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ギャラリーフェイク

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ギャラリーフェイク
漫画
作者 細野不二彦
出版社 小学館
掲載誌 ビッグコミックスピリッツ
月刊!スピリッツ
ビッグコミック増刊号
レーベル ビッグコミックス
発表期間 1992年 - 2005年
2012年
2016年 -
巻数 単行本:既刊34巻+自選集1巻
文庫版:全23巻(32巻分までの内容)
漫画:ギャラリーフェイクANNEX
作者 細野不二彦
出版社 小学館
掲載誌 ビッグコミックスピリッツ増刊号ManPuku
発表期間 1998年
話数 1話
その他 『細野不二彦短編集』に収録
漫画:ギャラリーCATS
作者 細野不二彦
出版社 小学館
掲載誌 細野不二彦短編集2
(単行本描き下ろし収録)
発表期間 2016年
話数 1話
漫画:ギャラリーフェイク特別編 国宝Gメンの憂鬱
作者 細野不二彦
出版社 小学館
掲載誌 ビッグコミック増刊号
発表号 2018年10月号 - (読切)
話数 1話
その他 『細野不二彦短編集3』に収録[1]
アニメ
原作 細野不二彦
監督 西森章(1話 - 12話)
山崎理(13話 - 最終回)
シリーズ構成 十川誠志(1話 - 12話)
キャラクターデザイン 佐々木敏子
音楽 Face 2 fAKE
アニメーション制作 東京ムービー(1話 - 25話)
東京キッズ(26話 - 最終回)
製作 テレビ東京アニプレックス
放送局 テレビ東京系
放送期間 2005年1月8日 - 9月24日
話数 全37話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

ギャラリーフェイク』(Gallery Fake)は、細野不二彦による日本青年漫画。またそれを原作としたWEBドラマ、テレビアニメ

概要

漫画は1992年より『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて不定期で連載が開始され、同誌2005年9号で連載を一旦終了した。第41回(平成7年度)小学館漫画賞を受賞している。

2012年東日本大震災の復興支援企画『ヒーローズ・カムバック』の第1弾として、震災で被災した美術品をテーマとした新作「ガレキの街の美術商」[前編・後編]が同誌で発表された(『3.11を忘れないために ヒーローズ・カムバック』)。2016年には同誌の創刊35周年記念の短期連載と『月刊!スピリッツ』での読切掲載が行われた。翌2017年に『ビッグコミック増刊号』へ移籍して、同年8月号から連載されている。

単行本は小学館ビッグコミックスから2018年9月までに34巻が刊行されている。32巻までは2005年までの発表分、33巻は主に2012年と2016年の発表分、34巻は『ビッグコミック増刊号』掲載分を収録している。また、32巻までの収録分は、小学館文庫版全23巻としても刊行されている。この他、描き下ろし「忘れられた一夜」も収録した自選集『ギャラリーフェイクTHE BEST』(ビッグコミックススペシャル)が2004年に刊行されている(描き下ろしは単行本33巻にも再録された)。

この他、『ギャラリーフェイク』単行本には収録されず、『細野不二彦短編集』各集に収録された番外編・特別編もある。

  • 「ギャラリーフェイクANNEX」 - 『ビッグコミックスピリッツ増刊号ManPuku』(1998年)掲載、『細野不二彦短編集』収録
  • 「ギャラリーCATS」 - 『細野不二彦短編集2』(2016年)描き下ろし収録
  • 「ギャラリーフェイク特別編 国宝Gメンの憂鬱」 - 『ビッグコミック増刊号』2018年10月号掲載、『細野不二彦短編集3』収録[1]

WEBドラマは2003年2月1日[2]から7月25日にかけて開始された。

アニメは2005年1月8日から2005年9月24日までテレビ東京系列で放送された。ナレーションは石坂浩二

ストーリー

表向きは贋作レプリカ専門のアートギャラリー『ギャラリーフェイク』を舞台に、オーナー藤田玲司が、様々な登場人物と様々な美術品を通じて、時に世界を駆け巡り、「美とは何か?」を追い求める。主人公は単なる守銭奴・単なるビジネスではなく、アートへの奉仕者、美の探求者として清濁併せ呑む人物として描かれている。美術・芸術・骨董・その背景となる歴史などの多分野にわたる薀蓄的描写があり、助手サラ・ハリファとのほのかな恋の行方も描かれる。1話1エピソードが基本で、2話1エピソード、3話1エピソードの中長編がいくつかある。エピソード毎にゲストキャラクターがいるので、レギュラー、準レギュラーを含め登場人物は大変多い。

芸術に絡んで社会問題・時事問題にも言及するなどしており、物語は美術方面の商業的な話題から推理サスペンス、コミカルな人間模様、陰惨な事件、時に憎み合い時に愛し合う人々の交流、文化財保護にまつわる制度面の問題など、多岐にわたる。

登場人物

声は「WEBドラマ版 / TVアニメ版」の順。

主要人物

藤田玲司(ふじた れいじ)
声 - 子安武人 / 森川智之
主人公かつリザの養父[3]。30代後半[4]6月22日生まれ。東京のウォーターフロントで贋作・複製などの美術品を専門に扱うアートギャラリー「ギャラリーフェイク」の経営者。幻のモナ・リザとされる絵画を探し出すことをライフワークとしている。
日本画家だった父譲りの卓抜した美術センスを持つ。作品鑑定の眼力と修復・修理の腕前は超一流で、美術業界ではその能力は高く評価されている。東西の絵画のみならず、彫刻や陶芸、古美術、骨董品、民芸品、果ては玩具などに至るまで、美術に関する知識・造詣は非常に広く深い。また語学も堪能である。
表向きは贋作専門のギャラリーとして運営しているが、裏では美術館の横流し品、税金逃れの品、あるいは盗品など、いわくつきの美術品をブラックマーケットを通じて法外な値で売りさばいているため裏社会とも様々な繋がりがあり、美術界では悪名が高く、一匹狼的存在として孤立している。他にも税理士資格も持ち、顧客に対し税制面のアドバイスも行っている。護身用としてモデルガン[5]を携帯している。
幼少期は貧困生活を強いられたため、安アパートの方が落ち着き、現在も風呂なしボロアパートに住んでいる[6]。貧乏美大生だった頃、主に欧州を中心に無銭旅行していた(ついでにリザの「隠し子疑惑」の発端となる出来事があった)。その後、METキュレーターを務めていたが、元同僚の陰謀により孤立し、その地位を追われ退職した。退職後もプロフェッサー フジタの業績・能力を高く評価する者は多く、信奉に近い感情を寄せる学芸員も少なくなく、日本のみならず国外の美術界でも名が知られている。帰国後は、菱沼棋一郎の世話になり、彼から日本古美術修復や裏商売を学んだ。
権威や古い慣習に縛られて美術品のことを第一としない美術関係者を蔑んでおり、真の美を解さない者(美術品を見る目のない者)が本物を所持する道理はない、が信条で、そのため審美眼を備えた者には安価で真作を売り、第一級の丁寧な仕事をする美術関係者や、真に美に対して心を開いている客に対しては、儲けを度外視しても手を尽くす。また、有望な芸術家のパトロンでもあり、彼らを守るための労力を惜しまない。美術品が望まれない形で散逸・遺失するのを防ぎ、美術品を後世に遺すためならば、違法行為も厭わない。「極楽島財団」代表兼「極楽島美術館」館長である。
若作りだが、基礎体力は女性以下、かつ運動嫌い。腰痛持ちのために整体マッサージに通っている[7]。かなりの資産を隠し持っている。ややMの気がある。女性関係は幅広い。サラを無自覚ながら大切に思っている。フェイツェイに対してはその美貌と色香は認めていながら苦手意識が強い。無神論者。
趣味は美術関係とパチンコ恐竜が好きで、動物は大の苦手。愛煙家でお気に入りはキャメルだが、アンチ・ジッポー派。放埒なようでいて生活の細部にまでこだわっている。カニチャーハンは自らこだわって調理する。
名前は画家の藤田嗣治から。
サラ・ハリファ
声 - 西村ちなみ / 川澄綾子
メインヒロイン。藤田の助手、アラブの王族出身。クーデターにより家族を失い、国を追われて流れ着くように日本へ来る。騙し取られた家族の遺品を藤田の活躍で取り返してもらった縁で彼に恋心を抱き、半ば押しかけるようにして「ギャラリーフェイク」に居つく。美術に関する知識は素人並みだが、色彩感覚など鋭敏な美的センスを持っている。
浅黒い肌と長い黒髪の美少女。右腕に痛々しく残る戦災時の火傷跡がコンプレックスである。明るく天真爛漫かつ直情的で気分屋な性格。千手や香本から好意を寄せられている。
遺族から相続した途方もない個人資産を持つ大富豪で、都内の高級ホテルの豪勢なスイートルームを年間契約で借りきって一人暮らしをしている。金策に困った藤田にお金を貸すこともある。また、彼女の周囲には何故かしばしば幸運が付き纏い、周辺にいる者まで幸せが訪れている。
一応ムスリムだがそれほど熱心な信者ではなく、飲酒もするなど、戒律には特に従っていない模様。
原作では「Q首長国」の王族で、戦災で国を追われた。名字の「ハリファ(ハリーファ、Khalifa)」はバーレーンの王族の名前。
「藤田玲子」というハンドルネームを使ってパソコン通信をしていた際には、19歳と自称していた。
三田村小夜子(みたむら さよこ)
声 - かかずゆみ / 雪野五月
準ヒロインかつ藤田のライバル。私立高田美術館の館長。ニューヨーク近代美術館の元キュレーター。
気が強く生真面目な美人。28歳(登場時)。エール大学卒、日本人女性初となるニューヨーク近代美術館のキュレーターを務めた経歴を持つ。藤田には及ばないものの、経歴通りの高い美術知識、鑑定眼を持ち、その手腕と能力を買われて高田美術館の館長に就任する。世界基準から外れた日本美術界の、権威主義的な美術行政や学会、閉鎖的な市場、曖昧な真贋問題といった慣習や悪弊を嫌悪し、変えようと活動する。特に自ら他の美術館へ乗り込んで鑑定を行い贋作判断を行う活動で恐れられ「美術界のジャンヌ・ダルク」と評される。また、交友関係が非常に広く、日本国内・海外問わず、様々な業界の者と親交がある。
MET時代の藤田を尊敬していると同時に、現在の藤田を「美術界に巣食う魑魅魍魎」として批判する。当初は、賀茂と罠を仕掛けて潰そうとしたが、逆にやり込められた上に「ひまわり」の件で助けられる。以降は、表向きは批判しつつも彼の審美眼や美術知識は信頼し、彼が再び表の世界へ戻ることを望むようになる。藤田の方も、表向きは小夜子をからかったり、邪険に扱ったりするものの、彼女が理不尽な目にあっている場合には、陰日向に助けている。

準レギュラー

賀茂水仙
声 - 緒方賢一
当代随一の茶人。初登場は『傷ついた「ひまわり」』(1#2)
いかにも茶人らしい、穏やかで小柄な老人。小夜子の茶の湯の師匠。藤田を美術界から追放するために、小夜子の頼みを受け砕けた「柴庵」を使って彼をペテンに掛けようとするが、罠を完全に見破られた上、諦めていた「柴庵」を完全に復元したために藤田への態度を改める。以降は藤田の協力者となっており、藤田もまた真の美の理解者として国宝級の器を優先的に賀茂に流すなどしている(3#8)。また、書画の鑑定はやや自信がない藤田の頼みを受けて助言を行うなどもしている(8#6)。
その立場・人柄上、その回のサブキャラクターとして藤田を介さずに登場することも多く、上記の小夜子を始めとして、地蔵や香本とも元々知り合いであった。
轟大一
大手スーパーマーケット「ダイイチ」の創業者兼社長。初登場は『北斎の市』(1#3)
一代で日本を代表する大手スーパーマーケット「ダイイチ」を築いた社長。もともと美術の素養はないものの、葛飾北斎の作品が好きで自身のデパートに併設した美術館で北斎の展示を行おうとする。当初は悪質アートコーディネーターに騙されて、その言いなりになり大失敗する。その後、改めて藤田に助けを求め、北斎に対する熱は本物だと判断した彼の手助けで、独創的な北斎の展示を行い成功を納める。その後も、菱沼絡みの一件で登場したり(2#7)、サラが誘拐された際には藤田が身代金工面のため急な借り入れにも事情を察して応じたりする(29#1)。
カルロス
声 - 内海賢二
国際的美術窃盗団のボス兼ブローカー。初登場は『13人目のクーリエ』(1#6)
大柄な体格にスキンヘッドの強面の男。貫禄があり、裏社会の名士としても知られる。今は基本的に部下に指示する立場だが、元は単独の怪盗であり、今でも俊敏な動きを見せることもできる。そのような裏の顔とは対象的に、表向きは家族思い(かつ愛人にもマメな)のよきパパで、オペラ鑑賞が趣味であり、涙脆く感動屋でもある。また、どこまで本当かわからないが、自称・閉所恐怖症で怖がり屋で感情豊か。
商売柄、藤田との関係は長く、互いに持ちつ持たれつの関係。互いの能力の高さは信頼しあっており、時にビジネス関係を超えて助力することもある。
黒川紀生
日本画、浮世絵の画商。嘉永画廊のオーナー。初登場は『愛国者のトリック』(2#1)
日本政界の大物も相手にする有力画商。盗品と知らず売買した雪舟の真筆の一件を巡って藤田に助けてもらい(2#1)、以降、彼と誼を築く。その後はしばしば端役として登場する。
徳川昇
徳川美術運送の社長。美術品搬送の専門家。初登場は『罠』(2#4)
美術品運搬において業界で絶対の信頼を置かれ、下手な画商より美術品に対する造形が深い中年男性。かつては大手運送会社に勤めていたが6年前に独立したという経緯を持つ。独立して間もない頃、菱沼画廊の仕事を請け負った際に、それが贋作だと気づいて顧客に教えたために、菱沼が零落する原因となり、以降、彼から恨まれる。そこで岸田劉生の肖像画を使った罠に巻き込まれるも、細工をした藤田が菱沼を裏切ったため助かる。以降、藤田と交友関係を築き、彼を危機から救うためにサラに助力したこともあった(7#3)。また、徳川自身が登場しなくても藤田が使う運送会社として徳川運送が出てくることがある(3#4)。
菱沼棋一郎
画商。菱沼画廊のオーナー。初登場は『罠』(2#4)
その修復も含めた日本古美術に造形が深い美術商。かつてMETを追われた藤田を拾い、贋作商売を教え込んだ画商としての藤田の師匠であり、詐欺師のような胡散臭さも見せる。商売のやり方以外にも日本古美術の修復法なども、藤田に教えた彼の恩人ではあるが(23#7)、逆に藤田の渾身の贋作を足元を見て二束三文で買い叩いた関係でもあり、師弟としての感情は薄い。最後はあまりにも悪辣な菱沼のやり口についていけず、袂を分かったという(4#8)。
物語登場時点では、徳川の件で、贋作商売で信頼を失い、画廊は事実上閉店状態にある。そこで徳川に復讐しようとしたり(2#4)、轟から霊感商法で高価な絵画をタダで手に入れようとしたりしたが(2#7)、ことごとく藤田の妨害に遭い、失敗してしまう。その後、新たに画廊を立ち上げ、今度は逆に藤田の商売を邪魔しようとしたが、キリコの絵で失敗してしまう(4#8)。
23巻7話『もうひとつの鳥獣戯画』で久しぶりに登場するも病の床についており、実は余命1ヶ月として藤田に仕事の依頼を行う。おおよそ死にそうにない、いつものような詐欺師然とした態度に藤田は冗談だと気にしなかったが、実は本当で間もなく亡くなる。最後の依頼は自分の隠し子の財産を守るためのものであり、死の間際には藤田に感謝と共に自分の人生を鳥獣戯画に擬えた手紙を送り、物語から去る。
登場時は、棋一郎の「棋」が「楳」になっている。
エリザベータ
声 - 清水香里
愛称はリザ。本名はエリザベータ・デル・ジョコンダ。初登場は『ジョコンダの末裔』(2#8)
13年前にローマを訪れた若き藤田と数週間愛し合ったという女性フローラの娘。フローラによれば、リザは藤田との娘だというが、この辺りの正確なことは最終的には曖昧なままとなっている。男の子のようなやんちゃな性格で、子供ながらビールを愛飲する問題児。後述の経緯で最終的に藤田の養女となり日本で暮らすが(ただし、住まいはサラのホテル)、その後、その類稀な歌唱力をオペラ界の第一人者に認められて、北イタリアの音楽院に寄宿するようになる(12#6)。
母と共に、モナリザのモデル候補とされるジョコンダの末裔とされ、藤田が探す「もう一つのモナリザ」の鍵をにぎる。別のモナリザのモデル候補コンスタンツァの子孫で、選挙対策からその説に拘るフィレンツェの名士ダヴァロスにその身柄と、ジョコンダ説を強固な物とする「ヴァザーリの手記」を狙われる。唯一の肉親だった母がダヴァロスに結果として殺される形となったため、藤田を頼って日本にやってくる。「ヴァザーリの手記」の一件が片付くと、そのまま身寄りがないことから、血縁関係は真偽不明のまま、対外的には藤田の養女となった。
長谷万次(はせ まんじ)
消費者金融会社「ミリオンローン」の経営者。通称・ハセマン。初登場は『驕れる円空』(3#1)
借金返済が滞った顧客の美術品・骨董の処分を藤田に依頼する常連。前身は銀行員で、MOF担と呼ばれる旧大蔵省との交渉を担当するエリート行員でもあった。大の落語ファン。
ラモス
声 - 堀内賢雄
藤田と旧知のトレージャーハンター。初登場は『海底に眠る夢』(3#5)
アメリカ人。隻眼(少年の頃からアイパッチを着けている)の精悍な男。トレージャーハンターとして世界各地の遺跡を荒らして財宝を発掘している。ショーンとの間に出来た娘の養育費と、発掘旅行の費用でその財産は殆ど飛び、年中借金で汲々としている。藤田の所へは盗掘品をちょくちょく持ち込んでいる関係で、他超古代文明的な事件に藤田諸共巻き込まれることもある。悪ぶってはいるが、お人好しかつお調子者でどこか憎めない性格。
三田村みちる(みたむら みちる)
小夜子の妹でタレント。初登場は『林檎を持つ女神(ヴィーナス)』(3#7)
知念護人(ちねん もりひと)
声 - 長島雄一
文化庁の嘱託職員。通称「国宝Gメン」。初登場は『国宝の守り人』(3#8)。
黒縁眼鏡と出っ歯が特徴の小男。元東京地検特捜部の検事という経歴を持ち、大の古美術品好き。国宝や重要文化財の指定を行う文化財保護審議会とは別に、その候補の発見と保護を職務とする文化庁の委託職員で、市井に転がる数々の名品を見つけ出しては候補に挙げる日々を送る。だが、その本意は、自身の気に入った作品を、警備の問題を指摘するなどして無理やり国家の施設管理下に置くことで自分が好む時にそれらを愛でられる状況に置くという事実上の私物化であり、彼をよく知る者たちから「国宝Gメン」と忌み嫌われている。一方で美術品保護に対する信念は本物であり、背景をよく知らない地蔵からは国士として評価されることもある。
藤田とは互いの悪評を知っていて忌み嫌う仲であるが、それぞれの能力の高さは理解しており、協力関係を築くことも多い。藤田を利用しようとして逆に出し抜かれることが多いが、一方で、自分のミスの尻拭いを土下座してまで藤田に懇願する時もある(27#5)。また、藤田が標的を嵌めるために知念に情報を流すことも多い(6#8)。
アニメでは初登場が「消えた黄金仏」に変更され、藤田との出会いの経緯などが変更されている(原作の「消えた黄金仏」には登場しない)。
吉岡
Y大学助教授で、エジプト考古学者。初登場は『ナイル盗掘ツアー』(4#2)。
テレビでの露出が多いため世間的に有名な人物。藤田からタレント文化人と揶揄される。未だに助教授であることを気にしている。MET時代の藤田と面識があると同時に、現在の藤田をよく思っておらず、偶然エジプトで出会った彼が盗掘をしようとしていると予想し、彼をペテンにかける。ところが、ペテンをかけた先こそが、未だ見つかっていないハトシェプスト女王のミイラの安置場所であり、藤田からミイラ発見の偉業に対する50万ドルの取引を持ちかけられ応じる。
6#2で再登場し、藤田やラモスを批判しながらも、テレビ企画として彼らと共にアマゾンの黄金郷探しを行う。なお、この時点でもまだ助教授のままである。
翡翠(フェイツェイ)
声 - 田中敦子
宝飾店「JADE(ジェイド)」を営む宝石商。また宝石専門の泥棒。初登場は『翡翠(フェイツイ)の店』(5#1)。
色香の衰えていない熟女。宝石の目利きからカッティングまで全般に精通し、さらに気に入ったものは盗み出すという世界的な女泥棒。色香を使って藤田を手玉にとることも多い。都内に「JADE」という宝石店を開業し、初登場する。また、宝石以外にミステリークロックの熱心なコレクター。
少なくとも7年以上前から藤田と面識があり、彼の顧客リストを狙って初登場する。瑪瑙の密かな裏切りで計画は失敗するが、その後も東京の店を本拠地として、しばしば藤田と関わる。
瑪瑙(めのう)
声 - 清川元夢
翡翠の部下。初登場は『翡翠(フェイツイ)の店』(5#1)。
温和で上品な中年紳士。翡翠の部下として宝飾品関係の知識も広く、裏社会にも通じる有能な人物。翡翠の宝石泥棒稼業ではサポート役をこなし、彼自身の窃盗技術も高い。極度のマゾで、翡翠から褒められるより暴力を受けたい一心で、わざとヘマをすることもある。
翡翠の忠実な部下かつ彼女をよく理解するがゆえに、彼女の危険を未然に防ぐこともしている。最初のエピソードでも、ギャラリーフェイクと競合するべきないという考えから、彼女を密かに裏切り、サラに手を貸す。
カジム
初登場は『ペルシャの秘宝』(5#4)
舟越誠一郎(ふなこし せいいちろう)
高田美術館の学芸員。初登場は『二人の嫌われ者』(6#3)
小夜子の部下で、彼女に密かに好意を抱いている青年。藤田の手腕と知識を高く買っている。サラリーマンの父親が左遷を機にアルコール依存症になり、酒に苦しめられたため頑なに酒を拒んでいたが、ぐい呑みコレクターだった父の遺品を藤田に売却した際に、父が最も愛した逸品「皮鯨」に魅せられ、藤田と小夜子の一計で説得されたことを機に酒を嗜むようになる(が、強くはない)。勤務中にギャルゲーで遊んでいた。
木戸
自称・日本一のニンベン師(偽の運転免許証やパスポートを作る偽造屋)。初登場は『ニンベン師』(7#5)
自分の仕事に絶対の自信とプライドを持ち、安易な仕事は断る職人肌の人物。藤田に渾身の作(日本酒のラベル)を見破られ、彼の鼻を明かすため偽札製造を行い(7#5)、その後もパチンコの封印シール(8#2)などで藤田と因縁を持つ(いずれも最終的には藤田が勝っているが黙っているため、木戸自身は常に自分が勝ったと勘違いしている)。その後、スキミングの一件で藤田を助け(21#3)、以降は藤田の協力者になったらしく、27#5では藤田の急な依頼でカードキーの偽造を行い、27#7では彼に仕事を依頼している。
重度の警察フェチで警察イメクラに通い、そこの嬢であった麗美を公私のパートナーとしている。その後、足を洗い[8]、自ら凝りに凝った警察イメクラを経営している(21#3)。
仁王
高校生。後にプロレスラー。初登場は『仁王見参』(7#8)
益田
ハタ師。初登場は『タブーの乾山』(8#1)
藤原いづみ
ゲイクラブのママ。初登場は『書道・衆道』(8#6)
千手計(せんじゅ はかる)
声 - 山口勝平
時計師で、超高級機械式時計専門店「千手堂」の店主。初登場は『千手堂の男』(9#2)
やや神経質で世間慣れしていない青年。世界的なクォーツ時計メーカー「オイスター」の御曹司で幼少より時計に接し、父に才能を見込まれてスイスで時計師修行をした経験を持つ。その腕前は機械式時計にも詳しい藤田を驚嘆させるほどの物だが、高級な機械式時計に拘るあまり、クォーツ時計である父の会社を継ぐ気はなく、帰国後に自らが製作した時計を売る「千手堂」を開いていた。時計自体の価格が高い上に(サラに売ったもので300万円)、真に時計の価値を知る客でなければ売らないという頑迷なポリシーのため、店は閑古鳥が鳴いている。
自分の時計を一目で気に入り、大金をポンと払ったサラに好意を抱く。そのため、藤田にはライバル心を抱いており、最初のロレックスの組み立て勝負では、その腕を認めつつも、わざとネジを隠すという姑息な真似をしてしまう。しかし、父との確執を藤田のおかげ(伝説の懐中時計「マリー・アントワネット」の復刻)で解消でき、以降は、変わらずサラに恋慕しつつも(13#8)、藤田の依頼を受けるなどしている(17#1など)。
高倉隼人(たかくら はやと)
声 - 大川透
八曲署の生活安全課の刑事(警部補)。初登場は『TIN TOY刑事(デカ)』(10#3)。ただし端役としては『イタチの辰蔵』(10#1)で登場。
ブリキ玩具に目がない大柄のベテラン刑事。趣味面では情けない姿を見せることもあるものの、刑事としては非常に優秀。公式には生活安全課の刑事だが、作中では窃盗犯(10#1)や殺人犯(27#1)の捜査をしていることもある。
地蔵
高級料亭「望月」の主人。初登場は『地蔵現る!』(14#5)
丸顔で額に白毫を思わせる黒子があり、また肥満体であるため、名前の通り地蔵に見える中年男性。高級料亭の主人らしく風雅を地で行く趣味人で、現代の孟嘗君といった懐の広さを持ち合わせており、美術界や芸術家のみならず、泥棒などいかがわしい人間とも広く交際する。美術品に一定の見識はあるが、一流の目利きでないことを自覚しており、その徳の高さから美術界で非常に人望が篤い。「私は目利きとしては二流だが、一流の人間を見抜く目はある」が持論。藤田の卓抜した美術センスを高く評価しており、後ろ暗い商売から足を洗ってまっとうな画商になってほしいと願い、折に触れて藤田を諭そうとする。同様に国宝の五重塔再建に奔走する知念を「国士」と評して協力を申し出たこともある。怪しげな人物まで包容してしまうのか、人徳はあれど高潔とは言い難い。犬塚墨堂は父親かつ高名な陶芸家だが、幼くして両親が離婚したため母方で育てられた。現在は認知症になった父親を介護している。
美鈴
横浜にある西洋アンティーク専門店「スワン」の店主である老婆。初登場は『かくも長き不在』(16#6)
ジャン・ポール・香本(ジャン・ポール・こうもと)
声 - 速水奨
調香師。香道の家元。初登場は『奈翁(ナポレオン)のオー・デ・コロン』(18#2)
「鼻(ネ)」と呼ばれる香りのプロフェッショナル。常人離れした鋭敏な嗅覚を持ち、体臭からその人の健康状態を把握したり、アロマテラピーに関しても相当な知識と腕前を持つ。世界的に著名な調香師でもあり、絶世の美男子でもある。縛られるのを嫌う一匹狼で古い日本家屋に独居している。その探究心は狂気と紙一重。藤田の体臭を「カニ臭い」と称して嫌い、フェイツェイとサラの体質による体臭を「たぐいまれなる高貴な香りだ」などと言い、サラにはしつこくつきまとった。ワサビなどの刺激臭が大の苦手。
ロジャー・ワーナー
声 - 大塚芳忠
ロンドン警視庁美術骨董課の捜査官。初登場は『似た者どうし』(18#5)。
オカッパ頭で個性的な顔立ちの中年男性。盗難に遭った美術品の捜査・回収の専門捜査官であり、一流美術館のキュレーター並の知識や鑑定眼を有し、特に西洋絵画に対する造詣が深い。職務以上に、名画に会えることを楽しみにしている面もあり、その能力と美術品への熱意は藤田からも認められる。
捜査では巧みな変装でバイヤーなどに扮し、悪質ブローカーと接触する。変装する人物は様々おり、それぞれ個々の設定に余念がない。『二重奏』(21#2)では、普段のオカッパ頭もカツラで、変装のために坊主にしているシーンも描写される。
宮森
アニメやゲームのメカニックデザイナー。初登場は『カリスマ真贋』(22#4)
ハンス・ポッセ
ドイツ人。ナチス略奪品の調査・回収を行う「カナン・ファウンデーション」の弁護士。初登場は『20世紀より来た刺客』(24#2)。
その徹底的なナチス略奪品の調査・回収によって「Wolf(ドイツ語で狼)」の異名で恐れられる青年。美術への造詣が深い。かつてナチス政権下で美術品収集を行った同名のハンス・ポッセの孫で、贖罪のためにあえてその名を名乗っているという。特に職務意識を超えて第一級の美術品に心を踊らせてしまうことを、美術に溺れ戦争犯罪に加担した祖父と同じだとみなし、強く自身を律しようとする。
ニコライ・カプスチン / G・D
総統美術館の構成員(後に館長、G・D)。初登場は『ジョコンダの姉妹』(25#6)。
無愛想な小柄な中年男性。ロシア人。元はサンクトペテルブルク・エルミタージュ美術館の優秀なキュレーターであったが、ソ連崩壊の余波で真っ先にクビになる。その後、画商というよりブローカーのロトチェンコに拾われ、彼の右腕として暗躍する。ロトチェンコが、総統美術館の設立を目指すナチ残党の協力者だったことから、カプスチンも総統美術館のために尽力する。卓越した美術知識と、芸術という魔に取り憑かれており、ロシア人ながら、先代より後継者に指名され、G・Dを名乗ることも多い。

各話一覧

タイトルの太字はその巻の表題作

タイトル 主題や鍵となる美術品 備考
1 1 贋作画廊(ギャラリーフェイク) モネの「つみわら」
2 前後編 傷ついた「ひまわり」 ゴッホの「ひまわり」、古信楽「柴庵」 サラ、三田村、賀茂が初登場
3 北斎の市 葛飾北斎 轟が初登場
4 孤高の青 岩群青(藍銅鉱)
5 触覚の絆 ブロンズ像
6 13人目のクーリエ ラファエロの「聖母子像」、クーリエ カルロスが初登場
7 落とすのは誰だ!? ピカソの「マテルニテ」の習作、リアトリビューション、オークション
8 消えた黄金仏 虚空蔵菩薩
9 影武者の宴 現代アートのプロモーション
2 1 愛国者のトリック 雪舟の水墨画、相剥 黒川が初登場
2 監獄のミケランジェロ 天井画(フレスコ)
3 ターバンの女 フェルメール、メーヘレン、「ターバンの少女」
4 岸田劉生の肖像画、美術品運搬 菱沼、徳川が初登場
5 大いなる遺産 マン・アボット(架空の人物)の原始美術
6 混沌(カオス)の国にて ルノワール「音楽会にて」
7 火難あり 安川一平(架空の人物)の曰く付き絵画
8 前中後 ジョコンダの末裔 モナリザ エリザベータが初登場
3 1 驕れる円空 円空の贋作木仏 長谷が初登場
2 質屋とマティス アンリ・マティス
3 モンパルナスの"秘宝" モディリアニ
4 アレゴリー(寓意)のあらう風景 リュバン・ボージャンの「チェス盤のある静物」
5 海底に眠る夢 南京カーゴの引き揚げ品 ラモスが初登場
6 浮世絵の魔力 浮世絵(春画)
7 前後編 林檎を持つ女神(ヴィーナス) ミロのヴィーナス みちるが初登場
8 国宝の守り人 光悦の茶碗、国宝・重要文化財の指定 知念が初登場
4 1 『展覧会の絵』を追え!! ヴィクトル・ガルトマン、ムソルグスキー
2 前後編 ナイル盗掘ツアー ハトシェプスト女王のミイラ 吉岡が初登場
3 二つの相続 ドガの踊り子、美術品の相続
4 魔鏡とシリコン 金属鏡(魔鏡)
5 馬鹿印のバカ一 版画、複製版画(エスタンプ)
6 蝶々夫人の島 蝶標本
7 談合のゆくえ 交換会、セザンヌの「サント・ヴィクトワール山」
8 迷宮のキリコ ジョルジュ・デ・キリコ、オスカル・ドミンゲス
9 狙われた天守閣 刀剣、入札鑑定、バーンズ・コレクション
5 1 前中後 翡翠(フェイツイ)の店 ホープ・ブリュー、ミステリークロック 翡翠が初登場
2 レンブラント委員会の挑戦 レンブラント
3 イングランドの根付 根付
4 前後編 ペルシャの秘宝 ラスター彩陶 カジムが初登場
5 学芸員物語 学芸員、ルノアールの「ガブリエルとココ」
6 『道成寺の怪』 道成寺、能面、石川竜右衛門、月の小面
7 わが谷は灰色なりき ミレー
6 1 窓際の番人 クリムトの「アダムとエヴァ」
2 前後編 黄金郷(エメラルド)への誘い 翡翠の彫像、古代マヤ
3 二人の嫌われ者 美術評論 舟越が初登場
4 五爪の龍 清朝時代の粉彩龍紋瓶
5 上海の青銅 呉王の名剣 前話の続き
6 呉越相愛 前話の続き
7 ピカソの鳥 ピカソの泣く女
8 縄文土面 縄文時代の土器の面
7 1 天国の窓 イコン、東方正教
2 草原(サバンナ)の巨匠 ティンガティンガ
3 タイムリミット ルネ・ラリック、蜻蛉の精、ガレ
4 シカゴ「アンダーグランド」ブルース アル・カポネ
5 ニンベン師 偽札造り 木戸が初登場
6 前後編 落水荘異聞 F・L・ライト、落水荘
7 始祖鳥第三標本 始祖鳥の化石、ヒエロニムス・ボッス
8 仁王見参 東大寺仁王像、運慶 仁王が初登場
8 1 前後編 タブーの乾山 乾山の皿(佐野乾山) 益田が初登場
2 ニンベン師再び! パチンコ、裏ROM、封印シール
3 真珠と少年 ゴーギャン、ブファルツ真珠
4 森の香り 家具作家、ハンス・J・ウェグナー
5 前後編 神々の宝石 ヒンドゥーの神像、オルロフ
6 書道・衆道 良寛の書 藤原が初登場
7 仮想美術館 ルノワールの「都会の踊り子」
9 1 色彩医院 カラーセラピー
2 前中後 千手堂の男 ブレゲのマリーアントワネット 千手が初と魚錠
3 刃(やいば)物語 カスタムナイフ(ラブレス)、国光の短刀
4 されど額縁 額縁、ティツィアーノの「ダナエ」
5 湯乃華と雪乃華 雪輪文様、雪華文様
6 ガウディズ・ゴースト ガウディ、ジュジョール
7 野外美術館始末記 彫刻美術館、ロダン
10 1 イタチの辰蔵 日蓮上人の十界曼荼羅 高倉が初登場
2 前中後 退廃都市 退廃芸術、エゴン・シーレ、ヒトラー
3 TIN TOY刑事(デカ) ブリキ玩具(ティン・トイ)
4 山水の星 相阿弥の山水図屏風
5 Making of the "raisonne"(レゾネ) レゾネの作成
6 前中後 ロンドン編#1:レディー・サラ
ロンドン編#2:Propose to you ダーウィンの植物標本
ロンドン編最終話:プレシャスレディー ウィリアム・ターナー
11 1 からくり奇譚 蟹の盃、三番叟
2 贋作紳士 滝川太郎
3 砂漠の大画廊 莫高窟
4 八点鐘 ウィンズロウ・ホーマー
5 バブル再訪 バブル時代の蔵入り美術品
6 萩焼のこころ 萩焼
7 ダディ・ベア テディ・ベア
8 伊万里の道(イマリ・ロード) 古伊万里
9 顔のない自画像 佐伯祐三
12 1 女神の憂鬱 ヌードモデル
2 城下の棋士 加賀蒔絵の将棋盤
3 地震観音 地震観音、美術品保護
4 地図は導く 古地図、アルキメデスの地球天球儀
5 前後編 贋作王・バスティアニーニ バスティアニーニ
6 地下墓所(カタコンベ)のアリア ダ・ヴィンチのリラ
7 下戸 上戸 ぐい呑み、皮鯨
8 梅雨晴れの日に ジッポー、ベトナムジッポー
13 1 カンボジア クエスト クメール古美術
2 連立不当方程式 ゴッホ、フラタクル(カルマン渦)
3 左官魂 ポンペイの彫像、左官、鏝絵
4 聖なる宝石 ティファニーのアイリス
5 メトロポリタンの一夜 美術館パーティ、裏方
6 化石をめぐる人々 恐竜の化石、模型復元
7 修復家の館 ゴヤの「アルバ公爵夫人」
8 "アンティーク・オルゴールで子守唄を" アンティークオルゴール(シリンダーオルゴール)、リボルバーボックス
14 1 サラと知念と 変わり兜
2 税金天国(タックス・ヘブン) 相続、公益法人
3 罪深きヴァンゲリス ギリシアの彫刻、ゼウス神殿の神像
4 高麗と李朝 高麗青磁、李朝の白磁
5 地蔵現る! 肉筆浮世絵 地蔵が初登場
6 前後編 放蕩息子の帰還 ハップフェルド・フォノリスツ・ヴィオリナ、ヴァイオリン自動演奏楽器
ストラディバリウス、ジャコモの聖書、ギブソン・レスポール・スタンダード
7 人形は見ていた アンティークドール、ブリュ、ジュモウ
8 波天奈(はてな)の茶碗 はてなの茶碗
15 1 人魚姫の海 コペンハーゲンの人魚姫の像、フローラダニカ
2 戦場に消ゆ ベトナム戦争、戦場写真
3 王様と乞食 金唐紙、平賀源内
4 仮面を掘りおこす者 仮面
5 三つの鞄
6 半分と半分(ハーフ アンド ハーフ) カルパッチオ
7 紙は応えてくれる。 越前和紙
8 皇帝と貧者のための卵 ロマノフのイースターエッグ
9 加州昭和村 生活骨董
16 1 わたしを宇宙に連れていって
2 前後編 花と器 華道
3 革命に死す ゲバラのヒュミドール
4 草原のブッダ ザナバザルの仏像
5 黒い画商たち
6 かくも長き不在 ジノリのコーヒーポット(白鳥のコーヒーポット) 美鈴が初登場
7 生贄 アンデスのミイラ
8 この胸にときめきを・・・ クラナッハ
17 1 ルナティック・ルナシー 安藤広重、ブランバンの1735
2 堕天使の聖夜 ウィリアム・ブレイク
3 ペン先の値段 蒔絵万年筆
4 前後編 東方の三国士 百万塔の陀羅尼経
5 前中後 トンパ・ミステリー ジョセフ・ロックのトンパ経典
6 キャラ立ちぬ 根付
18 1 館長三昧 ファシリティ・レポートの作成、館長業務
2 奈翁(ナポレオン)のオー・デ・コロン ナポレオンのコロン 香本が初登場
3 アスパラガスの皿 アール・ヌーヴォー様式のドームランプ、バルボティーヌの皿
4 宝探し同好会(トレジャーハンタークラブ) 埋蔵金の発掘・取得
5 似た者どうし ドラクロワの「アルジェの女」 ワーナーが初登場
6 素顔のマリー マリー・ローランサン
7 前後編 サバイバル・イン・サハラ サハラの岩絵
19 1 当世質屋物語 リサイクルショップ
2 蘇るアール・デコ アールデコ
3 箪笥の中に 和箪笥(車箪笥)
4 パリスの審判 ルーベンスの「パリスの審判」、ヤコブ・ヨールダンス
5 ショパンの心臓(ハート) 聖十字架教会のショパンの心臓
6 前中後 楊貴妃の香 正倉院のガジン香炉
20 1 同行三人
2 イヤー オブ ザ ドラゴン 地動儀
3 注文の多い家庭教師 ハルス
4 パサージュをぬけて 額面落ち切手
5 聖女の鎧 ジャンヌ・ダルクの鎧
6 オークションの罠 ルノワールの「花籠を持った少女」
7 KYOTO POP 京の町家、坪庭、ポップアート、曼荼羅
8 from the North Hotel エドワード・ポッパー、ペニーバンク
21 1 前中後 清香(チンシャン)茶会 玉(ぎょく)、清明上河図
2 二重奏 フェルメールの「合奏」
3 ニンベン師の逆襲 クレジットカードのスキミング
4 花と3(みつ)ばか 生物標本
5 雨宿り ゴッホ、ゴーギャン
6 43分の1営業所 ミニカーのコレクション
22 1 ニューメキシコの青い空 インディアン・ジュエリー
2 ニューヨークの散歩
3 百価展覧会 デパートの美術館
4 カリスマ真贋 現代アート(ジャパニーズサブカルチャー) 宮森が初登場
5 和と美 副島種臣の書
6 前中後 メソポタミアを統べる者 ウルの王室ゲーム、ブリューゲルのバベルの塔、ニネヴェの図書館
23 1 リング・RING・指輪(リング) コッホコレクション、「イエスの生誕と羊飼い人の告知」
2 古裂の華 古裂
3 落人たちの宿 永仁の壺、旧石器捏造事件、神代文字
4 来るべき世界 ボナール、ロボットペット
5 SWEET TRAP ラトゥール
6 古書の狩人たち 古書、背取り
7 もうひとつの鳥獣戯画 鳥獣戯画 菱沼が死亡
8 泥の河 バンチェンの壺
24 1 花観る人々 尾形光琳の花見重
2 20世紀より来た刺客 ナチスの略奪美術品回収、ゴーギャンの「姉妹」 ポッセが初登場
3 エルミタージュの女帝 大美術館の別館計画、ブノワの聖母
4 鬼平の十手 長谷川平蔵の十手
5 カッパドキア・CUBE(キューブ) カッパドキアの地下都市、映画のCUBE
6 湿度 長谷川等伯の松林図
7 美神法廷(ミューズ・コート) アルブレヒト=デューラー
8 前後編 千鳥香炉 千鳥香炉、組香
25 1 カメオ=貴婦人(レディ) カメオ
2 "残暑絵金見舞" 絵金祭り
3 胡桃の兵隊 アフガンの仏教美術
4 迷わざる子羊 クローン
5 浮世不景気風呂 伊藤若冲
6 前中後 ジョコンダの姉妹 モナリザ、ラファエロの円柱 カスプチンが初登場
7 ジョコンダの劇場
26 1 ちゃぶ台の値 ちゃぶ台
2 激闘!放れ独楽 ベーゴマ、子供向けのトレーディングカード
3 乾いた空 アフリカNGO
4 近いの錠(ロック) 錠前
5 老人は美術館を目指す 美術館のシニアボランティア、南宋画の毛松
6 偽藤田営業日記
7 上海蓮華窯炉 哥窯青磁
8 サトゥルヌスの子供たち ゴヤの「我が子を喰うサトゥルヌス」
27 1 似顔絵の陥穽 似顔絵
2 修復するは我に有り 絵画の修復技術
3 本日快晴ナリ 和傘
4 コーカサスの虜囚(とりこ) ネアンデルタール
5 知念、危機一髪! 弥勒像
6 最後の一夜
7 裏切りの2000GT トヨタ2000GT
8 風鈴をしまう日 ガラス工芸
28 1 ハワイの万華鏡 ブリュースターの万華鏡
2 オリエント急行オークション ワゴン・リ社の1928年製寝台特急
3 聖林皇帝 映画批評サイト(インフルエンサー)
4 カムバックの男 宝珠(オーブ)
5 生きているオフィーリア ミレイの「オフィーリア」
6 欠けた柿右衛門 柿右衛門の猪口
7 幸福の王子 サラ・ベルナールのブレスレット「クレオパトラ」
29 1 リンシードのいたずら ルーベンスの「麦わら帽子の女」
2 父の値段 キャリバー20、クロノグラフ
3 Part1~5 メキシカン・センチメンタル・ジャーニー 水晶ドクロ、フリーダ・カーロ
4 器くらべ
30 1 美しきことは カラバッチョ
2 稚児迷走 祇園祭、山鉾巡行の屏風祭
3 蛇口 地元名士の絵画
4 停電来る。 江戸時代のうちわ式扇風機
5 赤ずきんちゃん、ご用心! ルナちゃん人形(リカちゃん人形)、シュタイナーの西洋人形
6 鳥籠酒家 清朝末期の鳥籠
7 破戒
8 シルクロードからの土産 仏頭(アフガンの略奪品)
31 1 ジョージ・ワトソンの拳銃 フリントフロック式拳銃
2 おそるべきドガ ドガの「舞台の踊り子」「アプサント」
3 しあわせのトンボ とんぼ玉
4 貴婦人のセル 香水瓶(フランコン・ド・セル)
5 薔薇と怠惰(ローズ・アンド・ルーズ) ボッティチェッリの「ヴィーナス」
6 病院のカベ ゴッホの「星百夜」
7 端皿 豆皿、欠けた骨董
8 エアーズ・ロックの主 オパールの化石、エアーズロック
32 1 有罪か無罪か?(ギルティ オア ノットギルティ) 行政改革に伴う国立美術館の民間への移行
2 生キタ、カイタ 村山槐多
3 終着駅 ブリキのボンネットバス
4 銀の匙 銀食器
5 最終エピソード フジタ窮迫す!
6 呪われた左腕
7 "かまえ犬"
8 ベールの向こうのサラ
9 虎口
10 駱駝の王国
11 宝の鍵
12 香水と三人の賢人(マギ)
13 最後の審判
33 1 忘れられた一夜
2 前後編 ガレキの街の美術商(ディーラー) 東日本大震災、大規模災害地の美術品
3 Part1~4 "アンソールの男" アンソール
4 九鼎の行方 九鼎

WEBドラマ

ビッグコミックスピリッツの運営するサイト「SPINET」で配信されていた有料制の会員制コンテンツで、FLASHを使用した音声コミック。会費は月額1000円(税別)で一ヶ月間閲覧できる「月額会員」と、一日250円で閲覧する「日額会員」があった。全18作品[9]

アニメ

スタッフ

主題歌

「ラグタイム」(1話 - 25話)
作詞・作曲 - 武藤昭平 / 編曲・歌 - 勝手にしやがれ
「ビューティフルライフ!」(26話 - 最終話)
作詞 - 山口進 / 作曲 - OUTLAW / 編曲 - OUTLAW & 片岡大志 / 歌 - OUTLAW
エンディングテーマ
「思い過ごしの効能」(1話 - 12話)
作詞 - 田村キョウコ、砂田和俊 / 作曲 - 田村キョウコ / 歌 - サンタラ
「だから、私は歌う」(13話 - 25話)
作詞 - 白木裕子 / 作曲・編曲・歌 - ナチュラル ハイ
  • 第29話の挿入歌としても使用。
「Anything For You」(26話 - 最終話)
作詞 - Pushim / 作曲 - Pushim、H Tanaka、T Watanabe / 編曲 - Pushim、Tanoo.、T Watanabe / 歌 - PUSHIM

各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 放送日
1 贋作画廊の男 十川誠志 西森章 三宅雄一郎 水谷麻美子
をがわいちろを
2005年
1月8日
2 傷ついた『ひまわり』 がんどうやちゆき 渡辺伸弘
水谷麻美子
1月15日
3 13人目のクーリエ 冨岡淳広 菊池一仁 高梨光
藤原未来夫
1月22日
4 美神法廷(ミューズコート) 笹野恵 麦野アイス 福島一三 野道佳代
山崎正和
1月29日
5 消えた黄金仏 十川誠志 横田和喜 高梨光
高乗陽子
2月5日
6 翡翠(フェイツィ)の店 高梨光 谷田部勝義 清水博幸
藤原未来夫
2月12日
7 レンブラント委員会の挑戦 笹野恵 西森章 山内東生雄 ハットリマスミ 2月19日
8 父の値段 冨岡淳広 松園公 宮澤通浩 浜津武広 2月26日
9 黄金郷(エルドラド)への誘い 中瀬理香 福島一三 平田豊 増谷三郎
山崎正和
3月5日
10 幸福の王子 十川誠志 桐生勇作 神崎ユウジ 石井久志 3月12日
11 戦場に消ゆ 笹野恵 谷田部勝義 藤原未来夫
箕輪悟
3月19日
12 生きているオフィーリア 冨岡淳広 松園公 喜多幡徹 鈴木信一 3月26日
13 監獄のミケランジェロ 中瀬理香 山崎理 明珍字作 4月2日
14 パサージュをぬけて 笹野恵 ふもともも 山内東生雄 藤原未来夫
高乗陽子
4月9日
15 二重奏 愛植男 伊藤真朱 浜津武広 4月16日
16 楊貴妃の香 中瀬理香 高梨光 木下ゆうき 増谷三郎
洪淳鎬
4月23日
17 からくり奇譚 冨岡淳広 横田和喜 大宅光子 谷口守泰
吉本拓二
4月30日
18 地図は導く 笹野恵 松園公 山崎理 明珍宇作 5月7日
19 知念、危機一髪! 中瀬理香 前園文夫 鈴木信一 5月14日
20 山水の星 冨岡淳広 伊藤真朱 浜津武広 5月21日
21 千手堂の男 がんどうやちゆき
愛植男
がんどうやちゆき 堀内博之
佐々木敏子
水谷麻美子
箕輪悟
5月28日
22 エルミタージュの女帝 千田拓史 吉田英俊 木下ゆうき 洪淳鎬 6月11日
23 レディー・サラ(前編) 中瀬理香 高梨光 早川啓二 坂巻貞彦
佐々木敏子
水谷麻美子
6月18日
24 レディー・サラ(後編) 清水聡 明珍宇作 6月25日
25 雨やどり 愛植男 上條修 服部益実
箕輪悟
7月2日
26 ジョコンダの末裔(前編) 岩上敦宏 三宅雄一郎 麦野アイス 藤原未来夫 7月9日
27 ジョコンダの末裔(後編) 箕ノ口克己 箕輪悟
高乗陽子
増谷三郎
大塚八愛
後藤孝宏
7月16日
28 顔のない自画像 小松田大全 福本潔 高橋典子
吉田優子
7月23日
29 古裂の華 島田満 吉田英俊 清水聡 明珍宇作 7月30日
30 サバイバル・イン・サハラ 千田拓史 鈴木吉男 箕輪悟
上條修
高乗陽子
8月6日
31 孤高の青 岩上敦宏 麦野アイス 箕輪悟
上條修
高乗陽子
8月13日
32 “アンティーク・オルゴールで子守唄を” 島田満 がんどうやちゆき 早川啓二 坂巻貞彦 8月20日
33 残暑絵金見舞 千田拓史 桑名郁朗 小松田大全 桑名郁朗 8月27日
34 神々の宝石 岩上敦宏 吉田英俊 清水聡 明珍宇作 9月3日
35 修復するは我にあり 吉田英俊 松尾慎 9月10日
36 ハワイの万華鏡 笹野恵 上條修 箕輪悟
佐々木敏子
9月17日
37 メトロポリタンの一夜 千田拓史 つるやまおさむ 山崎理 藤原未来夫
箕輪悟
9月24日

放送局

放送地域 放送局 放送日時 放送日遅れ
関東広域圏 テレビ東京(制作局) 土曜 24時55分 - 25時25分 -
大阪府 テレビ大阪 土曜 25時30分 - 26時00分
日本全域 BSジャパン 日曜 24時30分 - 25時00分 1日
福岡県 TVQ九州放送 月曜 26時25分 - 26時55分 2日
岡山香川県 テレビせとうち 火曜 25時40分 - 26時10分 3日
愛知県 テレビ愛知 水曜 25時58分 - 26時28分 4日
北海道 テレビ北海道 水曜 26時30分 - 27時00分
日本全域 アニマックス 木曜 22時30分 - 23時00分 33日
  • アニマックスでは放送開始前に特別番組を放送。内容は作品概要に加え、制作発表会の模様や主要声優に加えてナレーションの石坂浩二へのインタビューなど。

放送事故

テレビ大阪にて、2005年8月20日放送分で、誤って過去に放送した回(第24話)を放送。翌週8月27日に第32話、第33話を連続放送することで対処した。

ゲーム

その他

  • 美味しんぼ』第53巻「遺産の真価」にて、山岡士郎の知り合いで富岡鉄斎の絵を鑑定する役として、藤田という名の美術商が登場する。この回では「美術品の真贋」にかけて台湾素食が紹介されている。
  • サラの肌の色は原作では褐色、アニメ版では肌色に近い色。
  • 藤田とサラは「ダブル・フェイス」にカメオ出演している。
  • 「始祖鳥第三標本」の回において、BCF仮説が「学会の主流」として解説されている。

脚注

  1. ^ a b 同書への収録を前提として描かれた。
  2. ^ “SPINET”. SPINET. オリジナルの2003年2月17日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20030217123817/http://spi-net.jp/ 2018年10月1日閲覧。 
  3. ^ 養育費を工面している
  4. ^ ギャラリーフェイク 31巻 ART.6 病院のカベ. 小学館. ISBN 978-4091873910. 
  5. ^ 本物の銃声に近い仕掛けあり。数種類あるようでライター型、水鉄砲型などエピソード毎に機能も異なる。
  6. ^ 部屋の中は狭いうえに散らかり放題。
  7. ^ 整体師から「体は50歳代」などと言われた
  8. ^ 足を洗ったというが、27#5や27#7では偽造を行っている
  9. ^ “SPINET”. SPINET. オリジナルの2003年8月5日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20030805223104/http://spi-net.jp/ 2018年10月1日閲覧。 

外部リンク

テレビ東京 土曜24:55枠BSジャパン 日曜24:30枠
前番組 番組名 次番組
ギャラリーフェイク