NEW LOVE

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NEW LOVE
B'zスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ハードロック
ロック
J-POP
レーベル VERMILLION RECORDS
プロデュース 松本孝弘
B'z アルバム 年表
DINOSAUR
2017年
NEW LOVE
(2019年)
ミュージックビデオ
「兵、走る」 - YouTube
「WOLF」 - YouTube
「マジェスティック」 - YouTube
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NEW LOVE』(ニュー・ラブ)は、B'zの21作目のオリジナルアルバム2019年5月29日VERMILLION RECORDSより発売[1]

概要[編集]

前作『DINOSAUR』以来、1年半ぶりのオリジナルアルバム。

本作にはシングル曲が収録されておらず、B'zとしてシングル曲未収録のオリジナルアルバムは本作が初である[注 1]。前作のアルバム以降にリリースされた音源としては、映像作品『B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』付属のCDに収録されている「HINOTORI」が存在するが、本作には未収録となった。

アルバムタイトルについて[編集]

アルバムタイトル『NEW LOVE』について、稲葉曰く「30周年が終わって改めて、「自分達が好きな曲音楽をやっています」という気分をタイトルにした」と語っており、アルバムの制作が30周年が終わった後のリラックスした気分で行われたこと、1曲目に収録されている「マイニューラブ」の歌詞の「ニューラブ」が、「DINOSAUR」や「HINOTORI」のようなシンプルで強い響きでのあるような言葉ではなく柔らかくニュートラルな感じであり、「ニュー」は響きが良く、「ラブ」については自分たちが好きなものというイメージを重なるためピッタリだったと語っている[2]

制作[編集]

タイアップが決まっていた「兵、走る」、「WOLF」、「マジェスティック」など一部の楽曲は『B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』ツアー中に制作が開始され、『B'z PARTY Presents B'z Pleasure in Hawaii』終了後休みを挟み、本格的な制作に取り掛かった[2][3]

曲順については、普段は松本の案を元にそこから変えていくが、今作では稲葉から早々に曲順の案が出され。松本がそれを聞いたところとても良かったので変えずにそのまま収録する流れになった[2]

本アルバムについては松本は近年コード進行について7thコードにこだわっており、過去に同様のスタイルで制作した『The 7th Blues』からだいぶ進化していると語っている[2]。またレコーディングに関しては前作『DINOSAUR』同様一曲ごとに様々なギターを試してベストなギターを選びそれに合ったアンプを使用する方式が採用された[2][3]。稲葉は、コンセプチュアルではないし全体のバランスを考えていないが非常に正直な姿が素直に出せた部分に満足していると語っており、歌詞には近年の自身の体調不良が色濃く現れた楽曲が多くなっていると語っている[2]

プロモーション[編集]

本作は元号が平成から令和に変わってからの初の作品である。元号が変わった2019年5月1日渋谷スクランブル交差点前の渋谷東急本店の壁面に発売を告知する屋外看板が掲示された。同年5月3日まで掲示されたものは平成と令和の元号がデザインされた限定ビジュアルのもので、平成への感謝と令和への歓迎の意を込めたものとなっている。5月4日5月14日まではアルバムのジャケットアートワークを使用したビジュアルのものが掲示された。ARアプリで看板をスキャンすると、AR限定予約購入特典券が入手できる[4]

リリース形態[編集]

通常盤
CDのみの形態。
初回生産限定盤
CD+オリジナルTシャツの形態。
アナログレコード

収録曲[編集]

  1. マイニューラブ
    パーカッションを用いたグルーヴィーな楽曲。歌詞について若さみたいなものをテーマにしたと語っており、この曲のタイトルである「マイニューラブ」とアルバムタイトルである『NEW LOVE』はリンクしていない[2]
    レコーディングでは「ライブに近いような感じというか、ワーッと歌った中で出てきたオリジナルのフェイクとかシャウトを活かせるような感じでやりたいなと思ったんです。」と語っている[2]
  2. 兵、走る
    タイトルは「つわもの、はしる」と読む。
    大正製薬リポビタンDラグビー日本代表応援ソング・「最強の自分」篇CMソング[5]。CMのために書き下ろされた楽曲。B'zは「泥まみれになり身を挺して走り続ける選手たちはまさに兵(つわもの)。その姿に畏敬の念を抱きながらこの曲を作りました。聴いた人、一緒に歌った人の身体の内から希望が湧いてくるように願っております。」とコメントしている[5]
    松本によってロサンゼルスで曲創りが行われ、稲葉とデータのやり取りを行いながら制作が進められた。曲本編のメロディーが先に制作され、イントロのパートはラグビーをイメージして「そういうパートがあった方がいい」と判断されて後から追加された[6]
    稲葉によると、タイトルの「兵(つわもの)」はまさにラグビー選手をイメージして出てきた言葉であり、元々は「強者」という漢字を想定していたが変換したところ「兵」という漢字が出てきて、それを面白いと感じたため「兵」が採用された[2]。タイトル案としては「兵」の一文字だけというものもあったが、それもどうかと思い直し言葉を追加した「兵、走る」がタイトルとなった[6]
    映像作品『B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』のドキュメンタリー「TOUR DOCUMENTARY -Road to 20180921-」にて制作風景が収録されている。
  3. WOLF
    フジテレビ月曜9時ドラマSUITS/スーツ』主題歌[7]。ドラマのために書き下ろされた楽曲。B'zは「自分の信じる正義のために時に葛藤をかかえながらも、真実を吠える甲斐(ドラマの主人公の名前)の姿をイメージした言葉を、B'zならではの思わず体が動くようなROCKに乗せてこの“WOLF”が完成しました。ドラマの中で流れるのがとても楽しみです。」とコメントしている[7]
    楽曲制作の始まりは、2018年のライブツアー『B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』の宮城公演(7月14日・15日)での楽屋である。宮城公演のライブ当日、本番前にドラマタイアップの打ち合わせが行われ、打ち合わせ終了後に松本はそのまま自分の楽屋に戻り、楽曲の制作を行った。その場ではサビまでは完成しなかったが楽曲の方向性はその時点である程度決まり、そしてライブ終了後に車で移動して目的地に着くころには、松本はB'zのマネージャーに「曲ができた」と報告している。当時について松本は、「ドラマの話を聞いて打ち合わせが終わった後に『もうこれ!』というのがあった」と振り返っている[8]。またホーンセクションを入れるというアイデアは松本のアイデアである[2]
    歌詞については、稲葉はタイアップ先からのリクエストに合わせて何度か書き直した[8]
    仮タイトルは「一匹狼」[2]
    ちなみに、同ドラマの挿入歌として歌とギターのみのスローなバージョン[注 2]も製作されたが、本作には未収録となった。映像作品『B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』のドキュメンタリー「TOUR DOCUMENTARY -Road to 20180921-」には両バージョンの制作風景が収録されている。
  4. デウス
    スズキエスクード」妥協なきSUV篇CMソング。
    稲葉曰く「「復活」みたいなものをテーマとして書いた」[2]
    曲名である「デウス」について稲葉曰く、単純に響きが好きだったのと「デウス」という言葉はそんなに馴染みがあるものではなくかえってその響きに神々しさを感じ、また歌詞に「神様」という言葉もあるためタイトルに採用した[2]
  5. マジェスティック
    江崎グリコポッキー」CM主題歌[10][11]。CMのために書き下ろされた楽曲であり、MVには南沙良が出演しているCMの映像も使用されている。B'zは「日々の風景や身近な人との会話の中に散らばる幸せや勇気のかけら。そんな何気なく尊いものを見つける歓びを音と言葉にしました。時間の流れが少しゆっくりになるような曲です。お茶でも飲みながら聞いてください」とコメントしている[10]
    2018年5月に松本によってロサンゼルスでプリプロが行われ、稲葉とデータのやり取りを行いながら制作が進められた。最初に稲葉に送った曲はサビのメロディが違っており、その数日後に違うサビを付けた曲を送ったところ稲葉がそちらの方を気に入ったため、2番目の曲がマジェスティックの原型になった[8]
    稲葉は、CMのストーリーを事前に聞いてから歌詞を制作し、「いつもと違う創り方で新鮮に楽しく作れた」とコメントしている。タイアップ先からは、CMのキャッチコピー「ポッキー何本分話そうかな」から引用して「何本分」などのフレーズを入れて欲しいといった要望があったという[8]。結果その要望には応えられなかったものの「魔法のスティック」や「マジェスティック」というフレーズはまさに降りてきたなと語っている[2]
    2018年9月に、ハワイで開催されたファンクラブイベントでのライブ『B'z PARTY Presents B'z Pleasure in Hawaii』にて初披露された。
  6. MR. ARMOUR
    2018年の2月に一度レコーディングを行ったが、松本は「いい感じではあるけど何か足りない」と感じており、稲葉から「コーラス変えない?」という提案から元のメジャーキーの明るい雰囲気から、マイナーなサビに変更した[2]
    歌詞についてSNSに匿名で書き込むといった自分を曝け出さず相手の気になったところを攻撃するような人をイメージしながら書き始め、そこだけをメインにシリアスな歌詞にしたくなかった為、自分の好みであえて男女間の話に聞こえたりするスタイルに変えたと語っている[2]
  7. Da La Da Da
    70年代的なヴァイブを持つ非常にパワフルなハードロックを基調とし、シャウトやストリングスが絡む楽曲[2]
     ストリングスのアレンジについてYukihide "YT" Takiyama寺地秀行にイメージを伝えたが、松本が想像していたものとは異なっていたため、フレーズは全て松本が創った。また、Yukihide "YT" Takiyamaと寺地秀行がアレンジしたものも使用している[2]
    松本はギタリストとしてこのような楽曲をやりたいが、ヴォーカリストにとっては難しい楽曲である為、このような曲に面白がって歌詞を乗せてくれる稲葉に感謝を示している[2]
  8. 恋鴉
    ブルーズロックなナンバー。ギターとボーカルがユニゾンで歌う部分からを連想し曲名になった[2]
  9. Rain & Dream
    エアロスミスジョー・ペリーが参加している。エアロスミスとは過去2度ライブで共演しているが、メンバーとのレコーディングは初となる。また、松本以外のギタリストがB'z名義の作品に演奏で参加するのも初となる。制作の際に松本が「後半長くして、誰かと一緒に掛け合いをやったらどうかな」と提案し、稲葉から過去の共演で既に面識があることや松本と異なるギターのスタイルの為「違いがよく出ていいな」と理由でジョー・ペリーを提案した。ジョー・ペリー本人が他のアーティストの楽曲にあまり参加していないことや、エアロスミスとのスケジュール等でオファーを快諾してくれるか不安はあったが、喜んで引き受けてくれたという[2]
    制作にあたって松本は人を介してやり取りせず、ジョー・ペリーと直接連絡を取り合った。ジョー・ペリーについて「凄く真摯に曲に挑んでいただいいたし、レスポンスも凄くいいんですよ」と語っている[2]
  10. 俺よカルマを生きろ
    「MR. ARMOUR」と同時期にデモを作成しほとんどそのままの状態で収録されている[2]
    歌詞は稲葉が鑑賞した歌舞伎が元になっており、「色男がヤクザの女に手を出して・・・みたいな。散々な人生で、でもどこかに戻りたいとは思わない、みたいな話で、スカッっとしていいなと思って、そういう主人公をイメージしながら書きました」と語っている[2]
    「もう戻るもんか!」というセリフからスタートとするが、これは稲葉が歌入れが終わった後に思い付き、冒頭に足したものである[2]
  11. ゴールデンルーキー
    イントロのリフから制作していった曲[2]
    稲葉曰く歌詞のテーマは「希望に向かえるように」であり、「夢が決まってなくてもとにかく生きていればみんなが"ゴールデンルーキー"だ」と語っている[2]
  12. SICK
    歌詞についてサビの最後ではちょっと冷静になっているがちょっと病的な精神状態でメーターの針が好き嫌いに極端に触れているような人の心の叫びのような感じと稲葉は語っている[2]
  13. トワニワカク
    「俺よカルマを生きろ」と同様、「MR. ARMOUR」同時期にデモを作成しアレンジも含めそのままの状態で収録されている[2]
    歌詞の世界観について「若くいたい」という純粋な願いを稲葉の気持ちも込めつつ書いており、前述にも記載したが『B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』での身体の不調も歌詞に関わっている[2]

タイアップ[編集]

参加ミュージシャン[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ シングル曲未収録のミニアルバムでは、『FRIENDS』と『FRIENDS II』がある。
  2. ^ 正式名称は不明だがドラマの公式Twitterではバラードバージョン[9]と紹介されている。

出典[編集]

  1. ^ “【B'z】新時代の幕開けを象徴する31年目のB'z、待望のニュー・アルバム『NEW LOVE』5月29日発売!ジョー・ペリーなど多彩なミュージシャンが参加”. TOWER RECORDS. (2019年4月10日). https://tower.jp/article/feature_item/2019/04/10/0705 2019年4月10日閲覧。 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad BURRN!』第512巻、シンコーミュージック・エンタテイメント、2019年5月5日。
  3. ^ a b 『be with!』第121巻、B'z Party、2019年3月。
  4. ^ B'z「NEW LOVE」発売記念の巨大看板が渋谷に限定出現、ARアプリで特典も”. ナタリー (2019年5月1日). 2019年5月9日閲覧。
  5. ^ a b B'zが新曲でラグビー日本代表を応援「畏敬の念を抱きながら作りました」”. ナタリー (2018年11月1日). 2019年4月10日閲覧。
  6. ^ a b 『be with!』第120巻、B'z Party、2018年12月。
  7. ^ a b B'z、織田裕二×JUMP中島裕翔の月9ドラマ「SUITS」主題歌書き下ろし”. ナタリー (2018年10月8日). 2019年4月10日閲覧。
  8. ^ a b c d 『be with!』第119巻、B'z Party、2018年10月。
  9. ^ drama_suitsのツイート(1067041940732956677)
  10. ^ a b B'z「ポッキー」CMに新曲書き下ろし、宮沢りえ母親役のストーリー彩る”. ナタリー (2018年8月31日). 2019年4月10日閲覧。
  11. ^ B'z新曲「マジェスティック」がフルバージョンで流れる「ポッキー」Web限定動画公開”. ナタリー (2018年10月2日). 2019年4月10日閲覧。