静岡鉄道

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静岡鉄道株式会社
Shizuoka Railway Co., Ltd.
Shizutetsutakasho.jpg
静鉄鷹匠ビル(本社所在地)
種類 株式会社
略称 静鉄、しずてつ
本社所在地 日本の旗 日本
420-8510
静岡県静岡市葵区鷹匠一丁目1番1号
静鉄鷹匠ビル
設立 1919年(大正8年)5月1日
業種 陸運業
事業内容 旅客鉄道事業 他
代表者 取締役社長 今田智久
資本金 18億円
発行済株式総数 2,988万株
売上高 単体:148億6,577万2,000円
連結:1,394億2,014万8,000円
(2011年3月31日現在)
営業利益 単体:4億2,106万4,000円
連結:37億9,276万7,000円
(2011年3月31日現在)
純利益 単体:1億5,923万2,000円
連結:13億6,552万6,000円
(2011年3月31日現在)
純資産 単体:56億8,517万円
連結:166億1,368万4,000円
(2011年3月31日現在)
総資産 単体:591億9,936万3,000円
連結:1,191億9,786万8,000円
(2011年3月31日現在)
従業員数 単独:338人
連結:4,417人
(2011年3月31日現在)
決算期 毎年3月末
主要株主 東京急行電鉄株式会社 3.87%
株式会社静岡銀行 3.68%
静鉄従業員持株会 2.57%
主要子会社 しずてつジャストライン株式会社
静岡トヨペット株式会社他
外部リンク www.shizutetsu.co.jp/
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静岡鉄道株式会社(しずおかてつどう、Shizuoka railway Co., Ltd.)は、静岡県静岡市で鉄道路線を保有し運営している鉄道事業者中小私鉄)。「静鉄グループ」の中核企業であり、静鉄(しずてつ)と略称される。他に索道事業(日本平ロープウェイ)、不動産事業、ホテルなどを展開する。

概要[編集]

旧静岡市の安西地区に集積する製茶問屋から清水港を輸送する目的(当時は米国への茶の輸出が盛んであった)で1906年に設立された(旧)静岡鉄道を前身とする。その後大日本軌道静岡支社の路線となっていたこの鉄道路線を譲り受け、1919年駿遠電気として設立された。1923年静岡電気鉄道に社名変更し、1943年、藤相鉄道・中遠鉄道・静岡乗合自動車・静岡交通を統合して「静岡鉄道」となった。

静岡電気鉄道時代の1923年から1930年上期に至るまでは相当な放漫経営であったという[1]。同社専務の熊沢一衛四日市製紙・四日市銀行の専務を兼ねており手広く事業活動を行っていたが、1932年に四日市銀行が破綻したため、同専務は所有する静岡電気鉄道の株式[2]大阪電気軌道(大軌、近畿日本鉄道の前身の一つ)に譲渡しようとしたが、大軌は静岡電気鉄道の経営には興味を示さなかったため、大軌の監査役をしていた東京横浜電鉄代表取締役の五島慶太に株式引き受けについての依頼があり、最終的に1941年に東京横浜電鉄の傘下に入ることになった[3]。東京横浜電鉄が東京急行電鉄(東急)となった後、静岡鉄道成立時の初代会長に五島慶太が着任し、東急グループの一員となった。1947年に東急グループを離脱したが、現在も筆頭株主は東急であるため東急とのつながりが深く、現有車両の1000形東急車輛製造[4]製で、東急7200系電車の姉妹車でもある。また過去に東急(目黒蒲田電鉄、東京横浜電鉄の車両を含む)の中古の車両を購入して走らせていたこともある。

鉄道路線は現在、新静岡から新清水間11.0kmを結ぶ静岡清水線のみである。1950年代には静岡県中南部各地に5路線計100km近くの路線を有していたが、1960年代以降のモータリゼーションの影響により静岡清水線を除き廃止された。またかつては静岡県中部一帯を営業エリアとする路線バス事業が主力事業となっていたが、子会社を設立して一部の路線を分社化したのち、2002年10月1日には静岡鉄道本体が運営していた全バス事業を子会社のしずてつジャストラインに分社化した。

乗車カードとして磁気式のパサールカードIC乗車カードLuLuCa(ルルカ)を自社展開し、鉄道線に導入している。同時にPiTaPaも並行導入し、全国相互利用(ICOCASuicaPASMOKitacamanaca[5]TOICAはやかけん[5]nimoca[5]SUGOCA)にも対応している。なお、静岡鉄道と同社グループのしずてつジャストラインでは、磁気式のパサールカードは2014年9月末までに販売を終了[6]したが、引き続き使用することはできる[7]

2009年8月1日から西鉄イン名鉄イン京急EXインのネットワークに同社経営の静鉄ホテルプレジオが加わることになり、同時に同ネットワークは「Rail Innネットワーク」と名付けられた[8]

日本民営鉄道協会 には加盟していない。

沿革[編集]

鉄軌道事業[編集]

現有路線[編集]

路線図(クリックで拡大)

この路線は旧静岡市清水市(現在の静岡市葵区駿河区清水区)の都市圏輸送兼インターアーバン路線として建設され、かつては両市内の軌道線と直通運転していたことや、1両18mの2両編成で終日約6 - 7分間隔(朝夕で一部例外あり)の短編成・高頻度運転であること、短い駅間距離、簡易な駅施設といった輸送形態等から現在でもLRTの一種として紹介されることもある。

廃止路線[編集]

車両[編集]

1000形電車

静岡清水線では、以前は主に自社長沼工場製(過去には他社からの譲受車も存在した)の車両で運行していたが、現在は東急車輛製造[4]製の1000形と2016年3月24日に運行開始した43年ぶりの新車となる総合車両製作所[13]製のA3000形が運行されている[14][15]

索道事業[編集]

このほか静岡市内で「浅間山リフト」を運営していたが、1974年の「七夕豪雨」で支柱が賤機山の斜面ごと崩落し、犠牲者が出たことで、長らく訴訟問題となった。

その他の事業[編集]

鉄道・索道事業のほか、以下の事業は静岡鉄道株式会社が直営で行っている。

  • 不動産事業
  • 広告営業
  • ホテル事業(静鉄ホテルプレジオ静岡駅北・静鉄ホテルプレジオ静岡駅南・静鉄ホテルプレジオ沼津)
  • 介護事業
  • 物販事業(新東名静岡SA「しずおかマルシェ」)
  • 民間学童保育事業(しずてつキッズステーション「あすぷら」)
  • フローラル事業(セント フルーリ)

グループ会社[編集]

静岡県中部・西部を中心に、交通・運輸・流通その他生活サービス事業を、本社事業部と共にグループ会社が展開する[16]

  • 路線バス
  • 貸切バス
  • タクシー
    • 静鉄タクシー株式会社
  • 貨物運送
    • 駿遠運送株式会社 - 静岡県中部・西部において、運輸業倉庫業および付帯事業を展開。農産物輸送においては県内トップシェアを持つ[17]
    • 磐田運送株式会社
  • 流通
  • 自動車販売
    • 静岡トヨペット株式会社 - 静岡県全域のトヨペット店取扱車販売会社
    • トヨタカローラ東海株式会社 - 静岡県静岡市以西のトヨタカローラ店取扱車販売会社
    • ネッツトヨタスルガ株式会社 - 静岡県静岡市以東のネッツトヨタ店取扱車販売会社
    • 株式会社静岡トヨペットサービス
    • 株式会社トヨタレンタリース静岡 - トヨタレンタリースの店舗運営を静岡県内一円で営む(県西部で同一事業を営む「トヨタレンタリース浜松」は遠鉄グループ
    • 東海自動車工業株式会社 - 静鉄グループバス車両の検査・修繕・改造を一手に引き受けるほか、民間車検など自動車関連業務を総合的に行う
  • 不動産
    • 静鉄プロパティマネジメント株式会社 - 新静岡セノバDen Billの運営および、東急ハンズ静岡店のフランチャイズ営業会社
    • 静鉄ファシリティーズ株式会社 - 新静岡セノバの管理、静鉄ホテルプレジオの客室清掃、マンション管理業など
  • レジャー・サービス
    • 静波リゾート開発株式会社 - 東急ハーヴェストクラブ静波海岸「静波リゾートホテル・スウィングビーチ」の運営・管理
    • 株式会社藤枝ゴルフクラブ - ゴルフクラブ運営・管理
    • 静鉄観光サービス株式会社 - 旅行代理店
    • 株式会社静鉄レストラン - ・日本平パークセンター・東名高速牧之原SA上り線焼津さかなセンター内店舗・道の駅玉露の里における指定管理者業務・お茶の郷博物館売店・富士山静岡空港売店の運営・物販・供食事業および、弁当類の製造販売
    • 株式会社静鉄アド・パートナーズ - 広告業および「新静岡スポーツクラブ ホークワン」の経営、鉄道事業の改札業務受託など
    • 静鉄保険サービス株式会社 - 保険代理業
    • 株式会社静鉄情報センター - グループ内向け情報システム構築および保守管理に注力し、グループ内の頭脳集団的役割も担う。静鉄電車および、しずてつジャストラインが運行する一般乗合バス・自治体受託バスのインターネット時刻表検索システム「なんじ?君」開発・保守などほか、ISP事業も行う
    • 株式会社静鉄自動車学校 - 自動車教習所
    • 株式会社しずてつソーサレア - 葬祭サービスの提供および付帯事業一式。社名は「葬祭」の意を含んだ造語[18]
  • その他
    • 静鉄建設株式会社 - 土木建築、造園緑化など
    • 片瀬建設株式会社 - 戸建住宅の販売・施工など。2016年6月より静鉄グループ入り[19]
    • エコライン株式会社 - 総合解体、土木、産業廃棄物リサイクル、BDF製造など

備考[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 熊沢失脚後興銀は課長の中岡孫一郎を監査役に送り込んだ『日本全国諸会社役員録。 第40回(昭和7年)』(国立国会図書館デジタルコレクション))小川功『企業破綻と金融破綻』九州大学出版会、2002年、220頁
  2. ^ 熊沢殖産が総株数120,00株のうち33,096株保有する筆頭株主『株式社債年鑑。 昭和7年度』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ 鉄道ピクトリアル 269号 p.13
  4. ^ a b 現社名は横浜金沢プロパティーズ、鉄道車両事業は総合車両製作所(旧社名・新東急車輛)が継承。
  5. ^ a b c d 割引用manaca、割引用はやかけん、障がい者用nimocaは利用できない(相互利用対象外)。
  6. ^ 電車・バス共通カードは2013年3月末、電車・バス共通昼間カードは2014年9月末、バス専用学生カードは2012年9月末に販売を終了。
  7. ^ a b c d なお、同じ静鉄グループの秋葉バスサービスでは、現在もIC乗車カードのLuLuCa・PiTaPaおよび相互利用カードを導入していないため、その代わりとして磁気式のパサールカード(電車・バス共通カードの7,500円券〈利用可能額8,750円〉を除く)の販売を継続し、同社の案内窓口(遠州森町バスターミナル、袋井駅前)、同社が運行しているバス車内で購入した同カードはかつての静岡鉄道・しずてつジャストラインで購入した同カード(かつての秋葉バスサービスでも購入できた電車・バス共通カードの7,500円券〈利用可能額8,750円〉を含む)と共に静鉄電車(バス専用学生カードは不可)、しずてつジャストライン(一部代替バス、駿府ライナーしみずライナーなど予約制の高速バスを除く)、秋葉バスサービス(袋井駅・中東遠総合医療センター線を除く)で使用できる。
  8. ^ 京急EXイン・西鉄インとの業務提携に「静鉄ホテルプレジオ」が仲間入り
  9. ^ 当時中小私鉄は廃線が相次ぎ、国の補助金拡大を狙い運動していたがなんら効果がなかった。和久田康雄『人物と事件でつづる私鉄百年史』鉄道図書刊行会、1991年、245-246頁
  10. ^ 1,000円チャージ毎に100円のプレミア(1回のチャージ額が8,000・9,000・10,000円はプレミア率高め)から100円で10ポイント(オプションポイントあり)に変更(一般カード、特割カード)。
  11. ^ 静鉄電車 新型車両導入計画について - トピックス | 静鉄グループ 静鉄レールウェイ
  12. ^ 100円で10ポイント(オプションポイントあり)から100円で5ポイント(オプションポイント廃止)に変更(一般カード、特割カード)。
  13. ^ 旧社名は新東急車輛、鉄道車両製造事業は東急車輛製造(現社名・横浜金沢プロパティーズ)鉄道車両事業から継承。
  14. ^ 鉄道ニュース・ローカル (4) 静岡鉄道A3000形、クリアブルーの第1編成登場 - 1000形は引退へ - マイナビニュース、2016年4月10日
  15. ^ 静岡鉄道A3000形が営業運転を開始 - 鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース、2016年3月25日
  16. ^ 静鉄グループ - 静岡鉄道ウェブサイト
  17. ^ 駿遠運送株式会社 - 業態別事業紹介 - 運送業
  18. ^ しずてつソーサレア よくあるご質問
  19. ^ 片瀬建設株式会社が静鉄グループに加わりました。 - 静鉄グループ、2016年6月30日

外部リンク[編集]