アグレコ

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アグレコ(Aggreko)は、イギリス(スコットランド)・グラスゴーに本社を置く、臨時電源及び冷凍・冷却温度制御機器レンタルソリューションの世界最大手企業である。6300名を超える従業員を抱え、世界190を超える拠点で運営[1]ロンドン市場 FTSE100銘柄指定の上場企業。

概要[編集]

同社は、パナマバングラデシュ電力供給が不十分な新興国に発電機を供給しているほか、欧州最大級のロックフェスティバルグラストンベリー・フェスティバル」(2009年)、オバマ大統領就任式(2009年)、バンクーバーオリンピック(2010年)、NFLスーパーボウル2011年)、ロンドンオリンピック(2012年)、などのイベントで電力を供給した実績を持つ[2][3][4]

また災害・緊急時の臨時発電施設としても対応しており、オーストラリアブリズベンで発生した大洪水ニュージーランドでのクライストチャーチで発生したカンタベリー地震(2011年)などで実績がある。 2015年8月末にグアムピティのカブラス発電所の爆発・火災事故後に、1年間の40MW分の供給をグアム電力公社から受注した[5]。 さらに発電機に内蔵された燃料タンク以外にも、独立した燃料保管タンクをレンタル提供している[6]

日本での事業[編集]

日本における初のプロジェクトは、2002年日韓ワールドカップでの電力供給[7]。 2011年には東日本大震災と直後に発生した津波の1ヶ月後に東京電力福島第1原子力発電所に対して200MW、以降の電力不足時に追加で約148MWを供給した。また茨城県常陸那珂火力発電所に100MW規模のディーゼル火力発電機を、千葉県袖ヶ浦火力発電所に100MWのガス火力発電機をそれぞれ簡易発電基地として設置し、同年の全国規模の電力不足解消に貢献した[8]。 同時にピークシェービングや事業継続計画BCP)の提供や、南九州地域を拠点とする大手食品・飲料会社への2MWのガス発電設備の提供などを海外からの設備で対応。

2014年より茨城県常総市にサービスセンターを開設し、日本市場に本格参入。納期は数日〜数週間に短縮。数十kVA〜1500kVaの発電機、50KW-1500KWのチラー、1,000KW〜100,000KWのクーリングタワー、エアハン、エアコンなどを24時間、365日体制でレンタルする。日本の大手ユーティリティー、製造業、大手化学会社やイベントなどで実績がある。

発電モジュールの特徴[編集]

発電ユニットは数日〜13週間という短期間〜数年のレンタルが可能であり、夏場などの需要最盛期のピークシェービングから電気の長期安定供給やバックアップ電源などに活用できる。契約から電力供給開始(コミッション)まで数週間で実行できるのが特徴。燃料はLNGディーゼル重油(HFO)など複数の燃料源に対応できる[9]。またコジェネレーションにも対応し、契約期間中に燃料価格変動状況に応じてLNG・ディーゼルエンジンの切り替えなども対応できる。


コンテナ型エンジン発電機という形態を取っており、特注設計の20フィートISO規格のコンテナで運搬を簡易化している。海上石油プラットフォーム等などの用途。 またトレーラー設置型発電機は移動式であり、建設現場などでの用途を想定している[10]

脚注[編集]

外部リンク[編集]