スペースインベーダー
ジャンル | 固定画面シューティング |
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対応機種 | アーケード |
開発元 | タイトー |
発売元 | タイトー[注釈 1] |
デザイナー | 西角友宏 |
シリーズ | スペースインベーダーシリーズ |
人数 | 1 - 2人(交互プレイ) |
メディア | 業務用基板(8キロバイト) |
稼働時期 | |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
デバイス | |
CPU | 8080 (@ 1.9968 Mhz) |
サウンド | SN76477 (@ 1.9968 Mhz) |
ディスプレイ | ラスタースキャン 縦モニター 260×224ピクセル 59.54Hz パレット2色 |
売上本数 | 約20 - 30万台 |
その他 | 歴史に残る爆発的なヒット作 |
『スペースインベーダー』(Space Invaders)とは、株式会社タイトーが1978年(昭和53年)に発売したアーケードゲーム。これを初めとする同社の後継製品、他社製の類似商品・模倣品を総称してインベーダーゲームと呼ぶ。
目次
概要[編集]
「敵キャラクターが攻撃を仕掛けてくるゲーム」としては、世界で初めて大ヒットしたゲーム。シューティングゲームに属し、画面上方から迫り来るインベーダー(敵キャラクター)を移動砲台の自機で撃ち、全滅させることを目的とする。時々上空に母艦のUFOが出現し、これを撃ち落とすとボーナス点を獲得できる。
敵弾を回避して敵を撃つというこのゲームシステムは『ギャラクシアン』などに受け継がれた。記録的な大ヒットにより著作権を無視したコピーゲームが氾濫し、それらを作ったメーカーは、後に家庭用ゲーム用のソフトハウスとして世界的な存在となったものも少なくない。社会現象となり、ゲームセンターが次々に開店し、喫茶店やスナックのテーブルの多くがインベーダーゲーム用のテーブルに変わった。当作品はのちの日本のシューティングゲームの始祖の一つとされる。
ゲーム画面とゲーム内容[編集]
画面の中央やや上方に縦に5段、横に11列の計55のインベーダーが現れる。インベーダーはまとまって横移動をしながら、端にたどり着くたびに一段下がって再び逆方向に進行する。これを繰り返すことによって、だんだんと下に降りてくる。インベーダーが画面最下部のプレイヤーの位置まで降りてきたら占領されたことになり、残機があってもゲームオーバーとなるために、それまでにインベーダーを全滅させなければならない[1]。
自機は左右にしか動けず、攻撃も画面内に1発しか発射できない。自機の近くにはいくつかの陣地(トーチカ)があり、それに隠れながらインベーダーを攻撃する。陣地はインベーダーからの攻撃と、自機からの攻撃で少しずつ破壊されていくほか、降りてきたインベーダーが触れることでも消滅してしまう。なお、画面がスクロールすることはなく、インベーダーや自機が画面からはみ出すことなどもない。
インベーダーを撃墜した際の得点は一番上の段が30点、その下の2段が20点、その下の2段が10点である。画面最上段にはUFOが通過するゾーンがある(UFOの得点参照)。逆に、敵インベーダーからの攻撃で自機が被弾した場合はミスとなり砲台を1門失う。
撃墜によりインベーダーの数が減ると徐々に移動速度が速くなっていく[1]。残り10体を切るとかなりの速度になり、狙って打たないとすぐに降りてくる。ただし、インベーダーの移動速度は、右方向よりも左方向への移動のほうが遅いため、これを利用して、左方向へ移動中に攻撃すると弾が当たりやすい。
画面内のインベーダーを全滅させると、最初の状態に戻りゲームが続行され、1面より(前の面より)も一段下にインベーダーが配置される。インベーダーに近い位置で攻撃するため、難易度が上がるようになっているが、9面目から2面目の位置に戻り以降8面ごとの繰り返しになる。当初の設計ではこれがどんどん下がっていき、ついには絶対にクリアできない状況になるように設計されていたが、プログラムのバグにより8面をクリアすると9面目に行かずに1面に戻ってしまっていた。これにより、そこまでをミスせずにクリアできる腕があれば、理論上永久にゲームを続けることができる。実際に長時間プレイをする人もいた。
人気の理由は、100円で1時間以上遊べること(前述)、加えて敵が自機を認識して攻撃してくるアルゴリズムにある。当時TVゲーム黎明期の時代、敵キャラクターが自機を攻撃してプレイを妨害する形態のゲームは存在したが、その「自機に対する攻撃」はあくまで擬似的な「障害物要素」であって、アルゴリズム的に自機に対し能動的に攻撃を行うプログラムを持つものではなかった。
しかし、『スペースインベーダー』は、インベーダーがある程度自機の位置を認識し攻撃を仕掛けてくるため、単にそれまでの障害物を乗り越えるだけの要素のゲームとは違い、「コンピュータと対戦している」という攻防の要素が加味されたのもヒットの要因といわれている。
攻略方法・裏ワザ・バグなど[編集]
ここに詳述する攻略法のほとんどは、論理バグによるものと言われている。しかしそのバグのおかげで攻略法が生まれ、より一層熱中させる要因となり、大ヒットに繋がった。特に“名古屋撃ち”は高得点獲得のためにはほとんど不可欠の作戦となり、その呼称は現在でも伝承されている。名古屋撃ちの存在を知った西角は「ショックだった」と語っている[2]。
名古屋撃ち[編集]
インベーダーのミサイル攻撃は、インベーダーが糞尿を垂れ流しているように見えることを防ぐためキャラクターの直下からではなく、1キャラクター離れたところから発射されており、当たり判定はそのさらに一段下から行われるので、インベーダーが最下段まで降りてきて砲台と隣接した状態では、ミサイルが当たり判定を擦り抜けてしまうことを利用して攻撃する方法である。この方法は最下段まで相手をひきつけて行う必要があり、間に1〜2段隙間が開いていると、避ける間も無くインベーダーのミサイル攻撃を受けてしまうことがある。
従ってただ敵が最下段まで降りてくるのを待っていたのでは、それまでに攻撃を受けてしまうので、攻撃を避けるために端の列の最上段の敵を残し、その隣の2〜3列程度の敵を撃墜した状態にする(下図参照)。当時のプレイヤーが採った作戦によれば、右側に残す列は3〜4列が一般的だったようであるが、下図のように列を多めに残せば進行時間を稼げるメリットもあったため、プレイヤーにより採りうる作戦にバラエティーを生じさせる一因となった[注釈 3]。
O OOOOOOO OOOOOOO OOOOOOO OOOOOOO OOOOOOO 凸
これにより、撃墜した2〜3列の隙間の部分が常に存在するため、この範囲内で砲台を移動させれば、敵の攻撃を受けることなく最下段に降りてくるのを待つことができる。
最下段に到達してからミスをすると、即占領、ゲームオーバーとなってしまうため、的確な射撃及び移動が不可欠であるが、安定したUFO破壊による高得点が期待できる戦法である。語源は名古屋発祥が通例とされているが、明確な証拠が存在しない。名古屋とは地名でなく、名古屋→尾張→「終わり」の隠語→あと一段侵略されたら終わり、から来たとする説もある。
なお、バリエーションとして「中央突破」という、以下の図のような形を作る戦法もあった。名古屋撃ちのテクニックには俊敏性が要求されたため、逆パターン(4・5・6面)に於いては下図の作戦を用いる上級プレーヤーも少なくなかった。
OOOO OOOO OOOO OOOO OOOO OOOO OOOO OOOO OOOO OOOO 凸
なお一部の亜流作品ではこの攻略が不可能なものもあった。
ネーミングについて「名古屋で発祥した事実は間違いないだろうと思われる」と推測された文献は非常に多く見られるが、厳密に「どこの・誰が・いつ・どうやって発見した」点については現在まで全く不明であり、この点を調査して商業メディア上で公表された出典も存在していない。
UFOの得点[編集]
一見ランダムのように見えるが、実は疑似乱数の中でもかなり単純な方式を用いている。乱数のシードは各面開始時にリセットしており、ビーム砲から弾を発射する毎に乱数列をひとつずつ進めている。このため戦略的に高得点を狙うことが可能になっており、カラ撃ちや名古屋撃ちなどで特定回数の射撃をして発射数を調整してからUFOを撃破することによって、最高得点を得ることが可能となったからである。最高得点である300点を出すためには、最初は8発目、それ以降は15発目の弾を命中させればよい[注釈 4]。それ以外の場合は150、100、50点のいずれかとなる。これらも何発目に何点と決まっている。
UFOは各面開始から25秒ごとに出現するが、インベーダーの数が残り7体以下になると出現しなくなる。
レインボー[編集]
インベーダーは周期的なテンポで移動するが、全数が同時に移動しているのではなく、1匹1匹が順に移動しているので移動にわずかなズレが生じ、インベーダーの縦列すれすれにビームを打つとタイミング次第で、下段のインベーダーを残し、上段にいるインベーダーを倒すことができる。インベーダーが減ると移動スピードが速くなり、かなりずれが出るので、狙いやすくなる(縦一列にインベーダーが残った状態が一番狙いやすい)。それを繰り返し10点インベーダーを最後に残すと、キャラクターが右に移動する際に(もともと、10点インベーダーが最高速で移動することを想定した描き変えをしていなかったため)画面上にキャラの一部が残るといったバグがおきる。その様子から“レインボー”と呼ばれた。
発生させるには正確な操作と、ビームを発射するタイミングを見極める必要があるので、これができれば中級者以上と言える。レインボー状態になってから、インベーダーが右端に2回移動してしまうと、突然インベーダーが、一番下まで降りてしまい、占領されてゲームオーバーになってしまう。
もともとバグ技であるため得点には影響しないが、後述する続編『スペースインベーダーパートII』ではレインボーに成功すると“レインボーボーナス”として500点が入り、また、法則は『PART2』にて左側の列を残して最初の10点インベーダ残してレインボーすると1000点入るしかし2匹目の10点インベーダでレインボーすると500点となってしまう。
その他[編集]
- UFOが画面上から消える瞬間、または、UFOを倒した後の得点表示時が消える瞬間にビームを当てると、次に出てくるUFOがビームを当てなくても爆発してしまう。
- 上記の多数の攻略法を解説する「これであなたも10000点プレイヤー」といった惹句のついたガイドブック『インベーダー攻略法』が1979年6月11日にヘラルド出版から刊行された。サイズはファミコン攻略本と同じ寸法だった。
- 普通インベーダーの移動は右から始まるが、左から移動するときがある。
- 「PLA人」(Yが逆さま)、「INSERT CCOIN」と表示され、インベーダーが慌てて誤字を差し替えに飛んで来たり冗字を砲撃で消したりするデモ画面がある。
キャラクター[編集]
- CRAB
- カニ型のインベーダー。タイトーの公式キャラクターとも言える。
- OCTOPUS
- タコ型のインベーダー。
- SQUID
- イカ型のインベーダー。
- UFO
- 時々出現するUFO。倒すと得点がもらえる。詳細は(UFOの得点参照)。
- CANNON
- インベーダーを攻撃する砲台。
- TORCHKA
- CANNONをインベーダーの攻撃から守る陣地。だだし、攻撃が当たるほど消滅していく。
開発[編集]
開発者は当時タイトーの子会社、パシフィック工業の社員だった西角友宏。「敵の集団」という発想は『ブロックくずし』を元にしたと西角本人が説明している。開発当時、アタリ社の『ブレイクアウト』を日本に持ってきた『ブロックくずし』が、ゲームセンターや喫茶店などで人気を博していた。そこでタイトーではブロックくずしに続くゲームの開発を指示し、その内の一機種が『ズンズンブロック』と、この『スペースインベーダー』であった。
開発初期は「戦車」や「飛行機」等をキャラクターに設定予定だったが、当時の技術ではそのスムーズな動きが難しいという理由で断念。次に考えたのは「人間」だったが、社内から「ゲームとはいえ人を撃つことは良くない」という声で再び断念。そこで、映画『スター・ウォーズ』をヒントにした「宇宙人」を提案し、インベーダーのキャラクターになった。
インベーダーのキャラクターデザインは、H・G・ウェルズの小説『宇宙戦争』の挿絵をヒントに西角がイメージ画を描き起こし、これを元に西角自身でドット絵が作成された。イメージ画のモチーフは、タコ(10点)、カニ(20点)、イカ(30点)となっている。後にそれぞれ正式名称としてそのままOCTOPUS、CRAB、SQUIDと名付けられている。特にCRABは『スペースインベーダー』のみならず、タイトーを代表するマスコットキャラクターに位置付けられているほど有名なキャラクターとなっている。
西角はデザインのためにブラウン管をペン状のデバイス(ライトペン)で直接描画し、それをデータとして利用できるシステムを発明した。これが世界で最初の実用コンピューター用ペンデバイスであったとされることがある[誰?][いつ?](なお、ライトペンはWhirlwindで開発されSAGEで使われた[注釈 5]のが最初 [1] と一般には今日ではされている)。西角は、曰く「自分の作業をしやすくするための道具として作っただけ」という理由で、特許などは取得しなかった[3]。
西角はサウンド作業については苦手だったため、サウンドのみは『ブルーシャーク』を担当していた別のスタッフが担当した。インベーダーが動く音はなかなかいい音が決まらず、最後は心臓の鼓動音と、当時話題となった動物パニック映画『ジョーズ』のテーマソングの「ジャンジャンジャンジャン…」という響きを参考にした(宝島社『「ゲーセン」最強読本』西角のインタビューより)。本来は二拍子だったものが、現在知られるような四拍子にされたとされる。移動音については変更後も社内評価は変わらず酷評されていたが、結果的には四拍子だからこそのヒットとさえ評価されている。模倣品には、二拍子の物も少なからずある。
販売前後[編集]
販売可能な品質に仕上がったのは実際の販売日よりずっと早かったと言われる。しかし初期バージョンの社内評価は芳しくなく、途中で面クリアできなくなるといったバグも残っていたため、2ヶ月ほどかけて修正を行い、またその際のバランス調整によってゲーム性が大きく向上した[4]。手直しの際、直前までは『スペースモンスター』というタイトルだったが、海外発売を視野に入れた事を理由に、上層部命令により発売二ヶ月前に『スペースインベーダー』に変更された。命名は田島一成。なお、西角曰く『スペースモンスター』のモンスターとは当時ピンク・レディーがリリースしていた同名の曲から[5]とったとしており、また、タイトル変更によって「このゲームへの愛着がなくなった」とコメント[6]している事から、こちらの命名は西角と考えられる。
敵が攻撃してくるという内容は営業を中心とする熟年社員には難しく「敵が攻撃しないように改造しろ」という命令も出たが、開発を中心とする若い社員には好評であり、西角は改造を拒否した(『新・電子立国』4、『未来創造堂』で西角が証言)[7]。
当時の社内評価では、同時に発売される『ブルーシャーク』の方が制限時間内に敵を撃ち、敵は攻撃してこないとシンプルで人気が高く、『スペースインベーダー』は「難しくて一般受けしない」という評価で、社内的には『ブルーシャーク』を積極的に営業展開し、『スペースインベーダー』の方は当初はタイトー直営のゲームセンターにしか置かれず、置いておけば投資した分が回収できるか程度にしか期待されていなかった。ところが、いざ蓋を開けてみると高校生や大学生や若いサラリーマンを中心に注目されて「スペースインベーダー」の人気が広まったことで各地から発注が殺到するようになり、急遽営業方針を切り替えたという経緯がある。
流行と影響[編集]
本作は日本のアーケード史上最大のヒット作であり[4]、タイトーによる純正品が約10万台、許諾先メーカーからのものが約10万台、許諾なしのコピー品が約30万台出荷されたと推定されており、ブームとなった1年半足らずの間に計50万台が日本中に出回ったことになる[4](大ヒットと言われた『ゼビウス』(1983年)でさえ純正品の出荷台数は1万5千台に過ぎない[4])。
以下、当時のタイトー社員の体験談なども含む。
- 流行により「インベーダーハウス」と呼ばれるゲームセンターが各地に乱立した。
- パチンコ業界はメーカーがインベーダーゲームをモチーフにした台を販売するも、人気を得ず全国的に客入りが衰えるなど冬の時代を迎えた。この状況は1980年のフィーバーの登場まで続くこととなる。
- テーブルの代わりに後述するテーブル筐体を設置した喫茶店「インベーダー喫茶」なども出現した。
- 駄菓子屋の店先、待合室などでも、10円から50円と格安なアップライト筐体による稼動があった。
- 同時期に活動を開始したイエロー・マジック・オーケストラは、ファーストアルバムで、「Computer Game -Theme from the invader-」という曲を収録している。当初メンバーは実機より直接録音を試みたが、最終的にシンセサイザーでプレイ中のサウンドを再現しトラックを作成した。
- 神田お茶の水では学生街ということもあってか「インヴェーダーあります」というような看板等が見られたという。
- 当時、タイトー新入社員のボーナスが100万円だったという都市伝説がある[8]。
- 販売当初の価格は10万円だったものが最盛期には数百万円に跳ね上がっても売れていったという。
- 当時アメリカ合衆国のカリフォルニア大学バークレー校の学生だった孫正義は、日本でのブームが過ぎた頃、日本で余剰となったゲーム機をアメリカに持ち込んで現地のレストラン等にリースするビジネスを始めた。孫が持ち込んだゲーム機は合計350台、半年間で1億円を超える儲けを得た[9]。
硬貨[編集]
- 集金袋を回収するのにライトバンではとうてい間に合わず、4トントラックで回収を行っていた。しかしその4トントラックですら板バネサスペンションが100円玉の重みに耐えきれず、曲がってしまう事故が頻発していた。
- 国民的人気となったため、軍資金となる100円玉が市中から枯渇し、日本銀行が急遽、普段の月の三倍にあたる66億円分の100円玉を市中に流した[10]。それでも資金が足りないのか、5円玉を100円玉に変造してまでゲームをする者まで現れた[10]。
風評被害[編集]
- タイトー本社は当時、平河町(砂防会館の真前)にあり、永田町と近隣であった。そのため、『スペースインベーダー』を納入するように業者から依頼された国会議員がお忍びで「5000万円で売れ!」などと談判に来たというエピソードもあった[11]。
- 「インベーダーハウス」に代表される、林立するゲームセンターは不良の温床であるとして、多くの学校で入場禁止の通達を出す措置が講じられた[注釈 6][注釈 7]。
ブーム後[編集]
- アタリのAtari 2600へ1980年に移植され、同機種のキラーソフトとなった。
- 一面あたりのインベーダーの数は縦に6段、横に6列の計36、インベーダーのデザインは1列ごとに異なっている。また、ハードの性能上、前述の名古屋撃ちやレインボーはできない。
- インベーダーゲームと同等のクォリティのゲームを家庭でプレイしたいという欲求が、今で言うところの「第一次パソコンブーム」の火付け役になった。
- 2003年7月、スケッチ・ショウやケン・イシイなど著名テクノDJが参加してインベーダーゲーム25周年記念スペシャルCD『スペースインベーダー大作戦』が発売。プロモーションビデオの一部には、一匹のインベーダーの人生とその家族、そして戦争に巻き込まれて死んでいくという反戦的なメッセージ性の強い作品も含まれている。
- 『スペースインベーダー』生誕30周年記念に、アニメーションPVが制作された。小さな人間の少女(声:不明)が『スペースインベーダー』のインベーダーとの心の交流を描く。BGMは菅原弘明が担当。
- 2017年3月、サントリー食品インターナショナル(サントリーフーズ)が販売する機能系緑茶飲料『伊右衛門 特茶』のTVCM(「分解インベーダー」篇)において同ゲームの実際の効果音が使用された[12]。
- 2018年1月12日~1月31日、スペースインベーダー40周年記念として、六本木ヒルズ展望台東京シティビューにて『PLAY! スペースインベーダー展』を開催。会場にはプロジェクションマッピングによる大画面で10人まで同時プレイできる『スペースインベーダーギガマックス』や、体感型インベーダーゲーム『バハムートディスコ feat. スペースインベーダー』『ノボリンベーダー』『アルキンベーダー』を設置[13]。
インベーダーの影響を受けたゲーム[編集]
- バルーンボンバー(タイトー)
- 横に動く敵が徐々に下がって来る点が『スペースインベーダー』と全く同じだが、列車砲(砲台)下の土台が敵の風船爆弾によって破壊されると移動範囲が狭くなってしまう。
- 第三惑星(サン電子)
- 障害物を避けながら、地球に攻めてくる敵を倒す内容は『スペースインベーダー』と同じだが、敵の位置関係が上下左右に広がっている。また日本のアーケードテレビゲームで初めて、三回破壊でなく、部分ダメージ三回被弾でゲームオーバーになった。基板は『ギャラクシーフォース』と同じ。
- シェリフ(任天堂レジャーシステム)
- 『第三惑星』同様、ゲームの位置関係が上下左右に広がったもの。基板は『スペースフィーバー』と同じ。
- ギャラクシーウォーズ(ユニバーサルエンターテインメント)
- ミサイルを操作してUFOを撃ち落とす。『スペースインベーダー』からの流用が重視された構造で、『スペースインベーダー』からはROMの交換だけで対応可能、3種類の効果音も全て流用。前述の『コスミックモンスター』がタイトーと裁判になった為、和解に伴う見返りとしてタイトーにもライセンスされた。『ヘッドオン』と共にポストインベーダーを狙った作品として知られたが、結局その存在はギャラクシアンに隠れてしまった。また、『ギャラクシーウオーズ』のオリジナル基板はセキュリティが高かったが、タイトーにライセンスされたことでセキュリティの存在しないタイトー基板が出回ることとなり、タイトー版を元としたコピーが多数作られることとなった。
- 与作とゴン平(ジャトレ)
- 北島三郎の歌で「与作」のゲーム化と言えば、SNKやオーエム、カセットビジョンの「木を切るゲーム」が有名だが、こちらは与作が木を切るまでに(切り終えると『与作』が2小節鳴ってゲームオーバー)、木にとまっているカラスを全て撃ち落すのが目的。カラスは『インベーダー』の様に編隊を組んでいるが、動かずに点滅している。消えている時は弾が通っても死なず、また動かないので同じ横座標ばかりに糞(弾)を落とすため、『インベーダー』と比べて難易度は高い。一般にはデモ画面に表示される「与作」二文字が通称となっている。内容が全く同じ『与作とドン平』(ウイング)が存在するが両作共、製作したのはヨリイエレクトロニクス社(斉藤好考社長)で、販売が2社からされたというだけで、どちらかが海賊版というわけではない。
- 内容が全く同じにもかかわらず、定価は『与作とゴン平』(ジャトレ)が、35万8千円、『与作とドン平』(ウイング)が51万5千円となっている。
- キャラデザイン等を変えた『権平』(豊栄産業)が存在する。
- 『与作とドン平』は、ELEC GAMEシリーズとしてシンセイ(新正工業)より電子ゲームに移植されている。
- コスミックゲリラ(ユニバーサル)
- 『スペースインベーダー』同様トーチカやUFO、姿も動き(『インベーダー』は4拍子だったが、この敵は8拍子)もカニに似た敵が登場するが、敵の目的は画面下部への侵略でなく、中央のブロックを運んで砲台を持ち去る事。砲台が端まで持ち去られると、被弾しなくても一回ミスとなる。
- カミカゼ(コナミ)
- 「画面下部への侵攻を目指す多数の小型の雑魚キャラクター」「UFOという母船」「画面下部で左右にしか移動できない砲台」などは『インベーダー』と同じだが、画面上部から登場する雑魚キャラやUFOが地表に到達すると衝撃波を出し、これに触れても砲台がやられる、というゲーム内容になっている。
- ギャラクシアン(ナムコ)
- 陣形はインベーダーと変わりないが、敵が下に侵略するのではなく、弧を描きながら飛来することで、ゲーム進行がスリリングになった作品。
- センティピード、ミリピード(アタリ→センチピードはサンリツ電気がライセンス販売)
- 自然と昆虫をモチーフにしたゲーム。それぞれネーミングは敵キャラクターのムカデとヤスデで、画面を左右往復しつつ降下してくる。最下部まで来ても侵略にはならず、多少上昇しつつ最下部で暴れまわる。『センティピード』の続編が『ミリピード』。
- 幻魔大戦(データイースト)
- レーザーディスクを使用したゲーム。背景としては異例のアニメーション映像したゲームだが、『スペースインベーダー』とは違いバリヤーを張る事が可能でテレポートが出来る。
- インター・ステラ(船井電機)
- 上記の『幻魔大戦』と同様、レーザーディスクを使用したゲーム。コンピュータグラフィックスを使用したゲームだが『スペースインベーダー』とは違い斜面撃ちが出来る。
- バトランティス(コナミ)
- 『インベーターブーム』直後ではなく、『アルカノイド』から始まったオールドゲームリメイクブーム時の作品(1987年7月)。中世ファンタジー風の舞台で、城壁上から地上の敵を撃つ。アイテムや大型のボスキャラも登場する。
バリエーション[編集]
- 初期のゲーム機はアップライト筐体であった。当時主流だったものは、実際のゲーム画面と月面のイラストをハーフミラー(マジックミラー)で合成させたものだった。初期のアップライトはコンパネ(レバーやボタンがある部分の事で、コントロールパネルの略)が左右移動+発射の3ボタン仕様であったが、すぐに2方向ジョイスティック+発射ボタンになった。このため、両者でイラストの寸法に若干違いがある。
- 直接カラー画面をはめこんだアップライト筐体も作られ、コンパネが朱色になっている特徴がある。このカラーアップライト筐体は1P2P選択ボタンが本来白なのを赤で修理したのが特徴で、現在もタイトーで保管されており、レトロゲーム関連のゲームコーナーやイベントではあちこちに貸し出されている。
- ブロックくずしの時にタイトーが開発し、喫茶店で使えることをめざしたテーブル筐体が登場。ブロックくずしもインベーダーも、テーブル筐体の導入で人気に火がついた。
- テーブル筐体からはモノクロ画面、モノクロに色セロハン(英語ではオーバーレイと呼ばれる)を貼って色を表現したもの、最後にカラーが出た。ただしこのカラーはまだ技術が未熟で、各キャラに固有の色がつけられなかった。キャラが下段に下りるごとに色が変わり、自機が破壊された時は画面が真っ赤になる。またリメイク品の『スペースインベーダーDX』などでは、プレイ時にモノクロやカラーの表示方法が選択できる。
- 得点表示については4桁表示タイプが初期に作られたが、1500点で砲台が増えることから、スコアが9990点を超えて再び1500点に到達すると砲台が増えてしまい、それを防ぐために後に5桁表示のスコアになった。
- 変わったものとしては『スペースインベーダーM』がある。これはピンボール時代からライセンス生産などでタイトーと密接な関係があったミッドウェイ社(今のミッドウェイゲームズ)の生産品で、日本での大ブームから急遽、日本へ逆輸入したものである。白っぽい色のアップライト筐体が特徴で、アメリカでも5万台をこえるヒット作となった。なお、コンピュータゲーム黎明期に活躍した技術者デイブ・ナッチングによると、ミッドウェイ社のIntel 8080搭載基板をタイトーがコピーしたため和解条件としてミッドウェイ社が『スペースインベーダー』等のゲームのライセンスを受けたのだという[14]。
『インベーダー』の基板[編集]
『インベーダー』ブーム後、程なく前述の『ギャラクシアン』が出たが、『ギャラクシアン』の基板は一つのキャラに複数の色が付けられる画期的なもので、中小メーカーはこぞって『ギャラクシアン』基板の流用ゲームを出した。タイトーは『ギャラクシアン』に匹敵する基板を既に開発していたが、『インベーダー』基板が大量に残り、廃棄する事も無理があったので、西角らはまず『インベーダー』基板のROMだけ差し替え、別のゲームを作ることとなった。
このため1979〜1981年にタイトーから出たゲームの色や音は、工場で新造されたものは独自の仕様だったが、インベーダー基板を流用したものは、色と音(当時はまだシンセサイザーがなく、抵抗器を一つ一つ付け、『インベーダー』の場合8種類の音が用意されていた)の両方または片方が、『インベーダー』と同じままだった。基板流用ゲームは、主に以下のタイトルなどが挙げられる(メーカーにリンクがあるものは後述)。
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タイトー以外では、セガ(後のセガ・インタラクティブ)のヘッドオン基板もROM交換で対応していた。1981年頃までは大手のセガやタイトーより中小メーカーの方が華やかな色のゲームを作れるという一見矛盾した展開が見られた。
シリーズ一覧[編集]
タイトーからアーケードゲームとして発売された、正式な『スペースインベーダー』のシリーズは以下の作品である。
- スペースインベーダー (1978年)
- スペースインベーダーパートII (1979年)
- 分裂インベーダーやUFOがインベーダーを補充するなど多数の変化を加えた。またレインボーに成功すると“レインボーボーナス”として500点が入った。今でこそ当たり前になった高得点者のネームエントリーは、『II』が最初。今日のようなランキング形式ではなく、その日の1位のプレイヤーの名前と得点だけが登録され、初期状態のスコア表示「TAITO」の文字に変わってプレイヤーが登録した名前が表示された。ネームはアルファベット大文字で10文字まで登録できた。電源投入時のハイスコアは5000点。インベーダー1匹10〜30点、最大のボーナス点でも500点(点滅UFOとレインボーボーナス)なので、5000点を出すのはある程度の熟練が要求され、ネームエントリーが出来るのは当時のプレイヤーの憧れだった。中にはネームエントリー目的で、プレイする前に電源を落とし高得点をリセットしていた者もいたほどである。しかしながら、『インベーダー』ブームはすでに退行しており、ドットイート系や『ギャラクシアン』といったゲームへと変化していた。
- 日本でコンピュータプログラムに著作権が認められるきっかけとなった作品である。
- リターン オブ ザ インベーダー (1985年)
- UPL開発(音楽のみタイトー開発)でタイトー販売された作品。自機のパワーアップやボーナスステージを採用している。独特な色使いのインベーダー群に加え、移動方法も従来の横移動のほかに回転しながら侵略する面もある。
- マジェスティックトゥエルブ (1990年)
- ステージの分岐やボスが採用されている。ボーナスステージの「キャトルミューテーション」(UFOが牛を連れ去る事件をモチーフ)が印象に残る。
- スペースインベーダーDX (1994年)
- 前年にスーパーファミコンでスペースインベーダーの誕生15周年を記念して発売された復刻版のヒットを受けて登場。アーケード版では、タイトーのゲームのキャラクターに置き換えたパロディモードを追加。尚、本作は縦画面ではなく横画面仕様で開発発売された。
- 9面をクリアすると2面に戻り、そこから繰り返す。
- あっかんべぇだぁ〜 (1995年)
- パロディにアレンジした作品。様々なタイトーキャラが登場している。
- スペースインベーダーアニバーサリー (2003年)
- プレイステーション2用ソフトからアーケード版へのコンバート。プレイステーション2版では横画面に対し、アーケード版は縦画面に修正されている。
- スペースインベーダー QIX (2003年)
- 25周年記念として登場した2in1筐体。筐体の左右に両ゲームオリジナルのデザインが施されている。国内ではほとんど出回っておらず、主に海外向けに作られたと思われる。スペースインベーダーカラーをベースに再現。販売はナムコアメリカ。
- スペースインベーダーCX (2009年)
- CS番組の『ゲームセンターCX』とタイアップしたもの。有野課長ことよゐこの有野晋哉が音声(効果音)を担当している。期間限定で稼動していた。
- SPACE INVADERS FRENZY (2018年)
- 米RAW THRILLS社との共同開発による、ガンシューティングゲーム風にアレンジした作品。モニターは108インチの大型薄型LEDモニターを採用。北米で先行して稼動を開始し、国内では2017年12月の一部のタイトーステーション店舗での先行稼働を経て、2018年2月に全国稼動開始[15]。
ライセンス[編集]
約30万台と言われる売上を記録した事によって、タイトー自身の生産が追いつかなかったため、以下の5社が許諾を得てOEMで生産していた。当時の業界では違法コピーに対し、契約金などの条件を付け、後付けで許諾をするというケースもあった。
- スペースインベーダー(新日本企画)
- 筐体やインストカードまで同じ。このため同社のゲームはしばらく、タイトーそっくりの作風が続いた。
- スペースインベーダー(サミー工業)
- ギャラクシアンもライセンスを受けていた。当時はライセンス生産のみを行い、自社開発(コピーを含む)することはなかった。パチスロメーカーで有名であり、セガサミーグループとしてはタイトーとは非常に良好な関係を保っている。
- スペースインベーダー(LOGITEC)
- タイトーと同じだが筐体のデザインが異なり、点数表示が6桁のものもある。
- ジャトレスペクター(ジャトレ)
- 難易度の切り替えが可能で、Bはタイトーと同じ、Aは敵のミサイルが増える。
- IPMインベーダー(IPM)
- ライセンスの中でこれのみタイトーとハードが異なり、キャラそれぞれに固有の色がある、動きもなめらか等の特徴を持つ。続編としてUFOが敵を補充したり、面クリアするとコーヒーブレークタイムがある『カプセルインベーダー』を出している。
亜流ゲーム[編集]
他のメーカーはライセンスを取らずに、亜流を製造していた。メーカー数は50〜80社と言われ、当時日本でコピーを出さなかったのは、『ギャラクシアン』を開発中のナムコだけだった。マコト電子工業の『スーパー・インベーダー』[16]、ウコー・コーポレーションの『ファイティングミサイル』(スペースミサイル)[17]、ワールドベンディングの『インベーダーウォーズ』[18]、日本物産の『ムーンベース』[19]、アイ・エヌ・ジ・エンタープライゼスのコピーゲーム[20]に対する損害賠償請求訴訟は、ゲーム業界初期の知的財産トラブル事例とされる。
他メーカーが出していた亜流ゲームの内容は、タイトー製のオリジナルとほぼ同じではあるが、ハードウェアやソフトウェアの全てをそのままコピーしたデッドコピーと表現するしかないような物から、ゲーム内容が似せてあるだけで中身は独自に開発した物まであった。キャラデザインやUFOの動きなどをアレンジしたもの、文字表示をカタカナにしたもの、2in1筐体で遊べる等の差別化を行った製品が出るようになり、逆に独自技術で亜流を作ったメーカーの中には、ハード的制約で完全再現できないものまで存在していた。
しかし、タイトー以外のメーカーが亜流のリメイクを制作することはまずなく、現在では亜流を遊ぶことは一部のエミュレーター筐体での稼働を除けば、ほとんど不可能といってもいい。
全種は紹介しきれないので、ここでは後にメジャーとなったメーカー、またはフィーチャーが独特で多くのプレイヤーの記憶に残ったものを抜粋して紹介する。
- スペースフィーバー(任天堂レジャーシステム)[21]
- 敵の配置に3つのモードがある、敵が12列おり他社製品よりも小さい、UFOが表示可能色のうち黒を除く7色を順番に切り替えた虹色表示、画面上部に残機やクレジットの表示、画面下部にスコア表示など画面構成が大きく異なる、UFO撃墜時など各フィーチャー時に簡単なBGMがあるなど、他の亜流と比べ特徴が多い。ゲームオーバー時にはベートーヴェン『交響曲第9番』のワンフレーズが流れる。カラー版とモノクロ版がある。ミニアップライト筐体が玩具店にリース設置されることが多かった。開発は後にファミコンを作る上村雅之、プログラムは『ドンキーコング』の池上通信機、キャラと筐体のデザインは宮本茂と、そうそうたるスタッフが揃っていた。続編として敵もUFOも分裂する「SFハイスプリッター」を出している。また、『ポケットカメラ』のミニゲームとして『スペースフィーバーII』なるものが存在している(こちらは、『ギャラクシアン』『ギャラガ』に近い)。
- コスミックモンスター(ユニバーサル)
- 初代と『II』を出しているが、流通数は圧倒的に『II』が多いので、単に『コスミックモンスター』と言えば『II』を指す。『II』の特徴は敵の配置が下から10、10、20、20、20点となっている事で、UFO(100〜1000点)を撃ちのがすと30点の敵が補充される。
- スペースアタック(セガ)
- 各キャラに固有の色がある(背景が青く、黒色の敵が存在する)、UFOが最後に襲撃してくる、点数が10点でなく100点単位である等の特徴を持つ。しかし名古屋撃ちが出来なかったり、最終的には初期位置が「名古屋撃ち」状態まで下がり配色の関係上モノクロモニターでの稼働に向かなかったという、導入障壁のために出回りが悪かったため、メーカーの知名度に反して人気は低かった。続編として敵をさらに複雑化した『インビンコ』を出した他、任天堂やデータイーストの亜流もライセンスしていた。
- スペースキング(レジャック)
- タイトーのキャラ、コンパネ、文字(カタカナにした)だけを変えたもの。
- スペースストレンジャー(豊栄産業)
- 通称減点インベーダー。トーチカを撃つと50点減点される(但し0点未満にはならない)ことが大きな特徴。またUFOが方向転換をして撃墜しにくくなっている。しかしこの減点は不評だったため、後期バージョンではトーチカを撃っても減点しなくなっている。名古屋撃ちは通用しなかった。なお、開発した豊栄産業は後にコアランドテクノロジーを経て、バンプレストとなり、最終的にはバンダイナムコに吸収されている為、先に述べたナムコも傍系を含めるとインベーダーの亜流を開発した経験があるメーカーとなってしまっている。
- スペースファイター(データイースト)
- 敵が14列もいる、UFOが画面上部を常に往復していて5発で破壊され得点も1発当てるごとに10→20→30→40→50(破壊)点と固定である等、タイトー版とは最も違いがある。また複数のゲームが遊べる等、筐体のバージョンも多かった。『mkII』と題されたバージョン(画面上のタイトル表記は『スペースファイター』のみ)以降は、敵を全滅させるとUFOが攻撃しながら下りてきて、最下段まで達するとゲームオーバーになる[22]。
- ムーンベース(日本物産)
- 基本はタイトー版の改造だが、最大の特徴は殆ど画面に出っ放しのUFOで、2プレイヤー側のレバーで移動したりミサイルを発射できる。バージョンも幾つかあり、白黒画面の『ムーンベース』、カラー画面の『ムーンベースSPECTOR』、『スペースインベーダーパートII』のコピーである『ムーンベースZETA』、サンリツ電機から発売された『メロディーパート3』と同内容の『スーパームーンベース』などが発売された。また、『ムーンベース』のアーケードフライヤーと筐体にはジョージ・ルーカス作品の『スター・ウォーズ』に登場するダース・ベイダーのイラストが無断使用されているほか[23]、インストラクションカードには『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』に登場する白色彗星帝国のイラストが無断使用されている。1980年に発行された企業案内パンフレットには日本物産のオリジナル作品として京都の製造工場とともに『ムーンベース』が写真付きで紹介されているほか、『スペースインベーダー』のキャラクターを無断使用した日本物産直営のゲームセンターも確認できる[24]。
- メロディーパート3(サンリツ電機)
- この名前はインストラクションカードの表記で、デモ画面の表示には「SPACE WAR」「MUSIC INVADER」の2種類がある。各フィーチャー時に簡単なBGMがあり、例えば点滅UFO撃墜時にはピンクレディーの「UFO」、自機を失うと細川たかしの「心のこり」(歌詞の内容にかけている)など状況によりいくつかBGMが流れる。また1面クリア時に1000点以上のスコアだと、ハイスコアでなくてもネームエントリーが出来る。
- ゴールデンインベーダー(シグマ)
- タイトーとルール上の差異は殆どない。自社の直営店のゲームセンター専用だったので他のゲームセンターには置いていなかった。
- ギャラクシーフォース(サン電子)
- 同名のセガのゲームやトランスフォーマーのアニメとは無関係。
- スペースコンバット(ジャパンレジャー)
- 同社の初ゲーム作品。
- シャトルインベーダー(大森電機)
- ビームインベーダー(テクノン工業)
こうしたゲーム会社の殆どは、『ブロックくずし』を作る為に創業し、『インベーダー』の亜流で会社を大きくし、ブーム後は『インベーダー』のノウハウを活かして独自のゲームを作り始めた。そう考えると、日本ゲーム業界での『ブロック崩し』は生みの親、『インベーダー』は育ての親と言える。
他機種版[編集]
ゲームソフトの定番として、黎明期から最新のハードまで多数移植されている。特記事項なき場合、現在家庭用ゲーム機向けはスクウェア・エニックスの販売となっている。
作品タイトルリスト[編集]
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No. | 発売日 | 対応機種 | タイトル | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 価格 | 売上本数 | 備考 |
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1 | 1980年 | Atari 2600 | Space Invaders | アタリ | アタリ | ロムカセット | - | |||
2 | 1985年 | SG-1000 | スペースインベーダー | セガ | セガ | 128キロビットロムカセット | G-1045 | 4,300円(税別) | - | |
3 | 1985年4月1日 | MSX | スペースインベーダー | タイトー | ニデコム | ロムカセット | - | |||
4 | 1985年4月17日 | ファミリーコンピュータ | スペースインベーダー | タイトー | タイトー | ロムカセット | 01 TF-4500 | 4,500円(税別) | - | |
5 | 1990年3月2日 | PCエンジン | スペースインベーダーズ 復活の日 | タイトー | タイトー | 2メガビットHuCARD | TP02008 | 5,900円(税別) | - | |
6 | 1990年3月30日 | ゲームボーイ | スペースインベーダーズ | タイトー | タイトー | 256キロビットロムカセット | DMG-SPA | 3,090円(税込) | - | 対戦型 |
7 | ![]() ![]() |
メガドライブ | ![]() ![]() |
タイトー | タイトー | 2メガビットロムカセット | ![]() ![]() |
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- | |
8 | 1992年 | PC-9801 | スペースインベーダー | タイトー | ウィズ | 5インチフロッピーディスク | - | |||
9 | 1994年3月25日 | スーパーファミコン | スペースインベーダー The Original Game | タイトー | タイトー | 2メガビットロムカセット | SHVC-IC | 4980円(税別) | - | |
10 | 1995年7月28日 | PCエンジンスーパーCD-ROM² | スペースインベーダー The Original Game | NECアベニュー | NECアベニュー | CD-ROM | NAPR-1050 | 6,800円(税別) | - | |
11 | 1995年12月1日 | バーチャルボーイ | スペースインベーダーズ バーチャルコレクション | タイトー | タイトー | ロムカセット | VUE-P-VSPJ | 4,980円(税別) | - | |
12 | 1996年12月13日 | セガサターン | スペースインベーダー | タイトー | タイトー | CD-ROM | T-1107G | 3,980円(税別) | - | |
13 | 1997年7月31日 | PlayStation | スペースインベーダー | タイトー | タイトー | CD-ROM | SLPS-00940 | 5,800円(税別) | - | |
14 | 1998年12月3日 | PlayStation | スペースインベーダー2000 | タイトー | タイトー | CD-ROM | SLPM-86153 | 2,000円(税別) | - | 廉価版 |
15 | 1999年5月13日 | ワンダースワン | スペースインベーダー | サンソフト | サンソフト | ロムカセット | SWJ-SUN002 | 3,800円(税別) | - | |
16 | ![]() ![]() |
PlayStation | スペースインベーダーX | タイトー | アクティビジョン タイトー |
CD-ROM | ![]() |
![]() |
- | |
17 | ![]() ![]() |
ゲームボーイカラー | スペースインベーダーX | タイトー | アクティビジョン タイトー |
ロムカセット | ![]() |
![]() |
- | |
18 | 2001年 | iモード EZweb Yahoo!ケータイ |
スペースインベーダーX | タイトー | タイトー | ダウンロード | - | - | ||
19 | 2001年9月27日 | PlayStation | SIMPLE1500シリーズ Vol.73 THE インベーダー 〜スペースインベーダー1500〜 |
D3パブリッシャー | D3パブリッシャー | CD-ROM | SLPM-86900 | 1,500円(税別) | - | |
20 | 2002年8月2日 | ゲームボーイアドバンス | スペースインベーダーEX | タイトー | タイトー | ロムカセット | AGB-AIDJ-JPN | 4,200円(税別) | - | |
21 | 2003年7月31日 | PlayStation 2 | スペースインベーダーアニバーサリー | タイトー | タイトー | CD-ROM | TCPS-10069 | 1,480円(税別) | - | |
22 | 2003年9月25日 | PlayStation 2 | スペースインベーダー 筐体型コントローラ同梱セット |
タイトー | タイトー | CD-ROM | TCPS-10074 | 4,800円(税別) | - | |
23 | 2005年3月24日 | ニンテンドーDS | スペースインベーダーDS | ドリームス | タイトー | DSカード | NTR-AIRJ-JPN | 3,990円(税込) | - | |
24 | 2005年5月12日 | PlayStation Portable | スペースインベーダー ポケット | ドリームス | タイトー | UMD | ULJM-05015 | 3,990円(税込) | - | |
25 | 2005年7月28日 | PlayStation 2 | タイトーメモリーズ 上巻 | タイトー | タイトー | DVD-ROM | SLPM-66057 | 5,040円(税込) | - | 『スペースインベーダー・カラー』収録 |
26 | 2005年8月25日 | PlayStation 2 | タイトーメモリーズ 下巻 | タイトー | タイトー | DVD-ROM | SLPM-66092 | 5,040円(税込) | - | 『スペースインベーダー(モノクロ)』収録 |
27 | 2005年9月22日 | PlayStation Portable | スペースインベーダー ギャラクシービート | タイトー | マーベラスインタラクティブ | UMD | ULJM-05045 | 5,040円(税込) | - | |
28 | 2008年2月21日 | ニンテンドーDS PlayStation Portable |
スペースインベーダーエクストリーム | タイトー | タイトー | DSカード | DS:NTR-YXXJ-JPN PSP:ULJM-05315 |
3,800円(税別) | - | |
29 | 2008年8月26日 | Wii | SPACE INVADERS GET EVEN〜逆襲のスペースインベーダー〜 | タイトー | タイトー | ダウンロード | RVL-WIVJ | 514Wiiポイント | - | |
30 | 2009年3月26日 | ニンテンドーDS | スペースインベーダー エクストリーム2 | タイトー | タイトー | DSカード | NTR-CV8J-JPN | 3,800円(税別) | - | |
31 | 2009年7月 | iPhone iPod touch |
スペースインベーダー インフィニティジーン | タイトー | タイトー | ダウンロード | - | 450円(税別) | - | |
32 | 2009年11月4日 | ニンテンドーDSi | スペースインベーダーエクストリームZ | タイトー | タイトー | ダウンロード | - | 500DSiポイント | - |
- Atari 2600版
- SG-1000版
- MSX版
- ファミリーコンピュータ版
- PCエンジン版『スペースインベーダーズ 復活の日』
- 移植版の「本家」とリメイク版の「分家」から選択可能。「分家」では攻撃アイテムの登場やステージごとにインベーダーや自機の切り替わり、シールドが0の状態で被弾するとゲームオーバーで、いわゆる「残機数」はコンティニュー回数と同様の扱いのシールド制の導入によって、ある程度『マジェスティックトゥエルブ』に近いシステムになっている。
- 2008年12月2日よりWiiのバーチャルコンソール向けに600Wiiポイントで配信。
- ゲームボーイ版 『スペースインベーダーズ』
- アーケード版を踏襲した内容であり、オリジナル要素はなくただゲームボーイで再現できるなりのスペックとなっている[25]。
- メガドライブ版『スペースインベーダー90』
- PC-9801版
- スーパーファミコン・PCエンジンスーパーCD-ROM²版『スペースインベーダー The Original Game』
- 白黒、カラー、カラーセロファンの画面を再現したものや2人対戦モードを搭載[1]。PCE版はオリジナルの対戦モードとそこに流れる挿入歌、面ごとに背景が変わるおまけモードが収録されている。
- SFC版は2008年9月16日、PCE SCD版は2009年3月3日よりWiiのバーチャルコンソール向けに配信されている(要800Wiiポイント)。また、SFC版は2016年10月12日よりWii Uのバーチャルコンソールでも配信されている(要823円)。
- バーチャルボーイ版『スペースインベーダーズ バーチャルコレクション』
- セガサターン版
- PlayStation版
- PC-FX版『バーチャルインベーダー』
- 計画のみで発売されず。
- PlayStation版『スペースインベーダー2000』
- タイトー45周年記念ソフト(同名の携帯電話アプリのパチスロがある)。
- ちなみに、このソフトにはタイトーの他のゲームの体験版が収録されており、Gダライアスと電車でGO!2高速編が収録されている。
- ワンダースワン版
- 開発、発売はサンソフト。
- PlayStation・ゲームボーイカラー版『スペースインベーダーX』
- 電子ゲーム版(バンダイ)
- バンダイより発売。キーチェーンタイプの携帯ゲームであり、背景にセロファンタイプを意識したり『インベーダー』のタイプが列によって違う等、液晶ゲームでありながらオリジナルを再現している。
- 電子ゲーム版(ヒロ)
- バンダイ版と同じくキーチェーンタイプの携帯ゲーム。バンダイ版と異なり、インベーダーは全て同じキャラになっている。
- PCタイピングソフト『SPACE INVA打!! 〜タイプしないとタマが出ない〜』
- タイトルどおり、タイピングソフトとなっている。
- 携帯アプリ版(iアプリ・パナソニック)
- パナソニックのPシリーズ専用サイトでPシリーズユーザー向けに無料で配信されていた。基本的にオリジナルのカラー版を再現している。
- PlayStation版『THE インベーダー 〜スペースインベーダー1500〜』
- SIMPLEシリーズとして発売された廉価版。
- ゲームボーイアドバンス版『スペースインベーダーEX』
- PlayStation2・ニンテンドーゲームキューブ版『スペースレイダース』
- 人間をプレイヤーキャラクターにしたシリアスな雰囲気を持った作品。ゲームシステムは『スペースインベーダー』そのものになっている。
- PlayStation 2版『スペースインベーダー アニバーサリー』
- 生誕25周年記念ソフト。筐体型コントローラ同梱セットも発売された。
- ニンテンドーDS版『スペースインベーダーDS』
- 上画面をゲーム画面、下画面を操縦桿やアイテム画面に設定。New AGE ver モードを搭載。ニンテンドーDS初のシューティングゲーム。
- PlayStation Portable版『スペースインベーダーポケット』
- PlayStation Portable版『スペースインベーダー ギャラクシービート』
- ニンテンドーDS・PlayStation Portable・Xbox 360(XBLA)版『スペースインベーダーエクストリーム』
- 生誕30周年記念ソフト。EXITのスタッフが中心となって開発。背景がグラフィカルになり、BGMとSEがリンクし合う音楽ゲームの要素を含んでいる。また、アルカノイドDSと同様に「パドルコントローラDS」にも対応している。PSP版はDS版とは趣向が少し異なる。2008年2月21日に発売。また、2009年5月9日よりXbox 360のXbox live arcadeにてダウンロード専用ソフトとして配信された。Xbox LiveによるVS対戦や協力プレイ、スコアアタック対戦が可能なほか、ビジュアルもHD画質になっている。
- Wii版『スペースインベーダーゲットイーヴン 〜逆襲のスペースインベーダー〜』
- 「ゲットイーヴン(get even)」とは「借りを返す」という意味。スペースインベーダー側になって地球上の兵器を倒していくという従来とは違った視点でのアクションゲームとなっている。2008年8月26日にWiiウェアにて配信開始。開発はキャトルコール。
- 携帯アプリ版『スペースインベーダーインフィニティジーン』(iPod touch、iPhone、Android、PS3(PSN)、Xbox360(XBLA))
- 従来の『スペースインベーダー』の抽象的なレトログラフィックと、今風のシューティングゲームのシステムを組み合わせた作品。ステージが進行していくことによって、機体の変化や自由移動、地形の出現、巨大戦艦などが現れるなど、ゲームシステムが進化していく。『レイフォース』などのレイシリーズのロックオンレーザーや、『メタルブラック』のアイテムも登場する。音楽はZUNTATAが担当。ニコニコ動画のタイトーチャンネルでもプレイ動画が配信された。
- 後に、iPhone/iPod touch版、並びにAndroid版(auスマートパス会員向け専用版を含む)がそれぞれ配信された。こちらはさらに各種演出や機能が上がっている。また、Playstation networkおよびXbox Live arcard用ソフトとしても配信されている。
- 本作グラフィック面の流れを汲んだ作品に『グルーヴコースター』がある。
- ニンテンドーDS版『スペースインベーダーエクストリーム2』
- 『スペースインベーダーエクストリーム』の続編。2009年3月26日発売。ステージのノリを強化し、新たにビンゴによるボーナスなどをいれ、音楽性も含めて以前よりクールでポップな方向へ進んだ。パドルコントローラーDS対応。変わった趣向の一つとして、UFO-COという少女キャラを一部のステージに配している点がある(デザインはみなづきふたごが担当)。
- ニンテンドーDSi版『スペースインベーダーエクストリームZ』
- 『スペースインベーダーエクストリーム2』の一部仕様を変更したニンテンドーDSiウェア用ソフト。ステージ分岐が無くなり、エクステンドを廃している。
- ニンテンドーDSi LL(プチコン/SAMPLE7)
- 完成されたゲームでなくサンプルプログラムである。キャラクタグラフィック(デザインは『スペースファイター』に似ている)で構成された二列の敵が襲ってくる『インベーダー』もどきで、敵は弾を撃ってこない、画面下部まで行ってもゲームオーバーでなく、上部から再登場するなどの特徴を持つ。プチコン公式サイトでも、実行時の動画とプログラムリストがすべて公開されている。
評価[編集]
評価 | ||||||||||||||||||||||||
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- アーケード版
1991年にそれまで発売されていたアーケードゲーム全てを対象に行われた『ゲーメスト』読者の人気投票によるゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』では40位を獲得した[44]。巻末の「ビデオゲームフルリスト」の紹介文では、「いまだにこの作品を、知名度、売り上げともに抜くものがいないと言われるくらい有名。55匹の敵を左右移動の砲台で撃つというシューティングを確立した」と評されている[48]。また、1998年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』では、「タイトーから発売された、ゲーム界に残る歴史的な名作。ほとんどのゲームはこのスペースインベーダーを基に発展してきたと言ってもいいだろう」、「55匹の侵略者(インベーダー)を左右移動が可能な砲台で撃ち落とすという今でこそ単純なものであるが、これがシューティングを確立したと言っていい」、「プレイヤーの目に付くすべてのものが画期的であり驚きと興奮を与えた」、「もはや伝説となったインベーダーに匹敵する作品の出現は2度とないだろうとまで言われている」と紹介されている[49]。
- ゲームボーイ版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計19点(満40点)[32]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、14.8点(満30点)となっている[38]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 2.4 | 2.3 | 2.5 | 2.7 | 2.6 | 2.4 | 14.8 |
- メガドライブ版『スペースインベーダー90』
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計23点(満40点)[33]、『メガドライブFAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、15.6点(満30点)となっている[40]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 2.7 | 2.6 | 2.3 | 2.8 | 2.7 | 2.6 | 15.6 |
- スーパーファミコン版『スペースインベーダー The Original Game』
ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは6・4・6・5の合計21点(満40点)[34]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、18.7点(満30点)となっている[39]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 2.9 | 2.8 | 3.7 | 3.4 | 3.2 | 2.8 | 18.7 |
- PCエンジンスーパーCD-ROM²版『スペースインベーダー The Original Game』
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では6・5・4・5の合計20点(満40点)[35]、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.4点(満30点)となっている[41]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.3 | 3.3 | 3.3 | 3.4 | 3.6 | 2.6 | 19.4 |
- バーチャルボーイ版『スペースインベーダーズ バーチャルコレクション』
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では4・4・4・3の合計15点(満40点)[36]、『ファミリーコンピュタMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、17.5点(満30点)となっている[38]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.2 | 3.1 | 2.6 | 3.1 | 2.9 | 2.6 | 17.5 |
- セガサターン版
『SATURN FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、15.6点(満30点)となっている[42]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 2.1 | 2.7 | 2.4 | 3.1 | 2.9 | 2.4 | 15.6 |
- PlayStation版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計17点(満40点)[37]、『PlayStation Magazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、18.2点(満30点)となっている[43]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 2.9 | 3.1 | 3.2 | 3.3 | 3.1 | 2.6 | 18.2 |
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 国内ライセンス生産あり。
- ^ 京都市内の銭湯にて撮影。筐体も中身もタイトー製でなくコピー品。メンテナンスは良い状態とは言えないがお金を入れて遊ぶ事ができる(撮影時)。赤いボタンを押すとビームが発射され、左のレバーで自機を左右に動かす。
- ^ 現代では特筆性なしの記述 ちなみに、3列の場合「キャンディーズ」、4列の場合「フォーリーブス」などと、残す列の量によって呼ばれ方が違うこともあった。
- ^ 一般的には23発目(=8+15)の次に15発目とされている
- ^ SAGEの広報映像 http://www.youtube.com/watch?v=iCCL4INQcFo の1分6秒から1分11秒のあたりに銃の形をしたライトペンを使用しているのが見られる。
- ^ 生徒手帳の禁止記述には「ゲームセンター」とは書かれておらず「インベーダー」と記述されている所が現在でもある。
- ^ 教師やPTAの巡回による補導が多発したこともあって、1984年の風適法改正時には、ゲームセンターが新たに規制の対象となった。
出典[編集]
- ^ a b c M.B.MOOK『懐かしゲームボーイパーフェクトガイド』 (ISBN 9784866400259)、56ページ
- ^ 2007年12月1日放送「日めくりタイムトラベル昭和53年編」のインタビューより。
- ^ 2004年3月3日放送「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」のインタビューより。
- ^ a b c d ARCADE GAMERS 白書 Vol.1. メディア・パル. (2010). p. 10. ISBN 978-4896101089.
- ^ 「今こそ語れ!!激動のビデオゲーム外伝 ビデオゲームヒストリー」、『ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊』第6巻第7号、新声社、1991年7月1日、 228 - 229頁、 ISBN 雑誌03660-7。
- ^ タモリ倶楽部『生誕25周年記念 インベーダーに侵略された人々!!』(2003年9月放送)
- ^ 小林雅一「コンテンツ消滅」(光文社)91-92頁
- ^ 小林雅一「コンテンツ消滅」(光文社)94-95頁によると、当時はゲーム開発者への報奨金は確立されておらず、西角は社長賞として約10万円を表彰台で貰っただけだったという。
- ^ 大下英治『孫正義 掟破りの決断』、講談社《講談社+α新書》、2000年、pp.140-143
- ^ a b 小林雅一「コンテンツ消滅」(光文社)93頁
- ^ NHKスペシャル「新・電子立国」第4回 ビデオゲーム〜巨富の攻防〜より
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- ^ スペース・インベーダー(スーパー・インベーダー)事件第一審判決 - Space Invader Game Case Yokohama District Court Judgement
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- ^ ゲームマシン 2001年3月1日号 20年前の主なニュース - アミューズメント通信社
- ^ スペース・インベーダー・パートⅡ事件判決 - Space Invader Game Case Yokohama District Court Judgement
- ^ 山崎功『任天堂コンプリートガイド玩具編』、主婦の友社、2014年、100頁、ISBN 978-4072947579。
- ^ この敵全滅後のUFO侵略は、エポック社の『テレビベーダー』にも流用された。但しそちらでは、UFOが最下段まで達してもゲームオーバーとならず垂直上昇し逃げ去る。
- ^ ムーンベース・アーケードフライヤー
- ^ 1980年発行の企業案内パンフレッド「Frontier Spirit of Amusement Nichibutsu」より
- ^ 株式会社QBQ編 『ゲームボーイクソゲー番付』マイウェイ出版発行、2017年。ISBN 9784865117790 p84
- ^ Weiss, Brett Alan. “Space Invaders”. AllGame. 2014年11月3日閲覧。
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- ^ a b c d 「超絶 大技林 '98年春版」、『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、 489頁、 ISBN 雑誌26556-4/15。
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- ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」、『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、 853頁、 ISBN 雑誌26556-4/15。
- ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」、『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、 603頁、 ISBN 雑誌26556-4/15。
- ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」、『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、 734頁、 ISBN 雑誌26556-4/15。
- ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」、『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、 981頁、 ISBN 雑誌26556-4/15。
- ^ a b 「最も愛されたゲームたち!! 読者が選んだベスト30」、『ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊』第6巻第7号、新声社、1991年7月1日、 63頁、 ISBN 雑誌03660-7。
- ^ “The Arcade Awards”. Electronic Games 1 (1): 38–9. (Winter 1981) 2012年2月1日閲覧。.
- ^ Craig Glenday, ed (March 11, 2008). “Top 100 Arcade Games: Top 5”. Guinness World Records Gamer's Edition 2008. ギネス世界記録. Guinness. p. 237. ISBN 978-1-904994-21-3.
- ^ The ten most influential video games ever, The Times, September 20, 2007
- ^ 「ビデオゲーム フルリスト」、『ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊』第6巻第7号、新声社、1991年7月1日、 175 - 216頁、 ISBN 雑誌03660-7。
- ^ 「ザ・ベストゲーム」、『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、 71頁、 ISBN 9784881994290。
関連項目[編集]
- ゲームセンターあらし - 本ゲームが登場するだけでなく、インベーダーが主人公愛用の帽子のマークになるなど、この作品の象徴的な役割を担う。
- バブルシンフォニー - ビーム砲がゲストキャラクターとして登場する。
- Yahoo! JAPAN - 2008年4月にページ上で『スペースインベーダー』発売30周年特別企画を展開した。1日はエイプリルフールのネタとして登場し、トップページを宇宙人たちが襲撃したのち、ブラウザ上で『スペースインベーダー』体験版(1ステージのみ、残機1)で遊ぶことができる。
- 『イエロー・マジック・オーケストラ』:YMOのファーストアルバムに、シンセサイザーでインベーダーゲームの音を再現した「コンピューター・ゲーム “インベーダーのテーマ”」という曲が収録されている。
- こちら葛飾区亀有公園前派出所 - 主人公の両津勘吉が勤務をサボり喫茶店でインベーダーに勤しむ場面が幾度か登場した。
- 少女探偵スーパーW - 第14話はインベーダーゲームを流用した話。
- ゼンダマン - 第32話「弁慶サンだよ!ゼンダマン」で、ゼンダライオンのシステムメカがインベーダー軍団。アクダマンはアクダマメカ「ドンドンブリッジメカ」に搭載した砲塔でインベーダーを次々と撃破するが、UFOメカに気を取られた隙に最後のインベーダーにメカは撃破される。
- ラブアタック! - 本ゲームが流行した当時、「撃チン! 恋のインベーダー」というゲームが第1部のゲームとして使われた。内容の詳細はラブアタック!#第1部の主なゲームを参照。
- グルーヴコースター - 2011年に発売されたタイトーの音楽ゲーム。同じレトロ調ベクターグラフィックスの表現を用いた『スペースインベーダー インフィニティジーン』のスタッフが手掛けた続編とも言える作品。ロゴマークにインベーダーがあしらわれており、正式に『スペースインベーダー』シリーズの一つとなっている。
- エース・フレーリー - 元キッスのギタリスト。2014年にソロ作品『スペース・インヴェイダー』(Space Invader)を発表した。アルバムのアートワークはケン・ケリーが手がけたもので「上方を向いた宇宙船」が描かれている。ファン・アートもいくつか製作された[2]。
- インベーダーインベーダー - きゃりーぱみゅぱみゅの6作目のシングル曲。2013年5月15日にunBORDE(ワーナーミュージック・ジャパン)から発売された。
- Mr.Boo!インベーダー作戦 - マイケル・ホイ主演の香港映画『賣身契』の邦題。
参考文献[編集]
- 青柳宇井郎、南原順・森木靖泰 『面白懐かし人気ゲーム99の秘密 スペースインベーダーから最新作まで』 二見書房〈二見wai wai文庫〉、1997年10月。ISBN 4-576-97131-X。
外部リンク[編集]
- スペースインベーダー35周年 公式サイト
- スペースインベーダーDS
- スペースインベーダーエクストリーム2
- バーチャルコンソール SPACE INVADERS
- SPACE INVADERS The Original Game(スーパーファミコン版) - Wiiバーチャルコンソール
- SPACE INVADERS The Original Game(スーパーファミコン版) - Wii Uバーチャルコンソール
- スペースインベーダーX - (ソースネクスト)
- スペースレイダース - (D3パブリッシャー)
- スペースインベーダーギャラクシービート - (マーベラスエンターテイメント)
- 奥村遊機ホームページ - パチンコ版の製作所
- インベーダーハウスへようこそ!
- Space Invaders(Arcade-History)
- インベーダーゲーム大流行 - NHKニュース(動画・静止画) NHKアーカイブス
- Space Invaders - インターネット・ムービー・データベース(英語)
- StrategyWiki:Space Invaders
- Space Invaders - MobyGames(英語)
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