BAD COMMUNICATION

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BAD COMMUNICATION
B'zEP
リリース
ジャンル J-POP
ポップ・ロック
時間
レーベル BMGビクター
プロデュース 中島正雄
チャート最高順位
  • 週間12位(オリコン
  • 1990年度年間29位(オリコン)
  • 1991年度年間26位(オリコン)
  • 1992年度年間87位(オリコン)
ゴールドディスク
B'z 年表
OFF THE LOCK
(1989年)
BAD COMMUNICATION
(1989年)
BREAK THROUGH
1990年
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BAD COMMUNICATION』(バッド・コミュニケーション)は、日本の音楽ユニット、B'zの1枚目のミニ・アルバムである。表題曲を収録している。このアルバムは、BMGルームス(現:VERMILLION RECORDS)の設立後も、発売権はBMG JAPAN(現・アリオラジャパン)に残された。

内容[ソースを編集]

キャッチフレーズは「エンドレスで、かまわない。止めるまで、DANCE空間。DANCE ORIENTED SPECIAL」。

本作からディスクレーベルが専用デザインになる[1]。初回盤のみCDケースを入れる紙製の箱が付いており、外からCDのレーベル面が見えるようになっているため、CDケースの中にある紙が入っていない。また、このケースの裏ジャケット(ディスクトレイとケースの間の紙)は収録曲が表記されている物と表記されていない物が存在する。同時発売されたカセットテープ版には、表題曲「BAD COMMUNICATION」のオリジナル・カラオケが収録されている。また、発売時に同時に製作された、プロモーション用7インチシングル(レコード)には、日本語ショートバージョンと英語ショートバージョン、また12インチシングル(レコード)には、英語ロングバージョンと、インストゥルメンタル(オリジナルカラオケ)が収録されている。また、12インチシングルのレーベルには、「Words&music:B'z」と記載されており、ジャケット裏面にスタッフの表記が全て外国人(要はデタラメ)の表記となっている。非公認ベストアルバム『Flash Back-B'z Early Special Titles-』には、全ての曲が収録されている。

B'zは、本作の発売と同時に積極的なプロモーション活動を始め、ブレイクのきっかけを作った。しかし、収録曲は3曲とも7分を超えていることや、メンバーにとって遊び心や実験的な試みとしてリリースしたものであったため、ギターの松本孝弘は本作がヒットするとは全く思っていなかったという。本作は1枚目、2枚目のアルバムがまるでヒットしなかったため、3枚目のアルバムで勝負をかけるための布石だったと語っている[2]。ボーカルの稲葉浩志も、本作がヒットしたことについて当時は理解出来なかったという。

記録[ソースを編集]

本作は、公式には『ミニアルバム』としているが、日本レコード協会では曲数の少なさからシングルとして扱われており、日本レコード協会調べにおいては12cmシングル(マキシシングル)で初のミリオンセラーとなった。ただし、オリコンではミニアルバム扱いだったため、オリコン調べによる12cmシングル初のミリオンヒットとなった作品は、福山雅治の「HELLO」となった。

オリコンアルバムチャートでは初登場15位[3]、最高位12位(1991年1月28日付)であり、100位以内に163週(1989年10月30日付〜1993年9月20日付。その期間中、9回にわたって100位圏外へ落ちている)チャートインしている。1992年3月9日付においてオリコンでの累計100万枚突破を達成している。ちなみにオリコンアルバムチャートにおいて、10位以内に一度も入らずにミリオンヒットを達成した作品は本作と『Kind of Love』(Mr.Children)のみ。

ちなみに本作と、『WICKED BEAT』から『FRIENDS II』までの1990年代にミニアルバムとして発売された作品は、全てミリオンセラーとなっている。

収録曲[ソースを編集]

  1. BAD COMMUNICATION (7:26)
    本アルバムの表題曲であるロック・ダンスビート曲で、様々な音をサンプリングしている。ライブでは多く演奏されているが、その際は原曲とは大幅に異なるハードロック風にアレンジされている(詳細は下記を参照のこと)。
    楽曲タイトルについて稲葉は、「半端じゃない、生半可じゃないコミュニケーションと言う意味で使いたかった。」と語り、詞の内容については「歌詞はありがたくない表現で書いている。それを聞いて反対に『あぁ、やっぱりコミュニケーションって必要なんだ』と思ってくれると嬉しい。」と語っている[4]
    富士通FM TOWNSCMソングのタイアップがついた経緯として、本作をレコーディングしているスタジオの隣で偶然宮沢りえ出演のCM曲の制作をしており、上手く曲が出来ないところに松本が呼ばれ、「松本達の新曲を持って来てくれ」と言われて何となく提出したのが採用のきっかけだった。松本は「運がよかった」と当時を振り返っている[5]。また、この曲がきっかけでフジテレビ系の音楽番組『夜のヒットスタジオ』に出演し、これがB'zとしてのテレビ番組初出演となった。なお、有線では最初に英語版の方が注目され、間違って洋楽チャートに載ってしまい、B'zはその曲をカバーしているグループと勘違いされていた。
    また、この曲のギターリフレッド・ツェッペリンの「トランプルド・アンダーフット」と酷似しているため盗作との指摘があり、その酷似性と知名度からB'zの盗作疑惑において代表的な存在とされている[6][7][8]
  2. OUT OF THE RAIN -OFF THE LOCK STYLE- (7:41)
    1stアルバム『B'z』に収録されている「君を今抱きたい」の全英詞アレンジ違い。演奏時間は7分41秒で、現時点でのB'zの全曲中、最も長い曲[9]
  3. DA・KA・RA・SO・NO・TE・O・HA・NA・SHI・TE -OFF THE LOCK STYLE- (7:14)
    1stシングル「だからその手を離して」の全英詞アレンジ違い。前曲とは異なり、「だからその手を離して」という言葉が歌詞やタイトルにそのまま使われている。
  4. BAD COMMUNICATION オリジナルカラオケ
    表題曲のカラオケ・トラック。CD版と同時発売されたカセットテープ版にのみ収録されている。なお、B'zは基本的に『B'z TV Style SONGLESS VERSION』と『B'z TV STYLE II Songless Version』以外では、「love me, I love you」までのシングル・カセットテープでしかカラオケバージョンは収録されていない[10]

「BAD COMMUNICATION」のバージョン違い[ソースを編集]

  • BAD COMMUNICATION (JAPANESE SHORT VERSION)
    7インチ盤のみに収録。日本語バージョンを短くしたバージョン。
  • Bad Communication E.Style
    2ndミニアルバム『WICKED BEAT』に収録された全英詞バージョン。アレンジは原曲とほぼ変わらないが、全体的に音がやや重くなった。また、稲葉のボーカルも厚みが出ている。
  • BAD COMMUNICATION (000-18)
    8thアルバム『LOOSE』収録。アコースティックブルース調になっており、3番の歌詞がカットされている。
  • Bad Communication E.Style
    7インチ盤、ベストアルバム『B'z The Best "Pleasure"』、韓国限定発売のミニアルバム『DEVIL』収録。『WICKED BEAT』に収録されているバージョンと同表記だが、こちらはそれを短くしたショートVer.となっている。
  • BAD COMMUNICATION -ULTRA Pleasure Style-
    ベストアルバム『B'z The Best "ULTRA Pleasure"』収録。原曲の打ち込みだった部分の多くが生音になり、ハードロック調にアレンジされた。近年のライブで披露されるアレンジに近い。

参加ミュージシャン[ソースを編集]

ライブ映像作品[ソースを編集]

BAD COMMUNICATION

脚注[ソースを編集]

  1. ^ オリジナルアルバムでディスクレーベルが専用デザインになったのは3枚目のアルバム『BREAK THROUGH』から。
  2. ^ 当時の音楽業界は、3枚目までにヒットさせなければ将来はないと言われていた[誰によって?]
  3. ^ オリコン週間アルバムチャート1989年10月30日付
  4. ^ B'z Unreal Music『B'z TWELVE』祥伝社 2000年。ISBN 4-3966-1118-8
  5. ^ bewith075
  6. ^ 都築響一「サルマネクリエイター天国18回」 『マルコポーロ』94年10月号 文藝春秋社
  7. ^ TAK・E.「元ネタ完全ガイド」 宝島編集部編『音楽誌が書かないJポップ批評14 「B'zの不思議」再考!』 宝島社 2001年。ISBN 4-7966-2335-3
  8. ^ 夏至明「B'z」 宝島編集部編『「パクリ・盗作」スキャンダル読本』 宝島社 2006年。ISBN 4-7966-5072-5
  9. ^ The Ballads 〜Love & B'z〜』に収録されている「SNOW(いつかのメリークリスマスとセット)」を除く
  10. ^ 例外的に、38thシングル「愛のバクダン」の初回盤でのみ表題曲の「TV STYLE」を収録している。

外部リンク[ソースを編集]