チックンタックン

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チックンタックン』は、石ノ森章太郎原作の漫画作品、およびそれを原作としたテレビアニメである。

概要[編集]

  • R(アール)星からやって来た宇宙人チックンとタックンが、地球人の少女ミコのもとに居候するという基本設定は全学年ともほぼ共通だが、各作者ごと、または年度により多少のストーリーや設定の変更がされている場合もある。
  • 原作者は石ノ森(当時は「石森」名義)ではあるが、自身が作画していたのは『1年のかがく』と『5年の科学』掲載作のみであり、各学年ごとにシュガー佐藤中島昌利桜多吾作など、異なる漫画家(おもに石ノ森の元アシスタント)が作画を担当していた。なお同学年の『学習』と『科学』は必ず担当が異なっていたが、複数年の雑誌を同一人物が作画することはあった。
  • 登場キャラクターのうち、Dr.ベルとギジギジは前作『SPハーレー』より引き続き登場したキャラであり、最終回で相対するハーレーの前に乱入する形で名乗りを上げたのがチックン・タックンであった。また同作のヒロイン「シズカ」は、掲載作によってはミコの代わりに登場しており、ミコに比べるとセミロングの落ち着いた雰囲気の少女であった。また1982年『6年の科学』にはスピンオフ作品として『Dr.ベルの釣り教室』(作・桜多吾作)が連載されていた。
  • 1984年のアニメ化に際して、タイトルは『チクタク大冒険』から『チックン大冒険』→『チックンタックン』へと二度改題された。アニメ終了後、1985年3月を持って全学年の漫画連載も終了。アニメも3月まで放送されるはずだった。

登場人物[編集]

漫画・アニメ共通[編集]

チックン・ダック
- 菅谷政子
アール星の王子。その外見はアヒルペンギンに似ており、口癖は「ンジャラホ!」。好奇心旺盛で少々わがまま。漫画では地球の物事に関心を持ちそれを学んでいく。掲載年度によっては腹のボタンを押すと体の部分を変身させる能力を見せた。アニメでは「〜のら」が口癖で、宇宙船メンフォー号に乗る。
タックン・ハット
声 - 肝付兼太
チックンのお目付け役であるシルクハットロボット。中から腕が出たり、巻いているリボンが手の形になる。物知りで『科学』では先生役。メカの開発等もする。チックンはタックンを頭にかぶったり、逆さになったタックンの中に入る事で空を飛べる。アニメでは「〜であーります」が口癖。
ジタバタメカタン
声 - 龍田直樹
チックンのボディガード的存在である大型ロボット。飛行形態に変形できる。力は強いがおっとりした性格。アニメ放映に前後して漫画にも登場した。
南田 ミコ
声 - 冨永みーな※「南田」姓はアニメのみ設定
チックン・タックンの居候先の小学生。漫画ではカチューシャおかっぱがトレードマークの活発な性格で、掲載誌の学年に合わせた年齢設定となっている。アニメではキャラクターデザインが大きく変わり、ショートカットで赤い髪。自分を「僕」と呼ぶ(ボク少女)小学6年生。
Dr.ベル
声 - 千葉繁
漫画には1982年度より登場。頭にベルを下げている(アニメでは感情によって大きさが変わる)。アール星出身でチックンをライバル視する、自称・大悪党だがどこか抜けている。漫画(特に低学年向け)ではチックン達にいたずらを仕掛ける程度。掲載作によってはチックン達をアール星に連れ戻す役柄で登場した。アニメでは「〜ベル」が口癖で、宇宙船ナズマー号を操る。
ギジギジ
声 - 緒方賢一
Dr.ベルの子分である六本足のロボット。アニメでは「〜ギジ」が口癖。

アニメのみ[編集]

ワルチン大事典
声 - 滝口順平
外見は事典のようだが、実はコンピュータで会話も可能。あらゆる悪事がデータに入っており、手にしたものはそれを実現できる。アール星の国王が封印したが、Dr.ベルに盗まれる。
南田 朗
声 - 納谷六朗
ミコの父親。前衛芸術家
南田 フツ子
声 - 平野文
ミコの母親。
マキ
声 - 坂本千夏
ミコの友人。ボーイッシュな性格。一人称は「俺」。
ムッコ
声 - 松井菜桜子
ミコの友人。メカに強い眼鏡っ子
メーコ
声 - 松谷祐子
ミコの友人。いつもボーッとしたのんびり屋。
モコ
声 - 神代智恵
ミコの友人。ブリッ子のトラブルメーカー。
エンドレ
声 - 野沢雅子
アール星一の大金持ち。チックンより早くワルチン大事典を奪い返すべく地球にやって来た。カラスのような大勢の部下を引き連れている。
レイア姫
声 - 大城松美
チックンの婚約者。アール星でワルチン大事典を守っていた。

アニメ版[編集]

チックンタックン
ジャンル テレビアニメ
放送国 日本の旗 日本
制作局 フジテレビ学習研究社
企画 岡正(CX)、
監督 早川啓二(第14話まで)、案納正美(第15話以降)(以上「CD」名義)
演出 早川啓二ほか
原作 石森章太郎
脚本 山本優ほか
プロデューサー 前田和也(CX、第15話以降)、神保まつえ(学研)、片岡義朗NAS
出演者 菅谷政子
肝付兼太
龍田直樹
冨永みーな
千葉繁
緒方賢一
滝口順平ほか
オープニング 「好きしてチックン!!」(平野文
エンディング 「Dr.ベルのテーマ」(千葉繁)
第1話 - 第11話
放送時間 月曜19:00 - 19:30(30分)
放送期間 1984年4月9日 - 同年7月2日
5月21日5月28日は休止)(11回)
第12話 - 最終話
放送時間 金曜16:30 - 17:00(30分)
放送期間 1984年7月13日 - 同年9月28日(12回)
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  • 1984年4月9日から同年9月28日まで、フジテレビ系列で放送された。全23話。
  • 内容は、1980年代当時の流行を多く取り入れたドタバタギャグ作品となっていて、内房地域物語の舞台。
  • キー局では開始当初、月曜日19:00からの枠で放送(7月2日まで)。しかし、第12話(7月13日)から金曜日16:30からの枠に移動した。
  • なお月曜19:00時代は4月30日放送分の第4話より、新聞のラジオ・テレビ欄には『痛快アニメ チックンタックン』と記載されていたが、金曜16:30時代は『痛快アニメ』は省かれた。ただし、放送では変更は無かった。
    • 海外でも放送され、特にイタリアで人気だった。

ストーリー[編集]

アール星からDr.ベルとギジギジが、あらゆる悪事を行う事ができる「ワルチン大事典」をもって、地球にやってきた。それを追ってきた王子のチックンと、臣下のタックンは小学生の南田ミコと出会う。事情を知ったミコと友人たちはキュンキュンズを結成、チックンと共にDr.ベルの悪事に立ち向かう。

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ - 『好きしてチックン!!』
作詞 - 森雪之丞 / 作曲・編曲 - 馬飼野康二 / 歌 - 平野文 / (レーベル - キャニオンレコード
エンディングテーマ - 『Dr.ベルのテーマ』
作詞 - 森雪之丞 / 作曲・編曲 - 馬飼野康二 / 歌 - 千葉繁 / (レーベル - キャニオンレコード)

各話リスト[編集]

  1. 春風はギャグに乗り おさわが星人ご到着
  2. みせます!跳びます!花キュンアタック!!
  3. スーパーママ怒る! 生け花大パニック!!
  4. 電話からギャル!? お誘いテレホン大作戦
  5. Dr.ベルの大逆襲!ノコギリ岩にほえる
  6. ミクロの決死圏! とんでも大レース
  7. 夜霧にきえた初恋? 泣かせる夢じゃん!!
  8. 宇宙からの使者! あたし本当にきれい?
  9. ビデオびっくり!おじゃま怪獣大あばれ
  10. ミコちゃんあやうし パニックコースター
  11. スゴ〜イですね! 恐怖のチューチュー花
  12. 宇宙から来たイヤ〜なやつ
  13. ブッ飛ばせ! ハチャメチャ自動車レース
  14. 原始恐竜VSエリマキトカゲドン
  15. 甘い物に手を出すな!
  16. 地獄のワルチンランド
  17. 笑っていいとも 大騒動
  18. どっきり!! オバケ軍団
  19. 怪盗ムーンリバー登場
  20. 地球の裏まで大レース
  21. 初恋のかれはヒドイ人
  22. 誘かいされた!? 赤ン坊
  23. ワルチン・ザ・ガマン

5月21日5月28日(以上月曜時代)は、プロ野球中継のため休止。

放送局(キー局以外)[編集]

キー局・フジテレビと同一の枠で同時放送、もしくは同一枠ながら遅れネットで放送した系列局は、以下の各局。

その他、フジテレビと同時期に放送したFNS系列局は、以下の通り(各局での放送枠も、参考として併記)。

脚注[編集]

  1. ^ 当初は、この時間帯で『らんぽう』をフジテレビなどと同時ネットする予定だったが、本作の遅れネットに変更された。

外部リンク[編集]

フジテレビ 月曜19時台前半枠
前番組 番組名 次番組
チックンタックン
(1984年4月 - 7月2日)
フジテレビ 金曜16:30枠
チックンタックン
(1984年7月13日 - 9月)
動物救助隊