名探偵コナン 異次元の狙撃手

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名探偵コナン 異次元の狙撃手
Detective Conan
Dimensional Sniper
監督 静野孔文
脚本 古内一成
原作 青山剛昌
出演者 高山みなみ
山崎和佳奈
小山力也
山口勝平
池田秀一
置鮎龍太郎
福士蒼汰
音楽 大野克夫
主題歌 柴咲コウラブサーチライト[1]
製作会社 トムス・エンタテインメント
配給 東宝
公開 日本の旗 2014年4月19日
上映時間 110分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 41.1億円[2][3][4][5][6][7][8][9]
前作 名探偵コナン 絶海の探偵
次作 名探偵コナン 業火の向日葵
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名探偵コナン 異次元の狙撃手』(めいたんていコナン いじげんのスナイパー)は2014年4月19日に公開された日本アニメ映画で、劇場版『名探偵コナン』シリーズの18作目にあたる。上映時間は110分。興行収入は41億1,000万円[2][3][4][5][6][7][8][9]

『名探偵コナン』の連載20周年記念作品となる。

第38回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞作品[10]

概要[編集]

沿革[編集]

劇場版シリーズ第18作。監督を前作『絶海の探偵』と同じく静野孔文、脚本を『11人目のストライカー』から2年ぶりに古内一成が担当する。なお、古内は2016年7月18日に死去したため[11]、本作が劇場版『名探偵コナン』シリーズ最後の参加作品となった。また、2003年の劇場版シリーズ第7作『迷宮の十字路』以来、一部の作品を除き10年以上にわたって音響監督を務めてきた浦上靖夫が同年12月18日に逝去したため、本作は浦上が音響監督を担当した最後の作品にもなった。

物語は、高さ635メートルの「東都ベルツリータワー[注 1]」で発生した狙撃事件に、アメリカ海軍特殊部隊ネイビー・シールズ」が絡んで来るという内容である。また、テレビシリーズからFBIメンバーのジョディ・スターリング、ジェイムズ・ブラック[注 2]、沖矢昴、世良真純、赤井秀一[注 3]、アンドレ・キャメルら6名が初登場することが発表された[12]。このため、公開直前の2014年4月5日と翌週の4月12日には本放送枠でジェイムズ・ブラックが初登場したエピソードである「シカゴから来た男」[13]が再放送された。また、置鮎龍太郎が綾小路文麿と沖矢昴の2役を演じ分けるとともに、綾小路が2年連続で登場するのは本作が初となる。なお、ジェイムズ・ブラックの声を担当していた家弓家正2014年9月30日に死去したため、家弓が演じるジェイムズが登場する映画は本作のみである[注 4]。本作ではコナンが追っている黒の組織は関与していないが、犯人が狙撃手(スナイパー)であることから、作中序盤でコナンが犯人として組織のジンキャンティコルンの姿を想起している。

原作者の青山剛昌は、公開直前のインタビューで「原作でまだ出していないネタも出して、ネタばらししている部分もあります」と発言している[14][注 5]

本作の公開と同日に放送されたテレビアニメ名探偵コナン』の第735話「暗号付きの招待状」[15]は本作のプレストーリーになっており、ベルツリータワーも登場する。また、これまでテレビアニメ化が唯一見送られてきた原作エピソードのFILE.594「逃亡者」が、本作の公開を記念して「逃亡者・毛利小五郎」のサブタイトルでNOTTVにて初アニメ化された[16][17][注 6]

近年のシリーズ同様、本作も小説版が小学館のジュニア文庫(小学館ジュニアシネマ文庫)から2014年4月17日に発売されており[19]、小説版の作中では阿笠博士灰原哀が劇場版シリーズ第15作『沈黙の15分』での出来事について言及している。また、世良が江戸川コナンから電話を受けるシーンにて、本作の公開時点ではテレビシリーズに未登場の領域外の妹と思われる人物が布団に包まっているが、明言や言及はされていない。なお、作中のとある看板に神海島という文字があるが、この島は第11作『紺碧の棺』の舞台となった架空の島である。

オープニングは博士のアイテムや灰原の紹介などは省略されており、劇場版初登場キャラクター(FBI、世良、赤井、沖矢)の紹介にとどまっている。

本作のダジャレクイズは『沈黙の15分』と同様、博士だけでなく哀も出題している。

予告編に登場した赤井の台詞「そんな顔をするな…命に代えても守ってやる…」は、テレビアニメ第675話「1ミリも許さない(前編)」の台詞を流用したものであり、本編には登場しない。

2013年12月7日に公開されたルパン三世とのクロスオーバー作品ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』の本編上映終了後、ルパン一味とのコラボレーションによる本作の特報が上映された。

2014年2月2日にはTBS系列局である中国放送の特別番組『世界が知りたいニッポンの技〜美と食の匠たち…ひろしま篇』[注 7]で、本作の背景を担当した石垣プロダクション俳優谷原章介が訪ねた際、背景技術の紹介と共に本作が紹介された[20]。また、同年2月6日には俳優福士蒼汰お笑いタレントパトリック・ハーラン英語によるアフレコで出演することも発表された[21]

2014年3月7日には前作『絶海の探偵』にゲスト出演していた柴咲コウが本作の主題歌を担当することが発表され[1]、同年3月17日には福士とハーランの公開アフレコが行われた[22]。柴咲は2009年公開の『ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』以来5年ぶりにアニメ主題歌を、福士はケビン・ヨシノ役を、ハーランはジャック・ウォルツ役を担当した。

2014年3月19日には野球評論・解説者の赤星憲広が友情出演することが発表された。担当するキャラクター、赤星刑事は赤星に似せてデザインされた。

2014年3月31日には完成披露試写会が行われ、主要声優陣、柴咲、福士、ハーランが登壇した[23]

劇場版シリーズの定番となっているエンディング後の次回作の予告が今作でも放映された。ひまわりを背景に、次回作の製作および公開が決定したと言う旨の字幕による予告が流れた。のちに次回作はゴッホの『ひまわり』を題材とした『業火の向日葵』であると発表された。

2016年に開催された歴代映画19作品の人気投票で、今作は6位を獲得した[24]

コラボレーション[編集]

2014年3月20日に発売された雑誌『エンタミクス』(KADOKAWA)では、本作の主人公である江戸川コナンが、東映映画『相棒 -劇場版III- 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ』の主人公である杉下右京と並んで表紙を飾るという、両作の特集に絡めて出版社や配給会社の垣根を越えたコラボレーションが行われた[25]。また、同年4月16日に発売された本作の主題歌「ラブサーチライト」のシングルでは、コナンと柴咲がイラストで共演するというコラボレーションが行われた[26]

興行成績[編集]

全国341スクリーンで公開され、2014年4月19日と翌20日の初日2日間で歴代最高の興収7億8,933万2,300円、動員64万9,865人を記録したうえ、興行通信社の調査による映画観客動員ランキングで初登場第1位を獲得し、『アナと雪の女王』の6週連続1位を阻止した[27][28][29][30][注 8]。また、ぴあの調査による初日満足度ランキングでは第1位を獲得した[31]

2014年5月18日には前作『絶海の探偵』の最終興収36億3,000万円を上回り、当時のシリーズ最高興収記録を更新した[32]。さらに累計動員数も300万人を突破し[33]、興行収入はシリーズ史上初となる40億円超えを記録した[34]。最終興収は41億1,000万円となり[2][3][4][5][6][7][8][9]、シリーズ累計興収も500億円の大台を突破した[35][36]

テレビ放送[編集]

業火の向日葵』の公開を記念するかたちで、2015年4月17日の『金曜ロードSHOW!』(日本テレビ系列)でテレビ初放送され[37]、平均視聴率は関東地区で13.1%を記録した[38]。枠内に収めるため、オープニング、ダジャレクイズ、エンディングなどがカットされている。

キャッチコピー[編集]

  • 奴…だったのか!?
  • 遊びは終わりだ、名探偵!
  • 夜空を貫く正義の弾丸! その眼に映る禁断の謎(パンドラ・ミステリー)!!
  • ターゲットは誰だ!?暴かれる超危険な真実!!
  • 禁断の真実への扉が、いま、音を立てて開き始める…!

あらすじ[編集]

ある日、コナン達は東京を一望する事が出来るベルツリータワーのオープニングセレモニーに参加した。しかし、展望台からの絶景を楽しんでいる一同の目の前で突如、客の1人が謎のスナイパーに狙撃されて死亡する。コナンは狙撃ポイントがタワーの遥か彼方のビルである事を突き止めて、ターボエンジン付きスケートボードで急行する。

何故か現場に居合わせた世良真純に助けられながら必死に犯人を追跡するが、パトカーを手榴弾で爆破するなど逃走するために手段を選ばない犯人に翻弄されて、2人は犯人の標的になってしまう。駆けつけたFBIによって形勢逆転となるが、あと少しのところで犯人を取り逃がす。一方、犯人が狙撃したポイントには、一発の空薬莢とサイコロが置かれていた。

後日、FBIと警視庁の合同捜査が開かれ、そこで容疑者として浮上したのはティモシー・ハンターという男だった。ハンターは元ネイビーシールズの隊員で、狙撃の名手として有名だったが、交戦規程違反の疑惑がかかって除隊していた。そして、ベルツリータワーで狙撃された藤波宏明は、彼に高額の不良物件を売り付けて破産の原因を作った男であり、世良真純が探偵として追っていたという。また、アメリカでもハンターを執拗に取材し記事を書き立てた記者が狙撃されていて、その事件の後ハンターは日本に渡っていた。捜査本部はハンターを最重要容疑者として、今後彼に狙われる可能性のある3人の人物をリストアップした。

その3人の人物の内の1人「森山仁」に見覚えのあった世良は、彼の自宅を突き止めコナンと共に訪れる。しかし、その森山がコナンたちの目の前で狙撃されて、第2の犠牲者となってしまう。

そして、立て続けに第3の狙撃事件が発生するが、射殺されたのは一連の事件の犯人と思われていたハンターだった。犯人がハンターではなかったことの謎や次は誰が狙われるのかと言った情報が錯綜する。また、日本で前例のない連続狙撃事件であり、尚且つ無差別殺人ではないかと言う憶測も飛び交って、東京中がパニックに陥ってしまう。

そんなパニックを尻目に、コナンはハンターについての情報を新たに入手し、そこから日本における狙撃がハンターのものではない可能性に気付く。世良と行動を共にしていたコナンは高木刑事に連絡し、標的となっているビル・マーフィーとジャック・ウォルツの情報を聞き出す。そこで、第4の狙撃がマーフィーを標的としていることを突き止めたコナンは、狙撃を阻止しようと第4の狙撃ポイントへ向かう。しかし、既に犯人が狙撃地点にいることに気付いたコナンは、何とか狙撃を妨害しようとしたものの、逆にコナンが犯人に狙われる形になり、それを庇って世良が撃たれてしまった上に、マーフィーに対する狙撃も遂行されてしまう。

現場に残されたダイスから、犯人が最後の狙撃としてもう一度狙撃を計画していることをコナンは突き止めるが、狙撃ポイントが分からず悩んでいた。しかし、入院中の世良を見舞いに行った際、少年探偵団が持って来ていたベルツリータワー周辺のジオラマを見て、ある事に気付き次の狙撃ポイントを推測する。推測した場所に来たコナンは、そこで犯人が狙撃ポイントからどの辺りを狙撃するのかも突き止める。

一方、ジャック・ウォルツはカルロス・リーを通じてマーク・スペンサーから狙撃用のライフルを受け取っていた。その際ウォルツは、スペンサーが既にこの事件の真相と動機に気付いていると言う旨のメッセージをカルロスから受け取り、犯人を射殺する決意を改めて固くする。だが、夜になり1度昼に訪れていた狙撃ポイントを訪れると、昼間には無かった犯人からのメッセージが窓に貼られている事に動揺し、犯人はその隙を突いてウォルツに狙いを定める。

狙撃ポイントであるベルツリータワーの屋上で犯人であるケビン・ヨシノが狙撃の成功を確信した瞬間、何かがウォルツの居るビルへ向かって飛んで行き、ウォルツに対する狙撃は失敗する。飛んで来た物体の飛跡を辿ったケビンはマーフィーの狙撃時に見た少年、コナンを発見し、銃口をコナンに向け狙撃を開始する。コナンは、ビルの屋上と言う逃げ場や隠れる場所の無い場所でスケボーを使い逃げ回るが、負傷してしまい、窮地に陥る。

しかし、独自の推理で犯人の最後の狙撃ポイントを突き止めていた沖矢昴がライフルで応戦し、ケビンはスコープ越しに被弾してしまう。それでもケビンは、タワーを停電させた上で下の展望フロアに下り、貸切でタワーからの夜景を楽しんでいた蘭と園子、そして少年探偵団に銃口を向け、歩美を人質に取る。コナンからの連絡を受け現場に到着したFBIも加わり、DBバッジのモスキート音を利用した探偵団の作戦等で必死に応戦するが、コナンの意図を汲み取れないまま蘭がケビンに反撃してしまったため、人質にされてしまう。

昴とコナンは、蘭が盾になってケビンを狙撃する事が出来ず困惑する。しかし、コナンがライトスコープを着用しているケビンに対し、ボール射出ベルトの花火ボールを駆使する方法を思い付き、ケビンが花火の光に怯んでいる隙に昴がケビンの手を狙撃し銃を飛ばす事に成功する。ケビンが銃を失った事で蘭は反転攻勢を取ってケビンを鎮圧し、キャメルが身柄を確保する。そして、昴がジェームズと連絡を取った後、チョーカー型変声機のスイッチを切って赤井の声で「了解」と呟いた所で物語は終幕を迎える。

登場人物[編集]

メインキャラクター[編集]

オリジナルキャラクター[編集]

スナイパー
連続狙撃事件の犯人。アメリカで新聞記者のブライアン・ウッズを殺害した容疑で、FBIが追跡していた。驚異的な射撃能力の持ち主で、遠距離から標的を殺害している。日本の犯行では、狙撃地点にメッセージとしてライフルの空薬莢とダイスを残している。冷酷な性格で、無関係な人々を巻き添えにする事さえも厭わない。その非情さは優しい蘭ですら「絶対に許さない」と怒りを露わにするほどである。使用ライフルは「MK-11」で、ハンターの愛銃と同モデル。

容疑者[編集]

ティモシー・ハンター(Timothy Hunter)
声 - 中井和哉
元海軍特殊部隊ネイビー・シールズの狙撃兵。37歳。
中東の戦争でシルバースターを受賞し、英雄として有名になる。しかし、戦場にいたウォルツに「武器を持たない民間人を射殺した」と告発され、星を剥奪されてしまう。証拠不十分で戦場には復帰したが、敵の銃弾で重傷を負い除隊。除隊後は後遺症に悩まされ、マスコミからは「疑惑の英雄」と追及された。その後、妻は薬物の過剰摂取で亡くなり、妹も相手の婚約破棄で自ら命を絶っている。動機が十分な事から、FBIや警視庁に最重要容疑者として緊急手配された。ダイスが趣味で腕にサイコロマークの刺青が彫られている。また、赤井秀一の存在と黒の組織が使う「銀の弾丸(シルバーブレット)」と言う彼の通称を知っていた。
マーク・スペンサー(Mark Spencer)
声 - 大塚周夫
元横須賀基地司令官。65歳。
横須賀基地の元司令官で、退任後は元米軍兵の良き相談相手となっている。ハンターとは面識が無いと証言するが、元アメリカ兵が日本で狙撃事件を引き起こした事実に関して強い憤りを感じていた。白鳥警部と千葉刑事に犯人を発見し次第、射殺するよう進言しており、ハンターに対抗出来る存在として元スナイパーのカルロス・リーを紹介する。ウォルツが過去に何らかの罪を犯した事を知って、リーに伝言としてスナイパーとの対決は自らの手で決着をつけるよう銃を渡した。
スコット・グリーン(Scott Green)
声 - 辻親八
元ネイビー・シールズの海軍兵曹長。43歳。
顔に大きな傷のある髭面の黒人男性。現在は東京・町田でバイク店を経営。シールズの狙撃スクールではハンターの教官を務めていた。ハンターが以前にも店を訪ねて来た事があり、銃の破片が頭部に残った後遺症から来る痩せ細った表情と決意の目を感じ取って、好きにさせてやろうとハンターが店を訪れた事は警察にも隠していた。ケビン・ヨシノと共に事件の容疑者としてマークされるが、ヨシノと同じ時刻に行方が分からなくなる。
ケビン・ヨシノ(Kevin Yoshino)
声 - 福士蒼汰
元海兵隊2等軍曹。32歳。
漢字表記は吉野。右眉の端に傷がある日系アメリカ人の男性。現在は東京・福生で米軍払い下げ品のミリタリーショップを経営。かつて中東の戦闘でハンターに命を救われており、彼を「ティム」と呼んで慕っている。事情聴取には横柄な態度で応じるも、ハンター犯人説については納得が出来ない様子で、民間人に対する発砲もでっちあげだと語っている。スコット・グリーンと共に重要容疑者としてマークされるが、グリーンと同じ時刻に行方が分からなくなる。
カルロス・リー(Carlos Lee)
声 - マイケル・リーヴァス
マーク・スペンサーの運転手。26歳。
アジア系アメリカ人の男性。元海兵隊の狙撃手で、ハンターには及ばないが優れた狙撃技術を有する。ハンターに対抗出来る相手として、スペンサーから紹介された。小五郎は、ハンターが狙撃した敵の数に嫉妬したリーが、この機会に数を伸ばす画策をしたのではと推理した。その後、埠頭で一時家族と別れたウォルツと内密に接触を図り、ライフルを提供した。また、スペンサーからの命令で、犯人を始末する事とこの事件の真相にも気付いている事も伝えて、ウォルツを愕然とさせた。
ジャック・ウォルツ(Jack Waltz)
声 - パトリック・ハーランパックンマックン
元陸軍特殊部隊大尉。45歳。
サンディエゴで軍装備品の製造会社を経営している男性。現在は妻のヘレン・娘のセーラと京都府内のホテルに滞在中。過去にハンターの交戦規定違反を告発している事から、ビル・マーフィーと同じくハンターの標的候補としてマークされる。過去に何らかの罪を犯しており、それが原因でスナイパーに狙われているのではと考えている。怯えるマーフィーに弱気になるなと励ますが、本人も家族の命が危険にさらされる事になり、犯人を先に始末してしまおうとする。
ビル・マーフィー(Bill Murphy)
声 - スティーブン・ヘインズ
ジャック・ウォルツの秘書。35歳。
眼鏡をかけた黒人男性で元陸軍3等軍曹。現在は栃木県日光市のホテルに滞在中。ハンターの交戦規定違反の証言をしていた事から、ジャック・ウォルツと共にFBIにマークされる。過去にウォルツの犯罪に加担していたらしく、電話であの事件について後悔していると抗議するも、真相が発覚する事はないと逆に叱咤されてしまう。その後も事件に怯えて頭を抱えるが、ホテルのフロントに届いた手紙で、マーク・スペンサーを名乗る人物から浅草に向かうよう呼び出しを受ける。

被害者[編集]

藤波 宏明(ふじなみ ひろあき)
声 - グレッグ・アーウィン
不動産会社社長。40歳。日本での連続狙撃事件第一の被害者。英語が得意で外国人を相手に不良物件を売り付ける商売をしており、ハンター破産の原因を作った。また、世良真純の同級生の親戚と結婚する話があったが、このような商売をしていた事から、本人にその意思があったかは不明。冒頭、ベルツリータワーでアメリカ人の老夫婦相手に物件のプレゼンテーションをしていたところを、スナイパーによって胸を撃ち抜かれて殺害される。
森山 仁(もりやま ひとし)
声 - 置鮎龍太郎
個人輸入ビジネスを行っている商社マンで、元シアトル在住。34歳。当初は容疑者の1人だったが、日本での連続狙撃事件第二の被害者となる。ハンターの妹と婚約していたがそれを破棄。その事が原因で妹は自殺してしまう。その為、藤波らと同じくハンターの標的としてマークされる。旧姓は安原だが、料理研究家の妻・奈美との結婚時に女性婚で姓が変わった。自宅の地下駐車場から車で出掛けようとしたところを、スナイパーによって胸を撃ち抜かれ殺害される。
ブライアン・ウッズ(Brian Woods)
声 - なし
シアトルの新聞記者。交戦規定に違反した疑いのあるハンターを執拗に追及していたが、地元シアトルでスナイパーに狙撃され殺害される。

標的の家族[編集]

ヘレン・ウォルツ(Helen Waltz)
声 - なし
ジャック・ウォルツの妻で、セーラの母親。家族と共に京都府内を観光していた。事件発生後はウォルツとともにホテルに滞在していたが、犯人に狙撃される危険があるため、部屋の奥で娘のセーラと一緒に固まっていた。その後、ウォルツが何らかの理由でホテルを出て行ってしまったと京都府警に話している。
セーラ・ウォルツ(Sela Waltz)
声 - なし
ウォルツとヘレンの愛娘。家族と共に京都府内を観光していたが、狙撃事件を知って一刻も早くアメリカに帰国したいと求めていた。
安原 奈美(やすはら なみ)
声 - なし
カリスマ料理研究家で、森山仁の妻。料理教室を終えると毎日、同じ時間に森山が迎えに行く事をスナイパーに知られた事で、森山が狙撃されてしまう。

警察関係者[編集]

赤星(あかほし)
声 - 赤星憲広
俊足が持ち味の警視庁捜査一課の刑事で、捜査会議にて調査結果を報告した。赤星憲広は、劇場版初となる特別出演者の発表後に応援ゲストとして出演した。
刑事
声 - 吉田眞パックンマックン
綾小路警部の部下。ウォルツが滞在中のホテルに事情聴取にやって来た。そこで、マーフィーが射殺された事を気にも掛けなかったウォルツに憤る姿を見せる。
警官
声 - 松本大岸尾だいすけ
東京都墨田本所吾妻橋交番前の警官。スマホを受け取りに来たコナンに応対して、もう落とさないように気を付けるんだよと注意していた。

メディア関係者[編集]

コメンテーター
声 - 浦山迅大西健晴
ビルの壁面モニターに映し出されたテレビ番組内で、一連の連続狙撃事件は無差別犯の犯行であると軽率な発言をして東京中をパニックに陥れた。この発言は更にネットなどにも飛び火し、悪戯で車同士の接触事故まで引き起こす事態となってしまう。その後、前回とは正反対な発言をして都民から呆れられていた。
キャスター
声 - 蓮池龍三
連続狙撃事件の最重要容疑者であったティモシー・ハンターが射殺された事を伝えた。その後、コメンテーターの無責任な発言から東京中がパニックになった。
レポーター
声 - 柚木涼香
コナンや小五郎達が見ていた毛利探偵事務所のテレビで、東京中がパニックになった騒動の為に錦糸町で5名の負傷者が出ていた事を伝えていた女性レポーター。

その他のキャラクター[編集]

アメリカ人夫妻
声 - カート・コモンレイチェル・ウォルツアー
ベル・ツリータワーで、藤波から物件の紹介をされていたアメリカ人の老夫婦。藤波が射殺されてしまった事で不良物件を購入せずに済んでいる。
フロント女性
声 - 甲斐田ゆき
森山仁を狙ったと思われるビルに入って来たコナンと世良に記帳をするように言っていた受付係。2人を制止したが、無視されてエレベーターに乗られてしまう。
図書館の従業員
声 - 半場友恵
米花図書館で森山に関する資料の調査をしていた世良真純に、そろそろ閉館する事を、申し訳なさそうに伝えにやって来た女性従業員。
車内放送
声 - 柳沢栄治
マーフィーが乗車していた電車の車内放送。マーフィーが犯人に狙われていることに気付かず降りる準備をしている時に、次は浅草駅だとアナウンスしていた。

主題歌[編集]

柴咲コウラブサーチライト
作詞 - 柴咲コウ[1] / 作曲・プロデュース - 内澤崇仁

スタッフ[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 作中ではベルツリータワー、ベルツリーなどとも呼ばれる。公式パンフレットでは、モデルは東京スカイツリーである。『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』に先行登場。劇場版シリーズ第14作『天空の難破船』にも「ベルツリータワー」という名の建物は登場しているが、そのベルツリータワーは大阪にあるという設定になっていて、外観も異なる。また、第15作『沈黙の15分』では「東京へ遊びにきたらどこでも案内しますよ」という問いに「じゃあ、スカイツリーに」と答えるシーンがある。高いところは苦手という会話からこのベルツリータワーと同一のものと考えられる。
  2. ^ ジョディとジェイムズは、『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』にも登場している。
  3. ^ ただし、ほぼ回想のみ。
  4. ^ 劇場版第20作『純黒の悪夢』からは土師孝也がジェイムズ役を引き継いでいる。
  5. ^ 「世良が蘭に言った台詞と沖矢の描写が、原作(さらにはテレビアニメ)本編の今後の伏線を描いている」と青山自らが公言している。
  6. ^ ただし、2015年1月3日にテレビアニメのレギュラー放送でも「謹賀新年 毛利小五郎」というタイトルで放送された[18]
  7. ^ 同作ではナレーターを担当し、『コナン』本編では鈴木次郎吉を演じていた永井一郎の事実上の遺作となった番組でもある。
  8. ^ ただし、興収順では『アナと雪の女王』が8億2,678万1,000円を記録し、1位となっている。

出典[編集]

  1. ^ a b c 市川遥 (2014年3月7日). “殺されたはずの赤井秀一登場の『名探偵コナン』予告編公開!主題歌は柴咲コウ”. 映画ニュース (シネマトゥデイ). http://www.cinematoday.jp/page/N0061226 2014年3月7日閲覧。 
  2. ^ a b c 2015年記者発表資料(2014年度統計) (PDF)”. 日本映画製作者連盟 (2014年1月27日). 2014年1月27日閲覧。
  3. ^ a b c “2014年邦画ベスト10、山崎貴監督2作品で171億円!”. 映画ニュース (映画.com). (2014年12月16日). http://eiga.com/news/20141216/18/ 2014年12月16日閲覧。 
  4. ^ a b c “名探偵コナン:劇場版新作が興収60億円突破 シリーズ最高記録を更新”. まんたんウェブ (毎日新聞社). (2016年6月6日). https://mantan-web.jp/2016/06/06/20160606dog00m200008000c.html 2017年5月30日閲覧。 
  5. ^ a b c “劇場版『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』興行収入は、ついにシリーズ最高60億到達!?”. アニメイトタイムズ (アニメイト). (2016年6月6日). http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1465190280 2017年5月30日閲覧。 
  6. ^ a b c “劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』が、シリーズ歴代最高興収を記録! まもなく500万人動員、65億円突破へ”. アニメイトタイムズ (アニメイト). (2017年5月29日). http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1496040765 2017年5月30日閲覧。 
  7. ^ a b c “「劇場 名探偵コナン」シリーズ史上初 興収50億円突破で『純黒の悪夢(ナイトメア)』メガヒットに突入”. 映画/ドラマ (アニメ!アニメ!). (2016年5月9日). http://animeanime.jp/article/2016/05/09/28432.html 2017年5月30日閲覧。 
  8. ^ a b c “劇場版「名探偵コナン 純黒の悪夢」興収60億円突破 シリーズ累計は600億円に”. アニメニュース (アニメ!アニメ!). (2016年6月6日). http://animeanime.jp/article/2016/06/06/28848.html 2017年5月30日閲覧。 
  9. ^ a b c “【どこまで行く!?】『名探偵コナン から紅の恋歌』63.5億でシリーズ最高興行収入突破!”. T-SITE NEWS (TSUTAYA). (2017年5月29日). http://top.tsite.jp/entertainment/cinema/i/35612870 2017年5月30日閲覧。 
  10. ^ 第38回日本アカデミー賞最優秀賞発表!”. 日本アカデミー賞公式サイト. 日本アカデミー賞協会. 2015年1月16日閲覧。
  11. ^ 訃報」、『月刊ドラマ』2016年10月号、映人社、2016年9月16日、 123頁、 ASIN B01IW56MXS
  12. ^ 市川遥 (2013年12月4日). “コナン新作タイトルは『異次元の狙撃手(スナイパー)』!世良真純、沖矢昴、FBIメンバーらスクリーン初登場”. 映画ニュース (シネマトゥデイ). http://www.cinematoday.jp/page/N0058659 2013年12月4日閲覧。 
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関連項目[編集]

外部リンク[編集]