宝島社

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株式会社 宝島社
TAKARAJIMASHA,Inc
Takarajimasha headquarters 2013-12-29.JPG
本社
種類 株式会社
本社所在地 東京都千代田区一番町25番地
設立 1971年9月22日
業種 情報・通信業
事業内容 出版
代表者 蓮見清一(代表取締役社長)
資本金 3億9千万円
売上高 327億円(2010年度)
従業員数 189人(2012年3月末現在)
決算期 8月31日
主要子会社 洋泉社
外部リンク http://tkj.jp/company/
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株式会社宝島社(たからじましゃ)は、東京都千代田区に本社を置く日本の出版社

概要[編集]

1971年9月22日設立。代表取締役は蓮見清一。当時は自治体向けのPR誌や地図など下請けを中心とした事業を行っていた株式会社ジェー・アイ・シー・シーJICC出版局、通称“ジック”)だったが、1974年6月に晶文社から版権譲渡を受けた月刊誌『宝島』(旧『ワンダーランド』。植草甚一が創刊・編集)を復刊。若い世代を対象とした切り口は、以後の出版界に少なからぬ影響を及ぼす。1993年4月に現社名になる。『宝島』復刊当初、編集は赤坂の「株式会社宝島社」、発行は飯田橋の「株式会社JICC出版局」と編集・発行が別会社になっていた。

1975年3月から政治問題からサブカルチャーまでを扱う『別冊宝島』を創刊、ムック市場を切り開く。 1993年11月4日には、借り上げていた麹町にあった当時の本社において発砲を受け事件化する[1]。編集者1人当たりの出版出荷額にノルマをかけ、同社急成長の元となった「社員成金化計画」などは業界内では有名。『遊ぶWindows』・『DOS/V USER』を軸としたマルチメディア部門を中心に出版点数が急増する。

2000年には『DOS/V USER』『遊ぶWindows』の2誌が東京都から不健全図書指定を受けたことに反発し、取消を求める訴訟を起こしたが、2004年に敗訴が確定する(詳しくは有害図書の項を参照)。

2003年には、群馬県北軽井沢・照月湖を含む近隣エリアを買い取り、同社保養所とする。その後に馬場を作ったり、一旦湖水を減らしたり、私有地のため観光パンフでの地図上の表示を取りやめるよう一部に持ちかけるなどし、照月湖を愛する近隣住民・自治体との間でトラブルが生じる。

ファッション、雑貨などの有名ブランドのグッズが付属したブランドムックに強く、ファッション誌の付録にも豪華なアイテムが多くみられる。なお宝島社は、「ブランドムック」を商標登録している。

近年は『別冊宝島Real』において、東アジア諸国(いわゆる特定アジア)やフェミニズムヤクザ同和利権などに対し攻撃的に切り込む政治的な内容の書籍を出版している事で知られる。

2015年7月29日、看板雑誌の『宝島』を同年8月25日発売の10月号をもって、10代女性向けファッション雑誌の『CUTiE』を同年8月11日発売の9月号をもって休刊することを発表する[2]

出版雑誌一覧[編集]

ファッション雑誌[編集]

近年、宝島社の雑誌は付録が豪華なことで有名である。主に有名ブランドとコラボレートしたバッグやポーチが付録として採用される。ヘア、メイク、旅行、スーツなど、テーマを絞った増刊ムックも豊富に展開される。ムック本はいずれも「e-MOOK」シリーズに分類されている。

メンズ[編集]

  • smart』 - 20代男性向けファッション誌。
  • MEN'S ROSES』 - 10代後半 - 20代前半向けのお兄系ファッション雑誌。2007年に「e-MOOK」として3号発売。

レディース[編集]

40代向け
20代後半 - 30代向け
  • InRed』 - SPRiNGの姉版。ライフスタイルにもこだわる新しい30代の提案。
  • sweet』 - 可愛いモノ好きの20代後半 - 派手めスタイル。
    • 『オトナミューズ』
ティーンズ - 20代前半向け
  • SPRiNG』 - 大人のストリートカジュアルファッション誌。
  • steady.』 - 同社初のOLターゲット。お仕事対応のきれいめカジュアル。
  • mini』 - 20歳前後のシンプル志向の裏原ガールズ向け。『smart』の女性版として創刊。
  • CUTiE』 - 同社唯一のティーンズ誌。原宿発信のトレンドを扱う。2015年8月をもって休刊[3]

娯楽雑誌[編集]

休刊・廃刊誌[編集]

出版ムック一覧[編集]

出版書籍[編集]

1999年9月創刊[4]。創刊ラインナップは『ブラックバスがメダカを食う 日本の生態系が危ない!』(秋月岩魚)、『宇多田ヒカルの作り方』(竹村光繁)、『金融監督庁』(金融再生研究会)の3点[5]。ベストセラーに『「捨てる!」技術』(辰巳渚)などがある[6]

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モバイル[編集]

その他の事業[編集]

キャプテンレコード[編集]

かつて、1980年代後半のインディーズロックブームの頃は笠原章男プロデューサーを中心に「キャプテンレコード」というインディーズレーベルを展開していた。当時の主軸を押さえてたが、インディーズに商業主義を早期に持ち込んだことについて賛否両論あり「アマチュア青田買い」と揶揄された。[誰?]なお、キャプテンレコードが保有していた楽曲の著作権と原盤権はすべてウルトラ・ヴァイブが保有している[7]

系列会社[編集]

  • 洋泉社 - 元々は宝島社での刊行が適さないマイナー・堅い本を刊行していた。しかし、元『宝島』『別冊宝島』『宝島30』編集者、(現在退職して映画評論家)の町山智浩が同社に移って手がけた『映画秘宝』が小ヒット。また、初期『別冊宝島』編集長であり、宝島社の実質的な主力編集長だった石井慎二洋泉社に移ってからは、かつての『別冊宝島』テイストを感じさせる『ムックy』『新書y』にも力が入れている。
  • 宝島ワンダーネット - 『宝島城』などインターネット事業を中心に行う。

事件・トラブル[編集]

スポンサー番組[編集]

現在

過去

脚注[編集]

  1. ^ 右翼団体が反皇室報道に抗議したという体裁になっているが、真相は不明
  2. ^ 「月刊宝島」「キューティ」が休刊 WWD JAPAN.com 2015年7月29日
  3. ^ a b 『宝島』と『CUTiE』が8月に休刊 サブカル&ストリートファッションを創出”. ORICON (2015年7月30日). 2015年7月30日閲覧。
  4. ^ 宝島社 沿革
  5. ^ 詳細検索結果|国立国会図書館サーチ
  6. ^ 新書 いま・むかし - 風 - 新書マップ
  7. ^ 株式会社ウルトラヴァイブ 会社概要
  8. ^ 「キャラ弁」ムック本付録を自主回収 産経新聞 2010年9月23日

外部リンク[編集]