ジャングルウォーズ

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ジャングルウォーズ』(JUNGLE WARS)は、ポニーキャニオンから発売されたロールプレイングゲームのシリーズ、またはその第1作目のタイトル。略称は「JW」。

ゲームボーイで第1作目が、スーパーファミコンで第2作目が発売された。OVAも制作されている。

シリーズ概要[編集]

シナリオ・ゲームデザインは『ファミコン神拳』の「キム皇」こときむらはじめ。動物達と人間が共存するジャングルが舞台で、ジャングルの番人である「ジャングルパパ」の息子「ジャングルボーイ(ボーイ)」が、仲間達とともにジャングルに忍び寄る魔の手から平和を守るという勧善懲悪と少年少女の成長を描いており、児童文学的な要素を持つ。

戦闘はいわゆるターン制を採用している。ボーイが戦闘不能になると、他のメンバーが生き残っていても全滅扱いとなる。また、あくまで敵を懲らしめることが目的で、戦闘に勝利した場合は「○○たちは謝って帰っていった」と表現される。

主なスタッフ[編集]

  • シナリオ・ゲームデザイン:きむらはじめ
  • キャラクターデザイン:どいたかゆき
  • ミュージック・サウンド:おかもととしお
  • メイン・プログラム:とみざわけんいち

また、1作目にはさくまあきらが監修として参加している。

ジャングルウォーズ[編集]

ジャングルウォーズ
ジャンル RPG
対応機種 ゲームボーイ
開発元 アトリエドゥーブル
発売元 ポニーキャニオン
人数 1人
メディア ロムカセット
発売日 1991年6月21日
対象年齢 全年齢
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ストーリー[編集]

平和なジャングルに「ゴート団」を名乗る謎の組織が現れ、強盗や密猟を繰り返しているという。ジャングルパパとボーイはその調査に向かうが、ゴート団に捕まってしまう。パパの機転により脱出したボーイは、パパを助けるとともにジャングルの平和を取り戻すために立ち上がる。

仲間キャラクター[編集]

ボーイ(デフォルト名。変更可)
主人公。
ミオ
占いオババの孫娘で、魔法使いでもある。父親はシティ(都会)で市長を務めている。
サスケ
何故か服を着て、メガネをかけている子猿。フィールドで木の実を探して入手することで、移動中や戦闘中に回復アイテムのように使えたり、戦闘中敵キャラに投げつけることでダメージを与えられる。

助っ人キャラクター[編集]

一時的にボーイたちに同行し、戦いの時には手助けもするキャラクターたち。

パパ
ジャングルの平和を守るジャングルパパ。その高い戦闘能力でハンターたちを瞬く間に蹴散らすが、アピーニ・ゴート達の罠にはまって捕らわれの身になる。
ケン
大鷲のテンの息子。ゴート団に捕らわれていたが、ボーイに助けられ共闘する事になる。
リラ
サスケのガールフレンド。都会のサーカスに売られていたが、ボーイたちに助けられる。ある戦いでは一緒に戦う事も可能。
ゴンタ
パンパ・ゴートに捕らわれていた象の子供。助けると「ゾウのラッパ」で呼ぶことが可能。2ターン要するが強力な攻撃が可能。砂漠地帯だけ同行してくれる。

ジャングルウォーズ2 〜古代魔法アティモスの謎〜[編集]

ジャングルウォーズ2 〜古代魔法アティモスの謎〜
ジャンル RPG
対応機種 スーパーファミコン
開発元 アトリエドゥーブル
発売元 ポニーキャニオン
人数 1人
メディア ロムカセット
発売日 1993年3月19日
対象年齢 全年齢
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ストーリー(ジャングルウォーズ2)[編集]

ジャングルに眠る謎の古代魔法「アティモス」を復活させ、その力で世界征服を成し遂げようと画策する「ウルウル団」の野望を阻止するため、再びボーイたちが立ち上がる。

特徴[編集]

本編ストーリーは一本道であるが攻略順は自由であり、また攻略する必要の無いサブイベントもあるなど、比較的自由度が高いと言える。

しかし、移動に必要な船が消えてしまう等、イベントの進行が不可能になる細かいバグが見られた。

運勢システム
各キャラのステータスに運勢という項目がある。大吉、中吉、吉、凶、大凶の5段階で、大吉だと戦闘勝利時に獲得できる経験値が10%増え、大凶だと10%減る。それ以外の影響は不明。
運勢は、宿屋で休む、占いオババに占ってもらうなどでランダムに変化する。また、一部敵キャラやサスケの戦闘時の行動によって変化することもある。また、「ミシー」という魔法で大吉にすることもできる。
ジャングルトーナメント
ジャングル中から集まった猛者が、最強の座を賭けて戦うトーナメント。負けても特にペナルティは無く、上位に進出すると賞金がもらえる。シナリオが進むにつれ出場者候補が増え、改心し隠棲した前作最終ボスのカーマック、その部下のアピーニ一味、挙句の果てにクリア後にはジャングルパパやウルクザインまでが出場する。パパ、カーマック、ウルクザインは過去の大会の優勝経験者でもある。
イベントとして一度は参加する必要があるが、それ以降は自由参加。ゲーム内時間で数日毎に「今日はジャングルトーナメントです。参加しますか?」との呼び出しがあるので、参加する意志を示すと自動的に開催地へ移動する。
オークション
オークション村で行われているオークションでは、イベントアイテムを除いた全てのアイテムが出品される可能性がある。
ジャングル鉄道
ジャングルを鉄道で結ぶ計画があるが、資金難のため、一部区間しか開通していない。これに寄付することによって、鉄道を延伸させることが出来る。全線開通には100万以上の寄付が必要。

他にもいくつかのサブイベントがある。

パーティ[編集]

メインキャラクター3人と助っ人キャラクター1人で構成され、助っ人キャラクターはストーリーの展開により強制的に加入・離脱し、ある程度ストーリーが進むと任意に入れ替えられるようになる。

メインキャラクター[編集]

ボーイ
主人公。ゲーム中は喋ることはない。
ミオ
ヒロイン。レベルが上がると全ての魔法が使えるようになる。アイテムを主人公以外で唯一持つ事ができる。
サスケ
眼鏡をかけた小猿。ボーイのことを「アニキ」と呼ぶ。本作では出生に何らかの秘密があることが示唆されている。特殊能力の「きのみ」は健在で、前作よりも使える「きのみ」の種類が増えている。

助っ人仲間キャラクター[編集]

かまわに
鎌を持ったワニ。前作ではゴート団の一員(ボス敵キャラ)として登場した。戦闘中にたこ焼きを食べて寝て負けたり、最終決戦で次々にやられる味方を見てあっさり戦意喪失するコメディリリーフだったが、今作では総帥のカーマックともども古代魔法の伝承者の一人だったことが明らかになる。サスケを投げつけて大ダメージを与える事ができるが、失敗する事もある。ステータスは攻撃力、HPが高い。
レオン
ジャングルトーナメントで優勝することを目指して修行している青年。実は狼男で、夜になると狼の姿になりパワーアップする。昼間は夜の事は、自分が狼男であること自体を含めまったく覚えていない。特殊能力は、青年の姿では「ぬすむ」を使用して敵からアイテムを盗み出すことができ、狼男の姿では「ねらう」を使用することができ、普通の攻撃よりも多くのダメージを与えることができる。レベルが上がると格闘技の技を使う事もある。トーナメントに彼が出場していた場合、最強クラスの敵として立ちはだかる。
トーマス
都会に住む少年発明家。体が弱く、ジャングルの別荘で療養していた所、ボーイと出会う。この作品において、最も精神的な成長が見られるキャラ。特殊能力は「メカ」。レベルが上がるごとに使用できる「メカ」が増えていく。攻撃時に発明品を使ったり、ロボを召喚したりする事もある。
マリン
ペンギンの国の王子。魔法を使えるほか(全ての魔法は使えないが、ミオ以外で魔法が使えるのは彼のみ)、動物(敵キャラに同じ)を召喚して、その特殊能力で敵にダメージを与える攻撃ができる。

敵キャラクター[編集]

サイキング
ウルウル団の幹部で、鎧とマントに身を包んだサイの巨漢。冷酷だが部下想いであり、戦いに関しては正面からのぶつかり合いを好む。部下のブチ・クラッソとシメ・コ・ロッソを率い、ボスとして何度も戦うことになる相手。
ユーラック
ウルウル団の幹部で、鎧とマントを着込んだ女騎士を思わせる女性。プライドの高い性格で、女王のように振る舞う。部下のオギョーピーとマーガレットを率い、ボスとして何度も戦うことになる相手。