エアバス・ヘリコプターズ

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エアバス・ヘリコプターズ
Airbus Helicopters
Airbus Logo 2017.svg
種類 株式会社
本社所在地 フランス マリニャーヌ
設立 1992年
業種 航空宇宙
事業内容 ヘリコプター
売上高 3.211百万ユーロ
従業員数 13,000人
主要株主 EADS
外部リンク airbushelicopters
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エアバス・ヘリコプターズAirbus Helicopters、旧称 ユーロコプター・グループEurocopter Group))は、世界屈指の大手ヘリコプターメーカである。ユーロコプターはエアバス・グループの子会社であり、民間・軍用双方のヘリコプターの製造・サポートを行っている。

2001年、世界全体では40%、アメリカ合衆国では30%のヘリコプターのシェアを誇る[要出典]

歴史[編集]

1992年フランスアエロスパシアルドイツメッサーシュミット・ベルコウ・ブロームダイムラークライスラー・エアロスペース)の、双方のヘリコプター部門が合併してユーロコプターが設立された。ユーロコプターはメッサーシュミットフォッケウルフリオレ・エ・オリビエブレリオの系譜を受け継いだ企業でもある[1]1995年に初飛行し、フライ・バイ・ワイヤを採用したNHインダストリーズ NH90の開発に携わり、フェネストロンを採用したEC 135も開発した。2000年には親会社が合併し、EADSとなったことでユーロコプターの株主も一元化され、EADSの完全子会社となった。2014年1月、ブランド戦略のため「エアバス・ヘリコプターズ」に社名を変更した。これに先駆け、親会社のEADSも社名を「エアバス・グループ」に変更している。

今日、ドイツのドナウヴェルトオットブルンカッセルとスペインのマドリードアルバセテとフランスのマリニャーヌラ・クールヌーヴへ7つの工場を保有している。さらに世界中に24社が子会社としてユーロコプターと契約している。

社報として季刊誌『ローター・ジャーナル』を発行している[2]

日本において[編集]

日本においてはエアバス・ヘリコプターズ・ジャパン株式会社が輸入販売を行っている。以前は伊藤忠商事が株式の90%を保有するユーロヘリ株式会社が日本におけるユーロコプターの総代理店となっていたが、ユーロコプターが伊藤忠商事の保有するユーロヘリの株式90%のうち80%を買い取り子会社化し、2009年4月1日から社名をユーロコプター・ジャパンに、2014年1月8日に現社名に変更した[3]

兵庫県神戸市神戸空港島に、2012年4月に整備場と訓練施設の拠点となる格納庫が設置された[4][5][6]

製品[編集]

製品はすべて回転翼機(ヘリコプター)であり、固定翼機などは製造していない。またエアバス・ヘリコプターズへの社名変更に伴い生産中の製品名を変更している。[7]

民間用[編集]

画像(所属) 機種名・特徴 エンジン 初飛行 乗員 / 乗客
20100627 EC130 Krakow 1372.jpg
ポーランド・個人所有機
EC120
コリブリ(Colibri
ターボメカ・アリウス2F x 1 1994/4/21 2人 / 5人
Aerial firefighting in Sicily by EUROCOPTER AS 350B3 (I-MIAF) 2.JPG
イタリア消防ヘリ
AS350
エキュレイユ(Ecureuil
小型単発機
ターボメカ・アリエル1B x 1 1974/6/27 2人 / 4人
MESHhelicopter.jpg
日本・民間救急ヘリ
AS355
エキュレイユ2
小型双発機
ターボメカ・アリウス1A x 1 1979/10/3 2人 / 4人
Eurocopter 130 SP-MTB 3.JPG
ポーランド・個人所有機
EC130(en)
小型単発機
ターボメカ・アリエル2B1 x 1 1999/6 2人 / 6人
YSP EC135P2 JA02YP Maishima 20081018-001.jpg
読売新聞社所有機
EC135
小型双発機
P&W 206B2 または
ターボメカ・アリウス2B2 x 2
1994/2/15 2人 / 6人
ADAC BK117 D-HBND.jpg
ウルム連邦軍病院所属機
BK117(MBB/川崎
メッサーシュミット・ベルコウ・ブローム川崎重工の共同開発機
ターボメカ・アリエル1E x 2 1979/6/13 2人 / 9人
EC-145T2 Le Bourget 2011.jpg
2011年パリ航空ショー
EC145T2
BK117C2の改良版
ターボメカ・アリエル2E x 2 1979/6/13 2人 / 9人
ASP AS365N2 JA6641 ITM 20100505-001.jpg
朝日新聞社所有機
AS365
ドーファン(Dauphin
消防・警察・報道・輸送など、あらゆる用途で運用される中型機
ターボメカ・アリエル2C x 2 1965/4 2人 / 12人
THK-CX EC155B JA08CX RJOY 20090125-002.jpg
フジテレビジョン所有機
EC155
ドーファン(Dauphin
AS365を高性能化・低騒音化した機体
ターボメカ・アリエル2C1 x 2 1965/4
(SA365として)
2人 / 11人
Superpuma bpol.jpg
ドイツ連邦警察署所属機
AS332
シュペル・ピューマ(Super Puma
重量物資輸送に使用される大型機
ターボメカ・マキラ1A1 x 2 1978/9/13 2人 / 24人
Japan Coast Guard Eurocopter (EC225-LP Super Puma) JA688A "MIMIDZUKU 2".jpg
海上保安庁所属機
EC225
シュペル・ピューマ マークII+(Super Puma mkII+
AS332の機能と整備性を向上した機体
ターボメカ・チェルモC x 2 2000/11 2人 / 21人
EC175 F-WWOH 2jul15 LFBO.jpg
エアバス・ヘリコプター所有のデモ機
EC175 プラット・アンド・ホイットニー・カナダ PT6C-67E x 2 2009/12 2人/16人

軍用[編集]

画像(所属) 機種名・特徴
Eurocopter EC 120 ASPA.jpg
スペイン空軍所属機
EC120B
コリブリ(Colibri
EC120の軍用型、小型汎用ヘリ
Fennec siku 07.JPG
デンマーク空軍所属機
AS550
フェニック(Fennec
AS350 エキュレイユの軍用型、小型汎用ヘリ
Fennec3H131COAN.jpg
アルゼンチン海軍所属機
AS555
フェニック2(Fennec 2
AS355 エキュレイユ2の軍用型であり、AS550 フェニックの双発型
Swiss Air Force EC635P2+ T-352 at BRN (2).jpg
スイス空軍所属機
EC635(en)
EC135の軍用
121st Medical Company fly UH-72A Lakota helicopters.jpg
アメリカ陸軍所属機
UH-72
ラコタ (Lacota
EC145の軍用型
IAF-AS-565.jpg
イスラエル空軍所属機
AS565
パンテル(Panther
AS365 ドーファンの軍用型
AS565UB - 陸軍向け対戦車攻撃型
AS565SB - 海軍向け対潜・対水上戦・捜索救難型
Cougar Swiss milouf 3.jpg
スイス空軍所属機
AS532
クーガー(Cougar
AS332 シュペルピューマの軍用型。汎用輸送型だが武装タイプもある
EC 725 Caracal.JPG
パリエアショーでのデモンストレーション機
EC725
クーガーMkII+(Cougar MKII+
AS532のキャビンを大型化、搭載重量を引き上げた機体
Eurocopter Tiger 2.jpg
ドイツ連邦軍所属機
EC665Tiger
戦闘ヘリ
NH-90 ILA-2006 2.jpg
ドイツ国際航空ショーでのデモンストレーション
NH90
4カ国共同開発の大型ヘリ(NHインダストリーズ)

製品の特徴[編集]

メインローターの回転方向[編集]

ユーロコプターの機体の中で旧アエロスパシアルの機体は、メインローターが上から見て時計回りに回転している。一方、米国メーカーは反時計回りであることが多い。これによってテイル・ロータが発生している推力の向きも逆になるため、推力を変化させた際のパイロットによるアンチトルク操作が逆になる、よって機種を転換する場合にはその点において考慮が必要である。

フェネストロン[編集]

フェネストロン

製品の多くにはシュド・アビアシオン時代に開発されたダクテッドファン型のテイルローターフェネストロン』が採用されている。これは一般的なテイルローターよりも安全で、効率も高いと同社は主張している。また、騒音が小さいことも大きなセールスポイントとしている。すでに特許が切れているため他社でも採用されている。

騒音対策[編集]

フェネストロン以外にも騒音対策に力を入れており、2010年にはメインローターのブレード先端を後退させた変形翼とすることで騒音を低減する「ブルーエッジ」と呼ばれる技術を開発した[8]。またブレードの後部にあるフラップを動かすことで、周期的に発生するヘリ特有の騒音を低減する「ブルーパルス」という対策技術も同時に発表した。

開発中の製品[編集]

世界記録[編集]

  • 2005年5月14日、ユーロコプター社所属のパイロットの操縦により、エベレスト山頂への着陸に成功。航空機による世界最高高度着陸記録を達成した。使用した機体はAS350

関連項目[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]