メガロボクス
メガロボクス | |
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ジャンル | ボクシング、サイバネティック |
アニメ | |
原作 | 高森朝雄、ちばてつや 『あしたのジョー』(原案) |
監督 | 森山洋 |
キャラクターデザイン | 清水洋 |
音楽 | mabanua |
アニメーション制作 | TMS/3xCube |
製作 | メガロボクスプロジェクト、TBS |
放送局 | TBSテレビ、BS-TBS |
放送期間 | 2018年4月 - 6月 |
話数 | 全13話 |
漫画:メガロボクス 宿命の双拳 | |
原作・原案など | メガロボクスプロジェクト |
作画 | 佐久間力 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 月刊少年マガジンエッジ |
レーベル | マガジンエッジKC |
発表号 | 2018年3月号 - 9月号 |
発表期間 | 2018年2月17日 - 8月17日 |
巻数 | 全2巻 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『メガロボクス』(MEGALO BOX)は2018年4月より6月まで放送された連続テレビアニメーション作品。アニメ制作はトムス・エンタテインメント/3xCube。キャッチコピーは、「とどまるか、抗うか― あしたを、選べ」。
高森朝雄原作・ちばてつや作画によるボクシング漫画『あしたのジョー』(以下『ジョー』と略記する場合あり)が連載開始から50周年を迎えたことを記念し、『ジョー』を原案として制作されている。「原案」とあるとおり、作風などに『ジョー』の要素を数多く採り入れているが、本作と『ジョー』という作品の設定や物語とは直接のつながりは無い。
米国時間2019年11月16日、ニューヨークで開催された「2019 ANIME NYC」にて第2期の制作が発表された。
目次
物語[編集]
身体能力を向上させる強化外骨格ギアを身に着けたメガロボクサーたちによる、ボクシング以上に激しい格闘技メガロボクスが行われている近未来。超近代的な摩天楼が屹立する「認可地区」と、市民IDを持たない貧民が生きる「未認可地区」という2つのゾーンを抱えたとある都市では、メガロボクス世界王者決定戦メガロニアが開催されようとしていた。
非合法地下闘技場のメガロボクサーであるジャンクドッグは、強すぎるがゆえに相棒の南部贋作に八百長試合を強いられる鬱屈した日々を送っていたが、最強のメガロボクサー勇利に地下試合で敗北したことを契機に、メガロニアへの出場を決意。ジョーという新たな名前と共に、勇利へのリベンジを果たすために動き出す。
しかし、正式なメガロボクサーとして早くから研鑽を積んだ強敵ばかりでなく、市民IDを持たない無力な貧民を無価値な屑と見なす社会的な偏見さえもジョーの行く手を阻もうとしていた。
登場人物[編集]
チーム番外地[編集]
- ジャンクドッグ / ジョー
- 声 - 細谷佳正
- 本作の主人公。「ジャンクドッグ」という名前は地下メガロボクスにおけるリングネーム。ガラクタ同然のギアを使用しながらも他のメガロボクサーを圧倒する実力をもつ。
- 南部を相方に賭けボクシングに出場して生計を立てていたが、地下メガロボクスでは実力が頭抜けているために真っ当な試合を組んでもらえず、八百長行為に加担させられていた。しかし、自分を完膚なきまで叩きのめした勇利ともう一度戦いたいという思いから、南部の反対を押し切ってメガロニアへの参加を決意し、非正規なルートで市民IDを入手してジョーの名を登録。以後は表向き彼の呼び名となる。
- 南部贋作(なんぶ がんさく)
- 声 - 斎藤志郎
- ジャンクドッグ(ジョー)のトレーナーおよびセコンドを務める隻眼の男。物語開始時は藤巻の言いなりで八百長試合を働くイカサマセコンドとして日々を凌いでいた。当初はジョーのメガロニア参加に反対していたが、やがてジョーをメガロニアで優勝させ、その賞金で自分の借金を帳消しにすることを決意。「チーム番外地」を結成し、最短でジョーをメガロニアに出場させる術を画策する。
- サチオ
- 声 - 村瀬迪与
- 未認可地区で仲間とかっぱらいを行い、その日暮らしを送っているストリートチルドレン。トレードマークは出っ歯と帽子で、帽子の裏側に家族との写真を貼り付けている。さまざまなハイテク機械の扱いに長けている。
- 盗品を売りつけていたショップでジョーや南部と出会い、メガロニア出場を目指す彼らについていくことを懇願。一度は断られるが、ジョーのために危険を冒してギアを盗もうとまでする心意気を買われてチーム番外地の一員となる。
- 試合では南部とともにジョーのセコンドに入り、その優れた認識能力でしばしば南部をも凌ぐ状況判断力を見せる。
白都コンツェルン[編集]
- 勇利(ゆうり)
- 声 - 安元洋貴
- メガロボクスの絶対王者として君臨する、最強のメガロボクサー。鍛え抜かれた肉体を白都コンツェルンが開発し、自らも開発に協力した特注モデルの最新ギアで包むように一体化させており、体力も技術もギアの性能も桁外れである。
- 偶発的なニアミス事故を縁にジャンクドッグ(ジョー)と出会い、一度限りと出場した地下の試合でジャンクドッグを一方的に叩きのめしたものの、垣間見たその技量に無視できないモノを感じており、関心をもって試合を見届けるようになる。
- 白都 ゆき子(しらと ゆきこ)
- 声 - 森なな子
- 認可地区の大企業「白都コンツェルン」の女社長にして、メガロボクスに莫大なマネーを注ぎ込むコミッショナー。
- 高圧的だが公正な人物であり、会社の不利益となる不正であっても公平な処分を下す。自身の理想である絶対王者・勇利に全幅の信頼を寄せている。
- 白都 樹生(しらと みきお)
- 声 - 鈴木達央
- ゆき子の実兄でメガロボクサー。白都コンツェルンの後継者争いに敗北し、自分から何もかも奪った妹のゆき子に復讐するため、自らも開発に携わった人工知能搭載型ギア「エース」を身にまとい、リングに立つ。通称は「戦うエンジニア」。
退役軍人会[編集]
その他[編集]
- 藤巻(ふじまき)
- 声 - 木下浩之
- 未認可地区メガロボクス闘技場の元締めヤクザ。態度や口調は紳士的だが、言葉の端々に凄味を利かせる。自身から多額の借金をしている南部に対し、一切の情けを持たず追い込みをかける。
- シャーク鮫島(シャークさめじま)
- 声 - 拝真之介
- ジョーが表舞台で初めて対戦するメガロボクサー。気性の激しさと相まって「マンイーター」の異名をもつ。
- ペペ・イグレシアス
- 声 - ロベルト・G
- ランキング2位。「スパイダー」の異名を持つ変幻自在のスタイルを持つメガロボクサー。勇利のライバルであり優勝候補の一角で、早期にメガロニア出場を決定している。
- グレン・バロウズ
- 声 - マット・P
- ランキング3位。キラーボムクルー所属のメガロボクサー。中量級が有利とされるメガロボクスのなかでも珍しく、2メートルを超える巨躯を持つヘビーファイターで、「ブラッディ・ライオン」と呼ばれる。メガロニア3人目の選手。
スタッフ[編集]
- 原案 - 高森朝雄、ちばてつや『あしたのジョー』(講談社 刊)
- 監督・コンセプトデザイン- 森山洋
- キャラクターデザイン - 清水洋
- 総作画監督 - 清水洋、石川晋吾、八崎健二
- ギアデザイン - 形部一平
- プロップデザイン - 嶋謙一
- 美術監督 - 河野次郎
- 色彩設計 - 茂木孝浩
- 撮影監督 - 江間常高
- CGディレクター - 上原仁
- 編集 - 今井大介
- 音響監督 - 三好慶一郎
- 音楽 - mabanua
- 音楽制作 - トムス・ミュージック
- プロデューサー - 藤吉美那子、阿部研吾、土屋潤一郎、片山悠樹、新美大輔(第5話 - 第13話)
- アニメーション制作 - トムス・エンタテインメント 3×Cube
- 製作・著作 - メガロボクスプロジェクト、TBS
主題歌[編集]
- オープニングテーマ「Bite」(第2話 - 第13話)
- 作詞・作曲・歌 - LEO今井
- エンディングテーマ
-
- 「かかってこいよ」(第1話 - 第12話)
- 作詞・作曲・歌 - NakamuraEmi / 編曲 - カワムラヒロシ
- 「The Ending」(第13話)
- 作曲 - mabanua
各話リスト[編集]
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
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ROUND1 | BUY OR DIE?
くすぶる火をたやすな。それが暗い道を照らす灯となる | 真辺克彦 | 森山洋 | 清水洋 | |
ROUND2 | THE MAN ONLY DIES ONCE
二度死んだヤツはいない、バクチ打ちはそう嘯いた | 小嶋健作 | 金井次郎 | 斉藤啓也 | 石川晋吾 |
ROUND3 | GEAR IS DEAD
絶望の果ての負け惜しみ。機械はハナから息しちゃない | 真辺克彦 | 和田高明 | 和田高明、原田大基 | |
ROUND4 | LET'S DANCE WITH DEATH
死神と踊るより、あの娘とブギーを踊りたい | 小嶋健作 | 寺岡巌 | 藤本ジ朗 | 八崎健二 |
ROUND5 | THE MAN FROM DEATH
あんたはどこから来たんだ?向こう岸だよ、地獄さ | 真辺克彦 | 佐野隆史 | 和田卓也 | |
ROUND6 | UNTIL THE LAST DOG DIES
真夏の犬は人を殺したくなる暑さだが、決してへたばりゃしない | 小嶋健作 | 土屋康郎 | 石川晋吾 | |
ROUND7 | THE ROAD TO DEATH
三の名がつくあの川を渡るのに、往復の船賃は無用だ | 真辺克彦 | 橋口淳一郎 | 平山智、早川淳一 | |
ROUND8 | DEADLINE OF THE DREAM
あんたの夢の賞味期限を決めるのは、誰かじゃない | 小嶋健作 | 矢野博之 | 古谷田順久 | 八崎健二 |
ROUND9 | A DEAD FLOWER SHALL NEVER BLOOM
あの花のつぼみは腐臭をまき散らし、種は土にかえる | 真辺克彦 | 川越淳 | 山内東生雄 | 清水洋、八崎建二 |
ROUND10 | THE DIE IS CAST
サイは投げられた。ダブルアップでベットするも良し | 小嶋健作 | 佐山聖子 | 泉保良輔 | 清水恵蔵、浦中利浩 滝口弘喜 |
ROUND11 | A DEADMARCH
辛気臭い讃美歌はよしてくれ。欲しているのはラッパだ | 真辺克彦 | 佐藤雄三 | 土屋康郎 | 石川晋吾 |
ROUND12 | LEAP OVER THE EDGE OF DEATH
岸辺にアルバムを残したいなら、三の川から引き返せ | 小嶋健作 | 羽鳥潤 | 藤本義孝 | 小丸敏之、島崎知美 大川美穂子 |
ROUND FINAL | BORN TO DIE
肉は朽ちても骨は残る。それが生を受けた証となる | 真辺克彦 | 前島健一 森山洋 | 安部祐二郎 | 清水洋、八崎健二 石川晋吾、森山洋 |
放送局[編集]
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [2] | 備考 |
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2018年4月6日 - 6月29日 | 金曜 1:28 - 1:58(木曜深夜) | TBSテレビ | 関東広域圏 | 製作局 / 字幕放送 |
2018年4月15日 - 7月1日 | 日曜 1:00 - 1:30(土曜深夜) | BS-TBS | 日本全域 | BS放送 第1話のみ、2018年4月14日 土曜 23:00 - 23:30に放送。 |
2018年4月16日 - 7月9日 | 月曜 1:00 - 1:30(日曜深夜) | TBSチャンネル1 | 日本全域 | CS放送 / リピート放送あり[3] |
2018年4月18日 - 7月11日 | 水曜 1:30 - 2:00(火曜深夜) | 北陸放送 | 石川県 | |
2018年4月20日 - 7月13日 | 金曜 1:36 - 2:06(木曜深夜) | あいテレビ | 愛媛県 | |
2018年11月5日 - | 月曜 21:30 - 22:00 | AT-X | 日本全域 | CS放送 / 字幕放送 / リピート放送あり[4] |
TBSテレビ、BS-TBSでは「アニメリコ」第1部。 |
配信期間 | 配信時間 | 配信サイト |
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2018年4月6日 - 6月29日 | 金曜 12:00 更新 |
BD[編集]
巻 | 発売日[5] | 収録話 | 規格品番 |
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1 | 2018年7月27日 | 第1話 - 第4話 | BCXA-1372 |
2 | 2018年9月26日 | 第5話 - 第9話 | BCXA-1373 |
3 | 2018年11月22日 | 第10話 - 第13話 | BCXA-1374 |
ショートアニメ[編集]
Blu-ray BOX各巻収録映像特典の短編アニメ。第3話ナレーション梅津秀行。
収録巻 | サブタイトル | 脚本 | 作画 |
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1 | BEFORE THE ROUND ONE
イノセントで野蛮な犬は毒消しの血清を知らない | 真辺克彦 小嶋健作 | - |
2 | AFTER THE ROUND FINAL
明日にエンドマークをつけない限り、 |
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3 | SIX MIX COSMIC[PILOT EDITION]
| 森山洋 |
漫画[編集]
少年マガジンエッジ(講談社)2018年3月号から9月号にかけて、『メガロボクス 宿命の双拳』が連載された[6]。作画は佐久間力。
- 佐久間力(漫画)、メガロボクスプロジェクト(原作) 『メガロボクス 宿命の双拳』 講談社〈マガジンエッジKC〉、全2巻
- 2018年4月17日発売[7]、ISBN 978-4-06-511331-8
- 2018年10月17日発売[8]、ISBN 978-4-06-513198-5
出典[編集]
- ^ a b “ON AIR&BROADCAST”. アニメ「メガロボクス」公式. 2018年3月29日閲覧。
- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2) (PDF)”. 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2018年10月24日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2018年10月24日閲覧。
- ^ “メガロボクス”. TBS CS[TBSチャンネル]. TBSテレビ. 2018年3月12日閲覧。
- ^ “メガロボクス”. AT-X. エー・ティー・エックス. 2018年10月10日閲覧。
- ^ “Blu-ray”. アニメ「メガロボクス」公式サイト. 2018年4月6日閲覧。
- ^ “「メガロボクス」マンガ版がエッジで”. コミックナタリー (2018年2月17日). 2017年3月15日閲覧。
- ^ “『メガロボクス 宿命の双拳(1)』(佐久間力,メガロボクスプロジェクト)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2018年3月13日閲覧。
- ^ “『メガロボクス 宿命の双拳(2)』(佐久間力,メガロボクスプロジェクト)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2018年10月17日閲覧。
外部リンク[編集]
- アニメ「メガロボクス」公式サイト
- 『あしたのジョー』50周年&『メガロボクス』公式 (@joe50_megalobox) - Twitter
TBS 金曜1:28 - 1:58(木曜深夜)枠 | ||
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