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サテラビュー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サテラビュー
メーカー 任天堂
種別 ゲーム機周辺機器
世代 第4世代
発売日 日本の旗 1995年4月中旬(申込者への発送開始)[1]
日本の旗 1995年11月1日(店頭販売開始)
対応メディア 衛星放送専用・対応ロムカセット
対応ストレージ 8Mメモリーパック
フラッシュメモリ
BS-Xカセット内蔵
バッテリーバックアップ
外部接続 ビットストリーム入力端子
38ピン拡張コネクタ(未使用)
オンラインサービス セント・ギガ衛星データ放送 スーパーファミコンアワー[注釈 1]
売上台数 日本の旗 200万台(出荷台数)[要出典]
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セント・ギガ衛星データ放送
スーパーファミコンアワー
運営元 衛星デジタル音楽放送
任天堂(1998年度まで)
種類 ゲームソフトおよび各種情報番組の放送
サービス開始日 1995年4月23日
サービス終了日 2000年6月30日
プラットフォーム サテラビューを接続したスーパーファミコン
価格 無料
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サテラビューSatellaview)は、1995年任天堂が日本で発売したスーパーファミコン専用周辺機器であり、1995年から2000年までBSアナログ放送にて実施されたスーパーファミコン向け衛星データ放送サービスの受信機である。

放送は無料で実施され、主にゲームソフトデジタルマガジンが配信された。本体セットの直販および希望小売価格は送料税込18,000円。

歴史

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衛星データ放送制度化

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1984年に打ち上げられた放送衛星により実施されたBS放送は通常のテレビ放送だけでなく、独立音声放送ファクシミリ放送ハイビジョン放送、そして大容量のデータを全国同時に複数送信可能な衛星データ放送など、多彩なサービスを視野に入れて開発・実施された。しかし当初その放送電波のデジタル放送帯域はデジタル音声放送の利用のみに限られていた。データ放送は当時の郵政省により、事業としての目処が立つ事業者だけに免許が与えられる施策が採られており、魅力あるコンテンツを供給できるかどうかが、参入を希望する事業者たちが共通で頭を悩ませる点であった。

1990年11月よりWOWOWとBS放送のチャンネル[注釈 2]を共用しセント・ギガの局名で独立音声放送を運営する衛星デジタル音楽放送(SDAB)は経営悪化に陥っていた。任天堂は衛星データ放送事業の実施に向け1993年1月に子会社の任天堂ギガを設立、同社を通じ同年3月SDABへ資本参加するとともに事業計画を公表した。この事業にはSDABを任天堂の資本支援により健全化させる目的が含まれた。当時の計画ではラジオ放送を補完する文字画像情報のほか、ニュース天気予報教育番組カラオケ番組などの配信が予定されたが、ゲームソフトの放送は法規制や技術面から困難とされた[2][3]

BSによる衛星データ放送は1993年から1994年にかけ郵政省の諮問機関により答申・制度化が行われた。その後1994年12月にセント・ギガのデジタル放送帯域を使用し、任天堂がコンテンツを供給するプランが認可を受け、SDABへ対し放送免許が交付された[4]。規制緩和により天気予報やニュースは実施せず、任天堂が得意とするゲームソフトを中心とした娯楽放送として実施されることとなった。コールサインはJO33-BS-TDM1である[注釈 3]

サービスセンター開設・機器販売開始

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1995年2月13日より機器の通信販売、受信機器の接続方法や放送内容等の問い合わせに応じるコールセンター「任天堂サテラビューサービスセンター」が設置され、SDAB設立当初から資本参加していたベネッセコーポレーション[注釈 4]が共同運営した。問い合わせ先の電話番号には東京・大阪の2番号が用意された。

任天堂はこれと同時に専用カセットなど受信に必要な機器をまとめた「サテラビューセット」の通信販売を開始した。価格は送料税込18,000円である。店頭や『クロノ・トリガー』に同梱し配布された小冊子、ゲーム雑誌へ綴じこまれた注文ハガキ、サービスセンターにより申し込みを受け付け、1995年4月中旬からヤマト運輸代金引換にて順次配送が開始された。この時点での申し込み数は約1万件あり、販売目標数は1995年度内で200万台とされた[5]。しかし店頭販売はまだ実施されなかった。

衛星データ放送サービス開始

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衛星データ放送サービスは1995年4月23日16時からセント・ギガ衛星データ放送 スーパーファミコンアワー[注釈 5]の名称で、広告収入による無料放送の形態により本放送を開始した[6]。データ放送を受信するには受信機器を揃えるのみでよく、セント・ギガとの受信契約や有料放送を受信するためのBSデコーダーは必要としなかった。

放送は毎日昼12時から深夜2時まで行われた[注釈 6]。1時間あたりゲームやデジタルマガジンを交代で2-3番組、一部時間帯を除き番組ガイドを常時配信する編成を基本とし、夕方16-19時は同時に放送されるラジオ番組とデータ番組を連動させた「音声連動番組」の時間に割り当てた。セント・ギガのラジオは有料放送のため通常はスクランブルが掛けられ、加入者以外は聴くことはできなかったが、この音声連動番組の時間帯は無料のノンスクランブル放送で行われ、セント・ギガとの契約およびBSデコーダーの有無、サテラビューの有無に関わらずBS受信機のみでラジオ音声を聴くことができた。

スーパーファミコン向けにソフトを発売した主要サードパーティー各社も積極的に関与した。スクウェアは『クロノ・トリガー』のサウンドテストなどデモ番組を放送し、ラジオ番組にはスタッフがインタビューに出演した。アスキーはサテラビュー向けにゲームソフトを供給した他、放送開始とともに『月刊ファミコン通信攻略スペシャル』の増刊、姉妹紙として、データ放送の番組表、放送されるゲームの内容や攻略情報、番組出演者へのインタビューなどを掲載した月刊誌『サテラビュー通信』を刊行した。ハドソンは自社広報ラジオ番組を開始するとともに、サテラビュー専用に供給したゲームソフト『鮫亀』のテレビCMを製作・放送した。このCMは鮫亀のテーマソングとともに福原愛が登場し、店頭では売っていないソフトであることが告知された。

任天堂による広告では衛星放送による新サービスであることを強調した「宇宙から新しいゲームが降りそそぐ。」、視聴者が参加する放送であることを示す「聴く、見る、遊ぶ、参加する!!」のキャッチコピーが用いられ、「世界初の衛星データ放送」と説明された。このデータ放送はマルチメディアの実例として、さらにはラジオやテレビに続く新しい放送形態として宣伝された。

サテラビュー向け事業縮小と新たな事業計画

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1995年11月よりサテラビュー本体セットの店頭販売を開始するものの購入者・普及台数は伸び悩み、1996年度に入ると音声連動番組を減少させるなどデータ放送サービスは規模を縮小した。アスキーは放送内容の縮小に伴い『サテラビュー通信』を1996年春に休刊し、スクウェアとホリ電機[注釈 7]はゲーム供給を打ち切った。1996年9月末には任天堂サテラビューサービスセンターが業務を終了し、10月以降番組内容に関してはセント・ギガが、受信機器に関しては任天堂がそれぞれ個別に対応することとなった。

同年6月に任天堂は野村総合研究所マイクロソフト株式会社と共同で、セント・ギガのデータ放送とインターネットを融合させたWindowsPC向けの情報サービスを提供する計画を発表したが、1997年に計画を白紙撤回した[7][8][9]

SDABと任天堂の決裂

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1998年に任天堂は京セラと共同でSDABを通じてBSデジタル放送によるテレビ放送への進出計画を発表[10]。しかしSDABの累積債務一掃のため増資を行う計画であったことからSDABの前経営陣を中心とした既存株主らが反対したことでこの計画も白紙となった[11]

SDAB単独運営への移行・放送終了

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SDAB前経営陣ら既存株主との騒動の結果、任天堂はデータ放送事業の継続を断念し提携解消と番組供給打ち切りを決定する。1999年4月3日をもってデータ放送のスポンサーから撤退し、続いてSDAB出向者と資本を引き揚げた。SDABは新年度となる翌4日からデータ放送サービスを単独運営するともにサービス名称からスーパーファミコンアワーの名を外し、単にセント・ギガ衛星データ放送とした。

コンテンツ供給者であった任天堂の撤退により番組の削減と再放送、放送時間の縮小が繰り返され、新規コンテンツと言えるものは番組受信メニュー「サテラガイド」内における読み物の更新のみとなっていたが、単独運営を開始した1年3か月後の2000年6月30日23時、サテラガイドおよび『ドクターマリオ』BS版の配信を最後にデータ放送サービスは終了した[12][13]。SDABは終了の理由として新規スポンサーの獲得ができず放送継続が困難となったことを挙げた[14]

放送終了当日のサテラガイドにおいては以下の告知文が掲載された。

サテラビュー向けデータ放送は本日を〔ママ
をもちまして終了いたします。

’95年4月放送開始以来、5年と2ヶ月、
長い間応援いただき本当にありがとう
ございました。

今後の衛星データ放送の予定はホーム
ページ上にて発表してまいります。

http://www.stgiga.co.jp

をご覧ください。

セント・ギガ
衛星デジタル音楽放送株式会社

普及阻害の要因

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サテラビューは以下の要因により普及には至らなかった。

煩わしい販売形態
販売開始時点では店頭購入できず通信販売のみとされており、専用ハガキの送付もしくはサービスセンターへの電話で申し込む必要があった。店頭販売は放送開始から約半年後の11月1日からとなり、取扱店舗も限られた。
未普及のBS放送
当時はBS受信機器の普及・低廉化が進んでおらず、特にスーパーファミコンの主要ユーザーとなる子供や若年層の場合、すでにBSの直接受信環境を有する家庭でないとサービス利用は難しかった。さらに当データ放送とハイビジョン試験放送を除きすべて有料放送だったため、データ放送サービスも有料と誤認された。
データ放送はアンテナとチューナーによる直接受信でのみ利用できたため、データ放送の送受信ができない当時のケーブルテレビや、共聴受信設備によりチューナー不要でBS放送を視聴可能な集合住宅では受信できなかった。
積極的でない広報活動
雑誌広告は放送開始前から長期に渡り実施されたが、テレビCMは他のゲームソフトと同様に1か月程度しか放送されず、市販スーパーファミコンソフトへの広告資材封入は『クロノ・トリガー』『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』などごく一部のみ実施された。番組内容を知る手段は一部のゲーム誌や新聞に掲載された番組表、または広告に限られた。
次世代ゲーム機の普及とスーパーファミコン市場の縮小
データ放送開始時点で競合他社のプレイステーションセガサターンなどの第5世代ゲーム機がすでに発売されており、ゲーム業界やゲームファンの興味はこれらのソフトや価格競争に推移していた。さらに任天堂自身も1996年6月にはNINTENDO64を発売し、スーパーファミコン市場を優先すべき理由がなくなった。

技術

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BSアナログ放送の電波は1チャンネルあたり27MHzの帯域があり、以下のように配分されていた。WOWOWおよびセント・ギガが利用していたBS第5チャンネルを例に挙げて説明する。詳しくはアナログによる衛星放送を参照のこと。

  • 映像部 - この部分はWOWOWのテレビ映像信号が使用しており、地上アナログ放送で使われていたNTSC信号が17MHzの帯域を使ってFM変調されていた。
  • 音声部 - この部分は地上波とは違って1秒あたり約2Mbのディジタルデータが送られており、6.5MHzの帯域を使ってDQPSK変調されていた。通常音質のAモードの場合、32kHz10bit(14bitから準瞬時圧伸)で収録された音声が最大4チャンネルと最低480kb/s[注釈 8]のデータ放送が利用できた[注釈 9]。音声部はWOWOWとセント・ギガが共用した。
    • デジタル音声1 - WOWOW主音声(ステレオ設定時:WOWOW左音声)
    • デジタル音声2 - WOWOW副音声(ステレオ設定時:WOWOW右音声)
    • デジタル音声3 - セント・ギガ主音声(ステレオ設定時:セント・ギガ左音声)
    • デジタル音声4 - セント・ギガ副音声(ステレオ設定時:セント・ギガ右音声)
    • データ部 - 衛星データ放送では、第5チャンネルのこの部分をゲームデータの送信に使用した。このほか従前からWOWOWとセント・ギガの加入者管理用としてBSデコーダーへの制御信号送信にも使用された。

任天堂は衛星データ放送の実施に先立ち、セント・ギガに割り当てられたデジタル放送データ部を通じて受信したデータをスーパーファミコン上で実行する機能と、セント・ギガのラジオ音声とスーパーファミコンの映像・音声をミキシングし同時にテレビへ出力させる機能を備えた専用周辺機器「サテラビュー」を開発した。

受信機の構成

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機器の接続方法と信号の流れ

データ放送の受信機器は以下の「サテラビューセット」に加え、スーパーファミコン本体、スーパーファミコン用のAVケーブル、テレビ・ビデオデッキなどを含むBSアナログチューナー内蔵機器、BSアンテナ、テレビと数多くの機器で構成された。

サテラビュー本体
型番 - SHVC-029
スーパーファミコン本体底面の28ピン拡張コネクタに接続するデータ放送受信機。BSアナログチューナーのビットストリーム端子から出力されたプログラムデータおよび音声データを受信し、スーパーファミコン本体へ送る。本体下部に設置するという構成は、かつてのファミリーコンピュータ ディスクシステムのそれに近いが、以下の点において機械としての進歩を見ることができる。
  • 専用カセットとサテラビュー本体は独立しており、通常のカセットへの差し替えが容易[注釈 10]
  • スーパーファミコンとは底面のビス2本で固定。
  • 後述の電源中継ボックスによってACアダプタを一本化。
内部には拡張コネクタが用意され電話回線ハードディスクを繋ぐ構想もあった[15][16]が、この端子へ接続する機器は発売されなかった。
衛星放送専用カセット『BS-X —それは名前を盗まれた街の物語—』
ハードウェア型番 - SHVC-028、ソフトウェア型番 - SHVC-ZBSJ-JPN
データを受信し実行するためのメニューアプリケーションを搭載したロムカセット。BS-Xカセットと略される。スーパーファミコン本体に挿し込み電源を投入するとタイトル画面に続き、コンピュータRPGに出てくるような「名前を盗まれた街」が現れる。プレイヤーは自分の分身となる少年または少女を動かし、街の中に点在する建物に入ることでデータの受信や実行を行うことができた。受信したゲームの進行状況や得点などのセーブデータはこのカセットのバックアップSRAMに記録される。
上部には8Mメモリーパックの接続コネクタがあり、放送受信時は常にメモリーパックを差し込んだまま使用する。
8Mメモリーパック
型番 - SHVC-031
受信したデータ放送番組を記録するためのメモリーカートリッジ。メモリーパックと略される。BS-Xや衛星放送対応カセットの上部に用意されたコネクタに差し込んで使用する。容量8Mビットのフラッシュメモリを搭載しており、データの書き換えや半永久的な保存が可能。音声放送の記録はできない。
本体セットには1つ同梱された。1995年7月からはサテラビューサービスセンター経由での通信販売が開始され、後にサテラビュー取扱店や任天堂ホームページでの販売もされた。単品での税別販売価格は5,000円。いずれにも記録した番組名などを記入しメモリーパックへ貼り付けるためのインデックスラベルが1シート同梱された。
アスキーが発売したツクールシリーズの『RPGツクール2』『音楽ツクール かなでーる』『サウンドノベルツクール』では、セーブデータを保存する外部記憶装置として8Mメモリーパックを使用することができた。さらに『音楽ツクール かなでーる』で作成した曲データを8Mメモリーパックに記録させ、『サウンドノベルツクール』または『RPGツクール2』で使用することもできた。これらの機能を利用する場合サテラビュー本体を接続する必要はない。
この8Mメモリーパックを介したゲームボーイバーチャルボーイNINTENDO64など他機種へのゲームデータ配信も構想された[15]が実現はしなかった。
同形状の周辺機器にROMパックが存在する。対応カセットへのデータ追加を目的としたロムカートリッジで、同梱または別売りされたソフトには『鮫亀』『SDガンダムGNEXT』がある。
AVセレクタ
型番 - SHVC-030
BSアナログチューナーまたは内蔵ビデオとスーパーファミコン本体の映像・音声を自動で切り換える機器。通常はBSアナログチューナーからの映像・音声をテレビに中継しており、スーパーファミコン本体の電源投入動作と連動してゲーム画面をテレビに表示させる。この他電源とビットストリーム信号をサテラビュー本体へ中継し、各機器の接続を容易にする役割も持つ。スーパーファミコン本体からの映像・音声の中継にはステレオAVケーブルまたはモノラルAVケーブルを使用する。RFスイッチ、S端子ケーブル、RGBケーブルは接続できないため、これらのケーブルを使用する場合はAVセレクタを経由せずにテレビと直接接続する。この機器の設計・製作はホリ電機が担当した。
ACアダプタ
型番 - SHVC-032
サテラビュー本体とAVセレクタ、スーパーファミコン本体へ電源を供給するための機器。AVセレクタへ接続し、コンセントへの常時接続と通電が推奨された。プラグの形状が異なるためスーパーファミコン本体には直接接続できない。全ての電源はこのサテラビュー用ACアダプタで供給されるため、スーパーファミコン用のACアダプタ HVC-002は必要としない。
電源中継ボックス
型番 - SHVC-033
サテラビュー本体の電源出力からスーパーファミコン本体へ電源を供給するL字型の機器。これによって使用する電源コンセントの数を一本のままに出来る。この機器を使用せず、スーパーファミコン本体にはこれまで通りのACアダプタを使うということも一応は可能だが、この場合、使用コンセントの数は二つになってしまう。

サテラビュー本体セット各機器と本体基板(MAIN-BSA-01)に実装されているLSIの例[注釈 11]

サテラビューセットにはこれらの機器の他、各機器の機能を説明した「取扱説明書」、BS-Xの内容と操作方法を解説した「BS-X取扱説明書」、サテラビューセットと各種BS機器との接続方法を解説した「接続説明書」の3冊が同梱された。

放送形態による番組の分類とその一例

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この項目ではサテラビュー向けに放送された番組を放送形態ごとに分類し、その詳細と番組名を掲載した。1996年まではサテラビューのみで供給される体験版や一部オリジナルゲームを秘伝ゲーム(ひでんゲーム)の名称で放送した。

作品名と共に記された年は初回放送年のため、実際の制作年とは一致しない。

サウンドリンクゲーム

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あらかじめ決められた1時間にラジオ音声とゲームデータを同時に放送し、その放送時間内のみプレイできるゲーム。1995年度までは音声連動ゲームと呼ばれたが、1996年度から呼称をサウンドリンクゲームに変更した。

ゲームの参加・受信は放送時間内に限られた。8Mメモリーパックのデータはすべて消去され、サウンドリンクゲームのデータが上書きされた。放送終了後にサウンドリンクゲームの再起動はできず、時間外にプレイすることはできない。ただしごく一部にはメモリーパックのデータ消去を必要としない番組、放送時間後にもゲームの再起動・プレイができる番組、他時間帯でゲームのみの放送が実施された番組も存在した。

スコアランキングなどのイベントを実施したゲームでは番組終了後にゲーム中の成績を暗号化したパスワードが画面に表示された。このパスワードをセント・ギガにハガキやファクスで送ると後日マガジン番組内で成績発表が行われ、参加者にははがきによる賞状、成績優秀者もしくは抽選で選ばれた当選者にはメモリーパックやテレホンカードなどの景品が贈られた。

ゲームとラジオの連動は以下の形式に分けられる。

ゲームを主とした番組
プレイヤーの操作によりゲームが進行する。ゲーム内では制限時間内にスコアをできるだけ獲得する、イベントをクリアするなどの目的が設けられ、ラジオではゲームBGMラジオドラマが放送される。ラジオの合図やセリフによってゲームの開始・終了時刻・ヒントを知らせたり、ゲーム上にアイテムやイベントが発生するなどの変化が起こる。
ラジオ音声を主とした番組
ラジオ音声に合わせて半ば強制的にゲームが進行する。
  • 『サテラQ』『わいわいでQ』(1995年 - 1999年) - 石井康嗣扮する「ギャラクター石井」が司会を、「りょう子ちゃん」と呼ばれる20歳前後の一般女性がアシスタント兼回答者を務めた視聴者参加型データ連動クイズ番組。BSデジタル放送にて各局が実施したデータ連動クイズ番組をこの時点で実現していた。1995年度夏に20分ラジオ番組と同時放送のラジオ非連動型クイズ番組として開始。さらに同年秋から翌年3月までは『わいわいチェック』と合わせ『わいわいでQ』へ改題。1996年度からは1時間すべてクイズの『サテラQ』となり再改題した。
  • 『Rの書斎』『Rの書斎 第二幕』(1997年) - 怪談超常現象を題材としたラジオドラマ。サテラビューを利用すると字幕や内容に沿った画像がテレビ画面に表示され、さらに途中で選択肢も現れる。選んだ選択肢によってはラジオ音声に代わり、あらかじめメモリーパックに蓄積された音声が再生され、新たな物語を聴くことができた。主人公の甲山たけしは岸野幸正が、彼に話を提供するR老人は龍田直樹が演じた。この他の登場人物もすべて青二プロダクションの所属役者が演じた。
ラジオ非連動番組
ラジオを聴きながらプレイする機能を備えるが連動はしないゲーム。以下は時間外のプレイ・再起動とも可能とされ、他時間帯でゲームのみの放送も行われた。
  • 『わいわいチェック』(1995年 - 1996年) - ホリ電機制作の間違い探しゲーム。初期の『サテラQ』と同様ラジオ連動時間帯で放送開始し、後に『わいわいでQ』の後半枠で放送された。
  • 『BSモノポリー講座 ボードウォークへの道』(1995年)- ラジオを聴きながら『ザ・モノポリーゲーム2』の改変版をプレイする番組。

イベントゲーム

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サテラビュー専用に作られたゲームや市販のゲームを改変したイベント版を使用して、スコアなどの成績を競う番組。新作ゲームの体験版を兼ねた物も多い。一度メモリーパックに受信・記録すれば放送時間外にもプレイできた。イベント終了後は再放送されない作品、引き続きBSオリジナルゲームや体験版として再放送された作品に二分される。1997年度には月ごとに新たなイベント用ゲームを供給する企画「マンスリーイベント」が実施された。

BSオリジナルゲーム

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ランキングなどのイベントを開催せずサテラビュー独自作品として供給されたゲーム。企業イメージの向上や新発売のゲームを盛り上げる目的で放送された作品、市販が見送られていた作品、期間終了後のイベントゲームなどがある。一部には実行回数制限が付けられたゲームもあり、規定の回数ゲームを起動すると再度受信するまでプレイ不可能となった。

  • 『クロノ・トリガー ジェットバイクスペシャル』『クロノ・トリガー キャラクターライブラリー』『クロノ・トリガー ミュージックライブラリー』(スクウェア 1995年) - 『クロノ・トリガー』の販促作品として放送された。「ジェットバイクスペシャル」は本編に収録されたミニゲームの「ジェットバイク」を独立させたゲーム。「キャラクターライブラリー」はプレイヤーキャラクターや敵キャラクターの紹介、「ミュージックライブラリー」は本編で使用されている曲を自由に聴けるサウンドテストのため、厳密にはゲームではない。
  • 『すごいRPG?』『うまたろうゲンナリンだいぼうけん』(アスキー 1995年)- 『ファミコン通信』編集部のバカタール加藤桃栗たき子が『RPGツクール SUPER DANTE』で作成、同ソフトの販促も兼ねた奇想天外なストーリーのRPG。
  • 『ダイナマイ・トレーサー』『トレジャー・コンフリクス』『恋はバランス たとえばK君の多忙な一日編』『ラジカル・ドリーマーズ -盗めない宝石-』(スクウェア 1996年) - ゲームジャンルは順にタイムアタック要素のある戦略型アドベンチャーゲームシューティングゲーム要素のあるRPGギャルゲーの要素を盛り込んだボードゲームサウンドノベル形式のアドベンチャーゲームである。当時のスクウェアはRPGを主力とした企業であったが、これらは他ジャンルへの可能性を示す実験作として制作、放送された。
  • 『カービィのおもちゃ箱』(任天堂 1996年) - 『星のカービィ スーパーデラックス』の発売を記念して放送された8種のミニゲーム群。起動後同ゲームのメニュー画面を流用したCMが表示された。
  • ヨッシーのパネポン』BS版(任天堂 1996年) - 『パネルでポン』の日本国外版として開発された作品。市販されたゲームボーイ版の販促および発売記念として放送され、タイトル画面には宣伝文を掲載した。
  • 『ゴルフ大好き! O.B倶楽部』『改造町人シュビビンマン零』(メサイヤ 1997年) - 完成しながらも発売が見送られたゴルフゲームとアクションゲームをサテラビュー用番組として供給。

体験版

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新作ゲームの体験版。1995年度は各社から新しい作品が提供されたが、翌年度からは減少した。実行回数制限のある物、プレイ可能範囲やゲームモードなどに制限をつけた物、時間制限があり一定の時間で強制終了する物、ゲームの操作はできずデモ映像を見るのみのソフトが存在した。

ゲームベストセレクション

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カセットで市販されたスーパーファミコンソフトをそのまま放送する番組。1996年8月から開始された。これらは1回の受信につき5回までの実行回数制限があり、バックアップ機能付のゲームはその機能が利用できない制限があった。発売当時には体験版として、さらに後年にはこの枠で放送された作品も存在した。

衛星放送対応ソフト用追加データ

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BS-Xと同様にメモリーパックの差し込み口が付いたスーパーファミコンソフトは、データ放送にて追加データの配信が行われた。データの追加はメモリーパックを介して行った。BS-Xカセットで追加データを受信・記録したメモリーパックを衛星放送対応ソフトに差し込み起動すると追加データを利用できた。一部にはデータ放送と連動するソフトもあり、放送時間中に対応ソフトをBS-Xのかわりに差し込むことでゲームに参加できた。対応ソフトは以下の全8タイトル。

  • 常勝麻雀 天牌』 - 初の対応ソフト。対局観戦データを配信。
  • SDガンダムGNEXT』 - ユニットとマップの追加。一部内容の異なる追加データを記録したROMパックも市販された。
  • 鮫亀』製品版 - 新しい絵柄の駒を追加。BS-Xで起動すると駒の自作ツールとして、鮫亀カセットで起動すると作成した駒が使えるデータも放送された。
  • RPGツクール2』 - サンプルゲームやマップ・キャラクターなど製作素材の追加。
  • ダービースタリオン96』 - レースデータや種牡馬データの配信、サウンドリンクゲームや独立データ放送との連動。
  • 音楽ツクール かなでーる』 - コンテスト入賞曲やサンプル曲の配信。本作の音楽データを他のツクールシリーズで使用するにはかなでーるカセットによるコンバート作業が必要だが、かなでーる未所有者を対象としたコンバート済みデータも配信された。
  • サウンドノベルツクール』 - コンテスト入賞作やサンプルゲームの配信。
  • 糸井重里のバス釣りNo.1』 - 専用マガジン番組の配信、サウンドリンクゲームや独立データ放送との連動。

マガジン番組

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文字に写真・イラスト・音楽・効果音などを添えた雑誌状の情報をテレビ画面で閲覧する番組。独自に企画・製作された番組の他に実在の雑誌やインターネットのWebサイトから記事を抜粋・紹介する番組も存在した。1996年度は減少するものの1997年度より再度増加し、ゲーム以外の情報を扱う番組も多数放送された。

  • かべ新聞ニュース - 番組表とイベント用ゲームの結果発表、視聴者からのハガキやファックスの紹介。
  • 取説マガジン - ゲームの操作方法や内容の説明。
  • リリー・フランキー劇場(1995年度) - リリー・フランキーによるデジタルコミック
  • UP to boy(1995年度) - アイドル情報。 ワニブックスの同名誌との提携番組。
  • BSグッズプレス(1997年度) - グッズ情報。徳間書店・グッズプレスと提携した記事抜粋番組。
  • BSファミ通(1997年度) - ゲーム情報。アスキー・ファミ通と提携した記事抜粋番組。
  • ギャル缶Bazooka!(1997年度) - アイドル、各種ランキング、プレイスポット紹介など総合エンタメ情報。
  • お料理ポン!(1997年度) - レシピ紹介と独自小説で構成される料理番組。講談社・お料理MINEとの提携番組。
  • BS任天堂HP(1998年度) - ゲーム情報。インターネットで公開された「任天堂ホームページ」の情報を抜粋した番組。

パーソナリティ番組

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ラジオ放送によるパーソナリティのトークやゲーム情報を主番組とし、同時に放送されたマガジン番組やゲームを補完番組として、これらを組み合わせた連動番組。

この時間帯に放送されたマガジン番組はラジオ内で放送された曲目、場所や人物の詳細、収録の様子やゲーム画面などの写真、番組に投稿された写真やイラスト、番組の裏話など、ラジオ音声では伝えにくい情報の掲載が行われた。ゲームにはラジオ放送を聴きながらプレイできる機能が備えられ、パーソナリティが登場するタレントゲームも制作・放送された。

放送開始から7月中旬までは月 - 土曜に「放課後の王様」、日曜に「サンデー・バカボン」の枠名が付けられ、初年度はタモリ内田有紀泉谷しげる浜崎あゆみ穴井夕子しましまんず伊集院光爆笑問題裕木奈江細川ふみえ松本梨香らによるトークバラエティ番組、AK LIVEによる音楽番組、杉山佳寿子平松広和、櫛田理子による各社のゲーム情報番組などを放送した。しかし1995年度末には大多数の番組が終了し1996年度は4番組のみ継続、AK LIVEの番組は有料放送時間帯へ移動した。1997年度はすべてのレギュラー番組が終了し、爆笑問題と裕木奈江が各々サウンドリンクゲームに出演するに留まった。

以下は1995年度に放送されたラジオ番組の一部と、それと同時放送されたゲームである。

  • 『爆笑問題の放課後の王様』と『ワリオの森 爆笑バージョン』
  • 『サバチーチカレッジ タモロス博士のサンデーゼミナール』とお絵かきロジックをゲーム化した『タモリのピクロス
  • 『内田有紀の夕暮れストリートキッズ』とジグソーパズルをゲーム化した『有紀のジグソーキッズ』、間違い探しをゲーム化した『有紀のWAIWAIキッズ』
  • 『裕木奈江の明日になれば…』と裕木奈江をキャラクターに起用したアクションゲーム『KONAEチャンのどきどきペンギン家族』
  • 杉山佳寿子がパーソナリティを務めたハドソンの広報番組『UNDAKE30 鮫亀大作戦』と『鮫亀

以下は1996年度に放送された全番組である。投稿企画としてゲームのアイデアを募った番組もあったが、前年度のように特定のゲームを毎回放送することはなかった。

  • 『裕木奈江のGE-MUの壺』 - 裕木奈江によるフリートークやゲームクリエイターとのトークなど。
  • 『爆笑問題のシリコン町内会』 - 『RPGツクール2』によるオリジナルRPGのイベント募集など。
  • 伊集院光の怪電波発信基地』 - 架空のゲーム企画を中心に過激なトークが展開された。
  • 『ゲーム虎の超大穴』 - サテラビューとスーパーファミコンに加え、NINTENDO64やゲームボーイの最新ゲーム情報をパーソナリティの櫛田理子が提供。

パーソナリティ番組を中心としたスーパーファミコンアワーの番組内では、リスナーをあえてプレイヤーと呼んだ。パーソナリティが番組に寄せられた投稿を読むときは「プレイヤーネーム」と前置きした上でラジオネームを紹介することが通例とされ、マガジン番組内ではP.Nと略記された。

番組内容の変遷

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この項目では年度による放送内容の特徴と変化を番組表とともに紹介する。

1995年度

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1995年6月23日(月)の番組表[17]
♪音声連動番組 ◇体験版・デモ版 ■マガジン番組
12 00 タモリのピクロス
50 ■UP to boy
13 00 ワリオの森 爆笑バージョン
50 ■リリー・フランキ―劇場 まんが版
14 00 すごいRPG? 3
50 ■NABAちゃんの音楽情報調査室
15 00 ジグソーゲーム
50 ■リリー・フランキ―劇場 実写版
16 00 ♪■放課後の王様 穴井夕子ワイド あるプレーヤーの1日
▽17:30-18:00 ♪UNDAKE30鮫亀大作戦&ゲーム鮫亀
▽18:00-18:25 ♪■AK LIVE ヒットギャング
(マガジンは18:30まで放送)
▽18:30-18:40 ♪■ゲーム虎の大穴
(マガジンは19:00まで放送)
17
18
19 00 ◇ミスティックアーク
50 ■UP to boy
20 00 すごいRPG? 3
50 ■リリー・フランキ―劇場 まんが版
21 00 タモリのピクロス
50 ■NABAちゃんの音楽情報調査室
22 00 ◇ミスティックアーク
50 ■ゲーム虎の大穴
23 00 鮫亀
50 ■AK LIVE ヒットギャング
0 00 ジグソーゲーム
50 ■リリー・フランキ―劇場 実写版
1 00 ◇ミスティックアーク
50 ■UP to boy
(2:00終了)
1995年12月5日(火)の番組表[18]
♪音声連動番組 ◇体験版・デモ版
■マガジン番組 ★対応データ
取説マガジンは直後に放送されるゲーム・対応データの説明
12 00 ■取説マガジン
10 ★常勝麻雀 天牌 対応データ
30 ■取説マガジン
40 ピコピコパイレーツ
■かべ新聞ニュース
13 00 ■取説マガジン
10 裏亀
30 ■取説マガジン
40 KONAEチャンのどきどきペンギン家族
14 00 ■取説マガジン
10 ◇ゲームの鉄人 THE 上海
30 ■取説マガジン
40 ◇マジカルドロップ
15 00 ■取説マガジン
10 ◇パネルでポン
30 ■取説マガジン
40 鮫亀マリオバージョン
16 00 ♪■爆笑問題の放課後の王様
17 00 ♪■AK LIVE ヒットギャング
30 ♪■スクウェアまがじん
18 00 ♪BSモノポリー講座 ボードウォークへの道
19 00 ■取説マガジン
10 ◇す~ぱ~ぷよぷよ通
30 ■取説マガジン
40 ◇ミッキーとドナルド マジカルアドベンチャー3
■かべ新聞ニュース
20 00 ■取説マガジン
10 BSくれくれ猛レース
30 ■取説マガジン
40 ◇パネルでポン
21 00 ■取説マガジン
10 ◇アメリカンバトルドーム
30 ■取説マガジン
40 ◇す~ぱ~ぷよぷよ通
22 00 ■リリー・フランキー劇場 ■取説マガジン
10 有紀のジグソーキッズ
30 ■NABAちゃんの音楽情報調査室 ■取説マガジン
40 ★常勝麻雀 天牌 対応データ
23 00 ■リリー・フランキー劇場 ■取説マガジン
10 KONAEチャンのどきどきペンギン家族
30 ■NABAちゃんの音楽情報調査室 ■取説マガジン
40 BSモノポリー
0 00 ■兄キの香り ■取説マガジン
10 ◇ミッキーとドナルド マジカルアドベンチャー3
30 ■兄キの香り ■取説マガジン
40 ◇アメリカンバトルドーム
1 00 ■兄キの香り ■取説マガジン
10 ◇パネルでポン
30 ■兄キの香り ■取説マガジン
40 わいわいチェック
(2:00終了)

放送開始時はラジオとデータ放送を連動させた夕方16:00 - 19:00の「音声連動番組」を軸とした。この枠のラジオ番組は一般のラジオ放送と同様トークの合間にリスナーの投稿を読み、J-POPなどの音楽を流しながら進行するもので、データ放送ではラジオを聴きながらマガジン番組やゲームを受信し利用することができた。データ放送単体時間帯にはラジオと同時放送されたマガジン番組やゲームの再放送のほか、オリジナルゲームや体験版ゲーム、漫画・読み物・写真集などを掲載した独立型マガジン番組も放送された。

7月中旬には音声連動番組の改編が行われ、データ放送では各社より多数の体験版ソフトが供給される。8月に週1時間特番として開始されたサウンドリンクゲームは9月に入ると毎日18:00 - 19:00へ定時化し、パーソナリティ番組は番組数を維持したまま16:00 - 18:00へ時間短縮した。

10月以降この編成のまま継続したが1996年3月末、ゲーム情報番組『ゲーム虎の大穴』などで「新年度からは放送内容をゲーム中心に変更する」と方針転換が公表され、多数のパーソナリティ番組が終了した。

1996年度

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1996年7月14日(日)~20日(土)の番組表[19][20][注釈 12]
♪音声連動番組 ◇体験版・デモ版
■マガジン番組 ★対応データ
取説マガジンは直後に放送されるゲーム・対応データの説明
12 00 ■取説マガジン
10 ★鮫亀対応 駒エディター
30 ■取説マガジン
40 ★RPGツクール2対応 オーガニックストーン
■かべ新聞ニュース
13 00 ■取説マガジン
10 ★RPGツクール2・サウンドノベルツクール対応
 坂本龍馬RPG BGMコンバートデータ
30 ■取説マガジン
40 ★ダービースタリオン96対応データ
14 00 ■取説マガジン
10 ★サウンドノベルツクール対応 お気楽講座
30 ■取説マガジン
40 ★常勝麻雀天牌 対応データ
15 00 ■取説マガジン
10 すごいRPG? 2
30 ■取説マガジン
40 すごいRPG? 3
16 00 ■取説マガジン
10 BS-Xシューティング
30 ■取説マガジン
40 ◇パズル忍たま乱太郎 忍術学園パズル大会の段
17 00 ♪BS風来のシレン スララを救え! 第3話(再)
 14日 日曜日
00 ♪■裕木奈江のGE-MUの壺
20 ♪■ゲーム虎の超大穴
18 00 ♪BSスプリガンパワード 第3話
 20日 土曜日
00 ♪■爆笑問題のシリコン町内会
19 00 ■取説マガジン
10 ◇忍たま乱太郎 すぺしゃる
30 ■取説マガジン
40 ピコピコパイレーツ
■かべ新聞ニュース
20 00 ■取説マガジン
10 すごいシューティング1 人体
30 ■取説マガジン
40 すごいシューティング2 クリスタルガーディアン
21 00 ■取説マガジン
10 ★鮫亀対応 駒エディター
30 ■取説マガジン
40 ★RPGツクール2対応 オーガニックストーン
22 00 ■取説マガジン
10 ★音楽ツクールかなでーる対応
 坂本龍馬RPG BGMスコアデータ
30 ■取説マガジン
40 ★ダービースタリオン96対応データ
23 00 ■取説マガジン
10 ★サウンドノベルツクール対応 お気楽講座
30 ■取説マガジン
40 ◇忍たま乱太郎 すぺしゃる
0 00 ■ゲーム虎の超大穴 ■取説マガジン
10 ピコピコパイレーツ
30 ■ゲーム虎の超大穴 ■取説マガジン
40 BS-Xシューティング
1 00 ♪BSスプリガンパワード 第3話
 20日 土曜日深夜(翌21日 日曜日午前)
00 ♪■伊集院光の怪電波発信基地
(2:00終了)
1997年2月9日(日)~15日(土)の番組表[21]
♪音声連動番組 ◎ゲームベストセレクション
■マガジン番組 ★対応データ
ゲームや対応データと同時に取説マガジンを放送
12 00 ★ダービースタリオン96対応 種牡馬データ
30 ★SDガンダムGNEXT対応 ユニット&マップデータ
■かべ新聞ニュース
13 00 ★サウンドノベルツクール対応 お気楽講座
30 ◎ザ・ファイヤーメン
14 00 ◎高橋名人の大冒険島
30 ◎スーパーピンボール ビハインド・ザ・マスク
15 00 ◎スーパー倉庫番
30 ◎本家 花札
16 00 ◎ワイルドガンズ
30 ◎SANKYO Fever! フィーバー!
17 00 ♪サテラQ 年末ジャンボ宝クイズ 第2週(再)
 9日 日曜日
00 ♪■裕木奈江のGE-MUの壺
20 ♪■ゲーム虎の超大穴
18 00 ♪BS探偵倶楽部 雪に消えた過去 前編
 15日 土曜日
00 ♪■爆笑問題のシリコン町内会
19 00 ◎ザ・ファイヤーメン
30 ◎高橋名人の大冒険島
■かべ新聞ニュース
20 00 ◎スーパーピンボール ビハインド・ザ・マスク
30 ◎スーパー倉庫番
21 00 ◎スキーパラダイス WITH スノーボード
30 ◎本家 花札
22 00 ★ダービースタリオン96対応 種牡馬データ
30 ★SDガンダムGNEXT対応 ユニット&マップデータ
23 00 ★RPGツクール2対応 アルフとはかせのだいぼぉけん
30 ◎ワイルドガンズ
0 00 ◎SANKYO Fever! フィーバー!
30 ◎スキーパラダイス WITH スノーボード
1 00 ♪BS探偵倶楽部 雪に消えた過去 前編
 15日 土曜日深夜(翌16日 日曜日午前)
00 ♪■伊集院光の怪電波発信基地
(2:00終了)

1996年度に入ると番組編成は日替わり編成から週替わり編成となり、音声連動番組の時間帯は17:00 - 19:00の2時間と翌1:00 - 2:00(深夜25:00 - 26:00)の1時間に分割された。パーソナリティ番組は毎日2時間から土日の計3時間と減少し、タレントによるトークバラエティが3番組、任天堂ゲーム機の新作ゲーム情報が1番組のみとなった。サウンドリンクゲームは月ごと1作品4話供給を基本とし放送枠を拡大、日曜除く17:00からは旧作の再放送が、土曜除く夕方18:00と翌日1:00からは新作の本放送が実施された。

昼と夜の各々数時間は対応ソフトの追加データ配信が実施された。オリジナルゲームは少数の新作にパーソナリティ番組のゲームを除いた前年度の再放送作品で占められ、体験版ソフトは新作スーパーファミコンソフトの発売数とともに順次減少し定期供給は途絶えた。8月には新たに「ゲームベストセレクション」を開始、月ごとにタイトルを追加・更新しオリジナルゲームとの置き換えが進んだ。

1997年度

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1997年6月1日(日)~7日(土)の番組表[22]
♪サウンドリンクゲーム ◎ゲームベストセレクション
■マガジン番組 ★対応データ
ゲームと同時に取説マガジンを放送
12 00 ★ダービースタリオン96対応 種牡馬データ
 ■THE BS-X FILES
30 ★糸井重里のバス釣りNo.1対応マガジン 第14号
■かべ新聞ニュース
13 00 ◎スーパーファイナルマッチテニス
30 ◎スーパーバレーII
14 00 ◎高橋名人の大冒険島
30 ◎スーパーボンバーマン
15 00 ◎スーパーファイヤープロレスリング2
30 ◎ワイアラエの奇蹟
16 00 ◎アクトレイザー
30 ◎奇々怪界-謎の黒マント-
16 00 BS F-ZERO 2 プラクティス
30 改造町人シュビビンマン零
18 00 ♪BSゼルダの伝説 古代の石盤 第1話(再)
19 00 ♪Rの書斎 第1週
20 00 ■ドレミでふぁ~! ■BSファミ通 かわら版
20 ■虎マガ大作戦 ■BSグッズプレス 6月号
40 ■ランキングマガジン ■BS-FENEK 6月号
■かべ新聞ニュース
21 00 ◎ソニックブラストマン
30 ◎ザ・ファイヤーメン
22 00 BS F-ZERO2 プラクティス
30 ドクターマリオ BS版
23 00 ★ダービースタリオン96対応 種牡馬データ
 ■THE BS-X FILES
30 ★糸井重里のバス釣りNo.1対応マガジン 第14号
0 00 ◎スーパーファイナルマッチテニス
30 ◎スーパーバレ―II
1 00 ◎キッドクラウンのクレイジーチェイス
30 ◎超魔界大戦!どらぼっちゃん
(2:00終了)
1997年11月30日(日)~12月6日(土)の番組表[23]
♪サウンドリンクゲーム ◎ゲームベストセレクション
■マガジン番組 ★対応データ
ゲームと同時に取説マガジンを放送
12 00 ★ダービースタリオン96対応 97年度版更新データ ■かべ新聞ニュース
13 00 ◎ゼルダの伝説 神々のトライフォース
30 ◎す~ぱ~忍者くん
14 00 ◎ぎゅわんぶらあ自己中心派 2 ドラポンクエスト
30 ◎スーパーファイヤープロレスリング2
15 00 改造町人シュビビンマン零
30 BS F-ZERO プラクティス
16 00 ■お料理ポン!
30 ◎大爆笑!!人生劇場 〜大江戸日記〜
17 00 サテラdeピクロス
30 ■虎マガ大作戦 ■ランキングマガジン
18 00 ♪BSファイアーエムブレム アカネイア戦記 第1話(再)
19 00 ♪Rの書斎 第二幕 第1週
20 00 ■ドレミでふぁ~! ■BUSTERS BS
30 サテラdeピクロス
■かべ新聞ニュース
21 00 ◎エストポリス伝記
30 ◎ワイルドガンズ
22 00 ★ダービースタリオン96対応 97年度版更新データ
23 00 サテラdeピクロス
30 ■BSグッズプレス ■フロイトの挑戦状 ■BS-FENEK
0 00 ◎SANKYO Fever!フィーバー!
30 ◎ワイルドガンズ
1 00 クオンパ BS版
30 スーパー詰将棋1000
(2:00終了)

1997年度には音声連動番組が18:00 - 20:00の2時間に短縮するとともにサウンドリンクゲームの旧作と新作の放送のみとなり、レギュラーのパーソナリティ番組は終了した。一方「マンスリーイベント」の開始や、月間隔で断続的に続編を提供、または1・2回で完結するサウンドリンクゲームの路線変更、ゲームベストセレクションの追加・更新、ゲーム情報以外のジャンルも含めた新たなマガジン番組の定時放送で番組編成のテコ入れが図られた。ニンテンドウパワーとの連携も若干ながら行われ、ゲーム情報マガジン番組によるサービスやソフト紹介のほか、ごく少数の体験版も放送された。

8月1日の放送衛星切り替えに伴い、秋季より衛星の食期間における深夜の放送休止は廃止された。

1998年度

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1998年11月15(日)~21日(土)の番組表[24]
♪サウンドリンクゲーム ◎ゲームベストセレクション
■マガジン番組
サテラガイド内ほか一部除きゲームと同時に取説マガジンを放送
11 サテラガイド・■サテラガイド取説
12 00 スーパー詰将棋1000
30 Let'sパチンコ なんて銀玉
13 00 ◎上海 万里の長城
30 ◎実戦パチスロ必勝法!山佐伝説
14 00 ヨッシーのパネポン BS版
30 ドクターマリオ BS版
■ゲームマニュアル サテラガイド
15 00 ■3時のWIDE賞 11月号
30 ◎ゼルダの伝説 神々のトライフォース
16 00 ◎パズルボブル
30 マリオペイント BS版
17 00 ■ゲーム虎の太鼓判 11月15日号
30 ■BSグッズプレス 12月号
18 00 ♪BS F-ZEROグランプリ KNIGHT LEAGUE(再)
19 00 ■チープdeゴージャス vol.7
30 ■サテライト見本市 ブース2
20 00 ◎大爆笑!!人生劇場 〜大江戸日記〜
30 スーパー詰将棋1000
21 00 Let'sパチンコ なんて銀玉
30 すってはっくん BSバ-ジョン2
22 00 ■BS任天堂HP 11/15日号
30 ■NINTENDO POWER MAGAZINE 113
23 00 ◎ドカポン外伝 炎のオーディション
30 ◎忍たま乱太郎2
0 00 ドクターマリオBS版
30 マリオペイント BS版
1 00 ■3時のWIDE賞 11月号
10 ■ゲーム虎の太鼓判 11月15日号
20 ■BSグッズプレス 12月号
30 ■チープdeゴージャス vol.7
40 ■サテライト見本市 ブース2
50 ■BS任天堂HP 11/15日号
(2:00終了)

1998年度は多数の新番組を含むマガジン番組を軸とし、既存タイトルに少数の新タイトルを加えたゲームベストセレクションやBSオリジナルゲームにより編成された。音声連動番組は18:00からの1時間のみに短縮され『サテラQ』の新作を除き再放送のみとなり、さらにマンスリーイベントも終了したことでイベントゲームの開催は不定期となった。対応ソフトの追加データ配信は終了した。

1998年初頭に任天堂が公表した新事業計画によりセント・ギガとの関係は破綻する。これによる運営転換を見据え、インターネット上における番組情報は任天堂からセント・ギガへ移管された。秋以降は一部時間帯の番組受信メニューをそれまでの「街」から、文字と画像のみで構成された単純なメニューの「サテラガイド」へ移行させた。

1999年度・2000年度

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1999年5月21日(日)~30日(土)の番組表[25]
♪サウンドリンクゲーム ◎ゲームベストセレクション
■マガジン番組
12 00 ◎ゼルダの伝説 神々のトライフォース サテラガイド
13 00 スペシャル・ティー・ショット
14 00 ヨッシーのパネポン BS版
15 00 ◎F-ZERO
16 00 ■コロンブスの卵焼き 3
17 00 ヨッシーのパネポン BS版
18 00 ♪BSゼルダの伝説 古代の石盤 第4話(再)
19 00 ■チープdeゴージャス vol.8
20 00 すってはっくん
21 00 ドクターマリオ BS版
22 00 ◎ゼルダの伝説 神々のトライフォース
23 00 ■チープdeゴージャス vol.8
(0:00終了)
2000年6月26(日)~30日(金)の番組表[12]
13
 
00 ドクターマリオ BS版 サテラガイド
18 00 スペシャル・ティー・ショット
19 00 ワリオの森 再び
20 00 ヨッシーのパネポン BS版
21 00 すってはっくん BSバージョン2
22 00 ドクターマリオ BS版
(23:00終了)

1999年度に入ると任天堂が撤退しセント・ギガ単独運営となった[14]。番組受信メニューはサテラガイドへ完全移行し、このメニュー内では季節の話題と局からの告知が文字情報で提供された。サウンドリンクゲームとマガジン番組は順次終了し、放送時間も徐々に短縮された。

末期はBSオリジナルゲーム数本の再放送のみとなり、「デジタル放送時代を前に新規スポンサーの獲得は困難と判断した」として、2000年6月に放送を終了した[14]

マスコットキャラクター

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人工衛星およびテレビ受像機を擬人化し、正面に付いた画面に顔が表示されるサテ坊(サテぼう)と、パラボラアンテナを擬人化したパラ坊(パラぼう)がサテラビューおよびデータ放送のマスコットキャラクターだった。この2人はBS-Xのカセット内だけでなく、説明書やパンフレット、雑誌広告などの各種印刷物にも登場し、放送前に配布された広告冊子にはサテ坊がサテラビュー宣伝員として、パラ坊が一般家庭のパラボラアンテナとして登場する説明漫画が掲載された。放送上で実施されたイベントゲームや懸賞ではテレホンカード・腕時計・ボールペンなどのキャラクターグッズが景品として配布された。

2人はBS-Xの街を舞台にしたサウンドリンクゲーム『サテラウォーカー』『サテラウォーカー2』にも主要キャラクターとして登場した。これらの連動用ラジオ番組では鈴木富子がサテ坊を、山田栄子がパラ坊を演じた。

データ放送終了後の各社・利用者動向

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衛星デジタル音楽放送(SDAB)

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SDABはパソコンなど他の受信端末を利用した新たなデータ放送の実施に向け、自局のホームページにおいて再度スポンサーを募った[26]。サテラビューの実績や、BSアナログ放送とBSデジタル放送で同一の内容を放送するサイマル放送が実施できる利点を強調したが、参入希望者は現れず、BSアナログデータ放送は再開されなかった。

SDABは経営難により、データ放送終了翌年の2001年に倒産し、2003年には株式会社ワイヤービーに吸収合併。しかしまもなく、ワイヤービーもWINJに事業を譲渡し破産した。このように他社に権利が移りながらもセント・ギガ時代からの番組は継続されたものの、最終的にはWINJも経営難に陥り、機材メンテナンス名目で2006年11月以降放送を休止し事実上放送終了。2007年には委託放送事業者の認定取消し処分が下され正式に放送を終了した。

任天堂

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任天堂はインターネットを利用したネットワークサービスとして、2000年にはNINTENDO64と専用磁気ディスクドライブ64DDによる「ランドネット」を、2001年にはゲームボーイカラーまたはゲームボーイアドバンス携帯電話モバイルアダプタGBで接続し端末とする「モバイルシステムGB」を展開したが、いずれも加入者は伸びず1 - 2年程度でサービスの提供を終了した。そして、NINTENDO64の後継機となるニンテンドーゲームキューブでは自ら外部ネットワークの接続サービスは実施しなかった。

その後発売した後継ゲーム機では無線LANによるインターネット接続機能を標準で備え、ニンテンドーDSではニンテンドーWi-Fiコネクションを、WiiではニンテンドーWi-Fiコネクション・WiiConnect24・ニュースや天気予報をはじめとした各Wiiチャンネルへの情報配信・バーチャルコンソールなどを実施した。これらの後継ゲーム機においてもゲームのダウンロード販売、ゲーム情報を含む各種動画配信などのネットワークサービスは引き続き実施された。

サテラビュー利用者

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サテラビュー利用者は放送番組上で「サテラー」と呼ばれた。放送上で実施された各種投稿企画へ頻繁に参加したサテラー同士は各番組への投稿でお互いのラジオネーム・ペンネームは知っており、素性や本名は知らないものの共に放送を体験した仲間や親近感などの感情を持っていた。彼らサテラーの一部はインターネット上において交流を図り、オフラインミーティングを実施する、配信ゲームもしくは受信カセットに用意された「名前を盗まれた街」で展開された物語やキャラクターを題材とした二次創作物を公開する、電子掲示板で当時を懐かしむなどの活動を行った。

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 便宜上この欄へ記載したが、放送のためオンラインサービスではない。
  2. ^ 放送開始時はBS第3チャンネル。1991年10月よりBS第5チャンネルへ移動。
  3. ^ 1997年夏には放送衛星の切り替えに伴いコールサインがJO23-BS-TDM1に変更された。
  4. ^ 当時の社名は福武書店。1995年4月より変更。
  5. ^ 当初は16時-19時までのラジオ音声とデータ放送の連動時間帯を「スーパーファミコンアワー」と呼んだが、後にデータ放送全体の名称とされた。
  6. ^ 1997年8月の放送衛星切り替えまでは人工衛星の食のため深夜放送を休止し、昼12時から深夜0時30分までの放送となる時期があった。
  7. ^ 当時社名。2000年1月より社名をホリへ、ブランド名をHORIへ変更。
  8. ^ 音声のチャンネル数を削減してデータ放送に転用が可能である
  9. ^ 高音質のBモードの場合48kHz16bitのPCM音声が最大2チャンネルとなり、音声の容量が大きくなるため付随しているデータ部の転送速度も下がる。
  10. ^ ディスクシステムのRAMアダプタはドライブ部分と有線接続されていたため、未使用時には持て余す形になっていた。
  11. ^ 基板バージョンによってはLSIが異なる場合がある。
  12. ^ 任天堂ホームページの番組表情報を優先し、ファミ通番組表掲載の「ドンジャラ鬼太郎」(ゲゲゲの鬼太郎 妖怪ドンジャラ)は除外した。

出典

[編集]
  1. ^ 『セント・ギガ衛星放送 スーパーファミコンアワー ガイドブック』 任天堂、1995年。
  2. ^ 「ファミ通エクスプレス 任天堂が衛星放送事業に参入 ゲームライフの未来が変わる」『週刊ファミコン通信』第8巻第9号(1993年2月26日号)、アスキー、9ページ。 
  3. ^ 「ファミ通エクスプレス これが任天堂の衛星ゲーム計画だ!!」『週刊ファミコン通信』第8巻第16号(1993年4月16日号)、アスキー、8ページ。 
  4. ^ 平成7年版 通信白書 第2部第2章第5節 4 衛星放送のマルチメディア化の推進 総務省情報通信統計データベース
  5. ^ 「気になってリポート 衛星データ放送 ゲームやニュース、天気予報 多彩な情報を提供」『毎日新聞』1995年4月23日付朝刊、第11版、第12面、毎日新聞縮刷版1995年4月p856
  6. ^ 「不思議なテレビを楽しもう」『ラジオライフ』第16巻第5号、三才ブックス、1995年5月1日、173頁。 
  7. ^ “任天堂、野村総合研究所、マイクロソフトが新しい情報サービス事業で提携”. PC Watch (インプレス). (1996年6月26日). https://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/960626/stgiga.htm 
  8. ^ 「マイクロソフト 任天堂 来年半ばにも提供 衛星情報会社を発表」『日本経済新聞』1996年6月27日付朝刊、第13版、第11面。
  9. ^ 「任天堂 衛星放送白紙に マイクロソフトと計画」『日本経済新聞』1997年12月23日付朝刊、第14版、第11面。
  10. ^ 任天堂・京セラが核になってBS4後発機のデジタル化を機会に衛星放送ビジネスに参入」任天堂・京セラ、1998年1月27日。
  11. ^ BS4後発機による衛星放送ビジネス参入見送り」 任天堂、1998年8月21日。
  12. ^ a b セント・ギガ衛星データ放送番組表(2000年5月、6月分)”. セント・ギガ. 衛星デジタル音楽放送. 2000年6月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月17日閲覧。
  13. ^ セント・ギガ衛星データ放送終了のお知らせ”. セント・ギガ. 衛星デジタル音楽放送. 2000年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月17日閲覧。
  14. ^ a b c サテラビュー向けデータ放送 終了のお知らせ”. セント・ギガ. 衛星デジタル音楽放送. 2001年2月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月8日閲覧。
  15. ^ a b 「任天堂(ヤマ)が動いた!」『週刊ファミコン通信』第10巻第8号(1995年2月24日号)、アスキー、92 - 93ページ。 
  16. ^ 特開平08-265280「データ放送受信装置およびそれに用いられるデコード装置」
  17. ^ 「スーパーファミコンアワー番組ガイド」『週刊ファミコン通信』第10巻第27号(no.342.1995年7月7日号)、アスキー、169ページ。 
  18. ^ 「スーパーファミコンアワー番組ガイド」『週刊ファミコン通信』第10巻第50号(no.365.1995年12月29日号)、アスキー、183ページ。 
  19. ^ 「スーパーファミコンアワー番組ガイド」『週刊ファミ通』第11巻第30号(no.397.1996年7月26日号)、アスキー、170ページ。 
  20. ^ 7月番組表”. 任天堂. 1997年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月3日閲覧。
  21. ^ 2月第3週番組表”. 任天堂. 1997年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月3日閲覧。
  22. ^ 6月第1週番組表”. 任天堂. 1997年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月3日閲覧。
  23. ^ 「スーパーファミコンアワー番組ガイド」『週刊ファミ通』第12巻第50号(no.469.1997年12月12日号)、アスキー、216ページ。 
  24. ^ 番組表”. セント・ギガ. 衛星デジタル音楽放送. 1998年12月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月3日閲覧。
  25. ^ セント・ギガ衛星データ放送”. セント・ギガ. 衛星デジタル音楽放送. 1999年5月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月3日閲覧。
  26. ^ 衛星データ放送・事業パートナー募集のおしらせ”. セント・ギガ. 衛星デジタル音楽放送. 2001年2月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月17日閲覧。

参考文献

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関連項目

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放送に関する項目
テレビゲームに関する項目
  • ニンテンドウパワー - フラッシュメモリ搭載カセットを利用したゲームソフト販売サービス。
  • メガモデム - メガドライブ専用モデム。電話回線によるゲーム配信サービス「ゲーム図書館」が実施された。
  • セガチャンネル - メガドライブとケーブルテレビを利用したゲーム配信サービス。
  • ドリームライブラリ - ドリームキャストとインターネットを利用したゲーム配信サービス。

外部リンク

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