クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃

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クレヨンしんちゃん > クレヨンしんちゃん (アニメ) > クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃
映画 クレヨンしんちゃん
オラの引越し物語
サボテン大襲撃
Crayon Shin-Chan
My Moving Story
Cactus Large Attack!
監督 橋本昌和
脚本 うえのきみこ
原作 臼井儀人
出演者 矢島晶子
ならはしみき
藤原啓治
こおろぎさとみ
真柴摩利
坂本真綾
平田広明
指原莉乃
日本エレキテル連合
音楽 荒川敏行
澤口和彦
主題歌 ゆずOLA!!
撮影 梅田俊之
編集 三宅圭貴
製作会社 シンエイ動画
テレビ朝日
ADK
双葉社
配給 東宝
公開 日本の旗 2015年4月18日
上映時間 104分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 22.9億円[1]
前作 クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
次作 クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃
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クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃』(クレヨンしんちゃん オラのひっこしものがたり サボテンだいしゅうげき)は、2015年4月18日に公開された『クレヨンしんちゃん』劇場映画シリーズ第23作目。

キャッチコピーは「ありがとうカスカベ。さようならカスカベ。」。

概要[編集]

ストーリー案[編集]

シリーズとしては初めて「野原一家の引越し」をテーマにしており、第19作『嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦』(2011年)以来4年ぶりに海外を舞台とする。ひろしの異動によりメキシコに引っ越した野原一家と、そこで巻き起こる事件を軸として、物語が展開されていく。

シンエイ動画プロデューサーの吉田有希は本作の引っ越しという要素について、「今回は、大きく設定を揺るがすようなことをやりたい」という発想の原点があり、そのうえでどこで何をやるかと考えた結果、「パニックものはやってないなぁ…ということでメキシコに引っ越してサボテンに襲われるという話になりました」と語っている[2]。吉田はその年の7月31日の放送からテレビシリーズのチーフプロデューサーに昇格している。

当初はインドを舞台とする案も存在したが、もろもろの事情でメキシコに変更された。メキシコが選ばれた理由としては「ほとんどの人が名前を知っているが実際に行った事のある人はあまりいないという微妙なさじ加減が良かった」と監督の橋本は語っている。また、製作にあたって現地取材も行われ、作中の街並みやゲストキャラクターなどに活かされている[3]

上映時間は104分と、第20作『嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』(2012年)以来3年ぶりに100分を越しており、歴代で3番目の長さである。

テレビシリーズに登場するキャラクターが多く登場しており、特に本田ケイコ(おケイ)と小山むさえ[注 1]は本作が劇場版初登場である。

ゲスト声優[編集]

2015年2月24日にはゲスト声優としてお笑いコンビ・日本エレキテル連合HKT48指原莉乃を起用した事が発表された[4]。日本エレキテル連合は本作でアニメ声優初挑戦となり、本人役で出演する。この他、テレビ朝日アナウンサーの宇賀なつみがサボテンフェスティバルをリポートするアナウンサー役で出演する。

スタッフ[編集]

監督は、第21作『バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』の監督を務めた橋本昌和が2年ぶりの再登板。脚本は、テレビシリーズにも参加して第21作の脚本を担当したうえのきみこが同じく2年ぶりの再登板となったが、今回は初の単独脚本である。

作画面でのキャラクターデザインには前作『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』(2014年)の大塚正実から、第9作『嵐を呼ぶ!モーレツオトナ帝国の逆襲』(2001年)のデザインを手掛けた末吉裕一郎が2年ぶりの再登板となり、原勝徳と共同でキャラクターデザインを担当している。メキシコ人のキャラクターデザイン原案とキラーサボテンのデザインにはEunYoung Choiを起用。演出面では前作を監督した高橋渉が絵コンテと演出を、湯浅政明が同じく前作に引き続き絵コンテと原画で参加し、本作ではバス内のアクションシーンを担当している。

本作は園長先生及びナレーションを演じてきた納谷六朗がライブラリ出演しているが、納谷は映画公開前の2014年11月17日に死去している。今回の出演について製作サイドは「園長先生のセリフは、納谷六朗さんの生前の声を使用したものです。春日部のみんなに野原一家が別れを告げるという場面を描く時、そこに園長先生がいないというのはあり得ないので、今回、このような形で登場してもらいました。後任を選ぶかどうかを含め園長先生について今後どのようにしていくかは、ただいま検討中です」とコメント[5]していたが、2015年10月9日放送分のテレビシリーズより森田順平が担当している。また、大原ななこが第11作『嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード』以来12年ぶりに登場しており、声は死去した紗ゆりに代わって2代目の伊藤静が担当した。同じく、双葉商事の部長が第17作『オタケベ!カスカベ野生王国』以来6年ぶりに登場しており、声は死去した郷里大輔に代わって2代目の大友龍三郎が担当した。なお、大友が演じる部長が登場するのは、テレビシリーズ・映画を含めて初である。テレビシリーズでは2015年6月12日放送分より演じる。

主題歌[編集]

2015年1月30日には主題歌にゆずが起用されることが発表された。ゆずがアニメーション映画の主題歌を担当するのは2013年公開の「劇場版 HUNTER×HUNTER -The LAST MISSION-」以来2年ぶり4度目となる。また、映画公開に先立ち同年の2月6日放送回からのテレビシリーズのEDも務めることとなった。

本楽曲は明るくも哀愁感漂うポップナンバーで、ラテンテイストあふれるリズムにストレートで心温まるメッセージを込めた歌詞がマッチした楽曲となっている。レコーディングには海外ミュージシャンを招き、マリンバケーナフィドルマラカスなどさまざまな楽器が取り入れられた。チーフプロデューサーの松久智治は心にシンプルに迫る詩とメロディで、ラテンの明るさと力強さを伴い、笑いと感動を1曲の中で表現していると語っている[6]

関連企画・その他[編集]

引越しにちなみ、2015年3月25日に春日部市の春日部市役所にて「春日部さよならセレモニー」が開催。当イベントには野原しんのすけ自らが市役所に転出届を提出し、最後には駆けつけた市民達を含んだ記念撮影も行われた。公開二日前の2015年4月16日には永田町にある在日メキシコ大使館に査証(ヴィザ)申請書を提出した。カルロス・アルマダ大使は「メキシコはカラフルな国、楽しい生活が送れることでしょう。これを機に日本とメキシコの子供達の良い交流になればと願います」とコメントしている。一方「引越し先」となるメキシコの日本大使館では4月21日に野原しんのすけが来訪して在留届を提出し、大使の山田彰から両親の「在外選挙人登録申請書」を手渡されている[7]。メキシコでは日本メキシコ学院にも訪れたほか、大使館訪問時には現地でしんのすけの声を担当する声優も駆けつけた[8]

劇中で本作のキャラクター・マリアッチを演じる浪川大輔が歌う劇中歌『愛して、アミーゴ』が公開初日の4月18日に配信された。

海外へ行く本作にあわせ、過去に野原一家が春日部以外の場所で巻き起こすストーリーを集めたDVD「クレヨンしんちゃん きっとベスト☆密着!カスカベ脱出 上巻・下巻」が2015年3月27日バンダイビジュアルより発売された。「上巻」は日本国内、「下巻」は海外でのエピソードが収録されている。

なお、44日後(平成27年5月7日)にしんちゃん一家は無事に春日部に帰って来た。

また、作中に成田空港第1ターミナルの天井およびアエロメヒコ航空ボーイング787型機が塗装、APU排気口、レイクド・ウィングチップに至るまで忠実に描かれている。一方、作中では飛行機が夜に出発しているが、アエロメヒコのメキシコシティ行きは2014/15年冬ダイヤにおいて成田空港15時発(AM57便)であるため、実際とは異なる。

テレビシリーズにおける関連作品[編集]

2015年3月6日放送分において「引越し」という題材に合わせ、まだアパートに住んでいた野原一家が今のマイホームを買うストーリー「若い二人はこうして家を買ったゾ」が前編・後編で放送された。また、映画公開前日の4月17日放送分でも、「サボテン」ではなく「たけのこ」を題材にした作品「たけのこ大襲撃だゾ」が前編・後編で放送された。さらに5月1日放送分のAパートでは劇中の同時期にあった、もうひとつの引越し物語として「シロの引越し物語だゾ」が放送された。

放送日 タイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
3月6日 若い二人はこうして家を買ったゾ 清水東 ムトウユージ 間々田益男
入江康智
4月17日 たけのこ大襲撃だゾ うえのきみこ 平井峰太郎 橋本とよ子
間々田益男
5月1日 シロの引越し物語だゾ 増井壮一 ムトウユージ 末吉裕一郎

興行成績[編集]

全国339スクリーンで公開され、2015年4月18、19日の初日2日間で興行3億8,940万5,800円、動員32万9977人となり、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第4位となった[9]。また、ぴあの調査による初日満足度ランキングでは満足度91.6を獲得し、第1位となっている[10]。さらに、連休明けの5月6日時点(映画公開から2週間半)で興行収入歴代4位の16億4452万5000円を突破[11]し、前作『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』の同じ時点での興行収入をはるかに超えた。公開から30日で『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』の興行収入を超え、歴代3位の19億230万8500円を記録した。5月27日のテレビ朝日の会見により、動員172万5634人、興行収入20億1901万円と発表され、第2作の『ブリブリ王国の秘宝』(1994年)以来、21年ぶりに興行収入20億を超えた[12]

そして6月27日までの集計で『アクション仮面VSハイグレ魔王』(1993年)の興行収入22.2億を上回り、シリーズ最高記録を更新したことが配給元の東宝の調べで判明した[13]

最終興収は22億9000万円[1]

テレビ放送[編集]

次作『爆睡!ユメミーワールド大突撃』の公開を記念するかたちで、2016年4月1日放送分の『ドラえもん・クレヨンしんちゃん 春だ!映画!3時間アニメ祭り 第2弾・第2部』(19:35 - 21:48)で、エンディング部分はダイジェスト、オープニングを含め本編はノーカットにて地上波で初放送された。

あらすじ[編集]

ひろしは、メキシコの町に生息するサボテンの果実を集めるために双葉商事の部長から異動と同時に部長昇進を命じられる。はじめは単身赴任を考えていたものの、みさえから「家族はいつも一緒!」との一言により一家総出でメキシコへ引っ越しすることに。慣れ親しんだ春日部の住人達と涙の別れを告げることになった野原一家。メキシコのお姉さんはみんなスタイル抜群と聞いたしんのすけは喜んで旅立つ。

引っ越し先の町・マダクエルヨバカ[注 2]にて個性的なご近所さん達に囲まれ不安だらけの新生活が始まるが、そこでしんのすけ達を待ち受けていたのは人間を捕食する歩くサボテン・人喰いキラーサボテンだった。

果たして野原一家は、メキシコのご近所さん達と共にこのピンチを乗り越えることができるのか!?

本作のキャラクター[編集]

マダクエルヨバカ町長 / ドゥヤッガオ・エラインデス
本名ドゥヤッガオ・エラインデス。野原一家の引っ越し先であるメキシコのモウクエンカ州にある橋を通した箇所以外は切り立った崖に囲まれている町「マダクエルヨバカ」の町長。排他的な性格で、ひろしをはじめとする野原一家を毛嫌いしており、まだ野原一家がバスに乗っていないにも拘らずバスを出発させている。マダクエルヨバカ出身であるために寂れた街を仲間と共に復興させようとするが、次々に仲間が去って行ったためにキラーサボテンによる町おこしに拘るようになる。その後はキラーサボテンに執着し、キラーサボテンが食虫植物である事が判明した後も「キラーサボテンとの共生」を唱えていたが、両親をキラーサボテンに補食されたスマホちゃんに真っ向から否定されたことをきっかけに己の行動を反省するようになり、遂にはキラーサボテンに対抗しようとするひろし達にその対策を提案したり、最終決戦でも町を守るために自らが囮となって女王サボテンを誘導した。その後のエンディングではひろしと和解し、更には自身が建設した「サボテンランド」による町おこしを行う。
保安官
マダクエルヨバカの保安官。常に町長に従っており、町長の言葉をオウム返ししているが、一方では保安官としての実力や身体能力はそれなりに高く、実際にたくさんのキラーサボテンを一気に数発も撃ち抜いたり、キラーサボテンによる背後からの攻撃を避けてたりしていた。キラーサボテンが人々を襲い始めた際は二丁拳銃で退治し、女王サボテンのつぼみを撃ち落そうとするも町長に止められ、直後に復活したキラーサボテンにより捕食される。
しんのすけがカロリーナへのお土産にとサボテンの実を乱獲した際には降ろしに向かった。
ホセ・メンドクセー
ひろしの異動に合わせて設立された双葉商事・マダクエルヨバカ支部で唯一の社員。オート三輪で特攻して野原一家のピンチを救うも油断から捕食されてしまう。
ネネ・ロドリゲス / レインボー仮面
覆面レスラー。ガタイと威勢は良いが、臆病な性格のために「膝を痛めた」と嘘をついてはリングに上がれずにいる。最初はキラーサボテンに立ち向かうことに怯えて逃げ回ったり、みさえから同行を求められた際も嘘をついていたが、最終的には憶病な自身に嫌気が差したことで自ら立ち向かうことを決心し、最終決戦ではマリアッチと共に囮となってキラーサボテンに果敢に挑んだ。事件解決後はルチャドールとの試合に勝利するなどの大きな成長を見せる。
コミカライズ版では普段は肉屋で働いており、素顔になるとひまわりが怖がる。
ルチャドール
メキシカンスタイルのプロレスルチャリブレの男性選手。臆病なネネに高圧的な態度で接し、パシリに使っている。リングに上がったキラーサボテンと対峙するもプロレス技が通用せずに捕食される。その後のエンディングでは事件を通じて大きく成長したネネに敗北を喫する。
マリアッチ
メキシコ人の男性。ギターを片手に美しいもののために愛の歌を歌うと綺麗に語っているが、しんのすけからは「無職のおじさん」と馬鹿にされている。キラーサボテンに襲われた後でオネエになるという驚くべき変貌を遂げてしまうが、最終決戦ではギターを手にレインボー仮面と共に囮となってキラーサボテンに挑んだ。
コミカライズ版では野原家の隣家住まいである。
カロリーナ
しんのすけが通うことになったマダクエルヨバカ幼稚園幼稚園教諭。明るい性格かつナイスバディで、また踊りが得意であるためにお尻のキレはしんのすけも感心する程である。また、キラーサボテン達と互角に渡り合う程の実力を持っており、その他にも服に石を包んで鞭のように振り、錠前を破壊できる程の力量も秘めている。
スマホ
本名フランシスカ。野原家の新しい家の近所に住むメキシコ人の少女。思春期故に口が悪く、人見知りで、不機嫌である。スマートフォンを大事に持ち歩いていることを知ったしんのすけにこのあだ名を付けられていた[注 3]。両親をキラーサボテンに捕食されたが、最終決戦ではしんのすけと共に貯水タンクの栓を開けに行き、その際に所持していたスマートフォンを犠牲にしながらも貯水タンクの栓を開けることに成功した。事件解決後は両親と再会し、更には事件を通じてしんのすけとも打ち解けており、元気よくしんのすけに挨拶する姿や彼と仲良く遊ぶ姿などが見られた。
コミカライズ版では野原家の隣家住まいで、しんのすけと同い年くらいの三人の弟がいるが、両親がそちらにかかりきりのために反抗期を迎える。
イケガミーノ
サボテンフェスティバルに招待されたサボテン研究家。疑問を問いかけられると「いい質問ですねえ」と返す癖があり、終盤でもキラーサボテンに捕食されたにも関わらずに生きていた理由を簡単に説明していた。またしんのすけ達に食虫植物のことについて教えたが、後にバスまで逃げる際にはキラーサボテンに追いつかれて捕食されてしまう。
パブのオーナー
白髪頭の年配の男性。生存者を自身の店に匿い、更には疲労困憊した野原一家にコーラを振る舞った。その後、店内に侵入してきたキラーサボテンにショットガンで応戦するが、あっけなく捕食される。
肉屋の店長
パブに逃げ込んだ生存者の一人。電波が生きているかを携帯電話を確かめるも繋がっておらず、更にはバスまで逃げる際に肉切り包丁でキラーサボテンに応戦したところをあっけなく捕食される。
バス運転手
都市部とマダクエルヨバカを結ぶバスの運転手。運転する際にラテン系の音楽を流しており、これがキラーサボテンの習性が判明する鍵にもなっている。人気のないバス停でルチャリブレの雑誌を読んでいたところを騒動に巻き込まれ、そのまま生存者を乗せたバスを運転するが、直後にバス内に侵入してきたキラーサボテンに捕食される。
ウガ・アーナ
メキシコテレビ局のレポーター。サボテンフェスティバルを中継するためにヘリコプターでマダクエルヨバカに向かうも騒音で集まった大量のキラーサボテンにヘリコプターごと捕食される。
ウノ、ドス、トレス[注 4]
シロが出会ったチワワの3兄弟。当初はシロのエサを奪うなどしていたが、後にキラーサボテンに襲われた際にはシロに助けられたのを機に彼の仲間に加わる。終盤ではシロと共に落下中のしんのすけの助太刀に入った。
日本エレキテル連合
マダクエルヨバカに来ていた観光客の女性とそのロボット。マダクエルヨバカがキラーサボテンに襲撃された時は偶然にもその猛威から逃れていた[注 5]らしく、街のカフェであけみちゃん相手に言い寄っていたところをシロに目撃される[注 6]が、その直後に2人(正確には1人と1体)ともキラーサボテンに捕食されてしまう。しかし、あけみちゃんはロボットであるためにすぐに吐き出された。
キラーサボテン
本作における悪役。ドラゴンフルーツに似た美味しい実を付けるとして町の人々から大切にされていたが、正体は人を喰う食虫植物。町の中心部にある女王を中心に活動し、根を使って移動して聴覚で獲物を認識して捕食するが、臭気の強いものやヘリコプターの部品等は飲み込めずにすぐに吐き出してしまう[注 7]。生命力も強く、拳銃やショットガンによる銃撃やダイナマイトで爆破されるなどして大きく損傷しても、接ぎ木を利用して欠片を集合させて復活してしまう。しかし、水を浴びると復活することなく一瞬で完全に枯れてしまうという弱点がある。
最終決戦では全個体が女王と合体して超巨大化するが、最期は水の入ったサボちゃんバルーンにしんのすけが別れの際に受け取ったカスカベ防衛隊のバッジに付いていた安全ピンで穴を開けられたことで出てきた大量の水を浴びて枯死した[注 8]
騒乱から数日後にキラーサボテンが全滅した事で、ひろしが双葉商事の部長から命じられた「メキシコの町に生息するサボテンの実の収集」が不可能となったため、野原一家は再び日本の春日部に引っ越し(厳密には「帰国」)することとなった。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

原画[編集]

高倉佳彦 林静香 大塚正実 和泉絹子 板岡錦 清水洋
鈴木大司 岡辰也 山森英司 山川浩臣 土屋祐太 桝田浩史
牧野竜一 牧孝雄 小森秀人 奥田陽介 加来哲郎 角張仁美
小林麻衣子 山下晃 曽々木安恵 千葉ゆみ 野田康行 奥澤明裕
増田敏彦 前田康成 釘宮洋 小川麻衣 鍋田香代子 伊勢奈央子
水竹修治 山本彩 鶴田愛 安田周平 重本雅博 山本真夕子
柴田ユウジ 西山努 大森英敏 瀬尾康博 小澤円 今野葉
矢吹英子 堀内球子 内田直人 宮村明 入江康智 神戸佑太
針金屋英郎 原勝徳 大森孝敏 末吉裕一郎
サイエンスSARU
Juan Manuel Lagune Abel Gongora 鈴木かんち 川野達朗 清水勇司
Eunyoung Choi 湯浅政明


第二原画
長島崇 小杉菜穂子 遠藤良恵 池谷祥明 落合麻衣子 中村達也
朱原デーナ 松岡未沙 富士池美恵
シナジーSP
久保川美明 萩原しょう子 松本淑恵 森亜紀子 渡辺まゆみ
ピー・アール・エー作画部
片岡千春 大谷道子 上原史也

主題歌[編集]

映像ソフト化[編集]

2015年11月6日バンダイビジュアルからBDとDVDでリリース[15]。BDのみの映像特典としては、短編「シロの引越し物語だゾ」が収録されている。

受賞[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ むさえがアニメ本編で居候していた期間に上映された『嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!』には登場していない。
  2. ^ 実際のメキシコにはクエルナバカという都市がモレロス州にある。
  3. ^ 一方では彼女自身もしんのすけを「ジャガイモ頭」と呼んでいた。
  4. ^ ノベライズ版のみ表記
  5. ^ そもそも騒動があった事すら気づいていなかった模様。
  6. ^ その時、細貝さん達の異様な風貌とやり取りを見たシロは若干引いていた。
  7. ^ 劇中では靴下を付けたひろしの足や口の中で屁をしたしんのすけを食べることは出来なかった。
  8. ^ また、イケガミーノによれば「食虫植物の消化には時間が掛かる」ために捕食された人々は無事に解放された。

出典[編集]

  1. ^ a b 2015年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
  2. ^ プロデューサーが明かす何でも“アリ”な『クレヨンしんちゃん』ジブリ鈴木Pが標的に!?”. クランクイン! (2015年4月17日). 2015年4月17日閲覧。
  3. ^ 映像ソフト付属解説書、監督・脚本インタビューより。
  4. ^ a b c d 日本エレキテル連合『クレヨンしんちゃん』で声優初挑戦!指原莉乃もゲスト声優に!”. シネマトゥデイ (2015年2月24日). 2015年2月25日閲覧。
  5. ^ 「またね、しんのすけくん」(小原篤のアニマゲ丼)”. 朝日新聞デジタル (2015年4月20日). 2015年4月20日閲覧。
  6. ^ ゆず、映画「クレヨンしんちゃん」主題歌「OLA!!」を書き下ろし ナタリー 2015年1月30日
  7. ^ クレヨンしんちゃんの在メキシコ日本国大使館訪問(2015年4月21日) - 在メキシコ国日本大使館
  8. ^ 『クレヨンしんちゃん』メキシコ上陸 現地の小学生たちと交流 - オリコンスタイル(2015年4月29日)
  9. ^ 「劇場版ドラゴンボールZ 復活の『F』が初登場1位!! 新作4本が上位を独占!」 (4月18日-4月19日)/ニュース - CINEMAランキング通信”. 興行通信社 (2015―04―21). 2015-04―21閲覧。
  10. ^ 『クレヨンしんちゃん』『ワイルド・スピード』が満足度ランク上位に!”. ぴあ映画生活 (2015年4月21日). 2015年4月21日閲覧。
  11. ^ 5月6日時点の最新興行成績” (2015―05―08). 2015-05―08閲覧。
  12. ^ 吉田慎一社長 社長会見(5月26日)要旨”. テレビ朝日 (2015年5月27日). 2015年5月27日閲覧。
  13. ^ 『映画クレヨンしんちゃん』22年ぶりにシリーズ最高興収記録更新 さしこも祝福”. ORICON STYLE (2015年6月29日). 2015年6月29日閲覧。
  14. ^ a b 人気声優・坂本真綾が幼稚園の先生に!浪川大輔は愛を歌うメキシコ男性に - シネマトゥデイ”. シネマトゥデイ (2015年3月7日). 2015年3月7日閲覧。
  15. ^ シリーズ歴代最高「クレヨンしんちゃん オラの引越し物語」BD・DVDは11月6日リリースアニメ!アニメ! (2015年7月3日). 2015年7月3日観覧。
  16. ^ “批評家大賞アニメ部門で永井豪が最高賞に、功労賞・渡辺宙明を串田アキラが祝福”. 映画ナタリー. (2016年5月25日). http://natalie.mu/eiga/news/188463 2016年5月25日閲覧。 

外部リンク[編集]