ゼルダの伝説シリーズ

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ゼルダの伝説シリーズ
The text "The Legend of Zelda"
ジャンル アクションアドベンチャー[1]
開発元 任天堂[1]
発売元 任天堂[1]
主な製作者 宮本茂
(生みの親[2]
青沼英二
(総合プロデューサー[3]
1作目 ゼルダの伝説
1986年2月21日[1]
最新作 ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D
2015年2月14日[4]
スピンオフ作品 ゼルダ無双
2014年8月14日[5]
公式サイト Zelda Universe
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ゼルダの伝説シリーズ(ゼルダのでんせつシリーズ、: The Legend of Zelda Series)は任天堂が開発・発売しているコンピュータゲームシリーズ[5]

概要[編集]

スーパーマリオシリーズ」、「ドンキーコングシリーズ」の生みの親でもある宮本茂によって生み出されたアクションアドベンチャーゲーム[2]

内容[編集]

シリーズの特徴[編集]

基本的なストーリーは主人公リンクゼルダを助け出すというもの[5]

基本的には作品の一つ一つが独立したストーリーになっており、シリーズの途中からでも理解出来るものになっている[5]。作品ごとに時代・主人公の設定も変更される[6]

プロデューサーの青沼英二は「アクションゲームというと反射神経や技術が必要だろうと少し気がひけてしまう人がいるかも知れないけど、ゼルダはそこまで求めていないので安心してプレイして貰える」と語っている[5]

キャラクター[編集]

リンク
本作の主人公、プレイヤーの分身[5]
ゼルダ
国を守る使命を持ったお姫様。その世界の平和の象徴のような存在。作品によってはリンクと共に冒険するものもある。[5]
ガノンドロフ
トライフォースを狙う魔盗賊[7]

用語[編集]

トライフォース
触れた人の願いを何でも叶えてくれる神の力。「勇気」「」「知恵」の3つの力があり、それぞれをリンクガノンドロフゼルダがそれらの力を宿す運命にある。各作品でそれぞれの持つ意味が違う場合もある[5]

時系列[編集]

以下には『任天堂公式ガイドブック ハイラル・ヒストリア ゼルダの伝説大全』(以下『ハイラル・ヒストリア』)に記載された内容を中心とした出版物等で開発者により公式に発表された歴史とシリーズのゼルダ史における大まかな順を記載する。

スカイウォードソード(Wii)
ゼルダ史の始まりの物語である。遥か昔、世界を創造した三大神は万能の力「トライフォース」を残し、以降大地と共に女神ハイリアが守護してきた。そして時代は下って「トライフォース」を得るために邪悪なる存在が魔族を率い、地上では激しい殺戮が行われていた。そこで女神は生き残った人間と大地を空に浮かべ、命をかけて邪悪なる存在を封印した。しかし女神の力を持ってしても完全な封印は出来ず、長くは保たないことを悟った女神ハイリアは「トライフォース」を使って邪悪なる存在を完全に消滅させることを決意。後世に現れる勇者を導くための準備を終えた後、神では扱えない「トライフォース」を使うために神の身を捨て、人間へと転生した。
時は流れ、空に浮かぶスカイロフトに住む青年リンクは大地に落下したゼルダを探すべく、大地を冒険。ゼルダは「時の扉」を使い過去へタイムスリップを行いリンクも過去に行くべく3つの「聖なる炎」を集め「マスターソード」を誕生させる。過去に行ったリンクにゼルダは自分が女神ハイリアの生まれ変わりであることを告げ、邪悪なる存在を封印を安定させるため過去の世界で長い眠りについてしまう。リンクはゼルダを眠りから覚ますため女神ハイリアが隠した万能の力「トライフォース」を探し出し、現代に封印されている邪悪なる存在を消滅させる。魔族の長であるギラヒムは現代で邪悪なる存在を復活させられないと知るとゼルダを拉致し時の扉を使い過去にタイムスリップ。過去の世界でゼルダに宿る女神ハイリアをの力を使い邪悪なる存在「終焉の者」を復活させるが、リンクに敗れ終焉の者は消滅。リンクはマスターソードを封印し、ゼルダと共に大地で生きて行く事を決意する。
今作ではこれまで断片的にしか描かれていなかった「マスターソードの誕生」「ゼルダのルーツ」「ハイラルの創世」が明かされている。これまでシリーズ本編のほとんどで登場していたガノンは登場しないが、ボスである「終焉の者」はトライフォースを欲するなどガノンドロフとの共通点が見受けられ、最期は復活を示唆するような言葉を残し消滅している。また、他作品で使用されている「ハイリア」「フィローネ」「オルディン」「ラネール」といった名称も登場しており、『ハイラル・ヒストリア』では今作のゼルダの子孫が後のハイラル王家であると記載されている。
ふしぎのぼうし(GBA)
ハイラル建国から長い時間が経った後、魔物が現れ世界が闇に覆われかけたが、天からピッコルが降り立ち人間の勇者に剣を与え、勇者は宝箱の中に魔物を封印した。ピッコルの剣はハイラル王家の手で保管される事となり、ピッコルに感謝するために年に一度ピッコル祭りを開催するようになった。
ピッコルの存在が伝説となった時代に、鍛冶屋のスミスの孫リンクとゼルダ姫は、一緒に100年目のピッコル祭りを楽しんでいた。そして武術大会で優勝したグフーの戴冠式に出ていたが、フォースを狙っていたグフーはピッコルの剣を折って魔物を封印していた宝箱を解き放ち、更にゼルダを石に変えてしまった。ゼルダを元に戻す為にはピッコルの剣(フォーソード)が必要で、リンクは大人には見えないピッコルを探して旅に出る。
途中で姿を帽子に変えられてしまったピッコルの賢者エゼロと出会い、グフーが元はエゼロの弟子のピッコルであったがエゼロのつくった「願いのぼうし」を盗み魔神の力を手にした事を知る。冒険の末に最終的にはゼルダからフォースを奪って大魔神となったグフーを倒し、「願いのぼうし」の力でハイラルは元に戻り、エゼロはピッコルの世界に帰って行った。EDによればこれが『リンクとゼルダ姫の最初の冒険』らしい。
劇中ラストで緑のとんがり帽子を貰うなど、とんがり帽子に緑衣の勇者像が生まれた話と考えられる。まだ魔神となる前のグフーが描かれており、物語中でフォーソードや「風の宮殿」も登場するため、『4つの剣』に繋がる話であると考えられる。
4つの剣(GBA)
『ふしぎのぼうし』で倒されたはずの大魔神グフーが復活し風の宮殿を占拠するが、フォーソードを携えた勇者が4人に分かれ、彼らの手で再び封印フォーソードにされた。しかし時代が更に下ると再び復活し、封印を確認しに神殿に向かったゼルダ姫がリンクの前で攫われてしまった。グフーの復活を見たリンクは、妖精に言われるままフォーソードを抜き、4つに分かれた。風の宮殿に行くために4人のリンクは協力していき、宮殿への道を守る大妖精に認められて風の宮殿に辿り着き、グフーを封印してゼルダ姫を救出した。
『4つの剣』でもリンクとゼルダ姫は最初から知り合いである。
時のオカリナ(N64/3DS)
ハイラル王国が統一戦争の戦火に包まれていた頃、ひとりの女性が赤ん坊を連れて禁断の森に逃げ込み、息を引き取った。そしてハイラル王国が統一された後、コキリ族の少年リンクは育ての親のデクの樹から自分の運命を告げられ、ゼルダ姫のもとへ旅立った。一方でゲルドの大盗賊であったガノンドロフは、その知性を生かしてハイラル王家に取り入り、王の信頼を得る。しかしその真の目的は「トライフォース」とハイラルの支配であり、それに気づいていたハイラル王家の姫ゼルダは、神のお告げにあったリンクと出会い、先にトライフォースを手に入れてガノンドロフを倒す計画を思いつく。リンクは共にガノンドロフの野望を阻止するため、聖地への扉の鍵を探し始めた。
しかしリンクが戻って来た時にはガノンドロフはクーデターを起こしており、リンクが封印を解きマスターソードを抜いて眠りについた聖地に侵入し、「力のトライフォース」を手に入れて大魔王ガノンドロフとなり、ハイラルを支配していった。それから7年後、時の勇者となったリンクと対峙し、敗れたガノンドロフは「力のトライフォース」の力を暴走させて巨大な魔物「ガノン」となるが、時の勇者リンクとゼルダ姫と六賢者によって倒され、「力のトライフォース」ごと封印された。マスターソードはガノン封印後、「時の神殿」にて再び永い眠りにつき、役目を終えたリンクはゼルダ姫によって本来の時代(7年前)に戻って行った。
今作のエンディングでリンクが戻ってきた時間軸から直結して『ムジュラの仮面』の話へとつながる。なお、『風のタクト』内で語られることになるが、『時のオカリナ』エンディングでリンクが時間移動する際にリンクから「勇気のトライフォース」が解放されており、時の勇者リンクから解放された「勇気のトライフォース」は8分割され、ハイラル王家の手によって8箇所に保管される事となる。その遠い未来に、『風のタクト』のリンクが8分割された「勇気のトライフォース」を全て回収し、その宿り主となる。この作品に登場する人種は、全てかなり古い血筋を持つ「ハイリア人」が主となっている。
本作のエピローグでリンクが元の時代へ帰還し、7年後の未来での戦いのことを元の時代のゼルダ姫に話したことにより、以後の時間軸分岐が発生し[8]、この時代がゼルダ史におけるターニングポイントだと言える。『ハイラル・ヒストリア』によると、以後の時間軸は作中での『時の勇者リンクが子供時代に戻った時間軸』『時の勇者リンクが魔王ガノンドロフを倒した時間軸』に加え、『時の勇者リンクが魔王ガノンドロフに敗北した時間軸』が存在する。なお、時の勇者リンクがガノンドロフに敗れた場合は、ガノンドロフが「勇気」と「知恵」のトライフォースを奪い魔王ガノンとなるが、七賢者たちが最後の手段としてガノンドロフを聖地ごと封印したらしい。

時の勇者リンクが魔王ガノンドロフに敗北した時間軸

神々のトライフォース(SFC/GBA)/ ふしぎの木の実(GBC)/古代の石盤(BS)/夢をみる島(GB)
ガノンの野望、闇の世界、ガノンの再封印について語られた。『時のオカリナ』でリンクがガノンドロフとの戦いに敗北した未来の話である[9]
『時のオカリナ』で賢者たちによって聖地はガノンごと封印されたが、これにより聖地の存在が人々に知れ渡ってしまう。欲深い人間がトライフォースを求めて聖地に向かうが、聖地は既にガノンドロフにより「闇の世界」と化していた為、聖地に向かって帰って来た者はいなかった。徐々に悪しき力が湧き出て来たことを懸念した当時のハイラル王は、七賢者とナイトの一族に聖地の完全封印を命じる。七賢者はガノンに対抗すべくマスターソードを扱える勇者を捜したが、その勇者が見つかる前にガノンの邪気が王宮を攻めてきた為、聖地の封印に乗り出す。そして自ら賢者たちの盾となった多くのナイトの一族の犠牲の下、七賢者は聖地の完全封印に成功した。
更に時代が下り、ハイラル王国に司祭アグニムが現れる。アグニムは当初はハイラル王に取り入り信頼を得たが、やがて国王を亡き者にして兵士たちを操り、ゼルダ姫を含めた七賢者の子孫の娘たちを捕え始め、生贄にしていった。最後のひとりとなったゼルダは、助けを求めてテレパシーを送る。それを受け取ったのが、ナイトの一族の末裔であるリンクであった。そしてリンクはマスターソードを手に入れ、「闇の世界」でガノンの分身であったアグニムやガノンを倒し、トライフォースを手に入れ世界を元に戻した。
『ふしぎの木の実』においてはゲルドの魔導士ツインローバが「滅びの炎」「嘆きの炎」「絶望の炎」を使ってガノンの復活を目論んでいた。配下の闇の将軍ゴルゴンをホロドラムに、闇の司祭べランをラブレンヌへ送り込み、ゴルゴンは大地の巫女ディンを、ベランは時の巫女ネールを狙って暗躍し始めた。リンクはトライフォースの導きによりホロドラム、ラブレンヌに導かれ、巫女を救出するために冒険を繰り広げたが、その活躍も空しく「滅びの炎」「嘆きの炎」は完成してしまった。ツインローバは「絶望の炎」を完成させる為に希望の象徴であるゼルダを生贄にしようとしたが、リンクが予想以上に早く駆けつけて来た為にやむを得ず自らを生贄にし、不完全な形で復活したガノンドロフはリンクに倒された。そしてリンクは新たな冒険を求めて旅立ち、この冒険からハイラルに戻る航海の途中で出会った不思議な体験談が『夢をみる島』である。
リンクがハイラルを後にしてから6年後の話が『古代の石盤』である。肉体を封じられ精神体のみとなったガノンは新たな力を得るために異世界から「若者」を召喚する。異世界の「若者」はリンクに代わって「光の勇者」となり、ガノンを倒して世界に平和を取り戻した後、異世界へと帰還する。
なお、『神々のトライフォース』における「闇の世界」は、トライフォースの力でガノン自らが作り出した裏世界であり、『トワイライトプリンセス』での闇の世界の設定とは細かい点で幾つかの相違点がある。また、『ふしぎの木の実』に関しては、当時の『64DREAM』には『神々のトライフォース』の時代という記述があった。
神々のトライフォース2(3DS)
『神々のトライフォース』の世界からはるか未来の物語とされ[10]、マップなどにも共通点が見られる。
ハイラルとは別のもう一つの世界・『ロウラル』はかつて逆三角形のトライフォースによってその存在を保っていたが逆三角形のトライフォースを狙う者が絶えず、その原因である逆三角形のトライフォースを破壊してしまう。しかし、思惑とは逆に逆三角形のトライフォースを失ったことでロウラルは崩壊を続ける闇の世界となってしまった。
その崩壊を防ぐためにロウラルの王女『ヒルダ』はもうひとつの世界・ハイラルにあるトライフォースを奪おうと画策。ロウラルの司祭・ユガをハイラルに派遣し強奪を図るも、トライフォースは分裂。ユガは七賢者とゼルダを絵画に封じて、力のトライフォースを宿すガノンを召喚し融合、ヒルダはハイラルの住人であるリンクを導いて七賢者を解放させ、勇気のトライフォースを目覚めさせる。そしてリンクはロウラル城に乗り込むと、ヒルダはゼルダに宿っていた知恵のトライフォースを取り込んでユガをリンクと戦わせるが、その最中にユガがヒルダを裏切ったため、トライフォースを奪う作戦は失敗に終わり、ユガはリンクに倒された。
トライフォース強奪に失敗し、ヒルダはラヴィオに諭されロウラルの崩壊を受け入れるが、帰還したゼルダとリンクがトライフォースに願いを込めたことで逆三角形のトライフォースが復活。再びロウラルに光が戻った。
『神々のトライフォース』ではトライフォースが全て集まり元通りになったが、本作では再びバラバラになっているなど矛盾点も存在している。これについて青沼は「色々な話が混ざってることや、神々のトライフォースと神々のトライフォース2の間にまだ描かれてない物語があるのかもしれない」と述べている[11]
ゼルダの伝説(FDS)/リンクの冒険(FDS)
『神々のトライフォース』でガノンから取り戻されたトライフォースはハイラル王家によって管理され、「リンクの冒険」の初代ゼルダ姫の時代ではトライフォースの扱う素養を持つ王によってハイラルは繁栄を極めていた。王には息子の王子と娘のゼルダ姫がいたが、人格的にやや問題があった王子よりもゼルダ姫の方がトライフォースの素養があった為、正しい者に受け継がれるようにと魔法をかけて隠した「勇気のトライフォース」の秘密を、ゼルダ姫にだけ教えて亡くなった。王の死後、兄王子が新たな王となるがトライフォースは「力」と「知恵」しか受け継げす、魔術師の甘言に乗せられて「勇気」の在り処を巡って妹のゼルダ姫と争い、彼女は魔術師によって眠りにつかされてしまった。その出来事を後悔した兄王は改心して国に善政を敷いて治めていったが、トライフォースの力を失った王国は衰退の道を辿っていった。
『ゼルダの伝説』でのハイラルは、かつての王国ではなくハイラル地方の「小王国」となっていた。ハイラルにあるトライフォースは「力」と「知恵」の2枚のみでマスターソードも存在しない。大魔王ガノンは最初から封印されておらず、トライフォースを求めてハイラルに侵攻してきた。この2枚のトライフォースのうち「力」はガノンに奪われ、ガノンに捕らわれたこの時代のゼルダ姫は「知恵のトライフォース」を8つに分解し、インパに勇者を探すように告げて逃がした。インパは追っ手に追われ追い詰められたが、近くを通りかかったリンクに助けられ、リンクはガノンを倒しゼルダ姫を救出するために8つに分かれた「知恵のトライフォース」を探す旅に出た。そして「知恵のトライフォース」を手に入れたリンクはガノンを退治して「力のトライフォース」を取り返す。
製品のコピーなどで「リンクの最後の冒険」と銘打たれたのが『リンクの冒険』である。前作『ゼルダの伝説』からは3年後が舞台。ガノン軍の残党が勇者リンクを生け贄にガノンの復活を企む中、リンクは永い眠りについている「初代ゼルダ姫」を目覚めさせるために「勇気のトライフォース」を授かる試練に身を投じ、ガノンの残党を退け数々の神殿の魔物と自分の影を打ち破り、見事「勇気のトライフォース」を獲得し幕を閉じる。設定上ゲームオーバーになった場合は、リンクを生け贄にガノンが復活するというバッドエンドになるが、FDS版『リンクの冒険』ではガノンは名前しか登場しない。NES版ではゲームオーバー時にガノンのシルエットと笑い声が入る。また「初代ゼルダ姫」が眠りについた時点から『リンクの冒険』の時代まで「勇気のトライフォース」は失われたままとなっており、この期間はトライフォースが2枚しか存在しなかったことになる。
『ゼルダの伝説』『リンクの冒険』は『神々のトライフォース』より未来の時代とされているが、この時代の「ハイラル王国」が『神々のトライフォース』の「ハイラル王国」と同一であるかどうかは不明である。『リンクの冒険』で語られる「初代ゼルダ姫の伝説」によれば初代ゼルダ姫が眠りについた事件以降、王家に生まれる女性には代々「ゼルダ」の名が付けられることになる。『リンクの冒険』ではハイラル全体を他の作品よりも広い範囲を動いており、人がたくさんいる街の数はシリーズ最多である。街のいくつかには『時のオカリナ』の六賢者の名前がつけられている。

時の勇者リンクが子供時代に戻った時間軸

ムジュラの仮面(N64/3DS)
『時のオカリナ』のエンディング後、7年後での魔王ガノンドロフとの戦いを終えた時の勇者リンクは、その時代にいたゼルダ姫によって元の時代(ゼルダ姫と出会う前の7年前)に戻った。リンクは戻った時代のゼルダ姫のもとに会いに行き、王に取り入るガノンドロフを見張っていたゼルダ姫に対して未来で起こる出来事を伝え、ガノンドロフの野望を阻止するためには聖地を開いてはいけないと語る。その話を聞いたゼルダ姫はリンクに「時のオカリナ」を託し、ガノンドロフの手が届かないところへ逃げるように告げた。リンクは相棒のナビィを探すことも兼ねて、ロンロン牧場からエポナを借りて旅に出る。その途中で仮面をつけたスタルキッドに襲われ、あと3日で月の落下で滅びるタルミナに迷い込んでしまった。そしてムジュラの仮面の思惑と月の落下を阻止しタルミナを救ったリンクは、再び人知れず旅に出た。
『時のオカリナ』エンディングでリンクが時間移動する際に、リンクから「勇気のトライフォース」が解放されている。しかし戻った時代では聖地を開いていないものの、リンクは戻った時代の「勇気のトライフォース」を宿しており、『トワイライトプリンセス』におけるリンク、ゼルダ、ガノンドロフが神に選ばれた力を宿していた要因になっていると言われている。
トワイライトプリンセス(GC/Wii)/リンクのボウガントレーニング(Wii)
『時のオカリナ』エンディングで、時の勇者リンクが本来の時代に戻ってきた時間軸(プレイヤー視点でいう「少年リンク側」の軸)の未来の話[8]。『時のオカリナ』『ムジュラの仮面』から百数年後の時代にあたり、同じく『時のオカリナ』の続編とされている『風のタクト』とはパラレルワールド(別の時間軸)の関係にあたる。
『時のオカリナ』のリンクはエンディングで本来の時代に戻った後、その時代のゼルダ姫のもとに会いに行き、ガノンドロフの野望を未然に阻止するように手を打ってから旅に出た。その結果、聖地の侵略を目論んでいたガノンドロフの目論みは失敗に終わり、本来なら起こる筈だった「時の勇者と魔王の戦い」が起こらず歴史が変化した。それから数年後にガノンドロフは捕らわれて賢者たちに処刑されかけたが、神の力を発揮させて賢者達を圧倒。しかし賢者たちの咄嗟の判断によって、かつて聖地に侵略しようとした一族を封印したとされる「影の世界」に封印された。
影の世界に追放されたガノンは怨念となり、その怨念は影の王の臣下で野心家であったザントを利用した。ザントは影の世界の住民を魔物に変え、黄昏の姫ミドナの力を奪った。そしてザントは光の世界へ侵略し、城に攻め入りゼルダ姫を降伏させ、光の精霊から「光」を奪い光の世界を「トワイライト」の領域へと変えていった。その中でラトアーヌ地方に住む勇者の血を引く青年リンクは、「トワイライト」の領域に引き込まれた際に神の力に選ばれた勇者として目覚めて神獣の姿となり、それを見たミドナは彼を利用してザントを倒し影の世界を救うためにリンクをサポートするようになった。リンクは冒険の末にパートナーのミドナと、同じく神に選ばれた力を持つゼルダ姫と共に、ザントと黒幕のガノンドロフを倒しハイラルに平和を取り戻した。ガノンドロフは最後に「光と闇の戦いの始まりと思え」という言葉を残した。
今作の外伝的作品として『リンクのボウガントレーニング』がある。また『ハイラル・ヒストリア』では今作のリンクは『時のオカリナ』及び『ムジュラの仮面』のリンクの子孫であり、時の勇者リンクも「骸骨の剣士」として登場していると書かれている。
4つの剣+(GC)
『トワイライトプリンセス』でガノンドロフが倒されてから数百年後、ゲルド族とハイラル王国は親交を回復していった。しかし、新しいガノンドロフが転生して生まれ、村の掟を破って邪器「トライデント」を復活させ、ハイラルを闇に覆うとした。その際に太古に封印された風の魔神グフーをも復活させ、封印の役目を持つ巫女やゼルダ姫がさらわれてしまい、リンクはフォーソードを抜いて体を4つに分け、冒険の旅に出る。そして最終的にはフォーソードでグフーを倒し、ガノンドロフを封印した。
『ハイラル・ヒストリア』では、これがグフーの最期だと記載されている。一方のガノンドロフはフォーソードに封印されながらも、再び復活するような発言を残している。

時の勇者リンクが魔王ガノンドロフを倒した時間軸

風のタクト(GC/Wii U)/夢幻の砂時計(DS)
『時のオカリナ』でリンクとガノンが死闘を繰り広げ、リンクとゼルダ達によってガノンが封印されたその後の話(プレイヤー視点でいう「青年リンク」側の時間軸)[8]。『時のオカリナ』エンディングで、リンクが元の時代に帰った後の時間軸の未来の話であり、『トワイライトプリンセス』とはパラレルワールド(別の時間軸)の関係にあたる。
時の勇者によって魔王ガノンドロフは封印されたが、「力のトライフォース」を持ったまま封印されたガノンドロフは長い時を経て地の底から復活してしまう。歴史の分岐により時の勇者が現れなかったハイラルは滅亡に追い込まれ、民は苦渋の決断の末に神に全てを委ねる事にし、その願いを聞き入れた神はハイラルごとガノンドロフを封印し、王国は海の下に沈んだ。この時すでに「ハイラル王家」は王国ハイラルとともに滅亡しており、「知恵のトライフォース」の欠片を持つ王族の子孫も行方不明となっている。そして『風のタクト』の物語はそれから更に長い時を経て、「王国」と「時の勇者」の伝説が残るリンクの住むプロロ島から話は始まる。ガノンドロフは長い時を経て現代に復活しており、シリーズ中最も年を取った渋い外見をしていた。プロロ島に住む少年リンクは、伝説の謂れにより成長した祝いに緑の衣を授かるも、その矢先にガノンドロフの配下の怪鳥・ジークロックに妹を攫われてしまい、また攫われそうになるも助け出した海賊テトラに頼み込んで妹の救出と冒険の旅に出る。
伝説の勇者が使用していた退魔の剣「マスターソード」は、「時の勇者が使用していた」とされており、これを手にしたリンクとハイラル王家の子孫であるゼルダ(テトラ)の協力のもと、ガノンドロフは倒され石化する。この時のガノンドロフの最後の言葉は「フフフ、風が吹いておる」で、この風とは、「新しさ」「平和」の風と思われ、ガノンドロフの「ハイラル征服への諦め」を思わせるものがあり、『トワイライトプリンセス』のガノンドロフの言葉とは対照的であった。その直後、すでに海の底に潜めていたかつての王国ハイラルは、ハイラル王自らの願いでトライフォースの力により、ガノン、ハイラル王、マスターソードとトライフォースを巻き込み、完全に海の底へと沈み、完全に滅亡。そしてハイラル王の言葉を受け、新天地を目指すリンクとゼルダの新たな冒険が始まるところで『風のタクト』は終わる。
この新天地を求める航海の途中に起こった冒険譚が『夢幻の砂時計』である。今作のリンクは、ガノンドロフに「時の勇者の生まれ変わり」と呼ばれていた。
大地の汽笛(DS)
『風のタクト』及び『夢幻の砂時計』のリンクやゼルダたちは、無事に新天地に辿り着いた。そこはかつて光の神が魔王マラドーを封印したとされる「神の塔」とその封印を繋ぐ「神の線路」がある大地で、天から遣わされ封印を守護してきたロコモ族の理解を得て「新生ハイラル王国」を建国。王国は繁栄し、「神の線路」を利用した汽車によって陸上交通技術がかつてないほど発展する。
この時代の物語が『大地の汽笛』であり、前作から約100年の年月が経過している。各地で線路が消えていく異変を憂いたテトラの玄孫(5代目)にあたるゼルダ姫は新米の機関士リンクと共に原因を調べようとするが、マラドーの手下である大臣キマロキによって身体を奪われ、魂だけの存在となってしまった。ロコモ族のシャリンによってキマロキが魔王復活を企んでいることを知ったゼルダ姫は、自分の体が魔王の器にされるのを阻止するため、霊体であることを生かしてリンクと共に冒険を繰り広げる。
この時代の「ハイラル王国」は「時のオカリナ」や「トワイライトプリンセス」、「神々のトライフォース」におけるハイラル王国とは別の存在である。

作品[編集]

シリーズ[編集]

ゼルダの伝説

リンクの冒険

ゼルダの伝説 神々のトライフォース

ゼルダの伝説 夢をみる島

ゼルダの伝説 時のオカリナ

ゼルダの伝説 夢をみる島DX

ゼルダの伝説 ムジュラの仮面

ゼルダの伝説 ふしぎの木の実

ゼルダの伝説 風のタクト

ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣

ゼルダの伝説 4つの剣+

  • 発売日:2004年2月21日
  • ハードウェア:ニンテンドーゲームキューブ

ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし

  • 発売日:2004年11月4日
  • ハードウェア:ゲームボーイアドバンス[18]

ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス

  • 発売日:2006年12月2日
  • ハードウェア:ニンテンドーゲームキューブ、Wii

ゼルダの伝説 夢幻の砂時計

ゼルダの伝説 大地の汽笛

ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D

ゼルダの伝説 スカイウォードソード

ゼルダの伝説 風のタクト HD

ゼルダの伝説 神々のトライフォース2

ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D

ゼルダの伝説 最新作

  • 発売日:未定
  • ハードウェア:Wii U[24]

Wii U 最新作[編集]

ゼルダの伝説 最新作
対応機種 Wii U[24]
開発元 任天堂[24]
発売元 任天堂[24]
プロデューサー 青沼英二[25]
発売日 未定[24]
テンプレートを表示

Wii Uで最新作が開発中である。オープンワールドの広いフィールドをより自由に遊べるようになるという[26]

プロデューサーの青沼英二によるとスタッフ達は自由に探索できる世界に新たな可能性を見出しており、またそのアイデアの広がりは自身の予想を上回るものなのだという。このため青沼は、期限を守ることより、自分達の考えるベストな形にすることに注力すべきと考え、当初の2015年末の発売予定を第一優先とせず、「最も完成度の高い究極のゼルダ」にすることを第一優先にするとした[25]

脚注[編集]

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注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d ゼルダの伝説1”. 任天堂. 2014年11月4日閲覧。
  2. ^ a b 宮本茂プロデューサーが語る『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の世界”. 任天堂. 2014年11月4日閲覧。
  3. ^ ゼルダの伝説 夢幻の砂時計 開発スタッフインタビュー”. ニンドリドットコム. 2015年2月12日閲覧。
  4. ^ a b ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D”. 任天堂. 2015年1月26日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h 『ゼルダの伝説』ってこんなゲーム -入門編-”. 任天堂 (2014年6月25日). 2014年11月4日閲覧。
  6. ^ a b c VC ゼルダの伝説 時のオカリナ”. 任天堂. 2014年11月4日閲覧。
  7. ^ ゼルダの伝説 時のオカリナ”. 任天堂. 2014年11月4日閲覧。
  8. ^ a b c ニンドリドットコム〜青沼英二さんロングインタビュー〜『平和が戻ったハイラルから百数年後の世界』
  9. ^ ハイラルヒストリア ゼルダの伝説大全92ページより
  10. ^ http://www.nintendo.co.jp/3ds/bzlj/prologue/
  11. ^ ニンテンドードリーム 2014年2月号
  12. ^ 傑作の代名詞 歴代『ゼルダの伝説』紹介 Page-1”. 任天堂. 2014年11月4日閲覧。
  13. ^ a b 傑作の代名詞 歴代『ゼルダの伝説』紹介 Page-2”. 任天堂. 2014年11月4日閲覧。
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  16. ^ ゼルダの伝説 風のタクト”. 任天堂. 2014年11月4日閲覧。
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  26. ^ 2014年6月27日(金) 第74期 定時株主総会 質疑応答”. 任天堂 (2014年6月27日). 2014年11月4日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]