ドラえもん 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜
ドラえもん 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜 | |
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監督 | 八鍬新之介 |
脚本 | 清水東 |
原作 | 藤子・F・不二雄 |
出演者 |
レギュラー 水田わさび 大原めぐみ かかずゆみ 木村昴 関智一 ゲスト 小林ゆう 飯塚昭三 COWCOW 夏目三久 小栗旬 |
音楽 | 沢田完 |
主題歌 | Kis-My-Ft2「光のシグナル」 |
製作会社 | 映画ドラえもん制作委員会 |
配給 | 東宝 |
公開 |
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上映時間 | 109分 |
製作国 |
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言語 | 日本語 |
興行収入 | 35.8億円[1] |
前作 | ドラえもん のび太のひみつ道具博物館 |
次作 |
ドラえもん のび太の宇宙英雄記(シリーズ) STAND BY ME ドラえもん(番外) |
『ドラえもん 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜』(ドラえもん しん・のびたのだいまきょう ペコとごにんのたんけんたい)は、2014年3月8日に公開された日本のアニメ映画。映画ドラえもんシリーズ通算第34作(アニメ第2作2期シリーズ第9作)。
キャッチコピーは、「DORAEMON THE WONDER LAND 2014」「誰も見たことのない地球最後の「秘境」へ」「冒険がある。仲間がいる。」「まだ誰も見たことのない地球最後の秘境で、神秘の大冒険が始まる!」。
概要[編集]
テレビアニメ第2作2期声優陣としては第9作目で、1982年3月13日に公開された『ドラえもん のび太の大魔境』のリメイク。藤子・F・不二雄生誕80周年、テレビアニメ35周年記念作品となっている。
スタッフ[編集]
監督はテレビシリーズの演出を手がけてきた八鍬新之介が初監督を務める。前作『ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』に引き続き、脚本は清水東、キャラクターデザインは丸山宏一が担当し、前作では不在だった総作画監督に『ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜』でキャラクターデザインを務めた大城勝が登板している。また、演出は『ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』より担当していた山岡実から、テレビシリーズおよび映画で作画監督や原画を務めてきた岡野慎吾に交代し、美術監督もテレビシリーズを担当してきた清水としゆきが務めている。清水が映画ドラえもんで美術監督を務めるのは『ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』以来10年ぶりとなる。
ゲスト声優[編集]
2013年12月26日に、お笑いコンビのCOWCOWが応援隊長として就任、同時に当作品にゲストとして出演することが決定[2]。さらに2014年1月22日にはゲスト声優の追加が発表され、サベール役に『のび太と奇跡の島』で出演経験のある小栗旬、スピアナ姫役はフリーアナウンサーの夏目三久が演じることが決定した。
作風[編集]
第2期映画シリーズとしては『ドラえもん のび太の恐竜2006』と同じくドラミが登場しない作品でもある。ドラミの未登場も含め、これまでのリメイク作品のような主要な新キャラクターは後述のバーナードとブルテリの2人であるが、この2人はモブキャラクターに多少の個性が付いた程度であり、主要完全オリジナルキャラクターは登場しない。これについて監督の八鍬は「新しいキャラクターを加えるよりも原作に描かれているキャラクターを深く掘り下げていく」[3]とし、中心となるジャイアンやペコたち登場キャラクターの心情や、舞台となるバウワンコ王国の情景描写などを新たに描き込んでいる。物語もほぼ原作(大長編ドラえもん)を踏襲した展開をしており、これまで主要新キャラクターや新展開という大幅なアレンジを取り入れて制作された過去のリメイク作品と比較すると一線を画す作りとなっている。
テレビシリーズおよび原作とのつながりを感じさせる要素も特徴で、これまでの映画作品ではキャラクターデザイン・背景美術がテレビシリーズと作風の差別化が図られていたが、本作ではテレビシリーズとほぼ同様の作風で描写されている。音楽面では各キャラクターソングのアレンジBGMや、オープニングテーマ『夢をかなえてドラえもん』の合唱バージョンが流され、本作のオリジナルシーンである夜中にのび太とペコが会話する場面では、のび太が「な、なんと!!のび太が百点とった!!」[4][注 1]を思わせる話をしている。またリメイク同様、未来から本編終了後のドラえもんたち5人が助っ人として加わり、「10人の外国人」が成立する。そのため終了時には5人が前述通り、過去の自分たちに助っ人として応援に行くところで話は終了するため、物語の冒険は終わらずに終了する。
その他[編集]
『ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』以来7年ぶりに、オープニングアニメーション内でタイトルロゴが表示された。また、『のび太の新魔界大冒険』を除くリメイク作品同様、今作自体の漫画版は描かれておらず、その代わりに発表されていたアナザーストーリーである超特別編も描かれておらず、第1期を含めると『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』[注 2]以来、映画に関する新作ストーリー漫画が描かれない作品となった[注 3]。
エンドロールでは、藤子プロのクレジット表記の隣に、社名ロゴタイプが映画ドラえもん史上では初めて使用された[注 4]。また、「おわり」の文字が『ドラえもん』のロゴタイプを模した意匠が凝らされている。
2014年6月14日には上海国際映画祭に本作が出品され、衡山電影院で行われた舞台挨拶には監督の八鍬と声優の水田わさびが登壇した[5]。
これまではDVD、ブルーレイは通年12月に発売されていたが、2014年は『STAND BY ME ドラえもん』の公開(8月8日)に合わせる形で8月6日にスペシャル版、通常版がDVD、ブルーレイそれぞれで発売され[注 5]、本作以降も8月上旬に発売されるようになる。また、『ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』で登場したDVDとブルーレイが同封されたファミリーパックは本作以降発売されない。
おまけ映像[編集]
第2期映画シリーズでは恒例となった、エンドロール後のおまけ映像の内容は、ドラえもんの鈴に星が重なり、赤いマスクを身に付けたドラえもんのシルエットが映し出されるというもので、宇宙を背景に2015年春の公開が告知された。その後、『ドラえもん のび太の宇宙英雄記』であることが正式に発表された。おまけ映像後は「春ドラの次は、夏ドラです。」というキャッチフレーズとともに、『STAND BY ME ドラえもん』[注 6]の予告映像が流された。
興行成績[編集]
全国361スクリーンで公開され、2014年3月8、9日の初日2日間で興収6億35万6700円、動員53万554人となり、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第1位を記録[6]。また、ぴあの調査による初日満足度ランキングでは満足度92.0を獲得し、第1位となっている[7]。翌週に「アナと雪の女王」に首位を阻まれても、4週連続で2位をキープした。最終興行収入は35億8000万円だった[8]。
テレビ放送[編集]
2015年3月6日に、次作『のび太の宇宙英雄記』の公開を記念して、『クレヨンしんちゃん』との合体3時間SP『ドラえもん・クレヨンしんちゃん 春だ!映画だ!3時間アニメ祭り・第2部』(19:35 - 21:48)で地上波初放送された[注 7]。
回数 | テレビ局 | 放送日 | 放送時間 | 放送分数 | 視聴率 | |
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1 | テレビ朝日 | 2015年3月6日 | 19:35 - 21:48 | 133分 | 11.7% |
- 視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。
あらすじ[編集]
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夏休みのある日、ジャイアンが計画を立ていつもの5人と、のび太が空き地で偶然拾ったペコを連れ、謎の巨神像があるというアフリカの秘境 “ヘビー・スモーカーズ・フォレスト” を目指して出発した。
初日、探検ムードを出すために、ドラえもんのひみつ道具を使用し、アフリカのジャングルで猛獣たちと戦いスリルを味わいながらハラハラドキドキの入り混じる楽しい大冒険をする[注 8]。そして夕方、冒険の後は一旦空き地に戻った一行だが、ジャイアンは逆に猛獣たちから襲われる役ばかりで探検ムードと見せ場を奪われご機嫌斜めになって家に帰ってしまう。その夜、ジャイアンは自身の部屋で幻の巨神像を目の前にする。巨神像はジャイアンにマイネームで書いた宝の地図を授けて消えていった。
そして次の日、一行はそのマイネームで書いた宝の地図をジャイアンに見せられて半信半疑であるが、再び魔境の大冒険へ出発する前に、「便利なひみつ道具は全部空き地に置いて行こう!!」というジャイアンの提案で、前の日に使ったひみつ道具を全て空き地に置いてから探検を再開し、いよいよ求めていたハラハラドキドキの大冒険が幕を開けた。しかし、冒険が楽しいのと反対に危険な動物も迫ってくる。川では巨大なワニが現れた上、どこでもドアは空き地の粗大ごみと間違われて破壊されて使えなくなってしまい、逃げ場を失った一行は大ピンチ。すると原住民が巨大なワニを退治してくれた。その夜、原住民からこの前の夢見たことの巨神像があるというバウワンコの謎について話を聞き出すことになるが、ジャイアンの神にそむく一言によって怒った原住民から襲われてその場で逃げた。その後はキャンピングハットの中で過ごした一行であるが、ジャイアンは自分自身にも責任を抱えたため、そのことも積み重なりイライラして部屋にこもって号泣してしまった[注 9]。
翌日、ひみつ道具が少ない中で数々の危機を潜り抜けた末に、バウワンコへ向かう途中でペコが突然二足歩行になって話し始める。ペコの正体は、進化した犬の国・バウワンコ王国の王子・クンタックだった。しかし、元王をだまし、王国を支配しているダブランダーは、かつて封印されていた古代兵器を復活させて、王国から世界全体を侵略するための計画を進めたという。
ドラえもんたちはその支配を止め、ペコを助けるために力を合わせて立ち上がる。
声の出演[編集]
- レギュラー
- 旧作同様、彼がメインで活躍も多い。
ゲストキャラクター[編集]
- バウワンコ王国の王子。ダブランダーの陰謀(後述)により、王国から人間界へ流され、日本とアフリカを結ぶ貨物船に迷い込み、日本まで来た。そしてのび太のママが落とした通帳入りのバックを見つけたことでママに認められ、ペコという名前(由来はのび太が会った時は腹ペコだったから)で飼われることとなった。ドラえもん達の冒険にも参加し、王国が近付いた時に正体を明かした。剣の名手でもあり、バーナードとブルテリに襲われていたチッポを剣術を駆使して助けた(原作、旧作とは異なり剣術を披露したのはこの1シーンのみ)。新たに追加されたのび太との会話で父親であろう王を救えず、姫や国民の苦しみに対して無力な自分が指導者にふさわしいのか苦悩していると語っていた。最終決戦後に城のバルコニーからスピアナ姫やドラえもんたちと共に集まった国民たちの声援に応えていた(その代わり、旧作、原作でのパレードがカットされている)。ドラえもんたちとの別れの後、新国王バウワンコ109世として王国の復興への誓いを宣言した。
- チッポ - 坂本千夏
- 両親が武器製造の為に強制徴用されてから何も食べていなかったため、 空腹に耐えかねてバーナードの弁当を盗み食いしてしまい、彼に捕らえられたところをペコに助けられる。その後は、ペコたちに協力していたが、最終決戦を前にペコから両親の元に帰るように諭される。その後、両親との再会を果たし、王子(ペコ)たちがダブランダーに対して立ち上がったことを教えて、国民蜂起のきっかけを作った。ペコとドラえもんたちの別れの場にも立ち会っている。
- ブルスス - 広瀬正志
- 王国の親衛隊長。多数の兵士を相手にするため木を引っこ抜き、振り回すほどの力持ちで、ペコ(クンタック王子)も「国で一番頼りになる男」と信頼している。後述のダブランダーの陰謀により失脚・投獄されたが、王子たちに救助され行動を共にして戦ってきた。最終決戦後に親衛隊長に復帰を果たした。
- コス博士 - 宮澤正
- 古代兵器の研究をしている科学者。ダブランダーの陰謀に協力しており、指揮官として古代兵器を駆使してドラえもん達を迎え撃つも、動き出した巨神像に兵器ごと破壊され敗れる。その後、王子にダブランダーの行き先を問われるとあっさり白状した。
- サベール隊長の腹心で傲慢な兵士ではあるが、実は小心者でもある。最終決戦後にペコ(クンタック国王)の雑用係に降格され、宴会では皿洗いを受け持った。
- クンタック王子の婚約者。王子の無実と生存を信じている。軟禁されながらも、国民のために祈りをささげ大臣にも屈しない気丈な性格であるが、王子と無事に再会を果たした時には涙を流していた。リメイク前とリメイク後では外見が大きく異なる。
- 隻眼の親衛隊長。ダブランダーと結託して後述の陰謀を行い王子を直接手にかけた(剣術で追い込み、結果として崖から落とした)。加えて前任のブルススを失脚させ、その地位につき前述のブルテリ & バーナードを中心とした部下を率いている。その剣の腕は凄まじく、のび太との死闘では持った者を剣の達人にするひみつ道具「秘剣電光丸」を最初のつばぜり合いから2分後にバッテリー切れに追い込み、捨て身に転じて飛びかかったのび太の心臓にとどめを刺しにかかったが、巨人像発動の振動に体制を崩され逆に隙を取られた。その直後にのび太の最上段からの斬撃で兜ごと脳天を一刀両断され、振り向きざまに「見事だ」とのび太を称え倒れる。その後の消息は不明。
- ダブランダー - 飯塚昭三
- バウワンコ王国の大臣。古代兵器を駆使して世界の王となる陰謀のため、国王を殺害し、その罪を王子に着せた張本人。王子がいなくなった後は王国を支配しているが、古代兵器を作るために国民達を強制労働させる暴君振りから国民からの人望は皆無である。またスピアナ姫にも執着しており、執拗に妻になるように言い寄っているが相手にされていない。王国に戻って来た王子が立ち上がって戦い挑んできたが慌てることなく対処してきたが、10人の外国人が揃い巨神像が動き出してからは形勢が逆転してしまい、加えて王子と行動を共にしていたチッポが両親をはじめとする国民にそのことを話したことで一斉蜂起が起こり、次第に追い込まれていき、最終手段としてスピアナ姫を道連れにしようとするが、駆け付けた巨神像が壊した壁の直撃を受けて倒れた。
- シュナウザー(クンタック王子の世話係)- 菅原淳一
- ドール(スピアナ姫の世話係) - 菅谷弥生
- シバ & コリーヌ(チッポの両親) - 柳沢栄治(シバ)、大原さやか(コリーヌ)
- バウワンコ108世 - なし
- 息子であるクンタック王子(ペコ)とスピアナ姫との婚約前夜に、ダブランダーによって王子がプレゼントした杯を用いて暗殺(毒殺)されてしまう。
用語[編集]
- バウワンコ王国
- アフリカ中央付近のジャングル奥地にあり、深い谷に覆われ「ヘビー・スモーカーズ・フォレスト」と呼ばれる晴れることのない霧に覆われた人類とは完全に隔絶された地球最後の秘境。猿が進化して知能をもった外界とは異なり、犬が進化し知能を得た独自の生態系を持つ。5000年ほど前に優れた科学技術や軍事技術を持っていたが、国の平和と安定のために放棄した。なお、科学技術は進歩しているものの、社会構成・文化については人間界の古代ローマに似たものとなっている。
- ヘビー・スモーカーズ・フォレスト
- アフリカにあるザイール(現・コンゴ民主共和国)のコンゴ盆地に存在する秘境。英語で「タバコ好きの森」を意味する名前の通り、上空が常に霧で覆われており、衛星写真でも全く撮影のできない現代の秘境である。ドラえもんのひみつ道具である小型人工衛星の透視機能によって、その内部に謎の巨神像が存在することが初めて確認された。
- 巨神像
- バウワンコの守り神である巨大な像。5000年以上前に古代兵器を封印した初代国王が建造した。起動することにより動かすことができる。言い伝えでは10人の外国人によって起動されるとされている。心臓部を動かして(回転)しまえば、あとは自動的に動くようになる(原作、旧作では、これに加えてペコのペンダントによる操縦も必要である)。
- 古代兵器
- 5000年以上前に王国で封印されていた空飛ぶ船や火を吐く車などの軍事兵器。コス博士により再現され、強制徴用された市民たちによって量産される。
- 遠吠え砲
- 空飛ぶ船によって構成される艦隊の旗艦の主力兵器で巨人像をも倒す威力を持っている(コス博士曰く「山をも砕く」とのこと)。旧作での艦載大型ドリルに相当する。リメイク版ではこの兵器を使用した後、一旦は巨人像は倒れるがまた復活し、とどめを刺すために近づいていた旗艦は逃げ切れずにつかまれて真っ二つに撃沈されてしまう。
- ツチブタ
- 王国で馬車を引いたりと生活に使われる家畜。実在のツチブタと形は似ているが、外界の牛馬並みに大きい。
登場ひみつ道具[編集]
旧作や原作と同様、直接は登場しないが「タイムマシン」も重要な伏線として使われた。また旧作の映画同様未来のドラえもんはマントを付けているが、旧作同様「ひらりマント」かは不明。ほかにも「時差修正マシン」の有無についても不明。
※付は旧作に登場せず。
- 自家用衛星
- かべかけ犬小屋
- 六面カメラ
- どこでもドア
- 着せかえカメラ※
- 出前電話
- 植物改造エキス I&II
- 即席エレベーター
- 猛獣さそいよせマント
- 桃太郎印のきびだんご
- スモールライト
- ショックガン
- スーパー手ぶくろ
- 探検ごっこ用の船
- ほんやくコンニャク
- キャンピングハット
- 電車ごっこロープ
- 重力ペンキ
- さかのぼりボート
- 変身ドリンク※
- 通りぬけフープ
- 先取り約束機[注 10]
- タケコプター
- 空気砲
- 名刀電光丸
スタッフ[編集]
- 原作 - 藤子・F・不二雄
- 脚本 - 清水東
- キャラクターデザイン - 丸山宏一
- 総作画監督 - 大城勝
- 美術監督 - 清水としゆき
- 撮影監督 - 末弘孝史
- 編集 - 小島俊彦
- 効果 - 糸川幸良
- 録音監督 - 田中章喜
- 音楽 - 沢田完
- チーフプロデューサー - 増子相二郎、川北桃子、大倉俊輔、斎藤満
- 監督 / 絵コンテ - 八鍬新之介
- 演出 - 岡野慎吾
- 作画監督 - 西村貴世、松井祐子、秦洋美、小澤早依子
- メカ作画監督・プロップデザイン - 鈴木勤
- 動画検査 - 堀江佑
- 色彩設計 - 松谷早苗
- 色指定・検査 - 倉内美幸
- 特殊効果 - 佐藤香織
- 編集助手 - 藤本理子
- アニメーション協力 - ベガエンタテイメント
- おまけ映像 - 大杉宜弘 / 杉崎聡、増泉路子
- 制作進行 - 岡野孝規 / 中村和喜、佐藤大真、田原麻美、河西麻利子、宇佐美翔平、谷澤吉紀
- 制作デスク - 中島進 / 武井健、岡田麻衣子
- アシスタントプロデューサー - 横山幸恵
- プロデューサー - 鶴崎りか、齋藤敦、大金修一、岸本隆宏、中世古裕美、沢辺伸政
- 制作 - 「映画ドラえもん」制作委員会(藤子プロ、小学館、テレビ朝日、シンエイ動画、アサツー ディ・ケイ、小学館集英社プロダクション)
主題歌[編集]
- オープニングテーマ「夢をかなえてドラえもん」
- 作詞・作曲 - 黒須克彦 / 編曲 - 大久保薫 / 歌 - mao / コーラス - ひまわりキッズ(コロムビア)
- エンディングテーマ「光のシグナル」
- 作詞 - せんせい(東京カランコロン) / 作曲 - 中谷あつこ / 編曲 - 鈴木雅之 / 歌 - Kis-My-Ft2(avex trax)
- MV(ミュージックビデオ)としてドラえもん制作スタッフによる新作アニメも制作された[11]。特典DVDに「MUSIC VIDEO -アニメver.-」として収録。
- テレビシリーズエンディングテーマとしても、2014年1月17日-5月2日放送分で使用された。また映画ドラえもんの主題歌をジャニーズ事務所所属のグループが歌うのは初めてである。また、エンディングをエイベックスのアーティストが担当するのは、『ワンニャン時空伝』で担当した島谷ひとみ以来である。
- 劇中歌
関連企画[編集]
国民的ワンワンコンテスト2014[編集]
小学館各誌や各企業で募集された、犬にちなんだイラストコンテストで最優秀賞はエンディングで紹介。
ドラえもん on 表紙[編集]
今映画と藤子・F・不二雄生誕80周年記念として、ドラえもんが2014年2月15日から4月7日まで発売の小学館の雑誌全51誌の表紙を飾った[12]。
大人だけのドラえもんオールナイト[編集]
『大人だけのドラえもんオールナイト@お台場シネマメディアージュ』は2014年3月7日に今作と共に『のび太の魔界大冒険』『のび太の日本誕生』を上映[13]。
ポッドキャスト[編集]
ポッドキャスト『Do-Radio 映画チャン★ドラジオ』が映画記念として期間限定で復活。(現在は公開終了)
巨神像に会いに行こう![編集]
- ドラえもんtheよこはまワンダーランド
- 2014年3月9日に横浜赤レンガ倉庫で開催。全長5メートルの巨神像の撮影会、ひみつ道具を持った20体のドラえもん展示、ウォータースクリーンによる映像ショーを開催。
- ドラえもんのひみつ道具 自家用衛星を体験しよう!
- Google Earthを使い自家用衛星風の体験ができる。世界のおどろきスポットや近隣映画館の紹介を表示。
ぼくらのおきなわ離島大魔境ツアー[編集]
『ドラえもんといく「日本最南端」大自然の島々へ!ぼくらのおきなわ離島大魔境ツアー 〜家族でわくわく大冒険!〜』は2014年3月15日から4月7日まで映画に関連した石垣島観光ツアー。
家庭用ゲーム[編集]
ニンテンドー3DSソフト『ゲームドラえもん 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜』。フリューより2014年3月6日発売。映画を題材にした、ペコやドラえもんたち6人を操作するアクションゲーム。
原画展・大長編ドラえもんのび太の大魔境と世界最古の相棒たち[編集]
藤子・F・不二雄ミュージアムにおいて、2014年1月30日から6月30日までの間、藤子・F・不二雄作品に登場する「犬」のキャラクターを集めた原画展。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 第2期テレビシリーズでは2006年9月22日、リメイク版が2014年5月23日に放送。
- ^ その代わりに初めてフィルムコミックは発売され、後に他のドラえもん作品も発売されている。
- ^ ただし、コロコロコミック2014年3月号付録「映画ドラえもん 新・のび太の大魔境〜ペコと5人の探検隊〜 大冒険BOOK」に4コマ漫画が2本収録されている。
- ^ 藤子プロのLINE公式アカウントで使用されているロゴタイプ。
- ^ スペシャル版のDVDが発売されるのは、『ドラえもん のび太の人魚大海戦』以来4年ぶりである。しかし、スペシャル版が発売されたのは現時点でDVD、ブルーレイ共に本作が最後である。
- ^ 本編でも終盤にのび太が「こんな冒険、大人になってもできるかな……」という『STAND BY ME ドラえもん』のテーマに関わる発言をしている。
- ^ 終盤、約束先取り機との約束を果たすためにしずかが宮殿のお風呂に入るシーンは、冒頭のお風呂の広さに驚く場面のみの放送で、それ以後のお風呂の世話係に驚くシーンはBPOなどの配慮により地上波のみカットされている。そのため、そのシーンのみCS放送のテレ朝チャンネル1での放送がテレビ初となった。
- ^ のび太はスモールライト、ドラえもんは桃太郎印のきびだんご、スネ夫はショックガン、ジャイアンは空気砲と猛獣さそいよせマント、しずかちゃんはスーパー手袋などでそれぞれ使用した。
- ^ この時、ジャイアンは涙ながらペコに抱き着く姿も見られている。
- ^ 旧作ではカットされた約束を果たすシーンが、原作にほぼ忠実な形で描かれている。
出典[編集]
- ^ “2015年記者発表資料(2014年度統計) (PDF)”. 日本映画製作者連盟 (2014年1月27日). 2014年1月27日閲覧。
- ^ a b c “ゲスト声優としてCOWCOW出演決定!”. 「映画ドラえもん 新・のび太の大魔境〜ペコと5人の探検隊〜」公式サイト (2013年12月26日). 2014年1月15日閲覧。
- ^ 映画パンフレット監督インタビュー参照。
- ^ てんとう虫コミックス25巻収録。
- ^ 2014上海・日本映画週間 ニュース
- ^ 壬生智裕 (2014年3月11日). “『ドラえもん』が初登場1位!新シリーズ最高記録狙う大ヒットスタート!【映画週末興行成績】”. シネマトゥデイ. 2014年3月18日閲覧。
- ^ “あの人気アニメ2作品が満足度ランキング上位で対決”. チケットぴあ (2014年3月10日). 2014年3月10日閲覧。
- ^ 東宝株式会社 映画営業部/宣伝部 (2014年7月23日). “東宝株式会社 2014年上半期作品別興行収入(10億以上)”. 2014年8月28日閲覧。
- ^ “Twitter / holy_kobayashi: 小林ゆうですなう。皆様に嬉しいお知らせですなう。…”. 小林ゆう twitter (2014年1月12日). 2014年1月15日閲覧。
- ^ a b “小栗旬と夏目三久「ドラえもん」映画出演”. 日刊スポーツ (2014年1月22日). 2014年1月22日閲覧。
- ^ 「映画ドラえもん」主題歌にKis-My-Ft2 シンエイ動画がMVを制作アニメ!アニメ! 2014年2月17日
- ^ ドラえもん : 小学館全51誌の表紙に登場毎日新聞 2014年3月4日
- ^ お台場の映画館で「大人だけのドラえもんオールナイト」開催 懐かしの2作と新作をセット上映ねとらぼ 2014年2月28日
外部リンク[編集]
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