RISKY (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
B'z > 作品リスト > RISKY (アルバム)
RISKY
B'zスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル
時間
レーベル BMGビクター
プロデュース 松本孝弘
チャート最高順位
  • 週間1位 (オリコン)
  • 1990年度年間26位 (オリコン)
  • 1991年度年間10位 (オリコン)
  • 1992年度年間50位 (オリコン)
ゴールドディスク
  • ミリオン (日本レコード協会)
  • B'z アルバム 年表
    • RISKY
    • (1990年)
    『RISKY』収録のシングル
    1. Easy Come, Easy Go!
      リリース: 1990年10月3日
    2. 愛しい人よGood Night...
      リリース: 1990年10月24日
    テンプレートを表示

    RISKY』 (リスキー)は、日本音楽ユニットB'zが1990年11月7日にBMGビクターからリリースした4作目のオリジナル・アルバム。このアルバムは、後にBMGルームス(現:VERMILLION RECORDS)の設立に伴い、発売権がBMGルームスに移行している。

    解説[編集]

    B'z初のシングルと同時発売ではない単独アルバム作品[注 1]

    1990年10月4日から翌年2月10日にかけて、アルバムツアー『B'z LIVE-GYM '90-'91 "RISKY"』が行われ、その最中に発売された。

    アルバムタイトル「RISKY」には「危険(リスク)を冒してでも『とあるもの』を手に入れる」という意味が込められている[1]松本孝弘は「いい意味で期待を裏切らないといけない」とコメントした。

    ハードロックサウンドとデジタルビートの融合を試みたアルバム。90年代初期、B'zは打ち込みを多用したダンスビートが主流だったが、本作がデジタルビート主体のアルバムは現時点で最後の作品。ミックスマスタリングマドンナスティーヴィー・サラスを手がけたジェイソン・コーサロを起用しており、過去の作品よりサウンドがハードになっている。また、各曲の曲間がほとんど無い。

    表・裏ジャケットの「B'z」のロゴマークは先行シングル『Easy Come, Easy Go!』と『愛しい人よGood Night...』で使用されたもの。『RISKY』のロゴも今回の「B'z」ロゴとトータルでデザインされ、『RISKY』ロゴ上部の凹みに「B'z」マークが配置できるようになっている。初回盤のみブックレット(写真集)、ブックレットとCDケースを入れるプラスティック製のスリーブケース、オリジナルテレホンカード応募券、1stビデオ『FILM RISKY』予約券が付属している[2]。レーベル面は紫色と水色の二種類がある。また、ブックレットは紙質が異なるものが、少なくとも4種存在することが判明している。

    前作『BREAK THROUGH』の後に発売されたシングル曲4曲のうち「BE THERE」と「太陽のKomachi Angel」がアルバム未収録となった。なお、7thアルバム『The 7th Blues』までは直近に発売されたシングル1作のみの収録だったが、アルバム収録曲として制作された「愛しい人よGood Night...」が急遽シングルカットされたことから、本作のみ先行シングルが2作存在する。

    本アルバム[注 2]から、松本はサウンドプロデュースのみならず、全面プロデュースを手掛けている。

    映像作品『FILM RISKY』には本作のプロモーション・ビデオに加え、レコーディング風景やオフショットなどを見ることができる。

    B'zのアルバムでは初の首位を獲得[3]。本作以降に発売されたオリジナル・アルバムはすべて首位を獲得している。また、自身のオリジナル・アルバムでは初めてミリオンセラーを記録した。(オリコン調べ。)

    iTunesでは本作から『The 7th Blues』までのオリジナル・アルバムが、リマスタリング音源で配信されている。

    2018年に結成30周年記念として『DINOSAUR』までのオリジナル・アルバムと共にアナログレコード化された[4]

    収録曲[編集]

    曲の解説やタイアップ等はB'zで解説しているため一部簡潔に解説する。

    1. RISKY (1:24)
      本作の表題曲であるインストゥルメンタル
      稲葉の台詞で曲が終了し、同時に次の曲へ移る。
      アルバムの構成を考えた上でこの曲が1曲目になった[注 3]
    2. GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER- (4:24)
      本アルバム制作過程の終盤に完成した曲。
      歌詞は贅沢な年上の女性に好かれようと努力している男が描かれており、アレンジはすぐに決まったという。
      7thアルバム『The 7th Blues』に収録の「未成年」のエンディング部分で、ギターのフレーズの一部が流用されている。
      22ndシングル『Calling』には、1997年に行われたツアー『B'z LIVE-GYM Pleasure '97 "FIREBALL"』の東京ドーム公演のライブ音源が収録され、「B'z LIVE-GYM Hidden Pleasure 〜Typhoon No.20〜」には同ツアーの別公演の映像が収録されている。
      シングル曲である「Easy Come, Easy Go!」を除き、本作に収録された楽曲の中ではライブで披露された回数が最も多い。
    3. HOT FASHION -流行過多- (4:11)
      稲葉は「テーマは自分自身」と述べている。
      歌詞中の「ランボオ」とはアルチュール・ランボーのこと。
      PVはニューヨークで撮影された。
      発売当時は頻繁に演奏されており、1993年の『B'z LIVE-GYM Pleasure '93 "JAP THE RIPPER"』を最後に暫く演奏されなかったが、2007年に行われたツアー『B'z SHOWCASE 2007 -19-』で14年ぶりに演奏された。
    4. EASY COME, EASY GO! -RISKY Style- (4:41)
      6thシングルのアルバムバージョン。
      ジェイソン・コーサロによってミックスされたもので、シングルバージョンとの違いは全体的(特にドラム)に臨場感が出て、曲の最後のサックスが目立っている。
      元々はシングルバージョンよりこちらの方が先に完成していたが、シングル化する際に「曲の音がハード過ぎる」という意見が出たため、エンジニアの野村昌之によってリミックスされたものがシングルリリースされた。
    5. 愛しい人よGood Night... (6:14)
      7thシングル。上記の通り、元々は本作の収録曲として制作された楽曲だが、この曲のタイアップ先のドラマの関係者が気に入ったため、急遽シングルカットされた[5]
    6. HOLY NIGHTにくちづけを (5:02)
      B'zとして初のクリスマスソングだが、クリスマスに限定しているわけではない。
      メンバーによると「HOLY NIGHT」は「特別な夜」を意味しており、「モータウン風な曲」。
      メロディは2ndアルバム『OFF THE LOCK』の頃から存在していた。
      アルバムツアーでは演奏されず、『B'z LIVE-GYM "Pleasure '91"』で初披露となった。
    7. VAMPIRE WOMAN (4:59)
      歌詞は主人公の男が女性(バンパイア・ウーマン)を誘うが、やがてその魅力に夢中にされていくという、B'zの楽曲では異色の設定。
      主人公の声を稲葉が、女性の声を坪倉唯子が担当。坪倉はレコーディング中に稲葉の台詞に笑ってしまった。
      諺や慣用句を捻った歌詞や韻を踏んだ歌詞が特徴的。松本曰く、「最初はギター・リフを中心としたヘヴィ・メタル風の曲だったがぜんぜん駄目だった。でもある日突然にハウスでやってみようというアイデアが浮かび試してみると上手くいった」。
      後にZ'bとしてセルフカバーした。
      1995年の『B'z LIVE-GYM Pleasure '95 "BUZZ!!"』では演出付きで演奏される予定があったが、代わりに「LOVE PHANTOM」が新しく制作された経緯がある[6][7]
      2009年の『B'z SHOWCASE 2009 -B'z In Your Town-』で久し振りに演奏された。
    8. 確かなものは闇の中 (4:18)
      本作の制作過程で最初に完成した曲。
      歌詞のアイデアは松本によるもの。また、普通ならギターで演奏する部分をあえてサックスに変更した。
      ライブ未演奏。
    9. FRIDAY MIDNIGHT BLUE (4:26)
      歌詞は、稲葉がたまたま乗り合わせたタクシードライバーから聞いた話を元に作詞された[8]。松本のお気に入りの歌詞のひとつ。
      B'z LIVE-GYM 2008 "ACTION"』で久し振りに演奏され、その際は歌詞の一部が変更されて歌われた。
    10. It's Raining... (4:58)
      曲のほとんどが稲葉による語りで構成されている[9]
      会話部分を稲葉は半分寝転んで煙草を吸いながらレコーディングをした[9]
      稲葉は「色々な意味でアルバムで一番ヘヴィーな曲かも」と述べている。松本はこの曲を思いついた時に「何ていいアイデアだと思った。自分で自分のアイデアに酔ったね。」とコメントしている。
      歌詞カードにはサビ部分の歌詞しか記載されていない。
      ライブでは未演奏だが、アルバムツアーのエンディングSEとして使用された。
    11. HOT FASHION -流行過多- (LIVE ver.)
      台湾盤、香港盤にのみ収録されているボーナストラック。音源は過去の映像作品のもの。
    12. EASY COME, EASY GO! (LIVE ver.)
      台湾盤、香港盤にのみ収録されているボーナストラック。音源は過去の映像作品のもの。

    タイアップ[編集]

    シングル曲については各作品の項目を参照

    参加ミュージシャン[編集]

    ライブ映像作品[編集]

    シングル曲については各作品の項目を参照

    GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER-

    HOT FASHION -流行過多-

    脚注[編集]

    [脚注の使い方]

    注釈[編集]

    1. ^ B'zは1stアルバムから3rdアルバムまで、アルバムとその中に収録されているシングルを同時発売する販売方式をとっていたが、本作以降からこの販売方式は行われなくなった。
    2. ^ シングルでは『Easy Come, Easy Go!』から
    3. ^ 過去のアルバムはすべてシングルが1曲目だった。本作以降、シングルが全体の1曲目になるアルバムは存在しない。

    出典[編集]

    1. ^ 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories I』エムアールエム、2013年、251頁。
    2. ^ MUSIC FREAK MAGAZINE - B'z Dictionary(「限定」の項)”. エムアールエム. 2019年10月6日閲覧。
    3. ^ “【オリコン“平成セールス”ランキング】シングルはSMAP、アルバムは宇多田ヒカルが1位 “平成No.1”アーティスト別セールスのB’zからはコメント到着”. ORICON NEWS (オリコン). (2019年4月11日). https://www.oricon.co.jp/confidence/special/52827/ 2020年4月5日閲覧。 
    4. ^ “B'z、アルバム全20作品をアナログ化。大型エキシビションで販売”. rockin'on.com (ロッキング・オン). (2018年3月22日). https://rockinon.com/news/detail/174432 2018年11月10日閲覧。 
    5. ^ 「BH 90年11月号」より
    6. ^ 佐伯明『B'z ウルトラクロニクル』ソニー・マガジンズ、2003年、151-152頁。
    7. ^ 『Treasure : B'z Chronicle 1988〜1998 10th anniversary special issue』ROOMS RECORDS、1998年9月20日、76頁。
    8. ^ 『Treasure : B'z Chronicle 1988〜1998 10th anniversary special issue』ROOMS RECORDS、1998年9月20日、20頁。
    9. ^ a b 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories I』エムアールエム、2013年、177頁。

    外部リンク[編集]