ゼルダの伝説

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ゼルダの伝説シリーズ > ゼルダの伝説
ゼルダの伝説
The Legend of Zelda
ジャンル アクションアドベンチャーゲーム
対応機種 ファミリーコンピュータ
ディスクシステム
開発元 任天堂 情報開発本部
発売元 任天堂
プロデューサー 宮本茂
ディレクター 宮本茂
手塚卓志
シナリオ 照井啓司
プログラマー 中郷俊彦
副島康成
I.MARUI
音楽 近藤浩治
美術 手塚卓志
シリーズ ゼルダの伝説シリーズ
人数 1人
メディア 日本の旗ディスクカード両面
アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗1メガビットロムカセット
発売日 日本の旗 1986年2月21日
アメリカ合衆国の旗 1987年8月22日
欧州連合の旗 1987年11月27日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRB:Everyone
2004年ファミコンミニ版)
PEGI:7+
OFLC:General
コンテンツ
アイコン
Mild Violence
売上本数 世界 651万本
日本の旗 約169万本
販売:92万本[1]
書き換え:44万回[1]
その他
テンプレートを表示
ディスク現物

ゼルダの伝説』(ゼルダのでんせつ、The Legend of Zelda)は、任天堂から発売されたゲームソフト。ゼルダの伝説シリーズの一作目にあたる。表記はパッケージやタイトル画面では『THE HYRULE FANTASY ゼルダの伝説』となっている。日本では1986年2月21日ファミリーコンピュータ ディスクシステム用として、日本国外のディスクシステムが発売されなかった地域ではロムカセットとして発売された。

概要[編集]

任天堂のディスクシステムの第一弾ソフトとして発売された。当時のパソコンゲームは『ハイドライド』・『ドラゴンスレイヤー』・『ザナドゥ』といった剣と魔法のファンタジー世界観を持つアクションアドベンチャーゲームが人気を博しており、『ゼルダの伝説』はパソコンのフロッピーディスクの容量に対抗できるディスクシステムを生かしたゲームとして開発された。『ゼルダの伝説』は大きな人気を博し、その後もシリーズ作品は継続して作られている。

ゲーム内容[編集]

システム[編集]

8つのカケラになってしまった知恵のトライフォースを完成させなければ、力のトライフォースを持ったガノンには太刀打ちできない。リンクは8つの迷宮に隠されたトライフォースのカケラを集め、最後にはボスの待つ迷宮に闘いを挑む。

リンクの操作[編集]

十字キーでリンクを4方向に移動させる。

Aボタンで向いている方向に剣を突き出し、敵にダメージを与える。ライフが満タンの時は突き出した剣からビームが放たれ、遠距離攻撃が可能となる(ソードビーム)。

Bボタンでブーメランや爆弾などといった「装備しているアイテム」を使用する。

リンクは常に盾を装備しており、敵から放たれる弾や矢を防ぐことができる(盾や攻撃の種類によっては防げないものもある)。ただし、防ぐことができるのは正面からの攻撃のみで、攻撃行動中(ロウソクなどのアイテムを使用する場合も同様)は盾を一時しまってしまうため、攻撃を防ぐことができない。

スタートボタンを押すとインベントリ画面に切り替わる。Bボタンアイテムの装備変更はここで行うほか、現在入手しているアイテムやトライフォースの確認が可能。ダンジョン内にいる場合は地図も表示される。

セレクトボタンを押すとポーズがかかる(一般的なゲームにおいてスタートボタンを押したときと同様)。

マイクは隠し効果として特定の場面で効果がある。なお、ゲームボーイアドバンスファミコンミニ版はセレクトボタンの長押し、Wiiバーチャルコンソール版はクラシックコントローラのRスティックか、ニンテンドーゲームキューブ用コントローラのcスティックを回す事により同様の効果が得られるようになっている。

敵に接触したり弾に当たったりしてライフが無くなってしまうとゲームオーバー。


マップ[編集]

リンクが進んでいくマップはフィールドとダンジョンの2つから成っており、画面の端に移動した際に進む方向に自動で画面切り替えスクロールをしながら移動していく。

フィールドマップは横に16画面・縦に8画面の全128画面で構成されており、各画面ごとに出現するモンスターが設定されている。マップの中にはそれぞれ1~8のLEVELが設定された8つの迷宮の入り口があり、通常はLEVELの低いものから攻略していく。この他にも、手に入れたルピーでアイテムを購入できる店(それぞれ値段・売っているアイテムは異なる)や、(ルピーを払っての)情報収集、ルピーを使ったギャンブル、隠し部屋などが多く用意されている。フィールドマップでゲームオーバーになった場合・または中断した場合、どれだけゲームを進めていても、ゲームを開始するときは常に同じ地点(洞窟に入ると剣が入手できる画面)から始まる。

ダンジョンマップは最初は全容が明らかになっておらず、また各画面は扉で繋がっており、一部の扉は敵を全滅させないと閉まったまま、鍵で開かなければ進めないなど、進む上での障害となる。各LEVELの迷宮には1~2つずつアイテムが隠されており、これを入手し、使用することでフィールドマップの探索範囲が広がっていく。ボスを倒すと命の器が出現すると同時に、トライフォースのある部屋に進め、これを手に入れると迷宮をクリアしたこととなる。ダンジョンマップでゲームオーバーになった場合は迷宮の入り口から再開となる。

アイテムを入手したり先に進むためには、マップ上に散在する謎を解く必要がある。謎は裏技的にほぼノーヒントで設置されていることもある。後の作品とは異なり、爆弾で穴を開ける事が可能な壁を、爆弾使用前に区別する方法も存在しない。当時のユーザーの間ではなかなか難しい謎解きとされていた。


メッセージの表示形式[編集]

本作と『リンクの冒険』ではゲーム中の文章は「ヒトリデハキケンジャ コレヲ サズケヨウ」といった具合に、片仮名で表記が行われている。当時のゲームにおいて、メッセージが全て平仮名または片仮名というのは珍しくない。これはハードのメモリ容量の制限によるものである。ただし、当時でもプログラマ、シナリオライターなど製作者の努力と工夫によってひらがなとカタカナを混在させているソフトもあった。


アイテム[編集]

名称は2つあるものは、左が説明書、右がゲーム中での名称。※はダンジョンの宝物。

Aボタンで使うアイテム[編集]

ソード
スタート地点近辺で入手できる最初の武器。攻撃力は低い。かなり難易度が高くなるが、この剣だけでもクリアは可能。
ホワイトソード
ソードの2倍の攻撃力を持つ剣。LIFEが5以上で手に入れられる。
マジカルソード
ホワイトソードの2倍の攻撃力を持つ剣。LIFEが12以上で手に入れられる。

この作品におけるリンクは剣を「突く」のみであり、「回転斬り」はおろか「斬り払う」こともできない。このため後続作品と比べると攻撃可能範囲は非常に狭く、慎重な操作が要求される。 プロトタイプ版ではスタート地点近辺ではソードもしくはブーメランが手に入る予定[2]だったが、製品版ではソードのみとなっているため、Aボタンで使うアイテムはブーメランも予定されていた事となる。

Bボタンで使うアイテム[編集]

※ブーメラン
木でできたブーメラン。遠距離攻撃が可能となり、大半の敵を一時的に麻痺させて動きを封じることができ、耐久力の低い敵はこれだけで倒すこともできる。敵が落とすアイテムの多くを取り寄せることができる。マジカルブーメランに比べ、射的距離は短い。
※マジカルブーメラン
青いブーメラン。ブーメランとの違いは射的距離(画面端まで飛ぶ)。木のブーメランを入手せずにマジカルブーメランを入手することも可能で、マジカルブーメランを入手してから木のブーメランを入手してもマジカルブーメランのままである。
※弓
矢を撃てるようになる。ブーメランと同様、敵が落とすアイテムの多くを取り寄せることができる。
本作では矢1本=1ルピーで換算され、矢を撃つと自分の所持ルピーから消費される。購入すると使用可能になるが、矢と弓を揃えなければ使えない。威力はホワイトソードに相当する。これでなければ倒せない敵もいる。
※銀の矢
通常の矢と同じようにルピーを消費する。威力はさらに上がりマジカルソードに相当する。また、特定の敵を倒すのに絶対必要なアイテムである。
ばくだん
置くと一定時間後に爆発し、爆風で近くにいる敵をまとめて攻撃することができる。爆風には特定の場所の岩や壁に穴を開ける効果もあり、隠し扉、隠し通路の多い本作ではゲームの序盤から終盤まで多用する。爆風の攻撃力は2種類あり、中央の1キャラクター分はマジカルソードと同等の攻撃力を持ち、また穴を開けたりドドンゴの動きを止めるにはこの部分を対象物に当てる必要がある(半キャラクター分が当たっていればよい)。その周辺の部分はソードと同等の攻撃力となり、前述の特殊効果はない。ゲーム開始時は8つまでしか持てないが、特定の条件を満たせば持てる数が増える。店でも購入できる。1つ入手するたびに4つ補充される。本作では持ち上げたり投げたりすることが出来ず、リンクが爆発に巻き込まれてもダメージは受けない。
ロウソク(青・※赤)
炎を放ち暗い部屋を明るくできる。フィールド上では特定の木に使うと隠し階段が現れる。炎は敵への攻撃にも使える(攻撃力はソードと同じ)が、リンクが触れてもダメージを受ける。青は1つの画面につき1回。赤は何回でも使える。
※マジカルロッド
ウィズローブと同様の魔法攻撃を行える。威力はホワイトソード並み。
敵のエサ/エサ
地面に置くと、そこに知能の低い敵が集まる。何度でも置く事が出来る。店で購入するしか入手方法はない。道を塞ぐゴーリアにエサを与えないと通れない場所もある。この時は使うとなくなってしまう。
おばあさんへの手紙/手紙
身分を証明する手紙で、特定の場所にいるおばあさんに渡すとあるアイテムを売ってくれるようになる。
命の水(青・赤)
体力を全回復。青は1回、赤は2回。赤を1回使用すると青になり、青を持っている状態で青を買うと赤になる。赤はフィールド上の隠し階段等でハートの水筒と好きな方を選べるイベントで命の水の方を選択するとタダでもらえる(但し、他の場所で命の水が購入できる上、ハートの水筒は二度と手に入らなくなるので、ある意味損な行為である)。
※笛
フィールド上で使用すると迷宮の入り口に移動できる。移動できる場所は、一度クリアした迷宮のどこかである。笛を吹いた際に右向きであれば迷宮のレベル数のプラス方向に、左向きであればマイナス方向に移動できる。又、隠し階段を出現させることもある(竜巻が出なかった時)。ダンジョン内ではあるボスを倒すために必要なアイテムでもある。ただし、大きな音に弱い「ポルスボイス」に対して使用しても倒すことはできない。

所持して効果を持つアイテム[編集]

ルピー(黄・青)
この小王国の通貨。クリスタルのような形状をしており、黄色は1ルピー。青は5ルピー。所持できる最大ルピーは255ルピーでそれ以上は一切カウントされない。
シールド
最初から持っている小さな盾。オクタロックの岩やモリブリンの槍、ゴーリアのブーメラン程度なら防げる。
マジカルシールド
剣ビームや魔法攻撃も防ぐことができる大きな盾。店のみ入手可能。店により値段が3種類に異なる。あるモンスターに捕まると食われてしまう。
ブルーリングと※レッドリング/指輪
被ダメージを青は2分の1、赤は4分の1に軽減する指輪。装備するとリンクの服の色が変わる(同時にゼルダ姫と商人の服やイカダの紐の色も変わる)。ブルーは特定の店でのみ入手可能。ただし、店で買える最も高価なアイテムでもある。
※イカダ
船着き場から川を渡れるようになる。
※ハシゴ
1マス分の水路を渡れる。
パワーブレスレット
特殊な岩を動かせるようになる。
※バイブル
マジカルロッドの魔法攻撃が敵に当たるか画面の端で消えたとき、その場所に炎が出現する。この炎はロウソクと同様の効果を持つ。

その場で効果を持つアイテム[編集]

ハート
ハートを1つ回復する。店でも購入できる(10ルピー)。
ハートの水筒/命の器
ハートの最大値を一つ増やす。
妖精
モンスターを倒したときに出現する妖精はハートを3つ回復する。妖精の泉に行けばハートが全回復する。
マジカルクロック/時計
画面内のモンスターの動きを止める。リンクは無敵になり、ダメージを受けない(アモスに正面からぶつかるなどした場合は除く)。ゾーラは水から出てこなくなる。画面をスクロールさせるまで有効。

迷宮内で効果を持つアイテム[編集]

迷宮のキー
迷宮内の鍵の掛かった扉を開けることが出来る。店でも購入できるが、その迷宮で必要な数は手に入る(表のLEVEL4は例外)。
※マジカルキー
何回でも使えるライオンの形のキー。カギの個数部分にはA(オールマイティの意味)と表示される。
マップ/地図
現在の迷宮の形が分かる。迷宮によっては、マップに載っていない部屋も存在する。
コンパス
現在の迷宮におけるトライフォースの位置、LEVEL9ではゼルダ姫の位置が分かる。

重要アイテム[編集]

トライフォースのカケラ/隠された知恵のトライフォース
手に入れると体力が全回復し、迷宮の外に転送される。8つ集めるとLEVEL9の迷宮の深部へ行けるようになる。

裏ゼルダ[編集]

  • 出現方法
    • 一度ゲームをクリアするとエンディングを迎え、その後名前登録画面では剣を持ったリンクの状態になり、裏ゼルダをプレイする事ができる。
    • 名前登録画面で「ZELDA」と入力しても裏ゼルダをプレイできる。

表ゼルダとの相違点[編集]

  • フィールド
    • フィールドの地形ならびにモンスターの配置は、表のLV2,3,5入口だった所以外は表と変わらない。
    • イベントやダンジョン入口(LEVEL 1を除く)の配置が異なる。
  • モンスター
    • 地上のモンスターは表と同じだが、裏ゼルダのダンジョンには表にはいないタイプの敵が出現する(前述)。
    • ゴーマー(赤)は出現せず、ドドンゴや変身後のデグドガも必ず3匹で出現する。
  • ダンジョン
    • マップは表とまるで異なり、総じて難易度も表より高めである。
    • 入手できる宝物もLEVELが表と異なる。
    • 壁の一部がすりぬけられる(すりぬけたまま戻れない場所もある)。
    • 50ルピーか命の器を差し出さないと通れない場所がある。

ストーリー[編集]

ハイラル地方にある小王国で、旅を続けていた少年リンクは魔物に襲われていた老婆を助け出した。老婆の正体はこの小王国の姫の乳母、インパであった。彼女の話によると、大魔王ガノンの軍勢がこの小王国に攻め込み、力のトライフォースを奪い取った。これに対し小王国の王女であるゼルダ姫は、捕まる直前に知恵のトライフォースを8つに分け、各地に隠したという。それを聞いたリンクは、8つに分けられた知恵のトライフォースの探索と大魔王ガノンの打倒、そして姫の救出を決意する。

登場キャラクター[編集]

味方キャラクター[編集]

リンク (Link)
本作の主人公。左利き。
ゼルダ (Zelda)
ハイラル地方にある小王国の姫。この時代のハイラルは、1つの大きな国ではなく幾つもの小さな国に分かれているらしい。
おじいさん
洞窟や迷宮に住んでいる。大抵アイテムやヒントをくれたりするが、ギャンブルの胴元だったり、ドアの修理代を請求したり、ルピー又はライフ(ハートの水筒1つ分)を要求したりする者もいる。
おばあさん
地上の洞窟に住んでいる。あるアイテムを売ってくれるが、ゲーム開始当初は無言のまま何も売ってくれない。ルピーを支払うことでヒントをくれる者もいる。
商人
地上の洞窟に住んでいて、いろいろな物を売っている。関西弁。同じアイテムでも場所によって値段が違うことがある。

モンスター[編集]

本作では地上の敵と地下(ダンジョン)の敵に分かれており、地上の敵がダンジョンに登場することはなく、その逆もまた然り。また、敵によっては赤と青の2種類が存在し、総じて青の方が攻撃力・耐久力が高い。

地上の敵[編集]

オクタロック(赤・青)
地上に生息するタコ。口から岩を吐き遠距離攻撃。岩は盾で防げる。青は赤より耐久力が少し高く、たまに爆弾を持っていることがある。移動速度は遅いものと速いものがいる。
モリブリン(赤・青)
ブルドッグのような顔をした小鬼。名前の由来は森にいるゴブリン。槍を投げて遠距離攻撃。槍は盾で防げる。説明書には槍とあるが、グラフィックでは矢に見える。青は赤より耐久力が少し高く、たまに爆弾を持っていることがある。戦いを嫌って隠れている臆病なものもおり、こちらはルピーをくれる。森の中に多く登場する。
テクタイト(赤・青)
クモのような姿で飛び回っている。青は5ルピーをよく落とす。赤は連続して飛び跳ねることが多く、青よりやや倒しにくい。赤と青で耐久力が変わらない例外の1つ。
ピーハット
花のモンスター。普段は空を飛んでおり、止まっているときにしか倒せない。
ゾーラ
水辺に住む半魚人。時折水中から顔を出してビームを放つ。ビームはリンクが最初から所持している小さな盾では防げない。マジカルクロック(後述)を取ると水から出てこなくなる。
リーバー(赤・青)
地中からいきなり現れる。赤はリンクの立つ位置の上下左右から出現して一直線に向かってくることが多いが、青は出現したりもぐったりを繰り返す。赤は5ルピーをよく落とす。
アモス
石像兵士。リンクが触れることによって動き始める。移動速度は遅いものと速いものがいる。動き出していない状態で真正面から触れるとダメージを受けるので、動かす必要があるならば横か後ろから触ると良い。階段やアイテムを隠していることがある。
ライネル(赤・青)
ケンタウロスのような敵。両手の剣から、最初から所持している小さな盾では防げないビームを放ってくる。地上の敵の中では非常に攻撃力が高く強力な部類。
ギーニ
墓場に出現するオバケ。最初からいるものと、墓石に触れると出てくるものがいる。耐久力が高い。触れて出てきたものは攻撃を受け付けないが、最初から出ているものを倒すと道連れに消滅する(アイテムは出る)。アモスと同様、真正面から墓石に触れるとダメージを受ける。墓石の下に階段を隠していることがある。
岩(ロック)
デスマウンテンの特定の場所で起こる落石。破壊することはできないのでかわすしかない。画面をスクロールしない限り永遠に出現するが、ゾーラ以外と同時に出現することはない。

ダンジョンの敵[編集]

ゾル
ゼリー状のモンスター。ソード(ウッドソード)やロウソク、爆風の周辺部でダメージを与えると2匹のゲルに分裂する。ゲルに分裂させずに倒した場合5ルピーを持っていることが多い。後者を含め、固体のゾルゲルが由来。
ゲル
ゾルの分裂した姿。動きはゾルよりも早い。通常攻撃の他、ブーメランでも倒せる。アイテムは落とさない。
ロープ
毒ヘビ。リンクと縦軸または横軸が合うと突進してくる。裏ゼルダでは点滅していて、耐久力が上がっている。5ルピーを持っていることが多い。
ゴーリア(赤・青)
ブーメランによる遠距離攻撃を行ってくる(リンクのブーメランと違い、ダメージがある)。ブーメランは盾で跳ね返せる。赤は爆弾を持っていることが多い。マジカルブーメランを取るとゴーリアのブーメランも同じ色になるが、射程距離は変わらない。ブツブツ言いながら道を塞いでいるものもおり、こちらはエサを与えると通してくれる。
キース
こうもり。壁を突き抜け攻撃してくる。部屋の他、階段下の宝部屋や通路にも出現する(こちらは入るたびに復活する)。通常攻撃の他、ブーメランでも倒せる。ゲル同様アイテムは落とさない。普通のキースは青いが、バイアが分裂したキースは赤い。また裏ゼルダでは黒いキースも登場する。
バイア
キースたちを統率する悪魔。ピョンピョン跳ねながら移動する。マジカルソードや銀の矢・爆弾(爆風の中心部)でないと一撃では倒せず、2匹のキースに分裂してしまう。キースに分裂させずに倒した場合、爆弾を持っていることが多い。
スタルフォス
ガイコツの剣士。通常は上下左右に移動するだけで攻撃してこないが、裏ゼルダでは動きが止まったときにライネルのような剣ビームで攻撃してくる。しかも、ライネルと違い、スタルフォスは剣ビームを放つ際、上下左右どの方向に向けて放つかはわからないので避けることが難しい。鍵やコンパスを持っていることがあり、その場合所持しているアイテムが透けて見える。
ウォールマスター
迷宮の壁から現れる、手首だけの魔物。リンクが壁に接していると現れ、壁沿いにしばらく進んだ後、壁の中に戻っていく。捕まると迷宮のスタート地点に戻される。捕まるとハート半分(初期状態)のダメージを受けるが、これでライフがゼロになった場合スタート地点に戻ったと同時にゲームオーバーになる。後の作品でも姿や性質がほぼ同じモンスターが登場しているが、名前がウォール(壁)ではなくフォール(落ちる)になっており、壁ではなく天井から降ってきてリンクを捕まえるという行動をとる。
ギブド
ミイラ男。名前の由来はギプスと思われる。シリーズの以降の作品とは異なり、リンクの動きを止める能力はない。攻撃力、耐久力とも高い。鍵や爆弾を持っていることがあり、その場合所持しているアイテムが透けて見える。それ以外でも、爆弾を持っていることがある。
ポルスボイス
巨大な耳を持つ魔物。耐久力が高く剣などの攻撃も数回与えないと倒せないが、IIコントローラーのマイクに向かって叫ぶと簡単に倒すことが出来る。バーチャルコンソールで配布されている物は、クラシックコントローラのRスティックか、ニンテンドーゲームキューブ用コントローラのcスティックを回す事でマイクに向かって叫んだのと同じ状態になる。ただし、Nintendo Entertainment Systemや、AV仕様ファミリーコンピュータにはマイク機能は無いので、この方法では倒せない。ファミコンミニはマイク機能をサポートしている。説明書に「ポルスボイスは大きな音に弱い」と書いてあるため、笛(後述)を吹けば倒せると勘違いしたプレイヤーもいる(実際、後の作品では楽器の使用で倒せる場合もあるため、それらの作品から入ったプレイヤーに多い。なお、本作でも、後述するデグドガが笛で弱体化する)。
モルドアーム
LEVEL2と7の中ボス。円形ミミズ。攻撃を受けるたび短くなっていく。2匹で登場する。一度倒すと二度と出現しない。
ウィズローブ(赤・青)
魔法使い。手に持った杖から魔法を放つ。雑魚敵の中では最強の部類に属する。赤はランダムに出現して魔法を放った後に消え、また別の場所に出現することの繰り返しだが、青は絶えず動き続け、ブロック、水路もすり抜け、リンクの正面にいる時には連続で魔法を放ってくる。マジカルシールドで魔法を防ぐことができるが、ウィズローブの部屋ではライクライクとバブルも一緒に出現することが多い。
ライクライク
筒状の姿をした魔物。捕まるとマジカルシールドを食べられてしまう。後の作品と違い、捕まると一定時間内に倒さない限り、盾を取り戻すことは出来ない。ちなみに命名はことわざの「蓼(たで)食う虫も好き好き」→「たて食う虫も好き好き」→「盾食う虫も好き好き」より「好き好き」→「好き = like(ライク)」→「好き好き=ライクライク」である。
タートナック(赤・青)
鎧をまとった騎士。前方からの剣などによる攻撃は全てシールドで防がれてしまう。爆弾も有効的だが、逆に背後からだと防がれてしまう。シールドで防がれる際、「チーン」という効果音が鳴る(リンクが持っている盾でオクタロックの岩などを弾く音と同じ)。またリンクと縦軸または横軸が合うと、リンクへと進行方向を変えてくる。赤は爆弾を持っていることがある。青は攻撃力、耐久力ともに赤より高い。
ラネモーラ(赤・青)
LEVEL9の中ボス。直線ムカデ。攻撃を受けるたび短くなっていくが、頭だけは体が全て無くなるまでは無敵。モルドアームよりすばやく、青は特にすばやい。赤と青で耐久力が変わらない例外の1つ。マジカルロッドの炎が有効。
パタラ
LEVEL9の中ボス。親パタラ1匹とその周囲を囲む多数の子パタラで組んで攻撃してくる。子パタラを全滅させないと親パタラを倒せない。子パタラを一定時間放つタイプと斜め回転の2タイプがいる。いずれのタイプも、親パタラは遅い速度で移動する。一度倒すと二度と出現しない。
バブル
人魂。触れてもダメージは受けないが、しばらくの間剣が抜けなくなる。倒すことは出来ない。裏ゼルダでは赤と青のものがいて、赤いものに触れると時間が経っても絶対に剣が抜けなくなる。青いバブルに触れる、もしくは命の水を使う、地上にある泉に住む妖精に回復してもらう、トライフォースのかけらを入手する、のいずれかでのみ回復できる。青いバブルに触れてもペナルティはない。
トラップ
2体でワンセットになったブロック状の物体。四方にとげが生えており、リンクが2体を結ぶ縦または横のラインに立ち入ると高速ではさんでくる。破壊不可能。一度作動すると、元の位置に戻るまでは再び作動はしない。
石像
ビームを放つ。リンクが近づくと放ってこなくなる。破壊不可能。2種類のデザインがあるが性質は同じ。ただし一部の部屋(ダンジョンの入口やトライフォースのある部屋等)の石像はビームを放ってこない。

ボスモンスター[編集]

ダンジョンの最深部の1つ手前のボス部屋に巣食い、トライフォースの欠片を守るモンスター達。いずれも耐久力が普通の敵より数段上。場所によっては中ボスとしての登場もある。ボス部屋及びそれに隣接した部屋では唸り声が聞こえる(ボスによって異なり、計3種類)。

アクオメンタス
LEVEL1および7(裏ゼルダではLEVEL1)のボス。一角ドラゴン。3方向にビームを放ってくる。ボスモンスターの中では比較的弱い部類。裏ゼルダでは中ボスとして登場することもある。
ドドンゴ
LEVEL2(裏ゼルダではLEVEL3および8)のボス。サイ。表皮に対する攻撃は一切通じない。爆弾を2個飲ませるか、爆風(中心部)により動きが止まったところを剣で倒すという2つの倒し方がある。前者の方法で倒すとハートを、後者の方法で倒すと爆弾を落とす。多くのダンジョンに中ボスとして登場する。1体か3体で登場し、3体の場合は雑魚敵のように再出現する。
テスチタート
LEVEL3のボス。4方向に大きなハサミを持つパックンフラワー。手が1本なくなるごとに動きが速くなる。放つビームはマジカルシールドでも防げない。剣や矢でも倒せるが爆弾ならうまくいけば1回で倒すことも可能。中ボスとして登場することもある。
グリオーク
LEVEL4および8(裏ゼルダではLEVEL2および5ならびに7)のボス。2~4つの首を持つドラゴン。マジカルシールドでも防げないビームを放ち、また一定のダメージを与えると首が外れ、首単体も攻撃してくる。剣とマジカルロッド本体以外の攻撃は一切通用しない。また外れた首は無敵で攻撃してもダメージを与えられない。中ボスとして登場することもある。
デグドガ
LEVEL5(裏ゼルダではLEVEL4)のボス。ウニ。普段は攻撃を一切受け付けないが、笛を使うとしぼみ、攻撃ができるようになる。中ボスとして登場することもあり、その場合は3体に分裂する。石像と共に出現することが多い。なお、ディスクシステム版の説明書での説明文に「大ウニラ」と表記されていた。
ゴーマ(赤・青)
LEVEL6(裏ゼルダでもLEVEL6)のボス。カニ。硬い甲羅は攻撃を弾き、マジカルシールドでも防げないビームを放ってくる。目が開いたときに矢を当てるとダメージを与えられる。赤は1度、青は3度当てる必要がある。中ボスとして登場することもある。赤は表のLEVEL6のボスとしてのみ登場し、裏ゼルダでは一切登場しない。
ガノン (Ganon)
LEVEL9のボス。イノシシの化身で、ゼルダをさらった悪の根源。姿を消した状態でテレポートしながら、マジカルシールドでも防げないビームを放ってくる。剣で複数回ダメージを与え、石化したところに特殊なアイテムを使用しないと倒すことが出来ない。

音楽[編集]

ファミコン・ミュージック1986年5月25日
G.M.O.レコードより発売されたアルバム内の一作品として収録されている。
ファミコン 20TH アニバーサリー オリジナル・サウンド・トラックス VOL.1(2004年1月7日)
任天堂 サウンドヒストリーシリーズ「ゼルダ ザ ミュージック」(2004年12月22月)
サイトロン・デジタルコンテンツより発売されたCD内の一作品として収録されている。

他機種版[編集]

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数
1 ゼルダの伝説1
日本の旗1994年2月19日 ファミリーコンピュータ 任天堂 情報開発本部 任天堂 1メガビットロムカセット HVC-ZL -
2 BSゼルダの伝説
日本の旗1995年8月 スーパーファミコン
サテラビュー
任天堂 情報開発本部 セント・ギガ BS-Xデータ放送 - -
3 どうぶつの森+
日本の旗2001年12月14日 ニンテンドー ゲームキューブ 任天堂 任天堂 8cm光ディスク DOL-P-GAFJ 日本の旗 約99万本
世界 約298万本
ディスクシステム版の移植、データ内のみ収録
4 ゼルダの伝説1
ファミコンミニ05
日本の旗2004年2月14日
アメリカ合衆国の旗2004年6月2日
ゲームボーイアドバンス 任天堂 情報開発本部 任天堂 ロムカセット AGB-P-FZLJ-JPN -
ロムカセット版の移植
5 ゼルダコレクション
日本の旗2004年3月18日 ニンテンドーゲームキューブ 任天堂 情報開発部 任天堂 8cm光ディスク - -
6 ゼルダの伝説
アメリカ合衆国の旗2006年11月19日
日本の旗2006年12月2日
欧州連合の旗2006年12月8日
Wii
バーチャルコンソール
任天堂 情報開発本部 任天堂 ダウンロード - -
『ゼルダコレクション』版の移植
7 ゼルダの伝説1
日本の旗2011年12月22日
アメリカ合衆国の旗2012年7月5日
ニンテンドー3DS
(バーチャルコンソール)
任天堂 情報開発本部 任天堂 ダウンロード CTR-N-TAEJ-JPN-1 -
ロムカセット版の移植
8 ゼルダの伝説
日本の旗2013年8月28日
アメリカ合衆国の旗2012年8月29日
Wii U
(バーチャルコンソール)
任天堂 情報開発本部 任天堂 ダウンロード - -
『ゼルダコレクション』版の移植
ディスクシステム版
  • 初期バージョン。ハシゴが無いと取れない命の器が竜巻に乗って取得出来る所があるなど、一部違いがある。
ファミリーコンピュータ(ロムカセット)版
  • 本作をロムカセットに移植したもの。フォントの字体やごく一部のみデータを変えられている。また、ディスクシステムに内蔵されていたPWM音源が使えないため、OPで印象的な笛の音などに違いがある。前述の通り、日本国外では当初からROMカセットとして販売された。
スーパーファミコン(サテラビュー)版
  • 移植やリメイク作品ではないが、本作のシステムに独自のイベントやナレーションを追加して製作された。
ニンテンドーゲームキューブ『どうぶつの森+』版
  • 家具、ファミコンとして登場。オリジナル版をそのまま移植しており、移植作の中では唯一タイトルの表記がオリジナルと同じで、PWM音源も再現されており、2012年現在、最も再現度の高い移植である。ただし、A面・B面の切り替えはないため、タイトルでのスタート方法の表記は「Bメンヲ セットシテクダサイ」から「Aボタンヲ オシテクダサイ」に変更されている。どうぶつの森内では非売品。
ゲームボーイアドバンス版
  • ファミコンミニシリーズの内の1作、同タイトル(ロムカセット版)を移植したもの。ドット比の特性が違うため、若干画面の印象が異なる。日本国外版ではゼルダコレクション版を元にしている。
ニンテンドーゲームキューブ『ゼルダコレクション』版
  • クラブニンテンドー会員特典のプレゼント。本作のほか、『リンクの冒険』、『時のオカリナ』、『ムジュラの仮面』を収録。必要ポイント数は500ポイントだったが、『4つの剣+』の購入者は150ポイントで交換できた。日本国内版ではディスクシステム版を元にしておりPWM音源による音声も再生される。ただし完全にディスクシステム版と同様の音を再現できているわけではない。ゼルダコレクションは日本国外でもニンテンドーゲームキューブ本体同梱などにプレゼントされたが、日本国外版ではロムカセット版を元にしている。
Wii(バーチャルコンソール)版
ニンテンドー3DS版 
  • 3DSのニンテンドーeショップで購入できる。ROMカセット版がベース。コントローラーIIのマイク入力が再現されている(先行配信版では非対応であった)。ニンテンドー3DSの早期購入者向けに実施されたアンバサダー・プログラムの一環として9月1日より先行無料配信されていた。
Wii U(バーチャルコンソール)版

スタッフ[編集]

  • エグゼクティブ・プロデューサー:山内溥
  • プロデューサー:S.MIYAHON(宮本茂
  • ディレクター:S.MIYAHON(宮本茂)、TEN TEN(手塚卓志)
  • デザイナー:TEN TEN(手塚卓志)
  • シナリオ:照井啓司
  • プログラマー:T.NAKAZOO(中郷俊彦)、YACHAN(副島康成)、MARUMARU (I.MARUI)
  • ミュージック・コンポーザー:KONCHAN(近藤浩治

評価[編集]

  • ゲーム誌「ファミリーコンピュータMagazine」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、21.63点(満25点)となっている[3]。また、同雑誌1991年5月24日号特別付録の「ファミコンディスクカード オールカタログ」では「第1作にしてこの大作」、「任天堂の開発者の実力を天下に知らしめたソフトといっていいだろう。ゲームはRPGの経験値の要素をうまくアレンジし、多くの人が楽しめる内容となっている」と紹介されている[3]
項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 4.45 4.33 - 4.07 4.51 4.27 21.63
  • 「ファミリーコンピュータMagazine」1991年5月24日号特別付録の「ファミコンディスクカード オールカタログ」巻末に収録されている「ディスクカード部門別BEST5」では、キャラクタ4位、音楽3位、熱中度1位、オリジナリティ2位、総合評価2位を獲得している[4]

関連作品[編集]

書籍[編集]

  • 『ゼルダの伝説』乱丸徳間書店、1986年)
    『月刊わんぱっくコミック』にて連載していた漫画。単行本は全1巻。この漫画ではインパはリンクに伝言したあと死んでしまったようだ。リンクはワットというお喋りで金銭欲の高いオウムを相棒に連れていて、インパから預かったゼルダ姫が助けを求める映像が映し出せるクリスタルのペンダントを身に付けている。ストーリーは基本的に本編に沿ったものでアレンジ加減も程よい。好評により続編『リンクの冒険』が連載された。
  • 必勝テクニック完ペキ版4『ゼルダの伝説』こばやし将、徳間商店、1986年)
    わんぱっくコミックスに描き下ろされた攻略漫画。単行本は全1巻。スタートからエンディングまで丁寧に解説されている。レベル1から6までは敵の出現位置を記したマップが掲載されているが、レベル7以降はネタばれ防止の為全体のイメージのみの掲載、また入り口の位置や出現条件も述べられていないが、本書をよく読めば大体分かるようになっている(ガノンの攻略も同意)。
  • 『ゼルダの伝説』未将崎雄JICC出版局1989年
    単行本は全1巻。リンクが旅人ではなく城に住み込みの庭師見習いになっており、耳が尖っているのは彼がハーフエルフであるから(『リンクの冒険』の説明書のイラストでは、インパ達の耳も尖っている)、インパが大幅に若くなっている(ゼルダ姫をリンクと同年代に明言した為だと思われる)など、ゲーム本編と大幅に設定が異なる。なお人間とエルフは関係が険悪で、人間社会においてエルフは排斥される傾向にある。
    • リンク
      ハーフエルフの少年。両親はおらず、ハイラル王家に仕える庭師の祖父ジジと共に城内の庭の片隅に住んでいる。小柄で気が弱く泣き虫なため、城を出るとよく町の少年達にいじめられている。本当の出自は先代ゼルダ姫とエルフの青年ルーンとの間に生まれた息子で、当代ゼルダ姫の異父兄に当たるハイラル第一皇子。エルフの血を引くため生後すぐ廃嫡されて庭師に預けられたが、育てたのは王家の乳母インパである。トライフォースを守護するゼルダとしての力も持っている。両親を除いて出自を知っているのはインパ・ジジ・当代ゼルダ姫の3人のみで、リンク自身も自分の生まれを知らない。町で出会ったゼルダに半ば強制的に連れられて郊外の魔族退治に向かうが、そこで大魔王ガノンに襲われ目の前で彼女を連れ去れてしまう。強い使命感に駆られてゼルダを助け出すため単身旅に出る。旅の中で勇敢な戦士に成長し、知恵のトライフォースとマジカルソードを用いてガノンを倒し、ゼルダの救出に成功した。
    • ゼルダ(当代)
      ハイラル第一皇女、知恵のトライフォースを守護する第17代ゼルダ姫。先代ゼルダ姫と彼女の婿の現ハイラル王との間に生まれた娘で、病弱な母に代わり乳母インパによって育てられた。リンクの異父妹に当たる。男勝りで活動的な性格で、ドレスが嫌い。よく少年に変装して城下町を徘徊している。幼い頃よりゼルダとして非常に強い力を持っており、母を襲った大魔王ガノンをたった一人で撃退するほどだった。魔族の脅威を侮る父に業を煮やし、町で出会ったリンクを連れて郊外の魔族退治に出掛けるが、そこで大魔王ガノンに襲われる。先代ゼルダ姫から奪ったトライフォースを持ちかつてより強力になったガノンには太刀打ち出来ず、自身のトライフォースを破裂させてガノンに重傷を負わせかろうじてリンクを守るが、力尽きて捕らえられてしまう。デスマウンテンにおいてガノンの頭部内に監禁されていたが、後にリンクによって助け出された。兄であるリンクよりも背が高い。
    • ゼルダ(先代)
      力のトライフォースを守護する第16代ゼルダ姫。トライフォースを守護するゼルダとしての役目を軽んじ、よく城を抜け出しては恋人のルーンと逢瀬を重ねていたが、そのことでトライフォースの力が弱まり魔族を復活させてしまう。魔族の襲撃時に自身を身を挺して庇い重傷を負ったルーンは行方不明になってしまうが、既に彼の子を身篭っており後に長男リンクを生んだ。その後に婿(現ハイラル王)を迎え娘ゼルダを生む。ルーンが行方不明になった事件以来、精神的にも肉体的にも弱り自己嫌悪を繰り返す日々を過ごしていたが、その弱さがついには大魔王ガノンの復活まで許してしまう。城に侵入して来たガノンに襲われて殺害され、トライフォースを奪われた。夫であるハイラル王が城に魔族が侵入した事実を隠蔽したため、公式には落雷で死亡したことになっている。
    • ルーン
      先代ゼルダ姫と交際していたエルフの青年。ゼルダと森で密会しているところを魔族に襲われ、彼女を庇って重傷を負い乱戦の中で消息不明になる。その後ゼルダが自分の子を生んだことを知っていたが、名乗り出ずに魔族に対抗する手段を求めて旅をしていた。しかし数年後、ゼルダを庇って受けた傷が悪化し退役していたジェナードに保護されるが、手当ての甲斐もなくホワイトソードを自分の子に受け継がせるよう遺言して息を引き取った。
    • ジェナード
      ルーンが魔族の襲撃で行方不明になった事件の当時、先代ゼルダ姫の親衛隊長を務めていたハイラル騎士。現在は騎士団を辞し、森の泉に浮かぶ小島で孫二人と暮らしている。かつて瀕死のルーンからホワイトソードを預かったが、名前も性別もどこに住んでいるかも分からない彼の子を探し出すことが出来なかった。しかしゼルダ姫救出の旅の途中で偶然土地に立ち寄ったリンクをゼルダと見抜き、ルーンとの約束を果たすことが出来た。
    • ハイラル王(当代)
      第16代ゼルダ姫の夫で、ハイラル王国国王。先代ゼルダ姫がリンクを生んだ後に王家に婿入りした。娘ゼルダのお転婆ぶりに手を焼き、姫らしく上品な振る舞いをさせようと何かと無理強いしては「クソ親父」と罵られるなど、親子関係はお世辞にも良好とは言えない。魔族を取るに足らない存在だと侮っており、大魔王ガノンが母親を殺すところを見たゼルダと意見が対立している。娘がガノンに攫われると自ら騎士団を率いてデスマウンテンに向かうが、途中で魔族の襲撃を受けて騎士団は壊滅し、生き残った直衛の騎士数人と命からがらハイラル城に逃げ帰ってきた。
    • インパ
      乳母としてハイラル王家に仕える人間の女性。リンクと当代ゼルダ姫を育てた。極度の心配性。なお、当代ゼルダ姫がトライフォースを用いた神事を行う際には介添えとして立ち合っている。
    • カンナ
      リンクの父ルーンの妹。ジェナード一家と親交がある。ジェナードからリンクの存在を聞いて後を追い、彼の旅に同行した。少々思い込みが激しく、そそっかしい性格をしている。
    • ガノン
      魔族の王。トライフォースによって封印されていたが、先代ゼルダ姫の心の弱さにつけこんで復活した。先代ゼルダ姫から奪った闇のトライフォース(汚染された力のトライフォース)を持ち、ハイラルを征服するため更に当代ゼルダ姫の持つ知恵のトライフォースをも奪おうとするが、彼女の激しい抵抗にあって重傷を負わされてしまう。力尽きた当代ゼルダ姫を人質に取り、四散したトライフォースを集めて差し出すようリンクを脅迫するが、デスマウンテンでの戦いで力を付けた彼に倒された。
  • 『ゼルダの伝説 蜃気楼城の戦い』双葉文庫1986年
    ゲームブック。リンクとゼルダがプレイヤーキャラになったが、どちらも交互にプレイするようになっている。また、妖精ファニー、ガノンの弟の魔将軍(ゼネラル)ガイア、ゼルダの父王グレアム二世などといったゲームブックオリジナルキャラクターが登場する。
  • 『アドベンチャーヒーローブックス 新・ゼルダの伝説』勁文社
    漫画ゲームブック。ストーリー的には本編よりもはるかに昔、ハイラルが誕生してまもない時代。敵ボスはガノンではなくオリジナルキャラクターの大魔王ガノスで、登場する怪物も全てオリジナル。ゼルダ姫はガノスの求婚を断ったために水晶の中に封じられている。武者修行の途中でハイラルに立ち寄ったリンクが、ガノスを倒してゼルダ姫を救うため、3つの「伝説の秘宝」(後にトライフォースと命名される)を求めて旅に出る。リンクの仲間となるオリジナルキャラクターして、ガノスの手下達に両親を殺された子供・コム(本名コミィ・インパ)が登場する。

発売当初、ファミコン雑誌『ファミリーコンピュータMagazine』誌上で製作スタッフであった宮本茂手塚卓志による謎解き質問コーナーが連載された。また、『ファミ通』創刊号では、ディスクシステム発売記念RPGとして記念すべき最初の新作紹介に、2ページに亘りエンディング画面つきで特集された。

脚注[編集]

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  1. ^ a b 「ディスクライター 書き換えゲーム全カタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第5巻第12号、徳間書店1989年7月7日、 28頁。
  2. ^ [1]02:50~03:07付近にその映像あり。武器を渡す賢者の言葉も異なっていた
  3. ^ a b 「5月24日号特別付録 ファミコンディスクカード ゲームボーイ スーパーファミコン オールカタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第10号、徳間書店1991年5月24日、 36 - 37頁。
  4. ^ 「5月24日号特別付録 ファミコンディスクカード ゲームボーイ スーパーファミコン オールカタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第10号、徳間書店1991年5月24日、 258頁。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]