ゲームボーイアドバンス

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ゲームボーイアドバンス
Gameboy advance logo.svg
Nintendo-Game-Boy-Advance-Purple-FL.png
ゲームボーイアドバンス バイオレット
メーカー 任天堂
種別 携帯型ゲーム機
世代 第5世代
発売日 日本の旗 2001年3月21日
アメリカ合衆国の旗 2001年6月11日
欧州連合の旗 2001年6月22日
大韓民国の旗台湾の旗 2002年
中華人民共和国の旗香港の旗 2004年6月8日
CPU ARM7TDMI(16.78MHz)+LR35902(4.2/8.4MHz)
対応メディア ロムカセット
対応ストレージ バッテリーバックアップ
フラッシュメモリ
外部接続 外部拡張コネクタ
オンラインサービス モバイルアダプタGB
モバイルシステムGB
売上台数 ゲームボーイアドバンス[注 1]
日本の旗 955万台
アメリカ合衆国の旗 1,669万台
世界 3,500万台
ゲームボーイアドバンスシリーズ
[1]
日本の旗 1,696万台
アメリカ合衆国の旗 4,164万台
世界 8,151万台
最高売上ソフト 日本の旗 ポケットモンスター エメラルド /206万本(単独)[2]
ポケットモンスター ルビー・サファイア /538万本(2本合計)[2]
世界 ポケットモンスター エメラルド /641万本(単独)[2]
ポケットモンスター ルビー・サファイア /1,585万本(2本合計)[2]
互換ハードウェア ゲームボーイアドバンスSP
ゲームボーイプレーヤー
「Q」専用ゲームボーイプレーヤー
ゲームボーイミクロ
(ゲームボーイミクロは、ゲームボーイゲームボーイカラーソフトの互換性を除く)
後方互換 ゲームボーイ
ゲームボーイカラー
前世代ハードウェア ゲームボーイ
次世代ハードウェア ニンテンドーDS
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ゲームボーイアドバンスGAME BOY ADVANCE)は、任天堂が開発した携帯型ゲーム機。日本では2001年3月21日発売された[3]。略称は「GBA」。

1989年4月21日に発売をしたゲームボーイから約12年ぶりの完全新型携帯ゲーム機である。旧世代機であるゲームボーイカラーに比べ画面は2周り程度大きく、色数増化、32bit化など、GBCに比べて大きく性能が上がっている。また、専用ソフトに使うメインの32bitcpuに加え8bitcpuも搭載されているため、ゲームボーイやゲームボーイカラーとの互換性もある。

2003年2月14日にはフロントライト化や折り畳み化等が着いた上位モデルのゲームボーイアドバンスSPが発売され、2005年9月13日にはゲームボーイカラーとの互換性を削除した代わりに超小型化、バックライト液晶化されたゲームボーイミクロが発売された。ちなみにニンテンドーDSニンテンドーDS LiteでもGBAのソフトを遊ぶことができる。

2010年にはゲームボーイアドバンス本体(SP、ミクロ含む)、ソフトともにすべて生産終了となり、2012年には本体の公式修理サポートも終了した。

ゲームソフトに関してはゲームボーイアドバンス向けに販売されたものの一部は、ニンテンドー3DS[注 2]Wii Uの配信サービスであるバーチャルコンソールで配信されている。

開発[編集]

当機の企画は任天堂の開発部長であり、ゲームボーイの技術的な開発も手掛けた岡田智によって立てられた[4]

ゲームボーイは販売価格を抑えた結果、仕様をかなり削ったので、岡田はゲームボーイを世に送り出した直後からバージョンアップしたい(もっと高仕様の携帯ゲーム機を出したい)という思いがあったが、ゲームボーイカラーを先に開発・発売することになり、岡田もゲームボーイアドバンスの前に「まずはゲームボーイカラーを使ってもらう段階を踏むことが必要」と判断したことで、本機の開発は後回しになった[4]

テレビゲームでは新しいスペックで新しいグラフィック性能のものが続々と出続けているので、早いうちから任天堂の若い技術者の間でも新しいCPUを搭載する新しいハードウェアを作りたいという意見が多かった[4]。しかしゲームボーイカラー発売直後も当機に関しては構想段階にとどまっており、すぐには開発には取り掛かれなかった[4]

沿革[編集]

  • 1999年秋頃 - 初めてその存在が明らかとなり、任天堂は次世代ゲームボーイ『ゲームボーイアドバンス』を2000年8月に発売すると発表。
  • 2000年8月24日 - 2001年3月21日に発売することを発表、本体予定価格9,800円[5]
  • 2001年3月21日 - 日本で発売。ファミ通の調査によると、日本での初週販売台数は61.2万台。
  • 2001年6月11日 - 米国で発売。
  • 2001年6月22日 - 欧州で発売。
  • 2002年 - 韓国と台湾で発売。
  • 2月1日 - 9,800円(税別)から8,800円(税別)に価格改定。
  • 2003年
  • 2004年
  • 2004年6月8日 - 中国(神游科技での発売)・香港で発売。
    • 9月1日 - 同年9月16日からゲームボーイアドバンスSPをメーカー希望小売価格12,500円から9,800円に値下げすることを発表[7]
    • 12月2日 - 次世代機『ニンテンドーDS[注 3]発売。新たにDSゲームカードスロット、XYボタンを搭載。GBA通信コネクタが廃止されたため、GBA通信コネクタを通信ケーブルとワイヤレスアダプタとして外部周辺機器を併用していた一部のGBAのソフトが通信不可能になった。
  • 2005年
  • 2006年 - E3において「ゲームボーイアドバンスの後継機(新型ゲームボーイ)はしばらくない」との発表。ニンテンドーDSが大ヒットとなったことを受けたもの。
  • 2010年3月末 - 最終的な出荷台数は日本で1,696万台、アメリカで4,164万台、その他の国で2,291万台、全世界累計で8,151万台[1]。これで、ゲームボーイシリーズの生産終了となり、20年12ヶ月の歴史に幕を下ろした。
  • 2012年6月 - 修理サポートを終了[9]

ハードウェア[編集]

起動画面
Nintendo®」のロゴがフェードインした後「GAME BOY」のロゴが跳ね上がった後に完成して表示する。
互換性
ゲーム機のユーザにとって従来のソフトが使えることは大きなメリットであり、互換性を保ちながら新規ハードを作成することはハードウェア技術者にとっての役割であると考えている岡田にとって、ゲームボーイと互換性を持たせることに迷いはなかった[4]
筐体
当初は従来のゲームボーイの縦型を踏襲することを考えていたが、液晶のサイズが従来より横長になり、筐体を縦型にするとサイズも大きくする必要があるため、液晶のサイズに合わせて横型となった[10]
グラフィック
当初はグラフィックをポリゴンで表現することを考えていたが、小売価格を抑えながら使用可能な部品を検討すると、同社発売の据え置き型ゲーム機であるNINTENDO64の10分の1以下の性能、つまりゲームとして成立する性能の3Dゲーム機にできそうもなかったため、2Dゲーム機として開発された[4]。2Dとなったことで、日本に多い2Dゲームのプログラミングに長けている開発者たちが開発に参入しやすいことを当機のコンセプトにした[4]
色数
本機はスペック公表後に仕様が変更となった。当初は色数6万色だったが、諸性能が向上したのに釣り合うようにメモリを増量して欲しいという要望は強く、その要望に応えてメモリ増量をしたかわりに6万色は無理になり、32768色となった。

なお同時期に発売されていた携帯電話のように本機をさらに小型・高性能化することは技術的には可能であったが、月産数百万台が見込まれるため、大量生産可能な部品を使用しないと値段が高騰することから、制限のある中で部品を集めるのにハードウェア開発者は苦労した[11]

更に、本機はゲームボーイやゲームボーイカラーと比較して4つの特徴を持つ[3]

見やすいワイド・カラー画面
ゲームボーイカラーの(2.3インチの)画面の約1.5倍にあたる2.9インチ画面[3]。(そして先代は160ドット×144ラインであるが、本機は240ドット×160ラインである。)
反射型TFTカラー液晶を採用し、鮮やかな約3万2千色同時発色[3]。(ゲームボーイモノクロゲームボーイカラーは同時には56色表示(32768色から選択された56色を表示)しかできなかったが、本機は同一画面に32768色の表示が可能である。
32ビットCPU
ゲームボーイ・ゲームボーイカラーは8ビットCPUであるが、本機は32ビットCPUを搭載している[3]。これによって、疑似3Dや半透明処理、画像の重ね合わせなどの表示能力が向上した[12]
従来のゲームボーイ用ソフトでも遊べる
専用ソフトだけでなく従来のゲームボーイ用ソフトも起動可能である[3]
マルチプレイが楽しめる
「アドバンス専用通信ケーブル対応」のマークが付いているカートリッジを使用しゲームボーイアドバンス専用通信ケーブルを使えば、最大4人までの通信プレイが可能である[3]。通信マルチプレイは「1カートリッジプレイ」と「マルチカートリッジプレイ」という方法がある[3]

公式ページが挙げる上記4つの点に加えて、次の点も特徴として挙げられる。

LRボタン
ゲームボーイやゲームボーイカラーには無かったLRボタンが新たに追加された[10]
電源ランプ
電源ランプは、電池残量に応じて色が変化する。ゲームボーイアドバンスは「緑→赤」の2段階になった。ゲームボーイからゲームボーイカラーまでは赤いLED電源ランプだった。位置も従来機は画面の左側にあったが、ABボタンの右上側に変更された。

本体仕様[編集]

  • CPU:32ビットRISC-CPU + 8ビットCISC-CPU[13]。具体的には32ビットのARM7TDMI(16.78MHz)と8ビットのカスタムZ80(4.2/8.4MHz)のデュアル構成[14]。動作モードによる排他使用。
  • RAM:32kバイト(CPU内部メモリ)
  • WRAM:256kバイト(CPU外部メモリ)
  • VRAM:96kバイト(CPU内部メモリ)
  • 画面サイズ :40.8mm × 61.2mm[13]
  • 表示画素数:240×160ドット[14] [注 4]
  • 表示色数:3万2,768色
  • LCD : 2.9インチ反射型TFTカラー液晶[13][注 5]
  • サウンド:アナログ(パルス波2ch+波形メモリ1ch+ノイズ1chの音源、従来機と同様)+デジタル(PCMPWM・ソフトウェアPCM多チャンネル合成) ) )2ch
  • サウンド出力:スピーカー(モノラル)、ヘッドホン端子(ステレオ)
  • ボタン : 十字キー、A・Bの2ボタン、セレクトボタン、スタートボタン。新たにLRボタンを追加。
  • 通信機能:ゲームボーイアドバンス専用通信ケーブルによる4人までのマルチプレイが可能[13]
  • 寸法:82mm×144.5mm×24.5mm
  • 使用電源 : 単3アルカリ乾電池もしくは専用バッテリーパック[13]。単3アルカリ乾電池2本では約15時間[13]、専用バッテリーパック(AGB-003)では約10時間稼動可能。[注 6]
  • 消費電力 : 約 0.6 W[13]

なお本体は製造された年により中国製と日本製のものがあり、内部のコンデンサ、コイル、チップなども異なる。

機種[編集]

2001年3月21日発売時の本体カラーは3種類、型番はAGB-001。

カラーバリエーション[編集]

  • バイオレット(2001年3月21日 - )[3]
  • ホワイト(2001年3月21日 - )[3]
  • ミルキーブルー(2001年3月21日 - )[3]
  • ミルキーピンク(2001年4月27日 - )[3]
  • オレンジ(2001年12月14日 - )[3]
  • ブラック(2001年12月14日 - )[3]
  • ゴールド(2002年9月27日 - )[3]
  • シルバー(2002年9月27日 - )[3]

限定モデル[編集]

限定モデルには液晶画面下部の「GAMEBOY ADVANCE」ロゴの左右にワンポイントをあつらえたものがある[15]

ポケモンセンターオリジナルモデル
スイクンブルー(2001年3月21日 - )[15]
セレビィグリーン(2001年7月21日 - )[15]
ポケモンセンターNYバージョン(2001年11月16日 - )[15]
ラティアス・ラティオスバージョン(2002年7月5日 - )[16]
イトーヨーカドー限定モデル
ジャイアンツバージョン(2001年10月3日 - )[15]
ジャスコ限定モデル
マリオBros.バージョン(2001年11月29日 - )[15]
TSUTAYA限定モデル
シルバー(2001年12月1日 - )[15][17]
トイザらス限定モデル
ミッドナイトブルー(2001年10月4日 - )[15]
ダイエー限定モデル
クリアオレンジ&クリアブラック(2001年9月29日 - )[15]
ゲームソフト同梱限定モデル
リフレクトピンク(ハローキティコレクション ミラクルファッションメーカー)(2001年10月19日 - )[15]
ロックマンカスタムセット(同梱・バトルネットワーク ロックマンエグゼ2)(2001年12月14日 - )[15]
KOF仕様クリアブラック(THE KING OF FIGHTERS EX NEO BLOOD)(2002年1月1日 - )[18]
chobits仕様クリアブルー(ちょびっツ for Gameboy Advance アタシだけのヒト)(2002年9月27日 - )
日本国外限定モデル
Limited Edition プラチナ
TARGET Exclusive レッド

派生機種[編集]

ゲームボーイアドバンスSP
2003年2月14日発売。型番はAGS-001。
ゲームボーイアドバンスSP バックライトモデル
日本未発売。型番はAGS-101。
ゲームボーイミクロ
2005年9月13日発売。型番はOXY-001。

周辺機器[編集]

型番 名称 価格 備考
AGB-002 ゲームボーイアドバンス専用カートリッジ カートリッジのみの販売はない。
AGB-003 バッテリーパック[19] 3,500円 セットで販売、バッテリーパックはニンテンドーゲームキューブのウェーブバードにも対応。エネループなどのニッケル水素電池やニカド電池は社外品という扱いであるため、使用しないようにと説明書に記述がある。
AGB-004 チャージャ[19]
AGB-005 通信ケーブル[19] 1,400円 GBAソフト専用
AGB-006 赤外線通信アダプタ 9,980円 サイバードライブゾイド 機獣の戦士ヒュウ』に同梱。
ゲームボーイアドバンス専用ワイヤレスアダプタ(AGB-015)とは異なる。
AGB-007 バッテリーケース バッテリーパックとセット
AGB-008 電源接続ユニット[19] 1,500円 セットで販売
AGB-009 ACアダプタ[19]
AGB-010 カードeリーダー 5,800円 カードeを読み込むための機器。上位規格のカードe+には非対応。
AGB-013 動きセンサーカートリッジ ヨッシーの万有引力』などに使用。
太陽センサーカートリッジ 4,980円 ボクらの太陽シリーズ』に使用。
AGB-014 カードeリーダー+ 4,800円 AGB-010の上位機種。ゲームボーイアドバンスやゲームキューブとの通信機能やセーブ機能が追加された。
ゲームボーイアドバンスSP本体で使用する際は保護カバー(AGB-016)を装着する。
AGB-015 ゲームボーイアドバンス専用ワイヤレスアダプタ[19] 2,000円 無線通信により通信ケーブル無しでの通信プレイが可能。
対応ソフトで通信ケーブルの代用としても使用できる。
AGB-016 6pin保護カバー ゲームボーイアドバンスSPでカードeリーダー+を使用する際に使用。
AGB-019 回転センサーカートリッジ 4,800円 まわるメイド イン ワリオ』に使用。
AGB-021 振動カートリッジ 3,800円 スクリューブレイカー 轟振どりるれろ』に使用。
AGB-023 GBAクリーナー 1,000円 GBA端子をクリーニングする道具。
「ニンテンドーDSシリーズ専用 クリーナーセット」に同梱。
CGB-005 モバイルアダプタGB 3,800円[注 7] ゲームボーイカラー用周辺機器だが本機にも対応。
DOL-011 GBAケーブル ニンテンドーゲームキューブとの接続に使用。
ライセンス商品
アドバンスムービー(AM3)
GBA本体で動画、漫画、音楽を再生できる。
ミュージックプレイヤーMP3(ケムコ)
GBA本体で音楽の録音、再生ができる。
プレイやん(任天堂)
GBASP、GBAミクロ、ニンテンドーDS本体で動画、音楽の再生ができる[20]
カムフォアドバンス(デジタルアクト)
GBA、GBASP本体をテレビ電話として使うカートリッジ。(一般アナログ回線用となり、ADSL・ISDN・光通信等の高速ブロードバンドには対応していない。)[21]
バトルチップゲート(タカラ)
プログレスチップゲート(タカラ)
ビーストリンクゲート(タカラ)
ロックマンエグゼシリーズで使用できるカードリーダー。それぞれ4、5、6に対応している。

互換性[編集]

本機はゲームボーイおよびゲームボーイカラーとは高い互換性を持っている。ゲームボーイカラーのほぼ全ての機能を実行することができる。

赤外線通信対応ソフトも、基本的には通常通りのプレイが可能である。ただし一部に例外がある。 赤外線通信に重点を置いた『ちっちゃいエイリアン』は起動できない仕様、戦闘時に赤外線通信を使う『ぞくぞくヒーローズ』は進行不能である。 また一部ソフトで音響関連の不具合が起き、初期のタイトルの一部では若干画面が暗くなる。

また一部のゲームボーイカラー用ソフトにはソフトウェア側にハードウェアを識別する機能があり、ゲームボーイアドバンスで起動するとゲームボーイカラーとは異なる動作をするものがある[注 8]

ゲームボーイ・ゲームボーイカラー用ソフトで通信機能を使う場合、通信ケーブルは旧型のものを用意する必要がある。 ゲームボーイアドバンス用ソフトはゲームボーイ・ゲームボーイカラー用ソフトに比べて一辺が短く、それまでのゲームボーイなどのスロットに入れたとしても電気的につながらなくなっている。また、ネジ形状が変更されている。 ゲームボーイ・ゲームボーイカラー用ソフト使用時に、LおよびRボタンによる画面サイズの変更(画像を横に引き伸ばす)機能が追加されている。[要出典]

通信マルチプレイ[編集]

GBA2台とGBASP1台、GC1台による4人対戦接続

ゲームボーイ・ゲームボーイカラーにも通信機能は搭載されていたが、この機能が拡張された。[要出典][誰?] 最高4人までの通信プレイが可能。 ケーブルの中間には小さい側のプラグが収まるサイズのコネクタのついたボックスがあり、ここに別のケーブルをつなぐ。

カートリッジを入れずに起動した場合、通信端子からのデータ転送待ち状態となる。GBA用カートリッジを入れて起動しても、ロゴ表示の間にSELECTとSTARTを押せば同様の状態になる。この状態はキー操作により取り消すことが可能。このときに通信端子からデータが入った場合にはそれを受信し、受信したプログラムを起動する。これにより対応ソフトではカートリッジ1本での対戦プレイが可能である。

同様の原理でGBAケーブルという周辺機器を通し、ニンテンドーゲームキューブ用コントローラとして機能させることも可能で、ゲームボーイプレーヤーを接続した場合にGBA本体のみでプレイするのと同じ操作感覚でテレビ画面上でプレイすることもできる。また、ソフト自体にニンテンドーゲームキューブとの通信機能があるタイトルもある。[要出典]

ゲームボーイカラー同様、モバイルアダプタGBによる携帯電話との接続が可能である。ただしメーカー側のサービスがすべて終了したため、現在ではごく限られたソフトでP2P通信のみ行える。[要出典]

ソフトウェア[編集]

ローンチタイトルは任天堂からは『スーパーマリオアドバンス』や『F-ZERO FOR GAMEBOY ADVANCE』など4タイトル、他社からは「悪魔城ドラキュラ Circle of the Moon」や「ミスタードリラー2」など26タイトルが発売された。

ハードのスペックの向上により、スーパーファミコンのソフトが多数移植・発売されており、スーパーマリオアドバンスシリーズ、スーパードンキーコングシリーズなどが展開された。

日本国内においては発売タイトル数のピークは本体発売翌年の2002年で、2006年以降発売のGBAソフトは、DS発売前より開発が進められていたものや他機種よりの移植作品が大半だった。2006年4月20日に発売され40万本を販売した『MOTHER3』が最後のヒット作となり、同年8月3日発売の『リズム天国』が任天堂最後のGBAソフト、2006年11月30日発売の『ファイナルファンタジーVIアドバンス』(スクウェア・エニックス)がGBA最後のソフトとなった。13年に渡ってソフトが発売されたゲームボーイと比較すると短命に終わった。一方、日本国外ではその後もソフトが発売された。

ニンテンドーDS登場以降は、GBA互換機能があるため、「DSでも遊べる」ということを強調して宣伝されることもあった。

ソフトウェア・カートリッジの物理的特徴

ゲームボーイアドバンス用のカートリッジは裏面の両側に「切り欠き」があり、この切り欠きでスロット内の電気スイッチを作動させカートリッジの識別とCPUの切り替えを行っている[4]。なお、この切り欠きとそれに関する機構は、のちにニンテンドーDSやゲームボーイミクロのスロットにゲームボーイシリーズのソフトが物理的に入らないようにするためにも用いられた。

CM[編集]

ゴールド&シルバー[22][23]
叶姉妹の叶恭子が「ゴージャスなゴールド」を勧め、叶美香が「シックなシルバー」を勧めると、成人男性が「どっちも欲しい」と懇願するものだった。

その他[編集]

Homebrew

非公式ながらも、通信ポートを利用してPCと接続するケーブルや、これを利用したソフト開発ツールが存在しており、これらを利用した個人制作のプログラム同人ゲームの開発も行われている。また「UNIX USER」誌ではgccを利用したGBAアプリケーションの開発方法についての短期連載が行われ、単行本化している。これは汎用的なCPUであるARMアーキテクチャを採用したことや、実装上有用な命令を本体側に実装してあることが一般人による開発を助けていると言える。なおGBAではかなり早い段階でハードウェアに関する資料が流出していたようで、実機が発売される前からエミュレータの開発が進められ、インターネット上に公開された。

プレミア[編集]

2022年ごろからレトロゲームの中古価格は全般的に上昇し、その中でも一部のゲームボーイアドバンスには高値が付くことがあった。ゲームボーイアドバンスは全世界で約8千万台を売り上げた同世代のトップハードではあるものの、世界的大ヒットを記録したゲームボーイシリーズやニンテンドーDSシリーズと比較すれば市場に出回った数は相対的に少なく、ゲームボーイアドバンスSPを別にすれば、国内で販売されたゲームボーイアドバンスは1千万台にも満たない。このため2023年現在、フリマなどの中古市場では、通常レベルの中古品の価格は落ち着いてはいるものの、新品や限定品にプはレミアが付いて高値で取引される事例が散見された。[24]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 任天堂株式会社 連結販売実績数量推移表のFY3/2001からFY3/2005までの数値からゲームボーイアドバンスSPの値を引いた値[1]
  2. ^ アンバサダープログラムのみでの配信になる。
  3. ^ ニンテンドーDSおよびニンテンドーDS LiteではGBAソフトの互換機能を備えていたが、2008年11月1日発売のニンテンドーDSi以降は廃止となった。
  4. ^ ゲームボーイカラー以前のソフト(160ドット×144ライン)では周囲に空白ができるが、LRボタンを押すことで横長に拡大表示することも可能。
  5. ^ SHARP製。初期のロットでは液晶が暗め。
  6. ^ 単3マンガン乾電池でも起動するが消費電力の関係上、取扱説明書でアルカリ電池の使用を推奨している。
  7. ^ 2001年7月19日に価格改定、発売当時は5,800円
  8. ^ ゼルダの伝説 ふしぎの木の実など

出典[編集]

  1. ^ a b c 任天堂株式会社 連結販売実績数量推移表 (PDF)”. 任天堂. 2021年5月1日閲覧。
  2. ^ a b c d http://www.vgchartz.com/platform/13/game-boy-advance/
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p ゲームボーイアドバンス”. 任天堂. 2021年5月1日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h 夢のハード実現までの道のり ~ゲームボーイアドバンス 開発者インタビュー PART1~”. 任天堂 (2000年9月). 2021年5月1日閲覧。
  5. ^ “「 ゲームボーイアドバンス 」 について” (プレスリリース), 任天堂, (2000年8月24日), https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2000/000824b.html 2021年5月1日閲覧。 
  6. ^ “折畳み式でフロントライトと充電池採用 ゲームボーイアドバンスSP 2月14日発売” (プレスリリース), 任天堂, (2003年1月7日), https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2003/030107.html 2021年5月1日閲覧。 
  7. ^ “ゲームボーイアドバンスSPの価格改定のお知らせ” (プレスリリース), 任天堂, (2004年9月1日), https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2004/040901.html 2021年5月1日閲覧。 
  8. ^ “「ゲームボーイミクロ」の販売について” (プレスリリース), 任天堂, (2005年8月18日), https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2005/050818a.html 2021年5月1日閲覧。 
  9. ^ 修理のご案内:修理の受付が終了した商品 - ウェイバックマシン(2012年6月27日アーカイブ分)
    修理のご案内:修理の受付が終了した商品 - ウェイバックマシン(2012年7月6日アーカイブ分)
  10. ^ a b アドバンスはこう作られた! ~ゲームボーイアドバンス 開発者インタビュー PART2~”. 任天堂 (2000年9月). 2021年8月5日閲覧。
  11. ^ アドバンスはこう作られた! ~ゲームボーイアドバンス 開発者インタビュー PART2~”. 任天堂 (2000年9月). 2021年8月5日閲覧。
  12. ^ アドバンスはこう作られた! ~ゲームボーイアドバンス 開発者インタビュー PART2~”. 任天堂 (2000年9月). 2021年5月1日閲覧。
  13. ^ a b c d e f g これがゲームボーイアドバンスだ!! ~話題のスペックを大公開~”. 任天堂マガジン 9月号 No.25. 任天堂 (2000年9月). 2021年5月1日閲覧。
  14. ^ a b M.B.MOOK『懐かしゲームボーイパーフェクトガイド』 (ISBN 9784866400259)、6ページから7ページ
  15. ^ a b c d e f g h i j k ゲームボーイアドバンス各種”. Nintendo Online Magazine No. 41. 任天堂 (2001年12月). 2022年9月8日閲覧。
  16. ^ 船津稔 (2002年7月8日). “ポケモンセンターオリジナル ラティアスとラティオスがデザインされたGBAが登場”. GAME Watch. インプレス. 2022年9月8日閲覧。
  17. ^ 北村孝和 (2001年10月12日). “TSUTAYA、ゲーム取扱店およびネット通販で「ゲームボーイアドバンス」特別モデルを販売”. GAME Watch. インプレス. 2022年9月8日閲覧。
  18. ^ 北村孝和 (2001年11月6日). “「KOF仕様クリアブラック」のGBA本体がソフトとセットで発売!価格は15,600円”. 電撃オンライン. KADOKAWA Game Linkage. 2022年9月8日閲覧。
  19. ^ a b c d e f ゲームボーイアドバンス 周辺機器”. 任天堂. 2022年8月28日閲覧。
  20. ^ ドリマガ. ソフトバンク パブリッシング株式会社. (2005年4月1日). p. 73 
  21. ^ 『ファミ通 No.822』エンターブレイン、2004年9月17日、164頁。 
  22. ^ ゲームボーイアドバンス”. Nintendo Online Magazine 2002年10月号. 任天堂. 2021年8月10日閲覧。
  23. ^ 祝3/21❤️✨ゲームボーイアドバンス❤️発売20周年❤️✨✨”. 叶姉妹オフィシャルブログ「ABUNAI SISTERS」. CyberAgent (2021年3月21日). 2021年8月10日閲覧。
  24. ^ なぜ!?ゲームボーイアドバンスが今めちゃくちゃ高値らしい 理由を聞いてみた”. おたくま経済新聞 (2023年1月19日). 2023年2月3日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]