C'mon

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C'mon
B'zスタジオ・アルバム
リリース
録音 2010年5月 - 2011年
ジャンル ロック
ハードロック
J-POP
時間
レーベル VERMILLION RECORDS
プロデュース 松本孝弘
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 2011年7月度月間2位(オリコン)
  • 2011年8月度月間4位(オリコン)
  • 2011年度年間11位(オリコン)
ゴールドディスク
  • プラチナ(日本レコード協会
  • B'z アルバム 年表
    MAGIC
    2009年
    C'mon
    (2011年)
    B'z The Best XXV 1988-1998

    B'z The Best XXV 1999-2012
    2013年
    『C'mon』収録のシングル
    1. さよなら傷だらけの日々よ
      リリース: 2011年4月13日
    2. Don't Wanna Lie
      2nd Beat Homebound」

      リリース: 2011年6月1日
    ミュージックビデオ
    「C'mon」 - YouTube
    テンプレートを表示

    C'mon』(カモン)は、日本音楽ユニットB'z2011年7月27日にリリースした18作目のオリジナル・アルバム

    概要[編集]

    前作『MAGIC』より1年8ヶ月ぶりのリリースとなったオリジナル・アルバム[1]

    初回限定盤には「C'mon」「さよなら傷だらけの日々よ」「Don't Wanna Lie」3曲のMVを収録したDVDが付属[注 1]。また、抽選で50組100名が招待されるB'zプレミアムライブ『PEPSI NEX presents B'z 1DAY LIVE』チケット応募抽選カードが初回限定盤と通常盤に封入されている(2011年9月6日24時締切)[2][3]。初回限定盤、通常盤ともにスリーブ仕様となっており、アルバムでは『B'z The Best "Pleasure II"』以来約6年ぶりにプラスチックケースが採用された[注 2]

    本作は2010年5月頃からプリプロダクションが開始されたが、間もなくメンバーのソロ活動が開始されたため制作は一旦中断、その後同年11月から再開され実質1年をかけて制作が行なわれた[4]。この期間には18曲に及ぶ楽曲が制作されたが、松本は「多めに楽曲を作ってバランスを見ながら収録曲を選んで構成していくということは元々予定していた」と語った通り最終的に13曲(1曲は過去の曲のリメイクのため、実際は12曲)に集約された。結果的に前作『MAGIC』より制作期間の長い作品となり、アウトテイクの曲数も6曲存在する[注 3]

    オリジナル・アルバムでは1990年発売の『RISKY』から15作連続のオリコンチャート初登場首位獲得となり、シングル・アルバムでの首位獲得は通算70作目(シングル45作、アルバム25作)となった[5]。また、発売週の売上でB'zのCDトータルセールスがオリコン史上初の8000万枚を突破した[5]

    本作のCM映像は数パターン存在し、発売直前に行われた北米ライブツアーの映像、松本と稲葉が曲名のしりとりをしているもの[注 4]、タイトル曲「C'mon」をアコースティック調で演奏しているもの[注 5]マツコ・デラックスのみが単独で出演しているもの等が存在する。

    2018年に結成30周年記念として『DINOSAUR』までのオリジナル・アルバムと共にアナログレコード化された[6]

    アルバムタイトルについて[編集]

    アルバムタイトルの『C'mon』については、アルバム制作終盤に発生した東日本大震災の影響があるという[7]。アルバム制作が順調に行われていた最中に震災が発生し、その際には雰囲気として制作が一度完全にストップした。そのため、楽曲を総括するときにどうしても「震災以前」「震災以後」という区切りが付いてしまい、それらをまとめるアルバムタイトルには苦労したとのことである。タイトル曲「C'mon」は震災後に完成したが、B'zのバンドのアティチュードを表すのに良く、震災前に制作された楽曲も一つに束ねられるという理由で「C'mon」がアルバムタイトルとなった[7][4]。また、アルバムリリース後に開催された『B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon-』のMCで稲葉は「『C'mon』というタイトルには“一緒に”という気持ちを強く強く込めました。」と語っている。

    収録曲[編集]

    CD

    曲の解説やタイアップ等はB'zで解説しているため、一部簡潔に解説する。

    1. C'mon (4:16)
      本作のタイトル曲。アコースティック・ギターのストロークから始まる[4]
      メンバーも出演しているペプシコーラ「ペプシネックス」People篇CMソング(2011年7月16日からオンエア開始)。
      CMのために制作された楽曲で[8]、本作で唯一震災後に作詞された[7]。サビの最後の「C'mon」というフレーズは、松本の作曲の時点では存在していなかったが、稲葉のアイデアで追加された。
      MVは草原の中でメンバーが演奏するというもの。
      アルバムツアーで本編ラストに演奏された他、「B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER-」ではドーム公演からセットリストに加えられた。
    2. さよなら傷だらけの日々よ (3:41)
      48thシングル。前曲同様、ペプシネックスのCMソングとなった楽曲。
      松本曰く「あまりヘヴィになっても変だし、バランスが難しかった曲」とのこと[7]
    3. ひとしずくのアナタ (3:43)
      本作の中では最も打ち込みが強調されている。製作しているうちにヘヴィなアレンジになっていったらしい。
      6弦を一音下げたドロップDチューニングで演奏されており、B'zにはあまり見られなかった曲構成となっている[7]。これは稲葉の要望であり、基本として、チューニング下げは歌に合わせているという。
      アリーナ公演では演奏されたが、観客のノリが思った感じと違ったとのことで、ドーム公演からはセットリストから外された。
    4. Homebound (4:11)
      49thシングル「Don't Wanna Lie」の2nd beat
      メンバーは「お得意のドカーンと盛り上げるものではなく、静かなバラードの方向で行きたいと最初から決めていた」と語っている。
    5. Don't Wanna Lie (4:05)
      49thシングル。アニメ『名探偵コナン』オープニングテーマ、および映画『名探偵コナン 沈黙の15分』主題歌。
    6. DAREKA (3:31)
      間奏のコーラスではサポートメンバーのシェーン・ガラースとバリー・スパークスが日本語で歌っており、稲葉はここをユニークだと感じたらしい。シェーンは日本語をローマ字に置き換えて歌ったが、バリーは何となく似た英単語を用意しコーラスを行ったという。
      稲葉曰く「歌詞はマイナーチェンジを繰り返して完成した」とのこと[7]
      NHK教育テレビジョンの『青春リアル』の2011年8月27日放送分ではエンディングテーマに使用された。
    7. ボス (4:07)
      一国の首相を連想させる歌詞となっており、社会風刺的な内容になっている。
      震災後に完成した楽曲で、本作収録曲では最後に完成した楽曲である[7]。稲葉によると歌詞のイメージは震災前からあり、メロディを聴いた段階で「この歌詞を合わせたらはまりそう」と思って作詞された[7]。また、稲葉はこの曲の歌詞を少し気にしていたらしい[4]
      エンディングでのギターリフ・ソロパートは、松本の「それまで全く出てこなかったセクションを登場させて終わりたい」というアイデアによるもの。
      「C'mon」とこの曲は震災後に完成したということで、メンバー自身も特に大事な楽曲だと語っている[4]
    8. Too Young (3:42)
      4ビートの楽曲で、松本曰く「自分の感覚からするとこの曲は『昭和歌謡』である」とのこと。そのため、松本より少し世代が下である稲葉はこの曲を歌うことに対して最初は乗り気ではなかったと言う[7]。しかし松本は「絶対良い曲になると確信していた」と語る。
      B'zの楽曲では珍しくウッドベースウーリッツァーが使用されている。松本・稲葉ともに、この曲の小野塚によるウーリッツァーソロを気に入っている。
      アルバムツアーでは増田のピアノを聞いて欲しいと会報などで煽っていたが、最終的には未演奏となり、現在では本作唯一のライブ未演奏曲となっている。
    9. ピルグリム (3:59)
      日本テレビ系アニメ『名探偵コナン』エンディングテーマ。TVシリーズのエンディングテーマでの起用は初であり、番組としては放送回数・放送期間(2011年8月6日 - 8月27日[注 6])最少となった。
      本作発売前に起用されることが決定しており、元々「Don't Wanna Lie」と共に『名探偵コナン』主題歌の候補に挙がっていた。
      本作収録曲で最初に完成した楽曲で、ソロ活動直前の2010年5月に制作された。この曲のメロディについて松本は「かなり前からサビのメロディの案はあったが、しばらく取っておいた。今回、そろそろいいかなと思って使用した」とのこと。
      タイトルの「ピルグリム(pilgrim)」は英語で「巡礼者」「放浪者」を意味する。歌詞について稲葉は「ある程度完成した本楽曲のアレンジを聴いたときに、車の運転中に桜の花びらが大量に散った風景を見たときのイメージが甦って、『主人公が(頭の中で)想いの強い地を巡っていく』というイメージになった」と語っている。
      Bメロのメロディがサビの裏メロに流用されている。これは松本のアイデアで、「Bメロとサビのコード進行が一緒だったため次のセクションでも前のメロディーが嵌まるので、その間を縫って入ったら面白そうだと思った」と語っている。早い段階から思いついていたようで、アレンジが始まった初日にはもう試されていた。
    10. ザ・マイスター (3:43)
      最初に作曲されたイントロのリフに合わせて歌のパートを決め、リフのメロディーをそのまま間奏のコーラスに流用して制作された。歌詞には言葉遊びの要素が含まれており、「他の楽曲とは全く雰囲気が異なり、とても面白い出来になった」という[7]
      アルバムツアーでは本編終盤に演奏され、間奏部分は稲葉と観客とのコール&レスポンスが行われた。
    11. デッドエンド (3:45)
      「さよなら傷だらけの日々よ」と同時期に制作され、制作を重ねていくうちにどんどんヘヴィになっていったという。
      稲葉によると「ノリを出すのが難しく、歌い方を変えていった」とのこと[7]。特にAメロは何度も歌い直したという。
      アルバムツアーでは未演奏だったが、「B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER-」ツアーのホール公演でライブ初演奏となった。
    12. 命名(5:19)
      「ピルグリム」と同様に2010年5月に制作された[4]。「Homebound」とは違い、松本曰く「王道バラードでとにかく自由に弾いている楽曲」とのこと。
      歌詞について稲葉は「歌詞の原型は既に作詞されていて、この曲のメロディを聞いたときに合うと思って詞を当てはめた」と語っている[7][4]
      松本によると、イントロとアウトロのフレーズはデモの制作時に浮かんできたといい、「コード進行はすごく変わっていますけれど、自分自身でも『いいな』と思えるし、とても好きなプレイ」と語っている[4]
      なお、発売前後のインタビューではこの曲がアルバムの事実上のラストナンバーと言われている[4]が、アルバムツアーでは前半に演奏され、本編のラストにはタイトル曲「C'mon」が演奏された。
    13. ultra soul 2011 (3:49)
      31stシングル「ultra soul」の再録バージョンで、世界水泳上海2011大会公式テーマソング。
      過去の曲のリメイクがオリジナル・アルバムに収録されるのは、8thアルバム『LOOSE』収録の「BAD COMMUNICATION (000-18)」以来であり、最後に収録されるためボーナス・トラック的であるとのこと[4]
      再録されたきっかけはテレビ朝日から「『世界水泳』放送10周年を記念して、2011年では初年度のテーマソングであった『ultra soul』を再び使用したい」というオファーが来たことから[7]。それを受けたメンバーが「それでは新しく録り直しましょう」と申し出たことにより、再レコーディングが決定。レコーディングは、2011年4月1日に同系列音楽番組ミュージックステーション3時間SP』の出演のためにサポートメンバーのバリーとシェーンが来日した時期に行われた[7]
      アレンジについて稲葉は「新しいアレンジのアイデアが出れば積極的に試すつもりだったが、結局原曲のアレンジに近い形になった。改めてこの楽曲の持つパワーに気付かされた」と語っている[7]
      ラストサビからアウトロ前半の部分(約51秒)を用いたMVも制作されており、過去の「ultra soul」のライブ映像を繋ぎ合わせたものとなっている(現在は非公開)。
    DVD (初回限定盤のみ)

    以下の楽曲のMVを収録。

    1. C'mon
    2. さよなら傷だらけの日々よ
    3. Don't Wanna Lie

    タイアップ[編集]

    シングル曲については各項目を参照

    参加ミュージシャン[編集]

    ライブ映像作品[編集]

    シングル曲については各作品の項目を参照

    C'mon

    DAREKA

    ボス

    ピルグリム

    ザ・マイスター

    デッドエンド

    命名

    脚注[編集]

    [ヘルプ]

    注釈[編集]

    1. ^ MVは3曲ともに発売前からYouTubeB'z公式チャンネルで公開されていた。
    2. ^ オリジナル・アルバムでは『ELEVEN』以来約11年ぶり。
    3. ^ アウトテイクは「仄かなる火」や「流星マスク」、「君を気にしない日など」の他、ノリの良いディスコスティックな曲などもある。
    4. ^ 登場する曲は「さよなら傷だらけの日々よ」(松本) → 「夜にふられても」(稲葉) → 「もうかりまっか」(松本) → 「C'mon」(稲葉)の4曲。
    5. ^ しりとり編と撮影場所、アングルが同じである。
    6. ^ この期間は怪盗キッドをメインとした「夏の怪盗キッド祭り」放送期間であった。

    出典[編集]

    1. ^ “B'z、1年8ヶ月ぶりの新アルバム発売決定”. ORICON NEWS (オリコン). (2011年6月14日). https://www.oricon.co.jp/news/88797/full/ 2019年11月18日閲覧。 
    2. ^ “B'z新アルバムは話題曲満載、AXプレミアムライブも決定”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2011年6月14日). https://natalie.mu/music/news/51209 2019年11月18日閲覧。 
    3. ^ “B'z、ニュー・アルバム『C'mon』を7月にリリース&プレミアム・ライヴ開催”. TOWER RECORDS ONLINE (タワーレコード). (2011年6月14日). https://tower.jp/article/news/2011/06/14/79034 2019年11月18日閲覧。 
    4. ^ a b c d e f g h i j 竹内美保 (2011年7月20日). B'z 『C'mon』 - TOWER INTERVIEW. (インタビュー). タワーレコード.. TOWER RECORDS ONLINE.. http://tower.jp/article/interview/2011/07/20/80280 2016年2月18日閲覧。 
    5. ^ a b “【オリコン】B'z、前人未到のシングル・アルバム通算8000万枚突破”. ORICON NEWS (オリコン). (2011年8月2日). https://www.oricon.co.jp/news/2000367/full/ 2019年11月18日閲覧。 
    6. ^ “B'z、アルバム全20作品をアナログ化。大型エキシビションで販売”. rockin'on.com (ロッキング・オン). (2018年3月22日). https://rockinon.com/news/detail/174432 2018年11月10日閲覧。 
    7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o ソニー・マガジンズ『WHAT's IN?』2011年8月号(2011年7月14日発行・発売)36-37ページ ALBUM CHECK B'z。
    8. ^ “B'z、「ペプシネックス」新TVCM&北米ツアー最終公演の生配信が決定”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2011年7月12日). https://www.barks.jp/news/?id=1000071485 2019年11月18日閲覧。 


    テレビアニメ名探偵コナンエンディングテーマ
    2011年8月6日 - 8月27日
    前作:
    BREAKERZ
    月夜の悪戯の魔法
    B'z
    ピルグリム
    次作:
    倉木麻衣
    Your Best Friend