帰ってきたドラえもん

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帰ってきたドラえもん
監督 渡辺歩
脚本 城山昇
原作 藤子・F・不二雄
出演者 大山のぶ代
小原乃梨子
野村道子
たてかべ和也
肝付兼太
千々松幸子
中庸助
音楽 菊池俊輔
主題歌 山野さと子青い空はポケットさ
撮影 熊谷正弘
編集 岡安肇
制作会社 シンエイ動画
製作会社 シンエイ動画
テレビ朝日
小学館
配給 東宝
公開 日本の旗 1998年3月7日
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
次作 のび太の結婚前夜
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帰ってきたドラえもん』(かえってきたドラえもん)は、1998年3月7日に『ドラえもん のび太の南海大冒険』と同時上映公開された、ドラえもんの映画作品。感動中編シリーズの第1作目でもある。

概要[編集]

2編の原作を繋げて、1本の作品にしている。

本作では、1981年にTVシリーズでアニメ化された際と比べ原作では登場しなかったしずかやドラミ、のび太の祖母(のび太の回想シーンのみ)の登場など大幅な追加が行われ、ジャイアンの夢遊病やのび太とジャイアンの決闘場所といった原作の部分もいくつか変更されている。

予告映像では原作「さようならドラえもん」のラストシーンが使われており、原作ではのび太がドラえもんがいなくなった寂しさを噛みしめながらも乗り越えることを誓っているのに対し、本作ではドラえもんが帰ってくることを願っており、ドラえもんの声を聴いて、喜びを見せている。

本作から2002年の『ぼくの生まれた日』までの5作の併映作品は、原作者である藤子・F・不二雄の没後、その心を受け継ごうとする者たちが、原作漫画の中から選んだ作品を映画化したもので、「ドラえもん感動シリーズ」と呼ばれる[1]。この5作で監督を務めた渡辺歩は、後年に『のび太の恐竜2006』の監督も務めた[1]

物語のあらすじ[編集]

いつものようにジャイアンにいじめられ、ドラえもんに泣きつくのび太。しかし、ドラえもんは憂鬱そうな感じを見せる。実はドラえもんは未来の世界へ帰らなければならなくなったのだ。のび太は必死に止めるがパパの言葉と亡き祖母との思い出のダルマを経て、「ダルマと同じように転んでも起き上がる」ことを思い出し、ドラえもんとの別れを受け入れることにする。

お別れパーティーを終えた後、寝付けないことから夜の町を散歩する2人。ドラえもんが離れている間、のび太は同じように夜の散歩をしていたジャイアンと遭遇。昼間の件から殴ろうとするジャイアンに対し、のび太はドラえもんから心配を払拭させるべく、無謀を承知で単身ジャイアンに挑む。いなくなってしまったのび太を探すドラえもんの目に映ったのは何度殴られてもジャイアンに立ち向かったのび太がジャイアンを根負けさせた光景だった。ボロボロの身ながらも自分だけの力でジャイアンに勝ったことを誇らしげに語るのび太に涙するドラえもんはのび太を連れ帰り、眠ったのを見届けた後、未来の世界に帰還する。

のび太はドラえもんがいない寂しさを噛みしめながら、ドラえもんはのび太との最後の思い出の場所である公園跡地に毎日のように足を運びながら、日々を過ごす。それでも2人はしずかやドラミたちの気遣いもあり、前を向こうとしていた。

そんなある日、のび太はジャイアンから「ドラえもんを見かけた」と教えられる。どら焼きを買い、ドラえもんを探し回るのび太だが、そのドラえもんはスネ夫が化けた偽物であり、全てはジャイアンがエイプリルフールにかこつけて、先日のケンカの仕返しに行ったことだった。悔しさと怒りのあまり、自分を心配して様子を見に来たしずかを意に介さず、落としたどら焼きも置いて逃げ帰ったのび太はドラえもんが残した道具・ウソ800を使い、言ったことを嘘にすることでジャイアンとスネ夫に仕返しするが急に空しくなり、2人を許す。

帰宅したのび太はママに「ドラちゃんには会えたの?」と問われて「ドラえもんは帰ってこない」と返答する。自室に戻ったのび太の目に映ったのは本物のドラえもんであった。ウソ800の効力が残っていた為、ドラえもんは帰ってこないことが嘘になったのだ。のび太が落としたどら焼きを手に野比家に足を運んだしずかとジャイアンとスネ夫もドラえもんと再会を果たし、皆、和解するのだった。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

受賞歴[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 大山のぶ代『ぼく、ドラえもんでした。 涙と笑いの26年うちあけ話』小学館、2006年6月、169頁。ISBN 978-4-09-387654-4
  2. ^ 過去のゴールデングロス賞 - 全国興行生活衛生同業組合連合会”. Japan Association of TheaterOwners. 2020年10月17日閲覧。

関連項目[編集]