クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦
クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦 | |
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監督 | 原恵一 |
脚本 | 原恵一 |
原作 | 臼井儀人 |
出演者 |
矢島晶子 ならはしみき 藤原啓治 こおろぎさとみ 小川真司 家弓家正 丹波哲郎 |
音楽 |
荒川敏行 浜口史郎 伊福部昭 |
主題歌 | 野原一家 & 温泉わくわく'99「いい湯だな」 |
撮影 | 梅田俊之 |
編集 | 岡安肇 |
製作会社 |
シンエイ動画 ASATSU-DK テレビ朝日 |
配給 | 東宝 |
公開 | 1999年4月17日 |
上映時間 | 110分 |
製作国 |
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言語 | 日本語 |
興行収入 | 9.4億円[要出典] |
配給収入 | 5億円[1] |
前作 | クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦 |
次作 | クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル |
『クレヨンしんちゃん 爆発! 温泉わくわく大決戦』(クレヨンしんちゃん ばくはつ おんせんわくわくだいけっせん)は、1999年(平成11年)4月17日に公開された『クレヨンしんちゃん』の劇場映画シリーズ7作目。上映時間は110分。興行収入は約9億円。
キャッチコピーは「脱いだら無敵。」。
目次
概要[編集]
予告編においては、野原一家が口論し、離散して別々に旅に出る「野原一家離散」という深刻なエピソードが流されたが、本編にはそのような展開はなかった(野原一家が別々の旅に出るのは『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード』で見られる)[2]。
2009年9月11日に、原作者の臼井儀人が事故により急逝したため、臼井が声の出演をした最後の作品となった(次回作では声の出演はないが、春日部市民として扱われているシーンはある)。これ以降の映画に臼井は全く関わっていない。
2018年現在では歴代の劇場版の中で興行収入が最も低く、初めて10億円を切った作品となってしまっている。
劇中、巨大ロボットの出現シーン、自衛隊戦車の登場シーンでは伊福部昭による『ゴジラ』シリーズの楽曲(ゴジラメインテーマ、怪獣大戦争マーチ)が使われた。また、アクションシーンだが、ある程度は意識されているものの前作のようなリアリティは追求されておらず、巨大ロボットの登場や対決などフィクション重視となっており、全体的には軟化している。ただし、政府や自衛隊が物語に直接関与するなど、世界観においてはシリーズの中で最も現実世界の要素が取り入れられている作品である。
なお、本作は塩沢兼人演じるぶりぶりざえもんが一瞬とはいえ台詞付で登場した最後の作品となった。
日常の舞台である春日部市全体が事件に巻き込まれるため、従来劇場版では登場してこなかったキャラクター(埼玉紅さそり隊メンバー・大原ななこなど)が多数登場。
上尾先生や園児の保護者(風間トオル・桜田ネネ・佐藤マサオの母親)が初登場した作品でもある。
テレビ朝日開局40周年記念作品。
あらすじ[編集]
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ある夜、慰安旅行で秩父に来た、ふたば幼稚園の先生達がゆっくり温泉に浸かっていると、大きな地響きと共に、謎の巨人が通り過ぎて行った。
翌日、散歩をしていたしんのすけは、道の真ん中で行き倒れているおじさんを発見。温泉の精・丹波と名乗り、風呂に入りたいと言うそのおじさんをしんのすけは家に招き、一緒にお風呂を楽しむ。だがいつの間にか、おじさんはいなくなってしまっていた。
数日後、しんのすけ達野原一家は、警官を装った者達の手によって、どこかへさらわれてしまう。
目覚めるとそこはどこかの基地の内部で、そこで一家は隊員らに事の説明を受ける。彼らは、日本の温泉を守る政府直属の秘密組織「温泉Gメン(おんせんジーメン)」と名のり、野原一家に協力を要請してきた。彼らは、「風呂嫌いテロ組織YUZAME(ゆざめ)」が、地球温暖化ならぬ"地球温泉化計画"を実行に移そうとしていることを突き止め、その野望を阻止するために、不思議なパワーを秘めた伝説の温泉"金の魂の湯"を探していた。そして、ようやく見つけ出した金の魂の湯は、野原家の地下にあったのである。
そのとき、YUZAMEが突然、Gメン基地を襲撃してきた。辛くも脱出した野原一家とGメン隊員・後生掛と指宿は草津の指示により、奥秩父にあるYUZAMEのアジトへ偵察に向かうことに。だが任務は失敗、野原一家は拷問レジャー施設「不健康ランド」をさせられ、御所掛と指宿は"金の魂の湯"の情報を話してしまう。
YUZAMEは巨大ロボットを動かし、自衛隊の攻撃を蹴散らして、温泉Gメンが"金の魂の湯"の発掘作業を進める野原家に向かってくる。
登場人物[編集]
- 草津(くさつ)
- 温泉Gメンの隊長。飄々とした掴み所の無い性格だが面倒見は良いおじさん。風呂をこよなく愛する。
- 部下の指宿から不真面目さを咎められると「可愛いなぁ〜指宿くんは」とおだてて照れさせごまかす。非常に高い温度のお湯を好み、しんのすけが自分専用の風呂を水でうすめようとすると激怒した。「絶対温泉感覚」なる能力を持ち、指先で触れただけでどこの温泉の湯かを当てることが出来る。格闘技にも長けており、武装した複数のYUZAME構成員を素手で倒していた。
- なお、温泉Gメン隊員は日本各地の温泉名に由来したコードネームを持ち、彼は草津温泉に由来する。TVアニメにおける12番目のエンディングテーマ『全体的に大好きです。』のイラストには過去の映画に登場したキャラクターたちが存在し、とある建物の屋上にて草津が丹波と共に盆栽を鑑賞している様子が描かれている。「絶対温泉感覚」という言葉を考えたのはプロデューサーの茂木仁史である。
- 長嶋茂雄の大ファンであり、30年前、アカマミレが常連の銭湯でいつも使っていた下駄箱の3番の鍵を持ち帰った張本人であり、ある意味今回の一連の事件を引き起こした元凶でもある。なお、鍵は持ち帰った直後に銭湯の主人に謝罪したところ譲ってもらったらしく、30年たった現在でも所持し続けていたが、アカマミレと和解した後に返した。
- 第25作『襲来!!宇宙人シリリ』では出演こそしていないが、後生掛と指宿の台詞の中で存在がほのめかされている。
- 後生掛(ごしょがけ)
- 温泉Gメンの構成員。鋭い表情をした茶髪の女性で、チャイナドレスのようなスリットの入った浴衣を着ている。普通車の免許を持っていない。
- 焼肉は健康ランドに行った時にしか食べない事にしている。指宿に勝るとも劣らぬプロポーションを持ち、しんのすけを胸で挟めるほどの巨乳。コードネームは後生掛温泉に由来。
- 温泉を見ると辺りを構わず脱衣する程の温泉好き。ジョーの指圧に腰を振って悶え狂うなどマッサージに弱い。丹波を煙たがったり、草津とアカマミレが和解したことに感動するなど、お茶目な一面も持つ。
- 第20作『嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』ではしんのすけの夢の中に登場。第25作『襲来!!宇宙人シリリ』でも温泉の利用客として登場しており、いずれも指宿とのコンビで出演している。
- 指宿(いぶすき)
- 温泉Gメンの構成員。おっとりした表情の黒髪の女性で、ミニスカートのような裾の短い浴衣を着て赤いブーツを履いている。彼女も普通車の免許を持っていない。
- コードネームは指宿温泉に由来。巨乳なため、ひまわりに気に入られた。温泉を見ると辺りを構わず脱衣するほどの温泉好き。ジョーの指圧に腰を振って悶え狂うなどマッサージに弱い。
- ドクター・アカマミレ
- YUZAMEの指導者。年齢51歳。赤服を着用した中年男性。カオルやジョーとは違い、温泉Gメンのデータでも、国籍・出身地等不明な点が多かったが、30年前は大宮に住んでいたことが本人の口から語られた。元々は大の風呂好きだったが、30年前のある忌まわしい過去から風呂嫌いとなり、風呂好きな人間たちに復讐を誓い、YUZAMEを結成させた。地球温泉化計画を進めるうちに伝説の温泉「金の魂の湯」の存在を知り、その源泉を潰そうとする。しばしば側近らと共に焼肉を食べる。
- 物語中盤で野原一家と後生掛・指宿を捕まえ、彼らを趣味の日曜大工で作り上げた拷問レジャーランド「不健康ランド」にかけてギブアップさせ、「金の魂の湯」の源泉が野原宅の地下にあることを聞き出し、源泉を潰すべく巨大ロボットを出撃させる。だが野原宅にたどり着いた際に30年前の事件の真実を知り、さらに「金の魂の湯」が出現、その力でスーパーヒーローに変身した野原一家によってロボットを倒され計画を阻まれた。それでもアカマミレは自ら「金の魂の湯」に浸かる事で計画を実現させようとするが、逆に湯の力で自らのすさんだ心を癒され、改心し、壊れた町の再建に協力した。
- 30年前に起こった事件とは、アカマミレが常連の銭湯でいつも使っていた下駄箱の3番(現役時代の長嶋茂雄の背番号。公開当時長嶋は読売ジャイアンツの監督で、背番号は33番であったが、公開後に3番に戻っている)の鍵を別の誰かに持っていかれたこと。実はその「別の誰か」とは草津であった(彼もそれを聞くまで知らなかった)。そのことを語った際には、野原一家・温泉Gメンはもちろんのこと、もっと大層な理由を期待していたカオルやジョー及びその他の部下たちですら呆然としていた。
- 性格は基本的に冷酷であるが派手好きな一面もあり、巨大ロボットが出現したにもかかわらず、これをなかなか臨時ニュースに出さないマスコミに対して「日本人は危機管理能力がなさすぎる」と皮肉を言ったり、全チャンネルが巨大ロボットの臨時ニュースにかわった際は満足そうな顔になるなどしていた。
- フロイラン・カオル
- アカマミレの部下兼愛人。年齢32歳。1967年3月7日生まれ。温泉Gメンのデータによれば、東京都田無市(現・西東京市)出身。セクシーな美貌の持ち主だが、厚化粧を落とすのが嫌いで風呂嫌いとなった。大人気ない性格で、しんのすけに意地悪な態度を取り、非難された際は開き直った[3]。
- 嗅覚は犬並みに優れており、YUZAMEに潜入していた、風呂に1週間入っていない温泉Gメンのスパイを見破るほどの持ち主である。
- キラーフィンガー・ジョー
- YUZAMEの幹部。年齢29歳。性別不明。1970年4月2日生まれ。温泉Gメンのデータによれば、長野県松本市出身。元マッサージ師の殺し屋。オカマで女よりも男が好きらしい。
- マッサージの腕は殺人級で、拷問にすら通じる程。指圧だけで木の板を打ち抜くことができる。風呂嫌いな理由は不明。
- 壊れた町の再建の際には重労働で疲れた部下のマッサージをした。
- 丹波
- 冒頭でしんのすけと出会うおじさん。行き倒れていたところをしんのすけに発見され、お風呂に入れてもらう。その正体は金の魂の湯に宿る温泉の精霊で、自分をお風呂に入れてくれたしんのすけの親切な心に感謝し、金の魂の湯の湯脈を野原家の家の地下に敷いた。その後野原一家が壊滅した家に駆けつけた際に温泉と共に現れ、温泉に認められた野原一家に力を貸した。
- 名前・モデルは当人物の声優を担当している丹波哲郎。劇中「ジェームズ・ボンドと風呂に入ったことがある」と言うが、これは丹波哲郎が出演した『007は二度死ぬ』に由来する。また、前述のとおり、TVアニメのエンディングで草津と共に登場している。
- 陸上自衛隊戦車隊隊長
- YUZAMEの巨大ロボットを倒すために派遣された、戦車隊の指揮官。出撃の際に『怪獣大戦争』のテーマ曲をかける、航空自衛隊に戦車隊の仕事を残すように怒鳴る等豪快な性格。
- 90式戦車を"12億円の戦車"と呼んでいた。
- 内閣総理大臣
- 当人物のモデルは当時内閣総理大臣であった小渕恵三[要出典]。草津に大統領と間違われたり、草津やしんのすけの駄洒落に呆れていた。作中に出てくる閣議室は本来は閣議前の控え室となっており、閣議は別室で行われる。
- 臼井儀人
- クレヨンしんちゃんを描く漫画家。YUZAMEロボットの進攻を受けるかすかべから避難すべく、トラックの荷台に乗って涙を流し去っていく。
- なお、臼井の劇場版における出演は本作が最後となる。
キャスト[編集]
- 野原しんのすけ - 矢島晶子
- 野原みさえ - ならはしみき
- 野原ひろし - 藤原啓治
- 野原ひまわり - こおろぎさとみ
- シロ - 真柴摩利
- 草津 - 小川真司
- 後生掛 - 引田有美
- 指宿 - 田村ゆかり
- フロイラン・カオル - 折笠愛
- キラーフィンガー・ジョー - 岩永哲哉
- 青年アカマミレ - 中村大樹
- アカマミレ - 家弓家正
- 園長先生 - 納谷六朗
- よしなが先生 - 高田由美
- まつざか先生 - 富沢美智恵
- 上尾先生 - 三石琴乃
- 風間くん - 真柴摩利
- ネネちゃん - 林玉緒
- マサオくん - 一龍斎貞友
- ボーちゃん - 佐藤智恵
- 戦車隊隊長 - 玄田哲章
- ぶりぶりざえもん - 塩沢兼人
- 団羅座也 - 茶風林
- 女性キャスター - 嶋村薫(現・嶋村カオル)
- 総理大臣 - 長嶝高士
- 風間ママ - 玉川紗己子(現・玉川砂記子)
- ネネママ - 萩森侚子
- マサオママ - 大塚智子
- ふかづめ竜子 - 伊倉一恵
- 魚の目お銀 - 星野千寿子
- ふきでものマリー - むたあきこ
- かすかべ書店店長 - 京田尚子
- 中村 - 稀代桜子
- 大原ななこ - 紗ゆり
- 神田鳥忍 - 大塚海月(現・大塚みずえ)
- ヨシリン - 阪口大助
- ミッチー - 草地章江
- 隊員A - 千葉一伸
- 隊員B - 大西健晴
- やじうまワイドキャスター - 吉澤一彦(テレビ朝日アナウンサー)、田中滋実(元テレビ朝日アナウンサー)
- マンガ家 - 臼井儀人(特別出演)
- 温泉の精・丹波 - 丹波哲郎(特別出演)
登場兵器・メカニック[編集]
温泉Gメン[編集]
- ワルサーPPK
- 指宿と後生掛が護身用に隠し持っている小型拳銃。
- H&K MP5
- 指宿と後生掛が使う短機関銃。埼玉県大宮市(現・さいたま市大宮区)東町(劇中では「ひがしちょう」と言われるが、大宮に実在する東町は「あずまちょう」である)3丁目の「彩の湯」(さいのゆ)に用意されていた備品の1つ。
- カールグスタフ
- 後生掛が使う無反動砲。「彩の湯」に用意されていた備品の1つ。
- ハンヴィー
- 指宿、後生掛、野原一家らが移動に使用する軍用車両。外観は軍用仕様のハンヴィーなのだが、内装は民生仕様のハマーになっている。「彩の湯」に用意されていた備品の1つ。
- レミントンM870
- ショットガン。「彩の湯」の武器庫に1丁だけあるが、使われない。
- フランキ・スパス12
- ショットガン。「彩の湯」の武器庫に1丁だけあるが、使われない。
- パンツァーファウスト
- 無反動砲。「彩の湯」の武器庫に1丁だけあるが、使われない。
- パンツァーファウスト3
- 野原家目前に迫ったYUZAMEロボットを阻止すべく温泉Gメンが使用する無反動砲。「湯ノ花腐蝕弾」「高圧電流」という、2種類の架空の弾頭を発射する。
YUZAME[編集]
- AKM初期型
- YUZAME戦闘員が標準装備するカラシニコフ突撃銃。夜間はレーザーポインターを装着する。指宿と後生掛も一時奪って使用する。
- YUZAME巨大ロボット
- 地球温泉化計画の要となる巨大マシン。両手にドリルを内蔵し、マグマの熱にも耐える重装甲は、自衛隊の攻撃では傷1つ付かなかった。また、頭頂部から出したスピーカーで戦車隊に向け「ゴジラマーチ」を流して退かせる。
- 動力は人力。型式番号YUZAME B Ver.1.34、高さ:223m(劇中での数字。設定書には約70mと記されている)、重さ:4,134t、トランスミッション:オートマチック変速、ファイナルギア比:7.314、最大出力:19,500hp、ドルビーサラウンド5.1ch搭載、というスペック設定がある。
- 不健康ランド
- アカマミレが趣味の日曜大工で創設した拷問用レジャー施設。しかし、そのメカの数々は日曜大工とは思えない大掛かりなもの(腹筋で進むトロッコ、はいはいで進むパイプチューブなど)。
- 誰か1人でも山の頂上のゴールにたどり着けばクリアとなるが、実際はどのアトラクションも山の周りを回るだけのルートのみ。ゴールに通じている道は存在せず、何らかのミスをするとミスした者以外の誰かにペナルティ(アトラクションの難度が上がる)が課せられる。つまり、最初からギブアップさせることだけが目的の施設である。
自衛隊[編集]
- 90式戦車
- ゴルフ場でロボットを迎え撃つ。YUZAMEの巨大ロボットから流れる「ゴジラマーチ」を聞いて後退したうえ、1両がYUZAMEの巨大ロボットによって破壊される。
- 74式戦車
- ゴルフ場でロボットを迎え撃つ。YUZAMEの巨大ロボットから流れる「ゴジラマーチ」を聞いて後退する。
- 82式指揮通信車
- 90式・74式戦車隊の指揮を執る。また、実車には無いスピーカーで「怪獣大戦争マーチ」を流す。
- MLRS
- ニュース映像の背景画面でロボットを攻撃する。
- 75式自走155mmりゅう弾砲
- 春日部市郊外で防衛線を張り、ロボットを砲撃する。
- 89式装甲戦闘車
- 春日部駅前で警戒にあたる。
- 73式大型トラック
- 避難する春日部市民の輸送に活躍する。乗っている避難民の中には臼井儀人の姿もある。
- AH-1S対戦車ヘリコプター
- BGM-71 TOW対戦車ミサイルでロボットを攻撃するが、傷1つ付けられなかった。
- UH-1J多用途ヘリコプター
- 寄居町付近でロボットの侵攻情況を早期から観測する。
- CH-47J大型輸送ヘリコプター
- 春日部市上空を飛行する。
- OH-6D観測ヘリコプター
- 春日部市上空で住民の避難状況を観測する。
- F-15J戦闘機
- ロボット迎撃のためにゴルフ場へ向かう戦車隊の上空を先行していく。
登場する組織[編集]
☆は実在の組織
- 温泉Gメン
- YUZAME
- アカマミレを首領とする風呂嫌いテロ組織。メンバーは風呂はおろかシャワーすら浴びないため悪臭を放っている。以前から源泉を爆破するなどの行為に及んでいたため温泉Gメンと敵対関係にあった。本拠は奥秩父。
- 金の魂の湯の力によって変身した野原一家。ひろしがロボットもの、みさえが魔法少女もの、しんのすけがヒーローもの、ひまわりがSFもの、シロがパンツを着用している。
- 単体でも強く、ひまわりのハイハイで巨大ロボットがよろける程。最終的には一家の総攻撃でYUZAMEの巨大ロボットを倒した。
スタッフ[編集]
- 原作 - 臼井儀人(らくだ社)
- 作画監督 - 原勝徳、堤のりゆき、間々田益男
- キャラクターデザイン - 原勝徳
- 美術監督 - 高野正道、天水勝
- 撮影監督 - 梅田俊之
- ねんどアニメ - 石田卓也
- 音楽 - 荒川敏行、浜口史郎
- 録音監督 - 大熊昭
- 編集 - 岡安肇
- プロデューサー - 茂木仁史、太田賢司、堀内孝
- 監督・脚本 - 原恵一
- 絵コンテ - 原恵一、水島努
- 演出 - 水島努
- 色彩設計 - 野中幸子
- 動画チェック - 小原健二
- 特殊効果 - 前川孝
- CGI - つつみのりゆき
- 効果 - 松田昭彦(フィズサウンドクリエイション)
- 録音スタジオ - APUスタジオ
- ミキサー - 大城久典
- アシスタントミキサー - 山田晋、内山敬章、田中章喜、山本寿、田口信孝、佐久間文利
- 音響制作 - オーディオ・プランニング・ユー
- 音響制作デスク - 小澤恵
- 音楽協力 - イマジン、斎藤裕二
- 音楽ミキサー - 中村充時
- 編集 - 小島俊彦、中葉由美子、村井秀明、川崎晃洋、三宅圭貴
- タイトル - 道川昭
- 現像 - 東京現像所
- 連載 - 双葉社、WEEKLY漫画アクション、クレヨンしんちゃん特集号
- 技術協力 - 森幹生、コンチネンタルファーイースト株式会社
- 制作デスク - 魁生聡、和田泰、山川順一
- 制作進行 - 高橋渉、木野雄、西川昭彦、高橋麗奈
- 制作 - シンエイ動画、テレビ朝日、ASATSU-DK
主題歌[編集]
舞台として登場する都市[編集]
クレしんパラダイス! メイド・イン・埼玉[編集]
『クレしんパラダイス! メイド・イン・埼玉』(クレしんパラダイス メイド イン さいたま)は、『クレヨンしんちゃん 爆発! 温泉わくわく大決戦』と同時上映された短編アニメーション映画。水島努が監督した作品。上映時間は12分。
劇中ミュージカルの「私のささやかな喜び -A motion for a long time.-」(作詞、作曲:水島努/編曲:荒川敏行)には洋画のパロディが数多く登場する。
また、「ヒーロー大集合」では敵として『クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険』に登場したス・ノーマン・パーが出演しているがセリフは無い(上述の「私のささやかな喜び」にも僅か一瞬のみ登場している)。
最後の「ぶりぶりざえもんの冒険 銀河篇」の内容は「(しんのすけの声)むかしむかしあるところにぶりぶりざえもんというぶたがおりました・・・おわり」これに対してぶりぶりざえもんが「おわるなーッ!!」とツッコミを入れて地球に落下していく。この直後に「クレしんパラダイス! メイド・イン・埼玉」そのもののエンディングとなる。その後の一応の続編として本編中に「ぶりぶりざえもんの冒険 流星篇」というアニメが登場する。ぶりぶりざえもんが流星となって地球に下り立つ内容だがすぐに臨時ニュースに切り替わる。更に本編のスタッフロールの最後には「ぶりぶりざえもんの冒険 ニューヨーク篇」が登場し、「ニューヨークで入浴」と言うダジャレを言っただけで終わり、やはりぶりぶりざえもんが「おわるなーッ!!」とツッコミを入れて映画を締め括っている。
エンディングのスタッフロールでは、キャストとスタッフ全員(団体は除く)に星座のマークを併記しており、後に水島が監督する『撲殺天使ドクロちゃん』でも同様のスタッフロールが流されている。
サブタイトル[編集]
- 「野原刑事の事件簿」
- 下着ドロの容疑者を刑事しんのすけが取り調べる。登場するのはしんのすけ・ひろし・高倉園長・川口・部長・ぶりぶりざえもん。
- 「ひまわり ぁ GOGO!」
- 動き回るひまわりの視点をそのまま映す。ひろし、みさえ、しんのすけ、シロは蝶を見つけたひまわりに振り回されてしまう事に。
- 「ふしぎの国のネネちゃん」
- ウサギのぬいぐるみを追って不思議の国にやって来たネネちゃんの珍道中。「ふしぎの国のアリス」と比べると、ビアガーデンの泥レスショー、麻雀、花札などギャンブル系が多く、おとぎの国では無く、「おとなの国」というパロディ。
- 「ヒーロー大集合」
- 町に現れた怪獣(ス・ノーマン・パー)を倒すためヒーロー達が集結する。登場するヒーローはアクション仮面・カンタムロボ・ネネママセブン(もえ子)・お兄ちゃん仮面(しんのすけ&ひまわり)・マタニティーライダー(みさえ)・サラリーマン仮面(ひろし)。結局怪獣そっちのけでヒーロー同士が仲間割れを繰り広げる。
- 「私のささやかな喜び -A motion for a long time.-」
- 便秘に苦しむみさえ。あまりのストレスにひろしに高速ビンタをかまし、鼻血を出させるほどだった。だがついに解消の時が来た。嬉しさのあまり周囲を巻き込んでミュージカルを始める。なお、最後にはこれまでの登場人物が集合する。
- 「ぶりぶりざえもんの冒険 銀河篇」
- 救いのヒーローぶりぶりざえもん…の紹介のみを流す。
キャスト[編集]
- 野原しんのすけ - 矢島晶子
- 野原みさえ - ならはしみき
- 野原ひろし - 藤原啓治
- 野原ひまわり - こおろぎさとみ
- 園長先生 - 納谷六朗
- よしなが先生 - 高田由美
- まつざか先生 - 富沢美智恵
- 上尾先生 - 三石琴乃
- アクション仮面 - 玄田哲章
- カンタムロボ - 大滝進矢
- ぶりぶりざえもん - 塩沢兼人
- 風間くん - 真柴摩利
- ネネちゃん - 林玉緒
- マサオくん - 一龍斎貞友
- ボーちゃん - 佐藤智恵
- ネネママ - 萩森侚子
- 部長 - 郷里大輔
- 川口 - 中村大樹
- ミッチー - 草地章江
スタッフ[編集]
- 原作 - 臼井儀人(らくだ社)
- 連載 - 週刊漫画アクション
- 作画 - 末吉裕一郎、大塚正実、松山正彦、針金屋英郎、鈴木大司、武本康弘、瑞穂拓海、入江康智、金子志津枝、間々田益男、堤規至、原勝徳
- VFX - つつみのりゆき
- 動画 - 京都アニメーション、じゃんぐるじむ
- 色彩設計 - 野中幸子
- 仕上 - 京都アニメーション、シマスタジオ、ライトフット
- 美術 - 野村可南子、アトリエローク
- 撮影 - 梅田俊之、旭プロダクション
- 録音 - 大熊昭、オーディオ・プランニング・ユー
- 効果 - フィズサウンド クリエイション、松田昭彦
- 編集 - 岡安肇
- 音楽 - 荒川敏行、浜口史郎
- 技術協力 - 森幹生、コンチネンタルファーイースト株式会社
- プロデューサー - 茂木仁史、太田賢司、堀内孝
- 制作 - シンエイ動画、テレビ朝日、ASATSU-DK
- 監督 - 水島努
VHS・DVD[編集]
脚注[編集]
外部リンク[編集]
- クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦 - 日本映画データベース
- クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦 - allcinema
- クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦 - KINENOTE
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