ルパン三世 グッバイ・パートナー

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ルパン三世 グッバイ・パートナー』(ルパンさんせい グッバイ・パートナー)は、モンキー・パンチ原作のアニメルパン三世』のテレビスペシャルシリーズ第26作。2019年1月25日日本テレビ系金曜ロードSHOW!』にて放送。

概要[編集]

前作である第25作『イタリアン・ゲーム』から約3年ぶりのテレビスペシャルであり、完全新作ストーリーとしては第24作『隠された空中都市』以来約6年ぶりとなる[1]。また、本作はプロデューサーの稲毛弘之によると「原作誕生から51年目に突入し、ほかのアニメ作品では考えられない、次の50年に向けての「ルパン三世」テレビスペシャル第一弾」であるとのこと[2]

前作『イタリアン・ゲーム』や『TV第4シリーズ』『TV第5シリーズ』など、近年のルパン作品は連続してトムス・エンタテインメントの子会社であるテレコムアニメーションフィルム[注 1]が制作していたが、本作では久々にトムス自社で制作されている。

監督は第15作『お宝返却大作戦!!』以来16年ぶりに川越淳が起用された。また、ルパン三世のテレビスペシャルでは初めて、オープニングクレジットにおけるメインキャストの声優表示が廃止されている。

衣装デザインは大きく変更されており、ルパンは本作後半、アニメでは初となる黒色のジャケット[注 2]を着用し、次元は緑系統のダークスーツをそれぞれ着用している。また不二子は本編前半、これまでのアニメ作品では見られなかったストレートヘアの姿で登場している[注 3]

あらすじ[編集]

ルパンを追っていた銭形警部がルパンとの共謀罪で逮捕されてしまった。さらに、ピアノが得意な少女・アリサが誘拐されてしまった。

再び新しいお宝を狙う、ルパン三世の前に意外な強敵が現れる。それは長年の相棒・次元大介だった。全ては次元が仕組んだ裏切りによる作戦だったのだ。ルパンは裏切りを承知の上で次元に戦いを挑む。

次元の裏切りの理由とは、そして二人の運命は…?

ゲストキャラクター[編集]

ロイ・フォレスト
声 - 諏訪部順一
本作の黒幕。アメリカの政治家であり、テレビ局オーナーでもある。元は特殊部隊に所属していた事があり、現大統領の側近からも「危険人物」と称されていた。
次期大統領の座を手にするため、現大統領と協力して量子コンピューターの完成を画策し、その完成に必要な宝石「タイムクリスタル」をルパンに奪わせるために計画に邪魔な銭形を濡れ衣で逮捕させ、自身が持つ腕時計を目当てに秘書になった不二子を協力者にするが、更にはアリサを人質にして次元を従わせる。タイムクリスタルを奪った上でルパンの始末を次元に指示していたが、既に先を見抜いていたルパンと次元が彼に密かに出していた警告によって事態の黒幕であることを知られ、アリサを奪還された直後に次元に射殺された。
しかし、実は前もって自分とそっくりな影武者を用意しており、本物はずっと専用ジェット機に乗って影武者とルパンとの戦いを監視していた。基地の爆破と引き換えにルパンに本物のタイムクリスタルを出すように脅し、量子コンピューターが完成するとエミルカの主導権を握って世界を自分の思うがままに操ろうと息巻く。だが、ルパンが起動させたバックドアでエミルカを奪われジェット機を墜落させられる。本人は脱出ポッドで海上に逃れたものの、誰の手も借りられない状況で銭形とICPOにより包囲、逮捕された。エミルカの暴走時には護送中に起こった交通事故に乗じて脱走、基地に戻り次元に裏切りの報復をしようと銃を向けるも、アリサを巻き込んだ怒りに加えて早撃ちの実力を発揮した次元の前に敵わず、射殺された。
アリサ・カートライト[注 4]
声 - 寿美菜子
本作のヒロイン。若きピアニストで、近日開催されるショパン国際ピアノコンクールのファイナリスト。最有力優勝候補として注目されている程の腕前を持つ。
両親は既に亡くなっているが、母親のライリー(声 - 内野恵理子)は次元のかつての恋人であり、それを知ったロイによって誘拐され、爆弾付きのチョーカーを付けられた上で人質として利用されてしまう。基地内に用意された部屋で気晴らしにピアノを弾き続けていたが、次元の事情を察して基地に乗り込んできたルパンと五右衛門によって助けられる。
直後、エミルカの暴走に巻き込まれ、ルパン共々危機に瀕したが、暴走を止めるパスワードであるピアノの演奏を不二子との連弾により弾き続け、最終的にはルパン達の助けもあって暴走を止める事に成功した。
騒動後は、不二子によってショパンコンクールの会場であるポーランドに送り届けて貰い、無事に間に合い亡き母との夢である優勝を勝ち取った。
ノーマン
声 - 小山剛志
ロイの部下。スキンヘッドの大男。ロイの命令には忠実だが、ルパンに跡をつけられていることに気付けないなどの詰めが甘い面も見られた。
ロイの指示で次元を使ってルパンからタイムクリスタルを奪わせるも、偽物を掴まされたため、次元を始末しようとしたがロイの指示により止めた。その後、基地に乗り込んだルパンに追い詰められた挙げ句、次元に射殺された。
カトー
声 - 上田燿司
ロイの部下の科学者で、量子コンピューターを開発した科学者の弟子。気弱な性格だが、科学者としての腕前は確かである。また、専門的な科学的知識を織り交ぜて説明することが多い。
エミルカのことを深く知りたいという強い好奇心から量子コンピューターの完成を急いでおり、偽物を掴まされながらもようやく本物のタイムクリスタルで量子コンピューターの完成に漕ぎ着けるが、用済みとしてロイに切り捨てられてしまう。その後は自分の身の安全とエミルカ奪還のためルパンに協力し、暴走が収まるまでコンピューターでサポートを行った。
名前の由来は原作者モンキー・パンチの本名「加藤一彦」[3]
エミルカ
声 - 内田莉紗
カトーが師匠から設計を引き継いだ量子コンピューターに生息している人工知能
当初は無機質な音声のみで他人とコミュニケーションをとっていたが、量子コンピューターの完成によって女性型の立体映像を投影し流暢に話すようになる。最初はロイを認識して彼の指示に従うが、バックドアによって管理者権限を得たルパンに従ってロイが乗る専用ジェット機を制御不能にした。しかし、アメリカ政府による証拠隠滅のための攻撃に対する自衛に端を発して誰の指示も受け付けなくなり、迫る脅威を基地の工場で作成したドローン電子攻撃などで迎撃するなど傍目には暴走ととれる行為を繰り返すが、その本質は「人類の争いを止める」ことに帰結していた。最終的にはアリサと不二子の連弾、ルパンと次元の奮闘を通して「心」を獲得し、ドローンと並行して立体映像と同じ姿のボディを制作して量子コンピューターから乗り換え、何処かに去って行った。その後、ショパンコンクールの客席にいる姿が見られている[4]
名前の由来はフレデリック・ショパンの妹エミリアの愛称[5]

声の出演[編集]

スタッフ[編集]

主題曲[編集]

本作では『PART5』に引き続き、峰不二子役の沢城みゆきがエンディングテーマを歌唱する。なお両テーマ曲は2019年1月23日発売のサウンドトラック『LUPIN THE THIRD 〜GOODBYE PARTNER〜』に収録される。

メインテーマ「THEME FROM LUPIN III 2019~classical piano ver.
作曲・編曲 - 大野雄二 / 演奏 - Yuji Ohno & Lupintic Six
エンディングテーマ「カランコエ Forever !」
作詞 - 三浦徳子 / 作曲・編曲 - 大野雄二 / 演奏 - Yuji Ohno & Lupintic Six / 歌 - 沢城みゆき

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 他に、宮崎駿監督作の『カリオストロの城』と『TV第2シリーズ』の一部の回、『風魔一族の陰謀』、『霧のエリューシヴ』、『血の刻印』など
  2. ^ なお、本作前半はこれまでのTVスペシャルと同じ赤いジャケットを着用していたが、ネクタイは『TV第2シリーズ』に準じたピンク色のものを一貫して着けていた。
  3. ^ 後半以降はTV第2シリーズなどに準じたヘアスタイルとなっている。
  4. ^ クレジットは「アリサ」表記。フルネームは、作中の新聞記事より。
  5. ^ 「トロワスタジオ」とはトムス・エンタテインメントの制作スタジオのことである。

出典[編集]

外部リンク[編集]