紘汰の惑星と融合、次の狙いを紘汰の記憶にあった地球に定め、捕らえた舞もろとも侵攻、食い止める鎧武から極ロックシードを奪い取って撃破する。思考ロジックは極端で「脆弱な生物は全てメガヘクスと融合して一つとなり、究極の生命体となる」とし、感情の入る余地は全く無いが、後に紘汰から読み取った感情のデータで、自身の怒りを実感する。
デザインはNiθが担当した[11]。ロイミュードとの差別化のためSFテイストのデザインラインとなっている[11]

メガヘクス強化体[編集]

紘汰から奪った極ロックシードを自身に融合させたメガヘクスの端末の1体が更なる力を得た進化形態。ロックシードが吸収された胸部が金色に発光している。
名称は講談社MOOK『仮面ライダー 平成 voi.15 仮面ライダー鎧武』より[12]。Blu-ray / DVDの本編字幕では「黄金メガヘクス」の名前で表示されている。

サイバロイドZZZ[編集]

とある古城の中に封印されていた強化型ロイミュード。全身が特殊強化鋼フレームで覆われ、進化態ロイミュードに匹敵する戦闘能力を持つ[9]
元々クリム・スタインベルトが、ロイミュードたちの反乱・襲撃を受ける前に、ドライブドライバー(後の「ベルトさん」)とは別に「自身の全意識・記憶を保存する『器』」として開発したものであったが、クリム自身の精神力では起動させることができなかったため、制御装置付きの箱にコアの無いボディのみが封印され古城に安置されていた。しかし、物語が始まる半年前にゾルーク東条(怪盗アルティメット・ルパン)が発見し、彼が自身の魂をインストールしたことで、東条の新たな肉体として利用された。
胸に「ZZZ」の刻印があり、『ドライブ』本編に登場する他のロイミュードと同様、重加速現象を発生させることができるほか、手から高威力の光弾を発射可能。
『仮面ライダードライブ超全集』では、名称をサイバロイドボディZZZと記述している[8]

ZZZメガヘクス[編集]

  • 身長:231センチメートル[8]
  • 体重:181キログラム[8]
メガヘクスの端末の1体が機能停止したサイバロイドZZZを吸収して変貌した最強進化体。以降他の端末もこの姿となっている。サイバロイドZZZと同様の駆動機関を備え、エネルギー出力が飛躍的に向上している[9]ため、高い戦闘力は更に強化され、驚異的な再生能力を持つが、同時に「コアを破壊されると消滅する」というロイミュードと同様の弱点も抱えてしまっている。

Zメガバット[編集]

複数のZZZメガヘクスの端末が融合合体した姿。バットバイラルコア及び巨大ロイミュード(バット型)を模した姿をしており、全身から推進エネルギーを噴射することで超高速の飛行が可能。口にあたる部分からは体内の大型駆動機関を高稼働させて生成した高出力のエネルギービームを放って攻撃する[9]
『仮面ライダードライブ超全集』では、名称をメガヘクスバットと記述している[8]

アイテム[編集]

ドラゴンフルーツエナジーロックシード
メガヘクスがメカ戦極凌馬と同時に創り出した、ドラゴンフルーツをモチーフとしたエナジーロックシード。識別番号は「E.L.S.-HEX」。
これまでのエナジーロックシードとは異なり、本体部・シーリングドラムと掛け金・リファインシャックルが薄赤色のクリアパーツとなっており、ゲネシスドライバーにセットし、シーボルコンプレッサーを押し込んだ際の「ソーダ」の音声も強いものになっている。
劇中には登場しないが、プレミアムバンダイ限定「DXドラゴンフルーツエナジーロックシード」にはジンバードラゴンフルーツの変身音声も収録されている。
鎧武外伝』の『仮面ライダーバロン』では、生前の凌馬が開発したエナジーロックシードの試作型として登場(時系列的にはこちらが先)。
ドライブロックシード
進ノ介と紘汰がお互いの力を交換して生み出した、タイプスピードのデザインが取り入れられたロックシード。鎧武が使用することでドライブアームズに変身させる。
シフトフルーツ
進ノ介と紘汰がお互いの力を交換して生み出した、オレンジアームズのデザインが取り入れられたシフトカー。ドライブが使用することでドライブタイプフルーツへ変身できる。
劇中ではシフトフルーツがドライブロックシードを牽引しながら登場している。
トライドロン タイプフルーツ
シフトフルーツをトライドロンのリアハッチ内に収納することでタイヤフエールを発動し、オレンジ型のタイヤを4輪ともにセットした特殊形態。タイヤを横向きに変形させたタイプフルーツホバー[13]では宇宙空間でも行動できる。アクセルを強く踏み込むことで「必殺! あ、フルスロットル!」の音声と共にタイヤからオレンジの果汁を撒き散らし、後方から迫る相手への目潰しとして使用できる。
また、「トライドロン! いよっ、一直線!」の音声と共にタイヤ型のエネルギー弾を生成・射出するフルーツタイヤ・アタックという技も持つ。
さらに運転席のレバーを強く引くことでキャビンが分離し、そこからオレンジ型のエネルギーに包まれて飛び出したドライブと鎧武がトライドロンと共に飛び蹴りを放つオレンジタイヤW(ダブル)果汁キックで惑星メガヘクスを粉砕した。

キャスト[編集]

◎の付記された者は『MOVIE大戦フルスロットル』にも登場。

『仮面ライダー鎧武 進撃のラストステージ』[編集]

  • 葛葉紘汰(始まりの男) / 仮面ライダー鎧武(声) - 佐野岳
  • 駆紋戒斗 / 仮面ライダーバロン(声) - 小林豊
  • 呉島光実 / 仮面ライダー龍玄(声) - 高杉真宙
  • 高司舞(始まりの女) - 志田友美
  • 呉島貴虎 / 仮面ライダー斬月(声) / 仮面ライダー斬月・真(声) - 久保田悠来
  • 戦極凌馬 / 仮面ライダーデューク(声) - 青木玄徳
  • ザック - 松田岳
  • 城乃内秀保 - 松田凌
  • 阪東清治郎 - 弓削智久
  • 凰蓮・ピエール・アルフォンゾ - 吉田メタル

『仮面ライダードライブ ルパンからの挑戦状』[編集]

声の出演[編集]

スーツアクター[編集]

スタッフ[編集]

音楽[編集]

本作では「MOVIE大戦」シリーズにおいては現時点で唯一、オリジナルサウンドトラックが発売されていない。

主題歌
sing my song for you 〜サヨナラの向こう側まで〜
作詞・作曲 - 松岡充 / 作曲・編曲 - tatsuo / 歌 - Mitsuru Matsuoka EARNEST DRIVE with TEAM ドライブ and 鎧武(佐野岳小林豊志田友美竹内涼真内田理央上遠野太洸蕨野友也松島庄汰
挿入歌
JUST LIVE MORE
作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 鳴瀬シュウヘイ / 歌 - 鎧武乃風
SURPRISE-DRIVE
作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - tatsuo / 歌 - Mitsuru Matsuoka EARNEST DRIVE

映像ソフト化[編集]

2015年5月13日発売。Blu-ray / DVDでリリース。本作品から通常版ではBlu-rayとDVDのセット販売が導入された。(『サプライズ・フューチャー』まではセット販売のみ)

  • 仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル [ブルーレイ+DVD](2枚組)
    • ディスク1:本編Blu-ray
    • ディスク2:本編DVD
      • 映像特典(ディスク1、ディスク2共通)
        • 特報・劇場予告編
  • 仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル コレクターズパック(2枚組)
    • ディスク1:本編ディスク([ブルーレイ+DVD]の各ディスクと共通)
    • ディスク2:特典ディスク(Blu-ray版はBlu-ray、DVD版はDVDで収録)
      • メイキング
      • 完成披露上映会舞台挨拶
      • 公開初日舞台挨拶
      • TVスポット集
      • データファイル
      • ポスターギャラリー
    • 初回限定特典
      • 特製スリーブケース

他媒体展開[編集]

『シークレット・ミッション type ZERO(タイプ・ゼロ) 第0話 カウントダウン to グローバルフリーズ』
映画の入場者プレゼントDVD。テレビシリーズの前日談にあたる話で、本作につながる伏線も描かれている。詳しくは#『type ZERO』を参照。
『シークレット・ミッション type TV-KUN(タイプ・てれびくん) ハンター&モンスター! 超怪盗の謎を追え!』
てれびくん』2015年1月号(2014年11月26日ごろ発売)の付録として同梱されるスペシャルDVD収録ドラマ。映画『MOVIE大戦フルスロットル』や『type ZERO』にもつながる秘話が明かされる。詳しくは#『type TV-KUN』を参照。
『てれびくん超バトルDVD 仮面ライダードライブ シークレット・ミッション type LUPIN(タイプ・ルパン) ~ルパン、最後の挑戦状~』
『カウントダウン to グローバルフリーズ』と同じくシークレット・ミッションシリーズの1作。本作に登場したルパンとの決着を描いた作品。詳しくは#『type LUPIN』を参照。

『type TV-KUN』[編集]

シークレット・ミッション type TV-KUN(タイプ・てれびくん) ハンター&モンスター! 超怪盗の謎を追え!』は、児童向け娯楽雑誌『てれびくん』2015年1月号(2014年11月26日ごろ発売)の付録として同梱されるスペシャルDVD収録ドラマ。映画『MOVIE大戦フルスロットル』や『type ZERO』にもつながる秘話が明かされる。『仮面ライダードライブ超全集』の全事件簿では第6話と第7話の間に挿入されている。

ロイミュード005
グローバル・フリーズを失敗させた責任をとらされる形でブレンにより実体化。アルティメット・ルパン(映画『MOVIE大戦フルスロットル』に登場するゾルーク東条の怪盗としての通り名)の模倣犯として、名画や仮面ライダーへの憎悪からシフトカー・ハンターを奪うと同時に、社長令嬢を連れ攫う。この際、あえて、後述する『type ZERO』での「ネオシェードの模倣犯」との共通点を示し、進ノ介をおびき出すことに成功している。
『type ZERO 第0話 カウントダウン to グローバルフリーズ』
ネットワーク上で漂っていたが、ロイミュードたちがグローバルフリーズのために集合する中、単独行動をとり、ネオシェードの模倣犯の西堀光也と共感し、その行動を観察。西堀が進ノ介と早瀬明に逮捕されそうになると、重加速と弾丸でそれを妨害し、西堀をコピーする。そのまま用済みとなった西堀を転落死させよとするが、プロトドライブの出現により失敗。これにより、グローバル・フリーズの計画が発覚してしまう。
『小説 仮面ライダードライブ マッハサーガ』
ネットワーク上で残存していたデータが復讐の念から形成。アニマシステムを使い、他のロイミュードの残存データを吸収し暗躍していく。詳しくはドライブサーガ#リベンジャーロイミュードを参照。
『ドライブサーガ 仮面ライダーマッハ/仮面ライダーハート』
他のロイミュード同様、ロイミュード5886のデータの一部となっていたが、5886が仮面ライダーハートに倒される直前、自らのコアを分離させることに成功する。詳しくはドライブサーガ#リベンジャーロイミュードを参照。

キャスト(『type TV-KUN』)[編集]

スタッフ(『type TV-KUN』)[編集]

  • 脚本 - 長谷川圭一
  • アクション監督 - 石垣広文
  • 監督 - 鈴村展弘
  • 撮影 - 松村文雄
  • 助監督 - 山口恭平
  • 制作・発行 - 小学館

『type ZERO』[編集]

仮面ライダードライブ シークレット・ミッション type ZERO 第0話 カウントダウン to グローバルフリーズ』は、劇場版ライダーシリーズ作品初の入場者プレゼントとして、先着100万名に配布される16分のDVD[15]。約16分で、『ドライブ』テレビシリーズ本編の前日談を描く。

プロトドライブの声は上遠野太洸が演じており、テレビシリーズでチェイスとプロトドライブの関係性が明かされる前にその正体を示唆している[16]。アフレコの時点では上遠野自身も詳細を知らされずに演じていた[17]

キャスト(『type ZERO』)[編集]

  • 泊進ノ介 - 竹内涼真
  • 早瀬明 - 滝口幸広
  • 詩島霧子 - 内田理央
  • ベルトさん(声) - クリス・ペプラー
  • 西堀光也、バット型ロイミュード005(人間態 / 声) - 野間口徹
  • 女性アナウンサー - 田野アサミ
  • 仮面ライダープロトドライブ(声) - 上遠野太洸
  • ロイミュード(声) - 松島庄汰、蕨野友也

スタッフ(『type ZERO』)[編集]

  • 脚本 - 長谷川圭一
  • 特撮監督 - 佛田洋(特撮研究所)
  • アクション監督 - 石垣広文(ジャパンアクションエンタープライズ)
  • 監督 - 鈴村展弘
  • 撮影 - 松村文雄

『type LUPIN』[編集]

てれびくん超バトルDVD 仮面ライダードライブ シークレット・ミッション type LUPIN(タイプ・ルパン) 〜ルパン、最後の挑戦状〜』は、『てれびくん』2015年11月号(2015年10月1日ごろ発売)およびドライブのムック本『仮面ライダードライブ 超全集』で募集し、全員プレゼント(有料)として応募者に送られるDVD収録ドラマ(1つのライダー作品では初めての、『超バトルDVD』第2弾)。

時期的には最終回直前とされておりシークレット・ミッション第1弾『超怪盗の謎を追え!』から始まった、怪盗アルティメット・ルパン(仮面ライダールパン)とドライブ(進ノ介)との因縁じみた関係に決着が付く。

本作品の伏線として、テレビシリーズ第47話にルパンガンナーが登場している[18]

キャスト(『type LUPIN』)[編集]

  • 泊進ノ介 / 仮面ライダードライブ(声) - 竹内涼真
  • ベルトさん(声) - クリス・ペプラー
  • 仮面ライダーチェイサー - 上遠野太洸
  • ロイミュード100(死神)(声) - 高橋研二
  • 仮面ライダールパン(声) - 綾部祐二

スタッフ(『type LUPIN』)[編集]

  • 原作 - 石ノ森章太郎
  • 脚本 - 三条陸
  • アクション監督 - 石垣広文
  • 監督 - 鈴村展弘
  • 撮影 - 松村文雄
  • 助監督 - 塩川純平
  • 制作・発行 - 小学館

怪人(『type LUPIN』)[編集]

ロイミュード100
ゾルーク東条(元仮面ライダールパン)を倒し、仮面ライダールパンを名乗り、様々な武器を盗んでいた。
にせ仮面ライダールパン
ロイミュード100が仮面ライダールパンをコピーした姿。「仮面ライダー」を名乗ったことで偽物と判明する。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 仮面ライダーW』から『仮面ライダーフォーゼ』までは前作の夏の劇場版で、『仮面ライダーウィザード』では第52・53話で対面している。
  2. ^ 『仮面ライダードライブ特写写真集 IGNITION』に記載
  3. ^ 『仮面ライダードライブ超全集』では、短剣モードと記述している[8]
  4. ^ 『仮面ライダードライブ超全集』では、アルティメットルパーンストラッシュと記述している[8]
  5. ^ コピー体のため下級ロイミュードにある胸のナンバリングがない[3]

出典[編集]

  1. ^ 『キネマ旬報』2016年3月下旬 映画業界決算特別号、74頁。
  2. ^ 鎧武読本 2014, p. 72, 「GAIM DIRECTOR INTERVIEW_02 柴貴行」.
  3. ^ a b c d ドライブ超全集 2015, pp. 3-4, 「三条陸(脚本)×大森敬仁(プロデューサー)×望月卓(プロデューサー)対談 仮面ライダールパンへの想い」
  4. ^ 東映ヒーローMAX.52 2015, pp. 81、83、89.
  5. ^ 本田翼&東出昌大『アオハライド』ティーンからの絶大な支持で1位!シネマトゥデイ 2014年12月16日
  6. ^ 鎧武超全集 2014, pp. 3-8, 「仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル」.
  7. ^ 鎧武読本 2014, p. 117, 「GAIM CHARACTER DESIGN ARMORED RIDER in the MOVIE」.
  8. ^ a b c d e f g ドライブ超全集 2015, pp. 70-71
  9. ^ a b c d e f コレクターズパック特典ディスクの「DATA FILE」より。
  10. ^ 公式VB 2015, p. 69.
  11. ^ a b 鎧武読本 2014, p. 121
  12. ^ 平成 Vol.15 2014, p. 29.
  13. ^ ドライブ超全集 2015, pp. 72-73.
  14. ^ 『仮面ライダー オフィシャルパーフェクトファイル』No.70(2016年、デアゴスティーニ)P32
  15. ^ ピース綾部が仮面ライダールパンに変身!『MOVIE大戦』特典はドライブ0話DVDマイナビニュース 2014年10月23日
  16. ^ 宇宙船148 2015, pp. 38-39, 「[インタビュー] 鈴村展弘
  17. ^ 宇宙船148 2015, 「[対談] 内田理央×上遠野太洸」.
  18. ^ 超全集 2015, pp. 3-4, 「三条陸(脚本)×大森敬仁(プロデューサー)×望月卓(プロデューサー)対談 仮面ライダールパンへの想い」.

参考文献[編集]

  • てれびくんデラックス 愛蔵版 超全集シリーズ(小学館
    • 『仮面ライダー鎧武超全集』 小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、東京、2014年11月11日、第1版。ISBN 978-4-09-105146-2
    • 『仮面ライダードライブ超全集』 小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、東京、2015年11月11日、第1版。ISBN 978-4-09-105152-3
  • 『OFFICIAL PERFECT BOOK GAIM WARNING FRUIT COCKTAIL [仮面ライダー鎧武/ガイム 公式完全読本]』 ホビージャパン〈公式完全読本シリーズ〉、東京、2014年12月13日、第1版。ISBN 978-4-7986-0933-1
  • 『仮面ライダー 平成 vol.15 仮面ライダー鎧武/ガイム』 講談社〈講談社シリーズMOOK(仮面ライダー Official Mook)〉、東京、2014年12月25日ISBN 978-4-06-353565-5
  • 『鎧武外伝 仮面ライダー斬月/仮面ライダーバロン 公式ヴィジュアルブック』 ホビージャパン〈ホビージャパンMOOK〉、2015年4月22日ISBN 978-4-7986-1003-0
  • 『仮面ライダードライブ特写写真集 IGNITION』 ホビージャパン〈DETAIL OF HEROES 10〉、2016年3月31日ISBN 978-4-7986-1205-8

外部リンク[編集]