アニメインターナショナルカンパニー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
株式会社アニメインターナショナルカンパニー
Anime International Co., Inc.
AIC logo.png
種類 株式会社
略称 AIC
本社所在地 日本の旗 日本
177-0044
東京都練馬区中村北三丁目19番9号
設立 2008年5月(分割新設により成立)
業種 情報・通信業
事業内容 アニメーション制作全般
代表者 代表取締役社長 大村安孝
資本金 2億円
決算期 6月
主要株主 三浦 亨 97.56%(2014年1月20日現在)
関係する人物 関連人物を参照
外部リンク http://anime-int.com/
特記事項:株式会社アニメインターナショナルカンパニー(初代)設立は1982年
テンプレートを表示

株式会社アニメインターナショナルカンパニー: Anime International Co., Inc. 通称:AIC)は、日本アニメ制作会社練馬アニメーション協議会会員。

沿革[編集]

1980年のリメイク版『鉄腕アトム』のグロス請けを機に設立されたスタジオ「ドゥ・ビー」を母体として、1982年7月15日に設立。初代代表取締役社長は旧虫プロダクション出身の演出・プロデューサーである野村和史。野村の独立・A.P.P.P設立後の1985年5月、AIC設立に参加したイージー・ワールド・プロ出身の三浦亨が代表取締役社長に就任する。

1980年代後期のOVAブームに乗り、『戦え!!イクサー1』や『破邪大星ダンガイオー』など、平野俊弘による(美少女アニメの要素を多分に含んだ)ロボットアニメを多数発売したことで、注目を浴びる。1995年にはビデオメーカーのパイオニアLDC製作による『天地無用!魎皇鬼』の元請制作を受託し、テレビシリーズに本格進出。1990年代後半には出版部門を立ち上げ、「AICコミックLOVE」を創刊(2000年廃刊)。さらにはゲームソフト開発にも進出し、事業を拡大した。

2003年、制作体制を『AICデジタル』(本社)、『AICスピリッツ』、『AIC A.S.T.A.』(現:AIC ASTA)の3系統に再編。その後は作品制作を各スタジオが請け負い、「デジタル」は『ああっ女神さまっ』シリーズやゴンゾとの共同制作、「スピリッツ」は『天地無用!』シリーズや『神秘の世界エルハザード』シリーズなどAICが過去に制作した作品を中心とした制作やそれに準じた新規制作、「A.S.T.A」は外部スタッフを起用しての新規制作を行う[注 1]

2006年兵庫県宝塚市のアニメ産業拠点構想に応じて『AIC宝塚』を設立[3]。『AIC PLUS+』(西東京市)と合わせて5系統の制作体制で、元請制作やグロス請けを行う。

2007年、AIC ASTAが制作したテレビアニメバンブーブレード』の予算表などがWinnyを通じてインターネット上へ流出する事件が発生。同年10月8日、AIC公式サイトへ三浦の名前によるお詫び文を発表した。2008年、新会社「株式会社アニメインターナショナルカンパニー」を分割設立した。

2009年以降、5系統の制作体制を跨いで制作する作品があるため、その場合はスタジオ名義ではなく「AIC」と統一した名義で発表される作品もある[注 2]2010年、『AIC Build』、『AIC Classic』を立ち上げ、7系統の制作体制となる。

2010年9月、パチスロ機器メーカーのオーイズミが全株式を買収し、同社の完全子会社となった[4]。次いで2011年3月、アプリックス(現・アプリックスIPホールディングス)がAICの自己株式を除く全株式を取得し、同社の子会社となった[5]

2012年6月、元フレックスコミックスの高倉誠司をプロデューサーに起用し、日本国外での展開を視野に入れた作品の制作を開始した[6]。同月頃には『AICフロンティア』を立ち上げ、8系統の制作体制となる。2012年9月には、香港で開催した「100 Years Before the Birth of Doraemon」(ドラえもん100展)を共同開催した[7](同展覧会はその後アジア各地を巡展[8])。

2013年2月、AICスピリッツの制作プロデューサーらが独立しプロダクションアイムズを設立。これにより『そらのおとしもの』など一部作品の制作が同社へ移行した[9]。また、同年5月にはAIC Classicの制作プロデューサーが独立し、AIC出身のあおきえいと共にTROYCA[注 3]を設立した。

2013年8月、アプリックスIPホールディングスが、企画開始から3か月でテレビアニメシリーズの放映を行う体制を構築したと発表した[10]

2014年1月20日、アプリックスIPホールディングスがAICの全株式を三浦亨へ8000円(1株あたり1円)で譲渡[11]。AICの2012年12月期決算では3期連続の赤字を計上し、約6.6億円の債務超過となっていた[12]

2015年10月9日、代表取締役であった三浦亨が辞任し、代表取締役は大村安孝となる。

2016年4月現在、アニメインターナショナルカンパニーの作成したコンテンツの一部が、株式会社AICライツに移転されたと告知された[13]

作品履歴[編集]

AIC制作・下請け参加作品[編集]

複数系統制作作品も含む。

テレビアニメ[編集]

1980年代

1990年代

2000年代

2010年代

OVA[編集]

1980年代

1990年代

2000年代

2010年代

  • ああっ女神さまっ いつも二人で(2011年、『DVD付き ああっ女神さまっ42巻限定版』のDVD)
  • 祝福のカンパネラOVA(2011年)
  • 合体ロボット アトランジャー(2011年)
  • 間の楔(第2期)(2012年)
  • 片翼のクロノスギア(2012年、夏コミでの先行販売のみ、一般販売は中止)
  • 天地無用! 魎皇鬼(第四期)(2016年 - )

劇場アニメ[編集]

Webアニメ[編集]

ゲーム[編集]

その他[編集]

AICデジタル制作・下請け参加作品[編集]

テレビアニメ(Digital)[編集]

OVA(Digital)[編集]

AICスピリッツ制作・下請け参加作品[編集]

テレビアニメ(Spirits)[編集]

OVA(Spirits)[編集]

劇場アニメ(Spirits)[編集]

AIC ASTA制作・下請け参加作品[編集]

テレビアニメ(ASTA)[編集]

OVA(ASTA)[編集]

劇場アニメ(ASTA)[編集]

AIC宝塚制作・下請け参加作品[編集]

テレビアニメ(宝塚)[編集]

  • 天元突破グレンラガン(制作元請:ガイナックス、各話制作協力、2007年)
  • バンブーブレード(制作元請:AIC ASTA、各話制作協力、2007年)
  • デルトラクエスト(制作元請:オー・エル・エム、各話制作協力、2008年)
  • S・A 〜スペシャル・エー〜(制作元請:ゴンゾ・AIC、各話制作協力、2008年)
  • イナズマイレブン(制作元請:オー・エル・エム、各話制作協力、2009年)

OVA(宝塚)[編集]

AIC PLUS+制作・下請け参加作品[編集]

テレビアニメ(PLUS)[編集]

OVA(PLUS)[編集]

  • クイズマジックアカデミー(2008年)※原作ゲームのアニメーションパート制作も担当している。
  • GA 芸術科アートデザインクラス OVA(2010年)
  • G-taste(2010年)
  • ナナとカオル(2011年)
  • あそびにいくヨ! おーぶいえーであそびきにました!! OVAすぺしゃる(2011年)

Webアニメ(PLUS)[編集]

AIC Build制作・下請け参加作品[編集]

テレビアニメ(Build)[編集]

OVA(Build)[編集]

  • 僕は友達が少ない あどおんでぃすく(2012年)

AIC Classic制作・下請け参加作品[編集]

テレビアニメ(Classic)[編集]

AICフロンティア制作・下請け参加作品[編集]

テレビアニメ(フロンティア)[編集]

同社スタッフが独立・起業した会社[編集]

  • アナザープッシュピンプランニング(1984年6月) - 野村和史
  • 銀画屋(2003年1月) - 長谷川康雄
  • Acca Effe(2009年5月)[14] - 生田目聡
  • BLADE(TOKYO ANIMAIDPLAZAアニメ制作部、2011年2月)[15] - 吉田昇央
  • スノードロップ(2011年10月)[16] - 福家日左夫(ほか元AIC宝塚所属スタッフ)
  • プロダクションアイムズ(2013年2月)[17] - 松嵜義之、青木武、淡野直人
  • TROYCA(2013年5月)[18] - 長野敏之、あおきえい、加藤友宜、津田涼介
  • 颱風グラフィックス(Typhoon Graphics、2014年5月)[19] - 櫻井崇、茶圓一郎
  • ウィルパレット(2015年5月)[20] - 笠原直徒、合田浩章

関連人物[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

  1. ^ 「A.S.T.A」は、スタジオが存在する田無駅前の専門店街「ASTA」から付けられた[1]。なお、専門店街「ASTA」は「明日の素晴らしい無」の略である[2]
  2. ^ 明日のよいち!』はAIC PLUS+、『ささめきこと』はAICスピリッツがそれぞれ実制作を担当。
  3. ^ TROYCA Inc.

出典[編集]

  1. ^ Studio紹介”. AIC A.S.T.A. 2004年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年1月13日閲覧。
  2. ^ たなしについて”. 田無北口商店会. 2013年9月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年1月13日閲覧。
  3. ^ “アニメ産業拠点構想進まず 宝塚市、進出わずか1社”. MSN産経ニュース (産経新聞社). (2008年5月21日). オリジナル2008年5月30日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20080530000408/sankei.jp.msn.com/region/kinki/hyogo/080521/hyg0805210313002-n1.htm 
  4. ^ 株式会社アニメインターナショナルカンパニーの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ (PDF)”. オーイズミ (2010年9月27日). 2010年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年1月13日閲覧。
  5. ^ 株式会社アニメインターナショナルカンパニーの株式取得(子会社化)に関するお知らせ (PDF)”. アプリックス (2011年3月10日). 2016年1月13日閲覧。
  6. ^ AIC、高倉誠司氏をプロデューサーに起用のお知らせ”. AIC (2012年6月14日). 2012年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年1月13日閲覧。
  7. ^ ドラえもん誕生まであと100年 香港で「ドラえもん誕生 100年前祭」”. ねとらぼ. ITmedia (2012年8月14日). 2016年1月13日閲覧。
  8. ^ 「実物大」のドラえもん100体大集合、マレーシア”. クリエイティヴ・リンク (2014年1月9日). 2016年1月13日閲覧。
  9. ^ スタッフ&キャスト”. 『そらのおとしもの』アニメ公式サイト. 2013年10月25日閲覧。
  10. ^ アニメ制作効率化、人気コンテンツを企画から3ヶ月でテレビ放映 (PDF)”. アプリックスIPホールディングス (2013年8月19日). 2016年1月13日閲覧。
  11. ^ 連結子会社の異動(株式譲渡)に関するお知らせ (PDF)”. アプリックスIPホールディングス (2014年1月20日). 2016年1月13日閲覧。
  12. ^ “アニメ制作会社AICをアプリックスIPが売却 譲渡額8000円”. ITmediaニュース (ITmedia). (2014年1月21日). http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1401/21/news047.html 2016年1月13日閲覧。 
  13. ^ 株式会社AICライツホームページ”. 株式会社AICライツ (2016年4月19日). 2016年4月20日閲覧。
  14. ^ Acca Effe - Company
  15. ^ BLADE - 会社概要
  16. ^ Snowdrop - Company
  17. ^ ProdctionIMS - Company
  18. ^ TROYCA - Company
  19. ^ Typhoon Graphics - about
  20. ^ 株式会社ウィルパレット - 会社概要

外部リンク[編集]