金曜日

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金曜日


金曜日(きんようび)は、木曜日土曜日の間にあるの1日。週の始まりを日曜日と考えると6日目、週の始まりを月曜日と考えると5日目となる。

各国語での名称[編集]

日本語朝鮮語の名称は、七曜のひとつである 金星の日にちなむ。

英語のFriday は、北欧神話オーディンの妻フリッグ(Frigg)のアングロ・サクソン形のFrigeの日に由来するとも、同じく北欧神話の女神フレイヤフレイヤの日から来ているとも言われる[1]。英語に限らずゲルマン諸語では北欧神話に因んでいる。また、ラテン諸語でもローマ神話の女神ヴィーナスの日を意味する(例:イタリア語Venerdì)。

ギリシア語ではパラスケヴィ(Παρασκευή)、すなわち準備の日という。ユダヤ人の安息日の前日に由来し、福音書の書き方に倣っている。

ベトナム語では第6を意味する「thứ sáu」が金曜日の意味にも使われるが、中国語では「星期五」もしくは「禮拜五」という。

アフリカ東海岸で国際的に用いられるスワヒリ語では、アラビア語の金曜日からイジュマー(Ijumaa) と呼ばれる。

各宗教における金曜日の意義[編集]

イスラームにおいてはムスリムの集団礼拝の日であり、アラビア語でも「الجمعة」、すなわち「集まる日」と呼ぶ。この日に行われる礼拝を「صلاة الجمع」と呼び、「集団礼拝」=「金曜礼拝」という意味になる。また、この中で行われる説法を「خطبة الجمعة」と呼ぶ。よって、イスラム圏では金曜日が休日であることが多い。

キリスト教の福音書によれば、イエスが十字架に架けられた曜日である。

キリスト教圏では伝統的に断食の日とされている。断食の仕方は東西で異なるが、肉を食べないことは東西に共通する。ちなみに、西ヨーロッパの大学では、学生食堂のメニューは魚料理になる。
現在、毎週金曜日の断食は西方教会では廃れているが、東方教会では守られている。このため正教会を始めとする東方教会では、特定の時期を除きの日とする。
毎年の受難週の金曜日は「聖金曜日」「聖大金曜日」といい、キリスト教では特に記憶される日のひとつである。この日には西方のカトリックも断食を行う(大斎)。正教会では断食のほか、キリストの死を記憶して、年間を通して唯一聖体礼儀を行わない。
英語圏などで不吉とされる「13日の金曜日」はキリスト教と直接の関係は無いといわれているが、1305年10月13日フランス国王による、テンプル騎士団弾圧の日とも言われる。

ユダヤ教では安息日(土曜日)には仕事、旅行、料理を休む都合から、その前日、金曜日を準備の日とする。

日本における金曜日[編集]

週休二日制の場合には休日の前日となることがある。そのため、遅い時間まで消費活動が活発になされることもあり、鉄道などは朝ラッシュ時のピーク級の混雑となる場合もある。これに合わせ、金曜(または休日の前日)のみ運転される臨時列車が設定される線区も多い。[独自研究?][要出典]

また、上記の理由から、テレビ・ラジオを問わず金曜日だけ構成・放送時間・出演者を変えている平日の帯番組も多い。

海上自衛隊ではすべての部署で金曜日にカレーを食べるのが習慣となっている。『海軍カレー』も参照のこと。

週休二日制において休日の前日となることから、金曜日のことを俗に「花金」と呼ぶこともある。『半ドン#花金(はなきん)』も参照のこと。

金曜日に関する作品[編集]

脚注[編集]

  1. ^ S・ベアリング=グールド著、今泉忠義・訳 『民俗学の話』 角川文庫、1955年、65p。

関連項目[編集]