牧場の少女カトリ

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世界名作劇場
通番 題名 放映期間
第9作 アルプス物語
わたしのアンネット
1983年1月
~1983年12月
第10作 牧場の少女カトリ 1984年1月
~1984年12月
第11作 小公女セーラ 1985年1月
~1985年12月

牧場の少女カトリ』(まきばのしょうじょカトリ) は、フジテレビ系列の『世界名作劇場』枠で放送されたテレビアニメ。放送期間は1984年1月8日から12月23日で全49話。

概要[編集]

原作はアウニ・ヌオリワーラ フィンランド語版: Auni Elisabeth Nuolivaara)の『牧場の少女』(: Paimen, piika ja emäntä)。アニメ版の舞台は20世紀初頭のフィンランドで、母と離れて祖父母と暮らす少女が牧場の家畜番として屋敷で働き始める物語。原作より時代設定が65年ほど後にずらされており、内容も大きく異なっていてクウセラ屋敷以降のエピソードは全てアニメオリジナルである。また、アニメでは『カレワラ』(作中では「カレヴァラ」と呼ばれる)等の多くの書物が登場しているが、その殆どが原作の時代には存在しないアニメオリジナルの設定である。原作は、森本ヤス子1952年に紹介したのが最初で、当時の少年少女向けの文学全集などに収録されたが、このアニメが放映された1980年代の日本では、原作の知名度が非常に低いものだった。また、当時は裏番組クイズ面白ゼミナールNHK)が大人気を博していたため、その煽りを受けて視聴率では苦戦を強いられたが、最終的に一年間放送し切った。もっとも低かった地域は関東で、名古屋以西ではむしろ高視聴率番組だった。作品そのものには高い評価も多い。作中、カトリはよく働いていたため、新聞のテレビ欄などでは前年の(1983年)に放送された「おしん」の名作アニメ版として紹介されることもあった。

舞台設定[編集]

  • 本作では、1915年の春[1]~1918年[2]7月までのフィンランドを舞台に描かれている
  • ちなみに本作の簡単な時系列は、1912年にサラがカトリと別れて三年間の予定で出稼ぎに行くが、残り一年となった頃(2014年)に第一次世界大戦が始まり手紙が届かなくなる。サラの帰国予定の1915年を迎えるが母の消息がつかめないまま、春頃家計を助けるためカトリは自らの意思でライッコラ屋敷に奉公に出る。その後もカトリは1916年の春からクウセラ屋敷で暮らした後、さらに1917年の春にトゥルクで暮らし始める、という流れになっている。

あらすじ[編集]

1915年[3]の南フィンランドの農村(パルキ村)。3年前のカトリが6歳の時、母がドイツへ出稼ぎに行ったが、1年前からヨーロッパで第一次世界大戦が始まってしまい音信不通となった。預けられていた祖父母の家は貧しく母からの送金も途絶え、9歳のカトリは家計を支えるため飼い犬のアベルと共に農場に働きに行くことにした。

ライッコラ屋敷の家畜番として働き始めたカトリは、ある日知り合った大学生から一冊の本をもらうと読書を通じて学ぶことの楽しさを知る。また、カトリは様々な人との出会いと別れ、再会を通じて子供ながらに人生や将来の夢についても考えるようになる。その後クウセラ屋敷やトゥルクの屋敷と働き場所を変えながらも、勤勉で働き者で誰からも好かれるカトリは多くの人々の支えを受けて成長し、最後は母と再会する。

登場人物[編集]

カトリ・ウコンネミ
- 及川ひとみ
この物語の主人公の女の子。全話で登場。誕生日は秋頃[4]。家庭の事情で9歳にして奉公に出る。真面目で責任感が強く心優しい性格で働き者だが、ちょっぴり頑固なのが玉にキズ[5]。持ち前の頑固さは祖父であるユリスに似ている部分がある。普段はしっかり者だが時々母のことを思い出して泣いてしまうことがある[6]。学校に行っていないが勉強好き[7]で利口で[8]働きながらほぼ独学で勉強を続け、終盤には学校の特待生になる。
第2話で左腕の上部にケガを負っているが、第13話でカトリがサウナに入った際、そのケガの痕跡は見られない。
第34話でカトリの出生が明かされている。それによれば、「カトリはタンペレで生まれ、3歳の時に父が亡くなり、母サラが働かなければならなかったので、タンペレから汽車に乗ってパルキ村の祖父ユリスに預けられた」とされている。
アベル
声 - 龍田直樹[9]
全話に登場。
ダックスフント。アベルという名前が付けられた理由は、カトリ曰く「何となく頭に浮かんだ」ため[10]。カトリの愛犬で普段は友達のような存在だが、彼女が家畜番をする時は良き相棒となっている。牧牛犬[11]でカトリ曰く「この犬は群れを離れた家畜を連れ戻す名人」とのこと。
性格はカトリに負けないくらいの働き者かつ、利口[12]で勇敢[13]な犬であるが、隙を見せることが多いのか、カトリに「なまけもん」と言われることがある[14]狩猟犬なため足は速い[15]が、仕事中でもたまにウサギ[16]やキツネ[17]などを見ると追いかけて持ち場を離れてしまうこともある。食べることが大好きで、使用人が作った普段の犬のご飯以外にサンドイッチ[18]焼き魚[19]なども食べる。
ちなみに作中ではダックスフントを初めて見る人が多く、“胴が長く足が短い”という珍しい容姿のせいでアベルを見た人から辛辣な言葉をかけられることが多い[20]

カトリの親友[編集]

マルティ・ハルマ
声 - 古谷徹
第2話 - 第4話、第9話 - 第15話、第18話、第25話 - 第27話、第38話 - 第40話、第48話、第49話で登場。
カトリが8歳の時に1週間ほど家畜番として雇われた屋敷のお坊ちゃん。カトリが9歳の頃に再会し友達となる[21]。怠け者で学校[22]をサボったりしていたが、勤勉なカトリの影響を受けてその後勉強に身を入れるようになる。気取らない性格で自分が御曹司で有ることをまったく鼻にかけない。意外と根性がある[23]。趣味は魚釣り[24]で手こぎボートも1人で乗れる。カトリとはパルキ村にいる時以外にも夏休みを利用して会いに行ったり、彼女が新しい奉公先に行く時に途中まで馬車で送る[25]などしている。
ペッカ[26]
声 - 塩屋翼
カトリの最初の奉公先であるライッコラ屋敷の隣家ペンティラ屋敷[27][28]で家畜番として働く少年。初めて会ったときからカトリを妹のように思っており[29]、それ以来彼女と大の仲良しになりとても親切に接する。家畜番の仕事中でも時々カトリがいる牧場までやって来て仕事ぶりを見たり雑談を交わす[30]
家畜番としてはカトリから頼りにされているが、少々口が悪く[31]マルティとはお互いにカトリの友人としてライバル視している。クウセラ屋敷では牛が6頭しかいない[32]ため、畑仕事や日曜大工のような仕事もするようになる。

ウコンネミ家[編集]

ユリス・ウコンネミ
声 - 宮内幸平
第1話 - 第5話、第24話 - 第26話、第37話 - 第40話で登場。
カトリの祖父。サラから言えば義理の父。農作業をしているが、心臓の病気を患いあまり無理ができなくなった。頑固なおじいさんだが、孫娘のカトリには甘い。カトリが6歳の頃に不運が重なって[33]家計が苦しくなり、仕方なくカトリに奉公に行ってもらう。
イルダ・ウコンネミ
声 - 京田尚子
第1話 - 第5話、第24話 - 第26話、第37話 - 第40話で登場。
カトリの祖母。サラから言えば義理の母。優しいおばあさんだが、神経痛を患っている。飼っている牛の乳でバターを作ったりパンを作るなどしている。幼い時に母親と離れ、家計を助けるために奉公に行くカトリを不憫に思うと同時に感謝の気持ちで接している。
サラ・ウコンネミ
声 - 藤田淑子
第1話、第49話で登場[34]
カトリの母。3年間の予定でドイツへ出稼ぎに出る[35]が、戦争に巻き込まれて帰国予定の1年前から連絡がつかなくなる。夫(カトリの父)は既に故人。第1話でカトリにダックスフントをプレゼントしており、この犬がアベルである。第12話では、ドイツから出した手紙がユリス経由でカトリに届けられる[36]
ユーラ
第1話、第2話、第4話、第5話、第25話、第26話、第37話、第39話で登場。
ユリスの家の。ウコンネミ家の貧しい生活のため、子牛の頃に母牛と別れさせられる。カトリの言うことをあまり聞かない模様。その代わりアベルがうまくそこはサポートしてくれている。終盤でユーラはいい乳を出すようになった。

ハルマ家とその関係者(パルキ村)[編集]

ベイネ・ハルマ
声 - 辻村真人
第4話、第11話、第38話、第39話で登場。
マルティの父親でハルマ屋敷の主人。ユリス曰く、ユリスの父とベイネの祖父がいとこ同士らしい。初期はケチな人だったが、その後カトリをとても気に入るようになると、ウコンネミ家に親切になる。
マルティが勉強するようになったのはカトリのお蔭だと言い、そのお礼としてライッコラ屋敷の1年分の給料にあたる10ルーブルをマルティに持たせ、カトリに渡している。これにはカトリも大変びっくりした。知人の間では、ハルマ家のビールは美味しいことで有名[37]
マリ・ハルマ
声 - 津賀有子
第3話、第4話、第25話、第26話、第39話で登場。
マルティの姉。人形をマルティに壊されたことを根に持っており、初期はホウキを振り回すような怖い人だったが、本当はカトリに本をプレゼントするような優しい人。
マルティの母[38]
名前不詳、ヘレナの別荘へ主人であるベイネと共に来客で夏休み中にマルティがカトリの代わりに家畜番をしていることを聞いて驚く。マルティによるとハルマ家の中のことを仕切っている人物[39]
トポル
声 - 飯塚昭三
ハルマ屋敷に来た靴修理をする人物。ライッコラ屋敷で家畜番を探しているという情報をマルティに提供した人物でもある。弟子(声 - 大島ゆみ)が1人いる。
カトリがライッコラ屋敷へ行く途中、トポルと出会っており、その時には、ハルマ屋敷での作業はすべて終わっており、隣村のビルッキさんの所へ行くと言っているセリフがある。
ミローレ
声 - 向殿あさみ
ハルマ屋敷のお手伝いさん。
サーシャ
声 - 沢木郁也
ハルマ屋敷の家畜番。ちなみに、第3話の「春のあらし」にて波の煽りを受け転覆した船を漕いでいた人物でもある。

ライッコラ屋敷、ミーナ邸別荘(サロ地方)[編集]

ライッコラ屋敷は、カトリの家から約12km離れた場所にある[40]。ライッコラ屋敷と同じ地域内にあるミーナ邸の別荘はマルティの親族が所有し、作中では夏休みの間彼が別荘で過ごす。

ライッコラ屋敷の人々[編集]

テーム・ライッコラ
声 - 野島昭生
ライッコラの主人。ウッラによればケサケイット[41]という食べ物が好物らしい。最初はアベルのことでカトリを頭ごなしに怒るが、次の日アベルの賢さを見て彼女に謝る。エスコによれば銃の名手とのことである。鉄砲の名人で狼狩り[42]。愛妻家で病気のせいで変わった言動をする妻を思いやっているが、最近イライラして怒りっぽくなった[43]。仕事に関しては厳しい人[44]。ライッコラ屋敷で30頭以上の牛と約20頭の羊を飼っている[45]
ウッラ・ライッコラ
声 - 杉田郁子
ライッコラの奥様。アンネリによれば、レイナという娘がいたが2年前に亡くし(生きていれば6歳らしい)、これが原因で統合失調症を患っているようだ。本来はお菓子作りが得意[46]で自身はクレープ[47]好きで時々1人で作って食べている。また、犬が大好きでカトリにアベルを譲るよう頼んだこともある。
第8話では、サロ湖の近くある村のアリという女性の家からフィンカブラの苗をカトリに取ってくるように頼む[48]。現実主義な考え方の持ち主で、カトリが夢の話をする度「お屋敷の奥様を目指した方ががっかりしなくていいわ」とカトリを不安にさせるような発言を言っているが、本人は善意のつもりである。その後女の子を授かりエルナと名付ける。
ビヒトリ
声 - 藤井つとむ
作男(人に雇われて農作業などをする人のこと)。ライッコラ屋敷の柵や屋根などが壊れた時の修理などを任されている。他にも羊の世話をしており、カトリが羊のシロと出会ってからは一緒に面倒を見てあげる。
アンネリ
声 - 鈴木れい子
ライッコラ屋敷で働くお手伝いさん。仕事柄世話好きで面倒見が良い性格。秋にはカトリたちと畑で麦や麻の採り入れをしたり、サウナ小屋で麻を糸にする作業をするようになる。学校を出ていないが働き者で勤勉なカトリに、優しい言葉をかける[49]
エスコ
声 - 上田敏也
テームのおじにあたる人物。大工仕事を主にこなしており、様々な木材加工の作業をしている[50]。食事や作業をする時は母屋に来ているが寝起きはいつも夏小屋でしている。出会った直後からカトリの味方となる。
テームが所有する主な牛たち
クロ…カトリによると優しい目をした雄牛で草をたくさん食べ、牛としては大きい方で強そうであるが、ビークナと違い手はかからない。第23話で、熊に襲われたカトリを鋭い角で助ける。興奮状態にあったクロの攻撃により熊はやがて絶命する。
ビークナ…いつも言うことを聞かず勝手に群れから離れてしまうことが多く、カトリを手こずらせる[51]
ルンストッカ…いつもおとなしい、ルシナ…首筋に傷がある、他にもオメナ、ダイルなどの牛がいる。
ヨルム
テームがいつも乗る馬。
シロ
ライッコラ屋敷で暮らすカトリが北の牧場へ行った際、迷い込んできたヒツジ[52]。一旦カトリのものになり、目印として左前足にひもを結ばれ、秋頃に彼女はシロの毛から作った糸でセーターを作っている[53]。しかしその後クマが出没し危険と判断され、カトリを解雇した際テームが買い取った。

ライッコラ編でカトリと関わる主な人[編集]

グニンラ
声 - 高橋和枝
の刈り取りが終わった冬の間だけ毎年ライッコラ屋敷へやってくるお婆さん。カトリはグニンラから糸つむぎ機織り(はたおり)のやり方を教わったことでその後上手になる。たくさんの話を知っており、それを毎年語り部としてライッコラ屋敷で話している。普段は、チューリンターリ(チューリン村)に住んでいるが、後にカトリは村を訪ねた所不幸にもちょうど彼女の葬式が行われている最中であった。
ハンナ
声 - 吉田理保子
昔、ライッコラ屋敷で働いていた使用人で、カトリが来た年の秋に再び屋敷で働かせてもらうがその正体は泥棒。真面目さが鼻につくのかカトリの事を嫌っており、アベルとも根本的に合わずいたずらをする。最終的にはアベルは縄で括りつけられる羽目に……。だが、グニンラおばあさんの機転により、ハンナはライッコラ屋敷を抜け出さなくてはならない事態になった。その後、望まぬ形でカトリと再会した時には、逆恨みに近い感情でカトリを奴隷商人に売り飛ばそうとしたり、マルティを徹底的に痛めつけさせたりと、かなりの悪人である。
アッキ・ランタ[54]
声 - 井上和彦
大学生で大学に通っていたが体をこわして今は大学に行っていない模様[55]。カトリの事をとても気に入り、文学や数学の本をプレゼントした。時代の流れを読みフィンランドの将来を見据え、カトリに読書や勉強の大切さを教える。又、カトリとマルティの命の恩人でもあり、彼の存在が無ければ、最悪のケースを迎えた可能性がある。絵が得意[56]。フィンランドの独立運動に参加していたが、警察に逮捕される[57]が後に新聞記者に[58]

ライッコラ編に登場するその他主な人[編集]

ヘレナ
声 - 小林優子
マルティのいとこ。意地悪でさもしい性格のかわいそうな女の子。家畜番という仕事を見下していることからカトリに会うたびに意地悪をしており彼女のドレスにビールを掛けたことも。また、自身と仲の良いマルティがカトリと親しげにしているのを見つけると2人を引き離そうとする。愛用する真っ白なハンカチは、機械で編んだ安物だがカトリに自慢するぐらい本人は気に入っている[59]
ミーナ
声 - 松尾佳子
ヘレナの母。気まぐれな性格。ヘレナが、裏でカトリに失礼な態度を取っていることは知らない。
ランタ夫人[60]
声 - 武藤礼子
アッキの母。ミーナとは友人関係で第13話にてヘレナはこのランタさんと会っている。母のお使いでランタさんは2、3日前にトゥルクからこちら(ヘレナ邸別荘)へ来たそうだ。
アッキ宅のお手伝いさん[61]
声 - 武藤礼子
アッキさんの別荘でのお手伝いさん。常時働いているわけではないようだ。
パーブォ
声 - ?
グニンラおばあさんをライッコラ屋敷まで送った人。
ハンナの仲間[62]
声 - 男A(玄田哲章)男B(喜多川拓郎
ライッコラ屋敷で働くハンナと連携し、裏で泥棒を働く。
ビルッキ
声 - 岸野一彦
オオカミ退治をテームと一緒にした人物。カトリがライッコラ屋敷に来た翌年の春頃に牧場近くに現れた熊の退治にも同行している[63]
アルノ
声 - 大山高男
テームのいとこ。テームから手紙を届けるよう頼まれたカトリが、ライッコラ屋敷から少し離れた村に住むアルノの家に訪れる。
グニンラの話に出てくる架空の登場人物[64]
声 - 娘(潘恵子)、鶴(速水奨)、老婆(津田延代
家畜番をする心優しい娘が、ケガをした鶴を助けたことで不思議なスプーンをもらい、数日後に出会ったみすぼらしい老婆からそのスプーンを譲ってくれるよう頼まれる。

クウセラ屋敷(クォレリシ村)[編集]

クウセラ屋敷の人たち[編集]

クォレリシ村は、ライッコラ屋敷より遠く[65]、ユリスの自宅から馬車で半日かかるぐらいの場所にある[66]

ロッタ・クウセラ
声 - 滝沢久美子
クウセラ屋敷の奥様。都会育ちで畑仕事など農作業のやり方を知らない。田舎暮らしが性に合わず屋敷の事は殆どビリヤミに任せている。自分は趣味であり仕事の刺繍(ししゅう)やレース編みをしており、その腕前はなかなかのものらしく彼女曰く作品はスウェーデンでモテモテとのこと[67]。カトリをかなり気に入っていて教養を付けさせることにやりがいを感じている。夫カルロの死後は屋敷をビリヤミに譲り、クラウスを連れてトゥルクの実家に移り、カトリもそこへ呼びその後学校へ通わせる。本人によると御者が得意で乗馬もできるとのこと。[68]
クラウス・クウセラ
声 - 高坂真琴
ロッタの息子で、使用人などからは“坊っちゃん”と呼ばれている。年は、第35話の時点で4歳。明るい性格で元気だが泣き虫で弱虫な所があり、わがままを言って周りを困らせることがある。カトリとアベルと子猫のミッキが大好きでよく一緒に遊んでいる[69]。自動車に乗るのが大好き[70]
ビリヤミ
声 - 橋本晃一
ペッカの兄。ロッタから信用されて使用人の採用などを任されており、失職したペッカも呼び寄せている[71]。半年後にアリーナと結婚することになっている。カルロの死後、ロッタからクウセラ屋敷を20年ローンで譲り受ける[72]
アリーナ
声 - 木藤聡子[73]
クウセラ屋敷の使用人でビリヤミ(ペッカの兄)の婚約者。普段はヘンリッカと共に家事をしているが、畑仕事も手伝うこともある[74]
ヘンリッカ
声 - 片岡富枝
クウセラ屋敷の使用人。主に家の中の仕事を請け負い、特に料理の腕に自信があるようである。話好きなおばさん。カトリのことを良く思っていなかったが、牧草の刈り取り作業をした際、異様なまでの早さで刈り取ったカトリを見て、思い直す。
カルロ・クウセラ
声 - 西村知道
クウセラ屋敷の主人。軍人でドイツへの戦争に参加している。カトリが初めてクウセラ屋敷に着いた際、たまたまこのクウセラ屋敷にに帰郷していた[75]。愛妻家で子供想いな性格。重症で運ばれた病院はヘルシンキの病院(3階の318号室)であるが、知らせを受けたロッタが着いた時にはすでに息を引き取っていた。死亡した時の階級は大尉。
ミッキ
声 - 木藤聡子
クウセラ屋敷で暮らすカトリがソフィヤからもらった猫。元々ソフィヤの父が飼っていた猫だが父が亡くなり、彼女もトゥルクへ引っ越すことになったため、カトリにプレゼントした。詳細な猫の種類は不明だが、ロシアンブルーのような薄紫色の毛並みとエメラルドグリーン色の目をしている。カトリに飼われてからは彼女のベッドで一緒に寝るようになる。小柄だが昼寝をするためにアベルの犬小屋を我が物顔で占領したり[76]と、結構図太い所がある。

クウセラ編で登場するその他主な人たち[編集]

ソフィヤ・ニーラネン[77]
声 - 松島みのり
アッキの友人女性でインターン(見習い医師)である[78]。スウェーデンの大学で医学を学び[79]医者の父親の後を継ぎ、クウセラ屋敷の隣町の診療所で暮らしている。3ヵ月後に正式な医者となり、トゥルクにある聖パウロ病院で勤めるようになる。車の免許を持ってはいるがいつも荒っぽい運転をしており、同乗したカトリがいつも目を回していた。
レア
声 - 竹口安芸子
ニーラネン先生の使用人。ある時クラウスが熱を出したためカトリが医者のニーラネンの父を頼ってやって来るが、彼が亡くなったため診察を断ろうとする。
エミリア
声 - 第24話水倉久美子、第39話以降山本百合子
クォレリシ村へ行く途中カトリが転んでしまうが、その時偶然出会いケガの状態を診た人物。トゥルクの病院で看護師をやっている[80]。カトリがトゥルクへ行く際、一緒に蒸気機関車に乗った人物でもある。その時にアッキさんとも出会う。後にアッキさんと婚約する。
エミリアの父[81]
声 - 広瀬正志
エミリアの父。休暇中に帰省したエミリアと共にハルマ屋敷のパーティに訪れ、ベイネと雑談を交わす。
ラスキ
声 - 青年期大塚芳忠[82]/老年期大久保正信
履物職人。色々な屋敷で靴を作っているらしく、ビリヤミによれば、今年はヨッキネン屋敷で靴を作った後来ることになっている。カトリやクラウス等の靴を作った。陽気な性格でカトリにお伽話[83]をカトリに聞かせて楽しませた。好物は、かぼちゃのスープ[84]
クスター
声 - 島田敏
ラスキ親方の弟子で5年間、ラスキ親方についている。ドジで不器用と自認しており自分の才能がないと悩んでいたがカトリに励まされ元気を取り戻す。
オーレ・ルゲイエ
声 - 緒方賢一
眠りの精。第31話に登場し、カトリを眠りの世界へ誘い、母と会わせてくれる。当然、夢の中の話なので実際に会えた訳ではない。
悪魔[85]
声 - 加藤治
ラスキがカトリにしたお伽話に登場。過去に悪さをしたせいで神様の怒りを買い、もみの木の根元に閉じ込められている。ある日木のそばを通りかかったラスキ青年に呼びかけ助けを求める。
車掌
声 - 平野義和
カトリが乗るトゥルク行きの列車の車掌。列車に動物を乗せる時はふたが閉まるかごに入れて貨物室に乗せる規則があるが、アベルを客室に連れて行こうとするカトリに振り回される。

ヘルシンキ[編集]

都会の街で、カトリがこれまで過ごした地域と違い人通りが多く大きな建物が立ち並ぶ。

アンティ
ホテルで働いている従業員。気分の優れないロッタの部屋にクーシを案内する。
牧師
声 - 沢木郁也
教会で倒れたロッタに部屋を提供した。
クーシ
教会で倒れたロッタを診た医師だがセリフは一言も無い。
フロントの人
ホテルで働いているフロント。カトリとクラウスはこのフロントにある電球をつけたり消したりして遊んでいる[86]
ビルッキ
コッコ商会の受付をしていた人物(ライッコラ編のビルッキとは別人)。機転があまり利かない。カトリが急ぎの用件を取り次いでもらおうとするが、自身は“初めて見る子供”ということを理由に2時間も待たせたあげく偉そうな態度を取る。
ヘルマン・コッコ
声 - 今西正男
コッコ貿易商会の社長でヘルシンキの港近くに会社を所有している。カトリが持ってきた手紙を読み終えた後、ビルッキに会社を出たばかりの客を呼び戻させる。
エリアス・リラク
声 - 勝田久
ロッタ・クウセラの父で、会社社長[87]。偶然にもコッコ商会へ来ておりヘルシンキのホテルまでカトリが連れて行った。ロッタの刺繍はこのリラクが売っている。この刺繍は特にスウェーデンでよく売れているらしく、リラクはロッタを連れてスウェーデンに行っている。

トゥルク[編集]

サロ駅(パルキ村のユリス宅の最寄り駅[88])からトゥルクまでは列車で約2時間の場所にある[89]

イーネス
声 - 中西妙子
エリアスの妹でロッタの叔母に当たる女性。早くに夫を亡くしている。ロッタが母親を失った後、屋敷のことを取り仕切っている権威主義的な人物。「カトリと聞くと頭が痛くなる」というぐらいカトリのことが気に入らず[90]、やたらと突っかかる相当な意地悪[91]
持病を患っている様だが医者嫌い[92]で診察を拒んでいる。その後カトリが紹介したソフィヤの治療を受けて状態が良くなりそれを感謝してか、最終回では性格が180度変わったかのようにカトリに優しく接しているシーンがある。
セルマ
声 - 山田礼子
イーネスに従順な使用人。最初の頃はイーネスの影響を受けてカトリを嫌っていたが、彼女の働きぶりと誠実さを知って徐々に打ち解ける。オランダ製の花瓶が割れた際、その原因について的確にリラクに伝え、カトリを助けた。実は掃除はあまり好きではなく、犬が嫌い[93]
ノーラ
声 - 峰あつ子[94]
イーネス家の料理担当。陽気な性格でスキャットを歌いながら料理を作ったり、ロッタから夫の居場所を聞かれた時に夫の口調をマネるなどしている[95]。出会った頃から夫婦揃ってカトリを気に入り彼女の味方となる。
サロモン
声 - 郷里大輔
ノーラの夫。普段は庭師をしており庭や温室で植物を育てており、仕事柄花の名前を良く知っている。アベルの犬小屋を作った人物で御者をすることもある。ソフィヤの自動車のクランクを回し、自動車のエンジンをかけたこともある。
レオ
声 - 伊倉一恵
カトリと同い年[96]ぐらいの少年で自由学院に通っている。迷子になったクラウスとアベルをカトリと一緒に探してくれた。いたずら好きな少年たちの中では常識的でカトリの良き理解者だがカトリのことについてあれこれ知りたがる欠点も。挙句の果てにはソフィヤの自動車にカトリと一緒に載せてもらった際、ソフィヤに「カトリは本当はどこの国の王女様なんですか?」と聞いている[97]。算数が苦手。身体能力が高くバク転などの技ができる[98]
ウラジーミル・レーニン
(声は無し)
ロシア革命の指導者で、後にソビエト社会主義共和国連邦の初代指導者となる。第48話でアッキ、エミリア、カトリが入ったレストランで入れ違いに出て行くところを偶然見かけたアッキが店を出て追いかけたが、会えずじまいだった。
ナレーター
声 - 武藤礼子
本作では、物語の状況やフィンランドの季節や文化などの説明をしているが、第17話ではカトリに呼びかけるような演出もある[99]

補足説明[編集]

作中のフィンランドの季節について[編集]

作中の説明によると、日本に比べてフィンランドは夏期が短く[100]冬期が長い。夏は、日が暮れるのが遅く20時でも夕方並の明るさとなっている[101]。冬になると厳しい寒さのため、ライッコラ屋敷の辺りに住む人たちはできるだけ外出を控え、室内の仕事に切り替えるなど多くの時間を屋内で過ごす。また、雪が降り始める頃には、太陽が出ている時間が約3時間の短さになるとのこと[102]

ライッコラ屋敷と牧場[編集]

ライッコラ屋敷には母屋と離れ(作中では“夏小屋”と呼ばれている)と牛舎の他、母屋から少し坂を下った所にサウナ小屋がある。夏小屋は2階建てで寝室に使える個室がいくつかあり、風通しが良いため主に冬期以外に使用人たちが利用している。ちなみにライッコラでは過去に犬を飼っていたらしく[103]母屋の外には犬小屋があり、パルキ村から来た直後からアベルの寝床となっている。
サウナ小屋はサウナとして使うのはもちろん、簡単な調理場があり時々ウッラがクレープを作っている。また、秋になると刈り取った大量の麻を乾燥させたり、それを糸に加工する場所としても利用している。
南の牧場
ライッコラ屋敷から約1kmの場所にあり[104]比較的平坦に近い牧草地で、家畜番は周りを見通しやすく牛たちものびのびと過ごせる。カトリがライッコラ屋敷に来た翌日からこの牧場に放牧に訪れる。
北の牧場
牧草が豊富[105]なため牛にとっては良い場所だが、この牧場の一部が湖に面した崖になっていて少々危険[106]。牛たちが南の牧場の草をある程度食べてしまったため、カトリは南の牧場からこちらに来ることになる。
西の牧場
ライッコラから西の森の中にあり、他の牧場より牛の行動できる範囲がやや狭いが周りを柵で囲まれているため管理がしやすい。秋頃など人手が足りない日にこの牧場を利用することで家畜番の手が空くため、放牧中でも持ち場を離れて他の仕事に向かうことができるという利点がある[107]

作中でカトリが読む主な本[編集]

  • 聖書
カトリはパルキ村にいる時から聖書を読んでおり、彼女にとって聖書は読み書きを勉強するための教科書代わりとなっている[108]
  • 『カレヴァラ』(作中ではこう呼ばれているが、一般的には『カレワラ』と呼ばれている)
ライッコラ屋敷に来た年の夏にアッキからもらった。『カレヴァラ』はフィンランドの民族叙事詩として有名だが、子供が読むにはやや難しい単語や言い回しが使われている[109]
アッキがカトリと最初に出会った際、『カレヴァラ』の中の一節でヴァイナモイネン[110]が美しい乙女アイノに伝えたとされるセリフ[111]を言っている[112]
  • 算数の本
カトリがクウセラ屋敷で暮らしている頃にアッキから送られてきた。アッキが教わっている大学教授が書いた初歩的な算数の本で子供にも分かりやすく説明されている。カトリはこの本で算数を勉強するようになる。
マリからもらった[113]。ちなみに世界名作劇場作中でヴィクトル・ユーゴーの小説が紹介されたのは、1978年に放映されたペリーヌ物語以来6年ぶりになる[114]
カトリが読書好きと知ったソフィヤから贈られた。この本には「みにくいアヒルの子」や「人魚姫」などの話が載っており[115]、カトリはクラウスに読み聞かせる。
トゥルクにあるロッタの実家の本棚にある。ロッタが子供の頃に読んでいた本で、カトリがクラウスに読み聞かせる。

スタッフ[編集]

  • 原作 - アウニ・ヌオリワーラ
  • 製作 - 本橋浩一
  • 製作管理 - 高桑充
  • 企画 - 佐藤昭司・久保田栄一(フジテレビ)
  • 脚本 - 宮崎晃
  • 演出 - 斉藤博
  • キャラクターデザイン - 高野登
  • オープニング作画 - 竹松一生・森友典子
  • エンディング作画 - 佐藤好春
  • 美術(監督) - 阿部泰三郎
  • 背景 - スタジオロフト・スタジオSF・スタジオアクア
  • 彩色 - スタジオロビン
  • 美術助手 - 石野真由美
  • 録音監督 - 小松亘弘
  • 音楽 - 冬木透 - (ほぼ全曲のBGMがシベリウスの作品からの編曲。)
  • 撮影監督 - 黒木敬七
  • 撮影 - トランスアーツ 鳥越一志・杉山幸夫 他
  • 編集 - 瀬山武司
  • 現像 - 東洋現像所(現・IMAGICA
  • 色指定・仕上検査 - 宇野薫
  • タイトル - 道川昭
  • 録音制作 - 映像音響システム(現・サンオンキョー)会田昌克
  • 整音 - 田中英行
  • 効果 - 松田昭彦(フィズサウンド
  • 監督助手 - 杉村博美 他
  • プロデューサー - 松土隆二(日本アニメーション)
  • 監督 - 斎藤博
  • 制作協力 - KLMオランダ航空
  • 制作 - 日本アニメーション・フジテレビ

主題歌[編集]

オープニングテーマ[編集]

「Love with You 〜愛のプレゼント〜」
作詞 - 伊藤薫 / 作曲 - 三木たかし / 編曲 - 鷺巣詩郎 / 歌 - 小林千絵

エンディングテーマ[編集]

「風の子守歌」
作詞・作曲 - 伊藤薫 / 編曲 - 鷺巣詩郎 / 歌 - 小林千絵

各話リスト[編集]

話数 放送日 サブタイトル 絵コンテ 作画監督
第1話 1984年
1月8日
別れ 清瀬二郎 高野登
第2話 1月15日 友だち 森友典子
第3話 1月22日 春のあらし 佐藤好春
第4話 1月29日 決意 高野登
第5話 2月5日 出発 保谷裕江
第6話 2月12日 主人 森友典子
第7話 2月19日 奥様 楠葉宏三 佐藤好春
第8話 2月26日 災難 清瀬二郎 森友典子
第9話 3月4日 愛情 高野登
第10話 3月11日 約束 楠葉宏三 佐藤好春
第11話 3月18日 喧嘩 清瀬二郎 森友典子
第12話 3月25日 手紙 楠葉宏三 高野登
第13話 4月1日 素敵な贈物 清瀬二郎 佐藤好春
第14話 4月8日 はじめての招待 森友典子
第15話 4月15日 おもいがけないお給料 楠葉宏三 高野登
第16話 4月22日 迷子になった羊 清瀬二郎 佐藤好春
第17話 4月29日 狼を退治する日 森友典子
第18話 5月6日 二つの火事 高野登
第19話 5月13日 隣どうし 楠葉宏三 佐藤好春
第20話 5月20日 来た人と去る人 清瀬二郎 森友典子
第21話 5月27日 アベルが狙われた 高野登
第22話 6月3日 春を待ちながら 清瀬二郎
楠葉宏三
佐藤好春
第23話 6月17日 熊と牛はどちらが強いか 森友典子
第24話 6月24日 出会いと別れ 高野登
第25話 7月1日 島での出来事 清瀬二郎 佐藤好春
第26話 7月8日 助けてくれた人 森友典子
第27話 7月15日 都会育ち 高野登
第28話 7月22日 新しい生活 佐藤好春
第29話 8月5日 夢を見ていた 森友典子
第30話 8月12日 美しい白鳥のように 高野登
第31話 8月19日 本が送られて来た 佐藤好春
第32話 8月26日 魔法の本と悪魔 森友典子
第33話 9月2日 喜びと悲しみ 高野登
第34話 9月9日 ヘルシンキ行き 佐藤好春
第35話 9月16日 父と娘 森友典子
第36話 9月23日 奥様の決意 高野登
第37話 9月30日 迷子のアベル 佐藤好春
第38話 10月7日 それぞれの道 森友典子
第39話 10月14日 ハルマ屋敷のパーティ 高野登
第40話 10月21日 道づれ 佐藤好春
第41話 10月28日 トゥルクの人々 森友典子
第42話 11月4日 絵のない絵本 高野登
第43話 11月11日 自動車に乗った! 佐藤好春
第44話 11月18日 にくらしい娘 森友典子
第45話 11月25日 疲れた一日 高野登
第46話 12月2日 美しいもの 佐藤好春
第47話 12月9日 お土産のランドセル 森友典子
第48話 12月16日 ああ入学 高野登
第49話 12月23日 おかあさんの帰国 佐藤好春

ネット局[編集]

※放送日時・系列は当番組終了時(1984年12月)のもの。

放送地域 放送局 放送日時 放送系列 備考
関東広域圏 フジテレビ 日曜 19:30 - 20:00 フジテレビ系列 制作局
北海道 北海道文化放送
宮城県 仙台放送
秋田県 秋田テレビ フジテレビ系列
テレビ朝日系列
福島県 福島テレビ フジテレビ系列
新潟県 新潟総合テレビ
長野県 長野放送
静岡県 テレビ静岡
富山県 富山テレビ
石川県 石川テレビ
福井県 福井テレビ
中京広域圏 東海テレビ
近畿広域圏 関西テレビ
島根県鳥取県 山陰中央テレビ
岡山県・香川県 岡山放送
広島県 テレビ新広島
愛媛県 愛媛放送 [117]
福岡県 テレビ西日本
佐賀県 サガテレビ
熊本県 テレビ熊本 フジテレビ系列
テレビ朝日系列
沖縄県 沖縄テレビ フジテレビ系列
青森県 青森放送 土曜 18:00 - 18:30 日本テレビ系列
テレビ朝日系列
岩手県 岩手放送 木曜 19:00 - 19:30 TBS系列 [118]
山形県 山形テレビ 金曜 19:00 - 19:30 フジテレビ系列 [119]
山梨県 山梨放送 木曜 19:00 - 19:30 日本テレビ系列
山口県 山口放送 月曜 19:00 - 19:30 日本テレビ系列
テレビ朝日系列
徳島県 四国放送 木曜 19:00 - 19:30 日本テレビ系列
高知県 高知放送 土曜 18:00 - 18:30
長崎県 テレビ長崎 日曜 18:00 - 18:30 フジテレビ系列
日本テレビ系列
[120]
大分県 テレビ大分 土曜 18:00 - 18:30 フジテレビ系列
日本テレビ系列
テレビ朝日系列
[120]
宮崎県 テレビ宮崎 土曜 18:30 - 19:00 [120]
鹿児島県 鹿児島テレビ 木曜 19:00 - 19:30 フジテレビ系列
日本テレビ系列
[120]

メディア展開[編集]

映像ソフト[編集]

  • 本編のDVDは2001年3月25日~同年6月25日発売。全12巻で3巻ずつ同時発売。

その他[編集]

  • フィンランドを舞台としているため次のシベリウスの作品をBGMとして用いている。冬木透により編曲され、室内楽編成で曲風にも大幅なアレンジが加えられているが(例えば「フィンランディア」中間部のコラールはもともと4拍子だが、作中BGMでは3拍子に編曲されているなど)、当時発売されていたレコード(ポニーキャニオン C25G0342)には、最後に熊谷弘指揮東京フィルハーモニー交響楽団の演奏による「フィンランディア」のオリジナル曲が収録されている。本編でもその録音を基にしたBGMも幾つか出てくる(第2話冒頭など)。
  • 原作は、作者であるアウニ・ヌオリワーラが自分の祖母の少女時代をモデルに書いたものである(最終回でカトリが作家になったとナレーションがあるが、祖母は作家にはなっていない)。
  • 第38話 - 第39話のエンディングは視聴者から募集したキャラクターの似顔絵を紹介した特別なヴァージョンになっていた。フィルムで直に放送していた時代では再放送でも視聴できたが、放送用のビデオテープ素材での放送になった際に原版から通常のエンディングに差し替えられてしまった為に現在では視聴できなくなっている。レーザーディスク,DVD等でも視聴する事はできない。

脚注[編集]

  1. ^ 第1話前半のサラが6歳のカトリを祖父母に託してドイツに行く日を入れると1912年から
  2. ^ 最終話のマルティとカトリの駅での会話でフィンランドが独立した1917年ということが分かり(詳しくはフィンランド独立宣言)、その後翌年を迎えていることから。
  3. ^ 年は、第14話の終盤のナレーションより。
  4. ^ 第18話で10歳の誕生日を迎えている。
  5. ^ 第40話のカトリがもらったお金でのやり取り。
  6. ^ 第12話、第22話。
  7. ^ 奉公に行く前から、牧師に聖書を使って文字を教わっており簡単な読み書きはできる(第2話のカトリとユリスの会話)。
  8. ^ 第7話の仕事前のテームとの会話。
  9. ^ アベルの配役は、第8話以降のスタッフロールに表示されている。
  10. ^ ただしアッキは、アベルという名前は「旧約聖書」に出てくることを指摘している(旧約聖書『創世記』第4章の登場人物「アベル」)。
  11. ^ 仕事内容は、似たような牧羊犬を参照。
  12. ^ 作中では人の言葉を少しは理解しているような演出が取られており、悪口を言われて怒ったり(第1話の猟師とのやり取り)、「犬小屋を気に言ったか?」との問いにウインクで応えるシーンもある(第41話のクラウスとのやり取り)。
  13. ^ 第23話で熊と対峙した時は、恐れずに鳴き声で追い払おうとしている。
  14. ^ 第29話の犬小屋でのカトリのセリフ。
  15. ^ 第2話のマルティのセリフ。
  16. ^ 第7話。
  17. ^ 第16話。
  18. ^ 第2話。
  19. ^ 第12話。
  20. ^ 「不細工な犬」第4話のトポルのセリフ、「あれでも犬か?」第5話の村の男の子のセリフ等。
  21. ^ カトリと友達になったのは、教会へ行く3日前であることがマルティのセリフからわかる。
  22. ^ ちなみに田舎では就学率が低いらしく、パルキ村の子で小学校に通っているのは、裕福なハルマ家の子だけ(第2話のカトリのセリフ)。
  23. ^ カトリと一緒にいる時にケンカなどに巻き込まれそうな時は、相手が複数人であっても身を挺して彼女を守ろうとしている(第5話、第26話。
  24. ^ 第12話でマルティが釣ってきた魚はペッカのセリフから「アッハーベン」である。
  25. ^ 第26話、第40話。
  26. ^ 名前の由来は「いなかっぺ」を逆から読んだもの、とされているが実際にペッカという名前はフィンランドに普遍的に存在する(指揮者のエサ=ペッカ・サロネンなど)。
  27. ^ 第5話のペッカのセリフ。
  28. ^ ただし隣家だが、実際にはペンティラ屋敷との間には数百メートルぐらいの距離がある(第18話の2つの屋敷の描写とカトリとアンネリの会話)。
  29. ^ 第10話。
  30. ^ 本人によると比較的ペンティラ屋敷の牛は大人しい性格で牧場の周りも安全なため、少しなら持ち場を離れても大丈夫とのこと(第7話のカトリとの会話)。
  31. ^ 出会った頃のカトリに「チビ」と言ったり(第5話)、アベルを「短足」と呼称している(第7話、第21話のアベルとの競走シーン)
  32. ^ 第27話の牧場でのセリフ。
  33. ^ カトリの母の送金が戦争により来なくなり、農作物の不作や牛を売りに行く途中に熊に襲われる等。
  34. ^ 第12話では、手紙の声として登場。
  35. ^ 国内で家政婦として働いていたがドイツに行くことになった雇い主から一緒に来るよう頼まれ、給料が倍に上がるためカトリたちの生活のために付いて行くことを決めた(第1話)。
  36. ^ 大戦が始まる直前にサラが出した手紙が、戦乱により大幅に遅れて祖父母宅に届いた。
  37. ^ 毎年自身の誕生日パーティでビールを振る舞い、客人たちから好評を得ている(第39話)
  38. ^ 第11話などに登場。
  39. ^ 第5話。
  40. ^ 第4話。
  41. ^ 「夏のスープ」の意味。夏野菜を使った牛乳ベースのスープ。
  42. ^ 第17話。
  43. ^ 第7話のアンネリたちの会話。
  44. ^ 第8話。
  45. ^ 第8話、第17話。
  46. ^ 第11話。
  47. ^ 作中ではクレープと言っているが見た目はホットケーキにそっくり(第9話)。
  48. ^ フィンカブラのグラタンを作るためという目的があった。
  49. ^ 第30話。
  50. ^ 第10話、第16話。
  51. ^ 第8話、第17話。
  52. ^ 第16話。
  53. ^ 第23話。
  54. ^ エンディングのクレジットは一貫して「アキ」と表記されているが、DVDの字幕やこの作品関連の出版物における表記は「アッキ」となっている。
  55. ^ 第13話のカトリとの会話。
  56. ^ 第13話。
  57. ^ 第14話でアッキ・ランタが逮捕されたのは、1915年8月のある日曜日である。
  58. ^ 第42話では新聞の論説を任されており、カトリがそれを読んでいる。
  59. ^ 第39話。
  60. ^ 第13話。
  61. ^ 第14話。
  62. ^ 第21話などに登場。
  63. ^ 第24話。
  64. ^ 第22話。
  65. ^ 第25話のカトリとマルティの会話。
  66. ^ 第26話。
  67. ^ 第27話。
  68. ^ 第31話。
  69. ^ ただし、少々自分勝手な所がありアベルにまたがろうとしたり(第32話)、ミッキに自身の帽子を被せようとして(第49話)2匹から嫌がられることがある。
  70. ^ ソフィヤの車に乗った時は、同乗したカトリとアベルが気分が悪くなったのに対し自身は一人大興奮している(第44話)。
  71. ^ ちなみにカトリはたまたまビリヤミがいない時にクウセラ屋敷に着いてロッタから直接採用された。事前にペッカからカトリを雇うよう頼まれていたが、“10歳の少女に大した仕事はできない”と考えていたため、仮に彼女が自身と先に会っていたら採用しないつもりだった(第27話)。
  72. ^ クウセラ屋敷の畑や家畜から取れる農作物や乳製品の内いくらかを家賃として10年間納め、残った収穫物の売上金を税金や自分たち夫婦の生活費に回す、という形で譲り受ける(第36話)。
  73. ^ 第32話より前のスタッフロールでは、木藤子となっている。
  74. ^ 第31話。
  75. ^ カトリは少し離れた場所で、自身が戦地に戻るため家族と別れる所を目撃しただけで面識はない。
  76. ^ 第30話。
  77. ^ ソフィではなくソフィである点に注意。字幕でもスタッフロールでもソフィで統一されている。
  78. ^ 女医はまだまだ少ない存在らしい(第29話)。ちなみにライッコラ屋敷やクウセラ屋敷などの田舎には医者がほとんどおらず、村人が病気やケガをすると自分たちで手当をしたり医者がいる隣町まで馬車で患者を運ぶor医者に来てもらうしかない(第9話のペッカセリフ)。
  79. ^ 第29話。
  80. ^ 第39話。
  81. ^ 第39話に登場。
  82. ^ 第32話。
  83. ^ 悪魔と出会った不思議な話で、本人は本当の話と言っているが事実かは不明。
  84. ^ 第33話。
  85. ^ 第32話。
  86. ^ これと似たようなシーンがペリーヌ物語でも使われている
  87. ^ 第44話。
  88. ^ ただし、最寄り駅と言ってもサロ駅までは馬車で半日もかかる(第39話のユリスとカトリの会話)。
  89. ^ 第39話のカトリとイルダの会話。
  90. ^ カトリと会った直後にロッタから、「カトリは学校に行っていないが独学で読み書き計算ができる」と聞いたが信じられないため。
  91. ^ カトリに面と向かって“田舎娘”呼ばわりしたり(第41話。)、新聞の論説を読ませようとしたり少々難しい算数の問題を出すなどしている(第43話でその最後の問題36.8-2.82÷0.3×3.5を、カトリは見事に正解した(答えは3.9)
  92. ^ 詳細は不明だが過去に医者の診察ミスでひどい目に遭ったらしい(第47話のセルマのセリフ。
  93. ^ 第45話。
  94. ^ 第44話より前のスタッフロールであつ子となっている。第44話以降はすべてあつ子に修正されている。
  95. ^ 第41話。
  96. ^ 第48話のカトリとの会話
  97. ^ それに対し、ソフィヤは「星の国の王女様」と答えている。この答えにはレオも感心しきりであった
  98. ^ さらに作中では木の幹を駆け上がったあと、後転しながら降りるという驚くべき技も披露している(第48話)。
  99. ^ カトリが本を読みながら眠るシーン。
  100. ^ 第16話のナレーション。
  101. ^ 第10話のナレーション。
  102. ^ 第22話のナレーション。
  103. ^ 第6話のアンネリとカトリの会話。
  104. ^ 第7話のカトリとテームの会話。
  105. ^ 第7話で北の牧場に来たペッカのセリフ。
  106. ^ カトリがここに来る前日に下見に行き、一緒に来たテームから注意するよう言われている(第7話)。
  107. ^ 第16話。
  108. ^ 第12話のカトリとペッカの会話。
  109. ^ マルティは、学校で教師からこの本を読むよう言われたが難しすぎて読んでいないらしい(第13話のカトリとの会話)。
  110. ^ 『カレヴァラ』の中の主人公のことである。
  111. ^ 「乙女よ余人のためではなく、我がために珠(たま)の連なる首飾りを巻き、十字架を胸にかけよ」、「乙女よ我がためにその美しき髪を編み、やわらかきリボンを結べ」のセリフ。
  112. ^ アッキによれば「カトリにこの詩を言ったのはカトリが(カレヴァラの)アイノと同じようにビヒタ(白樺の若葉のついた小枝の束。サウナの必需品。)を作って持っていた」から。
  113. ^ 第26話。
  114. ^ なお、レ・ミゼラブルは、2007年に「レ・ミゼラブル 少女コゼット」のタイトルでテレビアニメ化されている。
  115. ^ 第29話。
  116. ^ 第42話。
  117. ^ 現在の局名はテレビ愛媛
  118. ^ 現在の局名はIBC岩手放送
  119. ^ フジ系単独ネット局でありながら、本来の放送時間帯に日本テレビ系同時ネット枠が組まれていたため、時差ネット。日曜19・20時台は九州地区のフジ・日テレクロスネット局と同じ編成を組んでいた。
  120. ^ a b c d 本来の時間帯に当時クロスネットの日本テレビ系番組『すばらしい世界旅行』を同時ネットしていたため、時差ネット。

外部リンク[編集]

フジテレビ系列 世界名作劇場
前番組 番組名 次番組
アルプス物語 わたしのアンネット
(1983年1月9日 - 12月25日)
牧場の少女カトリ
(1984年1月8日 - 12月23日)
小公女セーラ
(1985年1月6日 - 12月29日)