エイリアンソルジャー

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エイリアンソルジャー
ジャンル アクションシューティング
対応機種 メガドライブ
PlayStation 2[PS2]
Wiiバーチャルコンソール[VC]
開発元 トレジャー
発売元 セガ(後のセガゲームス
デザイナー 菅波秀幸
シナリオ 菅波秀幸
音楽 半沢紀夫
人数 1人
メディア 16Mbitカートリッジ
発売日 [MD]:1995年2月24日
[PS2]:2006年2月23日
[Wii・VC]:2007年10月9日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
デバイス 1レバー+3ボタン
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エイリアンソルジャー』(ALIEN SOLDIER)は、トレジャーが開発しセガ(後のセガゲームス)がメガドライブ用ソフトとして発売したアクションシューティングゲーム。

概要[編集]

横スクロール型のアクションゲームである。主人公「イプシロン2」を操作し、様々な武器と特殊能力を駆使して全25ステージを進む。ステージ数の多さは大型ボスとの連続対戦を主眼としているためで、その分ボスまでの道中は一般的なアクションゲームに比べ短めである。アクションシューティングである点などに『ガンスターヒーローズ』との共通点が見られるが、世界観はハードなSFであり、キャラクターデザインも人間と動物を混ぜたキメラのような有機的なデザインや機械兵器が多くを占めており、キャラの細かい描き込みは嫌悪感を持たせる目的として表現されている。

タイトル画面にはメガドライブ発売時のCMで使用されたキャッチフレーズと併せて「FOR MEGADRIVERS CUSTOM」とタイトルロゴに添えられており、このメッセージは、多関節を持ち、スプライトによって滑らかに動くボスキャラクターに代表される、MC68000の性能を限界まで生かしたビジュアル面を強調すると同時に、メガドライブ所持層・特に愛好家に多かったヘビーユーザーを意識した非常に高い難易度を持ったゲームとしての意味合いをも持っている。

発売当時の『ファミコン通信』でのクロスレビューは4人全員が6点の24点であり、その内容は「難易度が高い」というもので一致していた。セガサターンが既に発売されたメガドライブ最末期に発売された作品のためか、メガドライブ版の出荷本数は少なく中古市場ではプレミア価格で取引されることが多い[1]

2006年SEGA AGES 2500シリーズのVol.25『ガンスターヒーローズ~トレジャーボックス~』に収録される形でPlayStation 2に移植された他、2007年10月9日からWiiバーチャルコンソールで配信開始された。また、PS2版は2012年9月19日PlayStation 2アーカイブスにて配信開始された。

ストーリー[編集]

舞台は様々な動物の姿を模した亜人類が活躍する未来の地球(亜地球)。秘密結社スカーレットと戦う亜人類は、その首領イプシロン・イーグルを亜空間に追放することに成功するが、イプシロンは人格を2つに分裂させて人間に寄生することで亜地球への帰還を図る。そのうちの無垢の意志を持つ人格「イプシロン2」を宿したのが主人公の少年フォウ・ミサキであった。

フォウの中にイプシロンが存在することを知ったスカーレットの新首領Xi(サイ)タイガーはフォウの親友七瀬楓を拉致するが、誤って彼女を殺害してしまう。復讐に燃えるフォウはイプシロンの能力を解き放ち、鋼鉄の翼とワシの頭を持つ亜人となって戦いに身を投じる。

ゲーム内容[編集]

8方向レバーでの移動・しゃがみ、3ボタンで弾丸の発射、ジャンプ、武器の選択等を行う。またそれらの組み合わせで特殊動作が発生する。

画面上部には自分の体力と使用武器の残り残弾数、敵ボスの体力の3つが表示されており、それぞれの表示形式は数値・ゲージで表した画像・?によるマスクの3つから選択できる。ステージで一定の箇所まで進むと警告が発生しボスが出現、攻撃を当てて敵ボスの体力を0にすればステージクリア、逆に自分の体力が0になるとゲームオーバーである。体力はザコ敵を倒すと落とす回復アイテムで回復でき、途中体力を全回復させ、体力最大値を増やすアイテムが落ちていることもある。また、各ステージには残り時間が設定されており、これがなくなってもゲームオーバーとなる。

攻撃に使用する武器は6種類あり、プレイヤーは4つ武器を所持する。攻撃中に移動できるか否かは、ゲーム中は随時、コマンド入力で任意で変更させることができ、プレイヤーキャラのプロテクターの色によって判断ができる(銀色の場合は不可、金色の場合は可。ただし、金色の場合は武器の消費が激しい)。それぞれ撃てる量には限りがあり(武器によって異なる)、残弾数が0になった場合には発射部分の先端にしか攻撃が発生しないようになり、再利用する場合にはその武器を使用せずに置いて回復させる必要がある。同一の武器を複数選択することも可能(二つ同じ武器を所持すればその武器の使える量を増やすことができる)。この所持する4つの武器はゲーム開始時に選択することで決めるが、ゲーム途中でステージに落ちているアイテムでも交換することができる。また、このアイテムは武器を当てることで同じ武器のアイテムに変化し、その武器を使用中のときに同じ武器アイテムを獲得すると武器の残弾数が増加する。武器の交換は専用のボタンで武器交換サークルを開き、方向キーで選択した後に再度ボタンを押す必要があり、その間は身動きがとれなくなるため、アドリブによる咄嗟の変更は利かない。

攻撃手段には所持している武器以外にも「カウンターフォース」を常に使用することができる。これはかざした手を敵弾に当てることで回復アイテムに変えたり弾き返すことができる、防御用に使える攻撃手段である。

ジャンプボタンはキャラクターをジャンプさせる他にも、ジャンプ中にジャンプボタンを押すことで空中に静止するホバリング、ホバリング中にもう一度ジャンプボタンを押すとさらにジャンプする二段ジャンプが可能。十字キーを下に押しながらジャンプボタンを押すことで、全身無敵状態で前方に高速移動する時空操作「0移動(ゼロテレポート)」を使える。これは空中でも使用可能。移動距離・動作時間は固定で、制御することはできない。大型のボスが多いこのゲームでは、基本的な回避テクニックとなる。

また、本作の体力が満タンの状態で0移動すると攻撃判定を伴う0移動爆装となる。これはボスを一撃または一瞬で倒せるほど非常に威力が高く、通常の0移動と並んで攻略上欠かすことのできない技である。0移動爆装を使用するとHPが微量ながら減少するため、連続して繰り出すことはできない。

ゲームとしては覚えゲーの色合いが強く、ステージの構成・ボスの攻撃方法を覚えた上で、弾数制限のある武器をどこでどれを使うか、どのタイミングで0移動・爆装を使用するかなどの緻密な攻略パターンなどを製作・計画した上で攻略を進める必要がある。より高度な攻略パターンを構築し、それを履行しきった場合、ゲームクリアまでに要す時間は20分にも満たないものとなる。ゲーム終了時には各面で要した時間や総合プレイ時間などがスコア・敵の破壊数などと併せて表示され、タイムアタックによるやり込みプレイが繰り広げられ、PS2版にはスーパープレイとして超上級プレイヤーのタイムアタック映像が収録されている。

難易度はオプション画面で「SUPERHARD」と「SUPEREASY」から選択することができる。「SUPERHARD」がデフォルトの難易度であり、コンティニューは3回まで。「SUPEREASY」は難易度が若干下げられている上、コンティニューが無限に可能であり、さらにゲームオーバーになった際にはパスワードが表示され、中断してもパスワード入力で継続プレイができるなどの配慮がされているが、それでも難しいことに変わりはない。

その他[編集]

  • ゲーム中に登場するボスである「セブンフォース」が5形態しかいないなど、開発中途で切り上げた上で製品として発売されたと思しき要素が多い。
  • ゲーム中では文章によってプロローグ以外のストーリーが語られることがなく、どのような展開なのか判然としない。ストーリーのデモ部分は製作期間が足りないためにカットしたとのことで、また製作者自ら解釈の手助けとして自ら構想する裏設定を公開している。設定としては「地球→火星→月」の順で進んでいるとのこと。
  • 罪と罰 〜地球の継承者〜』には本作と共通する専門用語が登場し、またエンディングで表示される副題も本作との共通項が見られる。

脚注[編集]

外部リンク[編集]