ゼルダの伝説 ふしぎの木の実

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ゼルダの伝説シリーズ > ゼルダの伝説 ふしぎの木の実

ゼルダの伝説 ふしぎの木の実』(ゼルダのでんせつ ふしぎのきのみ)は、2001年2月27日任天堂から発売されたゲームボーイカラーアクションアドベンチャーゲーム2作品の総称。『ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章』(―だいちのしょう、英題:The Legend of Zelda: Oracle of Seasons)と『ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 時空の章』(―じくうのしょう、英題:The Legend of Zelda: Oracle of Ages)が同時発売された。略称は「木の実」など。

概要[編集]

本作は任天堂発売のタイトルだが、カプコンが中心となって開発を行った。ゼルダの伝説シリーズで任天堂以外の会社がメインで開発を手がけた作品は本作が初めてとなる。

開発はカプコンの岡本吉起が初代『ゼルダの伝説』のリメイク企画を任天堂に持ち込んだことから始まり[1]、当初は「力の章」、「勇気の章」、「知恵の章」の3作品構成で制作が進められていた[2]。その後、1年ほど経過したところで開発が行き詰まり、プロデューサーを務める任天堂の宮本茂の助言を受けて「大地の章」と「時空の章」の2作品構成の新作として開発が再開された[3]

「大地の章」と「時空の章」は、主なゲームシステムや一部の登場人物、一部のアイテムは共通しているものの、マップやダンジョンの内容は完全に異なる。また、物語も全く異なる独立した内容だが、片方の章のクリア後に表示される「あいことば」をもう片方の章の開始時に入力することで、連続した物語として遊ぶことができる。この事例をはじめとした、2作品が様々な形でつながる仕組みを「リンクシステム」と呼んでいる(詳細は後述)。

ゲームボーイカラー用ソフトとしての発売からちょうど12年後の2013年2月27日より、ニンテンドー3DS用のバーチャルコンソールとして配信が開始された。

システム[編集]

リンクシステム
ゲーム内に登場する様々な「あいことば」を用いることで「大地の章」と「時空の章」の世界がつながり、個別でプレイする場合とは異なる要素があらわれる。
続きの物語として遊ぶ
一方をクリアした後に表示される「あいことば」をもう一方のゲームを始める際に入力すると、前作の続きとして物語が展開される。これにより、一部の登場人物が前作の出来事を踏まえた台詞を言ったり、個別プレイの時には登場しない前作のキャラクターが登場したりするようになる。
様々なアイテムの入手
リンクシステムを用いてゲームを進めていると、前作の世界に住む人々への「あいことば」の伝達を依頼されることがある。この「あいことば」を前作のデータ内のキャラクターに伝えると、アイテムを入手したり手持ちのアイテムを強化したりできる。同時に新たな「あいことば」を託され、これを2作目のデータの中で入力すると、続きの物語内でも入手アイテムを使用できるようになる。また、拠点の村・町にある指輪鑑定屋で聞ける「ゆびわのあいことば」を用いると、装備アイテム「指輪」を双方のゲーム内で使うことができる。
勇者のどうくつ
リンクシステムを使用したゲーム内では、個別プレイの際には無いダンジョン「勇者のどうくつ」が登場する。難易度が高く、攻略するにはゲーム内の全てのアイテムを駆使する必要がある。なお、ゲーム本編の進行には関係ない。また、「大地の章」と「時空の章」では内容が異なる。
2回目以降のプレイが有利に
リンクシステムを用いて両方のゲームをクリアした後にも「あいことば」が表示される。これを用いて新たなゲームを開始すると、ハート(体力)が通常時より1つ多い4つの状態になるなど、有利な状態で始めることができる。
四季の変化(大地の章)
「大地の章」の世界には四季が存在する。ゲーム内に登場するアイテム「四季のロッド」(後述)を用いると四季を操ることができる。これによって、一部地形が変化してそれまで通れなかった場所を通れるようになるなど、様々な効果が現れる。
「今」と「昔」の行き来(時空の章)
「時空の章」では「今」(現在)と「昔」(過去)の2つの時代を冒険することになる。「昔」の世界での行動が「今」の世界に影響を及ぼす。ゲーム内に登場するアイテム「時のたてごと」(後述)を用いて「今」と「昔」を行き来できる。
ゲームボーイアドバンス特典
本作をゲームボーイアドバンス(以下GBA)でプレイすると「ショップアドバンス」という店が開き、特別なアイテムを購入することができる。バーチャルコンソール版での通常プレイ時には店は開かないが、GBAでプレイしクリアした際のあいことばをゲーム開始時に入力することで対応が可能。

大地の章[編集]

ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章
The Legend of Zelda: Oracle of Seasons
ジャンル アクションアドベンチャーゲーム
対応機種 ゲームボーイカラー(以下GBC)
ニンテンドー3DS(以下3DS)(バーチャルコンソール
開発元 カプコン
発売元 任天堂
プロデューサー 船水紀孝
ディレクター 藤林秀麿
デザイナー 藤林秀麿
シナリオ 曽田博久
音楽 足立美奈子
近藤浩治
美術 中野祐輔
人数 1人
メディア カートリッジ(GBC)
ダウンロード販売(3DS)
発売日 GBC版
日本の旗 2001年2月27日
アメリカ合衆国の旗 2001年5月14日
欧州連合の旗 2001年10月5日
3DS版
日本の旗 2013年2月27日
アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗 2013年5月30日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRBE(6歳以上)
PEGI7
コンテンツ
アイコン
ESRB: Mild Violence
PEGI: Violence
デバイス 通信ケーブル対応
売上本数 日本の旗 約37万本[要出典]
世界 約396万本
その他 ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 時空の章』と同時発売
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大地の章のあらすじ[編集]

ハイラル王国にそびえるハイラル城に導かれた少年・リンクは、その中に安置されたトライフォースから試練を与えられ、ホロドラムの地へ転移する。

転移先の森の中で、リンクは旅芸人の一座の踊り子・ディンに出会う。リンクとディンが手を取り合い踊りを楽しんでいると、突然あたりが暗くなり恐ろしい声が響き渡る。その声の主は「闇の将軍ゴルゴン」と名乗り、ディンの正体が「大地の巫女」だと語ると、発生させた竜巻にディンを巻き込み、その場から連れ去る。「大地の巫女」を失ったことで、ホロドラムでは四季が乱れ、大地の恵みが奪われてしまう。リンクは、さらわれたディンとホロドラムの四季を取り戻すため、冒険へと向かう。

大地の章の主な地域・施設[編集]

ホロン村
本作の拠点となる村。村の奥には神木「マカの木」がそびえる。
ウーラ村
「ウーラ族」が住む溶岩地帯の村。ホロドラムとは異なる世界にあり、「異世界への扉」を通じて行き来できる。
水びたしの村
その名のとおり、大部分が水に浸かっている村。
サマサ砂漠
世界の南東に位置する砂漠地帯。南部の一角で船の舳先が突き出ている。
コッコ山
コッコ(ニワトリ)が棲息する山岳地帯。
ゴロン山
ゴロン族」が住む山岳地帯。
四季の神殿
ホロドラムの四季を司る精霊たちがいる神殿。ゴルゴンによってウーラ族たちが住む世界に沈められてしまう。
ゴルゴン城
ゴルゴンの居城。

大地の章の主な登場キャラクター[編集]

リンク (Link)
本作の主人公。トライフォースの試練によって、ホロドラムの世界を冒険することになる。
ディン (Din)
リンクが出会った踊り子。その正体はホロドラムの四季を司る大地の巫女。ゴルゴンにさらわれてしまう。
ゴルゴン (Onox)
大地の章のラストボス。全身が鎧で覆われている闇の将軍。大地の巫女であるディンをさらい、ホロドラムの四季を乱す。
マカの木 (Maku Tree)
ホロドラムを守る神木。少しとぼけた性格。普段は眠っている。「時空の章」に登場するマカの木とは別の存在。
ゼルダ姫 (Princess Zelda)
ハイラル王国の王女。リンクシステムを用いてプレイする際に登場する。
インパ (Impa)
ゼルダ姫の乳母。リンクに様々な助言を与える。
メイプルちゃん (Maple)
魔法使い見習いの女の子。時折フィールド上でにまたがって飛行しながら登場する。遭遇の機会を重ねると掃除機UFOに乗って現れるようになる。
ペックとラミン (Bipin and Blossom)
ホロン村に住んでいる夫婦。ホロドラム各地の木々に実る「ガチャの実」について詳しい。
ルール村長 (Mayor Ruul)
ホロン村の村長。ガチャの実に夢中。
ザーマス夫人 (Mrs. Ruul)
ホロン村長夫人。高飛車な性格。
カーノ (Vasu)
ホロン村で店を営む指輪鑑定士。オカマのような口調で喋る。
チクタク (Tick Tock)
ホロン村で店を開いている時計職人。
レフト教授 (Dr. Left)
ホロン村に住む学者。
シムシティ』(スーパーファミコン版)に登場する「Dr.ライト」と見た目が類似している。
ソクラ (Sokra)
予言者。リンクに様々な冒険のアドバイスを与える。
グル・グル (Guru-Guru)
ホロン村の近くにある風車小屋の管理者。
タロンとマロン (Talon and Malon)
ホロン村の北にある家でコッコを飼っている親子。父タロンがコッコ山に行ったきり帰ってこないため、娘のマロンが一人でコッコの世話をしている。
ウーラ族 (Subrosian)
ホロドラムとは異なる世界に住む種族。全身を布で覆っている。語尾に「ウラ」を付ける。
ウララ (Rosa)
頭に大きな赤いリボンをつけたウーラ族。
シロップ (Syrup)
魔法使いの老婆。メイプルちゃんの師匠。水びたしの村で薬などを販売している。
インゴー (Ingo)
水びたしの村に住む男性。を集めている。
ボスブリン (Great Moblin)
水びたしの村の近くに要塞を構えているモンスター。爆弾を製造している。
ゴロン族 (Goron)
ゴロン山に住む、岩のような体を持つ種族。語尾に「ゴロ」を付ける。
ダイゴロン (Biggoron)
巨大な体を持つゴロン族。他のゴロン族とは異なり屋外にいるため、風邪を引いてしまう。
海賊船長 (Captain)
骸骨の姿をした海賊船の船長。同じく骸骨姿のクルー達とウーラ族の世界で過ごしている。
仲間の動物
以下の3頭のうちいずれか1頭が仲間になる。
リッキー (Ricky)
手にボクシンググローブをはめたカンガルーのような動物。腹部のポケットに入ることで穴や高い崖の地形を越えられるようになる。パンチで攻撃する。
ムッシュ (Moosh)
背中に翼が生えた青色ののような動物。背中に乗ることで少しの間空中を移動できる。ヒップアタックで攻撃する。
ウィウィ (Dimitri)
頭部の角が折れた赤色の角竜類のような動物。背中に乗ることで水中を泳いだり滝を登ったりできる。リンクが「パワーブレスレット」(後述)を身につけていると持ち上げる事ができる。

大地の章のアイテム[編集]

(LV1:ウッドソード、LV2:ホワイトソード、LV3:マスターソード)
リンクの基本武器。LV(レベル)の上昇により攻撃力が上がる。LV2以上のものはハートが満タンの時にビームを発射できる。LV3へ強化するにはリンクシステムのあいことばを入手する必要がある。
(LV1:木のたて、LV2:鉄のたて、LV3:かがみのたて)
敵からの攻撃を防ぐことができる。LVが上がるごとに防げる攻撃の種類が増える。LV3へ強化するにはリンクシステムのあいことばを入手する必要がある。
四季のロッド
ホロドラムの四季を変化させることができる杖。ホロドラム各地にある切り株に乗って振ることで、周辺の季節を順次変更できる。四季の神殿にいる妖精により「春の力」「夏の力」「秋の力」「冬の力」を宿すことでそれぞれの季節を扱えるようになる。季節の変化により以下のように地形が変化する。
  • 春:ふきあげ花(上に乗ると高い地形に登れる花)やイワ花(他の季節では岩のように固い花)などの植物が咲く。
  • 夏:一部の壁面にツタが伸び、上の地形に登れるようになる。また、一部の泉の水が干上がる。
  • 秋:岩キノコ(他の季節では岩のように固いキノコ)が熟す。また、フィールド上の一部の穴の上に落ち葉が積もり上を歩けるようになる。
  • 冬:一部の泉が凍りつき上を歩けるようになる。また、道を塞ぐ一部の木が枯れ、通れるようになる。
ふしぎの木の実
ホロドラム各所のふしぎの木に生っている木の実。「アチチの実」「イテテの実」「サッサの実」「ピューの実」「ハテナの実」の5種類がある。用途に応じて様々な効果を表す。
木の実ぶくろ
ふしぎの木の実を入れておける袋。LV1、LV2、LV3で、1種類の木の実につきそれぞれ20個、50個、99個まで入る。LV3にするにはリンクシステムのあいことばを入手する必要がある。
木の実を取り出して用いることで以下のような効果が現れる。
  • アチチの実:目の前に炎を発生させる。
  • イテテの実:目の前で割れ、敵をおびき寄せる匂いを放つ。
  • サッサの実:一定時間ダッシュができる。
  • ピューの実:リンクが訪れたことのあるふしぎの木の場所にワープする。屋内では効果がない。
  • ハテナの実:ダンジョン内にある「フクロウ石」に向けて使うとヒントを聞ける。その他、特殊な効果もある。
パチンコ(LV1:パチンコ、LV2:ハイパーパチンコ)
ふしぎの木の実を前方に飛ばすアイテム。LV2になると前方3方向に同時に飛ばせるようになるが、消費される木の実は1個のみ。
敵に木の実をあてた場合には、以下のような効果が現れる。
  • アチチの実:ダメージを与える。
  • イテテの実:ダメージを与える。
  • サッサの実:動きを止める。
  • ピューの実:吹き飛ばす。
  • ハテナの実:上記の4つの効果がランダムに現れる。その他、特殊な効果もある。
ブーメラン(LV1:ブーメラン、LV2:マジカルブーメラン)
投げた後に手元に戻ってくる飛び道具。縦、横、斜め8方向のいずれかに飛ばせる。敵にあてると動きを止められる。一部の敵は倒すことも可能。LV2になると飛距離と速度が上がり、軌道を一定時間操作できるようになる。
バクダン
爆発を起こすアイテム。ヒビの入った壁や岩などを破壊したり、モンスターを攻撃したりできる。LV1、LV2、LV3でそれぞれ10個、30個、50個まで持てる。LV3にするにはリンクシステムのあいことばを入手する必要がある。
ボムチュウ
敵を追尾する自走型のバクダン。リンクシステムのあいことばによって入手できる。入手後はシロップの店で販売されるようになる。
ロック鳥の羽根(LV1:ロック鳥の羽根、LV2:ハネマント)
ジャンプできるようになるアイテム。穴の地形を越えられるようになる。サッサの実を併用すると飛距離が伸びる。LV2のハネマントはジャンプ後に数秒間滑空できる。
パワーブレスレット
重い物を持ち上げたり、引っ張ったりできるようになるアイテム。
マグネグローブ
磁力をもつグローブ。N極とS極を切り替えることで鉄製のものを引き寄せたり引き離したりできる。
スコップ
地面の土や雪を掘ることができるアイテム。
ダイゴロン刀
ダイゴロンが鍛えた大剣。リンクシステムのあいことばによって入手できる。他の装備アイテムと併用できない。攻撃範囲が通常の剣より広く威力も大きいが、攻撃速度が若干遅い。
クズ鉄
ロック鳥の羽根と交換することになるアイテム。
へんなふえ
フィールド上で仲間の動物を呼ぶことができる笛。入手後のイベントを経て「リッキーのふえ」「ムッシュのふえ」「ウィウィのふえ」のいずれかに変化する。この笛の音色が苦手な敵もいる。
指輪
ふしぎの木の実を用いて作られた指輪。身につけることで様々な効果を得られる。全部で64種類ある。
わらしべイベント用のアイテム
ホロドラムの人々と物々交換を行う際のアイテム。以下の順に入手する。
コッコずかん→ロンロンたまご→ブキミドール→鉄のナベ→ヨーガンスープ→ゴロンつぼ→サカナ→メガホン→キノコ→きぼりのハト→キカイあぶら→ちくおんき→ホワイトソード
大地のことわり
ホロドラムの大地を豊かにする力を秘めた恵み。ゴルゴンによって奪われてしまう。土、時、太陽、雨、ぬくもり、風、実、四季の8種類があり、各ダンジョンのボスが守っている。

大地の章のダンジョン[編集]

各ダンジョンは「時空の章」と比べてアクション要素が強い。

ボスキャラクターの多くは初代『ゼルダの伝説』から再登場している。

  • LEVEL1 根っこのダンジョン
    • 中ボス:ブラザーゴーリア、ボス:アクオメンタス、大地のことわり:土のめぐみ
  • LEVEL2 蛇のなきがら
    • 中ボス:マットフェイス、ボス:ドドンゴ、大地のことわり:時のめぐみ
  • LEVEL3 どくがの巣穴
    • 中ボス:オームアイ、ボス:ガモス、大地のことわり:太陽のめぐみ
  • LEVEL4 龍の舞うダンジョン
    • 中ボス:アグニマ、ボス:ゴーマ、大地のことわり:雨のめぐみ
  • LEVEL5 一角獣のどうくつ
    • 中ボス:サイガー、ボス:デグドガ、大地のことわり:温もりのめぐみ
  • LEVEL6 古代の遺跡
    • 中ボス:バイア、ボス:テスチタート、大地のことわり:風のめぐみ
  • LEVEL7 冒険者の墓
    • 中ボス:マーガレット&エイミー、ボス:グリオーク、大地のことわり:実のめぐみ
  • LEVEL8 剣と盾のダンジョン
    • 中ボス:ファイス、ボス:メデロック、大地のことわり:四季のめぐみ
  • ゴルゴン城
    • ボス:ゴルゴン
  • 勇者のどうくつ

時空の章[編集]

ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 時空の章
The Legend of Zelda: Oracle of Ages
ジャンル アクションアドベンチャーゲーム
対応機種 ゲームボーイカラー(以下GBC)
ニンテンドー3DS(以下3DS)(バーチャルコンソール
開発元 カプコン
発売元 任天堂
プロデューサー 船水紀孝
ディレクター 藤林秀麿
デザイナー 藤林秀麿
シナリオ 曽田博久
音楽 足立美奈子
近藤浩治
美術 中野祐輔
人数 1人
メディア カートリッジ(GBC)
ダウンロード販売(3DS)
発売日 GBC版
日本の旗 2001年2月27日
アメリカ合衆国の旗 2001年5月14日
欧州連合の旗 2001年10月5日
3DS版
日本の旗 2013年2月27日
アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗 2013年5月30日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRBE(6歳以上)
PEGI7
コンテンツ
アイコン
ESRB: Mild Violence
PEGI: Violence
デバイス 通信ケーブル対応
売上本数 日本の旗 約37万本[要出典]
世界 約396万本
その他 ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章』と同時発売
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時空の章のあらすじ[編集]

ハイラル王国にそびえるハイラル城に導かれた少年・リンクは、その中に安置されたトライフォースから試練を与えられ、ラブレンヌの地へ転移する。

転移先の森の中で、リンクはハイラル王国のゼルダ姫の乳母・インパに出会う。インパは、ネールという名の歌姫を捜していた。リンクがインパとともに森の奥へ進むと、そこには森の動物たちに歌を披露するネールの姿があった。すると直後にインパの態度が豹変し、その体から黒い影が現れる。「闇の司祭ベラン」と名乗るその影は、ネールの正体が「時の巫女」だと語ると、ネールの体に憑依し、そのまま姿を消す。「時の巫女」を失ったことで、ラブレンヌでは時が乱れ、各地で異変が起きてしまう。リンクは、ネールを救い出しラブレンヌの時を元に戻すため、冒険へと向かう。

時空の章の主な地域・施設[編集]

レンヌの町(今)
本作の拠点となる町。町の奥には神木「マカの木」がそびえる。
レンヌ村(昔)
現在のレンヌの町と同じ場所にある過去の世界の村。
アンビ宮殿(昔)
アンビ女王が身を置く宮殿。
ミカヅキ島(今、昔)
「トカゲ人」が住む島。
シメトリ村(今、昔)
世界の北部に位置する村。村全体を左右対称にするしきたりがある。
トロイワ山地(今、昔)
世界の北西に位置する山岳地帯。
ゴロゴロ山(今、昔)
ゴロン族」が住む山岳地帯。
ゾーラの里(今、昔)
ゾーラ族」が住む海上の集落。
暗黒の塔(今、昔)
レンヌの町(「昔」では村)の南部で建設が進められている塔。かつては「アンビの塔」と呼ばれていた。

時空の章の主な登場キャラクター[編集]

リンク (Link)
本作の主人公。トライフォースの試練によって、ラブレンヌの世界を冒険することになる。
ネール (Nayru)
ラブレンヌに住む歌姫。その正体はラブレンヌの時空を司る時の巫女。ベランに憑依されてしまう。ベランから解放された後は、現在の世界に戻ってリンクをサポートする。
ベラン (Veran)
時空の章のラストボス。他人に憑依する能力を持つ闇の司祭。時の巫女であるネールの体に乗り移って過去の時代にわたり、ラブレンヌの時を乱す。
マカの木 (Maku Tree)
ラブレンヌを守る神木。少女のような言動をとる。過去の世界で助けられたことがきっかけとなり、現在の世界でリンクに好意を抱く。「大地の章」に登場するマカの木とは別の存在。
ラルフ (Ralph)
ネールの幼なじみの少年。無鉄砲な性格。ネールに好意を抱いており、安否を心配している。アンビ女王の子孫にあたる。
アンビ女王 (Queen Ambi)
過去の時代の女王。ある人物の帰りを待つために塔を建設している。後にベランに憑依されてしまう。
ゼルダ姫 (Princess Zelda)
ハイラル王国の王女。リンクシステムを用いたプレイ時に登場する。
インパ (Impa)
ゼルダ姫の乳母。物語の冒頭でベランに体を乗っ取られてしまう。
メイプルちゃん (Maple)
魔法使い見習いの女の子。時折フィールド上でにまたがって飛行しながら登場する。現在だけでなく過去の世界にも登場するが、本人曰く「不思議なトンネルを通った」との事。
ペックとラミン (Bipin and Blossom)
レンヌの町に住んでいる夫婦。ラブレンヌ各地の木々に実る「ガチャの実」について詳しい。
プレン町長 (Mayor Plen)
レンヌ町長。町の歴史に詳しい。
カーノ (Vasu)
レンヌの町で店を営む指輪鑑定士。
お面屋 (Mask Salesman)
レンヌの町の店でお面を販売している男性。
スーベル (Comedian)
レンヌの町で相方と共にお笑い芸人になることを夢見る若者。
ママム・ヤン (Mamamu Yan)
レンヌの町に住む愛犬家の女性。
アーダラ (Adlar)
かつてアンビ女王の世話役を担っていた老人。退任後はレンヌ村で暮らしている。
ベック (Pippin)
レンヌ村の住人。ペックと見た目が似ているが別人。ガチャの実を嫌っている。
シバール (Cheval)
レンヌ村に住む発明家。
ポストマン (Postman)
レンヌ村で働く郵便配達員。
デカダン (Dekadin)
レンヌ村に住む暗い性格の少年。
ラフトン (Rafton)
レンヌ村のはずれに住むいかだ作りの名人。
シロップ (Syrup)
魔法使いの老婆。メイプルちゃんの師匠。レンヌの町の東にある墓地で薬などを販売している。
チンクル (Tingle)
緑色の全身タイツを着用し風船で浮かんでいる男性。35歳。自分が妖精だと信じている。
森の妖精 (Forest Fairy)
レンヌの町の西にある妖精の森に住む3匹の妖精。イタズラ好きな性格で、自分たちが住む森を迷路に作り替えてしまう。
トカゲ人 (Tokay)
ミカヅキ島に住むトカゲのような種族。語尾に「トカ」を付ける。
大工の親方 (Head Carpenter)
レンヌの町北部にあるヌーン高原にいる大工
リペア仙人 (Patch)
過去のトロイワ山地に住む仙人。壊れたものを修復する能力を持つ。
トッキー (Tokkey)
過去のトロイワ山地に住む音楽家。
ゴロン族 (Goron)
ゴロゴロ山に住む、岩のような体を持つ種族。語尾に「ゴロ」を付ける。
トロイ (Dr. Troy)
現在のゴロゴロ山に滞在する動物学者。
ボスブリン (Great Moblin)
現在のゴロゴロ山に要塞を構えるモンスター。
ゾーラ族 (Zora)
ゾーラの里に住む水棲の種族。里の長であるキングゾーラのみ語尾に「ゾラ」を付ける。
ゾーラ族は「海ゾーラ」、敵モンスターのゾーラは「川ゾーラ」と区別され、ゾーラ族は「川ゾーラ」と同族扱いされることを嫌っている。
ジャブジャブ様 (Lord Jabu-Jabu)
現在のゾーラの里にいる巨大な魚。ゾーラ族の守り神。
海賊船長 (Captain)
骸骨の姿をした海賊船の船長。生前、アンビ女王とは恋人同士だった。世界の南部に位置する「あらしの海」の海域から船を出せずに困っている。
リッキー / ムッシュ / ウィウィ (Ricky / Moosh / Dimitri)
リンクの仲間になる動物。3頭のうち1頭だけが仲間になる。過去の世界へ連れていくことはできない。詳細は前述の「大地の章の主な登場キャラクター」を参照。

時空の章のアイテム[編集]

「大地の章」と共通するアイテムの説明は、一部を除き割愛する。省略された項目の説明は前述の「大地の章のアイテム」を参照。

(LV1:ウッドソード、LV2:ホワイトソード、LV3:マスターソード)
(LV1:木のたて、LV2:鉄のたて、LV3:かがみのたて)
時のたてごと
現在と過去の2つの時代を行き来する際に用いる楽器。以下のメロディを奏でることで効果が現れる。
  • やまびこのしらべ:各地にある「時の穴」に力を与え、現在や過去に移動できるようになる。
  • ながれのしらべ:過去から現在の世界へ移動できる。
  • ときのしらべ:現在と過去の世界を自由に行き来できる。
ふしぎの木の実(アチチの実 / イテテの実 / サッサの実 / ピューの実 / ハテナの実)
木の実ぶくろ
まめでっぽう
ふしぎの木の実を前方に発射するアイテム。縦・横・斜め8方向のいずれかに飛ばすことができる。発射された木の実は、壁にあたると2回まで跳ね返る。敵にあてた際の効果は「大地の章」に登場するアイテム「パチンコ」と同様。
ブーメラン
バクダン
ボムチュウ
ロック鳥の羽根
パワーブレスレット(LV1:パワーブレスレット、LV2:パワフルグローブ)
重い物を持ち上げたり、引っ張ったりできるようになるアイテム。LV2のパワフルグローブはLV1と比べて動作速度が速く、重い石像を持ち上げることができる。
いれかえフック(LV1:いれかえフック、LV2:ロングいれかえフック)
先端のフックを発射し、フックがあたったものと位置を入れ替えることができるアイテム。離れた場所にあるアイテムを取ったり敵を攻撃したりすることもできる。LV2のロングいれかえフックはLV1と比べて射程距離が長く、伸縮速度が速い。
ソマリアのつえ
目の前にブロックを作り出すアイテム。ブロックは押したり持ち上げたりできる。
スコップ
ダイゴロン刀
へんなふえ(リッキーのふえ / ムッシュのふえ / ウィウィのふえ)
指輪
わらしべイベント用のアイテム
ラブレンヌの人々と物々交換を行う際のアイテム。以下の順に入手する。
ポゥのとけい→レターセット→においぶくろ→デリシャスおにく→わんこのおめん→鉄アレイ→げひんヒゲ→大ウケするネタ→おセンチえほん→まほうのオール→海のウクレレ→おれた剣→ホワイトソード
時空のことわり
ラブレンヌの時の流れを正す力を秘めた記憶。ベランによって奪われてしまう。魂、森、獣、炎、土、山、海、星の8種類があり、各ダンジョンのボスが守っている。

時空の章のダンジョン[編集]

各ダンジョンは「大地の章」と比べてパズル要素が強い。

  • LEVEL1 魂の墓
    • 中ボス:デグギーニ、ボス:ハーロン、時空のことわり:魂の記憶
  • LEVEL2 翼のダンジョン
    • 中ボス:ウインギー、ボス:グルン、時空のことわり:森の記憶
  • LEVEL3 月影のほこら
    • 中ボス:ドッグラー、ボス:影オババ、時空のことわり:獣の記憶
  • LEVEL4 どくろダンジョン
    • 中ボス:ムジューン、ボス:パタラ、時空のことわり:炎の記憶
  • LEVEL5 王冠のダンジョン
    • 中ボス:ジャッキー、ボス:バロム、時空のことわり:土の記憶
  • LEVEL6 人魚のどうくつ
    • 中ボス:バイア、ボス:オクタゴン、時空のことわり:山の記憶
  • LEVEL7 ジャブジャブ様のお腹
    • 中ボス:フックレイ、ボス:プラズマリン、時空のことわり:海の記憶
  • LEVEL8 いにしえの墓
    • 中ボス:デスタルフォス、ボス:ゴーリガン、時空のことわり:星の記憶
  • 暗黒の塔
    • ボス:ベラン
  • 勇者のどうくつ

大地の章と時空の章のクリア後[編集]

リンクシステムを用いて「大地の章」と「時空の章」の両方をクリアすると、更なる物語が展開される。

登場キャラクター[編集]

ツインローバ (Twinrova)
大魔王ガノンの復活をもくろむ2人の魔道士。復活に必要な「滅びの炎」「嘆きの炎」「絶望の炎」を集めるべく配下のゴルゴンをホロドラムに、ベランをラブレンヌに遣わし、「滅びの炎」と「嘆きの炎」を手に入れる。残る「絶望の炎」を得るためにゼルダ姫をさらい、「儀式の間」で生贄にしようとする。
戦闘時にはそれぞれが炎の玉と氷の玉を放つ。ダメージが蓄積すると2人が合体し、床を溶岩や氷に変化させながら攻撃してくる。
ガノン (Ganon)
本作全体における真のラストボス。ツインローバの儀式により復活した大魔王。
戦闘時には瞬間移動しながら手にしたトライデントで攻撃し、時折、上下左右の操作が反転する空間に転移させる。

スタッフ[編集]

評価
(単独の物は2作品総合のレビュー)
総計レビュー
評価者 点数
GameRankings 大地の章: 91.50%[4]
時空の章: 91.89%[5]
ゲームレビュー
評価者 点数
EGM 9.0-9.5/10[6]
GamePro 4/5stars[7][8]
GameSpot 9.2/10[9][10]
IGN 10/10[11][12]
Nintendo Power 5/5[13][14]
週刊ファミ通 大地の章: 31/40
時空の章: 30/40

漫画[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 『ファミ通DVDビデオ「ゼルダのビデオ」~ゼルダのすべてを教えよう!~』より。
  2. ^ ゼルダの伝説 ふしぎな木の実 ~力の章~(仮称)”. 任天堂. 2016年12月6日閲覧。
  3. ^ 「ゼルダの伝説 ふしぎの木の実〜大地の章」「ゼルダの伝説 ふしぎの木の実〜時空の章」任天堂・宮本茂&CAPCOM岡本吉起会談 (1/7)”. ほぼ日刊イトイ新聞 (2001年2月6日). 2016年12月6日閲覧。
    「ゼルダの伝説 ふしぎの木の実〜大地の章」「ゼルダの伝説 ふしぎの木の実〜時空の章」任天堂・宮本茂&CAPCOM岡本吉起会談 (2/7)”. ほぼ日刊イトイ新聞 (2001年2月9日). 2016年12月6日閲覧。
  4. ^ The Legend of Zelda: Oracle of Seasons Reviews”. gamerankings.com. 2010年4月3日閲覧。
  5. ^ The Legend of Zelda: Oracle of Ages Reviews”. gamerankings.com. 2010年4月3日閲覧。
  6. ^ Johnson, Chris; John Ricciardi, and Mark MacDonald (August 2001). “Oracle of Seasons and Oracle of Ages review”. Electronic Gaming Monthly 145: p. 113. 
  7. ^ Uncle Dust (2001年5月22日). “Review: The Legend of Zelda: Oracle of Seasons (アーカイブ)”. GamePro. 2009年3月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月25日閲覧。
  8. ^ Four-Eyed Dragon (2001年5月22日). “Review: The Legend of Zelda: Oracle of Ages (アーカイブ)”. GamePro. 2009年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月25日閲覧。
  9. ^ The Legend of Zelda: Oracle of Seasons Review for Game Boy Color at GameSpot (アーカイブ)”. GameSpot (2001年6月4日). 2003年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月25日閲覧。
  10. ^ The Legend of Zelda: Oracle of Ages Review for Game Boy Color at GameSpot (アーカイブ)”. GameSpot (2001年6月4日). 2003年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月25日閲覧。
  11. ^ Carle, Chris (2001年5月14日). “Legend of Zelda: Oracle of Seasons review”. IGN. 2010年4月3日閲覧。
  12. ^ Carle, Chris (2001年5月14日). “Legend of Zelda: Oracle of Ages review”. IGN. 2010年4月3日閲覧。
  13. ^ "Now Playing". Nintendo Power 144: p. 117. May 2001.
  14. ^ "Now Playing". Nintendo Power 145: p. 114. June 2001.

外部リンク[編集]