ムーミン (アニメ)
『ムーミン』は『カルピスまんが劇場』(のちの『世界名作劇場』)で放送されたテレビアニメシリーズ。
1969年版と1972年版がある。原作はトーベ・ヤンソンの同名の小説『ムーミン』シリーズと、彼女と末弟ラルス・ヤンソンが共に描いた『ムーミン・コミックス』。
1990年にテレスクリーンが制作し、テレビ東京系列で放送された『楽しいムーミン一家』シリーズとは別作品である。
目次
概要[編集]
フジテレビの『カルピスまんが劇場』(19:30 - 20:00)で放送が開始された。キャラクターデザインが原作の挿絵とは大きく異なり、キャラクターデザインを担当した大塚康生の名を採り、‘大塚ムーミン’とも呼ばれる。
原作者からのクレーム[編集]
第7話「さよならガオガオ」のフィルムを原作者のトーベ・ヤンソンに渡して見てもらうことにした。東京ムービーのスタッフたちはヤンソンに「大変気に入りました」と、お墨付きをもらえるものと期待を寄せていたそうである。しかし、ヤンソンからは難色が示され「これは、私のムーミンではありません。」などと要望が立て続きに来た[1]。大塚康生のキャラクターデザインが丸みを帯びており、日本では可愛らしいと受け取られたが、当のヤンソンにしてみればシャープさが無く、太ったスタイルの別ものと思われたようである。東京ムービーは第26話までの契約を結んでおり、次の作品の『ルパン三世』1作目の製作に当たるためヤンソンの手紙をクレームとし、また赤字であるとの理由でここで制作から撤退。第27話からは虫プロダクションが代わって制作にあたった。交代までの時間が無く、製作スタッフは十分方針を納得できずにスタートすることになった。放送開始当初の‘大塚ムーミン’デザインを第27話「顔をなくしたニンニ」からヤンソン側のクレームを受け入れ、原作に近い状態に絵を変えてノンノンのリボンを無くしたりムーミンたちの耳をとがらせたり顔つきを変えたりして放送を試みた。しかし視聴者からは「キャラクターが怖くなった」、「つまらなくなったのはなぜ?」、「どうして絵が変わったの?」、「どうしてムードが変わったの?」という意見が出たり、ラジオの深夜放送の投書にも「面白くなくなったのはなぜ?」、「なぜ絵を変えたの?」と著しく不評であり、東京ムービー版の出来に満足していた提供会社のカルピスの役員たちも、この第27話‘顔をなくしたニンニ’の放映を見て非常に激しい不満を持った。そのため、「日本国内でのみ放送する」という条件で東京ムービー版のキャラクターデザインのように戻されたが、ノンノンのリボンはつけなかった。
そしてよく言われてきたが「1969年版はもとより、1972年版の新『ムーミン』でデザイン変更をさらに試みても、なおヤンソン側からは「日本国内はともかく、外国での放送は認めません。」と言って来た」と言われている。また、キャラクターが文明利器を日常的に使いこなしたり、喧嘩で殴り合う本作のムーミンの世界観をトーベ側からは好まれておらず、「ムーミンは蝶を虫取り網で捕まえたりしません。蝶が自然に捕まるか、逃げるに任せます。」「私のムーミンは、ノー・カー、ノー・ヴァイオレンス、ノー・マニーです(車とカネを持たず、また争わない)。」とクレームが相次いで寄せられて来たとも言われていた。脚本家、山崎忠昭の『日活アクション無頓帖』に掲載の‘原作者トーベ・ヤンソンからのクレーム’にはトーべ・ヤンソンから来た手紙の全文翻訳が紹介されている。本書によれば、「出発点、即ち、ムーミン谷、ムーミン的考え方すべてが違って表現されている」に始まり「(スノークの)自動車は使うべきでない」「(本作に)都会は不向き。彼らは現代社会には生きてはいない」「ムーミン家の内装を変えて欲しい。広すぎてガランとしている。事務所のようにみえる」「手を伸ばさないと出来ないならば、ギターの演奏は止めて欲しい」「ママは常にハンドバッグ、パパはステッキを持つこと」など、作品世界の文化から、各登場人物の持ち物、服装、生活様式に至るまで、こと細かに要望が書き連ねられている。しかし、トーベ側に「ラジオ以外の文明利器を出さないこと」と通達されたにもかかわらず、宮﨑駿が趣味で戦車を登場させてトーベが憤慨するというエピソードがあった。
原作ではスニフが貴金属類などのカネ目の物が大好きでこれらを集めたり、飛行おにの帽子で変身したムーミンをスナフキン、スニフ、スノークがぼこぼこにぶん殴ったりしている。また、トーベ・ヤンソンとラルス・ヤンソンの手によるコミックスでもスティンキーとスニフがカネ目の物を集めたり怪しいインチキな物を売ってカネ儲けをしたり、海賊が出現し警察が出動したり、スティンキーが犯罪を犯して警察に逮捕され警察署の留置場に入れられたりしているが、これらの描写はスニフとスティンキーが作中でも欲の深いキャラクターだからである。もっとも、‘黄金のしっぽ’や‘ムーミンママのノスタルジー’の物語の時には自動車も出ており、トーベ・ヤンソンの世界観は一貫しているわけではないという見方もある。
1971年にトーベ・ヤンソンは日本へ放送開始記念に招かれ、親友のトゥーリッキ・ピエティラ教授と一緒に来日。アニメーションの出来に不満を持っていたので、瑞鷹エンタープライズの企画プロデューサー高橋茂人が日曜日の放送時間帯にトーベ・ヤンソンを泊まっていたホテルから連れ出し、鎌倉の海岸に誘い出したりしてテレビ放映を見せないように色々策を練っていたという。
後で調べたところではトーベ・ヤンソンはアメリカのアニメーションや西部劇のテレビ放送などを野蛮な物と考えていたようで、そのような要素を日本制作の作品中に感じクレームを立て続けに述べて来たようである、と判明したとのこと。
しかし、日本での1969年版と1972年版共々アニメーション『ムーミン』の番組自体は主な視聴者である子供達およびその親達に好評であり、後に1989年までは再放送が繰り返されたり、ズイヨー(瑞鷹)の監修でのキャラクターグッズも発売されていたりレコードやビデオなども発売されたり、キャラクターが交通安全運動などに用いられたりなど長く愛された。これにより『楽しいムーミン一家』シリーズが放送される1990年までは日本でムーミンと言えば本作をイメージする者が多かった。本作を見た世代の多くは原作での「スノークのお嬢さん」を田代敦巳音響監督がパイロットフィルムのアフレコ中に名づけた「ノンノン」と認識している。この時、講談社から発売された草森紳一解説‘ムーミンまんがシリーズ(1.とってもムーミン。他10巻)’でも、スノークのお嬢さんがノンノンと訳されていた。
テレビ東京系列で新しいアニメ『楽しいムーミン一家』がヤンソン姉弟が直接係って制作、放送開始されて以降は権利者(ソフィア・ヤンソンの経営する‘ムーミン・キャラクター社’)の意向で「旧作アニメーション『ムーミン』の放送、新ソフトの開発を、これを認めない。」という意見により、テレビでの再放送や新規の映像ソフト化などは自粛されている。また、YouTubeやニコニコ動画、dailymotionに本作の動画が多数公開されているが、そのうちYouTubeでは2010年頃にフィンランドの『ムーミン』の権利を持っているソフィア・ヤンソンの会社‘ムーミン・キャラクターズ社’から「アニメーション『‘楽しいムーミン一家’』以外の当社の認めていないアニメーションである旧‘ムーミン’の'69年版および'72年版の映像は全て削除すべし」というクレームがあり、大量に動画が削除された[要出典]。
なお、2018年1月13・14日に行われた大学入試センター試験の「地理B」で出題された問題に「スウェーデンを舞台にしたアニメーション」として本作のワンカットが使用されている[2]。
制作会社の交代[編集]
本来東京ムービーの幹部は、違う番組と抱き合わせで、このアニメ枠を取って来た時に安く作る心算で入札したそうである。対して東京ムービーのスタッフたちは原作者からのクレームにもめげず良い物を作ろうとしたが、その結果構成セルの枚数が増えてしまい、制作費用が非常に高くついてしまった。
そのため、東京ムービーは途中の第26話でトーベ・ヤンソンの要望をクレームとして、それを口実に赤字を垂れ流す番組で、元々2クールのみの契約を結んでいて、次のアニメーション『ルパン三世1』の製作のため「ムーミン」の赤字は本当であったので、これを切り捨てるために急遽降板してしまった。当時ムーミンを作っていた担当の所属アニメーター達が社長に呼び出され怒られたという。この日には‘ムーミン’の製作の担当責任者は出張中で、その場にいなかった。その責任者で‘ムーミン’の制作部長の藤岡豊は続けたいと思っていたが、出張から戻って来た翌日に打ち切りを聞き憤慨した。しかし社長が決定をし、次の話から虫プロダクションにアニメーションの制作注文を入れられており、もう後の祭りだったそうである。製作スタッフはがっかりしたと同時にほっとしたという。
東京ムービー版の『ムーミン』のレーザーディスクが発売された1989年時点でも、東京ムービーの社内ではトーベ・ヤンソンの苦情よりも、「赤字を作った作品」という評価の方が強く残っており、世間では人気作なのに、トムスになった現在でも社内での評価は低いままだった。
登場人物[編集]
1969年版から登場するキャラクター ※ (/)は初登場話。左が1969年版、右が1972年版。
- ムーミントロール - 岸田今日子(1話‐/同左)
- ムーミンパパ - 高木均(1話‐/同左)
- ムーミンママ - 高村章子(1話‐/同左)
- ノンノン - 武藤礼子(6話‐/1話)
- スノーク - 広川太一郎(6話‐/1話)
- ミイ - 堀絢子(1話‐/同左)
- スニフ - 富田耕生[3](1話‐/同左)
- スナフキン - 西本裕行(4話‐/同左)
- ミムラ姉さん - 荘司美代子(3話‐/1話)
- ヘムレン - 雨森雅司(1話‐/同左)
- ヘムル署長 - 北村弘一 (3話‐/1話)
- スティンキー - 大塚周夫(?話‐/8話)
- モラン - 滝口順平(?話‐/1話)
- ジャコウネズミ - 八奈見乗児(1話‐/1話)
- トフス - 貴家堂子(10話‐/?話)
- ビフス - 三輪勝恵、松金よね子(1972年版52話のみ)(10話‐/?話)
- ひこう(飛行)鬼 - 永井一郎→神山卓三(1972年版46話以降)(?話‐/?話)
- ご先祖様(おじいちゃん)-北村弘一(1969年版)、槐柳二(1972年版)(2話‐/?話)
- 1972年版から登場するキャラクター
- おしゃまさん(トゥーティッキ) - 山本嘉子 (3話‐)
- メソメソ[4] - 千々松幸子(5話‐)
- その他 - 愛川欽也、 石井敏郎、大木民夫、瀬能礼子、立壁和也、富山敬、中江真司、沼波輝枝、野沢雅子、橋爪功、平井道子、増山江威子、松尾佳子、松島みのり、矢田耕司、山下啓介、山田駿二、山田康雄他
ムーミン(1969年版)[編集]
| ムーミン(1969年版) | |
|---|---|
| ジャンル | テレビアニメ |
| 原作 | トーベ・ヤンソン、ラルス・ヤンソン |
| 企画 | 瑞鷹エンタープライズ、高橋茂人 |
| 脚本 | 山崎忠昭ほか |
| 演出 | 大隅正秋、村野守美ほか |
| 出演者 |
岸田今日子 高木均 高村章子 武藤礼子 堀絢子 富田耕生 西本裕行ほか |
| オープニング | 「ムーミンのテーマ」(藤田淑子) |
| エンディング | 同上 |
| 製作 | |
| 制作 | フジテレビ、東京ムービー(1 - 26話)、虫プロダクション(27 - 65話) |
| 放送 | |
| 放送国・地域 |
|
| 放送期間 | 1969年10月5日 - 1970年12月27日 |
| 放送時間 | 日曜19:30 - 20:00 |
| 放送枠 | 世界名作劇場 |
| 放送分 | 30分 |
| 回数 | 65 |
1969年10月5日 - 1970年12月27日、フジテレビ系列にて放送。企画製作は瑞鷹エンタープライズ。アニメーション制作は第1話から第26話まで東京ムービー(Aプロダクション)。第27話以降は東京ムービーが赤字のために急遽降板したと言うことにしたが、本来は、次のアニメーションである‘ルパン三世’の製作が決まっており、初めからそこまでで交代する契約であったそうである。なお、東京ムービー制作の版では、ムーミンらのキャラクターはマシュマロのような柔らかさをもって描かれていたが、虫プロダクション制作の版では、絵が固く(原作に近く)なってしまったと、1980年頃に作画監督の一人大塚康生が著書「作画汗まみれ」で述べている。
作風は、虫プロダクション制作に移ってからメルヘン度が高まったという。東京ムービー制作の版は、ムーミンに月面旅行をさせる(同年のアポロ11号の月面着陸の影響?なお、月面にはウサギがいるという設定)など、ユニークな翻案が多い。
雪室俊一によれば、スナフキン・スノーク他の、原作にないこのアニメ独特のキャラクターの性格は、山崎忠昭の考案によるものであるという[5]。
スタッフ[編集]
- 原作:トーベ・ヤンソン
- 企画:瑞鷹エンタープライズ、高橋茂人
- 音楽:宇野誠一郎
- 演出:
- 脚本:
- 作画監督:
- 制作協力:Aプロダクション(〜第26話)
- 製作:岩崎正美(第27話〜)
- チーフディレクター:りんたろう(第27話〜)
- 美術監督:
- 千葉秀雄(〜第26話)
- 半藤克美(第27話〜)
- 撮影監督:清水達正
- 編集:井上和夫ほか
- 音響監督:田代敦巳
- 制作:
- ノンクレジット
この節の加筆が望まれています。 |
主題歌[編集]
全曲とも、作曲・編曲は宇野誠一郎による。
- オープニングテーマ / エンディングテーマ - 「ムーミンのテーマ」
- 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 藤田淑子
- 当時、中途に藤田淑子がソニーと歌謡曲歌手としての契約を結んだため、他社が共通に使用できる音源として松島みのり歌唱版が製作された。また、ビクターは玉川砂記子(LPレコード『ねえムーミン』での表記は玉川さきこ)歌唱版、日本コロムビアは松島歌唱版の共通音源と堀江美都子歌唱版をそれぞれ発売した。なお玉川版は1970年の「第12回日本レコード大賞」の「童謡賞」を受賞した。
- 収録音盤によっては「ムーミンのうた」と表記されることもある。
- なお、1972年版(下記)の主題歌(同一の詞曲だが、「ねえ! ムーミン」表記)も藤田淑子が歌った。日本コロムビアが録音し直した別音源であり、同社ではこれ以降1972年版で発売されることが多くなった。
- 挿入歌
-
- 「スナフキンのうた[7]」
- 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 西本裕行
- 第4話「ふしぎの泉はどこにある?」でムーミンがワインを飲みたくて、ヘムレンからもらったブドウの種を蒔くのにおさびし山にふしぎの泉の水を、汲みに行こうかと悩んでいる時に、川の畔でギターを弾きながら歌っているのが作中への初使用である。以後、ギターのみで歌わなかったりや、オーケストラの伴奏で歌ったりしている(以後本編ではギター伴奏は無く、ギターの時には歌が無く、オーケストラでの時には歌が入る場合があった。レコードでは、日本コロムビアでギター伴奏で3番まで歌っている)。1969年版の最終回では、スナフキンの歌が聞こえてきて、3番まで歌った。その時伴奏はオーケストラだったが、ムーミンは「あ!スナフキンのギターだ」と言っている。
- 「ムーミンパパのうた」
- 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 高木均
- 第3話「雨だ! あらしだ!! 洪水だ!!!」で洪水が引き始めのころ、公園でムーミンパパとムーミンママでムーミンを探している時、パパが公園で作詞作曲して歌った。結果騒音を出した罪で初登場のヘムル署長に2人共逮捕された。
- 「ノンノンのテーマ[8]」
- 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 武藤礼子
- 第26話「ノンノンこっちむいて」で断続的に使用され流れた。
発売ソフト(レコード、CD)[編集]
- 「おはなしムーミン/ムーミン谷に春がきた」
- LP(日本コロムビア、KKS-20077)
- 後年CD(CC87)にもなって発売された。
- 「ねえムーミン」
- LP(日本ビクター、JB-47-S)
- 「ムーミンのテーマ」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 玉川さきこ
- 「おはようムーミン」 作詞 - 宇野誠一郎 / 歌 - 玉川さきこ
- 「ムーミンマーチ」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 玉川さきこ、館野令子
- 「ぼくの名前」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 玉川さきこ
- 「蟻の遺言<ムーミン様へ>」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 西本裕行、玉川さきこ
- 「ムーミンのさんぽ」 作詞 - 宇野誠一郎 / 歌 - 館野令子
- 「蝶とムーミン」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 館野令子
- 「ムーミンとバッタ」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 玉川さきこ、館野令子、高木均、西本裕行
- 「ノンノンのテーマ」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 玉川さきこ
- 「なぞなぞ」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 高木均
- 「お茶の時間」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 高村章子、館野令子
- 「ママはインチキ」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 館野令子、高村章子
- 「ムーミンパパのうた」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 高木均
- 「スナフキンのうた」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 西本裕行
- 「おやすみムーミン」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 玉川さきこ、館野令子
- 「さよならムーミン」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 玉川さきこ、館野令子、高木均、高村章子、西本裕行
- ソノシート
- (ソニー、P-51)
- 「ムーミンのテーマ」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 藤田淑子
- 「ノンノンのテーマ(ノンノンのうた)」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 武藤礼子
- 「ミュージッククリップ20ムーミン」
- CD(東芝EMI、TOCT-9820)
- 「ムーミンのテーマ」(オープニングTVサイズ) 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 藤田淑子
- 「ムーミンのテーマ」(エンディングTVサイズ) 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 藤田淑子
- 「ムーミンは昨日」(エンディングTVサイズ) 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 増山江威子
- 「スノーク家のしつけ」(フルサイズ) 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 広川太一郎
- 「ちいさなミイ」(フルサイズ) 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 堀絢子
- 「ムーミンは昨日」(フルサイズ) 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 増山江威子
- 「ムーミンのテーマ」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 藤田淑子
- 「ムーミンのテーマ」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 松島みのり
- 「ムーミンパパのうた」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 高木均
- 「ノンノンのうた」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 武藤礼子
- 「スナフキンのうた」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 西本裕行
- 「おはようムーミン」 作詞 - 宇野誠一郎 / 歌 - 玉川さきこ
- 「ぼくの名前」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 玉川さきこ
- 「ムーミン・マーチ」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 玉川さきこ、館野令子
- 「おかえりムーミン」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 玉川さきこ、ヤング・フレッシュ
- 「ムーミンのえかき歌」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 玉川さきこ、ヤング・フレッシュ
- 「おやすみムーミン」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 玉川さきこ、館野令子
- 「さよならムーミン」 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 玉川さきこ、館野令子、高木均、高村章子、西本裕行
各話リスト[編集]
- 1. シルクハットのひみつ
- 2. 悪魔のハートをねらえ
- 3. 雨だ! あらしだ!! 洪水だ!!!
- 4. ふしぎの泉はどこにある?
- 5. パパの思い出のライフル
- 6. かえってきたノンノン
- 7. さよならガオガオ
- 8. ノンノンがあぶない
- 9. ムーミン谷の列車大強盗
- 10. ふしぎなこびと
- 11. 消えたコレクション
- 12. ムーミン谷のクリスマス
- 13. パパは売れっ子作家
- 14. ムーミン谷最後の日
- 15. 帆を上げろ! ムーミン号
- 16. 謎のグノース博士
- 17. ベビーはどこに
- 18. 乞食になりたい
- (再放送で「金持ちはもうやだ」に変更)
- 19. 月着陸OK!
- 20. スキーでハッスル!
- 21. ふしぎな家なき子
- 22. 山男だよヤッホー!
- 23. チビのミー大作戦
- 24. おさびし山のガンマン
- 25. おめでとうスノーク
- 26. ノンノンこっちむいて
- 27. 顔をなくしたニンニ
- 28. 小さな大冒険
- 29. ひこう鬼現わる
- 30. 天国からの贈りもの
- 31. ごめんねスティンキー
- 32. 森のゆうれい屋敷
- 33. おくびょうな豆泥棒
- 34. 金の馬銀の馬
- 35. 夏祭りのオーロラ
- 36. ムーミンパパのノート
- 37. 小さなみにくいペット
- 38. 人魚さんこんにちわ
- 39. 家にいるのは誰だ
- 40. ニョロニョロのひみつ
- 41. マメルクをつかまえろ
- 42. 大きな大きなプレゼント
- 43. あらしの怪獣島
- 44. 海の星はどこに
- 45. 悪魔の島がやってきた
- 46. 真夏の雪を探せ!
- 47. なくしたペンダント
- 48. 歩いてきた山びこ
- 49. ピアノなんか大嫌い
- 50. 眠りの輪をぬけだせ
- 51. 秋はおセンチに
- 52. 月夜に踊る人形
- 53. 凧が知っていた
- 54. さようなら渡り鳥
- 55. 鳩は飛ばない
- 56. ムーミン谷のカーニバル
- 57. お婆ちゃんのひみつ
- 58. ノンノンがいなくなる?
- 59. 手品にはタネがある
- 60. ひとりぼっちの冬
- 61. 消えた雪うさぎ
- 62. 氷姫のいたずら
- 63. 一日だけのお姫様
- 64. 影なんか恐くない
- 65. おやすみムーミン
ムーミン(1972年版)[編集]
| ムーミン(1972年版) | |
|---|---|
| ジャンル | テレビアニメ |
| 原作 | トーベ・ヤンソン、ラルス・ヤンソン |
| 企画 | 瑞鷹エンタープライズ、高橋茂人 |
| 脚本 | 田代淳二ほか |
| 演出 | 沖島勲ほか |
| 出演者 |
岸田今日子 高木均 高村章子ほか |
| オープニング | 「ねえ! ムーミン」(藤田淑子) |
| エンディング | 「ねえ! ムーミン」1.(藤田淑子)、「スノーク家のしつけ」2.(広川太一郎)、「ちいさなミイ」3.(堀絢子)、「ムーミンは昨日」4.(増山江威子) |
| 製作 | |
| 制作 | フジテレビ、虫プロダクション |
| 放送 | |
| 放送国・地域 |
|
| 放送期間 | 1972年1月9日 - 12月31日 |
| 放送時間 | 日曜19:30 - 20:00 |
| 放送枠 | 世界名作劇場 |
| 放送分 | 30分 |
| 回数 | 52 |
1972年1月9日 - 12月31日、フジテレビ系列にて放送。前作同様、企画製作は瑞鷹エンタープライズ。アニメーション制作は虫プロダクション。番組表によっては『新ムーミン』と表記されることもあった。大晦日が最終回となったアニメは、1966年の『鉄腕アトム』以来6年振り。この6年後に放送された『ペリーヌ物語』も大晦日に最終回となった。
主人公らの黒目を大きくする、道徳的なエピソードを増やしたことなどが、前作との違いである[9]。また、オリジナルの話も多い。そのほか、前作では帽子があって髪の毛が書かれておらず、帽子に花飾りをつけていなかったスナフキンの頭には、この作品からは、茶色の頭髪が描かれ、帽子も花飾りをつけている。
以後、1969年版と共に1970年代から1989年に通じて盛んに再放送され、ズイヨー(瑞鷹)の監修のキャラクターグッズも1989年まで制作されて周知されるに至った。しかし1990年から、トーベとラルスのヤンソン姉弟が関わって制作された『楽しいムーミン一家』(テレビ東京系列)が放送されると、フィンランドのトーベの姪でラルスの娘であるソフィア・ヤンソンの経営するムーミンの権利を統括する会社「ムーミン キャラクターズ社」から、「アニメーション『楽しいムーミン一家』を世界的に認め世界で放送し、アニメーション『ムーミン』の放映や、新ソフトの開発を認めない。」との意見があった。この時から旧作のアニメーション『ムーミン』は日本国内での再放送と新規の映像ソフト化がされていない。
なお、上記のキャラクターデザインの変更などは、「非輸出」を条件としたものだったが、実際には輸出された事例が存在する。21世紀初頭の現在でも台湾では繰り返し再放送が行われている[10]。
スタッフ[編集]
- 原作 - トーベ・ヤンソン
- 企画 - 瑞鷹エンタープライズ、高橋茂人
- 脚本 - 田代淳二、沖島勲、藤川桂介、吉田喜昭、加藤有芳、鈴木良武、多地映一、三枝睦昭、栗田邦夫、星山博之
- 設定 - 星山博之
- 担当制作 - 橋本直人、井出康道、ほか
- 音楽 - 宇野誠一郎
- 美術監督 - 半藤克美
- 作画監督 - 岡田敏靖、芦田豊雄、宇月始、矢沢則夫
- 撮影監督 - 原屋楯男
- 音響監督 - 田代敦巳
- 効果 - 柏原満
- 録音 - 東京スタジオセンター、熊谷良兵衛
- 演出 - 沖島勲、水沢わたる、高市一男、りんたろう、石黒昇、上梨満雄、棚橋一徳、平田敏夫、林政行、小杉信雄、南川博、樋口雅一、立花遊、小林三男、出崎哲、出崎統、朝戸澄子
- 現像 - 東京現像所
- 制作主任 - 国井よういち
- チーフディレクター - りんたろう
- プロデューサー - 岩崎正美
- プロデューサー補 - 野崎欣宏
主題歌など[編集]
全曲とも、作曲・編曲は宇野誠一郎による。
- オープニングテーマ
- エンディングテーマ
-
- 「ねえ! ムーミン」
- 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 藤田淑子
- 「スノーク家のしつけ」
- 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 広川太一郎
- 3番まであるが、エンディングでは2番で川に落ちる音で終了した。アドリブの王様として知られる広川太一郎らしく、アニメーションのエンディングで使われたものと、レコードで発売されたものでは一部の歌詞と、歌い方が異なっている。
- 「ちいさなミイ」
- 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 堀絢子
- 4番まであるが、エンディングでは、1番と4番が使用された。こちらはアニメーションとレコードは同じ歌い方である。
- 「ムーミンはきのう」
- 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 増山江威子
- 3番まであるが、エンディングでは、1番が使用された。
- なおED2〜4は、東宝レコードから1972年10月に発売されたコンパクト盤(DT-4001)に、1969年版OP(「ムーミンのうた」表記)とともに収録された。
- 挿入歌・イメージソング
-
- 「スナフキンの歌」
- 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 西本裕行
- 1969年版からの流用。ギター演奏のみの場合か、オーケストラの場合では歌うこともあった。第4話‘スナフキンが帰って来た’ではヘムレンさんが捨てたホルンでの演奏もあった。
- 「ムーミン谷のうた」
- 作詞 - 田山敦巳 / 歌 - 桜井妙子
- OP1のB面に収録。
- 「えかきうたムーミン」
- 作詞 - 丘灯至夫 / 歌 - 増山江威子、北川国彦、はせさん治、山田俊司、野村道子
- 「ムーミンのクリスマス」
- 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 堀絢子
- 1972年11月発売のコンパクト盤「みんなのクリスマス」(C-517)に「仮面ライダークリスマス」「超人バロム1のクリスマス」「モックのクリスマス」とともに収録。
- 「スノーク家のしつけ」
- 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 広川太一郎
- 最終回でスナフキンがみんなの家を回った時、スノーク、ノンノンの家の前に来た時に流れた。エンディングの流用。
- 「ムーミンパパのうた」
- 作詞 - 井上ひさし / 歌 - 高木均
- スノーク家のしつけと同じく、スナフキンがムーミンの家の前に来た時に流れた。1969年版の流用。
各話リスト[編集]
- 1. ゆめ・ゆめ・ゆめ
- 2. 春を呼ぶ火祭り
- 3. 今日は、おしゃまさん[11]
- 4. スナフキンが帰って来た
- 5. 狼なんかこわくない
- 6. 落ちてきた星の子
- 7. 白い馬と満月と
- 8. ふしぎなスプーン
- 9. おじさんは手品師?
- 10. 署長さんがいなくなる
- 11. ムーミン谷は穴だらけ
- 12. 鏡の中のマネマネ
- 13. ヘムレンさんの約束
- 14. メソメソ君のマイホーム
- 15. ムダ騒動はムダ
- 16. ミイってやさしいの?
- 17. ノンノンの願い
- 18. 海の風車
- 19. ふしぎな遊星人
- 20. ママのハンドバッグ
- 21. 花占い大事件
- 22. 町からきた少年
- 23. ママ、ごめんなさい
- 24. 時計を作ろう
- 25. 夏への扉
- 26. 金色のしっぽ
- 27. ニョロニョロが怒った
- 28. 信じる? 信じない?
- 29. 水晶玉にはなにがみえる
- 30. 消えないおばけ
- 31. おかしなケンカ
- 32. 消えた人形
- 33. ひとりぽっちのパパ
- 34. ぼくは王様だ!
- 35. パパの古い靴
- 36. おじいちゃんは世界一
- 37. 月夜になる鐘
- 38. 赤い月の呪い
- 39. 笑いの仮面
- 40. やぶれた絵本
- 41. 言葉が消える?
- 42. はばたけ! ペガサス
- 43. アリオンのたて琴
- 44. 雲と遊ぼう
- 45. 眠りたい眠れない
- 46. 飛行鬼にまけるな!
- 47. 氷の国をぬけだせ
- 48. こわれたくびかざり
- 49. 消えちゃった冬
- 50. パパのぼうけん
- 51. スナフキンなんか大きらい
- 52. さらばムーミン谷
劇場版[編集]
本作は、第1作目が「東宝チャンピオンまつり」内、第2作目が「東映まんがまつり」内で、それぞれ上映されている。双方ともTVブローアップ版。
- ムーミン(第1作。1969年版第7話「さよならガオガオ」。1971年3月17日、「東宝…」で上映)。
- 同時上映は『怪獣大戦争 キングギドラ対ゴジラ』(『怪獣大戦争』の改題再映版)『アタックNo.1 涙の不死鳥』『いなかっぺ大将』『昆虫物語 みなしごハッチ』の4本。
- ムーミン(第2作。1972年版第2話「春を呼ぶ火祭り」。1972年3月17日、「東映…」で上映)
- 同時上映は『ながぐつ三銃士』『仮面ライダー対ショッカー』『スペクトルマン』『さるとびエッちゃん』の4本。
発売映像ソフト[編集]
- レーザーディスク(LD) - 『ムーミン』第1話 - 第26話。バンダイ1枚7,800円、全7枚。7枚目のみ片面。1枚目の2面にパイロット版の特典映像。
- ビデオテープ(VHS) - 『ムーミン』愛の巻(第37、第49話)、夢の巻(第34話、第64話)。Vapビデオ、東北新社1巻8,800円。1巻2話入り。
- 『新ムーミン』 - ビデオテープVHS。Vol.0 - 25。Vapビデオ、東北新社。Vol.0は1話、Vol.25は3話、ほかの巻は2話入り。合計26巻。
ビデオテープの解説書、カバーには、東北新社の社名が記載されているが、現在の東北新社の関連サイトには『ムーミン』『新ムーミン』ともに掲載されていない。
上記以外の話は映像ソフト化されていない。
脚注[編集]
- ^ 山崎忠昭の‘日活アクション無頓帖’の本文および雪室俊一のインタビュー
- ^ ムーミンの舞台、入試センター「設問に支障なし」:朝日新聞デジタル
- ^ 1969年版では富田耕吉と表記される回がある。
- ^ 原作とは異なり、言葉はしゃべらない
- ^ 山崎忠昭『日活アクション無頼帖』収録の雪室俊一へのインタビュー。
- ^ a b 藤川桂介「II アニメーション時代 ムーミン、新ムーミン--アニメーションに出会う 幻の企画「ムックリムーミンちゃん」」『アニメ・特撮ヒーロー誕生のとき ウルトラマン、宇宙戦艦ヤマトから六神合体ゴッドマーズまで』ネスコ、1998年8月9日、ISBN 4-89036-979-1、54-55頁。
- ^ 「おさびし山のうた」の表記もあり。
- ^ 「ノンノンのうた」の表記もあり。
- ^ 『テレビアニメ25年史』
- ^ vol.9 世界の人を魅了した初代ムーミン
- ^ 「今日は」の読みは「こんにちは」。
参考文献[編集]
- バンダイLD『ムーミン』vol1 - vol7解説書
- VapビデオVHS『ムーミン』愛の巻、夢の巻。『新ムーミン』vol0 - vol25解説書
- ビクタービデオDVDBox『Moomin』(楽しいムーミン一家)上下巻解説書
- 東芝EMICD(ミュージッククリップ20ムーミン)(TOCT-9820)解説書
- 芸術新潮 2009年5月号 特集;ムーミンを生んだ芸術家トーヴェ・ヤンソンのすべて。(Tove Jansson)発行社・新潮社
- MOE 月刊「モエ」大特集 ムーミンと北欧の物語。モエ1998年2月1日発行。第19巻。第11号通巻220号発行社・白泉社
- MOE 月刊「モエ」おめでとう60周年!ムーミン 巻頭大特集 生誕60周年おめでとう!オーロラの国からムーミンがやってきた! モエ2006年1月1日号第28巻第1号通巻315号 発行社・白泉社
- ku:nel[クウネル]ムーミンのひみつ.2007年1月1日第5巻第1号.発行社・マガジンハウス
- キングレコードCD『楽しいムーミン一家』「スナフキンの旅立ち」(KIKA36)解説書。
- キングレコードCD『楽しいムーミン一家』「VOL1」(KIKA18)解説書。
- トーベ・ヤンソン『ムーミンまんがシリーズ(1.とってもムーミン他)』(草森紳一解説)発行社・講談社。1969年
- トーベ・ヤンソン、ラルス・ヤンソン『ムーミンの冒険日記』(野中しぎ 訳)発行社・福武書店・ベネッセ。1990年
- トーベ・ヤンソン、ラルス・ヤンソン『ムーミンコミックス』(冨原眞弓 訳)発行社・筑摩書房。2001年
- PENムーミン完全読本.2015年2月15日 No576 CCCメディアハウス 雑誌27963-2/15
- 山崎忠昭『日活アクション無頓帖』「原作者トーベ・ヤンソンからのクレーム」雪室俊一氏のインタビュー.山崎忠昭メモルグラフィー.ワイズ出版 ISBN 978-4-89830-213-2
| フジテレビ系列 カルピスまんが劇場 | ||
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| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
ムーミン(第1作)
(1969年10月 - 1970年12月) |
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アンデルセン物語
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ムーミン(第2作)
(1972年1月 - 12月) |
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