北海道新聞
北海道新聞 | |
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![]() 北海道新聞社本社ビル | |
種類 | 日刊紙 |
サイズ | ブランケット判 |
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事業者 | 北海道新聞社 |
本社 | 〒060-8711北海道札幌市中央区大通西3-6 |
代表者 |
代表取締役会長:村田正敏 代表取締役社長:広瀬兼三 |
創刊 | 1942年 |
前身 |
北海新聞(1887 - 1901) 北海タイムス(1901 - 1942) 小樽新聞(1894 - 1942) 室蘭日報(1941 - 1942) 新函館(1941 - 1942) 北見新聞(1939 - 1942) 旭川タイムス(1935 - 1942) 旭川新聞(1915 - 1942) 十勝毎日新聞(1919 - 1942) 網走新報(1940 - 1942) 根室新聞(1941 - 1942) 釧路新聞(1902 - 1942)[1] |
言語 | 日本語 |
価格 |
1部 朝刊150円、夕刊50円 月極 4,037円(朝刊のみは3,800円) |
発行数 |
(朝刊)約88万部 (夕刊)約29万部 (2021年1月ABC) |
ウェブサイト | https://www.hokkaido-np.co.jp/ |
株式会社北海道新聞社 The Hokkaido Shimbun Press. | |
本社所在地 |
![]() 060-8711 北海道札幌市中央区大通西3-6 |
事業内容 | 新聞出版・販売 |
設立 | 1942年11月11日 |
業種 | 情報・通信業 |
資本金 | 3億4,650万円 |
売上高 | 438億円(2020年3月期) |
従業員数 | 1,326名(2020年7月現在) |
主要子会社 | 株式会社道新スポーツ |
北海道新聞(ほっかいどうしんぶん)は、株式会社北海道新聞社(ほっかいどうしんぶんしゃ、The Hokkaido Shimbun Press、本社・札幌市中央区)が発行する北海道の日刊新聞。愛称は道新(どうしん)。ブロック紙に分類される。販売部数(日本ABC協会調べ)は朝刊約88万部、夕刊約29万部である(日本ABC協会報告部数・2021年1月)[2]。
概要[編集]
国家総動員法・新聞事業令に基づく新聞統制の結果、1942年(昭和17年)に北海タイムス・小樽新聞・新函館・室蘭日報・旭川新聞・旭川タイムス・北見新聞・十勝毎日新聞・網走新報・釧路新聞・根室新聞(いずれも戦後創刊された同名紙とは無関係)の道内11紙が統合して誕生。
発行元である北海道新聞社の系列放送局(北海道放送(HBC)、北海道文化放送(UHB)、テレビ北海道(TVh)、エフエム北海道(AIR-G'))を含めたネットワークによって、北海道のマスメディアで独占的な地位を確立し、発行部数もピーク時の2003年(平成15年)には約125万部(朝刊)を記録した。その後は、他の新聞媒体と同じく漸減傾向にあり、2021年現在の発行部数は朝刊約88万部、夕刊約29万部。それでも、北海道内の新聞購読世帯のシェアの大半を占め、大きな影響力を持つ(ただし十勝地方では十勝毎日新聞、胆振地方では室蘭民報・苫小牧民報にそれぞれシェアを譲る)。全国的にみてもブロック紙の中では中日新聞に次ぐ規模で、東京でも中央省庁の全記者クラブに加盟してほぼ常駐する他、海外9都市の支局に記者を配置している。
北海道新聞のCMは前述の系列放送局を含め、道内の民放テレビ・ラジオ全局と道内の一部ケーブルテレビ局・コミュニティ放送局で流れている。
歴史[編集]
- 1887年(明治20年) 源流の北海新聞が札幌で発行
- 1942年(昭和17年) 道内の11紙が「一県一紙」という国の方針により統合、北海道新聞が創刊
- 1947年 第1回北海道新聞文化賞
- 1963年10月 1日 本社新築落成[3]
- 1979年 朝刊100万部
- 1982年 道新スポーツ創刊
- 1996年(平成8年) ホームページ開設
- 2014年 3月 3日 紙面刷新。ニュース面と地方版の文字を一回り拡大、1ページを12段組にし、1行の字数を10字から12字に増やして読みやすくした[4]。
- 2017年 3月 1日 紙面刷新。「読みやすく、わかりやすく」をキーワードに、1面を「5分でわかる」ニュースダイジェストにし、各面も刷新している[5]。
- 2018年 4月 1日 記事に記者の署名が入る(通信社からの配信記事を除く)。
- 2018年10月23日 教育関係紙面を毎日掲載
- 2020年 2月22日 紙面刷新。朝刊1面の構成を一部変更。小説・どうしん川柳の掲載面を移動。
報道姿勢と特色[編集]
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- 1976年に函館空港で発生したベレンコ中尉亡命事件での亡命後の本人追跡インタビューや、1988年のソウル・金浦国際空港爆破事件直後のスクープ写真、1989年にはソビエト社会主義共和国連邦(現ロシア連邦)実効支配下の北方領土・国後島に西側報道機関で初めて取材を敢行するなど、全国紙に比してもロシアを中心に伝統的に極東報道に強い。
朝刊[編集]
朝刊は休刊日(主に月曜日で前日の日曜日に新聞制作・発行を休止 そのほか毎年1月2日にも休刊日あり)を除き毎日発行。ただし、最近では、1998年長野オリンピック時に、本来の休刊日を返上して、臨時に朝刊を発行したことがある。主な内容は以下のとおり。
- 天気
- 5分でわかる(ニュースダイジェスト)
- 1面題字下に掲載。当日の紙面から主要記事数本の要約の他、前日に北海道日本ハムファイターズ・北海道コンサドーレ札幌・レバンガ北海道の試合があれば、その結果も掲載する。
- 2020年2月までは1面記事下(卓上四季の右側)に掲載されていたが、重大ニュースなど1面が特別編成となる場合はコーナーが縮小され、要約記事の掲載本数が絞られることがあった。
- 卓上四季(コラム)
- 1面記事と1面最下段の広告の間に掲載
- 社説
- 7面に掲載(極めて稀だが重大ニュースに関する内容の場合は1面に掲載される場合もあった。)
- どうしん川柳
- 7面に掲載。2020年の紙面レイアウト変更までは第4社会面(設定のない日は第3社会面)に掲載されていたが、2017年以前と同様に社説と同じ面に戻る形になった。
- 政治漫画(1コマの風刺漫画)
- 週に数度、不定期に掲載、こうま・すう作
- 読者の声・うそクラブ(投書欄)・一筆軽笑(デザイン部による風刺漫画)
- 7面に掲載
- いずみ(女性向け投書欄)
- 生活面に掲載
- 二世・易八大のきょうの運勢
- 第2テレビ番組面に掲載
- 第2テレビ番組欄(BS)と解説欄・ラジオ番組欄
- AM・FM・短波ラジオ…HBCラジオ、STVラジオ、NHK第1・第2・FM、AIR-G’、FMノースウェーブ、ラジオNIKKEI(ハーフサイズ)
- 掲載順番は左からAIR-G’、NHK-FM、FMノースウェーブ、HBCラジオ、STVラジオ、NHKラジオ第1、NHKラジオ第2、ラジオNIKKEIとなっており、上段に掲載。
- ラジオNIKKEIは右隣に掲載されるNHK BS4Kとともにその他のラジオ局の2/3サイズとなっており、残り1/3スペースにラジオのおすすめ番組紹介が挿入される。
- 2018年11月30日付朝刊まで上段右端に掲載されていたラジオ深夜放送(0:00 - 5:00放送分。TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、アール・エフ・ラジオ日本の4局を1列分にまとめて掲載)は翌日から放送開始されたNHK BS4Kに置き換えられ掲載が打ち切られた。
- BS…NHK BS4K、WOWOWプライム、WOWOWライブ、WOWOWシネマ、スターチャンネル1・2(3は非掲載)、放送大学(「放送大学キャンパスon」と表記)、BSスカパー!、GAORA(1/3サイズ。)
- NHK BS4Kは上段ラジオ番組欄の右端に、その他は4チャンネルずつ2段に分けて下段右寄せに掲載。2020年2月からGAORAの掲載を開始した一方、Dlife、J SPORTS1・2・3・4は二世・易八大のきょうの運勢に置き換える形で掲載が打ち切られた。
- 放送大学はテレビのみ掲載。なお、放送大学は2011年9月30日付朝刊までは「CS205ch」として表記していたが、2011年10月1日付朝刊からBSデジタル放送開始に伴い「231ch」としての表記となった。
- WOWOWプライムは2018年3月31日付朝刊までは最終面のNHK BS1、BSプレミアムの下に2行に分ける形で掲載していた。これと入れ替わる形でBS11、TwellVが最終面に移動した。
- J SPORTS(1・2)は以前にも掲載されていた時期があったものの、BS11、TwellVの掲載に伴い2007年11月30日付朝刊で一旦打ち切りとなった。2012年3月1日付朝刊から新たに掲載されるJ SPORTS3・4の番組欄とともに掲載を再開したが、前述の通り2020年2月に再び掲載が打ち切られた。
- かつては、NHKデジタル教育テレビジョン(Eテレ)サブチャンネル(2009年4月6日よりワンセグ独自編成も追加。1/3サイズ。)も掲載されていたが、WOWOWライブ、WOWOWシネマ、BSスカパー!の掲載に伴い、2011年9月30日付朝刊で打ち切りとなった。
- UHB『みんテレ』放送日には解説欄に番組内容の紹介が記載され、紹介の最後に「協力・北海道新聞」のクレジットが付く。
- 時々、HBCラジオの番組欄にピンクの背景色が付くことがある。
- AM・FM・短波ラジオ…HBCラジオ、STVラジオ、NHK第1・第2・FM、AIR-G’、FMノースウェーブ、ラジオNIKKEI(ハーフサイズ)
- おくやみ
- 1997年10月6日付朝刊より全道について掲載。それ以前は発行地域の地方欄に掲載されていた。
- 地方欄
- テレビ番組欄(最終面)
- 地上波…NHK総合・Eテレ(教育)、UHB、HBC、STV、HTB、TVh(フルサイズで掲載)
- 以前、地上波は年代によりHBC、NHK総合・教育、STV〈1968年11月以降はHTBも追加〉の順、UHB、NHK総合・教育、HBC、STV、HTBの順(1972年4月以降)、NHK総合・教育、UHB、HBC、STV、HTBの順(1985年頃のレイアウト変更以降)、NHK総合・教育、UHB、TVh、HBC、STV、HTBの順(1989年10月以降)に掲載されていた時期もある。
- BS…NHK BS1、BSプレミアム(地上波番組欄の横にハーフサイズで掲載)、BS11、TwellV(1/3サイズでNHK BS1の下にBS11、BSプレミアムの下にTwellVをそれぞれ掲載。2018年3月31日まではWOWOWプライム、2011年3月31日まではNHK BSハイビジョンを掲載)、BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSテレ東、BSフジ(地上波番組欄の下段に1/3サイズで掲載)。
- 2018年3月31日までBS11・TwellVの部分にWOWOWプライムを2行に分けて掲載していたが、翌日から第2テレビ番組欄に移動した。
- 休刊日前日は2日分の掲載のためラジオ欄とともに掲載ページを中面に移動することがある。その際には最終面が全面広告となる。
- また、北見版のテレビ欄ではこれまで網走管内全域でTVhが直接受信できなかったため、1998年4月からTVhの個所はポスフール北見店や北見信用金庫などの地元網走管内の広告に差し替えられ、近年では地元企業の広告が左端に掲載されていたため、非掲載のTVh以外の各局の欄が右側にずれて掲載されていた。なお、網走管内では2011年10月28日に網走送信所・北見中継局の試験電波が発射されたことに伴い、前日付をもって地元広告の差し替えは終了した[注 1]。そのため、普及型アンテナで直接受信できない地域でも、高利得アンテナやブースターで直接受信可能な地域(特に放送エリアの境界付近)があることに配慮し、道内全域でそのままTVhの番組欄が掲載されている。以前は解説欄には「一部地域ではTVHは受信できません」と記載されていたが、2010年3月29日付の番組欄レイアウト変更により記載されなくなった。
- 2008年6月2日より番組欄の文字と掲載範囲が若干大きくなった(地上波のみ。BS・ラジオ番組欄は変更なし)。
- 2011年7月23日までWOWOWはアナログ(2011年3月まで第2テレビ番組欄。それ以降はNHK BS1、BSプレミアムの下に掲載)・デジタル(第2テレビ番組欄)で別々に掲載されていた。
- 2011年7月24日に番組欄レイアウトが一部変更され、これまで地上波テレビの番組欄上部にあった主要地域のアナログ放送チャンネルの表記が無くなり、放送局名(下段には電話番号)とリモコンキーIDのみの表記となった。
- 地上波…NHK総合・Eテレ(教育)、UHB、HBC、STV、HTB、TVh(フルサイズで掲載)
- 朝刊の定価は、以前は110円と他の全国紙(朝日・毎日・読売)より安かったが、北海タイムスの休刊後に全国紙と同じ値段に値上げされた。
- 朝刊はJR青森駅売店でも販売されている。14版の早版で、函館支社エリアの道南版、渡島・檜山版が発売されている。
折り込み[編集]
- ななかまど
- 無料情報紙ライナーネットワークに対抗すべく、旭川市に密着した生活情報を中心に掲載。
- 2018年9月現在、毎週金曜日の朝刊に折り込みで入る(旭川市と近郊8町および深川市・和寒町・剣淵町・士別市限定)。なお、旭川市内では道新を購読していない世帯にも配布されている(旭川市内でも一部未配布の地域がある)。
- 2013年9月までは毎週金曜日の夕刊(祝日の場合は前日の木曜日夕刊)折込であった[7]が、2013年10月以降は金曜日の朝刊折込に変更され、配布エリアはこれまでの道北全域から旭川市と近郊8町および深川市・和寒町・剣淵町・士別市に規模を縮小している(旭川市内全戸配布はこれまで通り[注 2])。
- 道新こども新聞「週刊まなぶん」
夕刊[編集]
夕刊は日祝日および年末年始(12月30日 - 1月3日)を除き毎日発行(月曜日の朝刊が休刊日でも夕刊は通常通り発行)。ただし、最近では日曜日でも、1998年長野オリンピックや2006年トリノオリンピック開催時に、速報版としての日曜夕刊を発行したことがあり、1972年札幌オリンピック期間中も日曜夕刊を発行していた。主な内容は以下のとおり。
- あすからの天気
- 道内17地点(札幌、小樽、岩見沢、函館、江差、室蘭、苫小牧、浦河、旭川、留萌、稚内、紋別、網走、北見、帯広、釧路、根室)及び東京の翌日並びに向こう5日間の天気予報
- 今日の話題
- 記者署名入りコラム
- はいはい道新
- 土曜日を除く毎夕刊に掲載(1989年ごろは○曜ぷらざのワンコーナーで木曜日休載だった)。
- 電話・FAX・はがき・インターネットにより投書を行う方式で、紙面上には氏名が掲載されない。
- ご近所関係に係る不満や官公庁等に対するクレームの掲載が多い。そのほかに自らの体験談の掲載もある。
- ニュースな言葉
- 毎週土曜日夕刊に掲載
- きのう きょう あす 地方版から
- その日の朝刊各地方版に掲載された記事から注目記事をピックアップして掲載
- 芸能・放送関係のトピックス、AM/FMラジオ・BSデジタルテレビ番組欄
- 掲載順番は上段が左からAIR-G’、NHK-FM、FMノースウェーブ、HBCラジオ、STVラジオ、NHKラジオ第1、NHKラジオ第2、放送大学(「放送大学キャンパスon」)の順。下段が左からBS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSテレ東、BSフジ、WOWOWプライム、スターチャンネル1、BS11、TwellVの順にそれぞれ掲載。なお、朝刊に掲載されているNHK BS4K、WOWOWライブ、WOWOWシネマ、スターチャンネル2、BSスカパー!、Dlife、J SPORTS(1 - 4)、ラジオNIKKEIの番組欄は夕刊では非掲載となっている。2018年11月30日付朝刊まで掲載されていたラジオ深夜放送(TBSラジオ・文化放送・ニッポン放送・RFラジオ日本)も夕刊では非掲載だった。
- ラジオ番組は各局とも翌朝5時台(NHKラジオ第2は翌朝6時台)まで掲載されていたが、2020年2月に再び翌朝5時まで分の掲載に戻った。
- 放送局名の文字が色分けされており、AMラジオが黄緑、FMラジオが紫、BSデジタルテレビが青でそれぞれ表記されている。
- テレビ番組欄(地上波、NHK BS1、NHK BSプレミアム)
- 北見版では、これまでTVhが網走管内全域で受信できなかったため、TVhの欄のところが地元管内の企業の広告に差し替えられていたが、網走送信所・北見中継局の試験放送開始に伴いTVhの欄が再び掲載されるようになった。
- 2008年8月より夕刊のテレビ番組欄のレイアウトが変更された(2011年7月23日まで放送局名のレイアウトは朝刊とは別物だったが、2011年7月25日付から朝刊と同じレイアウトとなった)。
地域別折り込み[編集]
- みなみ風
- 函館新聞(地方紙)に対抗すべく、折り込みで入る(渡島、檜山管内向け)。
- 土曜日は発行されない。
- 十勝・帯広版
- 十勝毎日新聞(地方紙)に対抗すべく、折り込みで入る。番組欄も、全道版とは別に、今夜の番組欄と翌日の番組欄が掲載されている。JRと航空機の空席情報や、お悔やみ欄などの生活情報も詳しく掲載されている(十勝管内向け)。
過去の折り込み[編集]
- 「おふたいむ」
- 木曜日夕刊(祝日の場合は前日の水曜日)に折り込みで入る。
- 1週間のテレビ番組欄は地上波とBS(NHK BS1、NHK BSプレミアム、WOWOWのみ)を掲載。
- 年末の夕刊は休止となるが1週間のテレビ番組欄は夕刊本誌に掲載される。
- 2008年11月をもって休刊となり、2008年12月以降は朝刊折込の日曜版に1週間のテレビ番組表が掲載されている。
[編集]
日曜日に折り込みで入る。全8ページ
- 小説
- 漫画
- 占い
- おしゃべりルーム
- ファミリーランド
- クロスワードパズル
- どこが違う?
- 推理パズルなど
- 詰め将棋・詰め碁
- 1週間のテレビ番組表(2008年12月〜)
- 番組欄は地上波とBS(NHK BS1、NHK BSプレミアム、WOWOWプライムのみ)を掲載。
- 掲載レイアウトは朝刊・夕刊と共通である。
番組表の補足[編集]
- 日曜版に掲載(2008年11月までは木曜日夕刊別刷りの「おふたいむ」に掲載)の1週間分のテレビ番組表および系列紙道新スポーツのテレビ番組表は全道版として扱うため、上記の受信不可能だった地域であってもテレビ北海道(TVh)の番組欄は開局時より掲載されている。
地方版(朝刊)一覧[編集]
北海道新聞の地方版は配布場所によって大きく変わる。平日の朝刊には、おおまかに、ブロック単位(道北、道南など)、振興局単位(渡島・檜山など)、市町村単位(札幌、小樽など)の3ページの地方版が掲載される。(日・月曜や休日は統合版になる)
読売新聞北海道支社、朝日新聞北海道支社、毎日新聞北海道支社が発行する各新聞も、おおむね3〜4ページの地方版を掲載しており、各紙とも北海道においては地方版を重視する傾向にあると言える。
本社(道央)エリア[編集]
道央エリアのみ「Oh!さっぽろ」「現代かわら版」が入り、地方版は4ページになる日がある。
- 札幌圏版(石狩管内向け。統合版も)
- 小樽・後志版(後志管内向け。統合版も)
- 苫小牧・日高版(胆振管内東部、日高管内全域向け。統合版も)
- 苫小牧圏版(胆振管内東部、日高管内全域向け)
- 苫小牧版(白老町以東の胆振管内向け)
- 日高版(日高管内向け)
- 苫小牧圏版(胆振管内東部、日高管内全域向け)
- 室蘭・胆振版(登別市以西の胆振管内向け)
- 空知版(空知管内向け。統合版も)
- 岩見沢・南空知版(美唄市以南の空知管内向け)
- 中・北空知版(奈井江町以北の空知管内向け)
旭川支社(道北)エリア[編集]
- 道北版(上川管内、留萌管内、宗谷管内向け)
函館支社(道南)エリア[編集]
北見支社(オホーツク)エリア[編集]
- オホーツク版(オホーツク管内向け)
- オホーツクワイド版(オホーツク管内向け。なお木曜日は統合版として、きたみ版、遠軽紋別版、網走美幌版は掲載されていない。)
釧路支社(道東)エリア[編集]
- 道東版(釧路管内、根室管内向け)
- 道東ワイド版 日曜日(釧路管内、根室管内、十勝管内、オホーツク管内向け)
帯広支社エリア[編集]
注目を浴びた報道[編集]
- 2003年、他紙に先駆けて北海道警察の裏金疑惑を報道し、道警側にその存在を認めさせた(北海道警裏金事件)。これら一連の報道によって、2004年の日本ジャーナリスト会議大賞、日本新聞協会賞、第52回菊池寛賞、2005年第9回新聞労連ジャーナリスト大賞受賞。
- 2013年、北方領土問題を巡る日ロ交渉を根室・羅臼などの現場の視点から取材した連載『日ロ現場史―終わらない戦後』が日本新聞協会賞を受賞[8]。
疑義の報道等[編集]
- 1954年9月、当時、北海道深川市の深川西高校生がつくった人形劇やコーラスを行うサークル「あゆみ会」の会員が日本共産党が当時行った軍事訓練に参加し、共産主義色の強い人形劇を公演していると北海道新聞などが報道した。高校二年生の会長は新聞社に対する抗議の遺書を残して自殺。北海道新聞は同年10月の社説で、事実上誤報を認めた[9]。
- 2014年11月17日、朝日新聞の慰安婦関連の記事取り消しを受けて、同様に慰安婦関連記事を掲載していた北海道新聞は朝刊1面に「『吉田証言』報道をおわびします」と題して社告を掲載し、1991年11月から1993年9月にかけて8回(うち1回は共同通信配信の記事)掲載した吉田証言関連の記事をすべて取り消すと発表した[10][11]。社告では「調べた結果、その証言内容は信憑(しんぴょう)性が薄いと判断しました。検証が遅れ、記事をそのままにしてきたことを読者の皆さまにおわびし、記事を取り消します」と説明し[10]、同日に掲載した検証記事では「生前の吉田氏に再取材しておけば、早い段階での事実確認が可能だったかもしれない」と述べた[12]。
- 2016年2月11日に配信した「島尻北方相『歯舞』読めず 11月に視察したばかり 元島民ら『残念』『勉強を』」という島尻安伊子北方相の記者会見での発言を問題視する記事を、歯舞に「ほぼまい」というルビを付けたまま配信した。その約1時間後に別の社員が誤りに気付き、ルビを正しく修正した。この件について、北海道新聞社は「今後このような誤りを二度と繰り返さないよう、細心の注意を払ってまいります」とコメントを発表した[13]。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ 北海道新聞のルーツ 北海道新聞
- ^ 北海道新聞社広告局
- ^ 『北海道新聞』(マイクロフィルム版) 1963年(昭和38年)10月1日付朝刊、13頁。
- ^ マスマスどうしん。*大きく、くっきり 読みやすく*道新変わる3月3日 北海道新聞 2014年1月5日
- ^ 新紙面紹介1*「5分でわかる」【3月から北海道新聞の朝刊が大きく変わります】 道新たかはし 2017年2月9日
- ^ ただし、掲載スペースの関係から自社制作番組のすべてが掲載されるとは限らないので、詳しい番組表は各コミュニティFM局のホームページを参照。
- ^ 夕刊時代、旭川市以外の道北エリアでは夕刊を購読してる世帯のみ配布されていた。
- ^ “新聞協会賞受賞作”. 日本新聞協会 2020年8月16日閲覧。
- ^ 「あゆみ会事件 風化させぬ」 北海道新聞、2014年9月22日朝刊。
- ^ a b “【朝日だけじゃなかった「吉田証言」、北海道新聞も取り消し 他の全国紙やブロック紙「ほおかむり」いつまで?”. J-CASTニュース. (2014年11月17日) 2014年11月22日閲覧。
- ^ “北海道新聞が記事取り消し 慰安婦「吉田証言」報道”. 朝日新聞. (2014年11月17日) 2014年11月23日閲覧。
- ^ “北海道新聞も記事取り消し=吉田証言「信ぴょう性薄い」”. 時事通信社. (2014年11月17日) 2014年11月23日閲覧。
- ^ “北海道新聞が歯舞に「ほぼまい」とルビ 島尻北方相のミス指摘記事で” (日本語). J-CASTニュース. ジェイ・キャスト (2016年2月12日). 2016年3月21日閲覧。
縮刷版[編集]
関連項目[編集]
- ブロック紙
- 日本の新聞
- 道新ニュース
- TEAM NACS(イメージキャラクターに起用されている)
- 地球にやさしい・エコプロジェクト - 北海道洞爺湖サミットを契機に、北海道のCO2削減を掲げた北海道新聞の事業。
外部リンク[編集]
- どうしん電子版(北海道新聞)
- 北海道新聞 (@doshinweb) - Twitter
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