ツインファミコン
![]() ツインファミコン(前期型) | |
メーカー | シャープ |
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種別 | 据置型ゲーム機 |
世代 | 第3世代 |
発売日 |
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対応メディア |
ロムカセット クイックディスク |
対応ストレージ |
バッテリーバックアップ 磁気ディスク |
コントローラ入力 | ケーブル接続 |
外部接続 | 拡張端子A~D |
オンラインサービス | ファミリーコンピュータネットワークシステム |
売上台数 |
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互換ハードウェア |
ファミリーコンピュータ ファミリーコンピュータ ディスクシステム |
ツインファミコン (twin famicom) は、1986年7月1日にシャープ株式会社が発売したファミリーコンピュータ互換機。
概要[編集]
任天堂が発売したオリジナルのファミリーコンピュータ本体とディスクシステムの機能を兼ね備え、ロムカセットとディスクカードの両方のゲームをプレイすることができる互換機。
当時の価格は32,000円で、これはファミリーコンピュータ(14,800円)とディスクシステム(15,000円)の合計金額よりも高額だった。
機種の詳細情報[編集]
- AN-500B・R(前期型、定価3万2000円)
- AN-505B・R(後期型、価格変更なし)
- AN-58C(RFコンバータ、X1シリーズでも使用可能[1])
- VO-U42S(ツインファミコン立体システム)
ロムカセット差し込みスロットのそばに切替スイッチがあり、「カセット」にするとロムカセットのゲームを、「ディスク」にするとカセットスロットの蓋がロックされディスクカードのゲームをプレイできる。なお、切替スイッチはツインファミコン本体の電源を一旦切ってから行わないと、本体の故障やセーブデータ消失のおそれがある。
任天堂のファミリーコンピュータは映像出力がRF出力のみであるのに対して、ツインファミコンはRFコンバータ拡張端子に加え、AV出力端子も備えている。AV出力は一般の接続端子(RCAピンジャック)を搭載しているため、ニューファミコン(AV仕様ファミコン)・スーパーファミコン・NINTENDO64等と異なり、専用ケーブルを必要とせず、市販品を使用できる。なお、ACアダプタはファミリーコンピュータともディスクシステムとも異なるDC7.6V 1.25Aの専用品 (UADP-0041CEZZ) を使用する。
ファミリーコンピュータの15ピン拡張コネクタにあたるエキスパンドコネクタはツインファミコンの拡張端子Aで、拡張端子BはRAMアダプタの通信用拡張ポートと同等の物である。底面にある拡張端子C・拡張端子Dは初めからケーブルで接続されており、使用しない[2][3]。
前期型と後期型の違い[編集]
製造時期などによって前期型と後期型に分けられ、本体のデザイン変更、電源スイッチ部に電源ランプが追加されたほか、後期型ではコントローラに連射機能が搭載された。(周辺機器を追加することなく、2コントローラにも連射機能が付与することになる為、前期型よりも割高感は払拭された。2人同時にプレイできるソフト(例:「ツインビー」など)においてはかなり有効な変更といえる)本体色は前期型・後期型ともに赤と黒の2色が用意された。ディスク使用時の起動画面においては、最初期の製品では任天堂のディスクシステムと同じく「Nintendo」と表示され、それ以降の製品は「FAMICOM」と表示される。また、後期型の中には「FF」マークの付いているものがあり、ノイズフィルターなどが追加されている。
脚注[編集]
- ^ X1写真集 - RFコンバーターAN-58C
- ^ 拡張端子CとDはメイン基板とドライブユニットの間(ディスクシステムに於けるドライブ側の基板とドライブユニットの間)にあり、フタの内部でケーブルにより接続されている。拡張をする際にこのケーブルを外し拡張端子C・D間に機器を接続できるようになっていたが、そのような機器は市販されなかった
- ^ 配線はメイン基板 ~ 拡張端子C ~ 拡張端子D ~ ドライブユニットとなっている
外部リンク[編集]
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