和田周
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わだ しゅう 和田 周 | |
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本名 | 和田 周 |
生年月日 | 1938年8月6日 |
没年月日 | 2020年4月23日(81歳没) |
出生地 |
東京府東京市麻布区 (現:東京都港区) |
出身地 | 鹿児島県[1](中学・高校) |
身長 | 166 cm |
血液型 | O型 |
職業 | 俳優、劇作家 |
配偶者 | 瀬畑奈津子 |
著名な家族 |
和田維四郎(祖父) 大坪砂男(父) 虚淵玄(子) |
事務所 | 現代制作舎 |
主な作品 | |
舞台「せチュアンの善人」「オッペケペ」「イカ消しゴム」 「肉弾」「雨季」夜の樹公演等> 映画「反軍NO4」「not long at night」「断食芸人」「マジックユートピア」 |
和田 周(わだ しゅう、1938年(昭和13年)8月6日[1] - 2020年(令和2年)4月23日)は、日本の俳優、声優、劇作家。演劇組織「夜の樹」主宰。現代制作舎所属。身長166cm。体重62kg。
人物
[編集]1938年、東京府(現:東京都)の東京市麻布区にて、和田六郎(大坪砂男)を父に生まれる。神奈川県鎌倉市への転居を経て、長野県佐久郡に疎開しそこで終戦を迎える[2][3]。父と母の別居後に、母の郷里である鹿児島県に引っ越す[2]。中学3年生で重富村立重富中学校で一時転入し、秋に鹿児島市立甲南中学校へ転校して卒業した後、鹿児島県立甲南高等学校に入学し、美術部と演劇部に所属する[3]。高校卒業後に俳優を目指して上京し、劇団俳優座付属養成所で学ぶ[3]。俳優座養成所卒業後は、推理作家である父と新宿で延べ4年同居する[2]。
1961年4月に劇団四季に入団[1]。同年11月に劇団新人会に入団[1]。1969年6月30日に新人会を退団し、同年9月12日に演劇組織「兆」に設立に参加[4]、東京俳優生活協同組合を経て、1980年に瀬畑奈津子らと演劇組織「夜の樹」を結成[3]。
2020年4月23日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のため死去[5][6][7]。81歳没。
家族・親族
[編集]和田維四郎 | 和田義比 | ||||||||||||||||||||
大坪砂男 | |||||||||||||||||||||
瀬畑奈津子 | 和田周 | ||||||||||||||||||||
虚淵玄 | |||||||||||||||||||||
出演
[編集]映画
[編集]- 「可否道」より なんじゃもんじゃ(1963年、松竹) - 二本柳 役
- 午前中の時間割り(1972年、ATG) - 教師 役
- 原子力戦争(1978年、ATG) - 小林 役
- 団地妻 肉欲の陶酔(1979年、にっかつ) - 岡勝昭 役
- 動乱(1980年、東映) - 白鳥大尉 役
- 団鬼六 薔薇地獄(1980年、にっかつ) - 沢村和夫 役
- 裸の大将放浪記(1981年) - 我孫子駅の客C 役
- 武蔵野心中(1983年、にっかつ) - 編集長 役
- 泪橋(1983年、東映セントラルフィルム) - 山本 役
- 踊る大捜査線 THE MOVIE(1998年) - 警察庁官房長 役
- GUN CRAZY 裏切りの挽歌 BEYOND THE LOW(2002年、巴里映画・キュームービー)
- 十七歳(2002年、パル企画)
- KEEP ON ROCKIN'(2003年、東映)
- 美しい夏キリシマ(2003年、パンドラ) - ラジオの声 役
- 断食芸人(2016年) - 老僧 役
- マジックユートピア(2016年) - 老人 役[9]
テレビドラマ
[編集]- NHK大河ドラマ
- 竜馬がゆく(1968年1月7日 - 12月29日) - 村田忠三郎 役
- 勝海舟(1974年1月6日 - 12月29日) - 五代才助 役
- 花神(1977年1月2日 - 12月25日)
- 獅子の時代(1980年1月6日 - 12月21日) - 本田 役
- 徳川家康(1983年1月9日 - 12月18日) - 釣閑 役
- 山河燃ゆ(1984年1月8日 - 12月23日) - 木村 役
- 春の波涛(1985年1月6日 - 12月15日) - 松田正久 役
- 翔ぶが如く(1990年1月7日 - 12月9日) - 中原万兵衛 役
- 太平記(1991年1月6日 - 12月8日) - 島の侍 役
- 信長 KING OF ZIPANGU(1992年1月5日 - 12月13日) - 生駒家宗 役
- 葵 徳川三代(2000年1月9日 - 12月17日) - 藤田信吉 役
- 武蔵 MUSASHI(2003年1月5日 - 12月7日) - 代官 役
- 東京の山賊(1970年4月18日、NHK総合) - 指令官 役
- シルバー仮面 第1話「ふるさとは地球」(1971年、TBS) - チグリス星人・人間態 役
- 帰ってきたウルトラマン 第39話「冬の怪奇シリーズ 20世紀の雪男」(1972年、TBS) - 津村秀男 役
- 時間ですよ 第2シリーズ 第64回(1972年、TBS) - 医師 役
- イナズマン 第4話「日本列島大爆発!!」(1973年、NET) - ホネバンバラの声
- キカイダー01 第32話「地獄に呼ばれるビジンダー」(1973年、NET) - インクスミイカの声
- イナズマンF(1974年、NET)
- 第10話「ウデスパー兄弟の挑戦状!!」、第11話「美しいサイボーグ! 暁に分身す!!」、第13話「白い闇!! 鬼女がうたう子守歌」、第14話「大空中戦!! 合体ウデスパー戦略部隊」 - 合体ウデスパーの声
- 第19話「イナズマン デスパー軍団に入隊す!!」 - ミキサーデスパーの声
- スーパー戦隊シリーズ(NET→テレビ朝日)
- 秘密戦隊ゴレンジャー 第23話「みどりの空中戦! 怪飛行船の最期」(1975年) - カミソリ仮面の声
- バトルフィーバーJ 第30話「悪食雑食の料理長」(1979年) - ヘンショク怪人の声
- 明治の群像 海に火輪を 第9回 日英同盟(1976年12月9日、NHK総合) - 松井慶四郎 役
- 特捜最前線 第12話「地獄に墜ちる愛」(1977年6月22日、テレビ朝日)
- 岸辺のアルバム 第15話(1977年、TBS) - 近所の住人 役
- 死人狩り 第1話(1978年12月16日、フジテレビ)
- 風の隼人(1979年8月8日 - 1980年4月2日、NHK総合) - 東郷十兵衛 役
- ポーツマスの旗(1981年、NHK総合) - 幣原喜重郎 役
- ザ・ハングマン(朝日放送)
- 第23話「人さらいベビーホテル」(1981年4月24日)
- 第39話「悪医者は吸血処刑」(1981年8月14日)
- 10万分の1の偶然(1981年12月29日、日本テレビ)
- 俺はご先祖さま 第13話(1982年3月7日、日本テレビ) - 出版社の編集者 平塚 役
- ザ・ハングマンII 第22話「裸女の死体と心中した検事」(1982年11月5日、朝日放送)
- あいつと俺 第8話「雪山に埋めた殺意 -八ヶ岳・原村-」(1984年3月26日、テレビ東京) ※1980年製作
- ニュードキュメンタリードラマ昭和 松本清張事件にせまる 第7話「下山総裁怪死事件 マイ・レール・ロード」(1984年5月25日、テレビ朝日)
- 私鉄沿線97分署 第36話(1985年、テレビ朝日)
- 真田太平記(1985年4月3日 - 1986年3月19日、NHK総合) - 石田正澄 役
- 誇りの報酬 第9話「オホーツク悲歌」(1985年12月8日、日本テレビ) - 上野署刑事
- 銭形平次 第23話「五年ぶりの給金」(1987年8月18日、日本テレビ) - 市兵衛 役
- 空と海をこえて(1989年9月16日、TBS)
- さよなら李香蘭(1989年12月、フジテレビ)
- 世にも奇妙な物語 第1シリーズ(第一期)「だれかに似た人」(1990年8月23日、フジテレビ)だれかに似た人 役
- はぐれ刑事純情派(1991年、テレビ朝日) - 本間医師 役
- さすらい刑事旅情編IV 第19話「瀬戸大橋・断崖に立つ女・消された記憶」(1992年2月26日、テレビ朝日)
- 清左衛門残日録(1993年) - 鳥羽玄朴 役
- 踊る大捜査線 秋の犯罪撲滅スペシャル完璧版(1998年12月22日、フジテレビ) - 警察庁官房長 役
- ナースのお仕事(2000年、フジテレビ) - 明智大介 役
- 太陽は沈まない 第10話(2000年6月15日、フジテレビ) - 裁判長 役
- カードGメン・小早川茜2 消せない過去(2001年1月22日、TBS) - 自転車屋の主人 役
- 不倫調査員・片山由美(テレビ東京)
- 京都・奉納まつり殺人事件(2001年1月24日)
- 京都着付け教室殺人連鎖(2006年8月2日)
- 黒髪人形・尼寺殺人事件(2007年9月19日)
- ヨイショの男 第10回・最終回(2002年6月23日・30日、TBS) - 星野 役
- 相棒(テレビ朝日)
- トリック(2003年、テレビ朝日) - 西村教授
- 赤かぶ検事 京都篇 第5話(2010年2月10日、TBS) - 裁判長 役
方言指導
[編集]テレビアニメ
[編集]- アンデス少年ペペロの冒険(1975年 - 1976年、NET) - サラの父
吹き替え
[編集]- 吸血鬼の接吻(ツィンマー教授(クリフォード・エヴァンス))
著作
[編集]- 『蝿取り紙―和田周戯曲集』テアトロ、1993年9月 ISBN 978-4885370274
脚注
[編集]- ^ a b c d 「新劇俳優名鑑」『新劇便覧』テアトロ、1965年、333頁。
- ^ a b c 創元推理文庫版〈大坪砂男全集〉全4巻刊行記念 和田周インタビュー(2013年2月5日) - ウェイバックマシン(2018年2月20日アーカイブ分)
- ^ a b c d 旧・夜の樹サイト-戯曲外と呟き - ウェイバックマシン(2016年5月13日アーカイブ分)、夜の樹サイト-戯曲外と呟き - ウェイバックマシン(2020年5月6日アーカイブ分)
- ^ 朝日新聞社 編『朝日年鑑』《1970年版》朝日新聞社、1970年、703頁。
- ^ “【訃報】俳優・和田周さん、コロナ原因で逝く”. テレビ朝日 (2020年4月26日). 2020年11月18日閲覧。
- ^ “俳優の和田周さん死去 81歳 新型コロナウイルス感染 大河「勝海舟」などに出演 脚本家・虚淵玄氏の父”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2020年4月25日) 2020年4月26日閲覧。
- ^ “わかれ”. 佐藤信の五行日記 (2020年4月25日). 2020年4月25日閲覧。
- ^ 『零人 (大坪砂男全集4)』東京創元社 2013年7月27日、p.601
- ^ “ポツドール米村亮太朗×柳英里紗共演「マジックユートピア」7月に東京公開”. 映画ナタリー. (2016年6月7日) 2016年6月8日閲覧。
- ^ 『福島民報』1973年5月2日付夕刊4面。「方言ドラマ大はやり 舞台裏の苦労」
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 和田周 (@mozu78) - X(旧Twitter)(2011年5月 - 2019年5月)
- 和田周 (@shuwada1789) - X(旧Twitter)(2014年4月 - 2018年6月)