ピクロス (ゲームソフト)

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ピクロス
ジャンル パズルゲーム
開発元 ジュピター
エイプ
HAL研究所立体ピクロス
発売元 任天堂
ジュピター(ピクロスeシリーズ)
1作目 マリオのピクロス
1995年3月14日
最新作 ピクロスS
2017年9月28日
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ピクロスPicross)は任天堂およびジュピターが発売したパズルゲームシリーズの総称。この名称はピクチャー・クロスワードを略した造語である。1995年ゲームボーイソフト『マリオのピクロス』が発売され、以降シリーズ化された。

概要[編集]

ペンシルパズルお絵かきロジックコンピュータゲーム化した上で、独自のアレンジを加えている。小学館の学年別学習雑誌などではゲームソフト発売前よりピクロスの名で掲載されたが、商標は任天堂が取得している[1]。開発元は主にジュピター、『立体ピクロス』シリーズはHAL研究所

基本ルールはお絵かきロジックに準拠するが、ゲームモードによっては制限時間までに絵を完成できなければタイムオーバーとなりゲームオーバーになるルール(『ピクロスNP』シリーズまで)、ゲームを続行できるが完成後のご褒美が無いルール(『ピクロスDS』から)、間違ったマスを削ると持ち時間が減算または加算されるペナルティ、ヒントとして縦横それぞれ一列の解答を表示する「ヒントルーレット」、マスの試し置き機能などが用意される。

マリオのピクロス』『マリオのスーパーピクロス』『ピクロス2』では探検家考古学者に扮したマリオワリオが、古代遺跡の石盤に隠された絵を解読する設定にされた。そのためお絵かきロジックにおいてマスを塗りつぶす行為は、これらのゲームではハンマーとピックで「削る」と表現される。『ピクロスDS』以降ではマリオなどのキャラクターは登場せず、出題される問題に合わせた数種類の背景デザインが用意された。

鉛筆消しゴムを必要とせず問題は何度でも楽しめ、短い時間で気軽に遊べる内容が人気となり、シリーズ第1弾として1995年に発売された『マリオのピクロス』は、世界合計の売上げでミリオンセラーを記録した[2]

1995年当時発売ソフトが減り衰退に向かっていたゲームボーイは翌年の『ポケットモンスター』発売後に再び活気を取り戻したが、その下地には『マリオのピクロス』の好調な売れ行きがあった。この動向から、当時本作のプロデューサーを務め、後に株式会社ポケモン代表取締役社長へ就任した石原恒和は「ゲームボーイ、ちゃんと生きてるじゃないか」と評価し、『ポケモン』にも期待をかけた。さらに任天堂がゲームボーイの改良機『ゲームボーイポケット』の発売を促した要因の1つにもなった[3]

シリーズ作品一覧[編集]

以下の年月日は日本国内の発売日または放送日となる。

マリオのピクロス
1995年3月14日発売、ゲームボーイ
第1作。ゲーム内のBGMや古代文明の探索を連想させる設定は後の作品へ流用された。日本版の製品パッケージおよび広告には「オトナのパズル。」のキャッチフレーズが表記された。
タモリのピクロス
1995年4月23日[4] - 9月2日放送、スーパーファミコンサテラビューデータ放送番組
タモリラジオ番組『サバチーチカレッジ タモロス博士のサンデーゼミナール』を聴きながら遊ぶパーソナリティ番組として放送された。ただしゲーム内にタモリは登場しない。ゲームデータの放送はラジオの放送時間外にも行われ、ラジオ番組を聴かずに遊ぶこともできた。放送終了後も『サンデーゼミナール』が終了する1996年3月まで再放送された。
マリオのスーパーピクロス
1995年9月14日発売、スーパーファミコン
『タモリのピクロス』のプログラムと問題を流用し市販作品として仕上げた。ヒントと制限時間のない上級者向けのゲームモード「ワリオのスーパーピクロス」、2人協力プレイを導入。
ピクロス2
1996年10月19日発売、ゲームボーイ
4分割された30マス四方の大きな絵を解く形式とされた。キャラクターを操作して問題を探すマップ画面、問題を解きながら隠された文章を推理するサブゲーム「クイックピクロス」を導入。こちらもスーパーゲームボーイを使用することで2人協力プレイが可能。
サテラdeピクロス
1997年11月30日 - 12月27日放送、スーパーファミコン・サテラビューデータ放送番組
同年度に実施された月替わりイベントゲーム企画「マンスリーイベント」の1997年12月分作品として放送。複数の問題を解き共通するテーマを当てる懸賞を実施した。
ピクロスNP Vol.1 - Vol.8
1999年4月1日 - 2000年6月1日発売、スーパーファミコン・ニンテンドウパワー書き換え専用ソフト
ニンテンドウパワーのみで供給される新作ソフトとして偶数月に1作ずつ、全8作発売。任天堂キャラクターを起用した特集問題、サテラdeピクロスと同様の懸賞問題、2人対戦モードを設けた。
ピクロスDS
2007年1月25日発売、ニンテンドーDS
ピクロスNPから約7年ぶりの作品となった。従来のボタン操作に加えタッチペンによる操作、ニンテンドーWi-Fiコネクションによる通信対戦、問題の追加・交換などの新要素を導入。過去シリーズからの選抜問題も追加配信された。
立体ピクロス
2009年3月12日発売、ニンテンドーDS
従来のピクロスシリーズから外観・ルールを変更。縦・横・奥行き3方向のヒント数字をもとに、立方体のブロックを壊して立体図形を完成させる形式となる。「○」で囲まれたヒント数字は1個間を空け、「☐」で囲まれたヒント数字は2個以上間を空けるルール。
ピクロスe
2011年7月27日配信開始、ニンテンドー3DS、配信元:ジュピター
ニンテンドーeショップダウンロード販売ソフト。初心者向けのナビゲーション機能や、解像度の向上に伴う操作性の向上(15マス四方までだが、拡大モードが必要なくなった)がされている。
ピクロスe2
2011年12月28日配信開始、ニンテンドー3DS、配信元:ジュピター
ニンテンドーeショップのダウンロード販売ソフト。『ピクロスe』シリーズ第2弾。
前作同様初心者向けのナビゲーション機能や150問の新規問題に加えて、新モード「ミクロス」(問題の塗りマスに入り込み、中にある問題を解いて、より緻密なイラストを完成させるピクロス)を搭載。
クラブニンテンドーピクロス
2012年9月13日配信開始、ニンテンドー3DS
クラブニンテンドー会員特典として配信するニンテンドー3DS用ダウンロードソフト。クラブニンテンドーのポイント(80ポイント)を交換することで入手できる。主なシステムは『ピクロスe』『e2』に同じ。任天堂キャラクターの問題が多く収録されている。
ピクロスe3
2013年6月12日配信開始、ニンテンドー3DS、配信元:ジュピター
ニンテンドーeショップのダウンロード販売ソフト。『ピクロスe』シリーズ第3弾。
新モード「メガピクロス」(2列にまたがるヒント数字のあるピクロス)を含め、全150問を収録。
ピクロスe4
2013年11月20日配信開始、ニンテンドー3DS、配信元:ジュピター
ニンテンドーeショップのダウンロード販売ソフト。『ピクロスe』シリーズ第4弾。
『e2』の「ミクロス」と『e3』の「メガピクロス」の新作を収録しているほか、新たに20×15マスの問題が登場。
また『e』~『e3』のセーブデータがある場合、それらに収録されていた問題の一部をメガピクロスとして遊ぶことができる。
ピクロスe5
2014年6月11日配信開始、ニンテンドー3DS、配信元:ジュピター
ニンテンドーeショップのダウンロード販売ソフト。『ピクロスe』シリーズ第5弾。
基本的には『e4』とほぼ同じだが、各モードの問題配分が調整されている。
クラブニンテンドーピクロス+
2014年10月10日配信開始、ニンテンドー3DS
クラブニンテンドー2014年度プラチナ会員特典として配信するニンテンドー3DS用ダウンロードソフト。100問の新作問題が収録されている。
ピクロスe6
2014年12月24日配信開始、ニンテンドー3DS、配信元:ジュピター
ニンテンドーeショップのダウンロード販売ソフト。『ピクロスe』シリーズ第6弾。
1つの問題を「ピクロス」「メガピクロス」のどちらで遊ぶかが選択できるようになった。
ピクロスe7
2016年4月27日配信開始、ニンテンドー3DS、配信元:ジュピター
ニンテンドーeショップのダウンロード販売ソフト。『ピクロスe』シリーズ第7弾。
タッチペン入力方法が2種類に増え、マーク入力機能機能による仮塗りができるようになった。また20x15の問題もメガピクロスで遊ぶことができるようになったため、ピクロス150問は全てメガピクロスでも遊ぶことができる。
カタチ新発見!立体ピクロス2
2015年10月1日発売、ニンテンドー3DS
立体ピクロスの続編。数字が青とオレンジの2色に分けられ、従来のようにブロックを壊すだけでなくブロックを正しく塗り分けるルールが追加されている。対応するamiiboで問題を追加できる。
ポケモンピクロス
2015年12月2日配信開始、ニンテンドー3DS、発売元:株式会社ポケモン
ニンテンドーeショップのダウンロード販売ソフト。『ポケットモンスター』シリーズの世界観に則した内容で、問題は全て同シリーズに関したもの。
独自の要素として、ゲーム内で集めたポケモンが問題を解く手助けをしてくれる。基本プレイ無料で、アイテム課金として「ピクロイト」をニンテンドーeショップで購入できる。
なお、1999年にゲームボーイ・ゲームボーイカラー共通ソフトとして同名のゲームの画面写真が公開されたが、発売は取り消されていた。
マイニンテンドーピクロス ゼルダの伝説トワイライトプリンセス
2016年3月17日発売、ニンテンドー3DS
マイニンテンドーのギフトとして当初は2016年10月1日17時まで提供であったが2016年9月23日に期間が無期限に変更された[5]。『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』をテーマにした問題が収録されている[6]
チュートリアルには原作のキャラクター・ミドナが登場する。また、問題をクリアするとMiiverseで使えるハンコが獲得できる。
ピクロスS
2017年9月28日発売、Nintendo Switch、配信元:ジュピター
ニンテンドーeショップのダウンロード販売ソフト。携帯型ゲーム機以外での新作発売は、『ピクロスNP Vol.8』以来約17年ぶりとなる。
『ピクロスe』シリーズのシステムを基本的に継承しているほか、2人同時プレイが可能。
なお、Nintendo Switch本体のタッチスクリーンを用いる操作には対応していない。

脚注[編集]

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  1. ^ ピクロス - 日本商標登録番号 第4069661号・第4109456号、スーパーピクロス - 日本商標登録番号 第4219683号
  2. ^ 商品情報 ゲームソフト」 株式会社ジュピター。
  3. ^ 畠山けんじ・久保雅一 『ポケモン・ストーリー』 日経BP社2000年、166頁。
  4. ^ ゲーム業界ロジックの旅|任天堂「タモリのピクロス」
  5. ^ マイニンテンドーピクロス ゼルダの伝説トワイライトプリンセス提供期間変更のお知らせ”. 任天堂. 2016年9月23日閲覧。
  6. ^ マイニンテンドーピクロス ゼルダの伝説トワイライトプリンセス マイニンテンドー”. 任天堂. 2016年3月23日閲覧。

外部リンク[編集]