マラカス

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マラカス

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マラカス(maracas)は、体鳴楽器に分類されるシェイカー の一種。

概要[編集]

手に乗るほどの大きさの柄の付いた中空の球の中に、小さな玉を入れてある。 通常、音階の違うものを2個用意し、両手に持ち、それぞれを振って音を出す(鳴らす)。 主にマンボサルサなど、スペイン語圏のラテン音楽で使われる。 なお、よく誤解されるがポルトガル語圏であるブラジルサンバでは、ほとんど使用されることは無い。

なお、一般に「マラカス」と呼ぶが、これは「マラカ(maraca)」の複数形である。 玉を球の中に入れず、外に巻き付けたカバサは類似の楽器である。

奏法[編集]

「シャッ」と、ひとつだけ音を出すためには、以下の奏法が有効である。

  • 楽器を軽く持つ。
  • 急激に楽器の球の半径ほど下げて、強く柄を握るようにする。

また円を描くように振り回す事で、連続的なノイズが得られる。

これはアルバン・ベルクが好んで用い、後にピエール・ブーレーズ野平一郎が追随している。

現代音楽の打楽器アンサンブルでティンパニコンガなどの膜質打楽器をマラカスで打撃するという奏法がある。

製造方法[編集]

元来は、ヤシ科のマラカの実を乾燥させて作る。 現在では木製のもの、また合成樹脂製のものが多い。 合成樹脂製のものは、丈夫で安価である。(音質は劣ることがある。)そのためカラオケ店などに置いてあることがある。