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劇場版 仮面ライダービルド Be The One

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
仮面ライダーシリーズ > 仮面ライダービルド > 劇場版 仮面ライダービルド Be The One
劇場版 仮面ライダービルド
Be The One
監督 上堀内佳寿也
脚本 武藤将吾
原作 石ノ森章太郎
製作
製作総指揮 佐々木基(テレビ朝日)
出演者
音楽 川井憲次
主題歌 Beverly
「Everlasting Sky」
撮影 植竹篤史
編集 金田昌吉
制作会社 東映テレビ・プロダクション
製作会社 劇場版「ビルド・ルパパト」製作委員会
配給 東映[注釈 1]
公開 日本の旗2018年8月4日
上映時間 66分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 10.2億円[1]
前作
次作 平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER
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『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』(げきじょうばん かめんライダービルド ビー ザ ワン)は、2018年(平成30年)8月4日より東映系で公開された日本の映画作品[2]。監督は上堀内佳寿也、脚本は武藤将吾[2]。同時上映作品は『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film』。

キャッチコピーは「さぁ、最後の実験をはじめようか[3]」「未来を創る、ただひとつの答え。[4]」「奇跡を創る法則は、二人の絆。[5]」。

概要

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特撮テレビドラマ仮面ライダーシリーズの『仮面ライダービルド』(2017年 - 2018年)の単独映画作品[6]。石ノ森章太郎生誕80周年と銘打っている。時系列上ではテレビシリーズ第45話と第46話の間の話となっている[7][8]。本作品では、ラストパンドラパネルホワイトが創った新世界の一端が先行披露される[9]。

前年までと同様に次回作の主役ライダーの先行登場も踏襲されており、『仮面ライダージオウ』(2018年 - 2019年)から仮面ライダージオウがテレビシリーズの放送開始に先駆けて登場する[出典 1]ほか、『ジオウ』のクロスオーバー要素も兼ねて『ビルド』以前の平成ライダーと一部の怪人も登場する[9]。ただし、それらのゲストキャラクターはエンドロール後のエピローグのみの登場であり、ストーリーそのものには一切関与していない。

オリジナルライダーが変身に使うアイテムがグレートクローズドラゴンと同じである都合上、万丈のグレートクローズも登場するが、時系列的にも本作が最後の出番となる。

8月4、5日の2日間の興行収入は2億6,000万円、動員数は21万人を突破している[13]。

あらすじ

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愛と平和のために桐生戦兎 / 仮面ライダービルドがエボルトと激闘を繰り広げている中、伊能賢剛率いるブラッド族が暗躍を始める。東都、西都、北都の都知事になったブラッド族はエボルトに代わって地球滅亡を企み、邪魔なビルドを倒すためにビルド殲滅計画を始動し、日本の全国民を洗脳して暴徒化させてビルドを襲わせる。それにより、戦兎の仲間である石動美空と滝川紗羽も敵と化したうえ、猿渡一海 / 仮面ライダーグリスと氷室幻徳 / 仮面ライダーローグも捕まったばかりでなく、戦兎の相棒である万丈龍我 / 仮面ライダークローズもブラッド族の手先になってしまう。

龍我が戦兎を倒してハザードトリガーを手に入れると、伊能は仮面ライダーブラッドに変身し、パンドラボックスをも手に入れようと画策する。

史上最悪の危機に、ビルド最後の実験が始まる。

前半

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戦兎は葛城巧だった頃の10年前のスカイウォールの惨劇の記憶を思い出していた。その時、父の葛城忍は息子である自分に地球存亡の鍵を握る存在を伝えようとしていたが、そこで記憶は途切れた。前日にエボルトにダメージを与えた仮面ライダーのメンバーはそれぞれの休息を取っていたが、戦兎だけ半ば呆れながらマシンビルダーを走らせていた。

一方、パンドラタワーの周辺で新しい都知事による演説が始まり、紗羽と美空はそれを傍聴しようとしていた。東都は伊能賢剛、西都は郷原光臣、北都は才賀涼香が新都知事として就任しパンドラタワーに新政府を設立する事で日本は新しく生まれ変わる事を宣言して民衆達を歓喜させる。場所は変わってフライングクローンスマッシュとストレッチクローンスマッシュに舞原由宇と新汰の姉弟が追われていた。そこに戦兎が現れて二人をスマッシュの攻撃から守る。二人を逃がすとビルドに変身してクローンスマッシュ2体と交戦。その頃、伊能は新体制が整ったこの国に仮面ライダーは必要なのかを民衆に問い始め、伊能は仮面ライダーこそ戦争の元凶である事を糾弾し始める。

さらにビルドを国家反逆罪が適用されながら今なお跋扈する凶悪な存在である事を糾弾し、正義の裁きを下す事を宣言。その演説によって民衆達は殲滅のシュプレヒコールを叫ぶ。民衆達を見渡した伊能は笑みを浮かべると左手を赤く発光させて「ビルド殲滅計画」を始動。

伊能の赤い光を浴びた民衆達はその場から解散。クローンスマッシュを撃破したビルドは自分を取り囲む武装した民衆の存在に気付く。自身の命も顧みない行動をとる狂気の民衆からビルドがひたすら逃げ続けている頃、石動の姿のエボルトは伊能、郷原、才賀と対談。彼らの正体はエボルトと同じ星狩り族の地球外生命体・ブラッド族だった。エボルトはビルド殲滅計画を自分に無断で始めた事を問うと伊能はエボルトを影から担ぎ上げ、それぞれ東都、西都、北都のトップを操り戦争を引き起こさせておきながら地球を滅ぼそうとしないエボルトに不服だった。エボルトは伊能達の暗躍の感謝としてそれぞれの知事の地位を与えた事を告げるも郷原は惑星を滅亡させる事がブラッド族の使命であると激怒。才賀もエボルトを裏切者と吐き捨てるが、エボルトはパンドラボックスを操る力を保持している事を伊能達に見せつける。伊能達はビルド殲滅計画はそれに代わる力を手にいれる布石である事を告げて空間移動でその場を去る。スタジアムまで追いかけてくる民衆に疲弊するビルドは一海と幻徳と思わぬ合流を果たす。幻徳は都知事がビルドの殲滅を宣言したことをビルドに告げると一海と共に仮面ライダーに変身。ビルドを民衆から守るためとはいえ攻撃もできない中、そこに才賀が現れてシザーズロストスマッシュに変身。暴走する民衆の原因を探らせるためにグリスとローグはビルドの逃走に成功するが、民衆がいる中で満足に戦えない2人はシザーズロストスマッシュに圧倒されて民衆によって変身を解除されてしまう。民衆達から隠れながら戦兎は演説の動画を見て伊能に見覚えがある事を思い出してnascitaに逃げ帰るが、紗羽も美空も民衆と同じ何かに操られている事を悟り、2人に襲い掛かられる。実験室の煙を使って2人を眠らせた戦兎は車内の万丈から連絡を受けるも万丈の隣に突然現れた郷原にスマホを取り上げられてしまう。万丈は車内から駐車場に飛び出るが、郷原はある計画に万丈が必要である事を告げるとゼブラロストスマッシュに変身。恋人の香澄をスマッシュにするよう仕向けたのが郷原である事を知った万丈は激昂してクローズマグマに変身。戦兎は万丈から連絡がない事に不審がるも再び民衆に追われ、マシンビルダーと手製の爆弾で逃走。クローズマグマはゼブラロストスマッシュを爆発させた怒りで圧倒していたが、そこへ伊能が現れて万丈が世界滅亡のスイッチであると告げて左手を接触させるとクローズマグマは硬直してしまい、一海と幻徳もスクラッシュドライバーを取り上げられて才賀によって軟禁されてしまう。

一方、戦兎は東都先端物質学研究所に侵入して10年前の極プロジェクトのデータにアクセス。都知事達がプロジェクトに参加した宇宙飛行士であった事を突き止めるとそこに現れた伊能と対面。自身がエボルトと同じブラッド族で戦兎と万丈を引き合わせ、葛城巧の顔に変えて桐生戦兎なる人物を作り上げる事をエボルトに提案したのも伊能である事を戦兎に告げる。すべては地球を滅ぼすためであったが、エボルトの気が変わった事で伊能達の手で実行する事も告げるとそこに傀儡化した万丈が現れる。伊能の指示で万丈はグレートクローズに変身して戦兎に襲い掛かり、戦兎はホークガトリングに変身して逃走。しかし逃走した先でも武装化した民衆と遭遇し、そこに人質も兼ねた紗羽と美空が郷原と才賀のロストスマッシュと共に現れる。伊能の能力による洗脳である事を察したビルドはラビットラビットにチェンジするもグレートクローズに阻まれ、伊能は単なる洗脳ではなく民衆自らが仮面ライダーに対する恐怖心と戦争のトラウマに苛まれる本心から来る行動である事を断言。民衆、紗羽、美空、万丈のシュプレヒコールに次第に追い詰められていくビルドは無抵抗になりロストスマッシュ2体に羽交い絞めにされた上にグレートクローズの必殺技を喰らってしまう。反動で戦兎は変身を解除してしまい、暗雲の雨が降る中、傀儡化した万丈は戦兎からハザードトリガーを奪取。そのハザードトリガーを受け取った伊能は求めていた「破滅の力」を手に入れた事に狂喜する。民衆、仲間、相棒に裏切られた戦兎を伊能は無力と踏みつけ、桐生戦兎なる人物は最初から虚無である事を喜々として嘲笑。伊能は雨が降りしきる中、万丈のビルドドライバーを装着。それにハザードトリガー、コブラロストフルボトルを入れたグレートクローズドラゴンを装填して郷原、才賀が変身したロストスマッシュ、洗脳した万丈を取り込んで自身の戦闘体・仮面ライダーブラッドへの変身を遂げる。戦兎を葬るために衝撃波を喰らわせようとするが、そこに仮面ライダーエボルが現れて衝撃波を無効化して戦兎を救出。突然現れたエボルトに呆れるブラッドの伊能をよそにエボルトはハザードトリガーの奪取が狙いであった事を指摘。これを肯定するブラッドは地球滅亡の儀式の準備が整った事をエボルトに告げる。しばし互いに睨み合いながらエボルトは戦兎を連れてワープで逃亡。

後半

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戦兎は再び葛城巧のスカイウォールの惨劇の記憶を思い出していた。父の忍が語っていた地球存亡の鍵を握る存在は万丈龍我であった事が判明する。忍になぜ科学者になったのかと尋ねた場面で葛城巧は現在の桐生戦兎の姿になった。

戦兎は記憶の夢から覚めるとエボルトによって救出された事に驚き、伊能達の目的は民衆を操って戦兎を精神的に追い込んでハザードトリガーを起動。奪取したハザードトリガーとパンドラボックスで地球を滅亡させる事が真の目的である事を告げる。しかし、伊能達の罠にまんまと嵌った戦兎を安っぽい正義を振りかざす偽りのヒーローと唾棄した上に葛城忍の命を奪った張本人でありながら忍が草葉の陰で泣いていると挑発して戦兎は激昂。

隠れ家から飛び出した戦兎は雨に濡れながら同じ雨の日にエボルトの自作自演で葛城巧から桐生戦兎になった場所に辿り着きそれを思い出した。するとビルドフォンに伊能からの電話がかかり、万丈を人質にパンドラボックスを指定した場所に持ってくるよう要求。戦兎は精神内で葛城巧と対話を始め、忍の期待に応えるために科学と忍を信じた結果、巧は利用されただけに過ぎなかったことに失望していた。戦兎はライダーシステムを造らなければ戦争は起こずともかけがえのない存在を守る事ができなかった事と地球存亡の鍵は万丈である事を語った忍の言葉を巧に話すが、それに対して巧は万丈は破滅をもたらす存在と激怒。これに対して戦兎は巧には理解できない筋肉バカで自分の大切な相棒であると返答。エボルトによって創られた自分と伊能によって万丈と引き合わせられたというのが真相でありながらも自身と万丈の関係は偽りではないと断言する戦兎は忍がライダーシステムを造った理由と万丈がその鍵である記述を見つける事を決意。巧はキーワードがなければ探しようがない事に落胆するも戦兎は行動を開始する。

一方、軟禁されている一海と幻徳は悪戦苦闘しながら脱出を試みていたが、そこにスクラッシュドライバーを持った内海が現れて2人に土下座を要求。これに一海は拒否するも幻徳は屈辱ながらも即座に土下座していた事に驚き絶叫。

翌日、伊能達と民衆が集まった場所に戦兎はパンドラボックスを持って現れる。戦兎は万丈を返すよう要求するも伊能は自分達の儀式にも万丈が必要である事から戦いで決着をつける事を宣言。傀儡の民衆を周囲に侍らせながらロストスマッシュに変身した郷原と才賀、洗脳状態の万丈を用いて再び仮面ライダーブラッドに変身。これに対抗すべく戦兎はジーニアスフォームのビルドに変身。 ビルドはフルボトルの能力でブラッドを攻撃するも捕われた万丈、紗羽と美空、民衆がいる中では全力を出せず精神的にも追い込まれている事もあってブラッドはフルボトルの能力をことごとく打ち破る。さらにブラッドの指示で民衆達はビルドに殲滅のシュプレヒコールを浴びせ、民衆の非難と罵声を浴びる戦兎を嘲笑うブラッドになおも立ち向かうビルドに美空は涙を流し、その涙がベルナージュの腕輪に伝う。ジーニアスを追い詰めた事に勝利を確信したブラッドはその余裕からハザードトリガーを外してパンドラボックスに入れて滅亡の儀式を再開。しかし、民衆達に存在を嫌われ否定されても戦う事を絶対に諦めない戦兎は叫ぶ。それによって戦兎のハザードレベルは上昇してラビットフルボトルは金のゴールドラビットフルボトルへと変化。さらに戦兎の叫びに呼応するようにブラッドの内部にいる万丈が抵抗。フルボトルブレイクの斬撃をブラッドに喰らわせるとロストスマッシュ2体の分離と万丈の救出に成功する。焦ったブラッドはビルドと万丈を衝撃波で吹き飛ばしてビルドは変身を解除。ビルドの攻撃に痺れながらも称賛するブラッドはハザードトリガーとパンドラボックスによる滅亡の儀式が完了した事を告げる。ハザードトリガーを再び装着したブラッドは掘削装置と共に地球の核を目指して地中潜行を開始。一方、シルバードラゴンフルボトルを持った万丈は正気を取り戻して戦兎と再会。そこに足止めと排除のために残った郷原と才賀のロストスマッシュが2人に立ちはだかるが、スクラッシュドライバーを取り戻した一海と幻徳が戦いに参加。一海はグリス、幻徳はローグに変身してそれぞれ因縁のある知事が変身するロストスマッシュに立ち向かう。その隙に戦兎は自身と万丈の変化したフルボトルを観察。兎と龍の組み合わせは不可能と万丈は呈するも戦兎はそれを否定。前日に忍の研究データを発見した戦兎はハザードレベル7に達した仮面ライダーのフルボトルは進化を遂げる事、進化したボトルがさらにもう1本生まれた際に究極の化学反応を引き起こす事、それにハザードレベル7以上のライダーが二人必要でビルド以外にエボルトの遺伝子を持つ万丈がそれに該当する事、故に忍はビルドドライバーにボトルを2本セットできるように設計した事を二つのフルボトルで確信する。

そこへ操られた民衆が向かってくるも正気を取り戻した紗羽が連れてきたベルナージュの人格が現れた美空が腕輪の力でバリアを張って戦兎と万丈を守る。二人を滅亡の儀式を終わらせる希望とするためにベルナージュはジーニアスボトル、ゴールドラビットボトル、シルバードラゴンボトルをひとつに融合させてクローズビルド缶を創造した。 それを受け取った戦兎は最後の実験と称して変身を試みる。万丈はその場を去ろうとするも前後に形成されたL&Pスナップライドビルダーに阻まれて戦兎に巻き込まれてしまう。いつも通りの変身音声を告げるビルドドライバーに対して万丈は拒否するも戦兎はこれを無視して変身。結果、戦兎と万丈が合体変身した仮面ライダービルド クローズビルドフォームが誕生した。

万丈はその状態に混乱し、物理法則を無視した合体の現象に戦兎も考察するも元凶のブラッドを倒すべくクローズビルドは掘削装置が空けた大穴に飛行能力で突入。ブラッドを見つけて交戦するが変身合体の混乱で呼吸が合わないクローズビルドはブラッドに嘲笑されるもそれに対する激怒が戦兎と万丈の呼吸を合わせはじめて互角の勝負になる。地上では飛行カメラが中継する映像に映るクローズビルドとブラッドの戦闘を見守る民衆をよそに離れた場所で正気を取り戻した美空を休ませた紗羽は美空に戦兎達が皆のために戦っている事を伝える。

どこかの広い施設でグリスとゼブラロストスマッシュは交戦。ゼブラは次第にハザードレベルを上げたグリスにゼブラは圧倒され始め、ツインブレイカーの必殺技でゼブラは撃破。北都の元凶を倒した事にグリスは歓喜する。 一方、どこかの屋上でもローグと才賀のシザーズロストスマッシュが交戦。こちらもシザーズをローグがクラックアップフィニッシュで撃破する。

地底の掘削装置内部ではクローズビルドとブラッドが地下世界での空中戦を展開。ブラッドは弁舌で例え洗脳が解けても民衆は戦兎達の存在を憎み続ける事実を突きつけるも通用せず逆に戦兎は反論。苛立つ伊能は戦兎達になぜ愚かな人間達のために戦うのかという疑問をぶつける。それに対して戦兎は忍が科学者になった理由が愛と平和のためである事を思い出し、自分達も愛と平和、みんなの明日のために戦っている事、その想いは邪悪な地球外生命体でも打ち砕けない事を強く断言。次第に格闘戦でもブラッドを圧倒し始め、見下していたはずの人間の底知れぬ力に理解が追いつかないブラッドは一気に地上に押し戻される。地上に戻ったクローズビルドは負ける気もせず、勝利の法則を決める。そのまま拘束したブラッドを必殺技のラブ&ピースフィニッシュによって爆発四散。伊能は断末魔と共に巨大なブラッドの顔を浮かび上がらせて完全に消滅した。 爆発で吹き飛ばされた伊能のバッジをそこに現れたエボルトが拾うと自分を裏切った時点で戦兎達に負ける事は確定していた事を嘲笑。伊能達の消滅で民衆は正気を取り戻す。

クローズビルドの変身が解けた戦兎と万丈はボトルも元の状態に戻り、合体変身する奇跡のフォームには2度なりたくない事をいつもやり取りで言い合う。

後日、仮面ライダーを非難する声は相変わらずで美空は戦兎達にやるせない気持ちを告白する。そこへ戦兎を見つけた舞原新汰が現れて戦兎達が民衆を守るために戦っている事を姉の由宇と共に知っている事を笑顔で伝える。その笑顔はみんなの明日のために戦う戦兎達にとって感謝や称賛という言葉では表せない最大の肯定だった。

余禄

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戦兎は実験室で葛城忍の研究データを「ラブ&ピース」のパスワードで開いていた。するとパンドラパネルが突如、光り出して戦兎を座っている椅子ごとどことも知れぬ世界へいざなう。そこではかつて共闘したエグゼイドをはじめオーズやフォーゼ、鎧武、ゴーストなど戦兎が知っている仮面ライダーもいればまったく見た事もない仮面ライダー達が怪人達と戦っていた。すると今度は謎の巨大ロボ・タイムマジーンが出現。それに乗り込んでいた時計のような意匠とカタカナが顔の特徴である仮面ライダージオウが戦兎と対面する。ジオウはビルドライドウォッチを起動してビルドアーマーを装着。ビルドアーマーで怪人達を一掃したジオウがなぜビルドの力を持っている事を問う戦兎に対してジオウは全ライダーの力を持つ「魔王」である事を自称する。

本作品の登場人物

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テレビシリーズの登場人物については仮面ライダービルド#登場人物を参照。

ブラッド族

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エボルトと同じ地球外生命体の集団。10年前、石動惣一と共に火星を探査した極プロジェクトの宇宙飛行士たちに擬態[14]し、陰からエボルトに協力していたが、なかなか地球を滅ぼそうとしないエボルトに代わって自分たちで地球を滅ぼすため、パンドラタワーに樹立された新政府の都知事として暗躍する。時系列上、本作品の出来事の直前に当たるテレビシリーズ第45話でも彼らが就任したニュースが流れており、その中で顔写真のみではあるが先行登場している。人間を洗脳する能力を持ち、効力は画面で演説を傍聴していた者にも及び仮面ライダーには効かないがエボルトの遺伝子を持つ万丈には接触して傀儡化の洗脳が有効。洗脳された人間は身体に血管のようなものを浮き上がらせて目を赤く発光させる。擬態による容姿の年齢は10年前と変わらない。

  • 石動以外にも火星に降り立った宇宙飛行士が存在し特殊能力を持っているという設定はテレビシリーズ当初から想定されており、第4話の宇宙飛行士時代の石動の写真で他の飛行士の存在も示唆していた[15][16]。脚本を手がけた武藤は、作中で述べられている事項のほか、スカイロードや密航船などの抜け道もブラッド族によるものであると述べている[15]。一方で、ブラッド族について描写すると設定が複雑になりすぎるため、テレビシリーズではエボルトが単独で暗躍していたとも解釈できるように構成している[15]。
伊能 賢剛(いのう けんご) / 仮面ライダーブラッド
新たに東都の都知事に就任した男性。10年前の極プロジェクトのデータでは52歳で身長は173cm、血液型はA型。西都首相の御堂正邦の参謀として裏で暗躍していた。刑務所から脱獄した龍我の情報を惣一(エボルト)に流させ、戦兎と龍我を巡り合わせるよう仕向けた。掌を赤く発光させることで人間を洗脳する事ができる。表向きは穏やかでカリスマ性のある政治家だが、ブラッド族としての本性は冷酷かつ醜悪で高圧的になる。地球で長らく政治家を務めていた事から弁舌による演説に長け、冒頭では話術で民衆にある「戦争の兵器である仮面ライダーに対する憎悪」の感情を煽り、自身の能力で洗脳して「ビルド殲滅計画」を始動する。その後、郷原と交戦している万丈のもとに現れると万丈に接触して洗脳による傀儡化に成功する。次に自身の正体に気付いた戦兎と対面すると自身が万丈と巡り合わせ、エボルトに葛城巧を桐生戦兎に変えるように仕向けた張本人である事を宣言。続けて傀儡化した万丈をグレートクローズに変身させるとビルドにぶつけ、今度は洗脳で暴徒化した民衆、それに混じる紗羽と美空を見せつけてビルドを動揺。単なる洗脳ではなく民衆達が心から戦争の象徴である仮面ライダーを憎んでいる事から来る行動である事を断言するとグレートクローズに止めを指示。エボルトの遺伝子を持つグレートクローズが接触した事でハザードトリガーの力は増幅。傀儡となった万丈が倒れた戦兎からハザードトリガーを奪取してそれを渡されると破滅の力を手に入れた事に叫びながら狂喜。洗脳という形で民衆にも仲間にも相棒にも裏切られた戦兎は無力で最初からすべてが虚無であった事を嘲笑うと万丈のビルドドライバーを装着。コブラロストフルボトルを入れたグレートクローズドラゴンとハザードトリガーを装填すると暗雲の雨が降りしきる中、万丈とゼブラロストスマッシュ、シザーズロストスマッシュを取り込んで仮面ライダーブラッドに変身。戦兎に短い生涯のピリオドとして衝撃波を喰らわせようとするもブラックホールフォームのエボルがそれを無効化して戦兎を救出。活性化したハザードトリガーの奪取が目的であった事をエボルトに指摘されると地球滅亡の儀式の準備が整った事を宣言。次にエボルトによって生還した戦兎に万丈と引き換えにパンドラボックスの受け渡しを要求した。翌日、快晴の下に集まる民衆達と伊能達がいる場所にパンドラボックスを持ってきた戦兎が現れる。万丈を引き渡すよう戦兎が要求するも滅亡の儀式に万丈も必要である事から戦いで決着をつける事を宣言。自身はブラッド、戦兎はジーニアスフォームとなって激しく交戦。洗脳された民衆達と紗羽と美空、伊能に取り込まれた万丈が人質にもなっている事に加えて精神的にも追い込まれている事もあってあらゆるボトルの能力を使うジーニアスを圧倒。さらに殲滅のシュプレヒコールを民衆達に言わせてビルドを嘲笑い、戦兎に一方的な感情で仮面ライダーを忌み嫌う民衆を守る価値のない憎むべき存在と吐き捨てる。ハザードトリガーをパンドラボックスに入れて滅亡の儀式を開始するなど余裕の行動を見せるも存在を否定され嫌われても戦う事を諦めない戦兎の声に吸収した万丈が呼応。それに油断して民衆を盾にするもゴールドラビットを使ったフルボトルブレイクを喰らってロストスマッシュ2体と万丈の融合を解除してしまう。それでも衝撃波でビルドの変身を解除、ハザードトリガーとパンドラボックスによる天球儀状の掘削装置の形成に成功してハザードトリガーを再び装填すると掘削装置と共に地球のコアを目指して潜行。暴徒化した民衆達、ゼブラロストスマッシュとシザーズロストスマッシュが戦兎と万丈に立ちはだかるもエボルトの策略によって内海に解放されたグリスとローグが交戦。洗脳が解けた紗羽が連れてきたベルナージュがクローズビルド缶を創造した事で戦兎と万丈がクローズビルドに変身。掘削装置で掘った大穴からクローズビルドの追跡を許すも変身合体に混乱する戦兎と万丈の呼吸が合わなかった事から最後の悪あがきをする弱い犬と見下すが、次第に2人の呼吸が合いブラッドと渡り合う。掘削装置内部の格闘戦は互角になり、ブラッドは巨大コブラ型エネルギー体のゼノベイドスネーカーを生成・召喚。クローズビルドもベストマッチドラゴンを召喚して巨大なコブラとドラゴンがぶつかり合うバトルとなる。それでも勝負は拮抗し、次の一手として民衆が自身の能力による洗脳で暴徒になった理由は戦争の象徴である仮面ライダーを憎んでいるためであり、たとえ洗脳が解けても戦兎達は感謝も称賛もされず忌み嫌われるという弁舌で戦兎達の動揺を誘うとするも以前のように戦兎達には通用せず逆に反論されてしまう。次第に苛立ちを募らせた伊能は愚かな人間達を守るために何故戦兎達は戦うのかという疑問をぶつけるが、戦兎は父・葛城忍が科学者になった理由を思い出しながら自分達は「愛と平和」が戦う理由でみんなの明日を創るため、その想いは誰にも打ち砕けない事を強く返答。そのままクローズビルドに圧倒され、ベストマッチラビットとベストマッチドラゴンのアシストを受けたクローズビルドによって地上へと押し返されていく。郷原と才賀同様、下等生物として見下しながら操り利用していたはずの人間達に自身が滅ぼされるという現実を信じる事も理解もできずブラッドの姿で民衆がいる地上で金と銀の化学式の二重螺旋に拘束。最後はラブ&ピースフィニッシュを喰らって爆散しながら断末魔と共にブラッドの顔を浮かび上がらせて消滅した。爆発で吹き飛ばされた伊能のバッジは石動に擬態したエボルトに拾われて自身を裏切った時点で過小評価していた戦兎達に負ける運命は決まっていた事を同族にそっくり嘲笑されるという皮肉な結末で終わった。
また人間を見下しておきながら仮面ライダーに変身する葛城親子が創ったツールやアイテム、万丈や民衆などとことん人間という存在に依存していて龍と蛇の意匠を持つ仮面ライダーブラッドの姿は奇しくも竜頭蛇尾に終わった伊能の末路を体現していると言える。
郷原 光臣(ごうばら みつおみ) / ゼブラロストスマッシュ
新たに西都の都知事に就任した男性。10年前のデータでは43歳で身長は173cm、血液型はA型。関西弁を使い好戦的な性格。エボルトにビルド殲滅計画の話をしてブラッド族の使命を語った際は瓶から零れたワインを念力で球体状に固めてテーブルにある瓶に叩きつけて粉々にする能力を見せた。北都首相の多治見喜子の参謀として裏で暗躍していた。また10年にもわたる龍我の監視役として彼の恋人であった小倉香澄をバーンスマッシュに仕立て上げることを提案した。万丈と駐車場で対面した際はその真相を暴露して万丈を挑発。クローズマグマに圧倒されるがそこに介入した伊能によって万丈の洗脳と傀儡化に成功する。才賀が変身したシザーズロストスマッシュと合流後はラビットラビットフォームのビルドと抑えてビルドの撃破とハザードトリガーの奪取にも成功。ロストスマッシュの姿のまま才賀、洗脳された万丈と共に伊能に取り込まれて仮面ライダーブラッドの一部となる。分離後は戦兎達の前に立ちはだかるも北都出身のグリスと交戦。当初はグリスを金細工と罵倒するも次第に圧倒されツインブレイカーによる消防車ボトルの放水に怯んだ隙にロックボトルの鎖、ローズボトルの蔦で建物の柱に拘束。最後はガトリングボトルの一斉射撃を喰らい、自身が見下していた人間に倒される事実が信じられず爆散した。
才賀 涼香(さいが りょうか) / シザーズロストスマッシュ
新たに北都の都知事に就任した妖艶な女性。10年前のデータでは28歳で身長は162cm、血液型はA型。ブラッド族としてビルドをちゃん付けで子供扱いする一方、傀儡化した民衆を椅子代わりにするなどサディスティックで弱い男は嫌いというほどの自信を持つほど好戦的な一面を持つ。東都首相の氷室泰山の側近として氷室幻徳を首相代理にさせ、彼に西都や北都を挑発させ、戦争を引き起こさせた。ブラッド族が一堂に会した序盤では「革命のエチュード」のレコードを聴きながらエボルトを裏切者と吐き捨てレコードを溶解させる能力を見せた。洗脳で暴徒化した民衆達をビルドにぶつけてグリスとローグの現れるとシザーズロストスマッシュに変身して2人を圧倒。攻撃できない民衆を使って変身を解除させるとスクラッシュドライバーを奪い一海と幻徳を監禁した。伊能とゼブラロストスマッシュに変身した郷原と合流後はビルドを倒して仮面ライダーブラッドの一部となった。分離後は因縁深い幻徳が変身するローグと交戦。ブラッド族の自負を誇りながらローグを追い詰めるもわざと隙を見せていたローグのカウンターパンチを喰らいダメージを受けてしまう。最後は自分達で国を守る決意を新たにしたローグをカウントレスシザースで攻撃、防御壁を張るもローグのクランチャーファングによってあっさり破壊されて本気のクラックアップフィニッシュによるデスロールの猛攻を何度も喰らい、ハサミ状の嘴が壁に突き刺さった状態で爆散した。

その他の登場人物

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舞原 由宇(まいはら ゆう)、舞原 新汰(まいはら あらた)
冒頭にて、ストレッチクローンスマッシュとフライングクローンスマッシュに襲われていたところを戦兎に助けられた姉弟。
姉の由宇は自らをスマッシュの囮にするほど弟想いでブラッド族との戦いが終わった後、世間が仮面ライダーに対する危険性が広がる中、弟の新汰は戦兎に助けたお礼を言った。
戦兎を序盤でも終盤でもおじさんと言い、その度に戦兎に「お兄さんだろ?」と訂正されており、姉の由宇と共に戦兎達が自分達を守るために戦っている事を知っていてそれが戦兎達への最大最高の肯定となった。
民衆(みんしゅう)
冒頭にて東都、西都、北都の新都知事に就任した伊能、郷原、才賀の演説を傍聴していた老若男女の民衆達。
伊能達の就任に歓喜する中、伊能の弁舌によって戦争の象徴である仮面ライダーに対する恐怖心や憎悪、トラウマを煽られた事に加え、ブラッド族の能力で洗脳。ビルド殲滅計画の手駒にされてしまう。洗脳後は殲滅という単語を連呼する無数の傀儡として戦兎を追いかけ、軍用ヘリコプターでビルドを攻撃して叫びながら生身の身体をミサイル代わりにビルドに叩きつけようとするなど狂気の行動も厭わず、画面越しに演説を傍聴していた紗羽と美空も傀儡になってしまう。最終的には武装した暴徒となり、戦兎を精神的に追い詰めて伊能達の計画を成功させた。ブラッドとジーニアスフォームのビルドの決戦の場でも伊能の指示で殲滅のシュプレヒコールを浴びせる人質としても利用された他、飛行カメラがクローズビルドとブラッドの戦闘を中継した際はあたかもブラッドを正義のヒーローのように応援していた。最終的にグリス、ローグ、クローズビルドが伊能達を倒した事で武器を捨てる形で正気を取り戻した。

本作品オリジナルの仮面ライダー

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仮面ライダービルド クローズビルドフォーム

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諸元
仮面ライダービルド
クローズビルドフォーム
身長197.6 cm[14]
体重111.1 kg[14]
パンチ力
  • 55 t(右腕)
  • 64.2 t(左腕)[14]
キック力
  • 70.5 t(右脚)
  • 62.7 t(左脚)
ジャンプ力ひと跳び91.8 m[14]
走力100 mを0.8秒[14]

桐生戦兎が、万丈龍我と合体して変身するビルドの新たなベストマッチフォーム[17]。

細部の意匠こそ異なるものの、その名の通り基本的にはビルド ラビットラビットフォームのハーフボディと、クローズのドラゴンハーフボディを組み合わせた姿[注釈 2]をしており[16]、腰部にはローブが新たに追加されている。それぞれのパーソナルカラーである赤と紺に加え、ビルド側には金、クローズ側には銀がアクセントとして加えられている[16]。

変身の際にはラビットタンクスパークリングと同様にクローズビルド缶を振り、シールティングタブを引いてビルドドライバーに装填する。「クローズビルド!」の音声が流れた後にレバーを回すことで特殊加工設備・L&Pスナップライドビルダー[14]が前後に形成し、「変身!」の掛け声と共に、その場にいたため巻き込まれた龍我もハーフボディと共に戦兎に結合され、変身が完了する[注釈 3]。

変身音声は「ラビット!ドラゴン!Be The One!クローズビルド!イエイ!イエーイ!」[出典 2]。

戦兎と龍我の肉体が融合しているが、意識までは融合していないため、変身した当初は息が合わず体のコントロールに問題が生じて戦闘に苦労した[19]が、徐々に2人の力がシンクロしていったことで凄まじいまでの戦闘力を発揮する。特殊推進ユニットの役割を果たす腰のローブCBベクターローブ[14]は飛行能力を有する[20]ほか、左足にある次元伸縮バネCBディメンションスプリンガー[14]によって強力なキックを放つ。シルバードラゴンフルボトルの成分が変換された蒼炎の龍状のエネルギー体であるベストマッチドラゴン[14]やゴールドラビットフルボトルの成分が変換された黄金のウサギ型ユニットベストマッチラビット[21]を召喚することもできる。

本作品では空中戦による徒手空拳が主体であったが、一部の作品によってはフルボトルバスターやビートクローザーなど、ビルドとクローズの武器も使用することが出来る。

  • ビルドとクローズの融合というコンセプトは、最終フォーム案の一つでもあった[16]。通常のラビットがシンプルなデザインだったため、ラビットラビットのデザインを流用している[22]。ラビットドラゴンとの差別化を図るため、マスクはそのまま組み合わせたのではなく、右側にクローズの頭部のドラゴンを付け、バランスを取るために左側にラビット側の眼にウサギの折れた片耳の意匠が加えられた[出典 3]。ジーニアスフォーム以上に強さを見せるために腰にマントを付けている[22]。
  • 撮影用スーツはアップ・アクション兼用の1着のみで、マスクはトラユーフォーフォームのものを改造している[24][23]。ドラゴン側のパーツは新規に造形された[24][23]。
ツール
ビルドドライバー
戦兎がビルドに変身する際に用いる変身ベルト。エボルドライバーの模造品という一面を持つ他、本作では葛城忍が万丈と一緒に息子が戦うためにフルボトルを2本セットできるように設計した事が明かされた。
必殺技
ラブ&ピースフィニッシュ
ビルドドライバーのレバーを再度回すことで、「Ready go!」の音声[注釈 4]と共に発動する。
金銀2色の二重螺旋型のエネルギー体が敵を拘束した後、そのままエネルギー体に沿って飛び蹴りを叩き込む。技名は戦兎と龍我が同時に叫ぶ。

仮面ライダーブラッド

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諸元
仮面ライダーブラッド
身長197.5 cm[14]
体重114.7 kg[14]
パンチ力61.3 t[14]
キック力67.1 t[14]
ジャンプ力ひと跳び82.5 m[14]
走力100 mを0.9秒[14]

伊能賢剛が変身する仮面ライダー。全身にドラゴンとコブラの意匠を持つ。カラーリングは臙脂・黒・金を基調としており、背部には飛行能力を持つBDベクターマント[14]を纏っている。伊能曰く破滅の力を持つライダー。

変身の際には、ハザードトリガーをビルドドライバーにオーバーフロー状態で装着した後、コブラロストフルボトルを装填したグレートクローズドラゴンをビルドドライバーに装填し、レバーを回すとスナップライドビルダーが展開、パイプが2体のロストスマッシュと万丈龍我を取り込むことで変身する。

変身音声は「オーバーフロー!Wake up CROSS-Z! Get GREAT DRAGON!ブラブラブラブラブラァ!ヤベーイ!」[25]。

変身時にロストスマッシュと融合することによって[20]ジーニアスフォームとなったビルドを凌駕する凄まじい戦闘力を誇り[26][27]、徹底的にジーニアスを痛めつけた後、地球の核を滅ぼそうとした。

劇中では最初の変身の際、スナップライドビルダーのパイプが2体のロストスマッシュと万丈を吸収後、血塊のようなエフェクトが伊能を包んで巨大なブラッドの顔を形成。ガラス瓶が割れるような音と共にそれが崩壊するとブラッドの変身が完了。この時、上記の変身音声は鳴らず二度目の変身の際に音声が明かされた。

伊能がハザードトリガー、エボルトの遺伝子を持つ万丈とロストスマッシュ2体の融合で仮面ライダーエボルの完全体を疑似的に再現している。

ハザードフォームやラビットラビットフォームと同様の機能がある頭部のブラッドヘッドにはドラゴンとコブラをモチーフに黒とターコイズブルーで彩られた複眼状の視覚センサーツインドラグコブラと自身の殲滅活動を妨げる存在を速やかに見つけ出す複合センサードラグコブラフェイスモジュールを持つ。

貴族服に似た肩部を保護する装甲のBDエグゼキューションショルダーは空間を断絶するディメンションバリアの展開も可能。

腕部のトライブラッシュアームと脚部のトライブラッシュレッグは隕鉄塊を叩きつけるような破壊力を持つ他、拳のBDデッドリーグローブは禍々しいオーラを放つ事で離れた敵の拘束、バトルシューズのBDヴァニッシュエンドシューズは自身の動作の超高速化、オーラを纏ったパンチやキックで一定範囲の空間の崩壊も可能。

一部がボロボロで表側が黒、裏側がターコイズブルーの特殊推進ユニットのBDベクターマントは周囲の重力をコントロールする事で浮遊や高速移動による空中飛行能力を持つ他、通常格闘技の際に加重と加速を行う事で必殺技に匹敵する攻撃へと強化する事も可能。

この他、コブラを模した胸部装甲のブラッディチェストアーマーの内部中枢に組み込まれた特殊変換炉によってコブラロストフルボトルの成分を変換することで生成したコブラ型巨大発光エネルギー体猛光巨蛇ゼノベイドスネーカー[14][28]を操る能力も備えている。また捕らわれている万丈が戦兎の声に反応すると抵抗の兆候としてこの装甲が銀色に輝く。


また人間でも変身可能だが、闘争本能を刺激するハザードトリガーの強化剤によって精神に過大な負荷がかかるとされている[28]。

  • ブラッド族3人がそれぞれ仮面ライダーに変身することも検討されたが、時間や予算などの都合から3人と龍我が融合するという設定となった[16]。
  • デザインはコブラとドラゴンをモチーフに、品のある悪役や王族・貴族服のイメージでまとめられ、エボルとの差別化として赤を減らして金と黒が配色され、マントの裏面や複眼にターコイズに似た色を配色している[22][16]。
  • 撮影用スーツは、アップ・アクション兼用の1着のみで、胸部プロテクターのコブラの意匠・マント・ブーツのみ新規に造形された[出典 4]。
  • マスクはビルドハザードフォームのものを、胸部プロテクターはエボルのものを、ベーススーツはビルドのアクション用のものを、腕や足のパーツは既存のベストマッチフォームのものをそれぞれ改造している[出典 4]。
ツール
いずれも、別の人物が所持していたものを提供・強奪した物を使用している。
ビルドドライバー、グレートクローズドラゴン
龍我がグレートクローズに変身する際に用いる変身ベルトとドラゴン型自律行動ユニット。
元々は龍我が使用していたもので、洗脳された龍我が伊能に提供した。
ハザードトリガー
ビルドドライバー用の機能拡張デバイスで、洗脳された龍我が戦兎から強奪したもの。劇中では起動スイッチを2回押したオーバーフローモードの状態で使用した。洗脳されたグレートクローズの必殺技を受けた際は機能が活性化。ブラッド族の伊能が万丈と融合した状態でパンドラボックスに入れるとエボルトリガーの代用品にもなり、世界滅亡の儀式と称して地球の核を滅ぼすためにスカイウォールに似た壁で構成された巨大な天球儀状の掘削装置の形成も可能。
必殺技
ハザードフィニッシュ
劇中未使用。
グレートドラゴニックフィニッシュ
劇中未使用だが、スマートフォン用アプリゲーム『仮面ライダー バトルラッシュ』で使用。
ビルドドライバーのレバーを再度回すことで、「ガタガタゴットン!ズッタンズタン!Ready Go!」の音声と共に発動。右腕に黒と赤の混ざったエネルギーを漲らせ、その状態から相手に目掛けてパンチを繰り出す。
ゼノベイドスネーカー
胸部装甲のブラッディチェストアーマーの内部中枢に組み込まれた特殊変換炉によってコブラロストフルボトルの成分から生成・変換された猛光巨蛇と称されるターコイズブルーのコブラ型巨大発光エネルギー体。ブラッドスタークが使役するコブラ型の発光エネルギー体と同じ姿だが、かなりの巨体を誇り実体化もしていて背中にブラッドを騎乗させる事も可能。ドラグコブラフェイスモジュールで意思疎通を行うブラッドと連携して敵に猛攻を加え、体色と同じ光球を吐く攻撃も可能。

本作品オリジナルのロストスマッシュ

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いずれもテレビシリーズとは異なり、クローンスマッシュと融合することなく単独で変身する。

諸元
シザーズロストスマッシュ
身長214.8 cm[14]
体重122.4 kg[14]
シザーズロストスマッシュ
才賀がハサミロストフルボトルで変身するロストスマッシュ。切れ味が鋭い両腕のハサミカウントレスシザーズ[14]を武器とし、無数に実体化させて防御壁を形成させることも可能。
変身の際は才賀の姿で赤いスライム状の姿を経てロストフルボトルを取り込んで変身する。
伊能の二度目の変身の際は序盤の郷原と同じくスライム状の姿を縮小させて変身していた。
  • スタッグハードスマッシュとの差別化を図るため、平行にストレートで細長い刃を配置し、戦い方もつまんで投げたりするなどの想定がされた[29][30]。
Vシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』
同作品の登場人物である馬渕 由衣(まぶち ゆい)の回想で、彼女自身がファウストに連れ去られた後ネビュラガスを浴びてこの姿に変貌させられ、ロストフルボトルの実験台にされた挙句、焼死したことが判明している[31]。
諸元
ゼブラロストスマッシュ
身長203.3 cm[14]
体重102.7 kg[14]
ゼブラロストスマッシュ
郷原がシマウマロストフルボトルで変身するロストスマッシュ。ヘッドバットなどの強烈な格闘術を持つ。
変身の際は振ったシマウマロストフルボトルを逆さにしてシールディングキャップを回す。序盤では赤いスライム状の姿を縮小してロストフルボトルを丸く包む形で変身した。
  • スマッシュのデザインコンセプトであった「モチーフを隠す」ことから全身をバネのような筒状のイメージでデザインされたが、シマウマらしさを出すため、銀一色だったバネの一部を塗り分けることとなった[29][30]。
Vシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス』
同作品の登場人物で仮面ライダーメタルビルドに変身する浦賀 啓示(うらが けいじ)の回想に登場。葛城忍の右腕でありながら、ネビュラガスを浴びてこの姿に変貌させられてロストフルボトルの実験台にされた挙句、ガーディアンの火炎攻撃を浴びて消滅したことが判明する[31]。

本作品オリジナルの用語・アイテム

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ビルド殲滅計画
伊能たちが進める計画。全国民を洗脳して暴徒化させ、ビルド=戦兎を精神的に追い詰めようとしていた。
その真の目的は追い詰められて増幅したハザードトリガーを使ったビルドに洗脳で傀儡化させたグレートクローズをぶつけて万丈にあるエボルトの遺伝子によってハザードトリガーをさらに活性化。グレートクローズと郷原と才賀が変身したロストスマッシュによるビルド撃破後は奪取したハザードトリガーと万丈と万丈の変身ツールで伊能自身の仮面ライダーブラッドへの変身。伊能の戦闘体も兼ねるブラッドの変身に成功した後はパンドラボックスを使った地球滅亡の儀式を決行しようとする。
滅亡の儀式
伊能、郷原、才賀のブラッド族3体とエボルトの遺伝子を持つ万丈が融合した仮面ライダーブラッドの状態で活性化したハザードトリガーをパンドラボックスに入れる事で完了する地球滅亡の儀式。伊能曰く「エボルトの力が天を目指すなら我々は地球の核を目指す」ことが目的でコアの破壊のために地中を掘削するスカイウォールに似た壁で構成された巨大な天球儀状の掘削装置の形成をハザードトリガーとパンドラボックスの力で行う。形成後はパンドラボックスを動力源に地中を潜行。ハザードトリガーを再び装着したブラッドは飛行能力でその後を追跡する。

アイテム

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金銀のフルボトル
通常とはボトルカラー、シールディングキャップのラベルデザイン[注釈 5]が異なるフルボトル。葛城忍による研究データによれば、ハザードレベル7.0到達の影響で変化したもの。
2つ共、クローズビルドフォームの変身が解除されると元のラビットフルボトルとドラゴンフルボトルに戻った。その後、テレビシリーズ最終話でもジャストマッチブレイクの発動や、トライアルフォーム(ラビットドラゴン)の変身に使用された。
ゴールドラビットフルボトル
金のラビットフルボトル[32]。ラビットフルボトルが戦兎のハザードレベル7.0到達の影響を受けて変化したもの[33]。クローズビルド缶の合成素材の一つ[34]。
シルバードラゴンフルボトル
銀のドラゴンフルボトル[32]。ドラゴンフルボトルが龍我のハザードレベル7.0到達の影響を受けて変化したもの[35]。クローズビルド缶の合成素材の一つ[34]。
クローズビルド缶
クローズビルドフォームへの変身時に使用する缶型のアイテムで、上記の金銀のフルボトルとジーニアスフルボトルがベルナージュの力で融合したもの。戦闘後は元の3つのフルボトルに戻っている。
  • デザインはラビットタンクスパーリングのリデコである[16]。
コブラロストフルボトル、ハサミロストフルボトル、シマウマロストフルボトル
テレビシリーズ第45話において、エボルトが内海に渡したブラックロストフルボトル。それぞれ前者は伊能が仮面ライダーブラッドの変身に、後者の2本は才賀と郷原がロストスマッシュの変身に使用。

キャスト

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声の出演

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スーツアクター

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スタッフ

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  • 原作 - 石ノ森章太郎[4][46]
  • 脚本 - 武藤将吾[4]
  • 音楽 - 川井憲次[4]
  • 製作 - 手塚治(東映)、亀山慶二(テレビ朝日)、高木勝裕(東映アニメーション)、間宮登良松(東映ビデオ)、野田孝寛(アサツー ディ・ケイ)、相原晃(東映エージエンシー)、垰義孝(バンダイ)
  • 企画 - 白倉伸一郎 (東映)、鷲尾天(東映アニメーション)、加藤和夫(東映ビデオ)、麻生一宏(アサツー ディ・ケイ)、清水啓司(東映エージエンシー)、金木勲(バンダイ)
  • 撮影 - 植竹篤史[46]
  • 照明 - 斗沢秀[46]
  • 美術 - 大嶋修一[46]
  • 録音 - 堀江二郎[46]
  • 編集 - 金田昌吉
  • スクリプター - 柿﨑徳子
  • スケジュール - 塩川純平
  • 助監督 - 茶谷和行
  • 制作担当 - 中島嘉隆
  • ラインプロデューサー - 下前明弘
  • Bカメラ - 岩田憲
  • VE - 江島公昭
  • FO - 佐藤琢也
  • 撮影助手 - 平田沙樹
  • 撮影応援 - 中村耕太
  • ドローン撮影 - 高田早苗(あーと・夢)
  • 照明助手 - 佐藤武、権田典之、才田こずえ
  • 照明応援 - 内野泰宏
  • 録音助手 - 松澤秀昭、山本日香留
  • 装飾 - 権田光典
  • 小道具 - 岩田智久
  • 装飾助手 - 山岡愛里(東京美工)
  • 衣裳 - 栗田侑子(東京衣裳)
  • 衣裳応援 - 福本翔平
  • キャラクター管理 - 中村豊
  • キャラクター管理応援 - 小野島泰宏
  • 操演 - 髙木友善
  • 操演応援 - 田村卓海(ライズ)
  • カースタント&コーディネート - 西村信宏
  • カースタント - 日下達也、橋本充吾(武士レーシング)
  • 美術助手 - 小林桜
  • 装置 - 伊藤文奈美
  • 装置応援 - 嶋村亮昂(紀和美建)
  • 絵画制作 - 轟木満
  • 絵コンテ - 武藤聖馬、伊藤そうあ
  • キャラクターデザイン - 田嶋秀樹(石森プロ)、小林大祐(PLEX)
  • 衣裳デザイン - 伊津野妙子
  • 美術デザイン - 酉澤安施
  • クリーチャーデザイン - 篠原保[46]
  • 物理学アドバイザー - 白石直人
  • 造型 - 蟻川昌宏・浅野桂・井上文人・大畠麻衣・大脇涼・沖雄貴・笠野翔一・岸田風斗・黒川浩太郎・古坂友祐・小林広一・齋藤孝造・坂本孝一郎・佐藤敏夫・島貫翔・鈴木信一・辰巳茉莉子・田中孝弘・寺門剛・貫井響・原田堅司・廣瀬亮太郎・松川翼・三上喜康・山口純一・山口遥・山本誠一・吉田哲弥(ブレンドマスター/ブレンドワークス)
  • 助監督 - 吉田尅隻、作野良輔、福田和弘、平舘銀河
  • 助監督応援 - 高畑隆史、大峯靖弘
  • プロデューサー補 - 小出大樹(東映)
  • ラインプロデューサー補 - 佐々木幸司
  • 制作デスク - 宮地みどり
  • エキストラ担当 - 出射均
  • 進行主任 - 中村秀康
  • 進行 - 只木歩
  • 制作応援 - 加藤陽三、吉田崇弘、大内佑介、本間隆廣、式守修、下田翔也、伊場野高嗣、下田尚、平原大志、八木明広、川崎秀彦、板垣隆弘
  • 北九州ロケ制作担当 - 石切山義貴
  • 整音 - 曽我薫
  • 選曲 - 金成謙二(ドンカンバニー)
  • 音響効果 - 大野義彦、木下美帆
  • 編集助手 - 佐々木裕
  • 整音助手 - 長谷川真鷹
  • スタジオエンジニア - 田邊萌乃
  • 技術運営 - 林和哉
  • 仕上進行 - 辻今日子、見立英里
  • 仮面ライダージオウ
  • 製作プロダクション - 東映テレビ・プロダクション
  • スーパーバイザー - 小野寺章
  • エグゼクティブプロデューサー - 佐々木基(テレビ朝日)[46]
  • プロデューサー - 大森敬仁(東映)、谷中寿成(東映)、井上千尋(テレビ朝日)、菅野あゆみ、古谷大輔(アサツー ディ・ケイ)[46]
  • 特撮監督 - 佛田洋(特撮研究所)[4]
  • アクション監督 - 宮崎剛(ジャパンアクションエンタープライズ)[4]
  • 劇場版「ビルド・ルパパト」製作委員会(東映、テレビ朝日、東映アニメーション、東映ビデオ、アサツー ディ・ケイ、東映エージエンシー、バンダイ)[4]
  • 監督 - 上堀内佳寿也[4]

音楽

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主題歌「Everlasting Sky」[47]
サウンドプロデュース - 冨田恵一 / 作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - カワイヒデヒロ / 歌 - Beverly

制作

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東映プロデューサーの大森敬仁は、夏の劇場版はテレビシリーズのクライマックスと重なるため番組のコンセプトの中心を突く作品とすることを考えており、本作品では主人公・桐生戦兎と万丈龍我の関係性およびスカイウォールで分断された三国の顛末を作品の中心に据えている[48]。

脚本を手がけた武藤将吾は、本作品のテーマをテレビシリーズの第2章で描かれた「軍事兵器としての仮面ライダー」についての決着としており、仮面ライダーが国民からどう見られ、それに対して仮面ライダーたちがどう応えていくかが作品の中核となっている[15]。内容は、60分の枠内で主人公の桐生戦兎1人で物語を牽引させるため、戦兎が信じていた人や守るべき対象に裏切られ心理的に追い詰められる展開となった[15]。当初はゾンビものとすることも検討されていたが、ホラー作品になってしまうとの懸念から市民に追われるという形で決定した[15]。

大森は、本作品の公開前にテレビシリーズで猿渡一海 / 仮面ライダーグリスを退場させ、本作品で別世界の一海を登場させテレビシリーズ最終回への伏線とすることを構想していたが、尺の都合などから実現には至らなかった[48]。

映像ソフト化

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2019年1月9日発売。Blu-ray / DVDでリリース。

  • 劇場版 仮面ライダービルド Be The One DVD通常版(1枚組)
    • 映像特典
      • TRAILER
  • 劇場版 仮面ライダービルド Be The One DVDコレクターズパック(2枚組)
    • ディスク1:本編DVD(通常版と共通)
    • ディスク2:特典DVD
      • MAKING
      • 製作発表会見
      • 完成披露イベント
      • 完成披露上映会舞台挨拶
      • 公開初日舞台挨拶
      • SPOT集
      • DATA FILE
      • POSTER GALLERY
      • TRAILER
    • 初回限定特典
      • 特製スリーブケース
  • 劇場版 仮面ライダービルド Be The One Blu-ray+DVDセット コレクターズパック(2枚組)
    • ディスク1:本編Blu-ray
      • 映像特典
        • MAKING
        • 製作発表会見
        • 完成披露イベント
        • 完成披露上映会舞台挨拶
        • 公開初日舞台挨拶
        • SPOT集
        • DATA FILE
        • POSTER GALLERY
        • TRAILER
      • 音声特典
        • オーディオ・コメンタリー(犬飼貴丈×プロデューサー:大森敬仁×脚本:武藤将吾×監督:上堀内佳寿也)
    • ディスク2:本編DVD
      • 映像特典
        • TRAILER
    • 初回限定特典
      • 特製スリーブケース

関連作品

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『ビルド NEW WORLD』(2019年)
『ビルド』テレビシリーズの後日譚を描くVシネクストで、第1弾『仮面ライダークローズ』では、エボルトと伊能たちと同じブラッド族の生き残りであるキルバスが登場する他、シザーズロストスマッシュが、続く第2弾『仮面ライダーグリス』では、ゼブラロストスマッシュがそれぞれ回想で再登場する。

脚注

[編集]

注釈

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  1. ↑ ノンクレジット
  2. ↑ ベストマッチとしては唯一、有機物(生物)同士の組み合わせである。
  3. ↑ 変身待機音の「Are You Ready?」に対して龍我が「ダメです!」と叫ぶなど変身シーンはコミカルなものになっている。
  4. ↑ 作中では音声が「Are you ready?」となっている。
  5. ↑ テレビシリーズのロストフルボトルと同様のデザインになっている。
  6. ↑ 『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー』に来瀬 荘司(くるせ そうじ)/ ロボルバグスター役でゲスト出演した、プロレスラーの棚橋弘至の長女[37]。
  7. ↑ 公開当時キャストは未発表だったため、エンドクレジットやパンフレットには「????」と表示されていた。

出典

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  1. ↑ 2018年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
  2. 1 2 別冊映画秘宝編集部 編「仮面ライダー 作品レビュー」『平成大特撮 1989-2019』洋泉社〈洋泉社MOOK 別冊映画秘宝〉、2019年8月8日、191頁。ISBN 978-4-8003-1652-3。
  3. ↑ “劇場版 仮面ライダービルド/快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film (アンフィルム) 特報 - YouTube”. 東映映画チャンネル (2018年2月24日). 2018年7月9日閲覧。
  4. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 toei_riderBUILDのポスト(1005993376309600257)
  5. ↑ “キャストメインのクールな仕上がり! 映画「ビルド・ルパパト」ムビチケ限定の新ビジュアル公開”. 株式会社KADOKAWA. 2018年7月27日閲覧。
  6. ↑ “劇場版「ビルド」「ルパパト」予告公開、勝村政信が仮面ライダーブラッドに変身 - 映画ナタリー”. 株式会社ナターシャ (2018年6月11日). 2018年7月28日閲覧。
  7. ↑ “仮面ライダービルド 第46話 誓いのビー・ザ・ワン”. 東映株式会社. 2018年7月22日閲覧。
  8. ↑ toei_riderBUILDのポスト(1020828001812922368)
  9. 1 2 “仮面ライダービルド 第47話 ゼロ度の炎”. 東映株式会社. 2018年8月2日閲覧。
  10. ↑ “新番組「仮面ライダージオウ」9月2日(日)より放送スタート!”. 東映株式会社. 2018年7月26日閲覧。
  11. ↑ てれびくん9 2018, p. 23
  12. ↑ テレビマガジン9 2018, pp. 3–6
  13. ↑ 仮面ライダー/スーパー戦隊:平成最後の夏映画が好スタート 初週興収2億6,000万円突破 過去5年で最高の数字まんたんウェブ
  14. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 超全集 2018, pp. 128–131, 「Be The One」
  15. 1 2 3 4 5 6 宇宙船161 2018, pp. 44–45, 「[インタビュー]武藤将吾」
  16. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 フィギュア王248 2018, p. 54, 「PROJECT BUILD REPORT:chapter1 ビルド計画報告書 第三章:ラブ&ピースのベストマッチ!編 君の明日をビルドせよ」
  17. ↑ “『劇場版仮面ライダービルド Be The One』『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーen film』”. 東映株式会社. 2018年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月2日閲覧。
  18. ↑ “仮面ライダービルド DXクローズビルド缶”. 株式会社BANDAI SPIRITS. 2018年8月4日閲覧。
  19. 1 2 特写 2019, p. 28.
  20. 1 2 3 4 宇宙船161 2018, pp. 30–31, 「劇場版 仮面ライダービルド Be The One」
  21. ↑ “仮面ライダービルド クローズビルドフォーム”. 仮面ライダー図鑑. 東映. 2019年5月29日閲覧。
  22. 1 2 3 4 読本 2018, p. 106.
  23. 1 2 3 特写 2019, p. 29.
  24. 1 2 3 宇宙船161 2018, pp. 26–29, 「ディテール・オブ・ヒーローズ 特別編 第42回」
  25. 1 2 特写 2019, p. 110.
  26. ↑ 特写 2019, p. 111.
  27. ↑ パンフレット 2018, 「仮面ライダーブラッド」.
  28. 1 2 “仮面ライダーブラッド”. 仮面ライダー図鑑. 東映. 2019年5月29日閲覧。
  29. 1 2 読本 2018, p. 118.
  30. 1 2 完全超悪 2020, p. 325, 「DESIGNER INTERVIEW 篠原保[仮面ライダービルド]」
  31. 1 2 オールライダー&全怪人平成・令和 2022, p. 157.
  32. 1 2 “仮面ライダービルド 第43話 もう一人のビルド”. 東映株式会社. 2018年7月10日閲覧。
  33. ↑ “ゴールドラビットフルボトル”. 株式会社テレビ朝日. 2018年7月8日閲覧。
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  36. 1 2 3 “劇場版 仮面ライダービルド Be The One(ビー・ザ・ワン)』『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film(アンフィルム)』 本予告 - YouTube”. 東映映画チャンネル (2018年6月10日). 2018年7月2日閲覧。
  37. ↑ “プロレスラー棚橋弘至の娘・呼春、映画『仮面ライダービルド』で女優デビュー”. ORICON NEWS (2018年7月20日). 2018年8月13日閲覧。
  38. ↑ “「仮面ライダージオウ」主演は表参道X・奥野壮、犬飼貴丈や飯島寛騎ら先輩陣も出演”. 映画ナタリー. 株式会社ナターシャ. 2017年8月7日. 2017年8月8日閲覧.
  39. ↑ パンフレット 2018, 「仮面ライダービルド インタビュー 勝利の法則、笑顔の未来 犬飼貴丈」.
  40. 1 2 3 パンフレット 2018, 「仮面ライダービルド インタビュー 勝利の法則、笑顔の未来 赤楚衛二×武田航平×水上剣星」
  41. ↑ パンフレット 2018, 「仮面ライダービルド インタビュー 勝利の法則、笑顔の未来 勝村政信」.
  42. ↑ 超全集 2018, pp. 148–149, 「放映リスト」
  43. ↑ パンフレット 2018, 「仮面ライダービルド インタビュー 勝利の法則、笑顔の未来 松井玲奈」.
  44. ↑ パンフレット 2018, 「仮面ライダービルド インタビュー 勝利の法則、笑顔の未来 藤井隆」.
  45. ↑ パンフレット 2018, 「仮面ライダービルド インタビュー 勝利の法則、笑顔の未来 高田夏帆×滝裕可里 ガールズトーク」.
  46. 1 2 3 4 5 6 7 8 読本 2018, p. 52, 「放映リスト/作品データ」
  47. ↑ “「劇場版 仮面ライダービルド Be The One」主題歌はBeverlyの新曲”. 音楽ナタリー. 株式会社ナターシャ (2018年6月13日). 2018年6月13日閲覧。
  48. 1 2 東映HM58 2018, pp. 53–55, 「KAMEN RIDER BUILD FINAL INTERVIEW 大森敬仁」

出典(リンク)

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参考文献

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外部リンク

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