血界戦線

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血界戦線
ジャンル SF伝奇アクション吸血鬼
漫画:血界戦線
作者 内藤泰弘
出版社 集英社
掲載誌 ジャンプスクエア
ジャンプSQ.19
レーベル ジャンプ・コミックス
(JUMP COMICS SQ.)
発表期間 SQ:2009年2月号 - 4月号
SQ.19:2010年創刊号 - 2015年Vol.18
巻数 全10巻
その他 プロトタイプが2008年6月号に掲載
「ジャンプSQ.M」vol.002で続編が掲載
漫画:血界戦線 Back 2 Back
作者 内藤泰弘
出版社 集英社
掲載誌 ジャンプSQ.CROWN
レーベル ジャンプ・コミックス
(JUMP COMICS SQ.)
発表期間 2015年SUMMER号 - 連載中
巻数 既刊1巻(2016年1月時点)
ヴォイスコミック
原作 内藤泰弘
放送局 テレビ東京VOMIC公式サイト
番組 サキよみジャンBANG!
発表期間 2012年10月5日 - 10月26日
話数 全4話
アニメ
原作 内藤泰弘
監督 松本理恵
シリーズ構成 古家和尚
キャラクターデザイン 川元利浩
音楽 岩崎太整
アニメーション制作 ボンズ
製作 血界戦線製作委員会
放送局 MBSTOKYO MXBS11
放送期間 第1話 - 第11話:2015年4月 - 6月
第12話:2015年10月
話数 全12話 + 特別編
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

血界戦線』(けっかいせんせん、Blood Blockade Battlefront)は、内藤泰弘による日本漫画作品。『ジャンプスクエア』(集英社2008年6月号に読み切り漫画がセンターカラーで掲載。後に2009年2月号から『血界戦線 -魔封街結社-』(けっかいせんせん まふうがいけっしゃ)と改題されて連載を開始し、4月号で終了した。同年10月に『ジャンプSQ.M』(集英社)vol.002にて再度読み切りが掲載され、『ジャンプSQ.19』(集英社)2010年創刊号から2015年Vol.18まで連載。『SQ.19』の休刊後は『ジャンプSQ.CROWN』(集英社)に掲載誌を移し、『血界戦線 Back 2 Back』(けっかいせんせん バック・トゥ・バック)のタイトルで2015年SUMMER号から連載中。また、テレビアニメ化も決定され[1]、同年4月より6月まで第11話までが、10月に第12話が放送された。

作者によるコンセプトは「技名を叫んでから殴る漫画」である。

あらすじ[編集]

かつてニューヨークと言われた街は、異界と人界とが交差して一晩で変わり果てた。結果、異界ならではの超常日常・超常犯罪が飛び交う「地球上で最も剣呑な緊張地帯」となった街、「ヘルサレムズ・ロット」が構築される。この街は深い霧と超常現象により外界と隔離されているとはいえ、一歩間違えば人界は不可逆の混沌に飲み込まれてしまう。

そんな中、この街のいつ破れるとも知れぬ均衡を守るために秘密裏に活動する者たちがいた。クラウス・V・ラインヘルツ率いる「秘密結社ライブラ」である。彼らはさまざまな能力を駆使し、「血界の眷属(ブラッドブリード)」を筆頭とする異界の住人と日夜戦っていた。

半年前の事件で異界のものに遭遇し、妹が自ら差し出した彼女の視力によって救われた少年、レオナルド・ウォッチ。妹を救うすべを求めてヘルサレムズ・ロットを再訪した彼は、「ライブラ」の新人と間違われたことをきっかけとして、魔神による無差別襲撃事件に巻き込まれる。異界のものから与えられた「神々の義眼」の力で事件を解決し、正式に「ライブラ」の一員に迎えられた彼は、クラウスらとともに様々な事件(あるいは異界ならではの日常)へと挑んでいくのだった。

登場人物[編集]

声優の項は テレビアニメ版 / VOMIC版の順番に表記する。単独で表記されているものは注釈がない限りはテレビアニメ版のもの。

秘密結社ライブラ[編集]

HLから世界の均衡を守るために結成された組織で、物語の主要メンバーは下記の人物たちだが、ほかにも諜報・戦闘において多数のメンバーが在籍している。

レオナルド・ウォッチ(Leonardo Watch)[2]
声 - 阪口大助 / 逢坂良太
本編の語り部。愛称はレオ。すべてを見通す「神々の義眼」を持つ青年。
「ヘルサレムズ・ロットの歩き方」という記事を書くために単身ヘルサレムズ・ロットを訪れた新聞記者だったが、ザップの人違いによって偶然に秘密結社ライブラと接触。直後に堕落王フェムトの起こした事件に巻き込まれた際、「神々の義眼」の能力を見込まれ、妹の視力を元に戻す方法を共に探すことを条件にライブラの構成員となった。以後はその眼を用いての対・血界の眷属の切り札として重用される。
お人好しで素直な性格の持ち主で、異界の存在に対しても偏見を持たずに接する。直接的な戦闘力を持たないものの強靭な精神力を持ち、窮地においても心が折れることはない。それなりに弁舌も立つほうで、腐れ縁の仲であるザップと口汚く罵り合うこともしばしば。
ライブラと出会う半年前にヘルサレムズ・ロット近郊に観光旅行に訪れていたが、その際に異界の存在から「兄妹どちらかの視力を対価とし、神々の義眼を与える」という選択を迫られる。恐怖に竦んでいる間に妹のミシェーラが率先して視力を差し出してしまったため、彼女の視力を奪うことと引き換えに「神々の義眼」を得たことを深く後悔している。このような経緯から、利己的な目的に神々の義眼の能力を用いることを好まず、私利私欲のためにその権能を使うことはあまりない。
ライブラに所属して以後はそれなりの給金を得ているようだが、その大部分をミシェーラへの仕送りにあてているため生活は困窮している。
クラウス・V(フォン)・ラインヘルツ(Klaus V Reinherz)
声 - 小山力也 / 新垣樽助
秘密結社ライブラのリーダー。十字架を象ったナックルガードを用い、「滅嶽の血」を武器に転化し破壊、封印する「ブレングリード流血闘術」の使い手。人外の者と戦ってきた一族・ラインヘルツ家の三男坊であるが、家族に関しては明らかにされていない。
巨体に加えて鋭い三白眼と眼鏡に、口を閉じても目立つ下顎の犬歯が特徴で、顔が怖い。口調は紳士的かつ二枚目だが、その強面で損をしている。ゲーム好きで、プロスフェアーというチェスに似たゲームが趣味。またチェス等にも通じている様子。他にも園芸を趣味としており、園芸サークルに入っている。
K・K曰く「私たちの最強のリーダーで無類の紳士、獣のごとき生命力で武装した凶悪なまでの頑固者」。超人揃いのライブラメンバーの中においても更に圧倒的な戦闘力と精神力を以て人界を護る。外見に似合わず繊細で良識人。ライブラのメンバーを家族同様に大切に思っており、彼らが傷ついたり誘拐などされたりすると、胃に穴が空くほどに酷く思い悩んだり、強烈な怒りを敵にぶつけたりする。
またその木訥かつ誠実な人柄から人心の掌握に関しては未だに甘い部分があり、組織の長としてもっと小狡くなるべきだとスティーブンから忠告されるほどである。ザップの借金返済のために利用されたり、園芸サークル仲間であるヤクザと対峙した際、信用して貰うためとは言え機密であるライブラの組織活動について正直に話してしまうなど、天然ともお人好し過ぎるともいえる面を持つ。
紳士らしく常に白のワイシャツとネクタイ、ウエストコート(ベスト)という服装をしている。ギルベルトの淹れた紅茶が好物であり、彼が淹れた紅茶しか飲まない。
モデルは『ナイトスラッシャーズ』の登場人物クリストファー・スミス。
ザップ・レンフロ(Zapp Renfro)
声 - 中井和哉 / 細谷佳正
銀髪に褐色の肌をした秘密結社ライブラのメンバー。刃や糸状に硬質化させた炎属性の血液を武器とする「斗流血法・カグツチ」の使い手。
粗野で短気で無学、金と女にだらしないという、性質の悪いチンピラを絵に描いたような青年。戦闘と血液操作においては天才的なセンスを持つものの、仲間にさえ「度し難い人間のクズ」と評される始末だが、そう扱われることに難色を示す程度には常識を持ち合わせている。私生活はいわゆるヒモで、多くの女性の部屋を渡り歩いている。
組織内においてはクラウスを殺す気で襲撃しては返り討ちにあう、犬猿の仲であるチェインと口汚く罵り合う、弟弟子のツェッドに対しては多種多様な蔑称で辛く当たるなど粗暴な振る舞いが目立つ反面、ギルベルトを始めとした年長者には敬意を払い、仲間が不当に傷つけられた時には真っ先に報復に乗り出すなど熱い一面も持ち合わせている。自分が組織に引き込んだレオとも年齢が近いこともあり、共に死線をくぐるうちに腐れ縁の仲および良き友人関係を築いていく。
師匠である裸獣汁外衛賤厳による地獄の修行の成果か戦闘能力は高く、1ナノ秒の間に周囲を斬り都市をガレキにする邪神と斬り合う反応速度と膂力を持ち、それに加え、血液を操る能力に関しては天性の才能を持っている(スティーブン曰く「天才」と称するほど)。厳格かつ傍若無人な師に対してトラウマとも言える苦手意識を持っている。一方で斗流そのものに対しては強い矜持を持ち、同門のツェッドとは戦闘時にのみ息のあったコンビネーションを見せる。
チェイン・皇(チェイン・すめらぎ / Chain Sumeragi)
声 - 小林ゆう / 吉田聖子
秘密結社ライブラのメンバー。協力組織である「人狼局特殊諜報課(ルー・ガルーズフロムノーウェア)」の構成員。
容姿は人間の女性だが、その正体は「不可視の人狼」。自らの「存在」を「希釈」し、超人的な運動性を実現している他、透明化することで如何なる壁も通りぬけ、誰からも発見されることのない諜報活動のエキスパート。拳銃の扱いを始めとした戦闘行動は不得手であり、サポートを一手に引き受けている。とんでもない酒豪でもある。
黒髪のボブカットが特徴。 かなりの美人で巨乳だが、性格は極めて辛辣で毒舌。特にザップに対しては言葉と暴力に欠片の容赦もなく、彼が負傷しているときに反射的に攻撃してしまうほどの敵対意識を持っている。非常にマイペースに振る舞うものの、周囲に対して仲間意識は確かにあるようで、レオやツェッドが困っている時にはそれとなく助力を買って出るなどもしている。以上のようにスマートな女性だが、私生活は非常に残念で、部屋を片付けることが出来ない系女子。
スティーブンに対して恋心を抱いている様子があるが、そのことを知っているのは人狼局の同僚達とK・Kくらいでありスティーブンは全く気づいていない。
外見のモデルは「SP 警視庁警備部警護課第四係」において真木よう子が演じた笹本絵里
スティーブン・A・スターフェイズ(Steven A Starphase)
声 - 宮本充 / 浜田賢二
秘密結社ライブラのメンバー。目元に傷のある、スーツを着込んだ色男。その容姿から「スカーフェイス」の異名で呼ばれることもある。全てを凍らせる高速の蹴り技「エスメラルダ式血凍道」の使い手。
非常に頭の回転が早く、観察眼にも秀でている抜け目のない男。K・K曰く「腹黒」。お人好しなクラウスの代わりにメンバーを厳しく取りまとめるライブラの副官的存在。本部に集まってくる情報を選別し、個々の事件を担当するメンバーを差配するのは基本的に彼の役目である。本人の牙狩りとしての戦闘力も非常に高く頻繁に前線で戦うほか、己の男性的な魅力を用いての「情報収集」を行うなどしてライブラの活動を支えている。
家政婦のヴェデット他プライベートの交友関係に名乗る身分は「会社勤め」で、社交的かつ遊興を好む素性から非常に顔が広い。その一方でクラウスさえ知らない私設部隊を独自に組織し、ライブラの活動とメンバーを守るための行動とは言え「クラウスが知ったら絶対に許されない」と断言するほどの非道な方法でスパイたちを処分している冷血漢の一面も持つ。ただし親しい相手に裏切られた時などはそれなりに心を痛める姿を見せることも。
外見のモデルは堺雅人[3]
ギルベルト・F・アルトシュタイン(Gilbert F Altstein)
声 - 銀河万丈[注 1] / ふくまつ進紗
ラインヘルツ家に仕え、クラウスの身辺の世話をする老執事。浅黒い肌に白髪と口髭を蓄えた老人。伝説のコンバット・バトラー。顔を含む全身を包帯で覆っているのが最大の特徴で、クラウスと同じく顔が怖い。
普段は非常に温厚で、必要以上に自己主張せず、レオ曰く「存在感が無いレベル。ホータイグルグル巻きなのに」。ギックリ腰をやらかす、レオやザップとゲームに興じるなどお茶目な面も多い。紅茶やコーヒーを淹れる腕前は高く、ライブラのメンバーからも好評であり、特にクラウスはギルベルトが淹れた紅茶しか飲まない。クラウスやメンバーの移動の際には運転手として車のハンドルを握ることも多く、ドライビングテクニックにも秀でている。ネズミが苦手で、見ると反射的にゴミ袋に入れて捨ててしまう。顔には出ないが、しばらく動揺が残るらしく、その直後に淹れたコーヒーの味が悪くなった。
執事と言う職に強い誇りを持ち、同胞に対する仲間意識は非常に強い。仲間に対しての非道には普段の温和さからは想像もつかない程の怒りを示し、徹底的に相手を叩き潰す。牙狩りとしての特性や高い身体能力の類は持たないものの、「再生者(レゲネラトーア)」という特異体質者で、致命傷を受けた際に「死を回避する程度に体が急速再生」する。ただし致命傷クラスの負傷でなければ発動しない。
K・K
声 - 折笠愛
秘密結社ライブラのメンバー。右眼に眼帯を付け、大型バイクを乗りこなすライダースーツ姿の女性。赤いロングコートがトレードマーク。180cm近い長身で非常にスレンダーな体型だが、ダニエル・ロウ警部補とのやりとりで分かるようそのことを大いに気にしている様子。ライブラの中では珍しい既婚者であり、夫と二人の子供と同居している。夫の名は「ユキトシ」で次男の名は「ケイン」であることが判明している。
未来技術と異界技術が融合した世界の非常に強力な兵器、銃火器[5]を用い詳細は不明だが血によって銃弾に電撃を付与する「血弾格闘技(954ブラッドバレットアーツ)」という銃撃格闘術を使う。近接戦闘ではハンドガンの二挺拳銃で戦うが、スナイパーライフルでの遠距離射撃や巨大な兵器を操作しての火力戦なども得手とする模様。気さくでノリのよい姉御肌の性格で、同僚たちを「~っち」という愛称で呼び親しげに接するさばけた人物。ただしスティーブンだけは性格の相性が悪いようで突き放した態度を取っている。(本人曰く腹黒男)
夫は彼女の仕事や使命についても理解を示してくれているが、K・K本人は任務のために子供との約束をすっぽかして傷つけてしまうことが多いことに悩んでいる。
デルドロ・ブローディ & ドグ・ハマー
懲役1000年越えの凶悪犯(ブローディ)の血液を体内に宿している青年(ハマー)。肉体と血液にそれぞれの意識を持つ。ハマーの両手首に縫い目があり、そこからブローディ(血液)が部分的に頭を覗かせ会話をしたり、ハマーの全身を覆ったりする。ブローディの動きはハマーも操ることができる。というよりハマーのほうが上位でブローディの意に反する操作も可能なようだ。
ブローディが犯罪者であるため、宿主であるハマーごとパンドラム超異常犯罪者保護拘束施設(アサイラム)最深下層極秘要塞独房P-6に拘束服姿で服役している。
ドグ・ハマー(Dog Hummer)
声 - 宮野真守
アリギュラに(容姿を)気に入られたために血液をブローディと入れ替えられた、短髪で浅黒い肌の青年。女性に好まれる非凡な甘いマスクの持ち主。血液を全身に纏い巨大化する「血殖装甲(エグゾクリムゾン)」の使い手・「血槌(ブラッドハンマー)のハマー」。
性格を一言で言い表せば天然そのもの。常にマイペースで焦ることも滅多になく、どんな状況においても感情表現を緩めない。非常に明るく前向きな性格は、凶悪犯のブローディにさえ強い影響を与えてしまうほど。また美術好きのブローディも認める画才の持ち主でもある。
自らの血液であるブローディに対しては「一身同体」として強い信頼を寄せており、彼の背負う刑期1000年を全うするため刑務所に入っている。暴走車両事件での活躍で恩赦を受けるも、事件解決後すぐに監獄へ戻った。それ以降も事件発生の度に保釈されてはライブラの作戦に参加している。模範囚であるため、たまに美術展覧会などの鑑賞も(獄長は渋々ながら)レクリエーションとして認められている。
デルドロ・ブローディ(Deldro Brody)
声 - 藤原啓治
偏執王アリギュラの元恋人。鋭い眼光に裂けた口、のっぺりした外見と、形状こそ人型だがいかにも異界人と言った風貌の持ち主。アリギュラの元恋人だけあって、懲役1000年越えの凶悪犯にふさわしい数多くの犯罪歴を持つ。
アリギュラ曰く「血も涙もなければ反省とも無縁でそんなところが最高にクールだが顔がイマイチ」。そのためアリギュラに生きたまま潰して叩いて液状にして血液として錬成され、ハマーの血液と入れ替えられた。以上の経緯からアリギュラのことは快く思ってはいないようで、顔を合わせた際には体を共有するハマーに伝わる程に憤った。
ハマーのことは「おかしな野郎だ」と言いつつも悪くは思っていない様子で、彼との共同生活によるものか、性格も凶悪犯らしくない穏やかなものになりつつある。しかし、調子に乗って煙草や麻薬の仕送りを要求するなど更生には程遠い。趣味は意外にも美術鑑賞(前述の展覧会などの鑑賞も内実は彼の要望)で、特にポール・セザンヌ作をはじめとしたキュビスムを好む。
ツェッド・オブライエン(Zed O'Brien)
声 - 緑川光
ザップの弟弟子であり、ライブラにおけるレオの後輩にあたる新人。血液を媒介に真空刃を作り出す「斗流血法・シナトベ」の正統後継者。
細身のシルエットに無駄なく筋肉をつけたスマートな肉体を持つ、独特の質感(ザップいわく葛餅)の肌を持つ半魚人。肺ではなく鰓呼吸のため、地上では基本的に特注品のボンベ(エアギルス)を身に着けており、更にライブラのアジトに自前の円筒形の水槽を持ち込んでいる。
13時間に渡って(半身欠損していたとはいえ)血界の眷属と戦闘を行い拘束するなど高い戦闘力を持ち、三叉槍型の刃身・突龍槍を主に操る。ライブラの実力を認めた裸獣汁外衛賤厳の采配により、何の事前連絡もないままライブラに籍を置くことになった。そんな自分勝手な師匠に修行時代から地獄のシゴキを受けてきたが、尊敬の念は今でも抱いている。礼儀正しく几帳面な性格で、口調も丁寧。それゆえほぼ対極といえる性格のザップとは仲が悪く、しょっちゅうにらみ合いをしているほど争いが絶えないが、有事の際は同門の誼で息の合った連携を見せる。
実は異界生物ではなく「伯爵」と呼ばれる血界の眷属により魚と人間を合成して「作られた存在」で、創造主を滅ぼした裸獣汁外衛賤厳により外界へと連れ出された。世界に誰一人同胞のいない孤独な存在であり、そのことに密かな悩みを抱いている。なお近縁である魚類を食べることに抵抗は持っていないが、単純に食べ物の好みとして生魚が苦手で、魚介類は加熱調理されたものだけを口にする。
作者である内藤本人も後から気づいたと述懐しているが、設定やデザインがマイク・ミニョーラ作「ヘルボーイ」の登場人物、エイブラハム・サピエンに酷似している。
音速猿 / ソニック(Sonic)
声 - 内田雄馬
小型の猿の姿をした異界交配動物。邪神のナノ秒間に振るわれる剣速の関係その程度の速度ではなく、人間はおろか異界の一般住人でも視認することが困難な速度で運動する反面、骨格は脆い。知能が高く人語は喋れないが理解はすることが出来、旅行者から物をスリ盗って換金する等のことをしている。
レオのカメラを盗んで逃走していたが、フェムトが引き起こした「半神(ヨグ=グフォト)召喚事件」(神性存在を半分に割った状態)に利用される最中、彼に命を救われたことから懐き、以後彼と行動を共にしている。アリギュラが引き起こした暴走事件ではとらわれの身のレオに無線機を届けたりもした。後に「ソニック」という名前を付けられたことが明らかになった[注 2][6]
パトリック(Patrick)
声 - 石塚運昇
通称「武器庫(アーセナル)」。様々な武器の仕入れに通じておりザップに用意できない武器はないと言わしめる、ライブラでのサポートメンバー。
多種多様な銃火器や爆薬などを製造・販売しており、本人としては善意でことあるごとにレオを武装させようとしてくる。
ニーカ(Neyka)
声 - 上田麗奈
パトリックの助手を務める小柄な女性。非常に有能。髪を水色のリボンポニーテールにしている。体格に似合わない健啖家。

ライブラの協力者・協力組織[編集]

秘密結社であるライブラは外部にも多種多様な協力者が存在する。

ブリッツ・T・エイブラムス(Blitz T Abrams)
声 - 大塚明夫
通称「豪運のエイブラムス」。世界屈指の吸血鬼対策の専門家でありクラウスの師匠筋に当たる人物。
職業柄、吸血鬼達に社会レベルで憎悪されており数々の呪術を掛けられているが、持ち前の悪運で傷一つ負わず軒並み回避していることが名前の由来。もっとも、呪い自体が無効化されているわけではないので、彼は無傷でも被害は全て周囲に向かうことになり、周囲で壊滅的な事故や事件が後を絶たない。
裏表のない性格だがかなり鈍く、前述の理由でクラウスを除く周囲の人間に敬遠されていることに気付かない程マイペース。ザップ曰く「頭脳と性格と運勢以外は一般人」。
フィリップ・レノール
ラインヘルツ家、特殊執事部所属。負傷したギルベルトの代わりに派遣されたコンバット・バトラー。身体能力が高く、生真面目で声が大きい。ライブラの情報を知ろうとする輩に脳を奪われるが、ギルベルトたちの手で無事に奪還される。
裸獣汁外衛賤厳(らじゅう じゅうげえ しずよし)
声 - 柴田秀勝
斗流血法創始者。ザップとツェッドの師匠。
エルダー級の血界の眷属すら一人で簡単に叩き潰せる圧倒的な実力から“血闘神”の異名で呼ばれる牙狩り。10年単位で行方不明になることもあり、その間には本人が残したと思しき高位の眷属の滅殺跡が発見される。
猪のような獣の頭蓋骨を被り、ボロ布のローブで全身を隠している。左腕、下半身をはじめ体の大部分が欠損しており、手にした杖と血法を使って体を動かしている。誰に対しても辛辣かつ傲岸な物言いで接する。声帯も無いのか、普段はまるで擦過音のような言葉で話し、ザップとツェッド以外にはその内容を理解できない。ザップによると自分の研鑽にしか興味がない求道者であり、体の欠損も全く意に介しておらず、課せられる修業はまさしく悪夢そのものだという。
インドでのエルルエルとの対決中、血脈門の開放によりエルルエルの下半身と共に突如HLに現れた。ライブラがエルルエルを密封した後、本人にすら予告せず唐突にツェッドをライブラに預け、一瞬にして姿を消した。
ダニエル・ロウ警部補[7]
声 - 内田夕夜
片目がおおわれるほど長い前髪が特徴の警官。秘密結社であるライブラを検挙しない代わりに、様々な事件において協力を要請してくる。シニカルでハードボイルドな言い回しをする伊達男だが、少々言葉に遠慮がないところがある。
フリージャ
声 - 森川智之
アラビア半島にある国の次期国王。スターフェイズ曰く「眉目秀麗、頭脳明晰、知勇兼備、文武両道、まあ要するに桁違いに立派なお方」。
王としての気品もあるが、威圧感はそれほど強くない人物。ライブラのスポンサー候補として、年間300万ドルの活動援助を打診してきた。
会食中、一夫多妻制に関する話題でザップと盛り上がった。
人狼局[編集]
ライブラと協力関係にある諜報専門組織。チェイン含む女性の人狼が多数在籍している。
エメリナ
女性の人狼たちのリーダー的存在。チェインには「エメ姐」と呼ばれている。常に笑顔を絶やさない女性だが、実は短気でその表情のまま怒る。既婚者で子持ち。
ジャネット
秘書風の風貌をしている人狼メンバーの一人。口調も機械的。
オリガ
人狼メンバーの一人。クールな外見だが、実際はアル中でふらふらしている。ちなみに人狼メンバーは全員かなりの酒豪である。
後輩
人狼メンバーの若手。一人称は「自分」で体育会系なしゃべり方をするが、熱意を感じられない。実際何も考えておらず、人狼に必要な存在を確立させる「符丁」もできていない。現時点で名前は公開されていない。
デリミド
人狼局次長を務める男。おそらく人間。作戦指揮も執る。また、いまいちやる気のない女性の人狼たちを叱咤する役目もしているが、堂々と陰口をたたかれている。
局長
さえない中年男性のような外見をしている。おそらく人間。猫を抱いていたり、見た目通り温和な発言をするが、裏切り者のベルベットをアレ呼ばわりするなど非情な部分も持ち合わせていると思われる。

13王[編集]

HLで知られる人類の領域をはるかに超えた魔術や能力を持つ存在の中でも、とりわけ厄介な13人の総称。超初期に現れた完成度の高いブラッドブリード13体を指す「13人の長老(エルダーズサーティーン)」とは異なる存在。

堕落王フェムト(Femt,the King of Depravity)
声 - 石田彰
「堕落王」と名乗る魔導を極めた、ヘルサレムズ・ロットを代表する希代の怪人。ザップ曰く「切れ者でお調子こきで人格破綻者で悪趣味で皮肉屋で狡猾で謎の男」。
破壊や混乱を楽しむふざけた性格で、嫌いなものは「退屈」と「普通」。「千年生きてあらゆる魔導を練り上げた」「血界の眷属」とも噂される謎多き存在。享楽的な一方で自分が認めた者に対しては強い敬意を払い、逆に興を損ねる「くだらん」相手には手ずから容赦ない制裁を加えることもある。
単行本の巻末漫画「血界ツーシン」レギュラーキャラクター。
偏執王アリギュラ(Aligura,the Queen of Monomania)
声 - こおろぎさとみ
「偏執王」と呼ばれるゴスロリ服を着た少女。
非常に短絡的かつ直情的な思考だが、反して「神」の領域に届く御業でもってその思考を実現してしまう危険人物。「理想の内面」を持つ恋人のブローディを生きたまま血液に錬成し、「理想の外見」のハマーの中に移植した張本人。現在もブローディ&ハマーに強い偏執を抱いており、自ら乗用車を捕食して巨大化するモンスタートラックで彼らが収監されているパンドラムに襲撃をかけるものの返り討ちにあい、HL外まで吹き飛ばされた。
過敏王ゼオドラ
「過敏王」と呼ばれる、神経組織の塊を翼のように生やした男。
一際扱いづらい男とされ、HLの全てを知覚し発狂と覚醒を繰り返していると言われる。この存在と取引することで、超知覚を手に入れることができる。
絶望王(XXXX(BLANK))
声 - 釘宮理恵
テレビアニメ版オリジナルキャラクター。数多の人間の肉体を渡り歩く存在。作中ではブラックの肉体に憑依している。
フォーレン」「悪魔」「ブルー」など数多くの名前を持つとされ、フェムトには古くから人界を観測しつづけた「ウォッチマン」とも呼ばれる。半神召喚事件の際にレオの義眼に目をつけ、フェムトとアリギュラを巻き込んで第二次大崩落を引き起こそうとした。事件後はブラックの肉体を手放し、別の人間に憑依してHLに残留していることが示唆されている。

血界の眷属(ブラッドブリード)[編集]

ヴァルクェル・ロッゾ・ヴァルクトヴォ・エル・ギリカ
声 - 能登麻美子
トーニオを転化(眷属化)させたエルダー級の眷属。彼からはマスター・シニョリータと呼ばれる。K・Kとスティーブンを軽々と圧倒していたが、クラウスの奇襲を受け「密封」される。
トーニオ・アンドレッティ
声 - 置鮎龍太郎
マフィアのチンピラ。表面上はボスの付き人。実情は所属組織の人身御供としてヘルサレムズ・ロットに降り立つ。転化させる素材としては、性格も含め逸材らしい。
オズマルド
声 - 立木文彦
地下闘技場e-den(エデン)の元・不倒チャンピオンで現オーナーの「拳豪オズマルド」。正確には彼本人ではなく、その死体の中に入り「使っていた」血界の眷属。
「オズマルド」の姿ではクラウスに及ばなかったが、オズマルドの巨体の中から出て皮を剥がれた細身の人間に似た姿となると、クラウスですら軽く触れるだけで一蹴する規格外の戦闘力を誇る。ただ、クラウスを殺害しようとせず、「死体の中に入って(自分の力を制限して)戦わなければ(相手が死んでしまうから)拳闘ができない」「一応死体を、しかも自分が殺したわけではない」という旨の発言、またクラウスの戦いぶりに対する心底からの賛辞から、人類へ積極的な敵意が有るわけではなく、単に拳闘が好きなだけの眷属だったようだ。
クラウスを吹き飛ばした後すぐに姿を消し、特に被害は出していない。
エルルエル・ルカンド・ロゾ・ティエトカゥア・ギ・ムルムハヴァト
声 - なし
インド国軍グワーリヤル空軍基地を丸ごと滅ぼした眷属。
インドで裸獣汁外衛賤厳・ツェッドと交戦し、上半身と下半身に分断されたが下半身だけでもライブラの面々と渡り合った程の上位存在。
下半身は空間連結術式でインドからヘルサレムズ・ロットまで裸獣汁外衛賤厳ごと移動し、上半身はツェッドに航空機の先端に縛り付けられて空路でヘルサレムズ・ロットまで移動させられた。
ザップ・ツェッドによるコンビネーションでダメージを受けた直後にクラウスに封印される。
ザメドル・ルル・ジアズ・ナザムサンドリカ
犬のような植獣動植物という存在をペットにしている眷属。ニューヨークと異界が融合した直後、ペットに食事をさせるためブラッドベリ総合病院を襲撃し、クラウス、スティーブンと交戦する。ニューヨークがヘルサレムズ・ロットとして再構築されたため手を引いた。
3年後、異界に消えた病院がヘルサレムズ・ロットに現れた際に喰いかけの患者を襲うため再び出現。クラウスと再度交戦するが、彼らを侮っていたため神々の義眼を持つレオの存在に気づくのが遅れ、封印される。
キャロラインの父
K・Kの息子ケインのクラスメイトであるキャロラインを育てている眷属。娘は人間で、父親が血界の眷属であることを知らない。
娘を養うために用心棒などの稼業を行っている。授業参観時にK・Kに正体を気づかれ一触即発となるが、娘の存在により自ら手を引く。その後、娘とともにヘルサレムズ・ロットを離れた。
アルダマハエル・ジ・ジルラヒア・オル・ザルツマイロロス
上半身が刃物と触手でできた怪物と化した眷属。自我がなく不気味な行動をしていたためHLの警察機構であるHLPDMPでも炸薬弾頭を命中させることが出来た。その際に吹き飛んだ頭部が再生できなかったため、長老級の眷属ではないと判断された。だが暴走をし始め見境なく破壊を振りまく十二分に危険な存在である。

LHOS[編集]

テレビアニメ版にのみ登場する組織。術士協会。League of High Order Spiritualsの頭文字を取って「LHOS(レオス)」と呼ばれる。構成員の大部分を術士(PSI保持者)が占め、NY支部が大崩落を防いだ「結界」の管理をしている。

ホワイト(White)[2]
声 - 釘宮理恵
本名はメアリ・マクベス。「幽霊」を自称する金髪の美少女。
活発で感情豊かな少女。心臓病のため三年前からセントアラニアド中央病院に入院しており、院内墓地に訪れたレオと遭遇した以後、心を通わせていく。
術士夫妻の間に生まれるが、PSIの素質を備えていない「持ってない人」。三年前の大崩落の際に命を失い、その際に延命措置として心臓がわりに結界を埋め込まれた「意志を持つ結界」である。兄の解放との交換条件でレオに接近し、「神々の義眼」の視界を奪うために暗躍。しかし内心はレオと本当の友人になりたいと考えており、親愛と友情の狭間に揺れ動く事となる。最終的に用済みと判断した絶望王に射殺され肉体を失うものの結界としての機能は維持し続け、レオの呼びかけによって奮起し破滅を望むブラックを思いとどまらせる。ブラックに「自分が居なくなったところで世界が終わるわけではない」と叱咤激励した後、意志なき結界として再構成され真に生涯を終えた。
兄とわけあっている「ホワイト」と「ブラック」の愛称は、父であるベンジャミンが好んだウィスキーの銘柄ブラック・アンド・ホワイトになぞらえてのもの。ボトルには寄り添う白い犬と黒い犬が描かれている。
テレビアニメ版を監督する松本理恵が作成した原案を元に、内藤泰弘が設定・ヴィジュアルなどの監修を行っている。
ブラック[8]
声 - 釘宮理恵
ホワイトの双子の兄。本名はウィリアム・マクベス。愛称はウィル。
気弱でおとなしい少年。妹を見舞っていた際に病室に訪れたレオと出会い、似た境遇の彼との友情を深めていく。
LHOSに所属している術士であり、才能に恵まれなかった妹と違い他の追随を許さない強力なPSIの素質を持つ。念じるだけで異界の巨体を破裂させるほどの能力を持つものの、加減が苦手。
三年前の大崩落に巻き込まれた際にホワイトを喪い、絶望王をその身に宿すことになった。三年間ホワイトの生命線でもある結界を維持し続けるためにPSIを使い続けていたが、少しずつ無理が祟り始めていた。三年前から「ホワイトの居ない世界など消えてなくなってしまえばいい」という考えを持つようになり、そこを絶望王に付け込まれて第二次崩落に加担することとなる。しかしレオに「死にたくない、生きたい」という内心を看破され、妹の叱咤を受けて彼女を結界として再構成する覚悟を固める。その際に絶望王から解き放たれ、事件後にHLを去った。
ベンジャミン・マクベス
声 - 木内秀信
ウィリアムとメアリーの父。酒造業を営む眼鏡をかけた男性。LHOSの構成員。大崩落時、妻のエマとともに命を引き換えに結界のひとつを構成して落命した。
エマ・マクベス
声 - ゆかな
ウィリアムとメアリーの母。専業主婦ながら、有事の際はベンジャミンと共にLHOS構成員として世界を飛び回っていた。
長老
声 - 沢木郁也
コードネーム。LHOSのNY支部代表にして調停者を任されている小柄な老人。普段はHL内の病院で医者として活動している。
アンジェリカ
声 - 北川里奈
コードネーム。LHOSのNY支部にて調査員を務める美女。チェインの友人。原作におけるサブキャラクターであるアンジェリカ・ライアンに相当する。
おっとりとしてマイペースな性格だが、瞬間移動のPSIを持つテレポーター。普段はケンダッヂーの店員として市井に溶け込んでいる。

その他[編集]

ミシェーラ・ウォッチ(Michella Watch)
声 - 水樹奈々
レオの妹。可憐な見た目とは裏腹に気丈な精神の持ち主で、超存在と対峙した時に自ら「神々の義眼」の対価となることを引き受けたため盲目となる。その後、レオに自分の結婚の報告をするために婚約者であるトビー・マクラクランとともにHLへやってきたが、その真意は婚約者と自分が謎の存在に取りつかれたことを伝えるためであった。
視力を失う前から車椅子で生活している様子が描かれているが、その原因が何かは明らかにされていない[注 3]
両目は開くことが出来るが、暗い色のスクリーンが掛かったようになっている。自らの不自由な身体をネタにした「受けにくいジョーク」を言うことがあり、よく周囲の人間をビクッとさせる。
リガ=エル=メヌヒュト
声 - 半田裕典
レオ兄妹の前に現れ、神々の義眼を与えた怪物。Dr.ガミモヅによれば異界の上位存在のお抱え眼科技師と呼ばれる存在。過去様々な人間に神々の義眼を与えていたが、それが何のためであるのかは不明。
アマグラナフ・ルォーゾンタム・ウーヴ・リ・ネジ
声 - 大谷育江
通称ネジ。ハンバーガー大好きな食いしん坊。キノコのような体を持ち、限界以上のストレスがかかると、自分含めた周り全ての存在の記憶を飛ばす胞子を出す。レオと親しくなり、よく一緒にハンバーガーを食べる仲になるが、胞子の能力を知ったチンピラ二人組に狙われて拉致されてしまう。彼を助けようとしたレオが暴行されるのを見て怒りのあまり胞子を全開放した結果、レオとはお互いのことをすっかり忘れてしまうが、しばらく後に再び同じ場所で顔を合わせ、また友人となった。その後も度々レオとは交流がある。
リール
レオの友人である異界の住人で、キャッチボールの球を掴もうとして骨折するほど虚弱な体の持ち主。ゲムネモに改造され、巨大化する騒動を引き起こす。
ビビアン(Vivian)
声 - 沢城みゆき
HLで父親とともにカフェ「ダイアンズダイナー」を経営している快活な女性。ライブラ入りする前に生活が困窮していたレオに何かとおせっかいをかけてくれていた親切で世話焼きな性格で、父親も皿洗いと引き換えにレオにハンバーガーを振る舞うなど、ダイアンズダイナーでは血筋を感じさせる親子模様を見ることができる。
コルシコフ・ウルツェンコ
声‐三上哲
チェスの最高位「グランドマスター」の称号を持つ男性。人類で最もプロスフェアーに精通していると自負している。祖国に核を保有する力を持たせるためにアルルエルとの試合を行った。対価として九時間、口封じにクラウス達を消すことで一時間の計十時間のゲームを要求され、残り二分で詰みとなった。
ドン・アルルエル・エルカ・フルグルシュ
声 - 飯塚昭三
その影響力の大きさから神性存在とも並び称される、異世界有数の顔役。本来なら人界はおろか異界の住人すら「謁見」できる「存在」では無いが、同時に無類のプロスフェアー愛好家でもあり、対局者の望みを聞き、それ相応の時間の対局を対価として願いを叶える。
時の流れを意のままに操ることも児戯に等しく、およそ人が願うことならばどのようなことでも容易く叶えることが出来る。また異界の裏情報の収集力も群を抜いているらしく、ライブラが総力を挙げて掴めなかった情報の提供にすら応じる(この手の願いの難度は通常を上回るらしく、クラウスの場合は直前の非礼と合わせて99時間の対局が対価となった)。千二百年ほどの年月をプロスフェアー研究に費やしており、クラウス曰く「恐らくは未来永劫人類がプロスフェアーで彼に勝利することは無い」。そのため、彼との対局は時間まで投了しないよう守り続けるしかない。なお、負けた者は対価として脳を奪われ、死ぬまでアルルエルの相手をさせられる。
アリス・ネバーヘイワーズ
パンドラム・超異常犯罪者保護拘束施設(アサイラム)獄長。ドグ・ハマーとデルドロ・ブローディーを監視する立場にある。深いほうれい線が目立つ、頬のこけた色白の女性。
生真面目で厳格な振る舞いをし、自らの職務に強いプライドを持っている。一方で、ハマーに対してひとりの女性としての好意を抱いているような描写が見られる。
本人の戦闘力は高くないが、パワードスーツ「対凶悪囚人用鎮圧殲滅看守スケルトン・バルトーチャー44型」に搭乗して戦った場合、凶悪犯1000人を同時に相手取れるパフォーマンスを発揮し、クラウスの実力を測った際には彼に殺生する気がなかったとはいえ決して軽くない負傷をさせる戦いぶりを見せた。
ギガ・ギガフトマシフ
世界最大の「個人」。アルファベットの「b」のような体に何ともいえないクモのようなカニのような多脚を持つ異界人。
彼の移動時にはヘルサレムズ・ロットに警報が出され住民は自己責任で回避しなければならない。移動時にビルを足で擦ってしまい「うわごめん」と謝っているが、以降喋っているような描写はなくどのくらいの知性があるかは不明。居宅も不明だが、夜中にはロットの街中で座して眠り込んでいるところもみられた。爵位は伯爵。リールが巨大化した際は、街を守るためか姿を現したが、リールが自分と同じサイズまで巨大化するとすぐに逃げ出した。
ベルベット・WS・ラインカイマー
人狼局に在籍していた人狼でありながら、金のために他の人狼を捕える「人狼吊し」と呼ばれる行為を行っていた女性。人狼局を裏切った末に負傷し力を失ったが、その後サングラスにピアスをつけた姿に整形してヘルサレムズ・ロットに潜入。過敏王ゼオドラと契約し、知覚神経を数百倍に強化して人狼の存在を捉える能力を手に入れる。罠を仕掛けて人狼局のメンバー達を拘束するが、存在を限界まで希釈したチェインを追跡するために能力をフル開放したことが災いし、チェインがわざと実体化した拳銃の引き金を引かせられ、増幅された轟音と衝撃によって死亡した。
キリシマ・エイジ
弱小暴力団滑塵組の組員。趣味の園芸を昇華させて、人間を15分間不死身の怪物に変身させる苗を栽培。戦闘サイボーグ組員が多数所属する巨大ヤクザ組織九頭見会と対立する。自身が怪物化した際の抗争が原因で両親を失った少女メイヴィを育てており、罪の意識にさいなまれている。
機装医師リ・ガド
知性を持った菌類種族の一人。バスケットボールサイズの移動式医療ポッドで行動しており、本人はミジンコそっくりのパワードスーツを着ている。テロリスト病原菌であるゲムネモを捕らえるためHLにやってきた。
ゲムネモ
リ・ガドと同じく知性を持った菌類で機械の体に白黒斑の不気味な顔のついたパワードスーツを着ている。魔導科学を極め筋組織を衝撃で膨張・巨大化させる改造をリールに施した。破壊を楽しむ性格で抵抗するリールを洗脳しようとするが、音速猿によって捕獲された。
次元怪盗ヴェネーノ
空間を操るといわれる怪盗。顔の半分にひび割れたような紋様がある。空間を移動するという芸当はできないようだが斬ることは可能で、地下水道からその上の高層ビルの最上階付近まで斬ることでマフィアの隠し金庫を狙った。
テレビアニメ版のオープニングや幾つかのシーンにおいて、フェムトやアリギュラといった超常人が集まっている中に彼らしきシルエットが映っているが、13王に数えられる存在かは不明。
ルシアナ・エステヴェス
ブラッドベリ総合病院の女医。トレードマークは眼鏡。三年前のザメドルの襲撃によって重傷を負ったが、その後現れたマグラ・ド・グラナの手術によって瞬時に分裂・融合する肉体を持つ。分裂した際は子供のような体格に、融合した際は妖艶な女性となる。人ならざる医療技術と知識を与えられており、すれちがい様に相手を無数に腑分けしなおかつ傷口を縫合するという神業級の執刀を行うことができる。
マグラ・ド・グラナ
本のような体と、機械のような一本の腕に杖をつけた異界の存在。患者を助けるために改造施術を望むルシアナに融合式思念直結医療器具ファーデムトリガを埋め込む。その後、幻界病棟ライゼズとなった病院の院長を務める。
ヴァルハラ・ダイナミクス社長
サイボーグ軍事企業であるヴァルハラ・ダイナミクスを経営している、ヘルメットのようなヘッドフォンを常につけている少女。性格は冷酷非情で、側近からは「お嬢様」と呼ばれる。経営手段は対立組織を常に緊張状態にさせ兵器を高値で売りつけるものであるが、それゆえ世界への影響力・兵器の性能は高く、彼女の部下のサイボーグに泥酔したツェッドはなすすべなく倒され、本社に潜入しようとしたチェインですら一時ためらうほどである。
ヘッドホンマニアで、ツェッドの呼吸器エアギルスを幻の超高性能ヘッドホンと勘違いして即襲撃・強奪し、それに怒ったザップとチェインに本社を襲撃される。
Dr.ガミモヅ
「神々の義肢」の調査と研究をしている異界の存在。自身を改造しており、鋏のような手と数個の棺桶を持ち、体内にミシェーラの恋人トビーを取り込み、そして右目には「神々の義眼」を取り付けている。神々の義眼を駆使してあらゆる対象から自分を感知できなくしているため、同じ義眼保有者であるレオ以外にその存在に気が付くことはできない。「神々の義肢」の調査と研究のためなら手段を選ばない卑劣漢で、レオを妹と引き換えに取り込もうとしたがウォッチ兄妹の反撃により自分の義眼を破損。直後に駆け付けたライブラメンバーに動揺し、棺桶から義肢のような兵器を取り出すも、クラウスの拳によって義肢もろとも自身も粉々に砕かれて爆散した。
フランツ・アッカーマン
アメリカ下院議員。HLもアメリカの一部と考え、大統領特使としてHL入りしたが、首無し公デューラーに襲われた。
首無し公デューラー
名前のみ登場。人間、異界人を問わず数百もの生首をコレクションしており、「D」の優雅な展示室というサイトで公開している。首には一つ一つにライブカメラが設置されており、会話することも可能。

用語[編集]

ヘルサレムズ・ロット(HL)
本作の舞台となっている都市。3年前の「大崩落」によってニューヨークが崩壊、その後再構成され、異界(ビヨンド)と現世が交わる異形の都市ヘルサレムズ・ロットとなった。人類(ヒューマー)と異界人とが共存して暮らしており、常に霧が立ち込めている。日常的に超常現象が起きていることもあって治安は極めて悪く、多数の犯罪者や非合法組織が常に暗躍している。
その中心部は異界に通じており、永遠の虚(ウロ)と呼ばれる。また異界そのものはHLが構築される以前にも人界に時折噴き出すように繋がっていた。
外部との交通は関門に限られており、それ以外の場所からの侵入を試みた場合、全貌がまったく掴めないタコのような巨大な神性存在の足に襲われ抹殺される。このタコ足はかつて現代より未来にあたる世界観上のアメリカ海軍第二艦隊の総攻撃もまったくの無傷のまま返り討ちにしており、異界技術と融合した現在の兵器はおろか、半神を圧倒したザップをして「死ぬぜ、その弟子(ツェッド)が」言わせる程の存在であり人界の超人や異界の怪物どもでも手の付けられない神性存在である。
ライブラ
HLで暗躍する超人秘密結社。「牙狩り」と呼ばれる世界規模の組織の一構成部署で、世界の均衡を保つことを名目に活動している。その内容は異界にまつわる超常現象の鎮静化だけでなく、暴動の鎮圧や各種犯罪の摘発まで多岐に渡る。その性質上多方面に恨みを買っており、更にその全容は徹底した秘密主義に守られているため、ライブラの実態に迫る情報は極端な高額で取引されている。
様々な分野の特技を持つ構成員がHL各地で活動している。戦闘要員には昔から化け物退治を生業にしていた人間が多い。
血界の眷属(ブラッドブリード)
人知を超えた存在が、DNAに直接術式を書き込むという方法で人間を改造し作り上げた異界の住人。俗に吸血鬼とも呼ばれる存在で、外見は通常の人間と全く変わらないが、鏡や光学機器には映らない。また羽のような緋色の光を纏っているとの伝承があり、実際に神々の義眼を通すとそのように見える。
その戦闘力、特に長老級は十分に人外と呼べる戦闘力のライブラの面々を遥かに上回り、転化したての存在でもHLの機動装甲警官隊を虐殺するほどの力を持つ。人間の死体を屍喰い(グール)に変える能力がある。冗談のような再生能力を持つ不死身の存在であり、ただ単に灰にしただけでは一瞬にして復活をしてしまい血法のような特殊な戦闘術でなければまともなダメージを与えられない(それでも完全に滅ぼすことは現在でも不可能)。近未来の技術と異界技術が融合した強力な兵器、銃火器や対象を跡形もなく消し飛ばしたり、空間ごと消滅するような武器であっても当然意味がない。呪術的な存在であるためか、「名を呼ぶことの出来る存在」になることを忌避しており、その諱名を知ることで存在の本質を捉えることができ、封印が可能になる。
眷属の中でも、最初期に現れた図抜けて完成度の高い13体は「創製されし13長老(エルダーズサーティーン)」と呼ばれ、1943年10月に人類がその内の1人と対決した時には、戦艦1隻を乗っ取られ343人の乗組員が全滅する大敗北を喫している。これと同レベルの高位の眷属は「長老(エルダー)級」と呼ばれる。長老は13体と思われたが、永遠の虚の底にはその長老級が星の数ほど存在し、その中には途轍もない大きさの緋色の羽を持つ者もいるという。
ブレングリード流血闘術
クラウスが用いる格闘技。ナックルガードをつけた拳打が基本戦術で、更に血で巨大な剣や盾を作り、攻撃や防御に用いる。血界の眷属を「密封」することができる唯一の技を持ち、裸獣汁外衛賤厳からは「滅獄の血」とも呼ばれている。
02式 散弾式連突(シュロートフィッシャー)
初登場は週刊少年ジャンプ出張番外編。前方に無数の小型の十字架を発射する。
11式 旋回式連突(ヴィルベルシュトゥルム)
初登場は第一巻。血で小型の十字架を作り出して周囲の敵を同時に制圧する。
39式 血楔防壁陣(ケイルバリケイド)
初登場は第七巻。複数の血の十字架で相手を拘束する。
111式 十字型殲滅槍(クロイツヴェルニクトランツェ)
初登場は第一巻。巨大な血の十字架を作り出して相手に叩きつける。
117式 絶対不破血十字盾(クロイツシルトウンツェアブレヒリヒ)
初登場は第三巻。凄まじい強度を持つ十字架の盾を出現させる。テレビアニメ版では74式。
999式 久遠棺封縛獄(エーヴィヒカイトゲフェングニス)
初登場は第二巻。血の十字架によって「血界の眷属」を「密封」し無力化・封印を行う。
「血界の眷属」を閉じ込めた十字架は最終的に手の平に乗る程度のサイズになる。スティーブンの台詞から現在人類が「血界の眷属」に対抗する唯一の方法であることが推察される。
発動の前準備として、封印する「血界の眷属」の諱名を呼び、対象の「存在」を捉えるプロセスを必要とし、事実上レオとの連携があってはじめて行使可能となる大技。
斗流血法(ひきつぼしりゅうけっぽう)
ザップとツェッドが用いる戦闘術。裸獣汁外衛賤厳が創始したもので、自らの血液を刃や糸など様々な形に変化させ、自在に操る。それに加えて「火」「風」のそれぞれの属性を血液に付加し、対象を燃やしたり吹き飛ばしたりすることができる。
創始者である賤厳は、火と風の2つの属性の血液を混ぜ合わせず体に循環させ、必要に応じてふたつの属性を自在に使い分けているが、賤厳以外には体得できない超人的な技術であったため、火の属性を斗流血法・カグツチ、風の属性を斗流血法・シナトベにそれぞれ分派し、前者をザップが、後者をツェッドが継承している。
刃身(じんしん)
血を武器として形成する斗流の技術。
刃身ノ壱 焔丸(ほむらまる)
ザップが主に扱う日本刀型の刃身。
刃身の弐 空斬糸(くうざんし)
ザップ・ツェッド両名が操る、血で形成した糸。
太さや長さは任意で操作可能だが、細く長く形成していくにつれ術の維持に強い集中力を必要とする。
刃身の四 紅蓮骨喰(ぐれんほねばみ)
ザップが操る巨大な大剣。大型の軍用パワードスーツを相手取るために使用した。
刃身の伍 突龍槍(とつりゅうそう)
ツェッドが主に操る三叉槍。投擲したこの刃身を空中で「空斬糸」に変形させることも可能。
刃身の六 紅天突(くれないてんつき)
ザップが操る刃身。一インチ等間隔に無数に枝分かれする刃を形成し、対象を一振りで無数の肉片に変える。小説版の設定として登場。
刃身の百壱 焔丸三口(ほむらまるさんこう)
裸獣汁外衛賤厳が使用した、三本の焔丸を同時に出現させる技術。
不明
ザップが真胎蚕の眼のような器官を破壊するのに用いた爪のような刃身。
大蛇薙・七獄(おろちなぎ・しちごく)
1巻でザップが使用。焔丸で敵を横に一閃した後、発火させて相手を焼く技。
テレビアニメ版では大蛇薙は焔丸での居合斬り、七獄は空斬糸で拘束した相手を爆破する技として描写されている。
赫綰縛(かくわんばく)
主にザップが使用する。空斬糸を太く網目状に展開し、落下物に対するクッションとして扱う技術。
逆さ泡鉢(さかさあわばち)
ツェッドが使用した斗流血法応用。水と一緒に頭部を血で覆うことで、専用のボンベが無くても陸上で活動することを可能にする。ただし非常にシュールな見た目になり、シリアスな局面であるにもかかわらずレオやザップ、チェインの笑いを誘った。
風編み(かぜあみ)
ツェッドが使用する。血液から風を起こす技。蝶の形に切り抜いた紙を舞わせる大道芸の種である。
八千劈(やちつんざき)
ツェッドが使用する。突龍槍を用いた技であるようだが詳細は不明。
穿ツ牙 七獄五劫(うがつが しちごくごこう)
裸獣汁外衛賤厳が使用したカグツチの技。焔丸を三本相手に突き刺し、柄から伸びた糸状の血から発火、相手を焼き尽くす。
龍搦め 天羽鞴(たつがらめ あまのはぶき)
裸獣汁外衛賤厳が使用したシナトベ(風)の技。空斬糸で相手を拘束した後、竜巻を発生させる。単体として攻撃性能があるかは不明だが、カグツチでの技の火力を大きく向上させる特性を見せた。
七獄天羽鞴(しちごくあまのはぶき)
ザップとツェッドが同時に血法を発動し、火炎を暴風で強化し攻撃範囲と威力を拡大する大技。
エアプラズマカッター(仮)
ザップとツェッドが同時に血法を発動し、カグツチの最高温度の火炎を、シナトベの風で一点に凝縮して超高温の刃を生成する、即席のエアプラズマカッター。分厚い金庫の扉を切開する際にザップの発案で編み出された技である。
エスメラルダ式血凍道
スティーブンが用いる格闘技。高速の蹴りと、足から飛ばした血液を介して周囲を凍りつかせる特殊技術を用いる。血液はいつでも自分の意志で凍結させることができる。
エスパーダデルセロアブソルート(絶対零度の剣)
2巻で使用。相手を蹴りつけ、そこから相手を凍結させる技。
アグハデルセロアブソルート(絶対零度の小針)
3巻で使用。 小さな氷の針を相手に打ち込むことによって氷漬けにする技。
アヴィオンデルセロアブソルート(絶対零度の地平)
3巻で使用。 広範囲の地面を凍結させる技。作中では同時に巨大な物体の足元も一瞬で氷漬けにしている。
ランサデルセロアブソルート(絶対零度の槍)
8巻で使用。足元に発生させた氷と共に相手を蹴りつける技。攻撃箇所て凍って砕くことができる。
エスクードデルセロアブソルート(絶対零度の盾)
10巻で使用。巨大な氷塊をその場に精製し、盾とする技。多面的な攻撃をも防ぎきる。
血弾格闘技(954ブラッドバレットアーツ)
銃撃と格闘技を主体とした戦闘術。K・Kが用いる。銃弾に電撃を付加することができ、銃弾を使わずとも電撃は使える。K・Kは近接戦ではハンドガンの二挺拳銃を、遠距離戦ではスナイパーライフルを用いている。
Electrigger 1.25GW(エレクトリッガー ワンポイントトゥウェンティファイブジゴワット)
2巻で使用。両手に持った銃で相手を撃つ。
STRAFINGVOLT 2000(ストレーフィングボルト ツーサウザンド)
3巻で使用。ライフルで遠距離の相手を狙撃する。
神々の義眼
異界の者から妹の視力と引き換えにレオに移植された眼。視力や動体視力に極めて優れているだけでなく、高度な幻影を見破り、血界の眷属のオーラや諱名を見分けることもできる。更には他人の視覚の支配や一度目にしたものの追跡、相手が過去に目で見た記憶を引き出すなど、視覚に関して全能と言えるほどの能力を持っている。使いすぎると眼が高熱を帯び、ヒビが入ることもある。
不可視の人狼
極めて高度な隠密能力を持つ種族。外見は普通の人間と全く変わらないが、その名の通り自由に姿を消すことが出来るのみならず、レーダーなどにも捉えられず壁や障害物を自在に通り抜けることも可能で、因果律レベルで自分が存在を隠すことまでできる。そのため能力を高度に用いると、本人の存在のみならず存在していた事実や痕跡すら無くなってしまう危険がある。そのように存在の危機に瀕した人狼は、その存在を確立させる何らかのキーワードを用いることで、実在の世界に強制的に引き戻すことができる。
プロスフェアー
チェスに類似した異界のボードゲーム。人界にも愛好者が存在する。ゲーム進行によって駒が進化し、また複数の盤で試合が展開する「戦域拡大」、場にある駒全ての属性を変化させる「宣誓」などのルールがあり、極めて複雑な内容になっている。プレイヤーの実力が拮抗するほど複雑さが増し、加えて時間が経つ程に指数関数的に難度が上がる。

読み切り版[編集]

あらすじ
暗闇に蔓延り、人間を襲い血液を貪る血界の種族。そして毒をもって毒を制す牙狩り。現代の日本で血界の種族ウルズーチカ伯爵と牙狩りクラウスたちの戦いが繰り広げられる。
登場人物
ウルズーチカ伯爵
数世紀に渡って生き続けている血界の種族。数多くの兵士(アールマータ)を従えている。
レイナ
日本女子高生。幼い頃に両親を亡くし、アイコの家に引き取られた過去を持つ。アイコがウルズーチカにさらわれ、自身もまたウルズーチカの牙の餌食になった。クラウスに救われる。
アイコ
レイナの義妹。ウルズーチカに騙され、さらわれた。

単行本[編集]

全て集英社からの発行。特記のない限り著者は内藤泰弘

ヴォイスコミック[編集]

集英社のヴォイスコミック「VOMIC」として、2012年10月にジャンプ専門情報番組『サキよみ ジャンBANG!』にて放送され、同年11月からVOMIC公式サイトで配信された。

テレビアニメ[編集]

2015年4月より6月まで、MBSTOKYO MXBS11にて第11話までが、10月に第12話が放送された。

基本的に設定やシナリオは原作を踏襲しているものの、レオとアニメオリジナルキャラクターであるホワイトの関わりがエピソードとエピソードを繋ぐ縦軸として随所に挿入され、一話完結型の原作に連続性を持たせた構成になっている。

最終話は30分枠では収まりきらないことが判明したため放送延期となり[9]、本編46分に拡大した上で10月に放送およびイベント上映されることになった[10]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ「Hello,world!
作詞・作曲 - 藤原基央 / 編曲 - BUMP OF CHICKEN、MOR / 歌 - BUMP OF CHICKEN
第1話ではエンディングテーマ、第12話では挿入歌として使用。
エンディングテーマ「シュガーソングとビターステップ」(第2話 - )
作詞・作曲 - 田淵智也 / 編曲・歌 - UNISON SQUARE GARDEN
第1話では未使用。

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督
第1話 魔封街結社 松本理恵 佐藤育郎 水畑健二 川元利浩
第2話 幻のゴーストワゴンを追え!! 上原秀明 堀川耕一 杉浦幸次
第3話 世界と世界のゲーム 平川哲生
松本理恵
向井雅浩 長谷川ひとみ 川元利浩
第4話 BLOOD LINE FEVER 松本理恵 筑紫大介 富岡隆司 -
第5話 震撃の血槌(ブラッドハンマー) 孫承希 長谷部敦志、村井孝司
長野伸明(メカ)
杉浦幸次
第6話 Don't forget to Don't forget me 長崎健司 黒川智之 稲留和美 川元利浩
第7話 拳客のエデン 宮尾佳和
松本理恵
佐藤育郎 水畑健二
第8話 Zの一番長い日 前編 タムラコータロー
松本理恵
藤本次朗 堀川耕一 杉浦幸次
第9話 Zの一番長い日 後編 福田道生
松本理恵
阿部雅司 佐藤千春、長谷川ひとみ 川元利浩
杉浦幸次
第10話 ラン!ランチ!!ラン!!!
to the end.
伊藤智彦
松本理恵
佐藤育郎 富岡隆司 -
第10.5話 特別編 それさえも最低で最高な日々 - - - -
第11話 Paint It Black 伊藤智彦
松本理恵
阿部雅司 村井孝司、長谷部敦志
森島範子、諸石康太
杉浦幸次
第12話 Hello,world! 松本理恵 杉浦幸次、長谷部敦志
林宏一、佐藤千春
長谷川ひとみ、川元利浩
-

放送局[編集]

日本国内 テレビ / 第1話 - 第11話、特別編 放送期間および放送時間[12]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [13] 備考
2015年4月5日 - 7月5日 日曜 2:28 - 2:58(土曜深夜) 毎日放送 近畿広域圏 製作委員会参加 / 『アニメシャワー』第2部
2015年4月6日 - 7月6日 月曜 0:00 - 0:30(日曜深夜) TOKYO MX 東京都
月曜 0:30 - 1:00(日曜深夜) BS11 日本全域 BS放送 / 『ANIME+』枠
2015年9月14日 - 11月23日 月曜 22:00 - 22:30 アニマックス[14] 日本全域 BS/CS放送 / 字幕放送 / リピート放送あり
特別編は未放送
日本国内 テレビ / 最終話 放送期間および放送時間[10]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [13] 備考
2015年10月4日 日曜 3:58 - 4:47(土曜深夜) 毎日放送 近畿広域圏 製作委員会参加 / 本編はCM無しで放送[15]
2015年10月8日 木曜 2:30 - 3:30(水曜深夜) BS11 日本全域 BS放送
2015年10月11日 日曜 19:30 - 20:25 TOKYO MX 東京都
2015年11月30日 月曜 22:00 - 22:55 アニマックス[14] 日本全域 BS/CS放送 / 字幕放送 / リピート放送あり
日本国内 インターネット配信 / 第1話 - 第11話 放送期間および放送時間[12]
配信期間 更新時間 配信サイト 備考
2015年4月6日 - 6月29日 月曜 12:00 更新 GYAO! 第1話無料、第2話以降1週間無料。
2015年4月7日 - 6月30日 火曜 18:00 更新 バンダイチャンネル 第1話無料、第2話以降1週間無料。
2015年4月8日 - 7月1日 水曜 0:00 - 0:30(火曜深夜) ニコニコ生放送
水曜 0:30(火曜深夜) 更新 ニコニコチャンネル 第1話無料、第2話以降1週間無料。
水曜 12:00 更新 dアニメストア
日本国内 インターネット配信 / 最終話 放送期間および放送時間[10]
配信期間 更新時間 配信サイト 備考
2015年10月4日 日曜 17:30 更新 GYAO! 1週間無料。
日曜 21:00 - 22:00 ニコニコ生放送
日曜 22:00 更新 ニコニコチャンネル 1週間無料。
2015年10月6日 火曜 12:00 更新 バンダイチャンネル 1週間無料。
dアニメストア
dTV
アニメ放題
U-NEXT
2015年10月13日 アニメパス

BD / DVD[編集]

発売日 収録話 規格品番
BD DVD
1 2015年6月17日 第1話 - 第2話 TBR-25201D TDV-25207D
2 2015年7月15日 第3話 - 第4話 TBR-25202D TDV-25208D
3 2015年8月19日 第5話 - 第6話 TBR-25203D TDV-25209D
4 2015年9月16日 第7話 - 第8話 TBR-25204D TDV-25210D
5 2015年10月14日 第9話 - 第10話 TBR-25205D TDV-25211D
6 2015年11月18日 第11話 - 第12話 TBR-25206D TDV-25212D

webラジオ[編集]

TVアニメ「血界戦線」技名を叫んでから殴るラジオ!』のタイトルで、音泉にて配信。2014年12月4日より月1回不定期更新、2015年4月2日より隔週木曜日更新、同年7月23日にて一旦終了。アニメ最終回に合わせて同年10月29日にラジオ最終回(第13回)が配信された。パーソナリティは小山力也(クラウス・V・ラインヘルツ 役)、阪口大助(レオナルド・ウォッチ 役)、アシスタントは内田雄馬(ソニック 役)。

受賞歴[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ アニメキャスト初発表時は小川真司だったが、アニメ放送前の2015年2月に体調不良のため降板した[4]
  2. ^ アニメ版では最初から「ソニック」と表記された。
  3. ^ アニメ版では生まれつきの病気と語った。
  4. ^ 東宝MBS、集英社、ADKが参加[11]
  5. ^ この曲はOPではなくEDだったため、OPが受賞対象となる主題歌賞の受賞対象にはならなかったが、非常に得票数が多かったため、受賞トロフィーはないものの特別賞が贈られた。

出典[編集]

  1. ^ “内藤泰弘が描くSFアクション「血界戦線」アニメ化決定”. コミックナタリー. (2014年6月4日). http://natalie.mu/comic/news/118113 2014年10月30日閲覧。 
  2. ^ a b ホワイトに関する記述ソース“春アニメ「血界戦線」、釘宮理恵はアニメオリジナルキャラのツインテール美少女を担当! 声優陣からのコメントも到着”. アキバ総研(株式会社カカクコム). (2015年3月4日). https://akiba-souken.com/article/22948/ 2015年3月5日閲覧。 
  3. ^ どっちかっていうとスティーブンの方が堺雅人さんです。クライマーズハイ見た直後だったので(笑)。“@nightow”. 内藤泰弘公式Twitter. (2015年3月4日). https://twitter.com/nightow/status/8352465503 2015年5月23日閲覧。 
  4. ^ 「ギルベルト・F・アルトシュタイン」キャスト変更のお知らせ”. アニメ『血界戦線』製作委員会 (2015年2月13日). 2015年3月4日閲覧。
  5. ^ フェムトが仕掛けたナノ秒間のみ解放されるゲートに対する質問返答で流通にしている大半の銃器の類はトライガンの世界の兵器のように所謂現実の兵器と比較にならないものとのこと Twitter/2010/7/20/
  6. ^ 邪神の剣速上、音速ではなく光速なのではという質問に対して、「確かにそうだけど音速の語呂がいいので」と返答をしている Twitter/2010/7/20/
  7. ^ 10巻では警部と呼ばれている
  8. ^ ブラックに関する記述ソース“春アニメ「血界戦線」、『血界戦線』釘宮理恵さん演じるブラック他の新キャラ設定画が到着 - アニメイトTV”. アニメイトTV(株式会社アニメイトラボ). (2015年5月11日). http://www.animate.tv/news/details.php?id=1431308870 2015年5月11日閲覧。 
  9. ^ 【重要】最終話(#12)放送延期のお知らせとお詫び”. TVアニメ『血界戦線』公式サイト (2015年6月30日). 2015年7月20日閲覧。
  10. ^ a b c 【重要】最終話放送のお知らせ”. TVアニメ『血界戦線』公式サイト (2015年9月18日). 2015年9月18日閲覧。
  11. ^ 「製作委員会」とはどんなものか・どんな仕事をしているのか現場担当者たちがAnimeJapan 2015の座談会で具体的に語った”. GIGAZINE (2015年4月2日). 2015年4月5日閲覧。
  12. ^ a b TVアニメ「血界戦線」公式ホームページ”. 2015年3月4日閲覧。
  13. ^ a b テレビ放送対象地域の出典: 放送分野の動向及び規制・制度(資料2)”. 政府規制等と競争政策に関する研究会「通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方」. 公正取引員会. p. 2 (2009年10月9日). 2016年8月12日閲覧。 基幹放送普及計画”. 2016年8月12日閲覧。 地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2016年8月12日閲覧。
  14. ^ a b 血界戦線”. アニマックス. アニマックスブロードキャスト・ジャパン. 2015年8月1日閲覧。
  15. ^ maru0322のツイート (650255101383213056) 丸山博雄(MBSプロデューサー) - 2015年10月4日閲覧

以下の出典は『集英社BOOK NAVI』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

毎日放送 アニメシャワー 第2部
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血界戦線
デュラララ!!×2 転