愛と空白の共謀
『愛と空白の共謀』(あいとくうはくのきょうぼう)は、松本清張の短編小説。『女性自身』1958年12月12日号(創刊号)に掲載され、1959年7月に短編集『真贋の森』収録の1作として、中央公論社より刊行された。
過去4度テレビドラマ化されている。
あらすじ[編集]
勝野章子の夫・俊吾は、隔月で大阪へ出張していたが、京都・下賀茂の旅館で急死した。章子は旅館へ向かい夫の亡骸と対面する。女将や女中たちの振る舞いは事務的で冷たさを感じたが、部屋の係女中の言葉は優しく温かみがあった。
そのことがあって一年が過ぎ、章子は亡夫の同僚である福井秀治と親しくなり関係を持った。罪悪感に苛まれたが、章子の感情は福井秀治に傾斜する。そんな中、福井秀治の九州出張に章子はついていくが…。
テレビドラマ[編集]
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1959年版[編集]
1959年9月4日、KRテレビ(現:TBS)系列の「サンヨーテレビ劇場」枠(22:00-22:45)にて放映。
- キャスト
- スタッフ
- 制作:KRテレビ
KRT(現:TBS)系列 サンヨーテレビ劇場 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
船場の娘
(1959.8.28)
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愛と空白の共謀
(1959.9.4) |
シャモとゴタシン
(1959.9.11 - 18)
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1961年版[編集]
1961年1月2日と1月9日、TBS系列の「ナショナル ゴールデン・アワー」枠(20:30-21:00)、「松本清張シリーズ・黒い断層」の1作として2回にわたり放映。
- キャスト
- スタッフ
- 制作:東京テレビ
TBS系列 ナショナルゴールデンアワー (松本清張シリーズ・黒い断層) |
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
蒼い描点
(1960.11.21 - 12.26) |
愛と空白の共謀
(1961.1.2 - 9) |
失踪
(1961.1.16 - 30) |
1966年版[編集]
1966年3月22日、関西テレビ制作・フジテレビ系列(FNS)の「松本清張シリーズ」枠(21:00-21:30)にて放映。
- キャスト
- スタッフ
関西テレビ制作・フジテレビ系列 松本清張シリーズ | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
万葉翡翠
(1966.3.15) |
愛と空白の共謀
(1966.3.22) |
顔
(1966.3.29) |
1988年版[編集]
松本清張サスペンス 愛と空白の共謀 | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 松本清張『愛と空白の共謀』 |
脚本 | 大薮郁子 |
監督 | 松尾昭典 |
出演者 | 岡江久美子ほか |
製作 | |
制作 | 関西テレビ |
放送 | |
放送国・地域 | ![]() |
放送期間 | 1988年9月12日 |
放送時間 | 22:00 - 22:54 |
放送枠 | 関西テレビ制作・月曜夜10時枠の連続ドラマ |
回数 | 1 |
1988年9月12日、関西テレビ制作、フジテレビ系列(FNS)の「月曜サスペンス(松本清張サスペンス)」枠(22:00-22:54)にて放映。視聴率16.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
- キャスト
- スタッフ
関西テレビ制作・フジテレビ系列 月曜サスペンス(松本清張サスペンス) | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
潜在光景
(1988.9.5) |
愛と空白の共謀
(1988.9.12) |
拐帯行
(1988.9.19) |